ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2003年10月29日(水) 誰?

日中仕事してましたら、携帯にメール着信。

差出人わからず。
件名なし。


メアド変更したのだ。さて私はだ〜れ?


なんだこりゃ。
私はだ〜れって、知るか。
誰だよこの無礼者は。

でもたぶん、ワタシの知ってる誰かなんだろうから、一応返信。


わかんない。 誰?


不機嫌そうですねワタシ。
だって、ワタシとメールのやりとりをしている人が3人くらいしかいない、とかならアレですけど。
仕事でやりとりする人だけだって、けっこうな数になりますからね。
きっとワタシのことよく知らない人に違いありません。
高校のときの友達とかかな。まったくもう。
こういう礼儀知らずって、ホント困りますよね。
ネチケットって言葉知らんのかねキミは。
だいたい「自分のことをわかって当然」という、そのスタンスが気に入りませんねワタシは。

なんてプリプリしてましたらですね。
ふたたび着信音が。


わかんないんじゃいいや。



は?

重ね重ね、何様だよっ。



と思ったけどこのエラそうな口調。



しまったナナだ。



またやっちゃったよワタシったら。


ていうか、最初のメールじゃ誰だかわかりようがないですよねえ。


慌てて返信。


今のメールの口調で誰だかわかった。 了解しました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


返事来ない。



まあいいや。



と思っていたら、夜メールが来ました。
天気のこととか健康のこととか「おやすみー」とか、なんでもないやりとりをしまして。


ホッとしつつ。

ナナめ。

どこまでエラそうなんだよまったくふざけるんじゃねーぞ。
と、ニヤニヤしながら思ってるワタシには恋の成就なんて永遠にやってこないに違いありません。
ままならない感情って、どうしてこんなに愛おしいのかしら。

と、自分に言い聞かせてみました。


2003年10月19日(日) せっかちだなぁ

先日、ナナとちょろっと会えた日。
というか、例のヘタレな送り迎えの日。
の次の日の話なんですが。


あの日はご報告したとおり、長女ちゃんから「誕生日プレゼントありがとう!」のファックスをいただいて、嬉しくて小躍りしていたじょりぃだったのですが。
返事のファックスを送ると、次女ちゃん・末子ちゃんにそれが見つかった場合「ずるい!」というトラブルが起こるかもー、と懸念したワタシは、返事をせずにそのままにしておきました。

そして問題の次の日。

朝、ナナからメール。
「昨日はどうもありがとう。おかげでいい息抜きになったよ。また出掛けようね」といった内容。

わあ。うれしいな。
ほとんど押し掛け状態で送り迎えしたため、ちょびっと心配だったじょりぃは、ホッと一安心。
しかし、メールの返信も、親子共同携帯なためためらわれ、返事をせず。
だいたい、ワタシも楽しかったのはわかっているだろうし。


そしてお昼。
その日は高校時代からの友達となっちゃんとワタシとで、ランチをとる約束になっておりまして。
なっちゃんの運転で、お店へと車を走らせておりました。

あら。携帯が鳴ってるわ。ということで出てみたらナナ。

「もしもしー」と軽やかに電話に出るワタシ。
「どうしたの?」いつものごとく、やぶから棒のナナ。
「どうしたのって?」
「長女のファックスとあたしのメール、届いてる?」
「あ、うん」

やば。
返事しなかったからかな。

「子供たちに見つかるといけないと思って、長女ちゃんにファックス返さなかったんだ。悪いことしちゃったかな」
「いや、それはいいんだけどさ。 無事なの?」
「へ?」
「声聞いたら元気そうだから、もういいけど」
「げ、元気だよ。  なんで?」
「入院でもしてしまって、連絡が取れない状態になってしまったのかと思った。マジ心配してしまった」
「入院?!」

入院て。
昨日会ったばっかじゃないですか。

「いや。すごく元気よ」

ここで、会話をしていたなっちゃんたちの笑い声が携帯に響きまして。
その途端、

「ならいいけど。じゃあね」とナナ。

なんだかいろいろとタイミング悪い気配。

「それだけで電話くれたの?」
ありがとう、まで言えればよかったんだけど、ここで終わってしまったために「そんだけのことでなんでまた」のようなニュアンスで伝わったような気が。

