日常喜劇

2008年06月30日(月) 恥も外聞も…


土曜も出勤だったのだが、辞めたはずの
上司はフツーにやってきた(しかも遅刻して)
そしてまさかの今日。
何事もなかったかのように復活していた。
さすがに言い訳が思いつかなかったようだ。
それにしても。

なんだよあの一連の騒動は!?!

そりゃ他の会社行って働けるタマじゃないのは
判ってるし自分も判ってるだろうけど!?
来たり来なかったりしてその間は確実に
仕事してなくて、あまつ仕事押し付けて
きたのにまだ上司ヅラかよ!?
しかもあんだけ大見栄切ったのに恥ずかしく
ないんか!? 見てるこっちが恥ずかしいわ。

上司は早速、弁護士に電話して

「離職票取り下げて下さい。
私にもまだ期待してくれてる人がいるので
残ることにしました」
とか言ってた。

誰だよそれ妄想上のキャラかよ!?!
連れてきてくれ!!!(怒)



2008年06月27日(金) まさか…


辞めたと思ってた上司から夕方電話が来た。
なんと大阪の支店から電話してきている。

何してるんだ。

辞めたんだろう???



2008年06月25日(水) まさかの大事件


月曜のプレゼンは上手く行った。
よく考えたら全然準備をしてなくて、
月曜午前中に慌てて資料を作成し、5分早く
到着したので近くの公園で今更のように
言うことを確認していざ乗り込んでみたのだが、
あっけないほど話はトントン拍子に進んで
さっさと終ってしまった。
ともかくこれで私の仕事は済んだ。
後はどうなろうと知ったこっちゃない。

それはそれでよかったのだが、今日また
事件が起きた。
毎日毎日、もうこれ以上のドラマはあるまいと
思っているのだが、今日の一件はハンパなかった。

上司がその上の上司とケンカした挙句、
勢いで退職してしまったのだ。
手当たり次第自分の周りの物をゴミ袋に詰め込み、
私物は宅急便で自宅に送り、弁護士に離職票発行
依頼の電話をし、さっさと帰ってしまった。

正直、唖然である。

どうせこないだの謹慎がちょっとハデになった
だけだろ、とも思うのだが、ホントに辞めたかな
とも思ってしまう。
笑ってしまったのは、売り言葉を余すところなく
全て買い取って怒る点だ。さすがはかつて
ヤンキーだったと噂されるだけある。
「おいジジイ」と言った時点で
「あ、素が出てる」と思い、内心笑ってしまった。

…が、これから笑ってられる状況になるのか。
はなはだ不安である。



2008年06月22日(日) 酸素カプセル


友人の結婚式の引き出物でもらった
カタログから「酵素カプセル」を選んで
入ってきた。それというのも使用期限が
ギリギリだったからだ。
もー仕事が忙しくって全然休日に余裕なくて
今日も午前中ムリヤリ予定突っ込んださ。

ともかくカプセル。

小さなビルの7階に入って行ったら、受付の
お姉さんが一人だけの薄暗いオフィスだった。
そこで英語の、画像が荒れたチラシでよく解らない
説明を受けて普通の服のままカプセルへ。
5気圧くらい下がるから息抜きしろと
言われて、ドキドキしながら息抜きを繰り返して
いたら5分後くらいに気圧を下げるの完了。

「そのまま30分寝てください」

と言われたが、ドキドキして
なかなか寝付けなかった。

そりゃそうだろう。
これが何なにかも初めてだしよく解ってないし。
そもそもよく解ってないのによく一人で来たな私、と
今更自分の勇気をたたえ出す始末だ。
しかも、内側からチャックで開けられるから何か
あったら自力で脱出していいですよ、と言われてたのに、
カプセルの中には英語で「急にチャック開けるな」と
書いてあるし!これ読まなかったら急に開けるだろうが!!
幸い閉所恐怖症でもないし、薄暗いだけで寝心地も
悪くないしで、あれこれ考えてるうちに無事終了。

ほっとして外に出たが、結局どんな効果があったのか
よく解らなかった。お姉さんの話によると、続ければ
骨の矯正とか肌荒れが改善されるとかあるそうだ。
ふーん…(半信半疑)



2008年06月21日(土) 勢い余って…


結局昨日の一件は、上司がアポをとって
来週月曜に結局私が行くことになった。
でもそれも
「来週ならいいんだよね?」
とか、何そのさりげなくおんきせがましい態度は!!!

