ナナとワタシ
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| 2010年10月25日(月) |
言いたいなら言えばいいのにと思うなら言わせてやればいいのに |
なっちゃんに休日出勤までさせて忙しぶっているじょりぃですこんばんは。
忙しいとか言ってるせいで、存軽コンテンツもマシマロも開店休業状態でして、でもこういうのってよろしくないじゃないですか。 家もですね、住んでいないと悪いモンが湧くとかね、聞きますし。ゴキからオバケまで張り切るらしいですよ。 ということは、このまま更新せずにサイト放置していると、存軽にアクセスした途端、画面からゴキとか貞子とか湧いてきちゃって、モニタの前のみなさまにご迷惑がかかってしまうかもしれない。 という具合によろしくないじゃないですか。 まだいいんですよ、みなさまのモニタからゴキや貞子が出てくるなら。ワタシ、痛くも痒くもないですし。 でもうっかりワタシのモニタからもそーゆーモンが出てきちゃうと、ホントもう、忙しいとか言ってる場合じゃなくなってすごくよろしくないので、 書いたまま放置していたナナワタをアップさせていただきます。
なんだ、言い訳だけで日記一日分くらい書けそうですよワタシ。
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ナナは、自分の中で引っかかっていることやら気に入らないことがあると、割とその話題を何度も出します。 誰でもそういうところはあるでしょうけれども。 ちなみにワタシは大ありです。 きょんにもよく「またその話にもっていくか(´д`)」的な顔をされたりします。
が、ワタシとナナで違うところがあります。
ワタシの場合→「だって気になっちゃうんだもん(´∀`)しょーがないじゃんかー」と開き直る。 ナナの場合→「べつに気にしてないし(・_・)」という雰囲気を醸し出す。
ということで、まあ、ワタシの方がかわいげがあります。 と思うのはワタシがワタシの味方をしているからってだけかもしれません。
ここしばらく、ナナが気になっているのは、「同僚に気持ちの悪い独身男性がいる」ということです。 ハッキリこのようには言いません。 ナナは基本的に、特定の人の悪口を言うのを好みません。 このあたりはワタシと違って立派です。 ワタシは言いたいときは開き直って堂々と言います。 開き直り、これはじょりぃの行動を特徴づけるキーワードのひとつと言っても良いかもしれません。 ちなみにこの「あたしゃ悪口言うときゃ言うよ」というのも開き直って話しているわけですが。
ではこのたび、どのように「同僚に気持ちの悪い独身男性がいて不快である」ということをワタシに伝えているかといいますと。
個人の特徴を、あるカテゴリ全体の傾向として批判しているのであります。 特定の人の悪口を言いたくないがために、その個人と同様の特徴を持つ人すべてをひっくるめて
「こーゆー人はこーゆー傾向があって、それがイヤ」
みたいに話すわけです。 これ、よろしくないですが、まあワタシもやっちゃいますよこういうことは。(また開き直ったワタシ) だから気持ちはわかる。 わかるんですが、ワタシの中では「その人個人の特性について悪く言うよりも、自分の基準でカテゴライズして、それにあてはまる人すべてをこうだ、と決めつけるのはどうか」という考えがあるもんですから(自分もやっちゃいますがリピート)、 この手法でナナがぶつぶつ言い始めると、素直に話を聞けなくなるワタシがムクムクしてくるわけなんですよ。 自分のことは棚に上げてムクムクしてくるわけなんですよ。
で、また、ナナがなんといいますか、「悪口言いたくない」という葛藤も強いようでして、なかなかハッキリ「何がこうでイヤだ」てな話にならないんですよ。
