ナナとワタシ
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ナース服が届きました。
と、しょっぱなから太字で書くほど嬉しいワタシなわけですよ。
こそこそと宅配便の袋から出してみまして。ナース服。
ぢいっ。
やっぱり服だけ見ててもちっとも萌えません。
よかった。 マトモだわ、ワタシ。
さて。 ナナになんて切り出そうかな。 喜んでくれるでしょうか。 催促したくらいですから、喜んでくれなきゃ困ります。
でも、気まぐれ大先生のことですから。 うかつに切り出すと 「あ? うーーん、もう興味なくなった(乾笑」 なんてことになりかねませんし。 どうやって知らせようかな。
夜になって、ナナからメール。 「月がきれいだよ。星もちょっと見えているし」と。
わあい。
これはチャンスかもです。 ということで、返信。
月、きれいだね。 星はあまり見えないや。
ねえ、今って、キゲン悪い?
・・・・なんという弱気な、おどおどとした話の振りっぷりでございましょう。 再会当時、ナナに「おどおど星人はおどおど星に帰れー」と言われたことを思い出しました。
帰れと言われても、おどおど星って、どこにあるんですかね。
とにかくまあ、ナナのキゲン悪ければナース服の話はしたくなかったんですよっ。 下心があるからだろ、と言われれば胸を張って「そのとおりだ!」と答えるしかないんですが。
ナナから返信。 「悪くないよ」だそうです。
やった。 チャンスですチャンス。
じゃあ報告。
ナース服、届いたよ。 にこにこにこ←嬉しい
いつ渡せるかな。
(待)
4時間半待ってみたのですが、返事がないんですけど。 わかりやすく言うと「スルー」です。 無視されましたワタシ。 ていうか、ナース服 と、ワタシのヨロコビ。
「ナース服、待ってるんだけどな」って催促したくせに。 「月がきれいだよ」ってメールくれたくせに。
昨日のナナワタで「キスしちゃったらナナワタ終了」なんてエラそうに書いたワタシですが。
終わりにできなそうです。 この調子だと。
ああ。 やっぱりナナって最高です。(やけくそ) ホントに、ナナときょんて、ひとときたりとも油断できません。 飽きることができません。 そんな余裕ありません。
これ↑ってノロケになるんですか。 なってない気がするんですが。
「おいしゃさんごっこ」も、実現しなそうです。この調子だと。 スミマセン。
ナース服、 自分で着ようかな。 聴診器も自分の胸に当てて。 心音聞いて「あ、生きてる☆」とか思ってみたり。
ふ。
| 2004年09月29日(水) |
それでも愛なのであーる |
今日ナース服が届くかも、と期待していたのですが、届きませんでした。 シラけさせてしまってどーもスミマセン。
さて、実は昨日もナナが夜遅くにウチに来たのでございます。 もちろん、ワタシに会いたくてきたわけではなくて「ネットで調べたいことがあるからパソコン貸せ」ということでございます。
で、前回と同じようになっちゃんの机に座ってもらって。 座った途端「ジュース飲んでいい?」とナナ。
今日は、自分の分しか買ってきてないみたいです。 パソコン使用料としてジュースくらいワタシの分も買ってきて欲しいです。
「ゴメンね、忙しいんでしょ?」とナナ。 「んー、まあ、フツウに。 でもワタシは仕事してていいんでしょ?」 「う・・・でもほら、 あたし、 自分でちゃかちゃかいじれないしさ」 「ああ(笑)。 いいよ、遠慮なく訊いてくれて」
ホントに遠慮なく訊かれました。 少しは遠慮してください。
今日は「調べたモノをプリントアウトして持ち帰りたい」という希望がナナの方にありましたので、余計にワタシの出番が多くなってしまったわけですが。 席について仕事をしはじめると、「ねえ」。 教え終わって傍で様子を見ていると「あ、いいよ、仕事して」。 しっしっ、てな感じで。 じゃあ、と自分の席について企画書をまとめ始めると「あ、ちょっと」、「これってどう思う?」、「ね、これ見て。きゃはははは」。
あきらめました、仕事。 もともとこの人のこーゆーわがままなところが好きなワタシなんですから、さして腹も立ちませんが。 仕事は困りました。 でもそれも毅然とした態度を取れないワタシが悪いんですからね。 はふー。
とまあ、今さらこの人のわがままっぷりはいいとして。
結局仕事にならないので、ナナがいるうちはあきらめよう、と覚悟。 本格的にナナの手伝いをすることにいたしました。
なにしろキーで文字入力が難儀なナナですから。 検索ワードをナナがつらつら言い放つのを、ワタシが横から腕を伸ばしてキーをカタカタと打ちます。
超☆接近。
どさくさにまぎれて、間違えたふりして胸でも触ってやろうかこのやろうとも思いましたが、 どうしても生まれ持った貴族的な品性がワタシの欲望の邪魔をいたします。 と、そこまでエラそうに言わなくても、フツウの人はそうやすやすと他人の胸には触りませんが。
仕事はできなくてホントに困ったんですが。 この作業ったら、先日も書きましたが、接近するんですよねえ。 こんなにあたりまえのように、ナナと接近することができるようになるとは。 いつも「あいだにもう一人分」あけて並んで座っていたふたりだったというのに。 こう、「なにげなくキスできるシチュエーション」なんつーものがあるとしたら、今、まさにチャンスの嵐です。 ワタシが腕を伸ばしてキーを打つ、その肩越しに画面をのぞくナナ。 そのままワタシ、ちょいっと首を曲げれば、もはやちゅーですよちゅー。
ねずみ?
と、自分でもわけがわからなくなってますが。
しかしワタシ思ったんですけどね。
ナナとワタシって、もし相思相愛になっても(なれませんけどーーー)、キスとかしないんだろうなと。 もちろんその先なんて、言わずもがなです。
そんなアホな、と思われるかもしれませんが。
そもそもナナはマジメですしそういう点では。 パパがいるのに、キスなんて、おまけにパパを抜きにしたってワタシを好きになることすらちょっと考えられません。 ワタシもワタシで、今このように、一人で勝手に「ナナ、ナナ」と盛り上がっている分にはきょんに対しての罪悪感もさして持っていないんですが(持てよ)、これ以上の関係になってしまったら、やっぱりバランスが崩れます。
「モラル的に、ダメよ!そんな!」というご立派な考えではなく、ナナもワタシを好きになって先に進むような事態になると、きっとワタシ困るんです。 保身。 自分勝手。 一回死ね。
でもワタシの気持ちだ。 何が悪い。 と、ひとりで開き直ってみましたが。
「ワタシのこと、好きになって!」と、何かにしがみつくように願う、ナナへのこの気持ち。 と同時に、「ずっとこのままがいい。ワタシのこと、好きになっちゃダメ(ずうずうしいです)」という気持ち。 両方がワタシに存在します。
なんなのですかねこれは。
それってホントに好きじゃないんじゃないの? と、思われても無理なさそうな。
しかしそれでも。 ワタシの全細胞でもって、ナナ、ナナともううるさくてしかたないのであーる。 それがもう20年以上続いちゃっているのであーる。
ワタシにとって一番都合のいい展開。 それは
「ナナがワタシをメチャクチャ好きになって、でもそれをワタシに伝えないでいてくれるけどなんとなく伝わっている」というものであります。
保身。 自分勝手。 一回死ね。
しかしそれでも。
それでも愛なのであーる。 愛しくて愛しくてしかたないのであーる。
そしてそれでももちろん キスしたいとか胸に顔をうずめたいとか○○したいとか××××したいとかもうキリなく思ったりもしているのであーる。
ナナがパソコン買ってネットを始めるか、 ナナとワタシがキスしてしまったら、 ナナワタは 糸冬 了 でございます。 どちらもワタシの処理能力を超えてしまいますので。
しかし絶対「キスしてしまったら」バージョンはないであろう。 と、ビューワー様が全員一致で思ったことはわかっております。('-^v)
ふ。
| 2004年09月27日(月) |
ナース服で何をするのかといえば |
ゆうべ、というか今朝、5時にふとんに入りまして。 3時間眠れたんですが、眠くて眠くて仕方ありません。 ナナと長電話していた自分が悪いので、まあ起きましたが。 シャワーを浴びても頭はぼんやり。 つらーーーーいのだーーーーー。
とはいえ仕事は待ってくれません。 ちまちまと作業を行っておりましたら、am11時頃、ナナからメール着信。
何かあったか? とおそるおそるメールを見ましたら。
眠い。 眠くなあい? 私はこれから寝に入るけど、一緒にお昼寝する?
え。
昼寝のお誘いが! (…ヘンなお誘い)
じーーーーーん・・・・・・。<感動中
けど、今日はぎっしり仕事が詰まっております。 アポも入っております。 無理です。 うえーん。
だいたい、今ここで「パタン」と寝るならすぐに眠れちまいますが、 ナナとお昼寝、なんてシチュエーションになったらどっちにしろ眠れませんワタシきっと。
というわけで
一緒にお昼寝かあ。 いいなあ。 しかし無理そうなので、ワタシの分まで寝てください。 お誘いありがとう。残念だ。
あ。 ナース服、注文しちゃったよ。
ええそうです。 今朝、起きて最初にしたのが、ゆうべの電話で話題に出たナース服の注文でございました。 ナナの気持ちが変わらないうちに入手しなければいけませんからね。<真剣
あ。 またメールが。
うーん。早いね。ありがとう。 ついでに聴診器も欲しいなぁ。
聴診器? またマニアックな。 何に使うんだろ。 子供の具合が悪いときに使いたいのかな。
と思ったら、次の一行が。
おいしゃさんごっこして遊ぼう。
はい?