と、いうことで昨日から気が立っていて、
今日は勢い余ってスーツを買ってきた。

明日文句を言われないためにも、完全武装して
行こうと思ったのだ。まさか会社に金出して
もらおうとは思っていない。
制服もない会社で、完全会社を私物だと思ってる
上司は「職員制服費」とか言ってスーツ代を
会社から引き出していたが、私にそんな
つもりはない。せいぜい、

次の就職先の面接用として使うだけだ。


こんちくしょう〜(>_<!!!



2008年06月20日(金) ついに


常々ストレスを感じる職場ではあったが、
ついに今日、勢いで

「辞めます」

と言いそうになった。
言ってもいいと思った。

だってだよ?内勤なのに、
いきなり午後も2時を過ぎてから

「これからアポ取って営業行って来い」

とかありえなくないですか??
ここで3年働いてるけどそんなムチャ初耳だよ!

当然、営業など行ったことないし用意もないので
「そんなカッコしてきてないから無理です」
とツッパねてみたが
「誰かに借りて」
とかまたムチャを言い出す始末。

「誰が仕事中に服の貸し借りなんかするかバカ」

上司もアホだが、更にその上の上司がアホで、
言いなりにしかなれないのが解っていたので
「私が直接上司に言って無理だと言いましょうか?」
または
「いきなり今日会わせろとかアポ取るなんて
失礼なマネ出来ないので、他の方法(しかも具体的に
提示までした)なら手伝います」
とまで言ったのに、
「出来ないならいいよ」
とか言い出す始末。

何そのさも私がワガママでやりたくないと
呆れてるような態度は!?


むきゃー腹が立つ!!!
妥当なことしか言ってないよ!
つかやること1.5人分くらいやってるのに、
その現状の働きは無視してその態度は何様!?!


ホント…ホント早く辞めて困らせてやりたい。



2008年06月18日(水) エステ


実は4月末からエステに行き始めた。
体の、というかモモと下っ腹の引き締めのためだ。
というのも、年とともにどんどん下腹が目立って
きて、去年はビリーズブートキャンプを一週間
頑張ってみたが、一週間で終わってしまったので、
ついに自力ダイエットのサジを投げたためだ。

太ももは、膝から上が急速に太くなる体型は
昔からでずっと気になっていた。
だから膝上がバレるカッコが出来ない。
そんなミニを履く機会もないが、パンツを
買う時もスリムが入らなくて常々困っていた。

で、そこも自力では細くならないので
エステに頼ることにしたのだ。

行き始めてそろそろ2ヶ月。
毎週なんとか時間を見つけて行ってる割には、

…この太さ、あまり変化なくねぇ?



2008年06月14日(土) お葬式


友人のお父さんのお葬式に行ってきた。
数年前に買った黒に初めて袖を通した。

一人で行ってみたのだが、同級生を
見つけて挨拶してみたり。
一人でしかもお葬式の一般客マナーを
よく解らないまま来たので早めに来たら、
当の友人に会って頭を下げられた。

こっちも頭を下げ返したが、なんと言って
いいかわからず、顔を見ているうちに
涙がこみ上げてきた。
倒れて一週間後に父親が亡くなったって
切な過ぎる。彼女はまだ結婚もしてないのだ。
父親を安心させたかったと、さぞ悔やまれて
ならないだろう。
そういうことつらつら考えたらまたじわっときて。
「思ったより元気そうで良かった」とか
うわべだけ見ては言えない。
「このたびはご愁傷様です」とか
当たり前なのに他人行儀っぽくてつらい。

だめだーこういう場面で気の効いた言葉って難しい…!



2008年06月13日(金) 誕生日兼


友人のお父さんが亡くなったというので、
地元から離れていた友達が急遽、
お通夜だけでも参列したいと帰ってきた。
私は明日行くことにして、今日は私の
仕事帰りに付き合ってもらってご飯を
食べることになった。
久しぶりである。
しかも今日は何の因果か彼女の誕生日。
6月13日生まれでムイミ、と自分で
言ってたからよく覚えているのだ。

そういや高級旅館や秘湯系の温泉が
好きだったなぁ、と思い出して、本屋で
素敵な写真が沢山載ってるちょっと上品めな
温泉雑誌を買ってプレゼントした。
そしたら大層喜んでくれて私も嬉しかった
のだが、前に瀬戸物好きだったなぁと
お皿をあげたこともよく覚えててくれて、
あれ今でも重宝してるよ、なんて言って
もらえて更に嬉しくなった。

まだまだ、小学生時代から付き合ってる
友人に関しては、彼女のダンナに負けない
くらい趣味を把握している自信がある(笑



2008年06月10日(火) まだ続く仕事で


「どうせ一日経てば何事もなかったかの
ように出社してくるだろう」

という大方の予想を裏切り、今日も謹慎中
ということで上司が出勤してこなかった。
あまつ「これやっとけリスト」を送ってきて、
言うことを聞くしか能のない上司Bが
「分担するからとりあえずやりましょう」
とか言い出す始末。

っざけんなよ!?

