三文役者
やす



 緑色のスカート

下北沢駅前劇場にて、THE SHAMPOO HAT 「緑色のスカート」を観る。
日常の断片を切り取った様なリアルな芝居をする劇団で、
一昨年ぐらいに初めて観てから、ほぼ毎公演欠かさず観てる。
今回は考えるのではなく感じる芝居というか、
観客の想像力を信頼し委ねてるのかなと感じた。

アメリカ、蝿男、青空の路線が主軸だろうし、
もちろんそっちの方が好きだけど、これはこれで好きだ。
最後の雨のシーンも良かった。

2003年09月26日(金)



 蛇イチゴ

下北沢トリウッドに行く。
やまけん組制作の自主映画「JET SPEED ZERO」鑑賞。
B-FLATの稽古仲間の石川さんが出演している
ヤクザ役で津田寛治さんも出演されていて、
出てきた瞬間空気が変わって映像も引き締まった気がした。
津田さんは「ひまわり」や「LOVE SONG」で存在を知って以来大好きで、
共演出来た石川さんがうらやましい。

その後渋谷シネアミューズまで「蛇イチゴ」を観に行く。
同世代の女性監督西川美和さんのデビュー作、にしてはよく出来すぎてる。
キャストは皆達者だし、台詞は軽快ながらもリアルで突き刺さる。
家族のエゴ、欺瞞、崩壊なんかを描いてるのにちっとも暗くなく、
ユーモア満載で気持ちよく笑える。
ラストも素晴らしかった。

2003年09月23日(火)



 24の瞳

三鷹芸術文化センターにて、シベリア少女鉄道「24の瞳」を観る。
この劇団はとてつもなく長い前フリと贅沢なオチというのが売りなのだけど、
相変わらずくだらない。本当にくだらなさすぎる。
でも誰でも創り出せる様なくだらなさとは一線を画する。
主宰の才能と役者達の気の遠くなるような緻密な努力の上に成り立つくだらなさなのだ。
あのくだらない事の為にどれだけ練習したんだろうか。
久し振りの舞台だったけど行って良かった。
笑った笑った。

2003年09月14日(日)



 座頭市

北野武監督「座頭市」を観る。
たけしさんの映画にしては珍しく、勧善懲悪のエンターテイメント。
リアルな暴力描写は時代劇でも健在でスピード感に溢れた殺陣が特色。
最後のタップも違和感無く見事。
ずっと楽しみにしてたけど期待以上だった。

2003年09月07日(日)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加