ゆめノかけラ
koi
基本的に(例外もありますが)、その日見た夢の話です。



 お兄ちゃんありがとう/紙屋?

家の人と喧嘩をして飛び出した。何ももたずに出てきたので、どこに行けばいいかわからない。小雨も降って来た。一応雨のかからない場所に移動したけれど、これからどうしたらいいのだろう。景色が雨のせいでなく、涙のせいでにじんで揺れた。悲しみがあふれてとまらない。わたしは目をこする。ふと、向こうからこちらに、ひとが歩いてくるのが見えた。

あ、お兄ちゃんだ..(注:現実のkoiには弟しかいません)と、わたしはほっとしたような恥ずかしいような気持ちになった。近くまで来てくれた彼は、及川光博によく似ていた。彼は、帰ろう、と優しく手を差し伸べてくれた。わたしは、本当に妹なら抱きついてもいいんだろうけど、わたしがミッチーに抱きついたらファンに怒られそうだなぁ、と余計なことを考えて、彼に近づけずにいた(夢なんだから何も考えなくてよさそうなものだ..)が、彼となら家に帰れる気がしたので、大人しく彼の傘に入り、家に戻った。

べつな夢。京都らしい場所で、千代紙とか和紙などを扱っている店で働いていた。年配の、着物を着たお客様が、店の前に飾ってある切り紙細工はどう作るのかとたずねてくる。わたしより年上の色っぽい女性(このひとが店長らしい)と、わたしよりかなり若い可愛い女の子とわたしの3人で調べるが、どうもよくわからない。その後しばらくして、奥にある書物を見ていたら、ある方法が閃いた。急いで皆を呼び、実践してみたら、店の前に飾ってあるのと同じ切り紙細工ができた。皆で喜び、お客様にも感謝され、いくつかお買い上げいただいた。この仕事をしていてよかったなぁと思い、明日も頑張ろう、と夢の中で思っていた。

2002年03月31日(日)



 弟後日談+夫の夢

昨夜ばたばたしていてメールできなかったので、今日の昼休み、弟に電話した。声が元気だったので、よかったーと思ったら、実は5日くらい前から背中がヘンなのだと言う。最初は寝違えたのかな? と思って放っておいたそうなのだが、いつまでも治らないし痛いので、月曜は病院に行こうと思っているのだと言う。うーん。でも、夢に見た状態よりはましかなぁ。とりあえず4月中に1度会おうということになっているのだが、来週は無理そうだ。あれこれと近況と展望を話し、とにかくお大事にといって電話を切った。

夫が今朝見たのは、よく遊びに来る黒猫が、サイボーグになってしまったという夢だという。「はー・・君ってほんとに理系なひとなんだねぇー」わたしはそういう夢をあまり見ないので、彼の内的世界には興味が尽きない。サイボーグ、と聞いて半分猫で半分機械みたいな? と思ったが、なんというか頭や背中にダイオードやコンデンサーがくっついているような状態だったらしい。その姿でにゃーにゃー泣いていて、おいお前どうしたんだ? と夫は焦ったらしい。しかしそういう分野に詳しい人が出てきて、簡単にそれらをとりのぞいてくれたのだそうだ。ふむふむ。ひとの夢の話を聞くのも面白いな。

ちなみにkoiは、今日見た夢を覚えていません。「見た」という記憶はあるのだけれど(^^;

2002年03月30日(土)



 弟が大怪我をした

最近、早起きしてお弁当を作っています。そのせいか夢も見ずに起きるか、夢を見ても楽しい夢ばかりで覚えていない(わたしはいい夢ほど忘れやすいらしい)ことが多かったのですが。今日は妙に印象的だったので、久々の更新となりました。

表題どおり、弟が何か(交通事故?)で大怪我をした夢を見ていました。弟はからだ不自由になったことで世を儚み、母とふたりで電車の前に身を投げようとしたのですが、駅員さんに助けられ、もう一度生きてみようと思ったようです。