今までそうやって「とりあえず」と
流してきた仕事が、積もり積もってこの
今の首が回らない状態を作り出してるのに、
この期に及んでまだ言うか!
思わず耐え切れなくなって
「今の状況判ってます?!」と詰め寄ってしまった。
しかも言い出すと止まらない。
もう一人、次から次へと仕事を押し付けられる
職員の女の子と代わる代わる苦情を言い続けた。
この職場の腹立たしいところは、無駄を無駄と
知りつつやり続けるところだ。
無駄だから変更しようとしても許されない。
そのくせ尻拭いだけはやらされる。
正直たまったものじゃない。
と、今まで溜めに溜めた宿便を一気に
吐き出す勢いで(※キタナくてすみません)
まくしたてた。
それでも動じない上司B。
「それは判ってるし上にも伝えておくので、
とりあえずこれやって」

ダーカーラー!

その「とりあえず」が許せないんだってばッ!!!(怒髪天)



2008年06月09日(月) また仕事で


せっかく白石から幸せ気分で帰ってきたら
また仕事でひと波乱あってすっかり
上昇気分がしぼんでしまった。
だってダメ上司ったらいきなり

「上司に帰れと言われたから帰ります」

たまたま近くに居合わせた私に報告したかったらしく
「私もやり残したことが沢山あって無念なんですが…」
と、さも無念そうにため息をはく始末。
うっかり吹き出しそうになって慌てて下を向いた。
で、本当に帰ってしまったものだが、
去ったのを確認した後、そこここから笑い出す声が。
「あっははははマジですか!? 上司に帰れと
言われたから帰る!? 馬鹿じゃねぇ!?」
みたいな。
しかし死ぬほど忙しい事実は変わらない。
というか、奴が帰ってしまったために仕事倍増。
「マジ帰んじゃねェよフザけんなコラ」
と、しまいには怒り出した。
死ぬほど忙しいの判ってんならちょっと
怒られたくらいで帰るなっつーの。
運動部だったら監督に帰れと言われて
帰る部員は居ないわ。
どうせ今頃「俺、こんなにがんばってるのに
どうして理解してくんないんだろ」とか
思ってるのだ。

これだからおぼっちゃまは甘ったれで困る。



2008年06月08日(日) 白石探訪・2


朝起きたら寒かった。
さすが東北。しかも山奥。
眠気覚ましに朝風呂に入りに行くことにした。
何より洗い場がなかったからゆうべ髪の毛洗ってないし。
男女入替制なので、まだ入っていなかったお風呂に入った。
昨日に引き続き、人が居ない。
もっとも朝食が8時からと言われているのに、7時半頃入りに行った
我々のような団体から外れたメンツは珍しいだろう。
それにしても洗い場にシャワーが一つ。
東北の人はあまり温泉で洗わないのか。
で、朝ごはん。
朝は大広間を区切っての食事だったのだが、
こちらも上品な和懐石でめでたく完食させて頂いた。
それにしても朝からネギトロは初めてだったな。
ちなみに大広間は2階にあって、2階からの景色もよろしくて満足だった。
昨日今日と、梅雨なのに晴れて良かったなぁ。
で、食後は部屋に戻らずにそのままフロントへ。
ついに、伊達が宿泊した御殿を見学に行くのだ。
普段はカギがかかっている所を開けてもらい、皆で向った。
中居さんの案内で階段を上って離れへ。わ〜どきどきだ〜v
階段上った先は、六畳二間のさして広くない部屋だったのだが、
いろいろ展示物があって面白かった。欄間が竹の雀と三両引だよ!
やだ可愛い!そこがいい!(>_<)
輝宗パパ(※政宗の父親)の甲冑とか、裏山でよくキジをハントしていた時
使っていた弓とか、興味深い品がたくさんあった。
なぜか春画もあったけど、よもや伊達家と関係あるのか…?
離れは、既に高い位置にあるのに更に2階建てで景色も良かった。
どうやら、この高い場所から政宗は仙台を見ていたらしい。
ここに湯治に来て、7ヶ月近く滞在して政務もしていたらしいから既に
別荘状態。有事の際は、5つの中継地点を経由してのろしが上がってたと
いうのだから、殿様はスゴイなぁと感心した。
景色も良くてお湯も良くて、おそらく当時から食事も良かったのだろう。
ちょっと政宗に触れた気がして楽しいひとときだった。
見学が終わったらあとは身支度をしてチェックアウトをするだけ。
外に出たら政宗像のミニチュアが展示してあって、ちょっと得した
気分になった。あと、旅館の外にいかにも売店ってカンジで宿の
売店があって驚いた。ついでにうーめんが破格に安くて驚いた(笑)
建て増しをした迷路のような古い建物で、とても赴きがあって良い宿でした。