「こーゆーこと?」「つまりこれこれこうだから気に入らないって話?」と、ワタシが具体的に悪口に変換して確認すると 「そうでなくて」とか「そうそう」とか返ってくるので、なるほどそういうことか、と納得できるという、実にまどろっこしい会話になるわけなんですが。
でも、悪口言いたくない、と葛藤しているナナはかわいくもあります。 結局言っちゃってるわけですが(吐き出せるところで吐き出しちゃったほうが良いと思いますし)、嬉々として悪口をべらべら話されるよりは、なんだか安心したりしますし。
で、その同僚の気持ち悪い独身男性なんですが。 ナナと学校が同じで、さらに同じ病院に配属になっているらしくてですね。 年齢はワタシたちより上で、立派に中年と言えるお年頃なわけですが。ワタシ23歳ですけどね?(お約束) ナナの話をわかりやすくまとめてみますと
「ある程度の年齢になっても独身でいる男性は、やはりそれなりにモンダイがあるからそうなっているとつくづく思う」
ということであります。
「モンダイって? ゲイとか?」とワタシ。 「ゲイはモンダイじゃないでしょ。そうでなくて、人間性とかコミュニケーション上のモンダイ」 「例えばどんな?」 「女性に対する接し方が気持ち悪いっていうかさー。なんか、こっちは普通に接しているだけなのに、気があるって勘違いしてしつこくしたりとか」 「それはいい年とか独身とかのモンダイではなく、個人の資質のモンダイなのではないのだろうか」 「そうかもだけどー。あなたのまわりにはいません? そんな感じの、いい年した独身男性」 「いい年した独身女性ならたくさん知っているよ。ワタシも含めてだけど」 ワタシも気持ち悪いのだろうか。 「男性の話です」 「いないなぁ・・・あ、イケメンのカメラマンが独身だ。そろそろ中年だけど」 「うーーん・・・そういうさー、自分の意志で独身でいるような人ではなくて、結婚したい気持ち満々なのにできないような人だよ」
そんなかわいそうな人、責める気になれない(´Д⊂)
と思ったけど
「あ、いたいた。うん、あの人は確かに気持ち悪い。てか、かなり変人ぽいかも」 「でしょー?」
そんな、鬼の首を取ったかのように言わなくても。
なんかどうも、その同僚の独身男性が、まわりの女性に闇雲にアタックして、さらにみんな自分にちょっと気があると思いがちでミョーな行動を取るらしく、仕事がしづらいんだそうなんですわ。 てか、女性のお尻を追いかけるのに夢中で、仕事もちゃんとできてないらしく。 オマケにやたらと触ってくる、という、好かれていない限り女性に決定的に嫌がられるしつこさもあるようです。
「あなたもそのようにしつこくされてるわけ?」 「まあね。 あたしなんてさー、相当冷たくて意地が悪いと思うんだけど」
うんうん。想像つくよ!冷たくて意地悪な様子!
「でもさー、何例かそういう人がいたとしてもさ、それを『いい年した独身男性だから』って括りにしちゃうのはちょっとなぁ」とワタシ。 「ちょっとさー、よくさー、思い出してみてよ! 絶対じょりぃのまわりにもほかにいるって!」 「うーん・・・いるのかなぁ・・・気持ちわりーと思った時点で遠ざかってしまうから記憶に残らない、って可能性もあるけど・・・。 でも、既婚男性だって、勘違いしがちな気持ち悪いの、ちょくちょくいるよ? てか、そっちのが多いかも、ワタシのまわり」
なにしろ年齢的にも、絶対数が違いますしね。気持ち悪い人だって、既婚男性の方が多くなります。