わたしは駅の控え室のようなところで、弟に、「わかる? わたしだよ。きみのおねえさんだよ」と涙ぐみながらも、はっきりと口を大きく開けて喋りました。(弟は、耳が聞こえにくくなっていたらしいので)。弟は包帯にまかれ、まだ擦り傷の残っている顔でも、目元だけで笑ってくれました。その後彼は駅員さんに励まされたこともあり、リハビリも頑張ってのりこえ、無事、高校を卒業していきました..。

* * *

両親が不和だったせいか、姉弟仲は比較的いいほうだと思います。大事な、弟です。大好きな、弟です。なんでこんな夢見たんだろう..予知能力とかはまるでないわたしだけれど、ちょっと心配。不安。メールでも書こうかな。彼は夜間もバイトを入れていることがあるので、電話で起こしちゃまずいだろうし。

2002年03月29日(金)



 本日は夢ふたりぶん

わたしが見たのは、こどもができていて、夫がそれに夢中になっていて、わたしが泣いている夢でした。ワタシノホウガアイサレタイノニ。ワタシダケガアイサレテイタイノニ。そういいながら泣いていました。でも、その声は夫には聞こえなかったようです。夫の周りには夫の姉や母親がいて、みんなとても楽しそうでした。わたしはひとり暗い場所で泣いていました。→今考えるとなんかすごく不安や恐怖がにじみでてて笑えます。よっぽど子供がイヤなのね、わたし。

夫が見たのは、「暗号を解いている夢」だそうです。会社の皆で取り組んでいるのだけれど、彼は眠くて問題がよく読めなかったのだそうです(それは現実に眠かったのでしょう)。それでもなんとか頭を働かせ、1問はとき、2問目にとりくんだのだそうですが..これを聞いて思ったのは、理系なひとの夢だなーということでした。わたしも試験の夢とかたまに見るけど、英語とかだし。ちなみに彼は今仕事がこんできて、そのせいで見たのだろうと言っていました。彼はSEなのですが、仕事が佳境に入ると、不思議な夢をよくみるようです。理系の友人も数式の夢とかプログラムが立体化(どういうのだろう)する夢を見ると言っていたので、脳の使ってる部分が違うのかな、と大変面白く興味深かったです。

2002年03月26日(火)



 研究所の廊下を走るのは

白衣を着ていて、何かの研究センターに勤めているという夢を見ていた。休み時間、外に出ようと廊下を歩いていた。窓の外の新緑が目に優しい。平和だなぁ..とカルテをぱたぱた胸のあたりであおぐ。

と、足元を凄い勢いで白い物体が走っていった。んー? と目を凝らすと、それが真っ白なねずみであることがわかった。しかしこのねずみ、おなかのあたりからべつのちいさな手(もしくは足?)が出いている。なんだ? と眺めていると、ちいさなねずみがずるり、と出てきた。ね、ねずみって、こんなに簡単にこどもうめちゃうんだっけ? わたしは呆然と見守るが、なおも2匹ほどちいさな白いねずみがでてきた。その後母ねずみも子ねずみも、ほとんど休まずべつの場所へ走っていった。出産直後なのに元気だなー・・とわたしは感心しながら彼らを見送った。

後ろのほうから、わかいひとたちがねずみを追いかけてきているようだったが、わたしは黙って外へ向かった。

2002年03月25日(月)



 video&ゆず

学校の授業で、videoを見て感想を書いたり、内容について論じたりするという時間になった。今日のvideo当番(テーマになりそうなvideoを視聴覚室からとってくる)はわたしだったのだが、たくさんのvideoを見ていたらくらくらしてきたので、適当に抜いてきた。

教室に戻って、若い女教師にvideoを渡した。彼女は、「あら。これ、2巻なのね。どうしようかしら」と、すこしだけ困った顔をする。「もう一回行ってくる?」と聞かれたので、わたしは「すみません棚を間違えたみたいです。もう一度行ってもいいですか?」と答えた。

