一年目の告白






私は本気であなたがすきです
幾ら自分の心が判らなくても
これだけははっきり判ります
あなたと出会って一年弱
色々考えさせられました
もっとあなたのこと知りたい
私のこと知って欲しいとは
あまり思ってないのは本当だけど
多分、凄く知って欲しがってる
私の心は 中身を

何でも話せてしまうんだ
不思議だけどこれも事実

きっとあの時会えたのは運命
夢みたいなハナシ
友達も羨むくらい
人が転生を繰り返しているとしても
何十回に一度か はたまた
何百回に一度 そんな確率で
きっと出会いってあるのかも
そぅ思ってしまう
自惚れるのものもたまには良いよね
許されるよね



そんなわけでまた一年
こんな私を宜しくお願いします



私的私信








クスリ






君が声を発したから
間発入れずに僕は叫んだ

だって君の声変だったんだよ
違う誰かの声がしたんだ

恐かったんだ
凄く凄く凄く



麻酔したら僕は夢を見たよ
とめどもなく流れ続ける
蒼い水と赤い血と
それらが混じった濁った液体
何処から此の流れは始まっているんだろう
そぅ思って確かめに行ったんだ
そぅしたら
辿り着いたのは僕
足元には誰かが横たわっていた
顔を覗くのは怖くて
僕は逃げ惑った
宛もなく走った
息も絶え絶えに足元を見たら
先刻の液体が足を浸していたんだ
ギョッとして後ろを振り返ったら
白い光と青い光が浮いていた
白い光の中には君の姿が在った
もぅひとつの方には…僕が居た
もぅ直ぐ飛び起きる僕の姿が








うわああああああ!!!!










君の影には魔王が居るよ
















船出






開け放たれた窓から
鳥が出た

海豚の居る碧い海を越えて
遠くの仲間の元へ


残したのは綺麗な羽根




入れ変わって入って来たのは
一枚の枯れ葉

其の葉の表情は
心にツキンと痛みを伴う孤独を齎(もたら)した





小さい頃に憧れた夢を
突然失ってしまった






幾多の苦難はこれからも訪れ
夢の島への海図は
瓶に入って流された








絶望からも見放され
これから何処へ向かおう

唯一人の友人 波ですら
ヒントはくれなかった

さぁ出発だ
時が来た











動こぅ






自分の或る部分が厭で

切るという行為に走ってしまう

そんな毎日一週間


そろそろさらけ出してみようかなんて

思ったりもした


毎日遊んで学ぶことなんてしないで

唯々楽に過ごす


朝起きて厭で気付いたら夕方夜でした

なんてことしょっちゅう


呆れるよね



走って転んで泣いて誰にも助けられなかったから

其処で息絶えてしまった

そんなハナシ最近はよく耳にする





もぅ終わらせよう

アタシアタシアタシ



















割れ物注意






手を出せば届く筈なのに
触れるのが怖くて手紙も出せない

話がしたい

こんなあたしでも
相手をしてくれるあなたが
大好きです

イチバン大事な人なんです

あたしの存在が恐いからだなんて
云うことは出来ません


いつかそのうちきっと
必ずメィルします
あなたの邪魔にならないくらい
ほんの少しだけ
あたしに時間下さい










鳥に見つかり喰われる前
鳥は嘲笑っていたのを
あたしは見た


逃げられないよ




















静電気





あたしは+
君は−

だからいつでも
パチパチ パチパチ

くっつくことが出来ないんだ
パチパチ パチパチ

あたしは君がすきなのに
もっと傍に行きたいのに









見えない壁は
暗い処ではよく見えます




痛い痛い













朝の濁り







朝もやに


ぼんやり浮かぶ


陽の光








かと思いきや


我の陰影
















ひとりぼっち







アタシは大っ嫌い!!

こんな街消えちゃったらいいんだ

だれも他人を見もしない

振り返りもしないで独り先に進もうとして

せこせこ早足でアタシを独り置き去りにする

大っ嫌い!!

