Memorandum


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2003年11月30日(日) 民主党は次のマニフェストでは「鎖国」を宣言したらどうか

テロの可能性が強い 福田長官、派遣方針は不変

殺害されたお2人の日本大使館員のご冥福をお祈り申し上げる。

事件に対しては、福田長官の発言に同意だし、そして過去日記でも書いて来た通りである。
強いて付け加えると野党、それからマスコミは、大はしゃぎで政府を非難し、
そして声高に自衛隊派遣反対を叫ぶだけではなく、
だったらその場合のリスクも含めたグランドデザインをきちんと明らかにして欲しい
ということである。

アンチ小泉が好んで妄想するように、何も日本政府は、
おっちょこちょいの小泉がアメリカに尻尾を振ってホイホイと、
ではイラクに行きましょう、自衛隊も出しましょう、
と「桃太郎」のように簡単に決めたわけではない。
そもそも日本の首相には、道路公団総裁1人のクビもなかなか切れないほど、
大した権力も権限もない仕組みになっている。
首相は行政府の最終責任者だが、しかし日本は独裁国家じゃないのだから、
首相が決めれば何でも通るというわけではないのである。
つまり政府・与党があらゆるリスクも前提に入れて考慮した上で重い決断を下している。
どこかの無責任野党がマニフェストを白紙に戻したのとはわけが違うのである。
しかしその無責任野党と無責任マスコミは、単に自衛隊派遣のリスクだけをあげつらって
お気楽な反対と批判を繰り返すだけで、対案などは全くないと言っていいし、
あってもそれは恐ろしく素寒貧である。
前にも触れたが、無責任野党のマニフェストでは、
外交・対米関係は「言うべきは言う」、
対イラクは「人道・復興支援は積極的に取り組む」
としか言っていないし、しかもそのマニフェストも撤回したのだから、
自分たちが政権当事者だった場合の考えは何もないということである。
自衛隊派遣反対なら反対でもいい、
アメリカに協力しないのなら、それでもいい、
ただ、その場合のプラス、マイナス、両面をはっきり提示した上でなければ議論にもならないし、
まして「現にかくある」ことを否定するのならばその具体的なグランドデザインがなければ
何も決められないのに、ただ反対論をぶつだけでは、話にも何もならないのである。

実は、反対論を突き詰めて行くと、
「イラクのことなんか知ったことじゃない、日本さえ平和ならそれでいい」
という、一国平和主義的発想に辿りつく。
それで済むなら、それに越したことはないし、
それはそれでも、筋は通っているのである。
ただ、論理の筋は通っても、現実には通用しないということは、
ここ十数年来の国際政治の中での経験ではっきりして来たことであり、
従って、それを踏まえてこんにちの日本政府の決断に繋がっている。
それを無視した一国平和主義はもはや通用しないのである。

それでもなおかつ反対するのだったら、いっそのこと無責任野党には、次の提案を捧げる。
すなわち、一国平和主義をもっと徹底して「日本は鎖国するべきだ」と主張すべきである。
なまじ国際社会の一員でいるから、国際貢献のあり方に悩ましいし、
他所の国での揉め事にまで関ったり、そして他所の国の顔色を伺ったりしなければ
ならなくなる。
そもそも江戸260年の祖法を破り、「墨夷(アメリカ)の脅し」に屈して開国した
のが間違いの始まりだった、ということにして、外国船打ち払い令でも復活したらいかがか。
この無責任野党の発想は今でも十分、荒唐無稽なのだから、
どうせならここまで徹底して主張してもらいたいものである。

ところで、もうひとつの弱小・無責任野党は、とうとう、党の理念を捨てたらしい。

衆院選大敗でピンチの社民党財政、お宝ピアノが救う?

