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ついに終わってしまった。あっという間の一ヶ月だった。
4回目のカーテンコールは2人でがっちり男同士の握手!いい表情だった。
5回目のカーテンコールでは、剛くんが堤さんのほうを見て、 どうしようかなどうしようかなってちょっとオロオロしてから堤さんの手をとって、 2人で両手を挙げて万歳してた。 そのあと2人ともだったかな、片手でお手振りしてくれた。 もうそこにはテイラーもハロルドもいなくて、2人ともいい笑顔。感激した。
6回目のカーテンコールでは、幕が上がった時2人とも後ろを向いたままだった。 どうしたのかなと思っていたら、2人同時に振り向いて 両手で握っていた雪を、ぶわーっと客席に投げてくれた。
2人ともいたずらっ子みたい!うれしそうな笑顔だった。
その後両手で手を振ってくれて、最後はお辞儀をしたまま幕が下りた。終わっちゃった。
お芝居は、最初に見たときと比べてだいぶ変わったなと思う。 テイラーはセリフを丁寧にじっくり言っているように感じたし、 2人のお芝居の「間(ま)」が絶妙になって、とっても良くなったと感じた。
「お前がその友達だ!」ってハロルドにぶつけるところがすごく良くて、感動した! 耳まで真っ赤。鼻水もだーっと垂れてた。 すごい迫力だった。 また、そんなテイラーをじっと見ているハロルドの表情がよかった。
それと、岩だなに腰掛けたテイラーに後ろからハロルドが語りかけて説得する場面がすごくよかった。
声が枯れるんじゃないかと心配したけど、そんなこともなく、 アイススクリューとか落としちゃうかもって心配したけど、そんな大きなハプニングもなく、 怪我もなく、無事に終わってよかった。
あのカーテンコールの笑顔にすっかり心を奪われてしまった。 もう会えないのかと思うと、寂しくてしょうがない。 抜け殻ですって友達にメールしたら、剛くんはもう次を見ているよ、前を向いてって励まされた。
はい、明日からまた前を向いて剛くんと一緒に走り抜けます。
舞台を見た後、お友達と飲んでいたら終電がなくなったので、 お友達の部屋に泊めてもらった。 布団がなくて鞄を枕に床にゴロンと寝ていたら、 寒くて寒くて朝方に目が覚めた。 あー、ダウン着てくればよかった。
部屋の中でもこんなに寒いのに、 標高8000メートルのレッジにいたテイラー達は、いったいどのくらい寒かったんだろうって 眠くてぼーっとした頭でテイラーたちのことを考えた。
あしたはとうとう千秋楽。
2010年11月09日(火) |
K2のここが好き(ネタバレ) |
クライミングの途中で上を見上げるテイラーの横顔。 照明がいい感じに当たってて、美しい。
氷壁にアイススクリューをねじ込んでいる時の、テイラーの腕から肩にかけて。 男っぽくてかっこいい。
にやっとして、ほんのちょっと上がったテイラーの口角。 かっこいい。
テイラーがハロルドの肩を抱き寄せて、酸素を吸わせている2ショット。
ハロルドがテイラーにクオークの話をしている時の2人の顔の近さ。
クオーク、クオーク、クオークってつぶやいてるテイラー。 かわいい。
テイラーの頭をポンポンと叩いてる時の2人。
ザイルに宙吊りになってうわーんうわーんって泣いてるテイラー。
カーテンコールの剛くんの、やわらかい表情。
2010年11月06日(土) |
K2を見て思ったこと(ネタバレ) |
剛くんは結構セリフをかむし、興奮した場面でセリフを抜かしちゃってるみたい。 今日(11月5日)は「おまえ(ハロルド)が上から飛び降りて、俺が下で受け止めるのか?」っていうセリフがちゃんと言えてなかった。
これは、かなり役に入り込んでるからなんじゃないかなと思った。 激高している「演技」ならセリフも出てくるけど、 役に入り込みすぎてほんとに激高してるから、セリフをつっかえたり抜かしたりしちゃうんじゃないかな。 人間ってすごく興奮すると、言葉がスラスラとは出てこない。 だから演技を通り越して、入り込み過ぎなほど役に入り込んでいるのかもと思った。
今日はカーテンコールのとき、剛くんの頭のてっぺんに雪が付いてた。 剛くんが引っ込んでからカーテンコールまでけっこう時間があるのに、 鏡を見て髪の毛とか直したりしないのかなって思った。
3回目のカーテンコールでは、ニコッといい笑顔を見せてくれて嬉しかった。
あのもじゃもじゃ頭の人は香川照之さんに見えたんだけど、気のせいかな。
2010年11月05日(金) |
K2 未見の人は読まないほうがいいと思う日記 |
K2 未見の人は、この日記は読まないほうがいいと思う。
今日はハプニングがあった。
1.ザックが落ちない! 岩棚の端に置いてあったザックが雪崩によって落ちるはずなんだけど、 今日は落ちなかったー! 落ちない、落ちない、どうするのかなって思ってたら、 雪崩に打たれて倒れてた堤さんが、う〜って倒れこむようにして手を伸ばして落としてた!