「長女のファックスが届いているかどうか気になっただけ。じゃあね」
「ん。 ばいばい」

電話を切ったあとなっちゃんが「ナナちゃん?」と。
押され気味の会話とワタシの声の調子ですぐにわかるらしいのです。カッコ悪いですね。

「うん」
「なに?入院て」

ざっと説明。

「ナナちゃん、厳しいねー」となっちゃん。

そうか。
厳しいのか。

ふと携帯に目を落とすと、メールが着信しておりました。
1時間ほど前に着信していたらしく。

「ファックスとメール、届いてる?」

ナナでした。


なんだおまえせっかちだなあ。


ていうか。
ワタシもしかして、ナナの気持ちが盛り上がっているチャンスを逃したような気が。


・・・・・・・・・・・・・・。


気のせい気のせい。


でもなんか、電話切るときの感じが、気になったわ。


しかし。

メールの返信にルーズなのなんて、いつもお互いさまなのに。

ナナ、せっかちすぎ。
なんだったのかしら。

生理前かな。
それで心配性に拍車がかかったのかな。


そういうことにしておこうっと。


2003年10月15日(水) アッシーじょりぃ

ゆうべ遅く、ナナから電話。

「ねえ、○○教習所ってどこ?」

またこの人はやぶから棒に。
と思いつつも、道順を教える大変親切なじょりぃ。

「やっぱりパパの教えてくれた道とビミョーに違った!」とナナ。
「教習所になんの用事が?」
「免許更新用の講習」
「ああ」


ここで話は変わって。


同じ電話の会話の中で、「今日、せっかくだったのにゴメンね」とナナ。

何のことかと言いますと。

長女ちゃんの誕生日だったのですが。
大変親切なじょりぃ(くどい)は、長女ちゃんのために何軒もハシゴをして、やっとの思いでプレゼントを用意しまして。
イマドキの中1の娘の欲しいものなんてさっぱりわかりませんからねえ。
オノ・ヨーコの「グレープフルーツ・ジュース」という文庫本と、ハート型のムートンぽい真っ赤なクッション。
「グレープフルーツ・ジュース」のほうは、長女ちゃんにはまだ難しいかもしれないけど、感受性の強い彼女にぜひ今の年齢のうちにわからないながらも読んでほしいなと思って、ちょっと前から決めていたのです。
そしてクッションがハシゴ物件。 きゃわいかったので決定。

で、それを「届けに行ってもいい?」とナナに電話したら「んー。忙しい」とさっくりと断られまして。

それはもう、さっくりと。

「夜ならいいよ」と言ってくれたのですが、夜はワタシがダメだったもので、「せっかくの好意をゴメンね」だったわけです。

もうなんか、ナナったら今ホントに余裕がなくてですね。

「遊ぶお金を稼ぐため」に始めた内職だったのですが、思いの外キツいらしく。
おまけに内職だから、「あんなに頑張ったのに、こんだけかい!」という収入らしく。
半年前まではかなり効率のいい派遣のバイトをしていたので、どうもぢりぢり感が強く。

「遊ぶお金がほしくて働いてるのに、ちっとも遊べない」とナナ。
「お金が貯まるからいいぢゃないですか」
「貯まらないんだよそれがー」
「何に使っているの」
「無駄に使っているの」

無駄に使うな。
「いつのまにかなくなっちゃう」らしい。 わかるけど。それも。

てなわけで、ここしばらくは遊びに行けないばかりか、ふらっと寄って顔を見ることもままならず。
電話もダメ。


そこへ教習所への講習の話。
ナナは道がよくわからないらしいし。

というわけで、便乗決定。

「ワタシが送り迎えしてあげる」

と、じょりぃ、堂々のヘタレ発言。

「いいよいいよ。自分で行けるって(笑)」
「でもそうでもしないと、長女ちゃんにプレゼント渡せないし」
「忙しいんでしょ?」
「へーき」
「明日も仕事が詰まってるから、寄ってお茶飲んでもらうとかできないし」
「送り迎えだけでいい。プレゼント渡せればいいんだから。そうすれば車の中でちょっと話もできるし」
「それも楽しそうだけどさ。もーしわけなくて、頼めません」
「頼んでください」
「(笑)モノズキだねー」
「モノズキなんです」

送り迎え権、手に入れることができました。


というわけで本日。

30分かけてナナ宅へお迎えにあがり、30分かけて教習所までお送りし、1時間ほど時間をつぶし、教習所までお迎えに。


・・・・・・・・・。


笑えば。
指さして。
もう、バカにしてして。
運転手さん☆、と呼んでくださってもけっこうです。

片思いの身には、アッシー(懐かしい言葉)行動は必須です。


ナナ宅への道すがら、「お茶していこうよ、せっかくだし」とナナ。
「ジャマはしたくないので、おとなしく帰ります」<よひ子じょりぃ。
「お茶したい」
「仕事したまえ」
「サボりたい」
「あとでキツくなるから」
「実は今朝早くに納品に行ったとき、今日の分の仕事、断ってきたの。 だから、昨日の残りを片づければいいだけだから、いつもほど忙しくないんだー。 ドライブしよ?」

いえい。

運転手さんに思いがけないご褒美が。

小一時間ほど車を走らせ、ランチを一緒にとりました。


長女ちゃんのプレゼントをナナに託し、退散。

しようと思ったら。 しまった。

「今気付いたんだけどワタシ」
「は?」
「次女ちゃんと末子ちゃんにも何かないとトラブルになるかな」
「ああ(笑)」
「買ってくる」 
「いいよいいよ。確かに拗ねるだろうけど。・・・それより、じょりぃが来たのに、自分たちに会わずに帰ったということがわかると、そっちのほうが傷つきそうなので、長女にこっそり渡すのでもいい?」
「もちろん。そのへんはじゃあ、お任せしてしまっていいかな」
「うん」
「じょりぃちゃんがみんなと遊べないのは、ママのせいなんだけどなぁ」
「(笑)」

ということで、帰路へ。


長女ちゃんがプレゼントを気に入ってくれるかがひたすら心配なじょりぃ。
母親に似て、反応がシビアなんだものあの 連中 スウィーティたち。

なんて気を揉んでいたら。

夕方、長女ちゃんからファックスが。
前半は省略して、長女ちゃん曰く「あとがき」(あとがきってなんだろ?)を抜粋。

本当に本当に→×100
プレゼントありがとーう
ちょーちょー×100
うれしいよ
長女 感激!!
じゃあまた後でね?




