4つめのピアスを開けた。 あたしがしてる精一杯の自傷。 何時を最後のピアスにしよう、だけど腕にもしたかったんだけど…。 やり方わかんない…(笑)。 あたしの腕は『苺ミルク』、ピンクと白の混ざった。 あたし、ピンクって大っっっ嫌いな色なんだ。 だからいつでもその色に変わらないように、大好きな赤を埋めてるのさ。
最近あたしにお兄ちゃんが2人出来た。 あたし、お兄ちゃんが欲しかったから嬉しいです。 たくさん可愛がってくれるし、たくさん心配もしてくれる。 嬉しい。 優しさが欲しかったあたしは、暫く安らいで居れそうです。 愛して愛して愛して…って、知らないからこそ得られる温もり。 何も知らないままでいてね。
あしたは学校だわ。 テストやだぁぁぁっ!! 頑張れ受験生。 ハイテンションあたし、娼婦でさようなら。
この間、娼年って本を見付けた。。読みたい…明日買って来よう。
昨日、あたしは泣いてた。 約束を守れないママに、理想を重ねて泣いた。 あたしの事は誰も迎えになんて来てくれないの。 誰も愛してくれないあたしを想っても泣いた。 だけど知ってた。 そんなコト、何時も知っていた。 なのに淋しくなって、帰る場所が分からない。
病院で1錠だけのリスパダールを10コ飲んで、泣いた。 病院に連れてかれて全部洗われた。 おかしくなるまで、放っておいたくせに。 何も考えられなくて、そんなあたしは淋しかった。 洗われた内臓と、犯すのは点滴剤。 朦朧とする意識。 「分かってくれないのに」 きっと、あたしはいつでもひとりぼっち。 自分以外は他人。 親も親戚も友達も、本当は一番遠い存在。 あたしはあたし。
あたしは最近、由弥を忘れ掛ける。 一番近いのは由弥なのに。 あたしには沢山、名前があるから。 分からなくなるの。
あたしに関わってくるは『友達』科の人種の。 なんであんたの面倒をあたしが見なきゃいけないの? 止まったのは、貴方を待っていたからじゃない。 早く失せて、あたしのこの目の前から、今すぐに。 殺されたいの?ウザイのよ。 貴方の手の中で育てて来たものなんて、あたし、知らないわ。
今日は病院の日でしたよ〜、でも5分遅刻…。 先生と話しながら憂鬱になる…だって、疲れた顔であたしの目の前に居ないでよ。 1カ月前に処方された御薬を飲んで、どうだったかなんて。 そんなのなくしちゃったよ、とっくの前に。 一体あたしは何なのかしら。 あたしの治療法は薬を飲むしかないの? あたしはどうして其の御薬を飲まなきゃいけないの? 矛盾してるの…ねぇ、聞いて。 窮屈から逃れたいけれど、あたしはずっとこの身体で生きてきて。 今更、もし上手くいったとして…普通に生活出来るあたしを。 あたしがあたしだと認められなくて、そしてまた壊れたとしたら。 永遠にコレを繰り返せって? わけわからない。 だから、納得出来ないのにこの御薬を飲んで。 目覚めた時の爽快感はあたしを忘れさせる。 あたしが誰かわからなくなる。 だから、飲めない。 人が怖くて、あの家に帰りたくて、そしてまた腕を切るあたしをあたしは消せない。 だけどこの憂鬱と、部屋にも帰れない恐怖を投げる場所がわからないの。 ねぇ、助けて…。
明日は何しようかな〜。
あたしは、あたしが潰れる時を思い返した。 数えてみると、幾つあるだろう。
朝、起きた空の憂鬱さ。 学校へ行くバスの中。 駅から学校までの道のりの脳味噌。 教室。 人ひとヒト…。 逃げるように学校から抜け出せば。 あたしは少しだけ冷静になる。 そして何処に帰ればいいのか分からなくなる。 あたしは家が分からなくなる。 学校に行ったって教室に辿り着けなくなる。 それらは同じ。
一日を思い返せばベッドの上で、腕を切る。 はぁ、やっと終わる。 潰れるあたし、たくさんいる。
どうしても逃げたいけれど、どうすればいいか分からなくなる時。 あたしは腕にカッターを当てる。 目を瞑って血塗れの腕を想像するけれど、それだけじゃおさまらず。 熱く熱く、カッターの刃をあたしは銀色だと目が見えなくても思える。 きっと。 カッターで切る腕は熱くて銀色の眩しい感じがするんだ。 腕を切るの好きなの、多分。 赤い色が好きだから。 一日間、お世話になった青く汚れた血が。 空気と煙草に浄化されて、綺麗な赤になる。 あたしはそうやって繰り返される毎日を。 上手に綺麗に終わりにしている。 今、昨日と明日を繋ぐ行為はただ、あたしの目には見えなくて。 痛いそれを目印に、一日の終りを感じてるのよ。
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