ものすごい勢いで心拍数が上がってしまいました。 ワタシが鼻血体質なら、鼻から鮮血を吹き出していたと思います。 それくらいびっくりいたしました。 そして、たいそう ええと 興奮してしまいました。 「おいしゃさんごっこ」と全部ひらがなというのがまた、そこはかとなくいやらしかったりしてですね。 困った困った小股。 と言いつつ、ホントは困ってなくて嬉しいばかりなんですが。
たぶん、実際はしてくれないでしょうけど、おいしゃさんごっこなんて。 ワタシが「うきゃーー!」とひっくり返ることを見越して、おもしろがってからかっただけだとは思うんですけど。(くそう)
それでも。
寝不足な上に食事をする間もなくてへろへろだった本日のじょりぃだったんですが、 このメールを何度も読み返しては、カラダの底からなにやらおかしな桃色のエネルギーを沸き上がらせ、 なんとか一日乗り切ったのでありました。
が、今思ったんですが、ナナの思うところのおいしゃさんごっこと、ワタシの思うところのおいしゃさんごっこは一致しているのでしょうか。 していない気がしてきました。 がく。
もし「ワタシの思うところの」おいしゃさんごっこが現実に叶うなら。
ワタシも白衣を調達したほうが、俄然楽しいおいしゃさんごっこになりそうでございます。 そのときはナナは患者の役で。 「はい。 じゃ、心音聞きますから、服上げて。胸出して」 ができますし。
・・・・できっこないですけど。ワタシに。
って、 待てよ。
今の状況だと、ワタシが胸をさらす係ですか?
ヤバイ。 (だから実際はやってもらえないから心配するな、と)
| 2004年09月26日(日) |
ナース服、どーなったの? |
ナナと電話しまして。 延々3時間以上、子供の話でございます。 「ゴメン、いつもこんな話で」と謝るナナが気の毒でございます。
でも、ナナ、オトナになりました。 打たれ強くなりましたし。 ちょっと安心。 やはり親というものは、子供とともに成長するものなのでございますね。 と、親になったこともないのに、わかったようなことを言ってみましたが。 ホントにそう思いました。
で、子供の話は割愛するとして。 話の90%以上を占めるのに、割愛。
「もう寝なきゃ」なんて言葉が出るようになると、会話が軽やかになるワタシたち。 今日もそんな流れで。 オークションの話なんかが出ちゃったりして。 ちょっとナナに買い物を頼まれちゃったりして。
そうしましたら
「そういえばさー、ナース服、どーなったの? あれっきりじゃん」 とナナ。
覚えてたんですか。
もはや忘れていると思ってました。 ナース服ってなんじゃらほい、というかたはこちらとこちらをまずご覧になってください。
買う気は満々だったんですがワタシ。 ナナのナース姿が拝めるなら、ねえ? ねえ?って、ワタシ誰に同意を求めているのでしょう。 答は世界ですが。インターネットですしね☆
で、「ナース服、どーなったの?」であります。
「買っていいの?」 「うん。いいって言ったじゃん。 待ってたんだけどなー(笑)」 「着てくれるの?」 「うん」 「なんだー。 買いたかったんだけどさ、なんか、キミのまわり、ゴタゴタし始めちゃったからさ」 「ああ(笑)」 「ほら、買ったよ! なんてナース服を持っていったりしたら・・・」 「怒ったかもね(笑)。こんなときに、おめーは何考えてんだよ!と」 「そうそう」 「今は余裕アリ」 「じゃ、買う」
びっくりしました。 ナナはワタシに話を合わせてくれてるだけで、そんなこと本気にしてるとは思ってなかったのです。 ましてや、覚えていて、催促されるとは。
じょりぃ、シアワセ。
「絶対着る?」 一応念押しするじょりぃ。この金欠時に2万は痛いですから。 「着るよ。 こそこそと(笑)」 「ワタシにも着てるとこ見せてくれる?」 「いいよ(笑)。 あ、でも、写真撮らせてとか言われるとイヤ」 「写真撮らせて」 <さっそく言うワタシ 「イヤって言ってんだろ(笑)」 「そのくらいさせろ」 「やだよー。写真はイヤ。なんかそれってさー・・・」 「 変態っぽい?」 「そう。 それ」 「変態なんだよ」 「なおさらイヤ」
イヤと言われれば言われるほど「撮らせろ」としつこくなるじょりぃなわけですが。
「じゃあいいよ。 キミに一服盛って、寝てるすきにナース服着せて写真撮る」 「なんだ。着せるのか」 「? ん?」 「寝てるすきに、脱がせるのかと思った」
わーーーーーお。
気がつかなかった。 <マヌケ
「いえ。 着せます。 とりあえず」 でも着せるためには、その前に脱がせないとなんですけどね。 「とりあえずといえばさ、 とりあえず、きょんさんに着せてみたりした?」
なんでここにきょんが。
「着せてないよ」 「着せたことある?」 「ないよ!」 「なっちゃん似合いそうじゃん」 「そうだね」 「なっちゃんに『今日からこれが制服です』って支給すれば、毎日楽しいんじゃないのじょりぃ」 「・・・・・・・・・・」
そりゃ楽しいでしょうけど。 着てくれるとは思えません。
確か前にも同じようなことを訊かれた気が。 ふたりとも進歩がありません。
「じゃあ、制服にするからさ」とワタシ。 「うん」 「キミ、その制服着て、営業出てくれ。採用するから」 「え! イヤです」 「なぜ」 「オヤジにセクハラされそうだから」 「確かに。 でもセクハラくらいいいじゃないか。 慣れろ」 「イヤだよ絶対」
ナース姿のナナがオヤジにセクハラされている姿を想像して萌えました。 日々、ナースとして働き、さらにオヤジにセクハラされている看護婦様がいらっしゃいましたらどうもすみません。 じょりぃの低俗な妄想で、あなた様の神聖なお仕事をけがしてしまいました。 許してください。
「どうしてきょんさんとなっちゃんには着せないわけ?」 とナナ。
キミ、ワタシに何を言わせたいのですか。 「他の人じゃなくて、キミに着せたいんですよ」とか言っちゃっていいんでしょうか。 別に言ってもいいですけど、変態度が増す気がして言えないんですけど。
それに。
言っちゃっていいの? 困るんじゃないの?
それとも、「アタシのこと、妄想道具程度にしか思ってないのかよコノヤロウ」という確認だったのでしょうか。
半分当たってるのかもしれませんけど。<妄想道具
「まあまあ」 と、無難に答えるじょりぃ。 「着せれば?」 「別に」 「なんで?」 「とにかくさ、着たら見せてくれるんでしょ?」 「こそこそとならね」 「じゃあ、待っててね」 「かわいいのね」 「ナースのお仕事のでしょ?」 「うん。 白ね」 「白ね」
大人形が欲しい、なんて思っていたら。
生きてる着せ替え人形が手に入りそうです。 手に入りそうです、って、別にワタシのモノになるわけじゃないんですが。 触ったりもできないんですが。
もしかして、ワタシのやろうとしてること、虚しいばかりという気もしますが。
次は深いスリットの入ったチャイナ服です。<目標
真夜中のパソコン教室でムラムラしてしまったせいで、どうも変な夢見ちゃったりしてですね。 よかった。 男子じゃなくて。 夢精してたかも。
というのは冗談で、それほど過激な夢ではないんですが。 ナナとキスする夢なんか見ちゃって、なかなか濃厚なアレだったんですが、ちゃんと相手はナナなのは確かなんですが、顔は別人でした。 誰か芸能人だったんですが、思い出せません。 夢ってヘンですね。 別人なのに、ナナとしてキスしてて、大変興奮いたしましたワタクシ。 あら、キス、上手☆ なんて思ったんですが、そこはワタシの夢ってことですから。 なーんだ、 てことは、キス上手なのはワタシ? <寝言
そのキスって、学校でしてたんですが、そのあと授業になって、こう、授業中って好きな子ちらちら見ちゃったりするもんじゃないですかやっぱり青春として。(どの年さげて青春だよということはさておき) で、ワタシもそんなキスの後だったもんですから、ぽーっとしながらナナを見ていたんですよ。
そしたら目が合いまして。
向こうは恥ずかしそうに7%くらいの微笑を返してくれたんですが、ワタシったら恥ずかしさ100%だったもんで、フキゲンに不愛想に目をそらしちゃったんです。
まずい。 と思ったのですが。 まあ、わかってくれるでしょ、たぶん、風味に軽く考えておりました。
ちなみにそのときのナナは安達ユミでした。(なんなのかしらまったくせっかくなのに。安達ユミ好きじゃないのにな)
で、授業が終わって、当然一緒に帰ろうと席を立ちましたら。 安達ユミの姿をしたナナは、ぷんっ て感じでワタシを無視してワタシの横を素通りしていきます。 え? さっきのこと怒ってんの? 帰っちゃうの? 別々で? 一緒に帰って、も1回 ねえ?
と思いながら目で追いかけた、その怒って帰る後ろ姿だけは、ちゃんといつものナナだったりしました。
・・・・・夢でまで、なんか こう ちょっと。 そんなプリプリしてる後ろ姿だけご本人だなんて。
でもまあ、そんな夢まで見ちゃったもんで、ワタシの頭の中ったら、ピンク色にナナめいていたのです。 今日土曜日だし、ナナはちょっと遅くなっても大丈夫だろうし(翌日予定がなければ)、ちょっと声聞きたいな、なんて思って、でもこっちから電話するとたいてい迷惑そうにされるしやっぱアレだよな、なんていつものとおり長々とグズグズ考えていたんですが。
とりあえず。 様子うかがいに。 メールだけでも。
ということで。
元気?
と、なんでもない風に、おまけにさもさもナナを心配しているかのようにメールしてみる姑息なじょりぃ。
返事来ない。 と思ってたら、ちょっとしてからメール着信。ナナからです。
私は元気だよ。 さては元気じゃないでしょ。
え!
