赫い地球







真っ赤な太陽


あまりにも奇麗過ぎる赫だったので


地球の終わりが脳に描かれた





空一面が赤色に染まって



雲など無いも同然で



太陽が主役  誰も反抗など出来ない



そんな大きな赫は私達を徐々に包み込み



私達を含んで どんどん大きくなっていって



終いには地球すらも飲み込んでしまうかのよう



それほど強大な しかし静かな赫



それは私の心を魅了した







そして



見たい気持ちと もう見たくない気持ちが



反発している







脳内爆発騒動:壊滅





あなたはそうやっていつもわたしをかばう


だからわたしはいつもなくの


ごめんなさい ごめんなさい ってあなたにあやまって


謝罪のきもちをこめて


わたしはただ ひたすらなくの


あなたが あなただけがわたしにやさしくしてくれるから


あなたの貴重なじかんをひきさいてしまっているから


だから、  ごめんなさい








わたしなんかにかまうことないのに


どうしていつも 気にかけてくれるの


こんなに醜いわたしなのに


どうして どうして まもってくれるなんていうの









だからわたしはにげたの


あなたのてがぜったいにとどかないところ へ


わたしはにげたの


そうしたらなぜ こんどはあなたがなくの


わたしがいなくなってすっきりしただろうに


なぜ なくの


いいかげんなきやんでよ


わたしがコワレル


あなたノなキゴえが ワタしをこわス


わタシがオにニなるまエに はやクなキやんで ソれか


わたシヲホントウニここかラ けシテ


あアああああアァああぁぁアア


はやく   だれか    わたしを         けして


おねがい   わたしを     けして


  おねがい                 けして


けして     わたしを  けして


けし て   けして         けして




お ねがいだから       け




伝心柱





冷たい 冷たい 冷たい 冷たい 冷たい 冷たい 冷たい 冷たい 冷たい
  氷よりも冷えきっていて
  触れても氷のように滑ってしまう
 貴方の心
  私が暖めてあげましょう
  その氷を溶かしてあげましょう
  人の、本当の人間の心を持たせてあげましょう

  大丈夫 怖くなんかないから
  ほら この手を握って
  さぁ 私についてきて



嫌だ やめてよ 僕はこんなこと望んでなんかいないのに
どうして無理矢理連れていくの?
僕はこのままで良い  このままが良い
ねぇ だからお願いこの手を離して
そんなの勝手だよ
こんなことして 自分では良いことをしたと思って自己満足してるだけでしょ
僕はもう決めたんだ
もう誰も信じないって 信じたってどうせまた裏切られる
だから終わりにしたんだ 人と接することを拒絶したんだ
声を無くせば言葉は出さなくていい 目を失くせば何も見なくていい 耳を消せば何も聞かなくていい
これは最高だよ 凄く凄く楽だ
色々考えたけどやっぱり僕にはこの方法が一番いいって解ったんだ
僕がここでこうしているのもそういうこと
ねぇ もう僕にかまわないでよ  放って置いてよ





さぁ これから此処が貴方の新しい家 これが新しい服
そしてこれが新しい友達
貴方はこれから此処で新しい生活を始めるの
今迄のことなんか忘れていいの 忘れてしまいなさい
そう 思い出すことなんかない
綺麗さっぱり消してしまって新たな自分を描きなさい
そして過去の記憶を塗り替えてしまいなさい


だからいいって 放って置いてって云ってるでしょ
やめてよ 僕は嫌なんだから




それは無理
だって貴方は言葉を捨てた 声を捨てた
しかもそれ以前に耳を 聴くことを開放した
今の貴方が何を言っても駄目
無駄なの
貴方の気持ちは伝わっていないの
伝わらないの
其れを解っていないのは 貴方





あら あの子逃げたのね
私が折角拾ってあげたのに
私が折角飼ってあげてたのに
私の折角のコレクションが
まぁ いいわ
あの子はもう駄目  生きてなんかいけないわ
そんなの私が許さない
絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に
逃がさないから



悪いのはどっち?
正しいのはどっち?
答えはあるの?





生み




生命の始まり

生まれたのは


生きて生きて生きて

そしてすべては
に帰る





帰れればいいけれど

そうはいかないことだってある


罪を犯して帰れない

身体が見つからずに帰れない

憎み過ぎて帰れない


理由は色々あるけれど

帰れないのは可哀相


だけど 仕方ないよね






に帰れることは
皆の喜び

そしてまた

新しい生命となって

生まれ変わって下さい





わたしは


皆の生命を守ります




廻哀無終




きてるって感じてますか?






どんな感じですか?




楽しいですか?




気持ちいいですか?








怖く…ないんですか?












私にも解ることが出来ますか?











