ひとりごと日記
昔からひとりごとの声がデカすぎると周りに迷惑掛けてます。

2006年09月28日(木) 一言が

「治らないかなぁ〜」

ポツとつぶやいた一言が、悲しかった。
治ったらどこ行きたい?

そう聞けなかった。

ごめんなさい
ウソついててごめん



2006年09月20日(水) 友へ

遠いふるさとの友へ

苦しくなってぶつけた気持ち
黙って聞いてくれてありがとう。

ふるさとでしか買えない食材を、送ってくれてありがとう。
母はたくさん食べれなくなっているけど
まだ食べたい気持ちを持ち続けてくれてる。
間に合った!間に合ったよ。

懐かしい新聞紙で包んでくれた、その何気ない気持ちがうれしくて
涙がこぼれる‥

きっとこの食べ物たちが、母の体の中で力となってガンと闘ってくれる。
きっとこの味が、生きようとする力になってくれる。
ありがとう。
この恩は一生忘れない。



2006年09月19日(火) 足湯

入れたね。
ポカポカするって、気持ちよく眠れるって
喜んでくれた。
ありがとう。



2006年09月13日(水) 親父ぃ!ありがとな!

今日で14回目の夜を迎えるんだね。
親父が逝ってしまってから。

突然、逝ってしまったから、ありがとうの一言も言えなかったし、何よりも会えなかったのが寂しいかったよ。

去年、お袋頑張って、立派な墓を作ったよね。住み心地いいかい?

今おふくろ、頑張ってるよ。
「おとうさん守ってよっ。」墓の前でお袋が言ってた言葉聞こえたんだよね。
今日はさ、凄い元気だったんだよ。

今日、親父が守ってくれてるんだよね。
ありがとな。
一緒に居たい気持ちも分からなくはないけど、もう少しの間、迎えにきちゃダメだよ。
俺が無理なお願いばっかりして、おちおち、ゆっくりも休んでいられないだろうけど、ごめんな。
こき使ってばっかりでごめんな。

お陰で今日さ、おふくろ凄い元気になったんだよ。
気分と機嫌と体調のいい一日をプレゼントしてくれんだね。

ありがとう親父。
酒、買っといたよ。ゆっくり飲んでくれな。







2006年09月12日(火) 勝つ勝つ勝つ勝つ!

癌の野郎には勝てないかもしれない

人の体に勝手に入り込みやがって、毎日毎日
自分が大きくなるためだけに必要なものを
母の体から勝手に取りやがって。

みてろよ、バカヤロー
お前には勝てないかもしれないけど、この戦いには
絶対勝ってやる!



2006年09月10日(日) 同じ夜を

何年かぶりに、母と同じ部屋で寝た。
「あんたがおったら寝れへん」
かえって母の睡眠不足を誘ってしまった。

独りになれさせたんだね。

「なんも悪い事してないのになんで私だけ」
「みんな良くなって帰ってきてやのに、私は悪くなるばっかりや」

辛かった。うんうん、そうだね、ばあちゃんの世話も、じいちゃんの世話も
独りでしてきたのに。
心臓の悪かった父を気遣いながら、ささやかにやってきたのに。

俺が母に背負い込ませたんだね苦労を。
俺が悪い事をしてきたから、それがみんな母の身に降りかかったんだ。

そんなふうに思えて仕方なかった。

ごめんよ。

せめてもう一度だけ、元気に食べられるように、歩けるように
1日だけでも、回復させて下さい。
部屋に露天風呂のついた温泉に連れて行ってやりたいんです。
もう一度湯船につからせてやりたい。
あわび食べさせてあげたいんです。