恥ずかしくて大笑いしてしまいました。ひとりで。 見透かされてますか?ワタシ。
カッコわるーーーーーーー。
どうしたもんかなと思いつつも、返信。
え! なんだそれーー(笑)
元気ですよ(マジ)。
でも笑えた。 キミって最高。
スナオにリスペクトしてみたんですが。 果たして意味が通じたかどうか。
そのあとに来たメールは、子供一色のナナでございました。 あらあら。 まあ、ホッとしました。
が、何通目かのラストに 「で。 本当はなんかあったんじゃない?」と。
あら気にしてくれたのね。 でも、ホントになんにもないんです。 頭がピンクになっちゃっただけなんですよスミマセンねえ。
ということで、正直に返信。
いやいや。ホントに何もないのだ。 キミと、 なんだ、 話なりなんなりしたいなと思っただけ。 そっちの様子うかがうフリして(実際気にしてたけどさ)実は…というのを見透かされちゃったので、 恥ずかしさと共にウケた。(笑) そして「参りました」と反省&尊敬。
正直にとはいえ、「頭がピンクになっちゃってさあえへへのへ」とは伝えられませんけど当然。
スルーされるかと思ったら返事をくれました。 以下、内容箇条書き。
・実は今日パパが早く帰ってきたら、またパソコン見せてもらいたかったんだ。
えっ。 そんな 勝手に。<会いたがってるくせにワタシも勝手ですが。
・でもまだ帰ってこないし。 ・さっきまで眠くなかったから、電話しようかとも思ったんだけど
わあい。
・運動会で早起きだったから、今は睡魔が。
なんだなんだ。
・一眠りするけど、ふと目がさめて時間が大丈夫だったら電話する。 けど、どうなるかわからないから、期待しないで待ってて。
・・・・・気を使ってくれているのかしら。 どうもスミマセン。
というわけで。
全然まったくノープロブレムに期待してないんですけどね。
電話まだかな。
なんて思ってませんよもちろん。
電話まだかな。
| 2004年09月22日(水) |
真夜中のパソコン教室 |
すっかり夜も更けて。 かったん つー かったん つー と、いつも通り自分の羽をくちばしでむしっては機を織っておりましたら。 ナナからメール。 返信してまたすぐにメールが来まして。
「ネットで調べたいことがあるんだけど、これからじょりぃんち行ってもいい?」と。
これから? 今何時? って、日付変わってますけど。
ワタシが一人暮らしなら即答で「いいよ」なんですけど。 まあ、一応一緒に暮らしているヒトがおりますので。 もぞもぞときょんにおうかがいをたてに、リビングという名の今ではすっかりきょんの部屋へ。
「あの。 こういうことなんですけど」 「今から? 普通訪ねてこない時間だよね」 「はい まあ」 「非常識」 <きっぱり 「・・・・・ダメ?」 「あたしに訊くことじゃないでしょ」 「はい」 「今日あなた忙しいって言ってなかった?」 「忙しいです。 ワタシは仕事してて、勝手にパソいじってもらおうかと」 「自分で決めれば?」<怒ってます 「あ はい」
「あたしに訊くことじゃないでしょ」と言われるのはわかっていたんですが。 それでもいきなり来たらビックリしちゃうでしょうし。 あ、 「ナナがこれから来るよ」という言い方にすればよかったのかな。 ワタシったらいつもこうやって「あたしはあんたのおかあさんじゃないんだから」みたいな話のしかたをしてしまって、きょんの心証をかえって悪くしているような。
まあ、ともかく。 「いいよ。でもワタシは仕事してるけど構わないよね」とナナに返信。
しましたら「あたし、パソコンまったくいじれないんだよ。仕事の邪魔をしそうなので、やっぱり今度にします」とナナ。
でも、こんな時間に「調べたいから行っていい?」と言ってくるということは、たぶん今調べたいんでしょう。 なので「最初にやりかたを教えて、あとはワタシ仕事しちゃうから大丈夫だよ」と送ったら「じゃあすぐ出ます」と。
慌てて歯を磨き(ただのエチケットですので深読みしないでください)、その日はナナにもらった服を着ていたので「こりゃ恥ずかしい」と思い、着替えまでするじょりぃ。 今までもパパの仕事の関係でナナからけっこうな数の洋服をいただいているんですが、ナナの前で一度もそれらを着用してみせたことのないじょりぃ。 日頃は着てるんですけどね。 なんだか恥ずかしいんですよ。
で、ナナが到着しまして。
ワタシ、この日記より先に掲示板で「今ナナが来てるんで」なんて書いてしまったら、どうもみなさま「深夜デエト?」とか よ〜い雰囲気に解釈してくださっているようなんですが。
期待ハズレでどーもすみません。 という内容になりますですよ? そんな内容に誰がいちばんガッカリしたかって、ワタシなんですけど。 で、読んでるかたは「あははははやっぱり。ざまあみろ」とか思いそうで愉快痛快なんですけど。(なみだ
到着したナナは「遅くにゴメン」と言っているものの、アナタ何か怒ってるんですか?というくらいむっつりしてまして。 きょんはきょんで、リビングにいてまだ寝ていなかったのに、お出迎えなし。 なんだか針のむしろなじょりぃ。勝手に。
なっちゃんの机にナナを座らせまして。 IE起動。 「あたし、喉乾いちゃったから、買ってきたモン飲みながらでもいい?」とナナ。 「あ、どうぞ」と言ったらコンビニ袋から1本取り出して飲み始めたんですが。
ええと。 ワタシの分もあるかと思ったらないみたいです。 なんだなんだ。 もう1本入ってるように見えるんですけど、それってワタシ用じゃなかったのか。
と、砂漠をさまよう水に飢えた人のようながっついたことを考えながら、説明開始。 初めてならやっぱりYahoo!が使いやすいかと考え、検索画面を開きましてですね。
クリックすら知らないヒトにどうやって説明しようかしら。 ということで、一通りやってみせ。
「うん。わかった」とナナは言ったものの、そんな簡単にわかるわけないです。 ローマ字入力だってしたことないんですし。
「ちょっとやってみせて」とワタシ。 「カテゴリから探していけば、文字を打たなくてもだんだんと探していけるから、じゃあ、まず、ここ、一回ポンと押してみて」と。
目的のポイントへカーソルを運ぼうとしたものの、見事にドラッグし、全ページ選択する勢いのナナ。
「あれ? なにこれどうなってるんだ?」 「(笑)それはドラッグというものだ。 クリックは指、離すんだよ」 「指? どれ?」 「人差し指」 「わかんないよー」
ここでなんていうんですか? ナナの手にワタシの手を重ねて「これがクリック、これがドラッグ、マウスはこうやって動かしてね?・・」なんて背中越しに抱え込むようにして教えてやれば話も早いしワタシもウハウハなんですが、ワタシ、そういういやらしいテニスのインストラクターみたいなことしたくなかったんですよね意地でも。 ナナも嫌がりそうですし。 「じょりぃったら、何か下心?」とか思われてもアレですし。 パパはそういうことやりそうなのでワタシはやりたくないというつまらない対抗意識もありましたし。
というわけで
「こうだよ」
と、力の入っていたナナの人差し指だけ持って「ぐっきり」と上に持ち上げさせていただきました。
・・・・マジで折れるかと思った、人差し指。やばかったです。
ところで。
今日のナナの美しかわいいことったら。 (言わせてくださいこれくらいでも実際のナナはフツウの人ですので期待しちゃいけませんよってワタシもほめたりけなしたり大忙しですが)
今日、きょんとテレビ見ていたときにアスプリールのCMやってましてね。 それ見てきょんが「ナナって山口智子に似てない?」と言いまして。 ワタシもかねてから思ってはいたんですが(あ、期待しないでください)、それってひいき目かと思っていたので口に出したことなかったんですけど、きょんから言ってくれたので「うん似てるね」なんて会話をしたんですが。
今日はお風呂上がりでいつもよりキレイ(に見える)なナナだったので、わあいやっぱり似てるーと嬉しく思ったんですが。 どこが似てるって頬骨の高さだけなんじゃねえかという気もするんですが、まあ、そこはそれ。
でも本日のワタシの山口智子ったら、むっつりしていて怖いです。
ということで、早々に「じゃあワタシは仕事に戻るけど、わからないことがあったら訊いて」と、仕事に戻ることに。 自分の調べたいものをワタシに知られるのもイヤかなと思ったもので。(どうせ子供に関することでしょうけど) 教えたことは「クリック」「ドラッグ」「リターンキー」だけでございますが。 あ、ダブルクリックと「戻る」だけは教えておかなきゃと思い、「あ、ええと、戻る方法はさ・・・」と言いかけたんですが、返事すらしないまったくの無反応でしたので、さらに「この人コワイ」と怯えたじょりぃは 「あ あの、わかんないことがあったら、いちいち呼んでくれていいから」と呟きつつその場からふたたび離れ。 「今の教えかたではたぶんわからないと思うから、遠慮しないでね」 とさらにやさしく怯えながら声をかけたものの、返事は無言。
おまえなーーーーーーーーー。
まあいいや。 わかんなきゃ、訊いてくるでしょ。
が、この無言状態のときに訊かれたのは一度だけ。 「最初の検索画面を新しく開きたいんだけど、どうしたらいい?」 これだけです。
あなた、なんで操作できるんですか。 やっぱこう、カンで動かせるモノは得意なんでございますね。子供と一緒でございます。 IEも今時のサイトデザインもなかなか優れているということでございましょうか。 見事なユーザーインターフェイスでございますね。 とはいえ、まあ、ちょっとビックリしましたです。
で、教えたのが正味5分くらい。 そのあと2時間ほど、お互い無言でそれぞれの作業を行いました。
・・・・・・・・・・・・・・。
デエト、とかおっしゃってくださったかた、どうもスミマセン。 かち かち というクリック音のみが響く部屋。 昼間の仕事中よりよほど静かに仕事してますがワタシも。 ああ、はかどるはかどる。このやろう。
困ってないかな?と、たまにちらちらとナナの方を見ていたんですが。 モニタで顔が見えません。 見えるのはナナの髪が薄くかかった肩と、マウスを動かす右手のみ。
ということで、マウスをぼんやりと見ていたんですが。