すると後ろのほうからゆず(アゲインのプロモのときの格好だった)が、教壇に駆け寄ってきた。ひょい、とvideoを眺め、「あ・やっぱり。これ、短編まとめたやつですよ。大丈夫、これでもじゅうぶんいけますよ」と笑って言う。女教師はvideoの裏を眺め、「あら。確かにそうだわ」と照れて笑う。わたしはほっとして席に戻り、彼女がvideoを映す用意を始めるのをまっていた。ゆずの片方(ごめんなさい、わたし彼らの曲は嫌いじゃないけど、個別の名前がわからないです。ちなみに見分けもあんまりついてないです)が、ぽんぽん、と軽く肩をたたいてくれた。

2002年03月24日(日)



 人形を盗む/喧嘩

白昼、洋館風のブティックホテルに単身で潜入し、奥のほうの隠し部屋にある、おびただしい数の人形のなかから、金髪碧眼の女の子の人形を盗んでこなければならない、という夢を見ていた。わたしは暗い色のスーツを着て、大き目の帽子を被り、任務を遂行した。依頼主にそれを手渡すと、とても喜ばれたが、謝礼も受け取らずわたしは帰宅した。

夜、夫と喧嘩をして家を飛び出したが、ひとりでどこかに行く気にはなれず、うろうろと歩いていた。途中、路上生活をしているひとたちのところで、目が合ったやさしげな青年に、「いくとこないならここにいたら?」と言われ、ありがたくお言葉に甘えることにした。彼が自分のぶんをへらしてわけてくれた食べ物を食べ、彼の使っている毛布に一緒に入り、寄り添って眠った。さりげなくそばにいてくれる彼の、あかじみた茶色いはだや、あぶらぎった黒い髪に、なぜか妙に安心していた。

翌朝、夫に見つかり、ひきずりだされ、こっぴどく怒られた。わたしはかばってくれたひとたちに迷惑がかからないよう、夫を自分にひきつけながら逃げた。どうして怒られるのだろう、怒るなら別れればいいじゃない、と泣きながら思っていた。

* * *

現実の夫は、こういうふうなひとではないです。まあ、喧嘩の夢は逆夢なことが多い(ちなみに仲良くしてる夢も逆夢であることが多いらしい)から、たぶん大丈夫だとは思うのですが。でもあんまり寝覚めはよくないな(^^;

2002年03月23日(土)



 未亡人になっていた

母と、もうひとり知らない女の人と、わたしの三人で暮らしている夢を見た。その家の柱に、写真が浮かび上がっていて、皆で驚き恐怖した。しかもその写真は、時間がたつとべつの写真になっていたりした。写真には幸せそうな男女のカップルがうつっていて、彼らはこちらを見ていないのだが、柱に浮かび上がってる時点で、なんだか不穏で不気味な印象になってしまう(ちなみに写真、というのは夢主の内面や心象風景を表すらしい)。

ある日3人で病院に、婦人病の検診のようなものを受けに行った。母ともうひとりは仲がいいらしく、楽しげに話をしながら診察室に入っていく。わたしは彼女達と年が離れているし、受ける検査も多いので、待合室のソファに浅く腰掛け、溜息をついていた。

ふと、隣にひとの気配を感じると、夫がいた。「いまからあんまり気にしないんだよ。とにかく結果が出てから考えればいいだろう?」わたしは一瞬ほっとして、「そうだね、受けてみるしかないよね」と言いかけた。が、次の瞬間大事なことを思い出した。夫は、数年前に死んでいるのだ。

通りすがりの看護婦さんが、夫を見て、「成人男性の検査はこちらですよ?」と、彼に触れようとする。わたしは慌てた。彼は幽霊なのだ。わたしは看護婦さんに、「あ・あの、わたしのお見舞いです。ていうか付き添いなんです、わたしの」と、どもりながら説明した。看護婦さんは、にこ、と軽く笑って、会釈して通り過ぎてくれた。はあ、助かった。もうすこし夫と喋りたいな、と思ってふりむいたら、夫は消えていた。

