Mental illness　


Mental illness

		蘭丸

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■　涙夜

分かってくれ　と
ぼたぼた涙を流しながら呟いた貴方を
恨む事が、できましょうか。
拭っても拭っても滴る涙に
やがて私達は呑込まれていくのだと思いました。
愛しているという言葉が
こんなに虚しいものだと気付くには
あまりにも惨い夜でした。
私は、貴方の涙に溺れる事を望み
貴方は、独りになる事を望みました。
それでも尚
私を抱き続ける貴方を　どうして
恨む事が、できましょうか。

2002年05月23日(木)

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■　一番素敵なもの

君の下手くそな言葉が
不器用な仕種が
一番、素敵だ。

2002年05月20日(月)

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■　笑顔を

ここへおいで
精一杯の笑顔を、君にあげよう
触れたら壊れてしまうから
僕にできる精一杯を、君にあげよう

2002年05月16日(木)

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■　我侭を言って

わがままを言えばいいよ
僕が困って悩んで
何も手につかなくなるくらい
僕を君で満たして
もう他に何も要らなくなるくらい
君の事だけしか考えられなくなるように
わがままを、言えばいいよ

2002年05月15日(水)

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■　君と僕の数式

君と僕を足したら
一つになった
僕から君を引いたら
一人になった
君とのかけ算は際限なく
君とのわり算は、想像もつかない
僕は君を注ぎ込むように
僕の中に溶かしていく
やがて一つになるのなら
今こうして
混じり合う途中で
君で僕をわってみるのも
いいかもしれない。

2002年05月13日(月)

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■　それでも私は

私の体はそんなに醜いですか。
愛せないのなら、
無理に抱かないで下さい。
私の涙に気付かないあなたを
私はそれでも愛しています。
あなたが私を愛せないのなら
そう言ってくれても構わない。
だから惰性で
私を抱くのは、やめて下さい。

2002年05月11日(土)

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■　僕の過ち

君を好きになったこと。
君を抱いてしまったこと。

君を、捨ててしまったこと。

2002年05月09日(木)

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■　あしあと

あなたの作った道を
歩いていくのが好き
あなたの通った足跡を
同じように踏み締めて
歩いていくのが好き

今日もあなたと
同じ道を歩いて
あなたと私の
足跡を、つけていくのです。

2002年05月08日(水)

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■　しもちゃんへの手紙

中学校の頃の親友が、結婚しました。
とても嬉しくてとてもおめでたいことですが
なんだかとても寂しくなりました。
式の最中、なんだかショーか演劇を見ているようで
どこか違う世界の様な
そんな感じでしたが
新郎が
これから妻と共に頑張っていきますと
そう言った時、
ああ　結婚したんだなって
ひとのものになっちゃったんだなって
それが妙にリアルな感覚で
だからとっても、寂しくなりました。
彼女との関係が変わることなどないと思いますが
全然違う人になっちゃったみたいで
すごく遠くなっちゃった気がして
嬉しくてというよりかは
悲しくて涙がでました。

結婚、おめでとう。
お正月には、また、みんなで会いましょう。

2002年05月06日(月)

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