>12月13日の党大会で、正式名称の「社会民主党」を、呼称として定着している
>「社民党」に改める構想も出たが、「看板の書き換えなど費用が1億円かかる」
>ため見送りになったほどだ。

11月24日の日記に「社会民主主義を僭称するのはやめろ」と書いたが、ホントに
そのつもりだったようである。
社会民主党は、「社会民主主義」の政党だからこそあくまでその略称としての「社民」
党なのであって、「社民党」そのものが正式名称なら、ただの「シャミン」などという
言葉には、全く意味がない。
自由民主党ですら、現に「自民党」で通用しているからと言っても、
名称を変更しようなどという話は一度も出たことがない。
しかも、そもそも「自由党」と「民主党」が合同して出来たから「自由民主党」だ、
などという安直な話とは違って、社会民主党の場合は「社会民主主義」という列記とした
政治理念を前提にしていたはずである。
その党名を変えるということは、党の理念も変えるということにほかならないのである。


実は、似たような例は、昔もあった。
昭和45年に民主社会党が、その略称である「民社党」に党名を変更したのである。
それはこの党が「民主的社会主義」という結党の理念から離れて行く過程と
全く軌を同じくしていた。
社民党も、ここに至って「社会民主党」であることをやめようとするのは、
今までタテマエとして掲げていた「社会民主主義」が真っ赤な偽りであった
と認めたということであろう。
だったらはっきりとその性格を表すため、土井たか子を教祖に戴く「護憲教団」であることも
明かにすべきではないか?


2003年11月26日(水) 羽田元首相激白「真紀子は必要な人材だ」・・・民主党ダメだこりゃ・・・

民主・横路副代表と小沢氏、国連待機部隊創設で一致

外に向ってだけは強がっているが、党内問題に対しては何事につけへっぴり腰の
マヌ菅執行部に比べれば、民主党の一番の弱点である安全保障政策に踏み込んで
行って一致を見出そうとする小沢一郎の姿勢は評価に値する。
しかし所詮はそれも付け焼刃で、いかに表面上だけ取り繕ってもボロが多過ぎる。
「一致」って言ってもあまりに抽象的だし、
例えば「世界平和」とだけ言えば自民党でも共産党でも一致するのである。
それに自衛隊があるのになんで国連待機部隊なんかわざわさ創設して屋上屋を重ねる
ようなことをしなければいけないのか。
第一、日本が常任理事国にも入っていないような国連に指揮権を白紙委任するなんて
ムチャクチャな話である。
結局、小沢と横路が語っているのは、「世界連邦が実現したら」みたいな夢の話に
近くて、民主党が政権を取ったらすぐ実現するような現実的な政策の問題にはなって
いないのである。
それは昨日行われた衆院予算委員会での小泉−菅問答にも顕著に表れている。

小泉−菅激突、自衛隊派遣は首相押し切り

>菅氏は「はぐらかしだ」と反論し、「毎日、答弁が迷走している。自主性のない外
>交だ。国民に説明がつくのか?」と強く批判した。

> これに小泉首相は顔を高潮させて語気を強め、「はっきり答弁している。何回も
>同じ質問をするんだから、同じ答弁をしている」と逆襲。

> その上で「全部反対するのなら、日本の国益をどう考えるのか。日米同盟、国際
>協調の下、テロには屈しない」と押し切り、ガチンコ対決はやや小泉首相に軍配が
>上がった形だ。

民主党が全く信頼できないのは、この点の曖昧さが克服し切れていないからなのだ。
イラク自衛隊派遣反対でもアメリカ追従反対でも何でもいいのだが、だったらそれで
今後の日米関係、日本の安全保障の問題ははどうするのか、については何ひとつ
具体的なことは示せずに抽象論に終始しているくせに、目先の政府の方針にだけは
反対してみせるというところには、「何でもハンタイ社会党」と同じ無責任さを感じ
る。
先の選挙で民主党が掲げた「マニフェスト」で外交・日米関係については

>受け身の外交姿勢を改め、日本を明確な外交意思をもつ国に変えます。
>日米同盟を本当の意味で進化させるために、「協力すべきは行う、言うべきは言
>う」ことを対米関係の基本姿勢とし、日米関係を成熟した同盟に強化します。

と書かれていて、一読すると結構づくめに思えるが、でも「言うべきは言う」って、
イラクを抱えている困憊しているアメリカが援助を求めて来たときに、それを拒否し
て、国連憲章違反がどうのこうのとか小言を並べることが「成熟した同盟」なのだろ
うか。
それといつも矛盾しているのは、自衛隊派遣はダメといいながら、