ああ、君はわたしを励ましに来てくれてたんだね。じわりと涙が浮かんだ。検査、受けてこよう..わたしは立ち上がってドアに向かった。あたりで目がさめた。

* * *

朝起きたら、現実に夫は生きていた(あたりまえだが)。しかし自分の誕生日に見た夢がこれかぁ..うーん。

2002年03月19日(火)



 夢でよかった

父が死んだ、という夢を見ていた。母は神妙な顔をしていたものの、あまり悲しそうな顔をしていなかった。こんなに早く死んでしまうなら、もっとやさしくしてあげればよかったとかは思わないのかな、とわたしは思ったが、多分思ってないんだろうな、とも思った。そういえば、あなたと同じ籍はイヤなの、と言っていたが、先に死んだ場合どうなるのだろう、旧姓に戻れるのだろうか、等母の顔を眺めながらうっすらと考えていた。

* * *

あまり現実味がないし、大体夢で知人や友人が死ぬ場合、彼らからのメッセージや知らせの暗示であることが多いので、そんなに気にしてはいなかったのだが..。2日後、現実に父が自宅を尋ねてきた(誕生日プレゼントをくれた)ときにはちょっとほっとした。

2002年03月17日(日)



 雨水?

夢の中で、誰か目上の男の人と歩いていた。光りの雰囲気は初夏の昼過ぎ。街路樹の緑に、水滴が光っていてきれいだ。石畳はまだすこしぬれている。男の人は、静かに怒りながらわたしを諭していた。わたしは話を聞きながら、そろそろ終わりかもしれない、何か大事なことを見落としてきたのかもしれない、とぼんやり(悲愴感はなく)思っていた。

街路樹がすこし途切れたあたりで、のどが渇いたな、とわたしは思った。あずまやのようなところに、何か明るい色で英字が書いてあるマグカップがおいてあるのが視界に入った。わたしはためらいなくそのカップをとり、中に入っている液体をのどに流し込んだ。ただの水だけれど、うっすら天然の甘味があった。しかしこれってとくに誰かのために用意された感じでもないし、忘れ物という感じもしないし..ふと天上を見ると、薄く青空がのぞいていた。もしかして、雨漏りを受けてたわけ? このコップ。大丈夫かな、わたしのからだ..と思ったが、数分たっても、とくにどうということもなかった。

2002年03月16日(土)



 整体

職場で、講演会を企画して、その後打ち上げをしているという夢を見ていた。打ち上げといっても、会場になった場所の裏で、椅子に座ってお菓子とお茶を飲む程度の簡単なもの。講演してくれたのは、出版社のひと(雑誌の編集とかをしている)だったらしい。わたしは下っ端なので、会場の片づけをしたりしてから席についた。

ふー、と一息つくと、近くにその講演をしていたひとが来て、「歪んでますねー」と言う。「え?背中ですか?」とわたしが驚くと、彼は「そうそう。気が、弱ってるでしょ。こころが縮こまるとね、からだは歪むんですよ」と医者のように冷静な目で言う。学生風の若い男の人が、「またまたぁ。このひと、実家が整体やってるんで、すーぐそうやって女の人にからむんですよ。駄目ですよー、こういう場所の真面目なひとたちくどいちゃ!」と、わたしを庇うように間に入ってくれた。わたしはかすかにほっとするが、男はすこしも頓着せず、「よし。ちょっと立ってみて。ほらお前、彼女の腕支えてな」と言ったかと思うと、わたしの肩にかなりの強い力を加えた。べきばきぼきっ、というかなり大げさな音がして、瞬時に激痛がはしった(こういうとき、どうしてわたしの夢には痛覚まであるのだ、と恨みたくなる)。が、次の瞬間、へにゃあ、と力が抜け、若い方の男の人(忠実に腕を支えてくれていた)に、もたれそうになった。「あれ?」でも、からだが軽い。

驚いて男のほうを見ると、彼はニヤリと笑った。そう、からだがやけに血の巡りよく、全身がすがすがしい感じになっている。不思議だぁ..と思って目をさましたが、驚いた。起きてからも、からだが妙にいつもより楽だった。久しぶりに雨が降っていたせいもあるかもしれないが..こういうこともあるんだな、と、夢の中で強引に整体してくれた男に感謝してしまった。

2002年03月15日(金)



 VANILLA SKY(一応夢の話?)

