umityanの日記
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お寺で記念撮影をして、台湾で一番高いビルを見学することになった。タクシーをチャーターしてそこへ向かった。いやああ、高い。目がくらみそうだ。中へ入った。広い。エスカレーターで上へ登った。各階へ降りて、見学して回った。
ある階で、棒が何かに見とれていると、他の連中が見えない。「ありゃーー、どこへ行った」と、周りを見回下が姿がみえじ。ふと心細くなった。置いてきぼりか。と、思ったところ、先の方で四人の集団が笑い転げながら、僕の方を見ている。声ぐらいかけてくれたらいいのにと、不満だったが、僕も笑いで ごまかした。それ以後、はぐれないように後ろをついて行った。
ビルの最上階まで言った。窓の外を眺めた。はるか下の方に町並みが見えた。写真撮影に及んだ。ぐるっと、一周りしたところで、ソフトクリームを売っている店を見つけた。「食おうぜ」と、皆が賛成。椅子に腰掛けてソフトクリームに舌鼓を打った。
いやああ、こんな ビルのてっぺんで食するなんて、初めての経験。どうも、ビルの屋上はクラクラとめまいがする。そうそいに、退散することになった。さあ、次はどうする。
近くのレストランで昼食を食べることになった。歩いていると、食堂みたいな店舗があった。そこに入ることにした。奥まったテーブルに5人が席を下ろした。「何をたべっか」と、メニューを見たが、メニューが読めず、よく分からない。 とりあえず、絵を見て注文。そう、何やら運ばれてきた。
まああ、おいしかった。代金を見たらえらく安い。「これなら、僕が払うよ」と言って、外のカウンターまで足を運んだところ、出入り口の硝子の扉に頭をぶつける始末に。「おお痛っツ。何でこんな所に透明の硝子が」。おっちょこちょいの僕、ジャイアンのこと。大恥をかいた。旅から帰っても、その話で大笑いされている。用心、用心だ。用心が肝要。
食事を終えて一端、ホテルへ戻ることにした。
あれよ、あれよという間に、もう十一月。月日がどんどん早くなってくる。気のせいかなあーー。ところで、僕の旅行記も。天燈上げ体験以降、ストップしていた。 記憶も薄くなってきており、ここいらで、先を書いておこう。
いよいよ、明日は一日中、自由行動である。朝はゆっくり目が覚めた。今日も天気は上々。まずは腹ごしらえで、ホテルのバイキングに臨んだ。たらふくまんまで、おいしくいただいた。
ロビーに全員集合。さあ。どこへ行くか、思案していると、のび太君がまず、お寺に行こうと言う。お寺ねえーー。台湾にもお寺ってあるんだったっけ。ホテルより、タクシーをチャータして、おっと、5人だから2台タクシーが必要だった。
行き先をつげ、風景を見ながらタクシーは走っていく。とある場所で止まった。前方を見ると、大きな寺らしき建物が見えた。寺の名前は忘れた。中に入って見ると、人、またひ人でごった返していた。「へえーーー、台湾の人って、こんなに信仰深かったっけ」と、ちょっと驚いた。
まず、目にとまったのは、筒の中に、くじ引きみたいな棒が刺さっており、それをひくと、今日の運勢が分かるそうな。五人とも、恐る恐る棒をひいた。な、な、なんと、僕、ジャイアンとネズミ男君の二人が、大吉ならぬ、それ以下の内容だった。「うんんんん、しゃくにさわるぜ」と思いながら、中の広場へ進んだ。大きな線香鉢みたいな物が置かれており、その周りを、ながい線香を持った老若男女がいて、線香を立て、お参りしていた。いやああ、実に信仰が厚い。
僕らは、そこを通り過ぎて、建物の内部を見学することにした。結構広くて、色彩豊かで、厳かであった。ひととおり、内部を見学して外にでた。いやああ、日本の寺もこんな風に、たくさん人が集まり、信仰を深めてほしいと思った。
敬虔な気持ちになり、「さあ−−てと、次はどこにいくっぺ」と、のびた先生のご意見を賜ったところ、「台北でいちばん高いタワーに登ろうや」ということになったなんでも「101」ビルとも言うらしい。タクシーで向かった。いやああさすがに高い。日本の東京タワーや、スカイツリーを思い出した。
恐る恐る中へ入った。
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