ナナとワタシは身長差はたいしてないんですが、手のでかさが全然違うんです。 彼女、とても手が大きいんですよ。指も長めですし。ごついし。 その手が、こう、マウスを軽く握ってですね、まだマウス扱いが不器用なもんで、クリックするときにいちいち人差し指を持ち上げるんです(かわいいですね)。 他の指もビミョーに動いちゃったりして。 で、長い距離を移動するとときって、マウスパッドをなでるように、こう、何往復も移動するじゃないですか。
なんか いやらしい。
と思ってしまったら、もう目が離せません。 幸い向こうからもワタシは見えません。 しばらくじいいいいっと、ナナがマウスを動かす指の動きを見ていたんですが。
だんだん、なんか、変な気持ちになってきまして。
いかんいかん、ということで、見るのをやめました。 たかがマウスごときでこんなに欲情している自分がイヤになったということもあり。 なんか情けないなあ と。
3時をまわった頃「ねえ、だいぶ前に見たページをまた見たいんだけど、どうしたらいい?」とナナに訊かれまして。 その頃にはワタシの仕事も一段落していましたので、待ってましたとばかりにいそいそとナナの隣へ。
「ワタシがやっちゃっていい?」 「うん」
作業
「タバコ吸いたい」とナナ。 「待って。・・・(灰皿を取ってきて)・・・はい」 「ここで吸っていいの? 外で吸おうかと思ったんだけど」 「かまわないよ」
ワタシも吸いたいです。 が、ナナの前では非喫煙者を装っている都合上、ナナの煙吸ってガマンしました。 これはこれでいいものですね☆<変態
ナナ、ごそごそとコンビニ袋からお茶を取り出して 「飲む?」と。 「うん。 ありがとう」 「そば茶だけど」 「うん。 ていうかさ」 「うん」 「どうしてこんなに冷たくなくなってからくれるんですか?」
ペットボトル、汗びっしょりかいてますけど。 水がしたたっております。
「(苦笑) まだ冷たいよ」 「ごくごく うん。ぬるい」 「飲まなきゃいいじゃんイヤなら」
まあ確かに。 しかし、買ってきてくれてたなら、とっととくれればいいのに。 何考えてるのかよくわかりません。 自分用に2本買ってきたのかしら。
「画面、ワタシに見られてイヤじゃない?」 「別に」 「だったら指示してくれれば続きの調べモノは一緒にやろうか?」 「別にどっちでもいい」
そうですか。かわいげねえなあ。
でも、このころからやっとふたりとも会話らしい会話ができるようになりまして。 ナナも笑顔が多くなってきて。 ワタシもひと安心。
してくると余計なところに気や目がいってしまうもので。
だいたい、来て早々に思っていたのですが。 今日のナナの胸は大きいです。 寄せて上がってます。ということは、ブラの力です。 ブラの力とはいえ。 大きいことに変わりはないです。形も良いです。
見るなと言われても。 って誰も言ってませんけど。
そして、同じ画面を見ているので。顔が近いんです。 なんかいつもよりかわいく見えるし。(性格はいつもに輪をかけて憎たらしいですけど)
くらくらり〜〜〜〜ん。
いかんいかん。 なんですかこの清祥堂 違う 性衝動。 こんな感じは久しぶりです。理性と淡泊の人・じょりぃでございますよ? なのになのに。
☆%&@*#”|!!!!! なわけです。
いかんいかん。 ダメダメひとりで舞い上がっては。 あちらにまるでその気がないのはわかってるわけですし。 どうどう、自分。
目。 目が合うと、余計にくらくらりんしてしまうので、目をそらそう。 と、そらした先の視線は胸に行ってるしワタシ。
と、ひとりで「ロンリードキドキ右往左往プレイ」しておりましたら。
「あ、ゴミ落としちゃった」 と、ナナがかがんでゴミを拾おうとしまして。
Tシャツ短かったもんで。 腰と背中が。 生です。 バッチリ見えます。
ナナが頭を上げるまで堪能させていただきました。
今日はいい日だ。
なーんてロンリードキドキ右往左往プレイしながら話していることといえば、子供の教育についてなんですが。しらっ。
時計が4時をさす寸前になって「寝る」とナナ様は帰っていかれました。
ということで、まったくデエトとは呼べない、あえて言うならパソコン教室(しかもクリックとダブルクリックとリターンキーしか教えてない)だったわけですが。
眼福は堪能させていただきました。 この程度で十分なんですよワタシは。 ふ。
ナナの残していったタバコの吸い殻を食ってしまいたくなって困ったんですが、さすがに死ぬかもしれないのでやめておきました。 あ、フィルターのとこだけ食べればよかったのか、と今気付きました。
冗談ですよ。冗談。 むぐむぐむぐむぐ(フィルターに口の中の水分取られて難儀しつつ)
久々にナナから電話。 一週間ほどメールのやりとりもなかったのでございます。
で、よもやま話など1時間ほどしまして。 「明日、きょんと東京にお出かけなんだ」と話しましたら、「じゃあもう寝ないとね。切るね」と言ったものの
「実はあたし、気になっていることがあるんだけど」とナナ。
「何?」 「んーー・・・・・でもいいや(笑)」 「なんだそれ。気になるなあ。話してよ」 「長くなるから、また今度。明日早いんでしょ?」 「気になるから話して」
「じょりぃさ、きょんさんのこと、大好きなんでしょ?」 「うん」 「それってさ、ふたりは恋人同士ってことなわけ?」
何を今さら。 この人、ワタシの話をちゃんと聞いていないんでしょうか。
とはいえ。 炭火のような恋愛感情はありますけど。 恋人同士というよりは、家族に近い感じ?と、きょんにも言われたことがあるし。<ちょっとさびしい
「ううううん・・・・・そうだね。 どちらかというと家族愛になってきちゃってはいるけど・・」 「家族愛なの? 恋愛感情はないの?」 「 キミは? パパに対して恋愛感情ってあるの?」
ワタシがナナにこの質問を放ったのは。 以前ナナが「パパに対して恋愛感情はもうない。情とか家族愛は強いけど」と言っていたことがあったので。 それを引き合いに出させてもらおうと思ってのことだったのですが。
返ってきた答は 「あるよ」
「え? あるの?」 「そりゃあるよ」 「へーーーーえ」
なんだなんだ。 ウソツキ。
「前はないって言ったよ」<ムキになるじょりぃ 「言った?」 「うん」 「言ったのか。 でも、なくなっちゃっても困るでしょ?」 「ふうん」 「楽しくなくなっちゃうじゃん。だから、好き好き!って思おうとしている部分はあるよ」
言い方を変えやがったな。
「ねえ、もしさ、できるならきょんさんと結婚したい?」とナナ。 「結婚? しないと思うよ」 「どうして?」 「ワタシは今のこの状態が気に入ってるんだ。 なんの約束も保証もないけど、キモチひとつで一緒にいられているというのが、 ワタシにとってはすごく意味のあることなんだよ」 「・・・・・・・・」 「法的に護られていないし、結びつきを証明するものがないから、 好きと言うキモチがなくなっちゃえばすぐに離れられちゃうじゃん?」 「うん」 「でも、今日一緒にいるということは、とりあえず、今はお互い必要としているっていう感じで、 ワタシには約束事よりそっちのほうがよっぽど信用できるんだよね」 「そうか。 なんか、うらやましいな」
あら意外。 そんな不安定さは、ナナには論外だと思ったのですが。 うらやましがられてしまいました。
「明日には別れてるかもしれないのに?(笑)」 「うん。 うらやましい。 そういうこと考えたことなかったけど、やっぱりあたしとパパのつながりより、 じょりぃときょんさんのつながりのほうがずっと深いし強いと思う」
やったあ勝った。 という問題では全然ないわけですが。
「あとさ、もっと言いづらいことがあるんだけどさ・・」とナナ。 「なに?」 「うぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・」 「・・・す、すごく言いづらそう・・・」 「・・・こないだ一緒に出かけたときにさ、じょりぃがきょんさんのことグチったじゃん?」 「ああ、グチったというか、話の流れでそうなったように思うけど」 「まあとにかくグチったのだよ」 「はい」 「このあいだだけでなく、よくグチるのだよ」
最低ですワタシ。
「そうかもね」 「そのたびにあたしは『なんで一緒にいるわけ?』と思うのだよ」 「なるほど」 「特にこのあいだの話はさ、あたしとしてはさ、 ええと 」 「?」 「きょんさん、イヤな人じゃん、と思ったわけだ」
ホントに最低ですワタシ。 イヤな人はきょんでなくてワタシだと思います。
ということをまずお伝えし。
「ゴメン。キミならいいかと思って、油断して余計なことまで話しすぎた」 「油断したのか」 「うん」 「じょりぃがグチ言うのも、なんかすごくイヤなのあたしとしては」 「(むっ) パパは年中言ってるじゃん」 余計な一言をまたワタシは。 「パパはそういう人だと思って聞いてるからいいんだよ。 じょりぃはグチ言うような人じゃないと思ってるから、聞くとショックなの」
ワタシを買いかぶってますよアナタ。 そりゃパパみたいには言わないけど。
「じゃあもう言わない」 「言いたいならしょうがないけど。 あたし、 ええと、 じょりぃのこと、すごい人だと思ってるし、尊敬もしてるのね」 「どうも」 なんだ突然。 「そういうとこ見たくないのかも。きょんさんに大切にされてない感じも腹が立つし」 「あれはあれで、彼女なりに大切にしてくれてますが」 「でもさ、きょんさんのイヤなところってじょりぃ、いっぱいあるみたいじゃない? いいの?それで」 「それはお互い様なんだよね。 向こうもワタシのこと大大大大ッキライ!って思ってるところいっぱいあるし。 お互いけっこうそれを口に出すから、ケンカも多いけど。 でもいいところもいっぱいあるわけじゃん?」 「うん」 「きょんはワタシと比べると信じられないくらいやさしいしさ。 いつもはイライラしてグチの原因になる、無神経なとことか物事を深く考えないとことかも、 ワタシにはものすごく救いになることも多くてさ」 「うん」 「一緒にいてくれるのがきょんでなければ、ワタシは早々に神経を病んでいたと思うよ。 ワタシと同じような、考え込むタイプでなくて、総合的にはワタシ、すごく救われているんだよ。 でも、日常のささいなところで、あまりにも違うタイプの人間なので衝突は起きてしまうわけだ」 「そうか」 「でも、一緒にいると、すごく楽しいんだ」 「そっか。 じゃあさ、 もう一人の好きな人とは、一緒にいて楽しいの? 安心できるの?」
ぎく。 というか。
もう一人の好きな人って、「あたし(ナナ)」ってことでしょ?
