部屋の窓から見える空を、僕は何度も覗き見る。
月が逃げてしまう。 星を置いてまで、貴方はすり抜けてしまう。
あおいおそらは嫌いだから、カーテンはこのままで。
短く長く、貴方は気紛れで。
開かれた昼間の鍵に、僕は風に絶望を委ねるように。
目を閉じた夕焼けの中、振り解かれるブランコの。
その鎖に絡み付く、幼い指を辿った雨が。
何時の間にか夕闇を焦がし、酷い脱力と虚無が蔓延る。
燃ゆる太陽に呼ばれ、ひとたちが蟻の群れになり。
街に溢れ行く、恐ろしい様。
蝉の様な命の儚さに委ねられた、傷を知った僕らが。
膨らんだ赤い風船に、鋭い刺を待ち詫びる。
それはそれは愛おしい、夢に眠れ眠れば。
羊水の温度に吐き気さえ覚えた、胎児の頃の思いの様に今は。
明日に産み落とされぬよう、この闇に留まろう。
刻み憶えてしまった痛みに、ひかりを教えないままで。
馬鹿みたい。 大嫌い。 きっとあたしは全部嘘。 傷付いてなんていないし、きっと傷付いていないひとなんていない。 あたしの抱えているものなんてきっと、浅はかで小さい。 扉の向こうに誰がいようと、 腕がどれだけ切り刻まれていようと、 あたしなんて、嘘を吐いているだけ。 それ以上の傷を背負っているひとが、きっとたくさん在て。 あたしは「なまけている」だけで。 そう云ったでしょ? 平気だよ。
あたしなんて、只の風邪。 頭が痛いのも、吐き気がするのも、明るい場所が嫌いなのも。
だからこの耳鳴りが止む方法を教えてよ。 色んなひとに指摘されたあたしの嘘は嘘のまま。 あたしはふざけているだけよ。 きっと貴方が云ったように。 制服をお揃いのカッターで切り裂いた日も。 もう貴方を見たくなかっただけ。 貴方に云われた全ての言葉が。
本当の登校拒否をしている子がいる。 お前を見ていると怠けているだけに見えるんだ。 明日からは教室へ行きなさい。 嘘を吐いて惨めじゃないか?
保健室に登校してて、担任に云われた言葉。 ほぅら、あたしは嘘吐きね。 だけど、それからもう二度と学校に行こうなんて思わなかった。 椅子で殴って、殺してやれば良かった。 貴方を血塗れにして遊びたかった。
遠い遠い雪の日。
あたしが誰かわからなくなってく。
嘘と演技と自虐と記憶。 それはなに。 あたしを汚して。 ひとはきれいで。
ほら、普通に笑えるよ。
腕を裂いて青い血が流れれば。
もう、何日かぶりに学校へ行った。 包帯の腕を見た先生が「リストカットか?」なんて、冗談半分に云うから。 シャレになんないじゃん。 「違うよ」 と即答したあたし。 男子が「リストカットって何?」って先生に聞いててさ。 …もしや、あたしハメられた…?(焦) 馬鹿ぁ!!あたしに構わないでよ!!(泣) 学校の後、友達とマックへ行って。 トイレでリスカの発作が起きた。 き…切りたい…。 幸い今日はカッター持参。(ちなみにあたしはカッター派) しかし、友達に阻止され出来ず。 カッターの刃に付いた血錆び。 また新しいのにしなきゃ。 その後、何度か発作が起きては阻止され…阻止され…。 お願い、あたしを見張らないで……。
帰りのバスを待っている時、また発作が…。 「お願い、切らせて…」 と懇願するにも、 「後ろからイタズラするぞ」(爆) と脅され、結局出来ず。 この時が一番辛かったかも…。 発狂しそうで、ちっさく悲鳴上げて、身体を押さえ付けて。 足りなくて、足りなくて、腕に爪を立てた。 このまま引き裂いてやろうかとすら思った。 「あんたが腕を切ると、あたしが痛い」 と、謎なことを云われつつ(笑)。 でも、おさまらなかった。
そんなことをしたって、傷になるだけでしょう? 後悔するのはあんたなんだよ。 ただ、痛いだけでしょう? 家に帰ってからも、絶対にしちゃダメだからね。
今日、朝から数え4回。 またふえた、リスカの回数。 帰って来てからも、やっぱりやった。 頭の中で、記憶が暴れるの。 友達には見せられる傷が、腕にはこんなにあるのに。 まだあたしさえ気付けないものが、この身体の中にあるの?