ホワイトデイだったので、夫がイクスピアリに連れて行ってくれて、以前わたしが見たがっていた(最近はあきらめて忘れていた)映画につきあってくれました。

夫とわたしの映画の趣味は多少ずれていて、夫がアクションやサスペンスを好むのに対し、わたしは恋愛ものや感動ものが好み。どちらともつかない、千と千尋・陰陽師・ハリーポッターあたりは一緒に見られるんですが、ときとして夫が見たがるものはわたしには恐かったり、わたしが見たがるものは夫には甘かったりしてしまうんですね。で、夫はひとりでも映画を見られる人なんですが、koiは昔映画館で痴漢にあって以来、どうもひとりでは行く気になれなくて..。でもこの作品は予告を見たり、夢と現実が錯綜するという話を聞いたりしてから、ずーっと気になっていて。映画館では見られないかな、videoで見るか、と思っていたので、とても嬉しかったです。

えらく長い前ふりになってしまいましたが(ごめんなさい)、見てきたのは表題の<バニラ・スカイ>です。実際に見た感じ、koiには前半が少々だるかったです。もしかしてハズレかなー、旦那様退屈してないかなー、と心配だったんですが、後半は怒涛の展開で、彼もそれなりに楽しんでいたようでよかったです。全体としては、すごくよかったです、というかkoi好みです。自分の好みが一般的な感覚とずれているときがあるので、誰にでもおすすめ、というわけではないのですが。とても面白かったし、もう一度見たいな、サントラも買おうかな..とkoiは思っています。

ちょっとここからネタばれが入るかもしれません。そういうのが嫌いなひと、駄目な人はバックボタンで返ってくださいね。koiにとって一番印象的だったのは、やっぱりあのマスクです..。怪我した顔より恐かったです。そしてどこか哀愁もあって。大好きな人の顔が変わってしまったら、わたしは前と同じように愛せるだろうか? わたしの顔が変わってしまったら、わたしは前と同じように愛されるだろうか? 外見的特徴にかなり惑わされやすいほうなので、少し考えてしまいました。そして自力で夢を見ることができたとして..わたしの潜在意識は、おそらくいい夢よりは悪夢を見せるのではないだろうか、そんなことも思いました。ほかにも思っていたことはありますが、だいぶ長くなってしまったのでこのへんで(夢日記のほうで、現実のことを話すのってなんか妙に恥ずかしい)。

最後まで読んでくれてどうもありがとう。

2002年03月14日(木)



 恐かったです。

夫に、セーラー服を着た女子中学生が、つきまとっているという夢を見ていた。夫ははじめ不憫に思って相手をしていたらしいが、だんだんまとわりつきかたが執拗になってきたので、多少つかれている様子。とうとう彼女は家までのりこんできた。髪はロングのストレート、顔は色白、唇に似合わない朱色の口紅を塗っている。

わたしは(一体何やってんだかなぁ)と思うが、根が優しい人なのでうまくつきはなすこともできなかったのだろう、やれやれ、と重い腰をあげる。「あのね。このひとのこころがほんとうにほしいならね。迷惑にならないような、ちゃんとこころを寄せるてもらえるような方法があると思うよ。あなたが普通に接していけば、きちんと思いを返してくれる人だと思う。無理やりこころをひっぱっても、痛くなるだけでしょ?」なんとなく、悲しくなりながらわたしは喋っていた。女性が夫のことをものすごく愛していて、夫も彼女が好きで、わたしよりもいいと思うなら、それはこの席を降りて、彼女に渡さなくてはいけないだろうと思う。実際、もしそうならそうしようと思う。でも、この場合たぶん違う。

