セキセイインコ ゴン助の精巣腫瘍闘病記録

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2015年03月28日(土) ちびゴン、12歳になりました。

久しぶりの更新は嬉しい報告です。



ゴン助のあとに来た、ちびゴンが無事12歳を迎えることができました。
まだまだ飛び回り歌う老鳥と思えぬ元気さ。

今でもゴン助が12年前、生涯を終えた時のことを覚えています。
お腹を圧迫した腫瘍に呼吸さえままならぬ中、切られた命の期限を越え、生きました。
7年しか生かしてやれなかったけど、短いながら充実した生涯だったように思います。

空になった鳥かごが寂しくて、ちびを連れてきた日もよく覚えています。
小鳥屋さんで売れ残っていた体の小さな個体。

手乗り雛だけどもう自分で食べられ、雛としての世話がいらなくなっていました。
私は体の大きな青い雛を選ぼうとしましたが、だんながゴン助と同じ色のちびを選びました。
どうしても同じ色がいい、と。

獣医さんに見せたらあまりの小ささに叱られました。
雛は通常健康で大きな個体を選ぶものですから。
ちびは、手乗り雛特有の病気もたっぷり持ってました。

でも、獣医さんがこの個体は体が弱い、と厳しく注意してくださったおかげで長寿に。
性格も遊びが好きすぎて、危険な遊びをしまくるので事故か病気で短命だろうなと思ってましたが。



こんな感じでした。






ゴン助の死因は獣医さん曰く、手乗り飼い鳥の宿命病とのことでした。
人に懐きすぎ、求愛を繰り返す事で精巣等生殖器官に異常が発生します。
なので今度は少しちびと控えめに接しました。
とんでもない甘えん坊でゴン助以上に懐いてきましたが、ややクールにお付き合い(笑)
ベタベタではなく、空気のように接しました。
いつも何気に近くにいる。一定時間放鳥時だけ遊んでやり、ふだんはケージのおもちゃで遊ばせました。
それすらハシゴおもちゃに頭を突っ込んだり、鈴に蹴りを入れてそのまま穴に足が入ってしまったり
やっぱりこいつ、長生きしねえ、と思っていました。


なのでせめて毎日の管理は気を配りました。
筋肉を作らせるために羽を切らないこと(つまり放鳥時の事故やロスト要警戒)
青菜は毎日、塩土はダメ(塩土よりミネラルは青菜の方が適正との獣医さん指導)
適切な温度管理と清掃。
ビタミン剤は安価なものは効かない、とのことでネクトンS(これ良いです)

そんなこんなであっという間にゴン助の歳を越え12歳になりました。
きっとゴン助もちびと一緒に生きているのだと思っています。


セキセイインコの平均寿命を越え、ちびはちび爺さんに。
顔もしわしわで可愛くありません。
恐竜と言う方がふさわしい目をしています。
よそさまのインコの可愛らしさに時折心奪われますが、それでもちびはオンリーワンなのです。
ゴン助から繋がり、今も私たちの傍で生きてくれる生き物です。
可愛くないちゃんだけど世界一可愛い爺さん。
性格は歳をとってわがままでクールになりました。
それでも鳥ってそんなものだと思います。

自分が王様。


 こんな感じ。









クールに鳥と人として共同生活をお互い楽しみ学ぶことと
人と同じように可愛がり、求愛で病を起こすほど慕われる間柄。
どちらも経験してどちらが正解なのかはこれからも多分わかりません。
今後も、傍ににいる生き物をできる限り、良い環境に置くことをがんばります。
ささやかな喜びと楽しさが積み重ねられ、いつか別れの日が訪れても
やがて懐かしく楽しい思い出になっていくのだと思いながら。

毎日楽しそうに歌うさえずりを聞いています。
小鳥(またはいろんな生き物)の楽しそうな仕草や声ほど、心和むものはありません。


爺さんがまだまだ楽しい毎日を送れることを願いながら、ゴン助の愛らしさを懐かしく思います。



ちび爺さんは最近床にベタっと寝るようになりました。
ゴン助の時は状態が悪化した時にそれをしたので慌てましたがどうもちびの場合、性格のようです。
昼間だけべたっと寝てしまいます。
足が弱ったのかもしれませんが今のところ普通に止まり木に止まり眠ります。
お尻にはうんこがボールのように付くこともありますが、近頃自分で水入れで落とすようになりました。
どうしても落ちない時はぬるま湯にお尻だけつけてちょいちょい、と洗ってやります。
どういう気分なんだか『アヒョーーー』と鳴いています。
相変わらず、音楽も大好き。時折腕に乗せたままブンブンしてやるとコロコロ鳴いて喜ぶ。



暖かい春の日に、窓辺ではスズメやメジロが来て、ちびと鳴き交わしていきます。
べたべたでもなく、でもいないと寂しい。
私とだんなのどちらかが旅行等でいないと不安そうになります。
ふたり揃ってちびも傍で好き勝手遊んでいる時間が好きなようです。
飛ぶと着地がヘタというか老いたので空中キャッチしてやらねばなりませんが、うまく受け止めると得意げに鳴きます。
怪獣のフィギュアたちはすっかり爺さんの止まり木で、うんこを発見する度、だんなが悲鳴をあげています。

平和な春であります。



こんな感じ






ここを見ていらっしゃる方々と傍にいる生き物たちも同じように
健康と素晴らしい時間がありますように。
暖かい春の日々を楽しまれますように。




では、いつかまた。

嶋野





















オマケ


だんなが描いたちび。
(足の指とかいろいろ突っ込みはなしでお願いします)








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