ワタシがハッキリ言ってないからとはいえ、なんか変な会話。
「ええと・・・・・楽しいけど、緊張する。まだ」
リラックスとは遠い位置にあります。
「(笑)緊張するのか」 「うん(笑)」 「その人ときょんさん、どっちのが好きなの?」
え。
「 ちょっと 比べられない」 「比べられないのか」 「違うものなんだもの。 ありかたが」 「ふうん」
でも。 そんなこと聞いてどうすんのアナタ。 意味ないじゃん。 そっちにその気がないんだし。 自己満足用? というか、「好きな人ふたり」というのがナナ的には「?????」という感じなんでしょうけど。 おまけにワタシったら、「好きな人」に別な「好きな人」のことを、自分がいかに好きかと熱心に話しているわけですし。 まあ、無理もないかもしれません。
「きょんさんはさ、その人のことじょりぃが好きって知ってるの?」 「知らない。話せない」 「どうして?」 「ワタシにきょんと別れる気がない以上、知らせたくないですねやっぱり。ずるいですけど」 「きょんさんは知るとショックなの?」 「(笑)と思うけど」
このあいだもそんな話してませんでしたっけ? この人、ワタシとの会話って覚えていないんでしょうか。 いつも寝ぼけながら話してるんじゃねえのかこらヽ(`Д´)ノ
「じゃあさ、 もしその人がじょりぃと一緒に暮らしたいって言ったらどうするの?」
ぎくう。
その気もないのに、どうしてそういう意地の悪い質問を振ってくるのか。
「ちょっとありえないので、無理に考える必要もないと思う」<逃げてます 「ありえないのか」 「ありえないと思う」
ありえないくせに。 試すようなこと言うな。
ていうか、もしかして、未だにマジで「その人」が自分だと思っていないのかしら。 あそこまでやりとりしておいて?
でもまあ、「あたしじゃないのかな?」と思えばそのようにも受け取れるやりとりだったわけで。 もしかして、本気でわかってないのかしら。
ここで話は変わって。
「あたし、じょりぃにいつも怒られてる気がする」と。 「え? 怒ってないじゃん」 「怒ってるよ」 「怒るかぁ?」 「今日も何度か口調が変わった」
この人はワタシ相手に何を怯えているのでしょう。
「一生懸命説明しようとしてるときは口調が変わってるかも」 「そうじゃないよ(笑)。怒ってるんだよそういうときは」 「怒ってないよ」 「怒ってるよ。それにたまにいじけたり拗ねたりするでしょ?」 「う・・・・それは」 「あたしがじょりぃの思った通りにならないと、イヤなんでしょ?」 「それとはまた違うよ」 「違くないよ。 あたし、そのへん、すごく気にしちゃうんだけど」 「気にしないでよ」 「例えばさ、なんか、心配かけないといけないんじゃないか、って、いつも思っちゃうの」 「(笑)なんだそれ?」 「 なんかさ、こう、いつも『ダメなあたし』でいたほうが、じょりぃは嬉しいのかな、とか」 「心配はしたくないです」 「でも、頼られないとさびしがるでしょ? 拗ねるでしょ?」 「頼りになると思われたいという希望はあるけど・・・・」 「なんかさ、心配事はいちいちじょりぃに報告しないといけないような気がしちゃうのよ。 ひとりで心配して、ひとりで解決するとさびしがるんじゃないかと思っちゃうんだよ」
この人、へんなところですごく人に気を使いますね。
「そんなにおかしなところで気を使わなくても」 「でも『自分がいなくちゃダメなあたし』でいてほしいと思ってるでしょ?」 「それはないよ」 そのことについてはきっぱり。 「そうなの?」 「ワタシは自立している人が好きなんだもの。 自立心・独立心がしっかりある人が好き」 「じょりぃを見てると、そうは思えないんだけど。 いつも誰かに頼られてて、それを支えに生きてるような印象を受けるんだけど」 「ワタシがどうしてきょんを好きかって、きょんは今日にでもワタシがいなくなってしまっても、 きっとしっかり生きていくだろうという強さがあるところがポイント大きいんだよ。 というくらい、ワタシがいなくても平気な人が好きだよ」
ここできょんを引き合いに出すのもアレですね。 と、今これを書きながらは思うのですが。 このときは説明に夢中で無神経さに気付きませんでした。
「そうなんだーーー」 <本気で意外そうなナナ。 「そんなさー、わざわざ心配かけるようなサービスはしなくていいです」 「・・・・・・」 「だいたい、『オレがいなくちゃダメなママ』が好きなのは、パパじゃないの?」
ワタシもイジワルですが。
「そうだよ。 パパはダメなあたしじゃないとイヤなんだよ」 「ワタシは違うよ、パパとは」 「 わかった」
無言。
「とにかくさ、そんな変な気の使い方をしないでよ。 自分で『あたしは気を使わないから』って言ってるくせにさー」 「だって、現実にじょりぃはいじけたり拗ねたりするじゃん。 じゃあそういうときは、あたしはどうしたらいいの?」 「放っておけばいいじゃん。勝手に拗ねてるんだから。キミのせいじゃないんだから」 「放っておいていいの?」 「そりゃ放っておかれればさびしがるんだろうけどさ。 そこまで気にしなくていいんだよ」 「・・・・あたし実は拗ねられると弱いんだよ」 「弱いのか」 「パパも長女もよく拗ねるんだけど、拗ねられると、あー!うざい!と思いながらも、 どうしようと思って悩んでしまうのだよ」 「自分が悪くて拗ねてるんでなければ、放置でいいんじゃないの?」 「できないんだってば」 「でもさー、そんな風に気を使っていたなんて、けっこうショックだ」 「・・・・・・・」 「これからも、電話がくるたびに『ワタシが拗ねないようにかけてきたのか』と 疑わなければならない。旅行も、お出かけも、すべて」 「いつもいつもそうなわけじゃないよ」 「でも、今までいくつかそういうことがあったわけじゃん。 それって屈辱的だ。 ワタシに失礼だよ。 気を使っていた割には」
キツイですねえワタシ。
「・・・スミマセン」 「ムダじゃん」 「え?」 「そんななら、キミにとってワタシってムダだよ。 意味なし」 「違うよ」 「旅行行こうとか遊びに行こうとかも、ワタシに気を使って言ってるのなら、 もう言わなくていいから」 「そういうのは気を使ってないよ。使っちゃうときもあったって話じゃん。 今日だって、話すことも用事もないけど、 ええと、 どうしてるかなと思って、 それだけで電話したわけだし」 「・・・・・・」<さっそく拗ねてるんじゃんワタシ。 「そんな風に思われちゃったらあたしだってさびしいよ」 「じゃあ、もうその気遣いはやめてくれる?」 「うん」 「ワタシも拗ねないようにするけど、拗ねたら放置してくれていいから。 そんなのこっちの傲慢さとかわがままなんだからさ」 「わかった」
「あたしさ、どうしてそんな風に変に気を使っちゃうかと言えばさ」 「うん」 「相手が期待してるあたしじゃないと気付かれて、ガッカリされるのが怖いんだよ」 「・・・・・・・」 「他の人はどうでもいいの。 でも、パパとか子供たちとか(パパの)親とかじょりぃとか、 あたしが大事に思ってる人の期待に応えられないと、なんか、怖いの」 「・・・・キモチはわかるけど」 「あたしがあたしのやりたいようにやって、 あたしのすべてをさらけ出した(笑)状態でさ、 全面的にあたしを受け入れてもらえるはずがない、って思うのね」 「ワタシは受け入れるよ」
しゃあしゃあ。
「(笑)無理だよ」 「そうかな」 「だって、じょりぃの中であたしは、じょりぃの理想像に勝手に仕上がってる気がする」 「そんなことはないと思うけど」 ありそうですけど。 「あるんだよ。 既にすごくイメージされちゃってるものがあるんだよ」 「・・・・それはあるかもね」 ブランク長かったし。 「で、あたしは、そこから外れたら、 なんていうのかな、 ・・・じょりぃがもう ええと 友達でいてくれなくなっちゃう気がして、怖いんだよ」 「(笑)それはないよ」 「あるよ」 「ないよ」 「あるよ」 「ないよ」 「あるよ」 「ないよ」
今いくよ・くるよ みたいです。
「(笑)まあとにかくさ」とナナ。 「うん」 「あたしはきょんさんがうらやましいのだよ」 「へ?」 「じょりぃはきょんさんのイヤなところいっぱいわかってて、お互いそれをぶちまけあって、 それでも好きだって一緒にいるわけじゃん?」 「うん」 「あたしがきょんさんのように自由にしても、 全面的にあたしを受け入れてくれる人なんていないんだろうな、って思った。 じょりぃときょんさんの話を聞いて」
・・・・さびしいこと言うなよーーーーー。
「・・・パパは?」 「(笑)パパは無理」 「決めつけなくても」 「だってそうなんだもん」 「ワタシは受け入れる」 「無理だと思うよ」 「無理じゃないと思う」 「じょりぃには無理」
無理だそうです。 無理かもしれませんね。
「あたし、ひがんでるみたい」 「? 何を?」 「じょりぃときょんさん」 「ひがむ?」
ひがむ。 とは。
「ええと、ワタシたちの状況を、ってこと?」 「状況・・・うん。 そうだね」 「どういうことだろ」 「ふたりと自分を比べて、ひがんでいるんだよ(笑)」 「何を比べるのだ」 「たとえばさ、きょんさんがだらしない顔して毎日リビングで寝ていても、(笑) 好き勝手やってても、じょりぃのことじょりぃの期待するように思ってくれなくても、 それでも好きなんでしょ?」 「・・・まあね」 「あたしがそれをやったら、ダメだと思う」 「そんなことないよ」 「それにさっきの話も、心底うらやましいと思った」 「どの話だ?」 「結婚しなくてもいいって話」 「 でも、ワタシたちって、ちょっと変わってるから。 それがいいかどうかはわからないよ」 「あたしとパパなら、家族とか結婚とかの縛りがなくなったら、 今のようにはやっていけないと思うよ」 「 でもさ、 きょんにこのあいだ『遠距離になってもやっていけるかな?』って訊いたら 『あ? 絶対無理。 別れる』って言われたよ(笑)。そんなもんだよ」 「(笑)あたしなら遠距離のほうがかえっていいな」 「妄想と空想の割合が増えるもんね」 アナタの大好きな。
「きょんさんが浮気したらどうする?」 「逆上する」 「・・・・最低だなあ」 「自分のこと棚に上げて、ってことでしょ?」 「うん」 「ワタシもそう思う」
そう思うんだけど。 どうにもならないんですよ。
