umityanの日記
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2006年02月26日(日) 2月が駆けぬけた。

久々の日記だ。そろそろ、何かを書いておかないと、2月の記憶が消えてしまう。僕の身の回りの小さな世界でも、いろんなことがあった

嬉しかったことと言えば、退院して自宅で療養していたボスが、内祝いをもって、挨拶にきたことだ。まだ、よちよち歩きとはいえ、その足取りには確かな回復を思わせた。「三月になったら、仕事でも手伝いたい」と言う。本来、遊び志向の強い僕にとっては願ったりかなったりである。

も一つ、最近の顕著な出来事といえば、「のりちゃん」先生との連夜の付き合いかもしれない。ちょっくら上等の焼酎瓶を二人で仲良く飲む。お湯割りもしくはロック。ほぼ、同じペースだから不公平感はない。和服姿のママさんが、にっこり顔で、「はいよ」と言って応じてくれる。やはり、馴染みの小料理屋はいいぜ。結構、わがままもきく。

ただ、一つ注意しなくてはならないこと。以前、違う店で、僕とのりちゃん・・・・?、いや、僕がメインだったかもしれないが、見事に勘当された。出入り禁止の汚名をいただいたわけだ。わがままが過ぎて、店の経営に難癖をつけたのがいけなかったのだろう。こちとらは「良し」と思って言ったことなのだが?。以来、足が遠のいている。そのうちに復活することもあるだろう。

そうそう、こんなこともあったっけ。僕の弟(仕事仲間)が属している何とか言う会が、ある落語家を呼んで講演会をすることになった。1500名を動員するそうだ。従って僕も20枚のチケット売りさばきを頼まれた。以前、僕が講演を取り持ったときは40枚も売ってくれたので、その半分でもお返しをしなくちゃと、喜んで引き受けた。もちろん僕にはあてがあった。和服姿の小料理屋をはじめ、行きつけの店に5枚ずつ、売りさばきを頼んでいたら、見事完売。僕の分まで売ってしまったので、僕にチケットはない。
なんとかなるだろう。後は、弟の成功を祈るだけだ。

成功と言えば、トリノオリンピック。銀盤の女王に荒川静香さんが輝いたことは実にすばらしい。心から、「おめでとう」と叫びます。スケートと言えば僕には苦い思い出がひとつあった。さる大学の受験前に、スケートをやって、見事、ほっぺたを銀盤にたたきつけた。おまけに大学もすべってしまった。まさに、ダブルパンチである。以来、スケートは怖いものというイメージを抱いていたが、あの荒川さんの、妖精ののごとき舞には、ただただ感動。目が釘付けだった。「なせばなる、なさねばならぬ。何事も」と、だれかが言ったが、まさにその通りである。

生来、ほれっぽい僕は、瞬く間に彼女の虜に。以前、ほれた相手としては、有森裕子さん、高橋尚子さん、やわらちゃん、・・・・・・。数えればきりがないが、いまや荒川静香さんである。彼女に備わった四つの美点をあげれば、精神力、技術力(演技)、美貌、スタイルである。なんと言っても、あのしなやかに伸びた手足からくりひろげられる舞は圧巻である。同時に笑顔が美しく、きりりと結んだ口からこぼれる言葉には奢りがなくさわやかである。彼女の頭に黒い筒の帽子をかぶせれば、メーテルを彷彿とさせるような・・・・・。いけない。いけない。これは考え過ぎか?、。とりもなおさず、日本国中が彼女の頑張りに、心から喜んだオリンピックでした。

ただ、そう喜んでばかりもいられない。世の中は、いろんな事件、出来事で揺れ動いている。人間同士が生きていくのに、何故に、トラブルがついて回るのか?。人間が考える動物だからなんだろうか?。人間には五欲、あると言うが、その欲が健全な欲ならば良いのだが、時として悪しき欲になることもある。生が一度であるならば、良き縁を後世にに残したいものである。



2006年02月01日(水) 静かに如月一日が暮れた。

二月一日。僕の予想通り静かに一日が暮れた。朝からちょっくら町まで出かけた。大きな仕事ではない。外注していた仕事が終わったとの報告を受け、飯の種となる商品の回収と、新たな仕事の依頼があり、その書類の入手に出向いた次第である。

帰りにいつも立ち寄るコンビ二のドアをくぐった。好物のヘルシアを一箱、購入。24本入りだ。店員さんも僕の顔を見るなり、「例のやつですね」と言って、奥の事務室兼倉庫みたいなところへ駆けていく。「これが常連の強みと言うやつか?」と、僕はほくそえんだ。時々、「くじ」を引いてくださいと言って、箱を差し出す。手を突っ込み、かき混ぜて一枚引き出すと、店員さんが慣れた手つきでこすり、「あたりましたよ」と言って当選を告げる。「なにかしら?」と思い、期待に胸を膨らますが、な、な、なんと、おにぎりの10円割引券だ。うれしさのあまり、涙がちょちょ切れた。すでに数枚たまっているが、車の物入れに押し込み、以来、日の目を見ることはない。

まあ、それでいいわけだ。10円を笑うものは10円に泣くという経験をいやと言うほどつんで来た。備えあれば憂いなしで、腹ペコの時、その割引券が役に立たないとも限らない。と、同時にコンビ二は安い品ばかり。そんな中で、少しでも割引をしようという配慮は、客として悪い気はしない。

思えば、僕もビジネスで、同じようなことを結構やっているのかもしれない。「だいたい10万円の仕事ですけど、いいですよ、8万円にしときます」と言うと、クライアントも、「よし、乗った」とくる。まあ、そこまではいいが、クライアントもさる者、引っかくものだ。「もうちょい」と、第二次値引き交渉が始まる。「仕方がない」と言うことで、僕もそれを受けてしまう。よく考えてみると、ビジネスはやはり駆け引きなんだろう。どこかで妥協点が見出せれば交渉成立だ。僕の商売は脳細胞を若干いじめるだけで、商品在庫を販売するわけではない。むしろ、脳細胞に刺激を与えてくれたことを、クライアントに感謝すべきなのかもしれない。そう思うようにしている。

いつも、こんな能天気な商売ばかりやっているので、山の神から、ちくちくと責め立てられる。「あんた、必要経費も回収できない仕事ならやめたがいいわよ。本業一本に絞って精出してよ」とくる。それじゃああ、僕の人生は面白くない。「もちょっと、まっちーーー」と言って、何とか言い逃れをしている始末である。

以前はパートさんの給料も払えなくて、山ノ神を拝み倒して、なんとか始末をつけていた。いつもそんなばかりでは、僕としても面子が立たない。てなわけで、最近は山の神からの借金はほとんどしなくなった。つぎはぎしながら、なんとかやっている今日この頃。泣けるぜーーー。

も少しがんばって、へそくりでもと考えるが、へそで茶を沸かすのが関の山のようだ。申告も近まった。「働けど働けど楽にならざりき。じっと手を見る」という啄木の句を思い出した。




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