切り裂きたくて。 自分の熱がこいしくて。 狂ってしまいそうになるほどの、痛みをあたしは欲した。
刺したくて、抉りたくて、もうどうしようもない。 心配してくれる友達がたくさん在るというのに、あたしは理性を繋げない。 ごめんね、どうしたらいいのか、わからないよ。
寂しいけれど、あたしを放して。
明け方にまで『生キテル?』なんて、メールをしてくるくらいなら。
終わりは連なり、螺旋になるの。
罪を纏った、サナギになるの。
花は赤くこぼれるけれど、滴るように酸素に溺れて。
古の世の空を思わす。
続く世界。
変わらない青。
零れて逝く記憶。
再び地に沁み、咲き乱れる、雨踊るなか。
終わりは終わらず、僕らは生きれず。
踏み千切られた優しいサヨナラ。
信じることすら出来ず終い。
貴方の本当の愛しいサヨナラ。
嘘なんかじゃない。 あたしだって…。 確かに昨日、学校へ行くって云ったよ。 明日こそ行こうと、あたしだって思った。 受験生だし、今休んだら何にもならないしさ。 …だけど、行けなかった。 行けない…。 行かなきゃ行かなきゃ、って思ってるよ。 結局、行けなくて、父親に「病院へ行け」って云われた。 あたしは病気じゃないって、違うよ。
あの時、何故あたしが空白を置いていたか、貴方はどうせ解らない。 皆みんなみんな、あたしが怠けてる、我がままで、ひとと同じことが出来ないからと云って。 でもあたしは自分と、お前らと、闘ってたんだよ。 ちゃんと、闘ってたつもりだよ。 何でもあたしに責任が有るように云って。 「お姉ちゃんだから」?あんたらは親の癖に何も解決出来ず、あたしに妥協しろと? 自分の存在意義や、軽々しく「離婚する」と一日に何度も言える貴方達の軽薄さ。 嫌い合う貴方達の間で、闘うあたしは間違っていた? 何も無い貴方達の間に、生まれて来たあたしはどうすればいいの? ここまで生かしておいて「死ね」なんて云われても。
空白を置いてまで、あたしは色んなことを考えて。 高校受験の年にまで、貴方達はあたしに居場所を与えてくれなかったよね。 あたしは繋ぎ目、そんなの耐えられる? 暗闇の中の居心地の良さに苛まれ、あたしは前に進めない。 貴方達の言葉を頑なに拒み続けた。 流れたくなかったから。 あたしが満足するまでも、放っておいて。
けれど本当は、あたしがそんなことをしてはいけなかったんだね。 こんな弱いあたしだから、足を取られて身動きも出来ずに。 深い場所で色んなモン背負わされて…馬鹿みたい。 今ですら、その柵に纏わり付かれ、どうしても繰り返してしまう。
どこにいけばいいの。
私信>>>こんな稚拙な日記を読んで下さる方がいることに感謝します。 お陰様で何時の間にか140HITを越えておりました(笑)。 毎回、暗かったり、愚痴だったり、我がままだったりで申し訳ないです…。 だけど、こんな場所から抜け出せないあたしが空へ逝けるまで見守っていて下さい。 本当にありがとう、また来てね。
あと、気が向いたらメル下さいね。 あたしに何か聞かせて下さい。宜しくお願いします。
From:貴緒 由弥
今日はライブに行って来た。 地元の。 そういえば今年はもう13回目…交通費が痛いから地元は嬉しい。 そのバンドのドラムの人と話したことが有る。 彼は、無口でマイペースな感じのひとで。 でも、音楽の事を話す時、良い笑顔して。 楽しそうに。 夢が有る、それも、もうほんの少しで届く場所にある。 羨ましかった。 同じ歳で、そんなに目標があって、力強い音を叩く。 めちゃくちゃカッコ良かった。 頑張ってね。夢を叶えてみせてよ。
あたしは、あたしには、何もない。 だからそういうの、羨ましくて、だけど。 何も見えない。 何も考えられない。 タイムリミットが近いのに、あたしの脳は思考を拒み続ける。 何処へ逝くの。 いっそ、死んでしまおうか。 生きる意味のない、生き物として。
最近、何でも怖いと思ってしまう。