「一緒にいたいのはきょんさんなのに、『その人』のことも好きなのだね」とナナ。 「うん」 「そんなにきょんさんが大事なら、その人のことはもういいじゃん」 「いいじゃん、でどうにかできるなら」 「もうとっくにどうにかしているのか」 「うん。 きょんとの関係は、日々努力して築いているものでさ、お互いに。 もちろん大事だしなくしたくないからなんだけど。 その人への気持ちは、単純にワタシの中に『存在』するものなんだよ」 「・・・・わかんないけどわかったよ」
「実は、最近、その人のこと『吹っ切れるかな』と思った時期があったんだけど」
ホントに、もういいや、という気持ちになっていたここのところのワタシ。 なぜかといえば、まあ、いろいろと小さな積み重ねがあったからなんですが。 長くなるのでそれは省略しますが。
「そうなんだ」 「うん。 今までならこのキモチだけは失くしたくない、としがみついていたんだけど、 今回のは『あ、これならいける。ワタシはもう吹っ切れるかも』ってさ」 「うん」 「やったあ とすら思ったんだよ」
今までなら考えられなかったんですが。 この気持ちがなくなったら、ワタシの存在証明がなくなってしまう、としがみついていたナナへの気持ちが、 手放せるかも、と思ったときに安堵したのです。 初めて。
「うん」 「 でもやっぱ、 ダメだった(笑)」 「(笑)」 「なくならないんだよ」 「そっか」
そっか、と、「その人」はあっさり答えてくれましたが。
どんな気持ちでワタシの勝手な話を聞いてくれているのでしょう。 ナナがワタシのことを恋愛対象として見ていなくても、ワタシはナナを傷つけたりしているのでしょうか。
ナナが訊いてくるから答えているとはいえ。
きょんへの気持ちをナナに正直に打ち明ける自分。 きょんにはナナへの気持ちを隠している自分。
ここで「最低だ!」と自己嫌悪に陥るような中途半端な正義感は振りかざしたくないので。
しらばっくれることにします。
でも、いつか痛い目に遭うでしょうね。
遭わないかもしれませんけど。
「明日早いんじゃ、もう寝なくちゃね」とナナ。 「うん」 「今日、話ができてよかった。いろいろスッキリした」 「うん。 ワタシも」 「税務署、来週か再来週つきあってね」 「うん」 「おやすみ」 「おやすみ」
しかしワタシは、一睡もできませんでした。 眠れない、と思う夜もたいていうとうとしたり朝方眠くなったりするんですが。 この夜はまったく眠れませんでした。
不眠の原因はわかっています。 認めたくないけど。
たぶん。
「中途半端な正義」= 自己嫌悪にメッタメタにやられたのです。 そしてその事実がさらにワタシをメッタメタに。 この安い自己嫌悪が、誰に対してのものなのかよくわかりません。 状況的にはきょんに対してのものなはずなんですが。
どういうわけなのか。
ワタシはナナに対して申し訳なくて申し訳なくて仕方ないのでありました。 眠れなかったのでありました。 ナナはきっとなんとも思ってないでしょうけれど、ワタシはなぜかひたすら勝手に申し訳なくて仕方ないのでありました。
やっすい自己嫌悪に、やっすい自意識過剰が追加され、頭の中はいっぱいいっぱいになり、だんだんと外が明るくなっていくのをぢいっと待っているのみでありました。
| 2004年09月10日(金) |
突然のデエト(役立たずでスミマセンねえ) |
本日いつも通り9時に始業しまして。
したものの。
朝から猛烈な睡魔に襲われるじょりぃ。 こりゃダメです。 ちょっと寝よう。
ぐう。
と、10分ほどうとうとしたところでメール着信。 あたちは寝てるの! ということで放置。
したものの、やはり大事な仕事のメールだったりするとヤヴァイので、ぐずぐずと携帯を手に取りました。
手にとってよかった。 ナナからでした。
突然ですが、今日ってどっかにでかけらんないよね。
こ、これは。 デエトのお誘いです。 気持ちバレ後、初めてのデエトです。 睡魔? なんですかそれ?
でかけられるよ。
ナナからの返事が
やったーありがとう。
やったーですって。 やったー。
自営業でよかった。<社会人失格
いそいそと支度をし、45分後に家を出ました。 30分後には出るよ、とメールしておいたので、またもやきっちり遅刻するじょりぃ。 眉毛のチェックやらスキンケアチェックやらしていたら、つい時間が経ってしまったという乙女心のせいでございます。
遅刻遅刻!と大慌てで車を飛ばし、ナナ家のインターホンを鳴らしましたら。
しばらく待たされた後。
「はい?」<フキゲンな声 「あ、 じょりぃです」 「ああ。 ちょっと待って」
ちょっとって、こんなに時間がかかるものなんでしょうか。 というくらい待たされまして。 玄関前のポーチで、膝を抱えて座り込み、ぽつーんと待つじょりぃ。
あ、ナナが出てきました。
ぽーーーーーーーーーっ。
心労のためにやせたもので、ナナ。 おまけに今日の服装は、なんだか学生テイスト。 若々しいです。 肩の線が細くなって、もともと薄い胸板がまた薄くなっていて、中学のときみたいです。 顔は違いますけどさすがに。 ていうか、やせた分、老けたか?<失礼
後ろから見たら、長女ちゃんと区別つかないなこりゃ。(あくまでも、後ろから見たら、ですけど)<失礼
「ゴメン、寝てた。ていうかじょりぃ、早く来すぎ」
あの。 遅刻してきたんですけど。
ワタシの車に乗り込み。 「どこに行こうか」とワタシ。 「えーーーー。 決めて」 「えーーーー。 ええと、映画?」 「今、観たいのない」 「ううんと、 山?」 「山かぁ」 「動物園とか」 「行きたくねーーー」 「遊園地?」 「別に」 「(あわあわ)か、買い物とか?」 「買いたいものないし」 「自分で決めろ! そっちから声かけたんだから」 「あははははははははは」
あはははははじゃないですよまったくもう。
しかもこの人、極めつけには
「あなた、日頃全然遊んでないでしょ? つまんないねー」 と。
つまんない人間ですみませんねえ。
「夜行く飲み屋なら少し明るいですけど、あなたには役に立ちませんね」 ナナはお酒ダメなのです。 「うん。立たないね。ムダだね(笑)」 このやろう。 「スーパー銭湯でも行く?」 「お風呂ーーー?」
今までなら行くって言ったのに。 瞳に警戒の色が浮かんだように思ったのはワタシの気のせいですよねきっと。
「なんだよーーーー。行きたいところがあって呼んだんじゃないのー?」とワタシ。 「ないよ別に。 じゃあさ、前にじょりぃが行きたがっていた○○美術館に行こうか」 「いいの? あそこ、きっと退屈だよ? ちょっと遠いし」 「いいよ」
ぶろろろろおおおおんと1時間ちょっと車を走らせ、○○美術館に。
着いてみたら。
今日は休みですか? というくらい、広い駐車場がガラ空きでございます。
「なんか、こんなに空いてるとコワイ」とワタシ。 「確かにねー。 ね、どっかでお茶しない?」 「うん」
ちょっと戻ったところにあったモスバーガーへ。 ついでにお昼にすることに。 そこで他愛ないことを長々とおしゃべりし(めずらしくワタシもナナ相手に饒舌に)、2時間ほどしてまた美術館へ戻ってみたものの。
雨が降って参りました。 この美術館は日本庭園になっている園内を散策することが楽しみだったものですから。 「今日はやめておこうか」ということに。
はるばる1時間以上かけて、ワタシたちはモスに食事をしに行ったわけです。
「ゴメン。結局、『遠くのモスへ来た』というだけになってしまった」とワタシ。 「本当だよ。(笑) 距離ばっか稼ぎやがって。使えねーヤツだなあ(笑)」
す、スミマセン。 ていうか、アナタ威張りすぎだと思います。
で、元来た道を走りながら、どうしよう、どこか行く?なんて話をしまして。 このまままっすぐ帰るには、ちょっと時間が中途半端なのでございます。
「じゃあさ、じょりぃの実家に寄って」とナナ。 「え!」 「あたし、道がよく思い出せないんだよ(笑)。 たまにあのへん通るからさ、あれ?どこだっけ?って探すんだけど、わかんないの」 「いいけど。今日、たぶんお母さんいないよ?」 ナナはたぶんワタシの母と話したいのですよ。子供のことで。 「いいよ別に」 「そのかわり、お父さんはいちゃうぞ」 「いいよ別に。場所がわかればいいんだから」
場所がわかったからってどうするのでしょう。 まあいいや。目的地ができたから。
実家につきまして。 「ああ、思い出したよ。ていうか、道が変わった?」とナナ。 「うん。入り口がちょっと広くなって、印象が随分変わったかも」 「そうだよね。前はジャリじゃなかった?あそこ」 「そうそう」
なんか、照れくさいなあ。
ナナを車に待たせて、「せっかく来たから、お父さんに顔見せてくる」と、ワタシは家へ。
「こんにちはー。 じょりぃですー」 「やあ。 いらっしゃい」と父。 「あのね、近くに来たから寄ってみたの」 「お母さんいないよ」 「うん。 あのね、ナナが車に乗ってるの」 「懐かしいなー」 「うん。 せっかくだから、顔見てみない?」 「うん」
父、のそのそと、というか、軽やかに車へ。
「こんにちは。お久しぶり」と父。 ナナ、車の窓を開けながら「ごぶさたしてます」と。 「変わらないねーナナちゃん。中学の時のままだ」 <口がうまいです、父。 「変わりましたよー(笑) 年取っちゃって」 「いやいや。 肌がキレイだねーーー」 <口がうまいです、父。 「ええええ?(笑) 勘弁してくださいよー。もうダメです」 「今日はどこか出かけるの?」 「ええ、まあ、そんなところです」 「楽しんできてね。 ホントに変わらないなあ」
じょりぃ、恥ずかしくて横でそわそわ。
「じゃあ行ってみるね」と、唐突に父に。 勝手に外に呼びつけておいて、勝手においとまする勝手な娘。
「うん。気を付けてね。 いってらっしゃーーーい」
恥ずかしい。
「じょりぃのお父さんて、いつも別れ際に『いってらっしゃい』って言うの?(笑)」
父もとんちんかんでしたが、ナナもとんちんかんです。
「言わないよっ。 どこか出かけると思いこんで言っただけじゃないの?」 「そうか。 じょりぃ家では常に別れの挨拶が『いってらっしゃい』なのかと思ってしまった(笑)」 「あの人ならありえますが。 今日のは違います」
そのあと、とりあえず発進し、あてどもなく車を走らせておりましたら。