誰か一人でイイから振り向いて下さい









嘘歌本当歌







ポケットの中にはビスケットがひとつ


一回叩くとビスケットはふたつ


二回叩くとビスケットはみっつ、よっつ


叩いてみる度ビスケットは増える







さぁ食べよう


ポケットを開けたら中には粉々のビスケット


子供は喜ぶ


「小さいビスケットがたくさん!!」


天使は囁くよ

本当はひとつ




真実を知った大人は泣いちゃったとさ

















遺書







疑わしいと思うだけで

全てが偽物に見えてくる

これは心理的な現象なのか


人に裏切られ人を信じられないと

此処に居ることすら辛く感じる


逃げ道なんてはじめから用意されていない

って知ってるクセに


終わりが見えない道は

急に突然消えてしまうことだってある

断ち切られた道は

二度と戻っては来ない

永遠の別れは突然に

サヨナラすらも云えないくらい

突然死



思い知ったかザマァミロ



死亡理由は《    》



それでは皆様転生したら逢いませう










正しい日常








起床
洗顔等
朝食
登校・出勤
授業・仕事
昼食・休憩
授業・仕事
部活
下校
飲酒
帰宅








厭きれるほどにツマラナイ
嫌気がさすくらい在り来り
逆回転させてみようか
真っ白にしてしまおうか







どれも正しくない
間違いなんて無い
本当はどれ?
嘘なんて信じてもイイの?








明らかに違うのは消えてしまうこと














おまけ







あと一歩は要りません


其れが特になるとは限らないし
     ならないとも限らない


「おまけのいーち にーい さーん…」

「おまけのいーっぽ」



おまけは付けなくて良いです

早く終わりたいのでおまけはカットしましょう




「あら当たったの。それじゃぁおまけに此れ付けてあげるよ」



駄菓子屋さんのおばちゃん良い人ね

でもお店は赤字




「お前はおまけなんだからな」


私は行きたくて着いて行ったんじゃないなですよ

そこんとこ間違えないで下さいな

それに私はおまけじゃありません




「お得意さんは百円負けてあげといて」


そんなのズルイじゃないですか

贔屓(ひいき)しちゃ駄目ですよ





おまけは止して下さい

おまけは。














蜜柑のサイズ







甘くてむ剥きにくい小さい蜜柑と

甘さはそれ程でもないけど剥きやすい大きい蜜柑と

何方が好みですか





貴方のサイズに合わせます





ご覧下さい

彼方の木に成って居る蜜柑を

此方を食べて比べてみて下さい

他にこんな美味しい蜜柑は御座いません




ご覧下さい

彼方の木に成って居る蜜柑を

此方を剥いて比べてみて下さい

他にこんなに剥きやすい蜜柑は御座いません




さぁさぁ皆様ご覧あれ

此方は特殊ですよ

美味しくて剥きやすい

新種の蜜柑で御座います









如何致します?

種類は豊富で御座います





貴方に合った蜜柑は見つかりましたか

売り切れる前に此方の蜜柑をどうぞ

想像を絶する程の酸っぱさで御座います

サイズはssしか御座いませんが

買わないと損しますよ

お得なうちにさぁ ドウゾ






安くしときます









蜜柑売りはいつもタイヘン














深想







何も見えないなんて

オカシイのはアナタの方なんじゃないの

私にはハッキリと見える

光も景色も

目を開けているのに見えないなんて

アナタ本気でそんなことを云っているの

何も見えないわけないじゃない

オカシイ オカシイ





オカシイのはキミの方だよ

キミが見ているものは幻想なんだ

幻を見ているんだよ、キミは

知らないのかい

本当は何も見えやしないんだ

見えてるって実感しているモノ

それは妄想でしかないんだよ

此の世界に確かに存在しているモノなんて

本当はも無いんだよ

知らなかったのかい

オカシイのはキミなんだよ















そんなこと云ったら

何も信じられなくなるじゃない

だからヒトはユメを見るんだ

現実という愚かな儚いユメを

何時までも追い掛けるんだ





















*盲目の方を非難しているわけでは決してありません




飢と渇







不必要な感情は捨ててしまえばイイ

今直ぐ楽になりたいのなら




喜びも悲しみも痛みも
辛さも快楽も
怒りですら
私には苦し過ぎる

薬で紛らわすのはもぅ疲れた




誰かの声が聞こえるんだ

どこかで囁くんだ

聞こえる 聴いてる






薬なんか要らない

思い出なんか要らない

私が欲しいのは、

















置き手紙







泣けちゃうくらい深い傷は

アタシに生存を示した



痛みを伴う快楽は

此処への執着を記した



駄目になっちゃった思考は

次第に脳を腐らせた



価値も意味も何もかも

全てどうでもよくなったから

此処との接触を断ち切ろうと

そぅ 思った





アタシはアタシなりに

悩んでいたんだ

気付いても時既に遅し





閻魔大王に会ってきます

神様にヨロシク云っておいてください















白い記憶







いつも見ていたあの景色
今はもぅ在りません。


時々聞こえた聞いていたあの唄
今はもぅ聞こえません。


極 稀に感じたあの人の気配
今はもぅ感じません。




どうして?





