三文役者
やす



 雨の中

武蔵境のICU大学へオーディションを受けに行く。
監督・主演の岩田雄介さんはプロの俳優で、
他のキャストの人達も現場で活躍している人達が多い様子。

簡単な台詞とカメラテストにて終了、撮影は年末になる。
帰りにスタッフの方が大学入口のバス停まで送ってくれると言うが、
雨も降っていたし申し訳ないので遠慮する。
行きに案内された時に大体の道順は覚えていたし。

お約束だが迷う。
大学構内はかなり広くてしかも同じ様な景色が続く。
来た道を辿ったつもりが見当違いの方向に進んでいたらしい。

中庭の様な所に出る。
裏門の様な所にも辿り着く。
人気も全く無く聞く事も出来ず絶望的な気持ちになるが、
何とかバス停に到着。
好意は素直に受け取るべきだった。

2003年11月29日(土)



 ボウリング・フォー・コロンバイン

ドキュメンタリーでありつつもエンターテイメント。
アメリカの銃社会に対しマイケル・ムーア監督が独自の視点でメスを入れていく。

誰でも銃が持てるぐらいの認識しか無かった自分にとって、
眼前に突きつけられる生々しい映像の数々は衝撃的だった。
なにせコンビニで銃の弾が買えるのだから。

2003年11月28日(金)



 尿酸値

右足のアキレス腱が痛み仕事を休む。
病院行ったが尿酸値が高いのではないかとの事。
そういえば前にも高いと診断されて、
しばらく通院してたのだけど6月ぐらいから全く行ってなかった。

血液検査も受けてなければ薬も飲んでない。
痩せろと言われてたのに体重は10kg近く増えた。
いい加減にしろと体が突っ込んでるに違いない。

2003年11月27日(木)



 

とあるショックな出来事があった。
ある身近な人にある事を打ち明けられたのだが、
動揺したのはもちろん、ずっと頭の中を離れなかった。
またその人に対して人間としての桁違いの器の大きさを感じた。
いろいろと考えていたら疲れてしまった。

2003年11月24日(月)



 秋ランマン

新宿SPACE107にて劇団方南ぐみ「秋ランマン」を観る。
以前CXで放送していたドラマ「春ランマン」の脚本を書いていたのが、
主宰の樫田正剛さんであり、今回の芝居はドラマとシンクロした企画公演。
ジョージという役を演じていたのが北村一輝さんで、今回も同じ役。
会場はファンの方が多いのか女性が多く、超満員だった。

北村一輝さんの存在を知ったのは「共犯者」という映画だった。
出番は多くは無かったのだけど、凶暴な存在感が鋭くリアルに際立っていて強く印象に残る。
その後の「日本黒社会」や「フリーズ・ミー」でのアウトサイダーを痛烈に演じる姿も見事だった。
映画ではヤクザやチンピラ役が多いのだが、ドラマでは比較的軽めな役が多い。
舞台を観たのは今回が初めてだったけど、コメディセンスも卓越している事に驚く。
映画にこだわり続けて欲しい人ではあるけど、こういった小劇場の舞台にもまた立って欲しい。


2003年11月18日(火)



 KILL BILL vol.1

待望のタランティーノの新作。
趣味に走りすぎなのは否めないけど、
あそこまでやってしまうのは凄すぎる。
映画人としての地位を築きつつも、
こういう馬鹿映画を作ってしまう所とかたまらなく好きだ。
日本映画に対する愛情を感じられるのも嬉しい。
ちなみに観ていない人の為にどのぐらい馬鹿かを説明すると。

千葉真一の役名が服部半蔵。
ユマ・サーマンが戦う敵組織の名前が毒ヘビ暗殺団。、
栗山千明演じるゴーゴー夕張(人名)は鉄球を振り回す女子高生。
最後のルーシー・リューとの決闘では、梶芽衣子の歌う修羅の花が流れるのだ。

ていうかスタッフ誰か止めろよ。

2003年11月17日(月)



 アンニュイ

休日出勤後B-FLATの稽古。
ひとつの役に対し如何に工夫出来るか。
酔っ払い、ホームレス、マイケル・ジャクソン等、
様々なテーマで各々演じ、周囲はその役に近づける様アドバイスをする。
自分に課されたのはアンニュイなオカマ。

アンニュイって何だ?
只の挙動不審に陥り自滅。
役柄にしろ演技にしろ要求された事に対して、
即座に対応出来ないのは役者として致命的だ。
アンニュイは手強かった。

2003年11月15日(土)
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