で、白石旅行3つ目の楽しみ、白石城へやってきた。
小十郎の本拠地である。
白石城は、江戸時代に一国一城政策になっても特別に残された由緒あるお城。
でも日本の城100選には選ばれてないんだけどね。
駐車場に車を置いて歩き出してすぐに、小十郎ののぼりを見つけて大騒ぎ。
しかもいまさら気付いたけど白石市の町マークは片倉家の家紋である釣鐘だし!
マンホールやら至るところにちょこちょこ見つけていちいち盛り上がった。
あ、お城の券売機にも小十郎シルエット発見〜!(ほんとヲタクだな…)
さてお城。鳥居をくぐって石段を登ると、右側に神社。
そして本丸発見。最近作り直されたらしく、綺麗な建物でした。
…その前にバサラのたて看板があるしーー!?!
いやぁ驚いた。
2外伝の正面向いてる小十郎と横顔の政宗のアレ。
わ〜…なんか場にそぐわないー…(汗
でも白石市が一生懸命町おこしをしようとかぷこむに打診したらしいから、
引いてばかりもいられない。あ、これ小十郎の顔部分抜いて顔出し看板に
したら良かったんじゃないの?(笑)
さてお城の中は、案内のおじちゃんがあれこれ説明してくれて楽しかった。
打掛着てもいいよってことで厚くて重くて熱い打掛を着て写真を撮ってみたり。
おばちゃんも写真撮ってたから、割と観光客に人気のようだ。
お城は3階建てで、たいして大きくもないのだが天気が良くて風通しも
良くて気分爽快だった。ここで昼寝したい。
白石城歴史探訪ミュージアムのシアターで上映があるらしいというので、
急いで向った。だって演目が「鬼小十郎」話だというのだ。
鬼小十郎といえば、小十郎の息子で2代目小十郎のこと。幸村の娘を
後妻としてもらい、本人も公家に言い寄らせる程好青年だったとか。
主人公より、その父(小十郎)と義父(幸村)が気になる!
シアターへは一番乗りで入り、うるさくしても迷惑にならないように
最前列のほかの人から離れた場所に陣取った。
ぎゃー初代・小十郎カッコいいーー!宍戸錠バンザーイ!
しかもナレーションはかつての大河ドラマの政宗役・渡辺謙で、完璧な布陣。
一流の役者を使った地方観光のシアターって始めて見たよ、すごいなぁ。
話もちゃんと作ってあって、NHKみたいで面白かった。感動感動。
で、シアター見終わった後は、展示物を見てお土産買って…。
ここで白石市に乗ぜられて、つい「小十郎」と名の付くものをあれこれ
買ってお土産盛りだくさんになってしまった。小十郎パリパリ漬けは
もちろん、小十郎うーめんやら日本酒・景綱囃子まで!気付いてたけど
踊らされてるよ私達!売店では食べ物も売っていたのだが、一日20食
限定ってことで「ごぼうの掻き揚げとネギの小十郎うーめん」なるもの
まで売っていた。まさにバサラの影響じゃないか!(笑)
いやー白石城楽しいな。
さて、その後は小十郎のお墓へ。一本杉ってあたりがいかにも小十郎らしい。
じんわりと感動した。そのほか、後妻の梅や梅が作った幸村の墓なんかも
あるはずだったのだが、そちらは見つからず…(だって案内がないんだもの)
そのほかにも白石ゆかりの真田関連でお寺見たり街中歩いたりして、
けっこう楽しいひとときを過ごした。駅前通に小十郎のぼりが沢山
ひるがえり、時計も釣鐘型だし、イチイチ可愛い。
遅めのお昼もうーめんを食べて、地元のケーキ屋でケーキも買ったし、
いろいろ満足して帰ってきた。白石がこんなに小十郎で町おこしするなら、
松代だって兄で町おこしするといい。バサラ3が出て、しかも兄が主役に
なったアカツキには、松代は白石を見本にするといいなぁ、と勝手に
夢想したのでした。



