2003年11月01日(土) |
「分」を弁えた子ども達 T |
教室に来ている(来ていた)子ども達を見ていて感じること。 全体的に「素朴で子どもらしい」ということです。その中に「子どもの分を弁えている」面があり、逆に「大人っぽさ」を感じることがあります。 学校の担任の先生との話でも、こうした話題が上ります。 「素朴でまじめ」「進んで仕事をする」「礼儀正しい」「何十年か前の日本の子どもを見ているよう」等々。 これは、国の事情や社会状況の違いからくる大人の「教育への姿勢」の違いの結果でもあるように思います。もっと巨視的には、あるいは(もはや?)文化の違いからくる価値観の違いともいえるのでしょうか。 中国から来た14歳のR君が言っていました。「日本の大人はみんな優しい、怒らない」。この優しさが日本の文化的価値観の一部であるとしても、現在果たしてこれが教育の場に生かされているでしょうか。
子ども達が既にもっている良い面が、日本に来て崩れてしまうことのないようにせめてしたいものです。 「優しさ」が彼らをむやみに甘やかし、「分」を見失わせてしまっては何とも申し訳ない話ですから・・。
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