ナナ、おもしろくない様子。 そりゃそうですよ。 話したいことがあるのに、「そこじゃないんだってば」ってとこでワタシがいつまでも足踏みしているので、話が思うように進まないんですからね。 これ、きょんにもよく「むきー!ヽ(`Д´)ノ」とされるんですワタシ。 ちょっと軽くグチ言いたいだけなのに、本筋とズレたところで説教食らってストレス倍増、的なソレ。 なんかちょっと「あー、そういう人いるよねー」と相づちを打てばそれで済む話なんですよたぶん。 ナナも「結婚したいのにできない独身男性の傾向について」なんてことをキッチリとどこかに発表したいわけではなくて、友だち相手に職場のキモい男性についてキモいんだよね仕事の邪魔なんだよねって言いたいところを察してほしいってだけなんですから。 しかしワタシったら、特にネガティブなことや自慢話やらを遠回しに話されるとイラッときちゃう傾向がありまして、秋口のスズメバチみたいな攻撃的な返しをしちゃうもんですから、ナナも逆にムキになっちゃって「いい年した独身男性全体」でくくっちゃってることに対して引けなくなっちゃってる、そんな状態。
でもまあ、お互いジリジリしながらも、ナナがその同僚を不愉快に思い、それゆえにその同僚を象徴するようなカテゴリすべてに嫌悪しちゃってる、というところは理解できたわけですよ。 たぶん、よっぽど気持ち悪くて不愉快なんだと思います。もちろん容姿も。なんか不潔っぽいらしいし。
ナナ、ワタシのこと考えてる時間より、ソイツのこと考えてる時間のほうが断然多いと思います。 いい年した独身キモ男に軽く嫉妬。 はしませんけど。 ワタシももっと気持ち悪くなろうかしら。 という、ナナに聞こえないところでイヤミを放つのはこれくらいにしまして。
さて、ワタシはその同僚の話を「あ、またソイツの話か(°▽°)」なんて具合に、たまに聞いていたわけですが。
前回のナナワタ「3人デエト」のときも、「いい年した独身のオトコってさー」と、またその話題が出ちゃったナナたん。 いつもはここまで他人のネガティブ面に固執することないんだけどなぁ。 あなたホンットにヤなのねその人のこと。
でー、また、ナナに負けず、ワタシがワタシなわけですよ。
ヒメちゃんという第三者のいるところで、ナナが「いい年した独身男性」って括りの話をするのがちょっとイヤだったんですよね。 ナナもしつこいが、ワタシもしつこい。
なもんで
「ワタシもいい年した独身だよ( ^ ∀ ^ )」
と、口を挟んだんですよ。ふたたび。冗談ぽく。 モンダイなのはいい年した独身男性であって、ワタシは男性でないのは承知で。 いい年はまあ、認めますよ。23歳だけど。
「あなたも十分変わってるから」とナナ。 それを聞いて、ヒメちゃんもケラケラ笑いまして。
「でもね、マジメな話、女の人の場合は違うんだよ。 女の人だと、独身でも…ていうか、だからこそ立派だなーとかカッコイイなって人のほうが多い気がするし」とナナ。 「フォローしてくれてんの?(笑)」 「違うよ。あなたは変だし。 でもさー、男の人の場合は『だから結婚できないんだよ』って人が多いと思うんだよ」 「多いっつってもさ、あなた、一例だけで話をしてない?」 「そんなことないもん」 「じゃ、何人の『いい年した独身男性』を見てそう言っているわけ?」 「何人か・・・」 「統計的に信頼できそうなサンプル数があるわけ?」
あ、ちょっとね。 ワタシ今、理屈に走りすぎたかも。
と思ったときにはもう遅く。
「 雑 談 に 統 計 が 必 要 な ん で す か ? 」 <すんごい低い声で、敬語
( ° ▽ ° )
怖 い 。
「必要ないですスミマセン(・_・)」 即答。
ナナの貴重な息抜きタイムに、これはワタシがいけませんでした。 ワタシもいいかげんしつこいったらないですよ。 気になってるささやかなグチくらい、好きに話させてやりゃーいいのにワタシったら。
そのあと、ワタシは蚊帳の外に置かれ、ナナとヒメちゃんで話が盛り上がっていたんですが。 なぜか気持ちの悪い同僚独身男性のことはさておき、
「昭和に結婚したあたしたちの時代と違って、今って結婚で得られる女性のメリットってかなり少ないんじゃない?」→「女の人、独身でよくね?」
という少子化に拍車のかかる結論に達していました。
うんうん。 ワタシもその話なら一緒に盛り上がれそうな気がするんだ。 だからほら。 もうつまんない屁理屈言って話の邪魔しないから。
