今月の１２日に引っ越しました。ていうか妹夫婦と家を交換しました。家は自営業で私も一応社員だったんですが、今月で退社。漫画で頑張ることになりました。というのも、妹夫婦が本腰入れて父の工場を継ぐことになったからです。やっぱ、製造業って、勤務時間とかとは関係ナシに常に生産機械の監視が要るんだよね〜。今までは、父と母が何時間かおきに交代でやってたのですが、それを妹夫婦に任せることになって、やっぱそうなると工場の近くにいないと・・・ってことで交換引越しが決まりました。
もう、２年以上前から計画立ててやってきたのに、いざとなると皆なんだかアンニュイな感じに。両親は住み慣れた土地を離れる寂しさから、妹たちはこれからの責任を考えて、そして私は収入が心配・・・。
働いてるっていっても、所詮は親の懐の中で守られてやってたことだったんだな〜と、改めて実感しました。そしてこれからもっと実感するはめになるんだろうな〜・・・。自分の年を考えると、今ごろ何を言ってんじゃ！？って感じですが、こうなってみて今までって本当に自分のことだけ考えてやってれば良かったもんな〜と、キリギリスな気持ちです。私の少ない収入で、やっていけるのかマジに心配。ペイオフだし、愛知万博だし(笑い）、国なんか当てにならないし。やっぱ頼れるのは自分。自分がちゃんと稼いで生計を立てていける人間になること。これが１番確実な方法ですよね。稼げる人間ってのはつまり・・・人から必要とされるって存在ですよ。要らないものに人はお金なんか払わないからね。でもどうやったらそんな作品が描けるのか・・・それが問題なんですよね？！ああ、私ってば２１世紀を生き残れるのかな〜・・・・。遠い目。

本日、ＧＷあわせの新刊を入稿しました。ＧＷに新刊が出るなんて、一体何年ぶりでしょうか！？最近では夏と冬のコミケですら息切れ気味だったというのに。その新刊はＳＷ（アナオビ）です！冬コミで仲間を得て、すっかりその気になってしまいました。仲間を誉めるのもなんですが、本当にスゴイ人たちで！私がプロなんてのがおこがましい感じなんですよ。（もともと、ギリギリなプロなんで、私の後ろには誰もいないのが真実なんですが・・・くそう）ちょっと気を抜くと置いていかれてしまうので、ついて行くのに一生懸命です。
そんなこんなで、今年に入って三冊目の新刊が入稿できてしまったわけですよ！すごいぞＳＷ！すごいぞ仲間！自分が一人で作ってる時よりも数段良い本が出来た気がします。いつもそれなりに一生懸命に描いてるつもりなんだけど・・・何だろうな、この差は？人って集まると何かパワーが沸いてきちゃうんだよね〜。本当に不思議。
こうして仲間と集まって、協力して本を作るのは久しぶりで、同人誌にはまり始めた頃の懐かしい感じがしてます。気のあった仲間とわいわい言いながら編集したり、企画立てたり・・・こういうのこそ同人誌の醍醐味ですよね。先月久々にオンリーイベントに参加して、こういったアットホームさを満喫できたのも良い経験になりました。一人で悶々と考えることが多い職業ですが、こうした仲間と触れ合う機会を大切にして、自分の作品を見つめ直せたらと改めて感じました。

仕事が切羽つまって、暫く間が空いてしまいましたが、やっと復活です。が、そんなゆっくりする間もなくＳＷ原稿にとりかかりました〜。〆切まで後５日？！
で、仕事の間ずっと気になっていたのが、台湾で出版されたヤングレディースの本のこと。何人かの競作で、その中に私の漫画も入ってるんですが・・・私がつけたタイトルは「ＮＵＤＥ」。心も体も裸になって、恋人と正直に向かい合う・・・というテーマのもとに考えてつけたのですが、これ翻訳すると「赤裸々」になるんですね(笑い）。サンプルの本が送られてきて初めて知りました〜。
まあ、ヤングレディースだし、Ｈシーンあるし、この方がインパクト出るし、いいんですけどね。なんか妙に気恥ずかしい気持ちになるのは何でかな〜？今まであんまり恥ずかしいとか思わずに描いて来ましたが、改めて「赤裸々」の文字を見ると、「これ描いたの私なんだよな〜」と不思議な気持ちになったりします。ま！たまにはこういうのも面白いですね（カカシのまね）。でも、中の文字読めない・・・(泣き）。