落ちる岩の後ろに拳くらいの穴があって、そこがパタンと閉まったような気がしたんだけど、錯覚かな。 あの穴から何かが出てきて岩を押して落としてるのかなと思ったんだけど、気のせいかな。 どうも今日は雪崩が一気に落ちてしまって、岩を押すのが間に合わなかったように感じたんだけど、気のせいかな。
あー、ヒヤッとした!
2.地震! 今日は舞台の前半で地震があった。 ステージの照明がカタカタ鳴って、ちょっと揺れたんだけど、 もちろんステージ上はいつもと何も変わりなく進んでた。 お客さんは怖かったと思うんだけど、でもちょっとしか揺れてないんだし、 「地震だ!」とか口に出さないでほしかったな、みんな分かってるんだから。
3.ザイルがほどけない 中盤に堤さん?がザイルを岩棚の下にザイルを投げるんだけど、 ザイルの先端がこんがらがったままだった。 大丈夫かなって思ってたら、たしか雪崩のどさくさの時に舞台下からひっぱって直してたみたいだった。
4.ザイルが届かない 上から落ちて宙吊りになった剛くんに、堤さんがザイルを投げて助ける場面で、 飛んできたザイルを剛くんがキャッチできなかった… 2回目はうまくキャッチできてよかった。 別に1回目にキャッチできなくても、全然不自然じゃないから大丈夫!
この流れで、剛くんが掴んだザイルを堤さんが引っ張ったり緩めたりして、 剛くんをスイングさせて、揺らした勢いで岩棚に乗せる場面があるんだけど、 ゆらゆら揺れてる剛くんを見て隣のお客さんがクスッと笑ってたの。 そこ、笑うところじゃないと思うんだけどな。 確かに、ザイルにしがみついて、うぇ〜ん、うぇ〜んって泣いてる剛くんはかわいらしいけどさ。
まだ舞台は始まったばかり。 どうか何事もなく千秋楽まで下山できますように。
2010年11月02日(火) |
K2 初日(ネタバレあり) |
剛くん演じるテイラーは、 激高したり、エーンエーンって子どもみたいに泣いたり、 感情の起伏が激しくて、汚い言葉もいっぱい言う。 口調は男っぽくて、声は低くて、強い人。 剛くんのこんな役は見たことないから、新鮮だった。
そんな激しいテイラーを、堤さん演じるハロルドがどっしり構えて受け止めていて、 いいバランス、いいパートナーだなって思った。 そして、大人なハロルドが最後に感情をあらわにして泣く場面にぐっと来た。
テイラーの気持ちがだんだん変化していくところも、興味深かった。
以前、職場の登山クラブに入っていて、岩登りが好きな私にとって、 登山道具とか登山用語とか(忘れてるけど)、かなり懐かしかった!
剛くんも堤さんも、登山の準備をする手つきが上手だなって思った。
舞台は2畳くらいの狭い岩場で変化がないから、退屈に感じることもあった。 堤さんは動けない役だし、岩場に登る剛くんも動きが少なくて、セリフ中心のお芝居だったのがちょっと残念。
あれだけたくさんのセリフを言って、登山の道具も操って大変だと思うけど、 最後まで体に気をつけて頑張って欲しいな。
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