猫、飼ってる。 でもね、最近、猫が走ってくると、怖いって思う。 動けなくなるの。 どうしてだろう…。
あと、車。 乗ってると、怖い。 早くて、すれ違うもの全てが目に入らない。
自分。 嫌なのに、続けるの。 手首、もうたくさん傷付いたはずでしょ? …気付いたら、カッターを持った手が震えてるの。 『また、切っちゃった』 楽しいの。 リスカ、血が指を伝ってくの、笑いながら視てる。 だけどその後、床に血溜まり出来てて、あたしの中に誰かがいるようで。 身体が、震える。 切らなくちゃいけないような義務感。 何だろう、ソレ。
朝。 夏に近付くと、夜が短すぎて。 やりたいこと、何も出来ない。 いつもあたしがこの日記を書いてるのは、AM2:00〜4:00頃なんだよ。 明け方に眠って、昼間、目が覚める。
怖いものばかり増えて、部屋にも戻れない。 ここにも居れない。 ベッドに入ると、誰かが包丁とかナイフとか持ってドアから入って来る気がして。 怖くて、眠れない。 それは、母親とか父親とか、何度もあたしに電話して来た知らないお兄さんとか。 前に、家の近くで待ち伏せしてた知らないお兄さんとか。 カーテンも開けられない…。 どうしよう…怖い…この椅子からおりれない…。 怖い 怖い、誰か助けて どうしよう…あたしの部屋に誰か居るのかな…? カッター、部屋に置いて来ちゃったよ… どうしよう…吐きそうだよ…誰かこっち見てるのかな…?
今日、ここまでにしとくね、もう少しだけ、椅子の上に居るから。
学校、楽しいよ。 ひとりでいるの、楽しい。 笑っちゃうくらい、楽しい。 階段でひとりで笑っちゃった(笑)。 悪口しか云わないんだね、あの人達。 べつに、あたしのことを云われてる訳ではないんだけど。 毎日毎日誰かの悪口云ってんの、楽しいのかな?馬鹿みたい。
TVとか、流行り物とか、そういうの全然興味なくて、あの人達の会話がワカラナイ。 ついて行けない。 だから。 ついて行かない。 ひとりでいる方が楽しい。 何もしなくても、頭の中が勝手に色んなことを考えてくれるから。 クラスとか、女子の群れとか、昔から苦手だった。 トイレに一緒に行かなきゃならないの、頭悪い。 缶ジュースの回し飲みとか、絶対に嫌だった。 誰もが2人づつで居て、オトコ絡みになると豹変する、とか。 理解出来ない。 今日学校に行ったら、またずっとひとりでいるの。 どうせ、なにもしないけど。 身体が憶えてしまった生活に、ただ流されてリゃいいだけだから。 あたしの脳は退化して逝く。
これ以上、何も要らない。
切れてゆく、現実。
僕の、腕。
遠い音そばで、雑沓に残る闇。
惰性の凶器は甘く凍え。
不完全な酸素は、不確かな世界を描く。
その指、硝子越し、消えないで、狼の記憶。
知らないのなら知らないままでいい。
貴方の視る世界、僕には遠すぎるから。
閉ざされた透壁の、窒息しそうな青い空が。
沈んで逝く。
冷えきったその手、僕には触れることすら。
離れてゆく進化、意味の無い嘘。
全部、全部、不完全。
僕らの存在する世界。
まえに学校で『全ての子供は、望まれて生まれて来なければならない』、ということをならった。 …もし、望まれずに生まれた子供が在たとしたら…? 現にそれは否めず。
あたしの両親には担当がある。 母親は妹担当。 父親はあたし担当。 あたしが母の家に居た時だって、父はあたしの食費、諸々を母に払っていた。 当然の様に、母はそのお金を消費する。 あたしは滅多に御飯を食べなかったし、食べたとしても雑炊くらいだった。 そしてお金が足りないと、母は父をあたしに電話で呼ばせ、喧嘩。 それが、嫌だった。 それを拒否しようものなら母は狂った。 狂人。 大嫌い。 精神異常者、誰が。 『出で行け』 それを云われるたびに、あたしは居場所を失う。 もう、慣れたこと。