ワタシも仲間に入れて(´д`) なんかこの蚊帳の外な状況もそれはそれで興奮するけどサ。
ぽつーーーん(´д`;)ハァハァ
ナナ・・・根っからテキトウな人。 ヒメちゃん・・・ワタシといるときは基本的に「えー、じょりぃちゃんやってくれないのー」な人。 じょりぃ・・・任されれば任務は遂行するが、そうでなければ動かざること山の如し。
この3人で本日日曜の昼にランチをすることになっていたんですが。 ってことを前回のナナワタにしたためたわけですが。 なんかですね、場所と時間を決めてちゃんとこの会合が果たされるのかどうか、まあこのメンツだとすごく心配だったんですよ。 心配だったんですが、当日の朝9時半には、なんとか時間と場所が決まったようで、ランチできそうな運びとなりまして。
で、ワタシちょっと出遅れましてね。 今日はワタシのお気に入りふたりと会うもんですからね、 ちょっとこう、髪型に気合い入れて、ワックスつけてわしわしいじってたら、やればやるほど悪化するといういつもの深みにはまって遅れました。 こりゃ15分は遅れそうですな!と思ったんですが、日頃は使わないようにしている超能力をちょちょいっと使っちゃいまして、5分遅れでなんとか到着。 テキトウ人間ふたりが相手ですから、5分遅れ程度なら一番乗りかもと思ったら、ヒメちゃんがもうちゃんと来てました。 想像しやすいようにご説明させていただきますと、ヒメちゃんは藤谷美和子に似ています。 最近の藤谷さんをワタシは知らないんですが。藤谷さんが藤谷さんだった頃の藤谷さんを想像してみてください。 とはいえヒメちゃんは、出産後少々ふっくらしたんですが。 で、声は大原麗子。 引き合いに出す人物が昭和過ぎて、ついてこられない若者もいらっさるかもしれませんが。スミマセン。
ヒメちゃんに「遅れてごめんねー」なんて言いながら向かいに座りまして。 おしゃべりしてましたら、30分経過。 このたびの3人デエトの発案者・ナナが来ないまま、遅れるという連絡も来ないまま30分経過。
「ナナ、遅いなー」とワタシ。 「忙しいって言ってたしねー」 「まあ、あの人の場合、忙しくなくても時間通りに来ることはないんだけど、今日はそれにしても遅いなぁ」 「たぶん、洗濯物干してるせいだよ」
は?( ゚Д゚)
「洗濯物?」とワタシ。
だって、なんか、遅刻の理由に洗濯物が出てくるって、ワタシの中には存在しない因果関係だったもんですから。
「なんで洗濯?」とワタシ。 「だって、出かける直前くらいに晴れてきたじゃない?」 「うん」 「こりゃ干さなくちゃ!って思うものでしょ」 「思ったことない。しかもそのせいで遅刻なんて」 髪型いじりすぎて、ならわかるけど。 「そお?(笑)」
ほどなくしてナナがやってきまして。 第一声が
「ごめんねー。もーーー、忙しくてさーー。やんなった(`Д´)」
(°▽°)・・・・。
普通、30分も遅れてくれば、なんというかこう、申し訳なさそうなフリだけでもしませんかね。 それが遅れてやって来るなり、ヒメちゃんもいるというのにプリップリしてますけども。 この人、ワタシが相手でなくても、誰にでも分け隔てなくたいした態度なのかしら・・・。
しかし、ナナのプリップリには慣れっこなワタシは、にこやかに言いました。
「洗濯してて遅刻したんでしょ?m9(・∀・)」
「んなわけあるか」という答を期待し、ヒメちゃんをからかうために、ナナにとっては唐突と思える質問を堂々と放ってみるじょりぃ。 しかしナナ、ちぃっとも驚くことなく答えました。
「うん、そう」
Σ(゚ω゚ノ)ノ
「え! ホントに洗濯してて遅れたの?」 「うん」 「干さなきゃーって思うよね、出がけに晴れちゃったら」とヒメちゃん。 「そうそう。ホント忙しくて時間なかったし今まで」 「(°▽°)・・・・」 <じょりぃ
もうね!ワタシね!ひっくり返るくらい驚いたんですけどね!この遅刻理由!
