やさしい気持ち

2009年11月19日(木) スキの反対。

好き の反対は 嫌い ではなく 無関心。

よく耳にする言葉だけど。
最近やっと理解できるようになってきた。
きっとその事実はとても寂しいことなんだと思うけど。

何を言われても一切の期待を無くしたら。
どんな結末になろうとも失望しない。
イライラしない。
あぁ、やっぱりね。
そんな感じ。

もう嫌いでもない。
純粋に無関心。


ココ数ヶ月。
会社の事でイライラする事が多くて。
だけどもう落ち着いたかな。

ケ・セラ・セラ!


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2009年11月13日(金) 人任せ。

とあるアニメを見ていて。

母親が新興宗教にはまり多額のお金を寄付し借金生活。
幹部を連れて帰ってきて娘は乱暴されそうに。
娘は幹部を殴り事無きを得る。
が、母親はペナルティを背負わされ。
家族の絆はズタズタになり両親は離婚する。


娘がそんな過去を振り返り。

だけどあの時、私が抵抗しなければ
今とは違う未来があったのかも知れない
少なくとも両親は離婚しなかったのかも知れない

と訴えるシーン。
それに対して。

だったらソレは君の思いだ
どんなに重かろとうソレは君が背負わなければならないことだ
人任せにしちゃいけない

と。

あぁ、痛い痛い痛い痛い。
胸に刺さるよ。

そうか。
私は今まで人任せにしてきたんだ。
言わない事を自分で選択しておきながら。
事を知らない人に対して救ってよ!と無茶な願望を抱いてきた。
どうして救ってくれなかったの?と道理の通らない感情を押し付けてきた。

人任せ。

まさにそう、その通り。
ぐうの音も出ない。



2009年11月07日(土) トークイベント

江國さんの作品に初めて触れたのは何年前だろう?
「きらきらひかる」を読んだ時の衝撃たるや。
純粋な恋愛ってこんなにも切なくて痛いんだって胸が苦しくなった。
あれから何年も経ち、色んな経験を積んで。
それでも尚「きらきらひかる」の世界観は私を捉えて離さない。

正直ここ数年の作品は昔ほど強烈に引き込まれる事もなくなってしまったんだけど。
それでも好きな作家さん。

そんな江國さんのトークイベントに参加してきました。
初めてお目にかかる江國さんは。
少女のまま年齢を重ねたような雰囲気をまとっていて。
あぁ、作品の登場人物たちは江國さん本人もしくは分身なんだなぁ、と。

編集者の方との対談形式で1時間のトークイベントだったんだけど。
発せられる言葉、発言にいたる発想、笑い方、照れ方。
独自の空気感をたっぷりと堪能。

特に印象に残った話題を。


淋しいとか悲しいとかは感傷的になっているだけ。
感傷的になったもの負けみたいなところがあって。
野生の動物達の
孤独を恐れない感傷に浸らない清潔さに強く憧れる。


「清潔さ」と言う単語の使い方。
凄く響いた。
「強さ」でも「気高さ」でもなく、「清潔さ」。
江國さんならでは、かなと。

それから会場の女性からの質問で。
「江國さんの作品に出てくる女性はみんな自立しているように感じる。
自分も自立した女になりたいのだがどうしたら良いか?」
の答えに。


自立するには。
誰かに甘えたり甘えられたり。
誰かに頼ったり頼られたり。
そういうことが出来るようになるのが自立する事に繋がるのでは。


と答えてらして。
あー、確かに。
自立する事と孤立する事は違うから。
孤立無援で何もかもを自分でこなすことが自立ではないんだよね。
自分のするべきことは責任を持ち。
出来ないと判断した事は他人に甘える頼る。
甘えたり頼ったりするのは意外と難しいもんなぁ。
質問者の若い女性には江國さんの答えが届いてなさそうだったのが残念。


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