Imasen High School

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2016年06月30日(木)  6月に観た映画

6月は5日間映画館に行き洋画6本邦画6本を観た。

どれも観ごたえのある映画でおすすめです。観た順に

〇団地

◎マイケルムーア世界侵略

〇海よりもまだ深く

◎殿利息でござる

◎スノーホワイト

〇64−ロクヨンー前編

〇64ーロクヨンー後編

〇或る終焉

◎ロイヤルナイト英国王女の秘密の外出

〇ディクトラクションベイビーズ

◎帰ってきたヒトラー

◎マネーモンスター


2016年06月27日(月)  ピースボート世界一周の報告原稿

毎年9月に開かれる私の初任校の旧職員交流会の時配られる小冊子に地球一周のことをA42枚程度書いてくれと言われたのでつぎのような文を書き送った。



2007年のスエズ運河パナマ運河を通る、いわゆる北回りに続き2014.11.22〜2015.3.6の104日の南回りの南部アフリカと南アメリカ、太平洋の島々のピースボート地球1周の船旅に行ってきました。
2回もと思われる人が多いと思いますがピースボートはリピーターが大変多く今回の船旅もシニアの半数以上が過去に乗船しています。2年連続の人や5回以上の人もたくさんいました。
そして8割が1人参加です。今回は若者が830名中200名ほどと少なかったが船の中のいろんな催しは若者すべて企画、運営してくれました。乗客は日本人、クルーやウエイターなどはすべて外国人です。

神戸→マレーシア→シンガポール→モーリシャス→マダガスカル→モザンピーク→南アフリカ→ナミビア→大西洋上で初日の出→ブラジル→アルゼンチン→ウルグアイ→アルゼンチン→チリ→ペルー→イースター島
→タヒチ→ソロモン諸島→神戸

今回は寄港した国が16か国と少なかった。3回ほど1日から3日港に停泊することがあったが大抵は早朝に港に着き深夜に出港。各寄港地では観光バス1日旅行など10〜20のオプションがある。そして何泊かして次の寄港地で合流するオーバーランドツアーがある。ほん近くまで船が行っているのにオーバーランドツアーは費用がめちゃ高い。100名以上参加した南極ツアーは他の旅行地とセットだが12日間で80万円ほどもする。船賃を安くしオプションで稼いでいると言われている。

私は行かなかったけれどオプションツアーに参加した人の話でよかったのは南極、ウユニ塩湖、イグアスの滝、バオバブの並木などです。
私が参加してよかったのはマチュピチュとナスカの地上絵、イースター島のモアイ像、そして猿の惑星のロケ地になったナミビアのナミブ砂漠です。
3泊4日のナスカの地上絵とマチュピチュは今回の旅行で一番良かった。ホテルを夜中2時に出てからバス、航空機、バス、電車、バスと乗り継いでマチュピチュに着いたのが午後2時ごろ。大変だった。
ショックを受けたのは世界で一番貧しいともいわれるマダガスカルの住居だ。掘っ立て小屋とも言えずあれで雨風が防げるのかという小屋のような住居が並んでいた。

私は多くは日帰りのバス旅行で寄港地付近の観光だがピースボートが他の旅行と違うのは交流、見分、検証、体験といったオプションがあることです。日系移民の方々との交流とか地本の人たちと植林などのボランティア作業等どの寄港地でも2,3のオプションがあり後日その報告会が船内で行われます。

100日余りの船旅で80日ほどは船の中。退屈するんじゃないかと思われるが毎日が忙しい。常時3,4名の水先案内人と呼ばれる人がだいたい1週間ほど乗船していて毎日のように午前と午後に80分の講演がある。
旭山動物園の園長さんの講座は4回ほど聞いたが一番良かった。水先案内人が外国人の場合は30人ほど乗っている有料の英会話教室の先生が同時通訳です。

趣味の講座で船会社が用意したのは太極拳、ノルディックウオーキング、ヨガ、水彩画、初級社交ダンスだけで他は自主企画と言って乗客が絵手紙や手品等の教室を開くのだ。8か所ぐらいの場所で同時開講になるんだが乗客の中には公民館などで教えている人も多く部屋の取り合いになることが多い。2日前に希望の場所と時間を決めるのだが講座希望が多く大抵は時間が削られてしまう。私もダンスサークル今ちゃんという自主企画の責任者になったので場所取りの会議に毎日参加したが1時間以上部屋を確保できた日もあったが30分ぐらいの時も多々あった。