帰ってきてきょんに話したら 「主婦ならそう思っても無理ないんじゃない?」 とあっさり返されて、なんかすごくひとりぼっちな気分なんですが! ワタシと同じくらいビックリしてくださるかた、どなたかいらっしゃいませんかね!
というワタシの驚きはよそに、ナナ、ワタシの隣に座るなり、どんだけ現在自分が忙しいかをフキゲンに話してます。 ワタシ、自分がどんなに忙しくても、それを事細かに人に話すという習慣がないので、あんぐりしながら聞いてたんですけども。 や、ナナはいつもこうなんですが、それって気を許しているワタシ相手だからそうしているのかと思っていたんですが。 たいして気を許してもいないヒメちゃんもいるというのにこれですからね。 まあ、ヒメちゃんて、見かけが一見おっとりやさしそうなので、それに騙されてナナもべらべら喋ってるのかもしれませんけれども。 しかしナナ、油断するな。 ヒメちゃんはキミと同じくらい、実はおっかねぇーんだぞーーう。(おっかない、って、方言?)
しかし、話を聞くとホントに忙しくてですね。って毎回これ書いてる気もしますが。 この忙しさが、ワタシがナナを怖がってメールも電話もできなくさせているんですよねえ、実際の話。 もうね、いつコンタクトとっても、電話の声やメールの言葉のはしばしから「あん?!」という声が聞こえてくるような、そんなおそろしさ。
なんか、一昨日は夜勤で、しかも忙しい夜勤で、救急車は来っぱなしだわなんだわ、末子ちゃんのミニバスのなんたらがどうたらで、次女ちゃんが迎えに来てよっつってどうたらで・・・てな具合。 夜勤の話が出たところで、ヒメちゃんがナナにたずねました。
「あれ? あと何年だっけ?卒業まで」
このあとですね、普通に「ん?あと1年半」とかね、普通は普通に答えるじゃないですか。 それがですね、ナナったら、ふっ って苦笑いした後に
「こないだ会ったとき話したじゃん、それ( ´_ゝ`)」
( ° ▽ ° )
前回に引き続きもう一度説明させていただきますと、ヒメちゃんとナナは、ただのママ友であり、そう親しくもなかったんでありまして、さらに先日スーパーで偶然会うまで、もう何年も会ってなかったという、それだけの間柄なわけでありますよ。 なのにおまえ! なんだその何様的態度!
と、ヒヤヒヤと脇の下から冷や汗が出始めたワタシをよそに、ヒメちゃん、涼やかに
「あ、聞いたよね(笑) ごめん」 と。 「うん、話した。だからもう言わない」
ぎーこ ぎーこ ぎーこ <じょりぃが櫓を漕ぐ音
じょりぃ、助け船を出すことにしました。 なんかたぶん、焦ってるのワタシだけかもしれないけど、ヒメちゃんホントは怖いんだからナナ!
「んな人のことなんて、いちいち覚えてらんないよねー(笑)」
あ、ヒメちゃんの肩を一方的に持ってしまった。 ナナの肩も持たねばいけないかな! ってことで、ナナの方を向いてもいっかい発言。
「あなただって、いつもワタシの話、全然覚えてないじゃないかー(笑)」
しまった。これでは全然ナナの肩を持てていない。 ていうか、「根に持ち攻撃」ですらあったかも!