少女はいきなり顔をゆがめ、床に嘔吐した。一瞬、何が起こったかわからなかった。が、次の瞬間わたしは叫んだ。「吐いてもいいけどトイレで吐いてーっ」と。彼女は大人しく、わたしが扉をあけたトイレに入った。その、肉の薄い背中をさすりながら、わたしは涙が浮かんできた。ああ、この子は体も強くないのだ。しかしにおいをかいでいたら(なぜかわたしの夢は五感がきくんです)、わたしも気持ちが悪くなってきて、キッチンの流しに吐いてしまった。うー(食べながら読んでいた人がいたらごめんなさい)。

そのあと、奥のほうのテーブルに座っている人にふれたらとても冷たくて、そのひとは凍ってしまっていて、強くさわると砕けてしまうのだとか、ひとがいきなり消えて、videoの世界に入ってしまうだとか、後味の悪い、恐い夢をたくさん見た。

* * *

夫にこの話をしたら、「それってさあ。最近俺が近所の野良猫をよくかまうから見たんじゃないの?」とのこと。言われてみれば実際、その黒猫は最近家までおしかけてきてましたが..

2002年03月12日(火)



 とりとめのないゆめ

職場の人(女性。すこし太めで、眼鏡をかけている。30代前半?)と、同居している夢を見た。家は、アンティークの家具が置いてある洋館だった。彼女がとても優しいので(実際母性ゆたかなひとなのだ)、わたしはときどきくすぐったいような気持ちになるが、とても嬉しかった。

わたしはその日人と会う用事があったので、彼女に「ちょっと出かけてきます」と言って出かけた。気をつけてね、と彼女はあたたかく見送ってくれた。

なんだか妙に細く狭いアパートの一室にわたしは入り、約束していた男の人に「こんにちはー」と言う。夢の中の待ち合わせ時刻は、お昼の2時だった。男はわたしに駆けより、「会いたかった..」と言って抱き締めてくれた。わたしは彼に見えない角度ですこし笑う。わたしはそんなに会いたいとは思ってなかったのだけれど、会いたかった、と思われるのは悪い気分ではなかったから。男はすこし身を離すとせつなそうな目でわたしを見つめ、抱き上げようとした。そのとき。

奥のほうにいたオウムがものすごい勢いで鳴き始めた。「???何? どしたの?」わたしは耳をふさぐ。男はひどく情けない顔で、ああ、えさが..ともごもご呟く。どうやらお金がなくてえさが買えなかったらしい。わたしは苦笑する。「わかった。何か買ってくる。ちょっと待ってて」

場面が変わり、スーパー。鳥のえさって置いてるあのかなぁ..と思いながら歩く。なにか代用できるものってなかったっけ? と、お酒のつまみのコーナーも見る。かぼちゃの種とか、ひまわりの種とかはどうだろう。うーん。方向転換して、ペット用品のコーナーをもう一度見ようとしたら、売り場が動いていることに気づく。このままではぺしゃんとプレスされてしまう、とわたしは焦って外に出た。

コンビニには置いてなさそうだしなぁ..と、辺りを見まわすと、桜並木が見えた。もう、だいぶ葉桜になりかけながら咲いている。郵便やさんの自転車がとまり、もうひとりの、原付に乗っている郵便やさんに挨拶していた。よく見ると、彼らは主に手話でやりとりしていた。

* * *

だいたいこのあたりで目がさめたが、なんとなく続きが気になった。

2002年03月11日(月)



 鼓動が早くなった

夢の中でわたしは、何かの、エキストラのバイトをしていた。道を歩くだけだが、何気なく無心に歩くのは難しい。ふだんどおり、と思っても、やはり何かが違ってしまう。

休憩時間、いろいろなひとがいるものだ..とあちこち眺めていると、木陰で数人の男性に囲まれている女性に目が吸い寄せられた。ほかのひととは明らかに違うオーラ。普通の服を無造作に着ているようでも、とても垢抜けてお洒落に見える。目深に帽子をかぶっていても、その魅力は隠しようがない。