毎日夜8時ごろに新聞が各部屋に届けられ翌日のプログラムを見て翌日の予定を決めます。
私の船内生活は朝5時に同室の91歳の人の目覚ましで始まる。洗面所の順番があり年齢順に部屋を出ていく。5時半ごろから屋上でウオーキングいつも大体50人ぐらいが歩いているが若者はいない。
6時から7時までダンス仲間とモーニングコーヒー(無料)
7時から2か所ある食堂のうち大抵は4階のメイン食堂でバイキング。
8:15〜9:15初級ダンス教室。13:00〜14:00初級ダンス教室15:00〜16:00アフターヌーンティ(無料)17:30〜和食中心の夕食 これだけは毎日時間が決まっているが中級ダンスとダンスサークル今ちゃんは日によって朝になったり夜になったりで場所も一定しない。

自主企画で人気があったのは詩吟、折り紙、南京玉すだれ、日本舞踊、ウクレレ、カラオケ教室、手品、オカリナ、和太鼓などで私が参加したのは、フォークダンス、けん玉、卓球、童謡歌う会、将棋、麻雀などです。
船内でいろんな催しが行われたが大運動会は誕生月による4つの組が老いも若きも燃え上がりわが組が逆転優勝。ファッションショウや漫才大会、楽器持参の人が多かったので音楽会、自主企画の発表会、卓球大会
囲碁将棋大会等よくこんなに、色々考えつくなというほど毎日のように開催された。朝6時から夜は日によっては12時すぎまでどこかでなにかは行われている。大ホールで夜の催し物がない時は映画が上映されている。船内は現金は使用できず、売店、アルコールなどすべてルームキーを兼ねたIDカードを使いクレジットカード決済です。

参加する自主企画等がなく空いた時間があると将棋のところに行き同室の人と将棋をしたりサウナに行ったりで朝部屋を出てからは夜寝る時までほとんど部屋に帰ったことなしでした。

さて私は今回の船旅ではダンスを思い切り踊ろうと思って乗りました。
前回船内でダンスを久しぶりに習ってから下船後週1,2回習っているので今回はうまく踊れるだろうと思っていました。ところがダンス講習は初心者向けしかないのです。あと中級ダンスというのと私が代表になってしまったダンスサークルがありますが私は初心者向けの講習会でも何か得るところがあると思い最初から最後まで欠かすことなく参加しました。今回教師だったということは最後のほうまで知られませんでしたがダンス講習1週間ほどしてからダンスのみんなから先生と呼ばれるようになりました。そうダンスの先生です。私より上手な人は何人も乗っていましたが初心者向けの講習には行かないので私でも目立ったんでしょう。講習が終わってから10分ほどの自主練習では「先生教えてください」と次から次に聞きに来るんです。船内を歩いていると呼び止められて教えてくださいと言われ廊下で教えたことも何回もありました。夫婦で講師をされたダンスの女先生には会うといつも「今井さんありがとうね」と言ってもらえました。100名以上の生徒を教えるのは大変で私が夜もバーで初心者の方たちに教えているのを知ってくれていたんだと思います。
ふつうダンス講習などだんだん生徒が減っていくのに先生夫妻の魅力もあり2月の初級ダンス発表会には114名も舞台に上がりました。私は中級で仲の良かった女性と2人でタンゴの指導をすることになりました。発表会の前3日間は朝6時からの全体練習でしたがタンゴの4つの班の責任者が自主的に朝早くから練習することを決めました。私が5時半ごろ見に行くと今日は朝4時から練習しています昨夜は12時まで練習しましたとのこと。会社とかで良い位置にいた人たちが、ダンスにそんなにも熱くなるものかと感心しました。

中級ダンスとダンスサークル今ちゃんとは各20名ぐらいですがほとんどは両方に入っている人です。
舞台での自主企画発表会や独自の発表会もあり緊張もしましたがよい経験になりました。

その他よかったことを思いつくまま書くと、南十字星を見ることができたこと、下船5日前にクジラを見ることができたこと。タヒチの遠浅の海でサンゴに群がるきれいな熱帯魚を観たこと。本場のアルゼンチンタンゴショウ圧巻だった。大西洋上で初日の出を見ることができたこと。船内の診療所に行くことなく健康で104日過ごせたこと。毎日ダンスを4時間多い時は6時間ほど踊れたこと。そして一番良かったのは同室4人とけんかもせず仲良く過ごせたこと。

104日も無理だけど50日ぐらいならいけるという人には途中まで飛行機で行ってから参加という方法もあります。今回も20名ほどがブラジルから参加でした。
費用は4人部屋で部屋代と食事代で130万円ほどで私はオプションが50万円ほど、その他保険や、何やかやで総額200万円弱。一人部屋だとあと100万円以上かかる。

ピースボートのよいところは船を下りてからも交流が続くこと。
私もダンス旅行2回。近畿友の会での親睦会2回参加し、個人的にダンスパーティに何人か数回誘いました。

ピースボートに興味ある方は時々新聞に広告が載っていますので資料請求そして船内見学会に参加されたら良いと思います。

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