脳内爆発騒動:入り口




全て。

私の

私自身の

総て。






誰にも見せていなかったけど

貴方にだけ見せてあげる。

教えてあげる。

本当のワタシ。




見たい?

見たらきっと

私への見方が変わるでしょう。

それでも、見たい?









…そう。

なら、こっちへおいで。

一緒においで。




全てを捨てて、こっちへ…。




脳内爆発騒動:オワリ




      ―緋(アカ)―


躯にまとわりつく緋い液体。




イヤナニオイ。




忘れていた何かを思い出させる。






   …ソレハ、死。











「イタクナイ?」
整った顔。



「コレカラドコヘイクンダロウネ?」
そっと手を触れてみる。




「ズットイッショニイラレルネ」

コレカラズット…。









誰の瞳―メ―にも触れることのない場所へ隠してあげる。


僕だけが解ればイイんだ。




キミの存在はもう誰のココロにも残っていないよ。




だから、安心して。


















本当に幸せそうに眼を閉じている。




これで僕も安心して…‥










永遠の眠りに心からの祝福を。




不思議の森




ある朝

其処には小鳥がいた。

何かを感じてついていった。


小さな森の

小さな池の側にある

小さな家に辿り着いた。


その家には誰も住んでいなくて。

でも、誰かが住んでいるようにとてもきれい。

きっとこの森の妖精達の家なのかもしれない。

妖精達が立ち寄る家なのかもしれない。


どうして此処に来たんだろう…………


   それにしても此処は凄く落ち着く。
   安らげる。
   安心できる。
   ゆったりと時間が流れているよ。
   時間がゆっくりと流れているよ。

 今までのことが思い出せなくなってる。

   でも、そんなことはどうだっていい。
   大した問題じゃないでしょう。
   それよりも今は。
   この時間を楽しみたい。
   大切に使いたい。
   何故かそう思う。


私は最近こんな場所を求めていたよ。
だから?
そんなことを思っていたから来れたのかな。


誰が?
誰のために?
知らない。
判らない。
けど、これだけは言わせて。

  ―アリガトウ―

有り難う、小さな小鳥サン。



















後で聞いた。

友達も此処に来たことがあるって。

そうだったんだ。

何となく判った気がする。

そんな人達の為に或る場所なんだ。

だけど。

判ってはいけないと思ったから忘れることにした。

そう、記憶の片隅に置いておこう。





ココロの疲れを取れる場所。


不思議の森の、小さな小さな、
小さなお部屋。
誰にも内緒の、小さなお部屋。




希望





羽が欲しい。

天使の羽が。

鳥の翼ではなくて、天使の羽が。


ふわっとしたイメージ。

人々に希望を与えるイメージ。



希望を見せられるような天使になりたい。

神様の所へ行って、

人間が幸せになれますようにって。

私が代表してお願いするの。


そのために、

天使の羽が

どうしても欲しいの。






たった一枚の天使の羽根。

空から舞い降りてきた羽根。

私に希望を与えてくれた。

私に生きる目標をくれた。

私の宝物。

大事な羽根。


なくさないようにしまっておこうかと思ったけれど、

持ち歩くことにした。


そうすればいつか本当に会える気がしたから。


…あの人に……








光と影。

相対する2つ。

一つでも欠けると成り立たない。



光と影。

光の隣には影。

影の隣には、光。



光と影。

もし、光が無かったら。

真っ暗で何も見えない。

感じない。


もし、影が無かったら。

眩しすぎて前が見えない。

判らない。



光と影。

やっぱり2つが揃わないといけない。

両方あってこその、この世界。

当たり前のことが当たり前じゃない。


影の中に光が無いように、

光の中には影は存在できない。


だから、相対するのだ。






ねぇ。

私にもそんな風に仲良くなれる人ができるかなぁ…




自分の中にもきっと、

そんな2人が居るのだろう。

例えるなら天使と悪魔のような。

善と悪とは言わないけれど。


居て欲しい。


そんな2人が。




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