>被災したイラク国民に対して、医療・教育・経済分野等の人道・復興支援について
>は、積極的に取り組みます。

というのは、つまり民間人を行かせるのだろうが、現地で爆弾テロが多発して危険だ
から、自衛隊派遣は反対といいながら、どんなに危険でも「人道・復興支援は積極的
に取り組みます」って、具体的に何ができると思っているのか、よくわかりかねる。
民主党って、意志薄弱な子供に似ていて、
「あれは食べたくない、これも食べたくない」とただをこねるくせ、「じゃあ何が食
べたいの」と聞かれたら、自分では何ひとつ決められないのである。
「成熟した同盟」どころか、これではいつまで経っても「十二歳の子供」(マッカー
サー)並みの無責任さではないのだろうか。
無責任と言えば、あれほど大騒ぎしたマニフェストの取り扱いをめぐってまだもめて
いる。


白紙、更新、法案化? マニフェストで議論百出
>「政権を獲得した時に実行するもの」(菅直人代表)で履行義務はなく、
>小泉政権の政策実現度を検証していく−というのが基本的立場。

10月30日
のこの日記で既に予想した通り、菅はマニフェストなんて
最初から全くやる気はなくて、やっぱりただ政府与党の揚げ足取りに使うための
方便に過ぎなかったわけである。菅は、この手の詐欺師的な駆け引きは抜群に
うまいが、こんなことで本当に政権を任せられるのだろうか。
もっとも、菅なんて次の総選挙までには引きずり降ろされているだろうから、どうで
もいいのだが。


羽田元首相激白「真紀子は必要な人材だ」

久々登場の"2ヶ月総理"羽田サン、何を「激白」したのかと思ったら、

>「彼女には人々をひきつけ、わかす力がある。親父さん(=角栄元首相)もそう
>だった。僕が新人議員のころ、赤坂の料亭でドライカレーをものすごい勢いで食
>べながら、政治への姿勢を教えてくれた親父さんのド迫力を思い出すよ」

なんだ、ただの「角さんノスタルジー」か。
羽田もモウロクしたな。。。


2003年11月24日(月) 「自衛隊反対」なのに何故か社民党本部は警備員に守られている。

11月21日の朝日新聞に福島瑞穂社民党新党首のインタビュー記事が掲載されている。
ちょうどこの日は前日、辻元清美元衆院議員と土井たか子前党首の元政策秘書による
秘書給与詐欺事件の初公判があったのだが、福島党首はマスコミにコメントを拒否し
ている。
ところが、この朝日のインタビューではべらべら、聴かれもしないことまで喋ってい
るのである。
さすが朝日は社民党の友好新聞である。

この中で福島は辻元事件に関して、「今も逮捕の必要性に疑問を持っている」 と
述べたり、
北朝鮮の拉致事件への対応についても、「全部社民党が悪いと言われるのはおかし
い」などと、例によって例のごとく開き直った持論を展開、
更に、「護憲」を唱えて総選挙で惨敗したことに関しても、「9条改憲が実は生活に
直結することを伝えきれなかった」とわけのわからない言い訳。
そして最後に「二大政党制では、戦争を止められない。今こそリベラルな勢力、
社会民主主義の実現が必要だ」と根拠のない空威張りをしている。
「二大政党制」と「戦争」とに何の関係があるのか全く意味不明だし、そもそも戦争
を止めたかったら社民党は、テロリストどもにケンポー9条の精神とやらを説きに
行ったらどうか。
自分は安全な場所にいて口先だけで平和を唱えているのは偽善者の振舞いである。