ああ、満足、幸せやなぁ、
そう思える時間を作ってやりたいんです。

母を助けて下さい
今、母のためにならなんでもするから。
せめて、せめて、吐き気と下痢から解放させてやりたい。



2006年09月07日(木) 感謝

今週はずっと母の調子がいい。
癌の母から元気まで貰っている。

何か出来る事はないのかな
まだ生きて欲しい

でも本人もなんとなく、分かっているんだろうなぁ‥

明日も笑顔で会えますように。
明日も痛みが出ませんように。
明日はむくみが少しはひきます様に。

おやすみね



2006年09月06日(水) 毎日毎日

部屋に顔を出までの道のり
夕方、部屋を訪ねる時の不安

どうか痛みが出ていませんように。
どうか調子が良くなってますように。
廊下を走り出してしまう。

顔を見るとほっとする。
今日は体調も、機嫌も良かった。
少し安心。
身の回りの世話をして、話ししていると子どもに戻ってしまう自分がいる。

やっぱり母は偉大だなぁ‥
病気の母に元気を貰ってしまっている。

元気な顔を見せてくれる事が、一番うれしいです。
一番、心が安らぎます。

ありがとうね。
本当に居なくなっちゃうのかなぁ‥
誰かウソだと言って欲しい。間違いでした!
と言ってくれ。

明日も元気で会えますように☆



2006年09月05日(火)

不安。
一緒にいなきゃ。



2006年09月04日(月) ありがとう

ありがとう

アマガエルへ
お地蔵様の手にのり、母へステキな俳句をありがとう。


こおろぎへ
まだ夏も終わってないのに、母に鳴き声を聞かせてくれてありがとう。

父へ祖父へ祖母へおばさんへ
母を守ってくれてありがとう。
無事にお墓へ行って来れました。

空へ
晴れてくれてありがとう。
季節の変わり目、もっとも綺麗な空を見せてくれてありがとう。


ホテルの皆様へ
美味しい食事をありがとう。おむつの処理をありがとう。
また母が食べる気力を取り戻してくれました。

サービスエリアとスタッフの方へ
母においしい食事をありがとう。楽しいおみやげをありがとう
お陰さまでいっぱい食べれて力がついて、元気に笑えました。

ふるさとへ
変わらない景色で迎えてくれてありがとう。
やさしい風で迎えてくれてありがとう。
生きる目標をありがとう。

先生へ
思い切って決断させてくれてありがとう。
時間をありがとう。
まだこれからもお世話になります。

友へ
心をくばってくれてありがとう。
うれしかったです。


お尚さまへ
母へ安心をありがとうございます
母の肩に手をかけてくださり、ありがとう
生きる力をありがとうございました

妻へ
母のおむつを替えてくれてありがとう
いろいろ考えてくれてありがとう
笑顔をありがとう
楽しい時間をありがとう
母に笑顔が戻り、元気になりました

妻を生んでくれた両親へ
苦労をかけさせてごめんなさい
心配してくれてありがとう
いい子と巡り合えたことを感謝しています。
妻を産んでくれてありがとう。



もう少し生きる夢を、母に与えてくれてありがとう。
元気をありがとう。



2006年09月02日(土) カレンダー

母の部屋のカレンダーが、めくられていた。
やけに目について‥
悲しんでいる場合ではない。
いっぱい話しして、いっぱい笑わせるからね。

もうそんなこと事しかしてあげれない。
ごめん、ごめん、ごめん、ごめん


許してくれるだろうか、俺が選んで歩いてきた道
俺がしてきた事。
ごめんごめんごめん。

諦めない、諦めない、諦めない
いろんな意味で。

細い背中をさすりながら、いいと思った。
不安なら、寂しいなら一緒についていってあげようか‥と。

ごめんごめんごめん。








2006年09月01日(金) 大切なものを

残された時間はかなり短い。
母の命に寄り添い、丁寧に生きないと。
いっぱい話していっぱい笑わせようと思う。
どれだけ歳を重ねても、どれだけ歳が縮まっても、母は母、子どもは子ども
なんだね。

丁寧に生きなさい、今身につけていると思っている
やさしさや思いやりは本当にそれでいいの?
歳をとっても人は成長して行けるんだよ。本人は知らないと
思うけど、命をかけて教えてくれようとしている母。

丁寧に、そして、笑って生きて行きたい
そう願う。どうか、どうぞ、母に痛みが出ませんように!☆


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