一度で良い








心から生きてるって思ってみたい








誰かに支えられてるって





誰かを支えてるって







そう、感じてみたい
















貴女の為に何かしてあげたい





貴女にんでもらいたい





貴女の笑顔が見たい

















それだけの為に 今 生きているのに












貴女はちっとも笑ってはくれない





私を求めてはくれない





必要としてはいない










だから、私は要らない










貴女に私は必要ではない











そんなこと考えたら悲しくなってきて




泣きたいほどに悲しくなってきて




それでも泣けなくて





やっと泣けたら涙は一筋流れただけで




「私の涙は枯れてしまったの?」




それでもその一粒の涙に全ての想いを込めて




私はたった一度だけ泣きました








  何が悲しいのかも判らずに泣きました















全てがどうでもよくなって 私も壊れてきて 皆も壊れてきて







そして 世界は無くなりました







私の世界は終わりました













だけど 寂しさは消えなかった






孤独の寂しさは増すばかり






私はまた誰かを求めて





世に転生したいのです






嫌われても いい   相手にされなくても いい






ただ、側に居させてくれるだけで 良い






だから 誰か 私に居場所を下さい





寂しさを 消してください




無血人形




私にはが無いの

あるのは
だけ


だから
しか流さない

流せないの






いつも私は
を流して

悲しくもないのに
を流して






泣いているわけではないの

ただ、ただ、とめどもなく出てくるの





其れはきっと、私が存在する限り止まらない


気がついたら出ていたんだもの


  その前なんて覚えていない


  違う、知らないの


だからきっと


私が消えるまで


私の眼から


ずっとずっと出ているんだ











は嫌い


なんてウンザリ


もう要らない










私にはない、




其れは、私が生まれて初めて欲しいと願った
命血




独言葉 = 幸






もし。


私の中にもう一人同じ私が居たとしたら


同じ私が二人なんだから


喧嘩なんかしないだろうに。





じゃぁ。


違う私が居たら。


…違う


私は一人なんだから私じゃない。


人、ではないが居たら


きっと何かと意見が食い違っていつでも私の中は煩いんだろうな。


それが一人でなく何人も何人も居たら


私はいつでも落ち着かなくて


いつでもイライラして


決して一人には成れないんだろうか。



















人間は誰でも独りなのにね。


      それは違う。


身体が一つなのであって、自分は何人もいるのかもしれない。


そうなんだ。


気持ちが判ったって誰も同じではないんだ。


人は独りなんだ。


結局自分のことを判ってくれるのは自分しかいないんだ。


だから他人に依存するのは嫌なのに


どうして











どうして


誰かを求めてしまうんだろう。



















私は其れが凄くだ。











++++++ +++++
           +
ひとりごと=幸せ   +
           +
++ +++++++ +




偽世界





鏡の向こうは別世界





私の価値は要求されないの







ただ居るだけでいいの









何もしなくていいの










そこは私にとって楽園


















鏡の裏は真っ暗で何も無い。

鏡の表は何かと理由を突き付けられる。

鏡の中って最高。

理由なんて要らないんだもの。

だから私は此処を選んだの。

逃げてるなんて言われてもいい。

結局私は弱いから、生きるのが辛いの。

耐えられないの。

表から中へ逃げて、何が悪いの?

誰にだって自由の権利はあるんだから。

私は其れを使っただけ。























此処は中の世界


私の中の   偽世界   でもある   真世界




無悩





切り刻んで捨ててやる



こんな風になるのなら

心なんていらない










コントロール不能になる前に







切り刻んでててやる
















新しいのは必要









気持ちなんて要らない





邪魔なだけだから













それでもしつこく私の中に入り込もうとする







だから、要らないって云ってるでしょ
















ちょっとでも踏み込んだら許サナイ













絶対、絶対、絶対、






切り刻んで捨ててやる









鬱陶しいから









悲しいから




救血少年





血に飢えた少年は

を求めて彷徨い続ける


自身を

仮面を付け



いつまでも、どこまでも


果てしなく歩き続ける




永遠に満たされることの無い


感情を背負い



いつまでも、どこまでも

果てしなく歩き続ける




その身がてるまで……












その身がてても……




水彩





透明なのに色がある



青ではなく

水色でもなくて


本当は白に近いみたいだけど

でも、白でもなくて




見えないけれど色はあるんだよ



眼で見るだけじゃないよ





ほら、見えた?






わかる人は判ってくれる


それが、こころいろ




鉄紐





私を捕らえて決して放そうとしない

其れはギュウギュウとくい込んで

もう私の体は痣だらけ


其れは私の心にさえも巻きついて



もう駄目

壊れそう




放して

此処から出たい

束縛されるのは嫌


なの



泣き叫んでも

何をしても離してくれない



いっそのこと死にたい

死んでやる







































































私を取り巻いているもの

其れを掴んでいる

その人の顔が見えない………




非考









届くはずの無い願いは

闇の彼方へと消えてゆき、

いつかはまた

この地に舞い戻ってくる


新たな誕生と共に



その時まで僕たちは生きていられるだろうか








夢が消え、

抜け殻のようになったボクの身体は

生きることを

捨ててしまうのだろうか





何もかもが判らなくなったとき

本当の自分が要らなくなる



判らない
        判らない
判らない



                                     判らない


判らない











「もう逃げたい」

いま、心からそう思った僕は

本当に弱虫だ。



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