「学生期間が、准看2年、正看3年ていうのは覚えてて、今正看になるためにがんばってるっていうのは把握してるんだけど、 今現在どれくらいになるんだっけなーっていうのがよくわからなくなっちゃって」 と、ヒメちゃん。
「あと1年半だよ(笑)」とナナ。
あと1年半もあるのかー。 と思わず口に出しそうになりましたが、ワタシがそれ言うと「何回言えばわかるんだよ!」ってホントにキレられそうで、そしたらおしっこちびっちゃいそうなので飲み込みまして。
まあ、ヒメちゃんは気にしてないようだったので(でも一瞬ビックリしてたのは確か)、そのあとは和やかに、ふたりして共通の知人(おもに子どもたち)の話で盛り上がっていたので、ワタシは全然わからないながらもふんふんと聞いていたんですけど。
で、なんだよこのオンナ、ホントえらそうだしヒヤヒヤするわー、と思いながらもですね。 ナナとヒメちゃん見比べてつくづく思ったんですが。(見比べるなよと)
ナナって、やっぱなんか、エロい。 エロいっていうと清潔感なさそうでアレなので、良い表現をしてみますと、色っぽい。 ヒメちゃんと比べると、スキが多いとでもいいましょうか。 色っぽさって、割と「隙」から生まれるように思うワタシなんですが、いかがでございましょう。
カットソーからおっぱいの谷間見えてるよ、というわかりやすいソレのせいもあるかもですが、そういうの抜きにしても、 なんなんでしょうかねえ、アンニュイさというか雰囲気なんでしょうか、 あとはワタシの単に好みってこともあるかもですが、ヒメちゃんと比べて桃色めいているのは確か。 しかもあなた、いっときより、少々痩せましたか?
最初はワタシの隣に座ったナナだったんですが、途中で「エアコンが寒い」とか言って、ヒメちゃんの隣に移動したので、ワタシはふたりの顔を満遍なく見られるしあわせに預かったのですが。 ヒメちゃんもかわいいのでしあわせなんですが、こう、ナナとワタシのほかにもうひとりいる、というこの状況がですね、 いつもと違ってとても新鮮。 いつもより色っぽく見えるナナ。 いつもと同じナナなのに、いつもと違って見えるナナの不思議。 あーやっぱ、怖いよ恐ろしいよ触らぬ神に祟りナシだよとか思ってても、ワタシこの人好きだわー、なんてことをあらためて思いながら、 ニヤニヤとふたりの会話を眺めつつ、ナナを視姦しておりました。 あー、くちびるエロい。 あー、おっぱいエロい。 あー、ハネた髪がエロい。 腕の太さすらエロい。
もしかして、ワタシ、ナナのエロいとこしか好きじゃないのかもー。 ってくらい、今日のワタシったら、ナナのそのへんしか評価してなかったですわ。いやあね、ワタシ。
2時頃に、「じゃあね」とあっさり、次の約束もせずにバイバイしました。
ナナよ。 ワタシが今キミにそっけないのは、キミの邪魔になりたくないからなのだ。 (ホントは怖くて話しかけられないっていうのがいちばん大きいんだけど) ワタシ、あなたに時間できるの待ってんの。 もはやそれすら伝えられない状況であるけれども。 さらに言えば、ワタシがナナにそっけなくしていることなんて、ナナは気づいてすらいない可能性が高いんですけれども。
まあとにかく。
ナナに時間ができたら、また第三者をひとり加えてデエトするのもいいなーと思ったりしました。 どうせふたりで会っても、ふたりっきりでなければできないアレコレがあるわけじゃありませんしね ァ'`,、('∀`)
ふ( ´_ゝ`)
最後にナナに会ったときに、ワタシ、ナナに頼まれていたことがあったんでした。 それは
「ヒメさんに久しぶりに会いたいので、じょりぃ、セッティングしてよ」
というものであります。
ヒメさんとは誰かといいますと、ワタシの高校時代の部活仲間のひとりであります。 キャッチボールやトスバッティング、筋トレなど、二人一組のものはその子と組んでいたので、かなり仲良しであります。
ナナとヒメちゃんとの関係というのは、「ママ友」であります。 たまたま、ナナとヒメちゃんの家が同じ学区内で、しかも長女同士が同級生だったのであります。