2008年06月07日(土) 白石探訪・1


ますます戦国時代熱がヒートアップしているので、片倉小十郎の居城・
白石へ行くことにした。ちなみに片倉小十郎というのは伊達政宗の重臣で
政宗が幼少時から守役をしていた股肱の臣。つまり、一番頼れるお兄さん
ってポジションってことだ。
それが、戦国バサラというゲームで主役を張ってしまったものだから、
観光資源の少ない白石市がすっかりその気になってかぷこむに連絡し、
小十郎で町おこしをする気になってしまったものだからさぁ大変。
全国各地からヲタクが大集結しているらしい。
で、その集結している一部が我ら。
東北新幹線で白石蔵王駅で降り、歩いて割烹に向かった。
今日は予約してあるお店で「片倉小十郎膳」を食べるのだ。
ところで白石のあたりはこけしが有名らしく、道路脇にあるこけしの
オブジェに驚きつつお店に向った。更にこちらは温麺(うーめん)が
有名らしく、途中でうーめん工場を見つけてまた寄り道。
10分程遅刻してようやく着いた。
そのお店だが、こじんまりとしていて中が伺い知れず、私のような庶民には
敷居が高いイメージ。どきどきしながら入っていったら中は普通の店でした。
既に用意されていた膳を、一つ一つ丁寧な説明を受けながら頂いた。
去年仙台で食べた「古典藩主弁当」のよう。オイシイ!素人でも解る
作り方の丁寧さ!特に魚の焼き方に種類があるなて知らなかった
料理ド素人は、いちいち感動しながら頂いた。
しかも、おばあちゃん手作りの梅ジュースやソラマメのココットまで、
お品書きにないメニューまで出してくれて大満足。
かなりの量はあったと思うのだが、油とか使ってなくて超低カロリー。
体に良い品たくさん吸収した気分だ。
最後に3種のつゆでうーめんをもらったのだが、麺が喉越し良くて大満足。
初代・小十郎が命名したというので、超一方的な親近感を覚えたのでした。
ところで、完食する間に2時間くらいかかったのだが、その間に入れ替わり
立ち代り客が来て、主人はよくおしゃべりして、大層楽しいひとときだった。
特に、似たような年のおじちゃん4人組が来た時は、同じ高校出身だった
らしく、地元トークに花が咲いた。しかもお互い運動部で頑張っていた
らしく、そんな地元ネタばかり。
正直ナマリが激しくてあまり聞き取れなかった。
そのうち酒も入ってないのに、いつの間にか
「おじょうちゃん達、どんな男が好きなの?」と振られ、
「小十郎みたいな男です!」
と答えたかったのはヤマヤマだが、精一杯のリップサービスで
「運動の出来る人、ステキですね」と答えておいた。
そしたらおじちゃん、更に気を良くして
「運動出来る奴はコッチもうまいからな〜」とか大盛り上がり。
噴き出してしまった。
店の大将は終始上機嫌で、しまいにはカプこムからもらった小十郎セル画を
持ってきて見せてくれた。額のサイズが合っていないところがご愛嬌だ。
しかも「全国からこの"片倉膳"を食べに来てくれてね」と話してくれた
のだが、その内容がスゴかった。
「北海道や四国から、そこの白石城に集まってここに食べに来るって
いうんだからすごいよねぇ。皆、おじょうちゃん達みたいな若い子でさ」
と、言われて思わず目配せしあう私と連れ。
「オンライン友達です、ヲタクです、腐女子です!」
…と、言っても解らないんだろうなぁ。
さて、お店ではヲタらしく振舞うまいと思っていたので、
「そういえば先週の”なんでも鑑定団”に白石出てましたね〜」と
話題を振ったところ、自分のお宝アピールまでしてくれた。
なんでも大将、伊達の家臣だったらしく甲冑や野太刀を持っているらしい。
しかもそれが、幸村の娘・梅を白石に連れてきた時、警護についていた
穴山小助のものだというのだからスゴイ。そんな史実聞いてないよ!? 的発見だ。
かるく史学者のフィールドワーク気分を味わったのでした。