ああ。あれは..あゆだ。うわー、めっちゃ可愛い、綺麗、すごい美人ー。興奮してどきどきしてきた。こんなんで普通に歩けるんだろうかわたし、と思った時点で目がさめた。

2002年03月10日(日)



 カエルを飼おうとして父に叱られた

何かの景品かプレゼントで、カエルをもらった夢を見た。なんでカエルー? と思うが、もらった以上ちゃんと世話しなくちゃなー、とわたしは飼うことを決める。

とりあえず飼いかたがわからないとはじまらないので、ペットショップに行こうと思い、出かけた。水槽のようなものや、土や草などあれこれ買う。いくらするかあまり考えたくないので、支払いはカードにした。店を出て、ベンチで一休みしていると、携帯にメールの着信があった。父からだ。よくわからないが、カエルのために時間を費やしていることを怒っているらしい。怒られてもなぁ..と思いながら、わたしは荷物を抱えて立ち上がった。とにかく、なんとか話してわかってもらおう。

2002年03月08日(金)



 津波が来て洞窟に逃げたが

舞台は高校。廊下で、後輩に話し掛けられた。後輩は、ボブカットの髪(色は茶系)が天然パーマでふわふわ。目が大きくて、肌がすごく綺麗だ。壁に飾ってある絵(複数)について聞かれ、それが雑誌の表紙の変遷の展示であることを答える。話している途中でチャイムが鳴ったので、詳しいことはまた部活でね、と言って別れ、教室に入った。

授業が始まってしばらくして、教師の声が不自然なところで止まった。不思議に思って顔を上げると、教師は目を丸くし、口を大きく開けて硬直している。なんだー?と、彼の視線の先を追うと、窓の外は..津波だ。生徒たちは悲鳴ともに立ち上がった。大きな波が、さっきまでかなり遠くにあったはずなのに、いつのまにか足元にまで来ている。ひざまで水につかった時点でもかなり恐いのに、揺れると腰まで来る。教室の壁に手をついて、なんとか皆で避難所まで行こうと口々に励ましあう。

場面転換。洞窟のそば(どうやらここが避難所らしい)で、濡れた制服をしぼりながら、あちこちで点呼が始まっているのを聞く。たくさんひとはいるけど、全校生徒がたどりついたわけではなさそうだ。寒い..と思いながら、後輩は大丈夫だろうか、という思いが胸をよぎる。わたしたちは4階にいたが、彼女は2階の教室にいたはずだ。無事だといいが..と思うが、頭のどこかで、もう会えないような気がしてならず、涙が浮かんできた。

2002年03月07日(木)



 遺伝子をわたしで終わらせたい

船に乗っていた。夢の中のわたしには、父もなく母もなく弟もいなかった。遠い国に住む祖母だけが、わたしの安否を気遣ってくれていた(この祖母、というのは現実の、日本風の祖母ではなく、なんというか外国の貴族の老婦人みたいな..すごくきれいでりんとしたひと。わたしは彼女が大好きだが、自分は育ちが悪いからと、彼女の一緒に暮らそうという手紙を夢の中でずっと断り続けていた)。

わたしはなんとしてでも生き延びなきゃ、という気持ちと、もうどうでもいい、早く死にたい、という気持ちに揺られながら水面を見ていた。水夫や、船の乗客が、すこし離れたところからちらちらとわたしを見ている。べつにひとがいるところで飛び降りるつもりはないんだけれど..(助けてもらいたいわけじゃないから)。

誰も本当は、わたしがいなくなっても何も困らない。それでも優しい人たちは、なんとか生かそうと頑張ってくれる。でも、それだけの価値はどこにもないんだから、いっそ見捨ててくれと言いそうになる。言ったらたんなる恩知らずになりそうだから、ふみとどまってできるだけのことをしようと思うけれど。