ここでヒメちゃんをもう少し詳しくご紹介させていただきます。 ヒメちゃん、細くて顔立ちがかわいくて、高校時代はとてもモテてました。 ヒメちゃんは電車通学だったのですが、ホームで電車待ちしているときなんかに、違う学校の知らない男子に、突然名前を呼ばれたり声を掛けられたりということはしょっちゅう、という感じ。 そのようにかわいい子だったので、まあワタシはしっかりちゃっかり、「二人組権」を手に入れたわけですが。 ホント、こういうところはね、若い頃のワタシはしっかりしてました。
しかしヒメちゃん、高校入ってすぐに彼氏ができまして、そのせいでけっこう情緒不安定で、さらに部活をサボりがちな娘でありましてね。 練習のパートナーだったワタシは、ヒメちゃんを部活に連れ出すことがミッションとなっておりました。 毎日「部活行こー」と誘いに行ってましてね。 特に1年の頃はヒメちゃん、部活やる気なくて「今日は休む」とフキゲンになられちゃう日々。 しかしワタシはその感じが懐かしくて、懲りずに毎日「部活行こー」とやってました。
何が懐かしかったのかといえば、「部活行こー」とやる気のない人の面倒を見るこれ。 中学のときのナナの面倒を見てる感じによく似ていたのです。 おまけにヒメちゃんとナナは、ポジションも同じ、ショートストップ。 顔立ちとか性格はまったく異なるふたりでしたが、当時のワタシは、ナナと重なるところがどこかあれば、その人と接触するのがうれしかったのであります。 ついでに言えば、なっちゃんに目を付けたのは、ナナと雰囲気が似ていたからでした。 あと、ナナに目が似てるってだけで気に入っている子もいたりしました。
話を戻しまして。 そんなヒメちゃんですから、何度か「部活やめる」という波もあったのですが。 それでも最後まで続けてましたねー。 「よく続けたよね」と、ソフト部で集まったときは、いまだにからかわれるヒメちゃんでありますが、そういうときに
「みんながいたからだよ」ってのと一緒に、「じょりぃちゃんのおかげかな」というありがたいひとこともつけていただいております。
まあワタシ、ナナと重ねて面倒みちゃってただけだったんですけどね(°▽°)あと、かわいかったからー
と、ここまで詳しい事情はナナは知らないのですが、「ヒメちゃんとは、部活でいちばん仲良かったんだよ( ^ ∀ ^ )」とは話してあります。 違う意味で仲が良かったサキハラユーコもおりましたが。 ヨコシマな感情抜きで仲良かったのはヒメちゃんでありました。 そして、ソフト部の連中には「じょりぃはヒメちゃんが好きだったに違いない」と思われております。 ヒメちゃんもそう思ってるかもしれません。もしかしたら。 や、最初は「この子も手ぇつけたろ(・∀・)」とずうずうしい気持ちもなかったではないんですが、あまりにも彼氏LOVE☆だったので、なんか気持ちが萎えました。
で、かつてナナと重なる部分があって仲良くしていたヒメちゃんの話題が、再会後のナナから出たときは 「何この運命ってやつ(・∀・)」 と、ワタシはひとりでほくほくと喜んだものだったんですよ。 もう、こういう偶然、ワタシ大好きなもんでしてね!
ナナとヒメちゃんは、長女同士が中学を卒業してからはやりとりはなくなっていたんですが。 しかし、たまたまナナにヒメちゃんの話をしたら、冒頭のような「会いたいな」ということになりまして。 そしてミッションを課せられたワタシだったんですが、まあ、コロッとそのミッションを忘れていたんですよ。 で、少し前に思い出しまして。 ヒメちゃんに「ナナが3人でお茶でもしない?って言ってるんだけど。どうかなー」めいてメール。
ヒメちゃん、「ナナさんがあたしに会いたがってるの? なんか不思議だけど(笑) でもうれしい」と。 「じゃあ、セッティングするけど、ワタシのことだからいつになるかわかんない」と返信しておきまして。
ヒメちゃんに連絡とったよー、とナナに伝え・・・なければいけなかったんですが、なんとなくめんどくさくて放置するワタシ。 何がめんどくさいって、せっかく連絡とったのに、そのことを「今さらー?」とかめんどくさがられそうでめんどくさかったんです。 ワタシとナナ、最近あんまり仲良くないし・・・。
