| 2006年05月23日(火)
【のろい】 呪いの言葉を今日も吐く どろどろな 汚さを抱えたまま 歩く事さえ億劫なので ぺたりと地べたに座り込んで 空を仰いだ 青い空が今は憎くて仕方ない 何故だか涙が溢れて止まらない 呪いの言葉を今日も吐く それは自分だけへの呪詛 どうせならこのどろどろに溶けて 跡形もなく消えてしまえたらいい 2006年05月17日(水) 【ちりちりと】 ちりちりと 胸を掠めるのは 痛みか それとも拭う事すら出来ない 後悔の海か 踏み出す事を恐れたまま 時は流れ 世界から取り残されたまま 息を潜めて生きて行く そんな僕の世界は とても矮小でみっともないや それでも ちりちりと胸を掠めるこの想いは いつか踏み出す為の小さな布石 痛みも後悔も懺悔もすべて超えて いつか すべてを 超えて 僕は飛べるのだと それでも信じる きっと これは 愚かな事なんだろうけれども 2006年05月16日(火) 【逃避】 そもそも 逃げる事が当たり前で 逃げて逃げて 逃げて来たんだ 怖い事や 傷つくような事や 他人とぶつかる全てから ずっと逃げて来たんだ だって 怖くて仕方なかったから 足が竦んで 動く事さえ出来ない日々は 自分自身を傷つける事でしか 前に進めなかった 僕はそれすら嫌になって こうして閉じこもる事を選んだ 今、孤独で孤独で 死にそうなのは その結果でしかないんだと 今更に 気付く 逃避の先は甘い自堕落の日々に埋もれて 幸せだった記憶も消えて逝く それすら失ってしまったら 立ち上がる力は 僕にはもう二度と 甦る事は無いのだろう |