さて白石蔵王の駅に戻ってレンタカーを借りると、宿へ向かった。
国道って書いてあるのに一車線の狭い山道で、しかも皆飛ばしてるし
泣きそうになりながら無事到着。
途中で牧場寄って動物とたわむれたら楽しかった。
さて今回の旅行2つ目の楽しみである宿だが、名を「不忘閣」という。
なんでも政宗が愛した宿で、政宗グッズが沢山置いてあるらしい。
名前も政宗が命名したらしい。
5時前に到着し、玄関を入って行くと改装したばかりらしく綺麗。
通された部屋も綺麗で窓からの眺めも良かった。
ということで早速風呂に入りに行った。
その名も「政宗の湯」
行ったらちょうど誰も居なくて、連れとはしゃぎながら入った。
広い!綺麗!エロい!和風にスタイリッシュ!
ここに小十郎と政宗で入るとええ(笑)
大はしゃぎで入っていたのだが、途中でオッサンが扉を開けて驚いた。
見ろよ、のれんを(怒)
つーか謝れ。
気を取り直してもう一つの内風呂に行ったら、こちらはこじんまりとして
しかも隣の男風呂の声がうるさかったのでもう一回さっきの
「政宗の湯」に行くことにした。
スタッフに言ったら家族風呂の札貸してくれたから、今度こそ大丈夫!
ヲタトーク全開で楽しいひとときを満喫した。
さて、そろそろ夕ご飯の時間なのだが、運良く貸切風呂が空いていたので
夕ご飯の時間をずらしてもらって入りに行くことにした。
蔵を改築して作った「蔵の湯」である。
こちらはなんというか、雰囲気が上品過ぎて下ネタが出せなかった。
ここには、当主として政宗一人で入りに来て精神統一でもするとえぇ。
雑誌「おとなの時間」の表紙に似合いそうだ。
さて、ようやく風呂から上がったら夕ご飯。
和懐石だったのだが、どれも皆美味しくて、しかも部屋食で
時間制限がないものだから、ランチに引き続き完食した。
ところで中居さんに「よく若い女の人が2〜3人で来るんだけど、どこで
知ったの?」と聞かれ、慌てて「テレビで見ました!」とよい子の回答をした。
決して政宗フリークのヲタばかりじゃないですよ!
ちなみに食事の際には、旅館のHPにもあった「竹に雀」紋の入った
お椀でお吸い物を出してもらってちょっと感動した。
お腹がふくれた後は、再びお風呂へ。
時間入れ替え制になっているので、まだ入っていないお風呂に行ってみた。
またしても無人。
10時半はそんなに遅い時間じゃないはずなんだが…。
離れの階段下にあるこのお風呂は、こじんまりとした古くからある
お風呂らしく、ほのぼのと入れて良かった。
それにしてもさっきから洗い場ないな。
部屋に戻って来てからヨン様主演のドラマ「太王四神記」を見たのだが、
室内アンテナを限界まで伸ばしてようやく、遠目に見れば砂嵐が
目立たないという荒い画像だった。
うちも田舎だと思ってたけど、けっこうな田舎具合だな。
そんなこんなで12時過ぎに寝たのだが、うちの近所よりカエルの声が
イキが良くて、姿を想像したら少々びびりつつ眠りについたのでした。



2008年06月04日(水) 海外小説といふもの


同僚に「面白いから」と言われて借りた
本を読んでいる。外人作家の書いた
第二次世界大戦当時の話。
今まで私になかったジャンルだ。
世界史は好きだ。
だが世界大戦前後から、欧米がムカついて
ムカついてイライラしながら勉強していた
覚えがある。だいいち戦争モノが苦手なのだ。
しかも海外モノは翻訳が良くない本が
多くてあまり得意じゃないんだよなー。
その、戦争と海外のダブルパンチ。
読んでるうちにやっぱりイライラしてきた。

だって終始
「お前はAなんだろ?」
「俺がBじゃないってことは知ってるだろ?」
みたいな!

からめ手を使った会話ばかりなんだもの!
あぁああああイライラする。なんだこの
いかにもウィット効かせましたみたいな
こじゃれた文章は。しかもそれがずっと。
軍人だろう!? シロクロはっきりさせろ、
うっとうしいわ!

Aか?と聞かれたら
Aであるかそうじゃないかだけ答えて欲しい。


 < 過去  INDEX  未来 >


牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加