「ねえ。 どこに行く気?」とナナ。 「わかんなくて困っている」 「ていうかさー、この道って、超混まない?これからの時間帯」 「混むね」 「もうちょっと、走ってて気分のいい道を選べないものかねー」 「・・・・・・・・スミマセン」
ナナ、絶好調です。
ナナ宅に向かう途中、さりげなく「ねえ、来年名古屋で万博あるって知ってる?」と切り出すじょりぃ。 「知らない。ていうか、何?万博って」 「ワタシもよく知らない。 ええと、一緒に行けないかな」 「名古屋かあ」 「USJにも行きたいんだけどさ、どっちか行けないかなぁ」 「ううううん・・・・・2泊3日したい感じだよね、それって」 「うん。 でも、名古屋なら一泊でも可能だと思う」 「行きたいけど。 どうかな」 「無理か(笑)」 「逆に、今なら一泊くらい出かけられるみたい」 「マジ? 行こう」 「でもなー、末子がなー、許してくれないだろうなー」 「じゃあ、末子ちゃんも連れていけばいいじゃん」 「いいの?」 「うん」 「・・・そうすると、今度は次女ちゃんが気になる」 「そうだね。 行きたがるかどうか、微妙なとこだけどね」 「そうなんだよ」 「みんな一緒でもいいし」 「うん。 末子も一緒にってことなら、パパも嫌な顔しないと思うから行けるよ」 「うん」
話が中途半端に終わったので、実現するかどうかわからない一泊旅行の話だったのですが。
まずワタシが嬉しかったのは、気持ちバレ後だというのに、今まで通り出かけられそうなこと。 まったく警戒されなかったこと。(まったく危険性を感じない、という、セクシャルさのカケラもないじょりぃ、ということですが)
もうひとつは。
今までみたいに「きょんさんと行ってくれば?」とか「他の人と行きなよ」という言葉がまったく出なかったこと。
嬉しい。 これはもう、ワタシの気持ちはホントにちゃんと伝わっているということであります。(たぶん)
きょんといえば。 ナナとモスで話しているとき。
ナナへの気持ちというのは相変わらずまったくナナに話さないじょりぃなんですが(「好きな人」と言い換えた話もできなくなってしまって、大変不便)、「自分にとって、いかにきょんが大切か」「きょんの家族すら、ワタシは責任を引き受ける覚悟である」ということに熱弁をふるった、なんとなくピントのずれているじょりぃでありました。 ナナはもちろん、穏やかに「えらいねー」と話を聞いてくれていたのですが。 でもまあ、このことに関しては、「ワタシはきょんを大切に思っております」という意思表明をしっかりナナに伝えていきたいと思っているので、これでいいかなという感じなのですが。 きょんのことを、心おきなく(もう少し心おけよ、という気もしますが)ナナに話せるようになったのは、ワタシにとっては大変プラスに働いているように思います。 何がどう、というのはわからないんですが。
ラストはナナの家で夕飯をごちそうになり、現在心がささくれだっている長女ちゃんとも楽しく長々とおしゃべりし、パパとも久しぶりにお話でき、豊かな心で家に帰ってまいりました。 長女ちゃん、今日はワタシに会ってくれないかと思っていたのですが。 なついてきてくれたので、これはとっても嬉しかったです。
家に帰ってしばらくしましたら、ナナからメール着信。 今日は楽しかったということと、長女がじょりぃと話せて楽しそうだったということが書いてあり、ホッといたしました。
最後に余談ですが。
今日って、ナナがやけにスカートの裾を引っ張るなあと思っていたら、正面に深くスリットの入ったスカートだったんですわ。 気付かなければよかったんですが、ナナがあんまりスカートを直すモノで、気付いてしまったじょりぃ。
気付いてしまえば。 気になります。 スリット。 ていうか、そこから見える脚。
最初は引っ張るから視線が行ってたんですが。 途中から、どうもワタシ、ちらちら見ておりました。 正面スリットですよ? 見ますよね? 見ると言え。 と、突然の命令口調でございますが。
で、とある信号待ちでの会話の途中。 ナナが窓の外を見ながら話をしていたので、ワタシ、つい見るともなしにスリットのとこ見てたんですよ。 椅子に座ると、こう、タイト系のスカートって上にずり上がっちゃうじゃないですか。 それが気になったというかなんというか。 というか、単に気になったんですが。 もうちょっと上まで見えないかなとか思って見てたんですが。
ナナが急にこっち向きました。
が、ワタシも冷静に、ポーカーフェイスですいっと顔を上げ、ナナの向こう側の窓に目をやりながら上手に視線を外しました。
気付かれてはいるまい。 今ワタシ、なんか視線の外し方がうまかったし。 今までだって、気付かれなかったんだから。 以前、温泉で、ナナの胸もとを凝視して「気付かれた!」とナナワタに書いたときだって「ナナさんは気付いてないですよ」と、「アンタちょっと自意識過剰すぎ」めいた書き込みを掲示板にいただいたくらいですから。
と思ったら。
ナナはいったんワタシの顔を見た後、何気なく視線を外し、そしてスカートをさりげなく、しかし熱心に直しておりました。 おまけにそのあと、スリットの上に手を置いて脚を隠すということすらいたしました。
「ナナさんは気付いてないですよ」 と、今回もどなたかがおっしゃってくださることを期待するじょりぃであります。
気持ちがバレてから、そんなもん凝視してたことがバレて、しかも見ていた部分を隠されたのだとしたら、じょりぃ恥ずかしくていたたまれません。 どうしたらいいんでしょう。
と言いつつ、そのあとも見てましたけど。スリット&脚。 しかも、シャツの襟を開けて着ていたので、胸元視姦にも相変わらずチャレンジしがちな愛らしいじょりぃ。
誰だって見ますよね? 見ると言ってください。
「あたしってさ、すごくスキモノそうに見えない?」 「うん。見えるね」
だーいぶ前の、ドライブ中のナナとワタシの会話です。 (また遡った話でスミマセンねえ。なにしろ現在、放置されてるもんで) 自分がスキモノそうに見えるよねと話を振ってくるナナもナナですが、見える、とハッキリ答えるワタシもワタシです。
「どうしてそう見えるのかな」 「実際スキモノだから」 「全然そんなことないよ。 スキモノっていうかさ、なんか経験豊富そうに見られるのよ」 「ああ」
わかりますとも。 中学の、まだキスもエッチも経験ない頃から、この人はそんな雰囲気がなぜかありましたもの。 そして、そのエロい(というのとはまた違うんですが)感じに、思春期のワタシの脳みそがどうかなってしまったわけでございますから。
「実際はそんなことないのにな」とナナ。 「ふうん」 「それに、あたしってナンパとかされないの」 「へえ」 「今はもちろんされないけどさ(笑)。ナンパ全盛期(80年代ですか)の頃もなかったな」 「ふうん。意外だね」
ワタシもあまりないですけど。 ナンパはされないが痴漢にはよく遭うかわいそうなじょりぃ。 体が油断しきっているのでしょうか。 ちなみにワタシは「スキモノそう」と言われたことはありません。 一度くらい言われてみたいものですが。 しかしそもそも「スキモノ」という言葉、今使うんでしょうか。
「スキモノそうに見えればさ、ナンパされてもいいと思わない?」とナナ。 「そうだね。 でも、なんかちょっと、お高そうというか、キツそうな印象があるからじゃないの?」 「キツそうかな」 「なんとなく」 つり目だし。 頬骨高いし。 「ていうかさー、あたし、絶対に彼氏がいるって思われるんだよね。いないときでも」 「ああ。 わかる気がする」 「どうしてかな」 「スキモノそうだからじゃないの?(ケラケラ)」
日々セックスをやり込んでいる風に見えるんじゃ。 さすがにそれは言いませんでしたが。
「スキモノそうねえ。 妄想しすぎて、それが表に出ているんだろうか」
どんな妄想だよ。
「あたしって、ホントに妄想とか空想とかが好きなんだよねー」
この人年中こんなこと言ってますね。
「ワタシも好きだ」 「彼氏とかもさ、つきあうまでの、思う存分空想できる頃がいちばん好き」 「ああ」 「エッチもそう。なんか、頭の中だけで十分。ていうか、そっちのが好き」
いったい、ど、ど、どんなことを妄想しているんでしょう。 ていうか、「エッチも交際も、空想のほうが好き」って何回聞いたでしょう。 まあ、ワタシにもその傾向はあるので、気持ちはよくわかるんですが。
なにはともあれ。
ナナもワタシも「妄想空想状態のほうが楽しい」らしくてですね。
こんなふたりでは、もし万が一まぐれに奇跡がかかってワタシとナナが同じ想いになったとしても。
現実味を帯びることってなさそうですね。 全部空想でOK!('-^v) カラダの関係なんて、言わずもがなでございます。
ホッとするような。 つまんないような。
バカみたいなような。 <コレですね
| 2004年09月05日(日) |
名前の呼び方が決定しました |
約10日ほど前の話でございます。 というわけで、カムアウトも気持ちバレもしていないときの話でございます。 タイムラグのある話でなんなんですが、そのときに書いておいたものがあったので、せっかくなのでアップします。 (放っておかれてるもんだから現在のナナワタのネタがないんだなわはははははとか深読みしないでください)
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「どうしてじょりぃちゃんも、ママのことママって言うの?」
ナナと末子ちゃんと3人で美術館に出かけた日、お茶タイムしていたときに末子ちゃんから発せられた言葉でございます。
ぐっ と、言葉に詰まるワタシ。 しらばっくれてるナナ。
「そうだよね。変だよねえ」 一応答えるワタシ。 「じょりぃちゃんは、ママの子供じゃないでしょ?」<末子ちゃん、眉間にしわ寄せながら 「はい」
苦笑い。
ナナの方を向いて 「直さなきゃと思っていたんだよね。長女ちゃんにも言われたことだし」と。 「長女に? 『なんでママって呼ぶの?』って?」 「うん」 「(笑)」
「ねえ末子ちゃん。 じょりぃちゃん、ママのこと、なんて呼んだらいいかな?」
ちょうどいい機会です。 末子ちゃんに決めてもらおうっと。<ふがいない
「『ナナ』って呼びなー」
呼び捨てですか?