何度目か、今度は本当に母が家を出て行く日、母と祖母は妹を、その腕が引き千切れるほど取り合った。 両方の腕を引き合って、千切れてしまえばいいのに、と、その光景を見ながら静かに思ってた。 妹は顔がぐちゃぐちゃになるまで泣いて結局、母の車に乗り込んだ。 そして、あたしは残されて。 漠然と、『在なくていいんだ』とか思った。 冷静だったし、安心もした。 去り際の母親に『あなたは母親の居ない子供になるんだよ』って云われた。 未だ彼女はあたしの母親で、あたしに居ろだの消えろだの云う。
あたしは望まれて生まれた子供じゃない。 授業中そう思うと、あたしは無様でならなかった。 そうしてまたひとつ、何かに失望する。 狂いたかった、壊れてしまったかも知れない。 でもあたしは彼女の子供で、母親が恋しかった。 いつもあたしを置いて行った。 あたしをひとりにする。 醜いあたしを産んだ時、彼女はあたしに絶望したんだ。 血塗れのあたしを見て、どんなに深くあたしを責めたろう。
手さえつないでもらえなかった、幼い日。 ざらざらとした感触だけが、必死にあたしの存在を振り解いてた。
いつもいつもいつも。
広い世界で孤立してゆく。 生きる無意味さに流されてしまいそう。
今日はテンションが高かったりして(爆)。 昼間から手首ザクザクやってたら、痛いのよ、いま。 流れ落ちる血が…もう、楽しくて楽しくて…。 今日、バイトだったから、何かを運ぶたびに鈍い痛みがさー。 とか言って、もう包帯を巻いてたり外してたりだから、言い訳聞かなくなって(笑)。 「捻挫って言ってたよねぇ?」 とか言われた時ゃ、もう何なのよ、って感じです…。 そしてあたしに書類のパソ打ちさせんなよ! 自分でやってね、お願いだから。
あぁもう、薬飲んで寝よ。 早く寝よ。 って、やんなきゃいけないの残してるんだ…。 …もうちょっと頑張ろ(汗)。
父親が、嫌い。 そんな事を云ったら、申し訳ないんだけど。 嫌い…というより、こわい。 声がこわい、存在が。 一緒の部屋にいるだけで身体が緊張して、唾も上手く飲み込めなくなる。
学校に行けなかった頃。 冷たく、固い雑誌で、たくさんたくさん殴られた。 以前から妹よりあたしの方がそういうの、対象だったから。 そして、冷たく見下ろしながら、 『お前は、病気だ』 そう、いった。 あたしが、ビョウキ? 何の病気? 無意識にガラスの箱を投げつけてた。 腕を切ってそこから、青い血がたくさん流れた。 あんなやつ、人間だなんて思いたくなかったから。
病院にも行った事が有る。 精神科の。 結局、診察は受けずに帰ってきたのだけれど。 昼間の総合病院は混んでいて、受付にひとがたくさんいた。 人がたくさんいて、知らないひと、イヤで、恐くて、明るくて、壁際にずっといて。 そして順番が待てなくて、母親に『帰りたい』って云った。 その頃あたしは、母親と一緒の家にいた。 めったに誰も見なかったけれど。 母親に、病院へ連れて行かれたことが、あたしにとってショックなことで。 また、手を切った。 あたしは病気なんかじゃないよ。 たくさんたくさん、青い血が流れた。 あいつと同じ。 指の間を伝って、滑り落ちる。 それは気持ちが悪いほど生暖かく、ましてあいつと同じものが身体の中を流れているかと思うと、吐き気さえした。 これだけじゃない、この髪も、爪も、皮膚も、細胞のひとつひとつまで。 自分が嫌い。 部屋を暴れて、白いドアに血を塗り付けた。
母親は、陰であたしの悪口を言っていた。 祖母も、会うたびに全てをあたしの所為にした。 親戚も、世間の目を気にして、学校へ行かないあたしを責めた。 笑うことも、泣くことも、怒ることも、風邪を引くことも、存在すら、赦してはくれなかった。 自転車に乗れば、轢かれる蛇を思った。
死ぬ事しか考えられなかった日々。 今も、あたしの中に残ってる。
今日は、今、責任者を勤めてる署名活動で友達とCDショップをフラフラ。 欲しかったCDも買えた。 純粋な想いを伝えたいが為に行ってる署名活動。 貴方の声をまた傍で聴きたい。 みんなの気持ちを大切に預かって、ひとつひとつ丁寧にこなしていこうと思う。
