| 2008年03月30日(日)
【空っぽ】 空っぽになる 僕の中身が 何も浮かばない 感情が無い 他人なんてどうでもいい だけど僕自身のこともどうでもいい 息を吸う意味を見出せない けれどお腹はすく ご飯も食べる 身体は生きる事を欲している ココロは、もうとっくの昔に 空っぽになってしまったんだけれども 2008年03月20日(木) 【恋】 何も要らない 他には何も要らない そんな事を言える 恋がしてみたかった 貴方だけと 貴方だけが居れば良いと そんな世迷言を言って 項垂れて 泣いて 唇を這わせて 静かに優しく抱き締めてくれる そんな 絵空事みたいな恋がしたかった 2008年03月15日(土) 【落雷】 ぼくのてのひらから 零れていく ポロポロ ポロポロ 夢の、欠片 散ってしまった 僕の 無残な 欠片 ふと雷鳴の音に顔を上げる 生きる事に意味を見出せない僕に 神はお怒りなのだろうか ならばその雷（いかずち）で 僕の心を切り裂いてくれれば良いのに 僕の夢なんか跡形もなく 消してくれれば良いのに 2008年03月13日(木) 【病んで】 心が膿むように 病んでいくのが 自分でも解るんだ 腐っていく 僕の、全てが 希望も世界も何も見えなくて 絶望しか見えなくて 青い空さえ今は憎らしく思えて もう涙も出ないから そっと心の中で悪態をついた 青空なんて嫌いだ 嫌いだよ… 2008年03月12日(水) 【雨】 どしゃぶりの雨になればいい 世界の全てを覆い隠すような そんな雨が降ればいい 僕はきっとそれを とても安らいだ気持ちで眺めるだろう 小さな箱の、小さな窓から たった一人ぼっちで そっと眺めるだろう おかしいね 孤独を選んだのは僕なのに 寂しいと 誰かと笑いたいと 願ってしまうなんて 皆と笑い合えた日々が 懐かしくて 愛おしいんだ 雨が降ればいい こんなバカで愚かな願いを 流してしまうほどの 土砂降りの、雨が 2008年03月11日(火) 【ループ】 ぐりぐり 捏ね繰り回したコトノハは どんどん どんどん 意味を失くして行った 始めに想った事は 何だったのだろう 夜空見上げて星を探した 手を伸ばしても 星は手に入らない 手を伸ばしても 月までは届かない 虚しい 虚しいね コトノハループ ぐりぐり 捏ね繰り回した残骸は どんどん どんどん 細かくなって行ったよ 僕の願いは なんだったったのかなあ 青空見上げて雲を眺めた 何かを叫んでも 悲鳴にもなりはしない 何かを叫んでも 誰にも届きはしない 寂しい 寂しいね コトノハループ 2008年03月10日(月) 【埋もれる】 嗚呼見える様だ 僕の手に 僕の腕に 僕の足に 僕の肩に 執拗に絡んでいる 僕の弱さの証 布団に縛り付けられたまま 息を吸う 息を吐く 思うことなんてもう何も無い 天井も、見えない 埋もれていく 僕は僕の世界に埋もれていく 小さな世界できっと僕は死して行く 何も残せずきっと死して行く |