それでも。こんなに醜いからだを、こんなに汚いこころを、こんなに歪んだ魂を。種として連鎖させてもしかたないだろう、という気持ちが消えない。わたしのところで、呪われた絆を断たなくちゃ、と思う。命は生きたいと願うのに、意識は死にたくてたまらない。早く早く早く、と責めたてられているかのように。

* * *

状況がのみこめず、背景もよくわからず、疑問をもった時点で目がさめた。



2002年03月06日(水)



 及第点はとれるだろうか

これからテストだ、という夢を見ていた。わたしは高校の制服を着ていた。徹夜の勉強を終え、学生鞄にノートや教科書や筆記用具を詰め込んでいた。その、悲愴な雰囲気に、家族が心配して寄ってくる。父が、かばんがほころびてるからと、補強テープをつけてくれた。弟が、俺のお守りも使う? と聞いてくる。母が、お弁当も忘れずにいれるのよ、と言っている。わたしは、うん、頑張ってくるね、と家族のぬくもりを受け止める。どんなに励ましてくれても、試験を受けるのはわたしなんだから、頑張らなくちゃなー、と、どんどんプレッシャーが増してくる。駄目かもしれない、追試になるかもしれない。勉強したところは出るだろうか、ちゃんと覚えているだろうか。どきどきしながら、家を出る時刻を待っていた。

* * *

実を言うと、なぜこういう夢を見たのかは、なんとなく見当がつくような..。今日、仕事の契約が更新されるか(一年契約なのです)どうか発表される日なのです。来年仕事があるかどうか、非常に不安で、昨夜からずっとどきどきしていたせいだと思うのです。

あ・ちなみに来年も雇用してもらえるらしいです。というわけで最低1年は仕事があります、ほっ。

2002年03月05日(火)



 船上の人殺し

船の上で、旅行をしていたらしい。わたしは、そのなかのひとり(男)をこっそりと殺した(理由はよくわからないのだが、迷いとかはなかった。恨みや憎しみの感情もなく、ただ殺さなければいけないから殺したという感じ)。数人の、優しそうな女性達(わたしよりいくつか年上のようだ)が、必死で庇ってくれるが、年配の男達も、必死でわたしを探している。わたしはある程度女性達のちからも借りたが、途中で彼女達に迷惑がかからぬよう自力で逃げ出した。

と、いう夢を見ていた。最近、夢の中で人を殺すことが多い。とくに殺したいひとはいないのだが..。

2002年03月04日(月)



 お知らせ(本日は夢の話ではなく)

今日は夢の話ではありません。そしてHPからここへいらしてるかたには、よくわからない話になります、ごめんなさい。

えーと、enpituの、refer機能からご覧になってるかた。あのう、ここはkoiが見た夢を書き留めている場所で、不定期更新だし、意味不明のこともたくさんある場所です。ですから、そのう、「お返し登録」とかは、無理にしなくて全然OKです。

koiはいいな、続きが読みたいな、と思う日記は、わりとほいほいmy追加しています。でも、自分が書いてる文は、たぶんお返し登録してもらえるほど、きちんとしてないと思うんです。誰かのために、というより、まずは自分の備忘録的に使っているし。だから、いまmy登録してくださってるかたも、my登録ごちゃごちゃしてきたなーとか思ったら、さくっと切っちゃってください。大丈夫、片思いは苦にならないほうなんです(?)皆さんの日記、いつもとても楽しみにしています。

ちなみにID27222のkoiと26392のkoiは同一人物です。27222のほうは、主に読み物系・情報系のかたの日記をmy追加していて、こちらの26392は、ジャンルに関係なく、なんとなく気に入ったかたの日記をmy追加しています。たまにいれかえたりmy追加を<告知しない>にしてたりしますが、読んでる人間は同じなので、深い意味はとくにないです。以上、お知らせでしたm(__)m

2002年03月02日(土)
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