⊂耳朶と硝子。⊃
2001年10月22日(月)

4つめのピアスを開けた。
あたしがしてる精一杯の自傷。
何時を最後のピアスにしよう、だけど腕にもしたかったんだけど…。
やり方わかんない…(笑)。
あたしの腕は『苺ミルク』、ピンクと白の混ざった。
あたし、ピンクって大っっっ嫌いな色なんだ。
だからいつでもその色に変わらないように、大好きな赤を埋めてるのさ。

最近あたしにお兄ちゃんが2人出来た。
あたし、お兄ちゃんが欲しかったから嬉しいです。
たくさん可愛がってくれるし、たくさん心配もしてくれる。
嬉しい。
優しさが欲しかったあたしは、暫く安らいで居れそうです。
愛して愛して愛して…って、知らないからこそ得られる温もり。
何も知らないままでいてね。

あしたは学校だわ。
テストやだぁぁぁっ!!
頑張れ受験生。
ハイテンションあたし、娼婦でさようなら。

この間、娼年って本を見付けた。。読みたい…明日買って来よう。


⊂泣いていた。⊃
2001年10月20日(土)

昨日、あたしは泣いてた。
約束を守れないママに、理想を重ねて泣いた。
あたしの事は誰も迎えになんて来てくれないの。
誰も愛してくれないあたしを想っても泣いた。
だけど知ってた。
そんなコト、何時も知っていた。
なのに淋しくなって、帰る場所が分からない。

病院で1錠だけのリスパダールを10コ飲んで、泣いた。
病院に連れてかれて全部洗われた。
おかしくなるまで、放っておいたくせに。
何も考えられなくて、そんなあたしは淋しかった。
洗われた内臓と、犯すのは点滴剤。
朦朧とする意識。
「分かってくれないのに」
きっと、あたしはいつでもひとりぼっち。
自分以外は他人。
親も親戚も友達も、本当は一番遠い存在。
あたしはあたし。

あたしは最近、由弥を忘れ掛ける。
一番近いのは由弥なのに。
あたしには沢山、名前があるから。
分からなくなるの。


⊂踵未練。⊃
2001年10月14日(日)

あたしに関わってくるは『友達』科の人種の。
なんであんたの面倒をあたしが見なきゃいけないの?
止まったのは、貴方を待っていたからじゃない。
早く失せて、あたしのこの目の前から、今すぐに。
殺されたいの?ウザイのよ。
貴方の手の中で育てて来たものなんて、あたし、知らないわ。

今日は病院の日でしたよ〜、でも5分遅刻…。
先生と話しながら憂鬱になる…だって、疲れた顔であたしの目の前に居ないでよ。
1カ月前に処方された御薬を飲んで、どうだったかなんて。
そんなのなくしちゃったよ、とっくの前に。
一体あたしは何なのかしら。
あたしの治療法は薬を飲むしかないの?
あたしはどうして其の御薬を飲まなきゃいけないの?
矛盾してるの…ねぇ、聞いて。
窮屈から逃れたいけれど、あたしはずっとこの身体で生きてきて。
今更、もし上手くいったとして…普通に生活出来るあたしを。
あたしがあたしだと認められなくて、そしてまた壊れたとしたら。
永遠にコレを繰り返せって?
わけわからない。
だから、納得出来ないのにこの御薬を飲んで。
目覚めた時の爽快感はあたしを忘れさせる。
あたしが誰かわからなくなる。
だから、飲めない。
人が怖くて、あの家に帰りたくて、そしてまた腕を切るあたしをあたしは消せない。
だけどこの憂鬱と、部屋にも帰れない恐怖を投げる場所がわからないの。
ねぇ、助けて…。

明日は何しようかな〜。


⊂潰れる時。⊃
2001年10月09日(火)

あたしは、あたしが潰れる時を思い返した。
数えてみると、幾つあるだろう。

朝、起きた空の憂鬱さ。
学校へ行くバスの中。
駅から学校までの道のりの脳味噌。
教室。
人ひとヒト…。
逃げるように学校から抜け出せば。
あたしは少しだけ冷静になる。
そして何処に帰ればいいのか分からなくなる。
あたしは家が分からなくなる。
学校に行ったって教室に辿り着けなくなる。
それらは同じ。

一日を思い返せばベッドの上で、腕を切る。
はぁ、やっと終わる。
潰れるあたし、たくさんいる。

どうしても逃げたいけれど、どうすればいいか分からなくなる時。
あたしは腕にカッターを当てる。
目を瞑って血塗れの腕を想像するけれど、それだけじゃおさまらず。
熱く熱く、カッターの刃をあたしは銀色だと目が見えなくても思える。
きっと。
カッターで切る腕は熱くて銀色の眩しい感じがするんだ。
腕を切るの好きなの、多分。
赤い色が好きだから。
一日間、お世話になった青く汚れた血が。
空気と煙草に浄化されて、綺麗な赤になる。
あたしはそうやって繰り返される毎日を。
上手に綺麗に終わりにしている。
今、昨日と明日を繋ぐ行為はただ、あたしの目には見えなくて。
痛いそれを目印に、一日の終りを感じてるのよ。



My追加
 << 足跡  すべて  糸 >>



由弥 [御手紙]