「呼び捨て?」とワタシ。 「うん」 「ナナちゃん、じゃなくて?」 「うん」 「じゃあ、末子ちゃんのことも『末子』って呼び捨てにしてもいい?(笑)」 「ダメ!」 「(笑)どうして末子ちゃんはダメで、ママのことは呼び捨てでいいの?」 「だってさー、じょりぃちゃんとママはお友達でしょう?」 「うん」 「だったら、ママはじょりぃちゃんのこと『じょりぃ』って呼んでるんだから、じょりぃちゃんもママのこと『ナナ』って呼ぶのがあたりまえでしょー?」
5歳の少女に「友情についてのあたりまえ」について説教をくらうじょりぃ。 ナナは「あはははは」なんてのんきに笑っております。
正直な気持ちとしては、ワタシ、呼び捨てにしたいんです。 なんだか「ちゃん」づけって、気恥ずかしくてですね。 それに、ワタシが「ナナちゃん」と呼ぶようになると、きっとナナもつられて「じょりぃちゃん」と呼ぶようになってしまいそうな気がするんです。 ワタシはナナに名前を呼び捨てにされるのが大好きなんです。 それがなくなってしまうのはさびしいんです。
なら悩まずに「ナナ」と呼べばいいじゃねえか、と。 思うのですが。
末子ちゃんの言っていた「あたりまえ」が、どーーーも、前から心に引っかかっていたフシがあるじょりぃ。 末子ちゃんの言っている「ママはじょりぃちゃんのこと『じょりぃ』って呼んでるんだから、じょりぃちゃんもママのこと『ナナ』って呼ぶのがあたりまえ」というのは、要は「対等なはずでしょ?」ということです。 5歳児がまさかそこまで考えているとは思えませんが。 でも、意味合いとしては、そういうことです。
たぶんワタシは、ナナと「対等」な立ち位置になることを、心のどこかで恐れているのです。 おかしな話ですが、ナナよりもワタシの方が一段下、という位置にいたいみたいなのです。
これはおそらく、同じステージに立ってしまったら、ワタシきっと今よりナナに対してずうずうしくなり、ナナに対する要求が増えてしまいそうで怖いのではないかと、自分では分析しております。 今でさえ、だんだん「わかってよ!」という態度が増えてきているじょりぃ。 (この数日後に、実際にいろいろとわかられてしまったわけですが) これ以上そうなってしまったら、よろしくありません。
と、まあ、いろいろグズグズと悩んだんですが。 要は恥ずかしいんですよ。 だから、ちょっと思い切って、勇気を出して切り出してしまえば、きっとなんてことないはずです。 いいや、この際、呼び捨てでもちゃん付けでも。 とにかくワタシは「ママ」って呼ぶのがふがいなくてイヤなのですよっ。 て、誰に怒ってるんでしょうワタシ。
というわけで。
ナナがトイレから戻ってきたら 「今日からキミのことは『ナナ』(あるいはナナちゃん)と呼ぶから」 と宣言しよう!といったんは意気込んでいたじょりぃだったのですが、ナナの顔を見た途端、その意気込みは霧散。
この日もこのあとずっと「ママ」で通した情けないワタシ。
ナナの家についてからくつろいでいたら、今度は末子ちゃん、
「ママはどうして、じょりぃちゃんのこと『じょりぃ』って呼び捨てにするの?」
と、ママに質問をしました。 幼稚園の年長さんになってから、友達関係も随分と大人びてきたんだよー、なんてナナも言っておりましたから、末子ちゃん的にも興味のある話題だったのかもしれません。
「ん? なんで? 変?」 とナナ。 「どうして『ちゃん』をつけないの?」
なんて答えるのかしら。 「中学のときからずっとそうだからだよ」とか言うのかな。
と、興味津々で見守っておりましたら
「実はじょりぃちゃんも、ママの子供なんだよ」
「わはははははははははは」<ワタシ爆笑
末子ちゃんも「何それー!」と笑っておりましたが。
「ママの子供だということなら、もう少しママに大事にされても良さそうなもんだけど」
と、ぼそっとナナにだけ聞こえるようにワタシが呟いたのは、子供達にはナイショでございます。
ナナはバツが悪そうに苦笑いしておりましたとさ。
と、このときはいったんここで終わったんですが。
カムアウトの電話のときに、電話を切ろうとするナナを追いかけるように 「待って。もうひとつ聞いてほしい話があったんだけど」と、この話題を振ってみました。
「なに?」 「あの、キミの名前の呼び方なんだけどさ、 あの 」
ナナでいい? と訊こうとしましたら
「ああ(笑)。まだ悩んでんのー? いいよ別に、なんでも」 「あ、 ええと、 じゃあ 」 「ママでいいんじゃない? 今まで通り」
え?
「え」 「呼びやすいんでしょ?」 「う、うん」 「じゃ、それで」 「 いいのかな」 「いいじゃん。 悩みがまたいっこ減ったね☆」 「 うん 」
ええと、上記のワタシの「ナナにしようか、ナナちゃんにしようか」の、くどいほどの葛藤はどこへ? ていうか、これからずっと、ワタシ、 ナナのことはママと呼ぶことに決定。
これじゃあ、色気のある展開は望めません。そもそも望めていないというのに。さらに。
みなさまは、自分のこと「ママ」と呼ぶ、甘ったれでヘタレな他人に欲情しますか?
しないでしょうね。 わかってて訊いてみました。
かといって、ナナがおかあさんのようにやさしくしてくれるかといえば、まったくそんなこたあないわけでございます。
ああ、 チャンスだったのに。 「ナナ」って呼べるチャンスを末子ちゃんがつくってくれたのに。 ワタシのバカバカバカバカバカバカ。<久々に壁に頭を打ち付けるじょりぃ
「ママ」か。
がくうううううううううううううううう。 ばぶー。むにゅむにゅ。<指しゃぶりながら寝ちゃいました
| 2004年09月04日(土) |
気持ちバレ後、初めてのやりとり |
「好きな人って、私?」事件から、もうというかまだというか4日が経過いたしました。 これくらい連絡のやりとりがないのは、ナナとワタシにはあたりまえのことでございますが。
今日、目が覚めてハッと気付いたのですが。
ちょっと前に、「9月の4日か5日、ディズニーランドにつきあって」と言われていたのでございました。 で、ワタシったら、律儀に用事を入れないでおいたのでありました。 が、ナナからはなんの連絡もないのでありました。 オマケにワタシったら、今そのことに気付きました。 ワタシホントにナナのこと好きなんでしょうか。好きですけど。たぶん。
今まで連絡ない時点で、たぶん気が変わったか長女ちゃんにその気がなくなったんだろうなとは思ったんですが。 予定がなくなったのなら、明日、仕事なりなんなり入れられますからね。 万が一、ナナのほうでは行く気満々だと、それはそれでワタシの体調も悪いことだし心と体の準備をしなくてはなりませんから。
というわけで、まだ朝の9時前だったけど、慌ててメール。
気付ば4日の土曜日だけど、先日話してたネズミーの件なんかは なしってことでいいのかな? 明日の予定、入れちゃって平気?
しばらくして、返信。
うん。
・・・・・・それだけ?
あの。
予定入れないようにしてたんですが。
「ごめん」の一言くらいあってもいいような。
「一緒にディズニーランド行ってくれない?」と頼んだときは、あんなに申し訳なさそうにしていたのに。
もうどうでもよくなったらしいです。
みなさまから申し訳ないほどの「よかったね」をいただいたあとの、 これが最初のやりとりでございました。
まあ、こんなもんです。 ていうか、無礼で勝手な女だな。 ぷんすか。
ていうか、まさに「気持ちバレ後も今までとなんにも変わらない」というのが実感できたので、まあ、良しとしますか。 へ。
(結局この日のうちに現在の悩みがだーーーーっと綴られたメールと一緒に「ゴメンね」が送られてまいりました) (なーんだつまんねえの、と思ったアナタは、ナナワタ慣れしていてステキです)
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