皆ミンナ消えちゃったから。
私の前から消えちゃったから。
私が否定して消しちゃったから。
だってナミダが止まらないんだもの。
仕方ないでしょ。
理由なんか判らないし。
不可抗力。
ユルシテ。





言い訳なんかしたくなかったけど。
もぅ此処は私のセカイ。
私だけの。


殺人マシーンも魔法使いも鬼も戦車も何でもアリ。
だって私だけしか居ないから。
私の他に人間は居ないの。












嫌なニオイ!
あの甘い溶けちゃいそうな。
キライ。
誰、其処に居るのは。
何を持っているの。
来ないで!





「「私は私。」」
「「あなた自身。」」























独りにはなれないのかな。

絶望の一歩手前 此のセカイから脱走させてくださいな。

探さないで下さい。

無駄足。

絶対に見つけられません。






事実は最初だけ。

嘘嘘嘘嘘な、国です。

キロクを掻き乱したのは一体誰ですか。

罪は重いですよ。

白状シロ。












憂欝






独りで抱え込んでるから
そのうち自滅していく
判っててやってたら
馬鹿らしく見えるのかな


吐け口が見つからなくて
涙 流して歩き回っても
どぅすることも出来ない
それは悲しいわけじゃない


何時からか判らなくなった私
良い加減縁切りたくなる








人間 結局独りなんです








唄いながら遠くへ逝きましょう
















someday
I'll Re Turn





my Mother's womb



And Then………










あたしはずっとお母さんの中に居たい









インスピレィション













さらさら流れる音

どろどろの液体

ぽたぽた垂れる音

しゅーっと音も無く吹き出す音











アナタハ何ヲ想像シマシタカ?


















?本脳?






苦労をするって何だろう

努力って何するの

根性って何ですか

頑張るってどういうこと


私にはどれも判りません

こうしろああしろって云われても

どうしたらイイのか判らない

其れは私が悪い?


忍耐って何ですか


私に足らないモノの一つは

『我慢』

欲求ばかりを求めて

満たそうとして

全て叶わなくとも

出来る限りを飲み込もうとして

『其れ』が出来てない


私は詰まる所『我儘』に値するのでしょうか

『自分勝手』とも云えるのでしょうか

人間性がまるで駄目?

ヒトのカタチをしたヒトではないモノ

私の中身は人間に属していないのですか

欲しいモノだけ手に入れるのは

イケナイことなのですか

















鏡の内側






鏡に映った私の顔は

蒼白でとても疲れているみたいでした


そっと触れてみたら

凄く冷たかったんです


なんだか可哀相になったので

ライターの火で暖めてあげました


鏡の中の私はにっこり笑って

私の手を取り引っ張ったんです


そうしたら私と鏡の中の私は

やっぱり入れ替わってしまいました


そのまま私は何処かへ逝ってしまったから

鏡の中に居る私は此処から動けなくなりました

鏡の中に居る私にはどうすることも出来ないんです


誰も気付く筈もないので

どうしようもなくてもどかしくて


誰でも良いんです

誰か気付いて下さい

其れは私ではないんです

私は此処に居るんです

誰か 誰か 誰か

此の鏡に梯子を架けて下さい


此処は嫌

暗くて嫌

冷たくて嫌

明る過ぎて嫌

景色が見えない壁の向こうと同じ

だから嫌






いくら待っても誰も来てくれない

気付いてはくれないので

私は此の忌々しい壁を割ります

そうしたら 私は一体どうなるんでしょう

叩いた個所に私の赤い血が付いて

私の存在を示してくれるのでしょうか

そして私は消えるのかも知れない

其れも良いかもしれない







あと一日待って誰も来なかったら実行しよう







もぅ一度触ってみた私の頬

機能が狂ってしまったのか

温度を感じることが出来ませんでした

きっと外の私もこんな思いをしていたんだろう

そぅ考えると

私は外へ出てはイケナイ気がした






あと半日 あと、半日

































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