実は、社民党-社会党で唯一、まともだったのは村山富市元首相だったりする。
ところが気の毒なことに、「土井社民党」の歴史からは、村山社会党政権の存在は
抹殺されているらしい。
例えば村山首相は1994年7月18日の衆議院所信表明演説で「自衛隊合憲」「日米安保堅持」
「日の丸・君が代を尊重」と言明しているし、社会党大会でもそれは承認されたはずなのだが、
今、社民党のHPで「社民党の政策」というページを見ても、どこにも書かれていない。
「将来的に日米安保条約の軍事同盟の側面を弱めながら、その役割を終わらせ」とか
「自衛隊を縮小・改編し平和憲法の理念の実現を目指します」とか、
曖昧模糊とした表現になってはいるものの、とどのつまりは否定する方向であ
ることだけは確かである。
聞くところによれば福島瑞穂は、村山政権時代の自衛隊・安保容認論について、
「あれは連立政権だったからで、今は関係ない」と言っているそうだが、ひどい話である。
最近でも、選挙が終ったとたんにマニフェスト(政権公約)を
「白紙にする」
と言い出した無責任な党があったが、現にあったことまで否定してなかったことにし
てしまうとは、とても公党のすることとは思えないのである。

かつて土井たか子は外国特派員協会の講演で小泉首相の靖国神社参拝を「違憲」だと
勇ましく攻撃し、そこまではよかったが、質疑で
「国のリーダーがキリスト教の教会に行くのはよくみられる。なぜ日本だけが問題に
なるのか」と突っ込まれ、
「私も教会によく行くが、衆議院議長としていったわけではない。問題は首相とい
う立場だ」
としどろもどろになってしまったという。
この程度の人物が党首を務めている(いた)政党が「護憲」とは笑わせるし、
社会民主主義を僭称するのは世界中の社民主義政党に対する冒涜である。
日本の社民党などは、欧米では列記とした「カルト」として通用するのである。
そういう誤解を避けるため社民党には「テロリスト擁護党」、または「護憲教団」
を名乗ることを是非推奨したい。


2003年11月23日(日) 「首相は息子の孝太郎を自衛隊へ入れろ!」って、野中馬鹿なの?(のなかばかなの=回文)

今回の総選挙で引退した野中広務は、それに先だつ自民党総裁選挙の最中に
週刊誌に手記を発表して小泉首相を攻撃し、その中で
「小泉首相は息子の孝太郎を自衛隊へ入れろ!」

などとほざいている。
一昨年のアフガン後方支援の時もそうだったが、自衛隊の海外派遣という場面になる
と必ず、「だったら首相がまず行け」とか、「自分の息子を自衛隊に入れて行かせた
らいい」とか、馬鹿げた論理を振りまわす輩が現れてくる。
野中に至っては、内閣官房長官まで務め、長年政府与党の要職を歴任して政治の中枢
にいた身でありながらこのような「公」と「私」をごっちゃにした論旨からしかイラ
ク派遣反対を説けないとは、全く、小学生並みのアタマの持ち主なのかと疑いたくなる。
この手の話を聞くといつも連想するのは、テストで悪い点を取って叱られた子供が逆
ギレして
「だったらお母さんがやってみろ〜」
と泣き喚いている姿である。
つまりただの腹立ち紛れの感情論であって、理屈にも何もなっていないのである。
「小泉が行け」と言う人たちにはまず、あなたがたのお好きな憲法を読み返してみる
ことをお奨めする。
内閣や総理大臣の職務と役割には、
個々の政策遂行に際して、総理や大臣がまず身を持って示せ、
などとはどこにも書いていないのである。

例えばその昔、「O-157」による食中毒が問題になっていた時に、その発生源と
噂されたカイワレダイコンを食べてみせた何処ぞの阿呆な厚生大臣がいたが、
大臣がやるべきこととは、お毒見役の真似事ではない。
万が一本当にそれが発生源で大臣が倒れてしまったらどうするのか。
もっとも大臣のひとりやふたり、ましてこんな男は別にいない方がよかったかもしれ
ないが、いずれにしろ事の本質を取り違えている。
総理や各大臣の役割がそういうことにすぎないのだったら、別に内閣など存在する
必要は全くなくなるのである。
まして、総理が自分の子供を自衛隊に入れろなんて意見はもっと愚劣である。