電話で友達に云われた。 『お願い、もう止めて。あたし、泣くよ?』 って。 また、リスカしたから、それ見て。 叱ってくれるのも、泣いてくれるのも、友達。 だけどあたしはまた、手首を想う。 これはきっと生まれつきだと思った。
何に影響された訳じゃなく、あたしが初めてそれをしたのは、10歳の頃。 あたしは泣かないはずの強いコで、祖母が、別居している母のことを悪く云った。 それを黙って聞いてるの、いつも。 母も祖母を憎んでいたから。 ひとりになると、いつも泣いた。 そうして、自分と泣かない約束をした自分に涙を流した分、初めは手の甲だった。 机に仕舞ってあるカッターを強く押し付けて、何回も、何回も、切った。
彼女達は、あたしに本当の記憶をくれなかった。 だから、あたしの中で幼いあたしは2人在る。 とても醜いあたしたち。 傷つき続けるこの身体を、共有するふたつの魂。
⊂元気じゃないかな。⊃ |
2001年06月12日(火) |
夕べ、友達から貰ったアタPを1錠だけ飲んで眠った。 目が覚めたのは13時…学校休んじまった…。 気付いたら手首にまた傷が。
イヤな事あった。 最近辞めたバイトの先輩が昨日、バイト先まで遊びに来て。 ひとつ年上のひと。 彼女、今日、入籍するんだって、妊娠4ヶ月なんだって、幸せそうで。 『頑張ってね』って云ってくれた。 バイト先にいるあたしは、静かで、愛想笑いしか出来ないから。 ひとつのおもいをくれたのに、あたしは何も云ってあげられなかった。
店のマネージャーが転勤になるの、来週の月曜から。 身の回りがごちゃごちゃしてて、突然そういうの、どうしたらいいの。 また新しい環境でやってかなきゃ、って、簡単に切り替えて、対応出来ない。 彼は、良いマネージャーだった、今までバイトしてきた何処の店のマネージャーより。 彼が昨日、『今週、頑張ろうね』って云ってくれた。 何も云えなかった。
何て云えば良いのか分からなくて、何も考えられなくなる。 一言さえ言えれば良いのに、上手く出来ない。 『ありがとう、お幸せに』 と、 『頑張りましょう』 さえ言えれば良いの。 何で出来ないの。 『何で出来ないの』 そういえば、小さい頃、親にずっとっそう云われてた。 何で出来ないんだろう。 それからずっと後悔してる。 今も…。 誰かが、傍に居なくなることがわからない。 なのに、何であたしは壊れるの?
むかし、よくきいた腕枕、その歌。
本当はこわくてきけなかった。
いつかどこかへ行ってしまう、僕も、貴方も。
消えてく手探りの先の体温。
ひとつ。
いなくならないで、本当はそう想ってるんだよ、きっと、いまでも。
蚊帳の網、風を捲り、見据えた闇の奥。
僕は、いつかひとりになる為に、全てを嫌い、遠くへ逃げた。
幼い手段。
隔離される意志。
冷たく伸びてゆくてのひら。
長く滞った時間に、死んでしまえればよかった。
気付かせてくれた者も、僕を時流に促す。
あの時、貴方の手をすり抜け、今、僕は何と戦い続ければいいのだろう。
なんて爽やかな日記帳なんでしょう(焦) あたしの気分次第で変色してくわ、きっと。
やっと誰もしらない場所が出来た。 ここから真っさらな場所からもう一度あたしは自分の身体を組み立てていける。 気休めでもそう思ってたい。
ユミという名前です。 17歳、女子高生。 情緒不安定に陥り易い体質なもんで、感情の起伏やら激しいかも知れない。
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最近ずっと身体の調子が悪くて、御飯さえ食べれなかったのに、今日友達に会ったら元気になったよ〜、友達はみんな好き。 家は嫌い。 だぁれもいないし、何話していいんだろう、親とか、家族って。
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