遂に甲子園、対するは昨年の覇者高知代表明徳義塾高校だ。雨で順延され、やっと１０日に試合が行われた。その前日に夜行バスで横浜駅前を発ち、先ずは京都嵯峨嵐山で時間調整をした。その最中は１０年の空白を埋めるため、１０年前と同じコースを歩いた。やがて京都を発ち、甲子園へ向かった。やがて第４試合、遂に熱戦が火蓋を切った。先発はエース給前。立ち上がりは無難だったが、攻撃は雑で、バントの失敗が目立った。６回まで両チーム０が並んだ動いたのは７回表、商大高校が１点を先制した。だが、前の回に敬遠され気落ちしたのか、給前はいきなり３点を許してしまった。次の回もホームランを打たれ１点を許してしまい、結局１−４で商大高校の夏が終わった。だが私的には悔いは無い。なぜかというと、一人の後輩を甲子園へ連れて行けたからだ。その私より２つ下の後輩は「自分の母校を甲子園で応援できたことは最高だった。」と言っていた。それを聞いて私はやはり最高の夏だったと思った。今度は甲子園での勝利をその後輩に見せてやりたい、そう思った。