う、うれしい・・・・。


今日ナナと会えたのより、全然うれしいわこりゃ。


ナナにとってはワタシなんて、しょせん、運転手ですしね。 けっ。

って、自ら運転手に立候補した事実を危うく忘れるところでございました。
そうです。
しょせんワタシがヘタレなんです。
指さして笑ってください。
しかしウワサによると、人を指さすと残りの4本は自分を指さしてしまうらしいので、ここはひとつ、全ての指を使って、じょりぃを指さし笑ってください。
手刀! って感じに。 びしっと。 


今ホントにやってみた人が、2人くらいはいるかもしれないと期待するじょりぃ。


2003年10月07日(火) けんちん哀歌

夜11時頃、ナナから電話。
正確には末子ちゃんから電話だったのですが。その会話は割愛。
ナナに代わって。

「長女が留守電入れておいたはずなんだけど」と。

「入ってないよ」
「夕方から夜にかけての時間に、電話してたよ」
「携帯かな。  ・・・・・やっぱ入ってないよ」
「そう。 あのね、けんちん汁作り過ぎちゃったから、取りに来ないかなと思って電話させたんだけど」
「取りに行く。  って、もう遅いからダメだよね? 今も末子ちゃんに遊びに来いって言われてたところだったんだけど」
「うん。今日はもう寝かせちゃうから。明日取りに来てもらってもいいんだけど」
「じゃ、明日行く」

やった。久しぶりに顔が見られる。

「ところで、長女ちゃんの留守電はどうしちゃったんだろう。ていうか、誰にかけちゃったんだろうね」
「きゃはははははははははは。全然知らない人の留守電に『けんちん作ったから、鍋持って来れば』とか入れちゃったのかな。きゃははははははは」
「わはははははは。しかもその人、来ちゃったりして本当に」
「どうしよー。玄関開けたら、知らない人が鍋持って立ってたら
「『こちらでけんちんもらえるって聞いたんで〜・・・』とか、申し訳なさそうに言ってたしりてね」

と、バカ話で大笑いしていたんですが。

長女ちゃん、ホントにどこに電話してしまったのでしょう。
市外局番1桁違いで、よくとある会社と間違えてウチにかかってくるんですが、そこかしら。
だとしたら、翌朝、事務員さんが出社して留守電聞いたときに「じょりぃちゃん?あのね、ママがけんちん作ったから鍋持って来ればだってさ」とか流れてきたら、楽しいでしょうね。

で、本日、鍋持って行ってきました。
なんだか相変わらず忙しそうだったので、ホントに鍋にけんちん汁を入れていただき、そのまま玄関だけで帰ってきてしまったのですが。
相変わらずそっけなく冷たかったです。

さびしい。

ワタシに気のないのは知ってますけどね。
ちょっとくらい、なんかこう、おしゃべりとかですね。
って、ワタシもかなりそっけなかったので、お互いさまですけど。
ナナがそっけないのは、ワタシに気がないという前提がありますのでムリもないんですが、
ワタシがそっけなくすることについては、なんだかワタシ何かを間違えているんじゃないかという気もしないではありません。

で、鍋からこぼれないように、玄関先で袋で縛ったりさらにその鍋を袋に入れたりしてくれていたんですが。

ナナったら、今日はまたもや襟の大きく開いたカットソー。
かがんで一生懸命作業してくれておりまして。

ああ、神様ありがとうございます。

今まででいちばんよく見えました。胸。
今回は、ナナに気付かれている心配はないでしょう。余裕のじょりぃ。
けっこうじっくりと見てしまいました。

ちょっとそっけなくされたくらい、なんだと言うのでしょう。
今日は良い日ですね。


車に乗り込みながら、
「ねえ。いつになったらヒマになるの?」

と、突然、拗ねモード系質問をぶつけるじょりぃ。

「んーーー・・・」
「いいけどさ。別に。ちょっと訊いてみただけ」しゅん。
「月末に出掛けない? 子供たちも連れて」
「うん」
「それでもいい?」
「うん」

うん。 とは言ったものの、なんかスッキリしないなあ。
自分がヒマだった頃は、ワタシが忙しくても連日呼び出したりしたくせに。
「さびしいよー帰んないでよー」なんて言って、無理矢理引き留めたくせに。

まあ、あれは幻だったということで。
と、自分を納得させるじょりぃ。


悲しみじょりぃ。


あ、でも胸の谷間見られたからいいか。
と、単純なワタシ。


それだけで、あと5年は片思いいけるな。
と言い切れるところがまたかわいそうです。自分。
たかが谷間で。
されど谷間なのよ。
ていうか、自分を納得させるのが得意なのワタシ。

いえーい。


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