ということを象徴するのが、今年の誕生日ですよ。 9月のワタシの誕生日、お友だちから「おめでとー」メールをいただき、ありがたいなー、うれしいなー、と思いつつ、 その日の終わり頃思ったんです。
ああ、ナナからはメール来ない。 と。 忘れられちゃってるなー。 と(´-ω-`) ナナのバカー(つд-。)と。
そして同時に思い出したんです。
その二週間前がナナの誕生日だったことを。 自分の誕生日に「ナナのバカー」と思うまで、ナナの誕生日を忘れてました(°▽°)
まあ、ワタシもともと、人の誕生日というものを覚えるのが超苦手なので、無理もないんですが。 でもねー。ちょっと自分にビックリしましたわ。
相変わらず好きなんですけど。 でも、そっけなくされたり冷たくされたりするの、ヤなんだもーん。 会えばそんなことないんですけども。 特にメールはよろしくないんですよ、ワタシたち。 と、自分に言い訳しながら、放置。
してましたら。 ヒメちゃんとメールのやりとりをしてから一週間ほどして、ふたたびヒメちゃんからメールがきましてね。
「なんと、スーパーで偶然ナナさんに会ったよー。今月中に食事でもしたいねって話になりました。 で、うっかりメアド聞くの忘れちゃったんだけど、教えてもらってもいい?」 と。
あらら。こりゃヒメちゃんに申し訳ないことしちゃった。 ナナもどう思っただろな・・・。
そして、スーパーでけっこう盛り上がったみたいだったので問題なさそうと思いつつも、ナナに無断でメールアドレスを教えるのはなんだか気が引けたので、しょーがない、ナナに「ヒメちゃんからこのようにメールもらったんだけど、教えてもいいかな?」とメール。
したけど、返事が来ないので、電話しました。
「メール見た?」 「見てない。何?」 「ヒメちゃんに会ったんだって?」 「ああ、会った会った。なんで知ってんの?」 「メール来たから。で、あなたのメアド教えてって言われたんだけど、教えていい?」 「いいよ」 「わかった。じゃ」 「うん」
ちん。
そっけねええええええええええええ。(ワタシも)
まあいいや。 ってことで、ヒメちゃんにナナのメアドをメールしまして。
そして昨日になって、ナナからこんなメールが届きました。
今月中にヒメさんとご飯食べに行くとしたら誘ってもらいたい?
何これ(・_・)意味がわからん。
そもそも「3人で」って提案したの、ナナですし。 スーパーで会ったとき、ヒメちゃんとどんな話で「今月中に食事」ってことになったのだろう。 ふたりとも、ワタシの話題は出さなかったのだろうか。でもそれも不自然だしなぁ。 それとも、ナナが「Mなじょりぃへのサービス」として、上から目線でふざけて誘ってくれているのだろうか。
よくわからないけど、返信。
あれ? 一緒が前提かと思ってヒメちゃんに話しちゃったよ。
誘ってほしい(・∀・)
そして、次にナナから返ってきたメールで、さらに混乱するワタシ。
べつに。
私、今度の日曜日の昼希望。
二行目はいいですよ。わかりますよ。 でも一行目の
べつに。
って、これどういう意味ーーー? 何にかかる「べつに」? さっぱりわかんねえええええええええヽ(`Д´)ノ
「べつに って、どういう意味?」と聞きたくて夜の街を走り出したくなりましたが、それを聞くともしかしてケンカになったりするのかしらそれってめんどくせーーーと思い、そこはスルーすることに決定。 ものすごくもやもやしながら決定。 決定という言葉が似つかわしくないほどもやもやしながら決定。
私は大丈夫だよ。
じゃあメールしてみるね。
ありがとう。
ヒメちゃんは確か「夜のほうが都合がいいな」と言っていたので、こりゃ流れるかもなー。 と思いつつ。
べつに ってなんなのべつにって。 これ、ナナの口癖でもあるんですが、すごい感じ悪いよおまえーーーー。
くやしいので、3人で会えたあかつきには、ヒメちゃんとばかり仲良くしてやろうと思います。 と意気込んだところで、ナナにはちっともこたえなそうでそれもくやしい。 いやいや、くやしくないですよ べつに。
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