「可哀相なはこの子でござ〜い。親の因果が子に報い・・・」と言うわけで、
総理大臣の息子に生れると、親の身代わりを務めなくてはいけないというのだろうか。
丸っきり封建時代の発想である。
だったらそういう人は、例えば何処かで強盗が銀行にでも立て篭もっていたら、
警察に任せずまず自分が、しかも親兄弟妻子、一家を挙げて立ち向って行ったらいい。
現に野中などは、オウムのサリン・テロ事件の時に警察の元締である国家公安委員長
をやっていたのに、なぜあの時サリンの危険のあるオウム本部に警官隊を行かせたのか。
まず自分こそが家族を引き連れて突入すればよかったではないか。
嫌なことを他人にやらせず自分がやるべきだ、だから総理は・・・
なんて素っ頓狂な考えを本気で思っているのなら、そういう自分こそまず率先して実
行して見せるべきであろう。


2003年11月22日(土) 日本がテロに狙われる理由

自衛隊派遣、状況判断は難しい=小泉首相
「東京に侵入攻撃」と警告 自衛隊派遣でアルカイダ
<米副報道官>「日本はテロ攻撃の標的になる」



今更改めて言うまでもないことだが、テロリズムとは、
暴力を背景に恐怖によって目的を達成することである。
その意味では、日本ぐらいテロの標的として都合のいい国はないだろう。
何しろテロリストのお先棒担ぎみたいなマスコミと野党、それに自称「反戦」の
プロ市民たちがウヨウヨしていて、ちょっと脅せば蜂の巣を叩いたような大騒ぎと
なって自衛隊のイラク派遣をめぐって小泉批判とアメリカ批判の大合唱を起こすし、
小泉首相も年内の自衛隊派遣を躊躇し始めた。
これはまさに「恐怖(テロ)をして支配たらしめる」というテロリストの注文通りに
はまっていると言ってよい。
そしてテロがいかに有効な手段であるか、ということの格好の宣伝にもなっている
のである。
ここではっきりさせておきたいのは、自衛隊を派遣する、しないは、
日本がテロに合う可能性とは、全く関係がないということである。
何故なら、もう一度繰り返すが、テロリズムとは恐怖によって目的を達成することで
ある。
しかしテロリストの目的は、何も自衛隊の派遣を阻止することにあるのではない。
日本の自衛隊ひとつが来る、来ない、なんて大勢にとってはどうでもいいことであっ
て、それより、もし日本でテロを起こした場合に得られる効果の方がはるかに絶大
である。
先に爆破テロのあったトルコでは反テロの国民デモ、集会が相次いで巻き起こってい
るというが、日本ではたかがちょっと脅しをかけられたぐらいで、
ここまでテロリストの要望に応えて恐慌を来たすぐらいだから、
ましてひとたびテロが起こった日には、反テロデモどころか逆に反米デモでも起こり
かねない有り様なのだ。
相手の弱点を突くのが攻撃の定法であり、その伝で行けばテロリストたちは
自由民主主義陣営諸国の結束の紐帯の中で一番弱い部分を叩いてくるだろう。
日本などはその餌物として、テロリストにとってこんなおいしい国はないのである。
したがって、自衛隊のイラク派遣をめぐって反小泉と反米の大合唱で騒げば騒ぐほど
テロの可能性はますます増大して来るし、言わば、この連中がテロの危険を招き入れ
ていると言ってもいいほどだ。
内心、万が一テロが起こった時に大喜びで「小泉、それ見たことか」と言いたくて
うずうずしているテロリストの手先みたいな連中の自虐的陶酔主義に付き合わされるのは、
それこそこちらで願い下げなのである。


2003年11月20日(木) バカと河野洋平は高いところが好き


「派遣、強行するな」 市民や議員らが反対集会

別に「自衛隊派遣反対」という意見自体は、ひとつの政治論としてあってもいい
と思うのだが、ただその帰結が決まってテロリストの擁護または代弁にしか
ならないというところにこの問題の本質があらわれているように思う。
例えば、

>会場からは「イラクの治安悪化で小泉政権が動揺しているのは確か」
>「今が正念場だ」といった発言が相次いだ。

というのは、殆どテロリストの論理と変らないのである。
それにだいたい、土井たか子なんかを先頭に担いでいる時点で、もう終っている。
イラク問題でテロの恫喝に屈してこの先、北朝鮮とか中国のような近隣軍事国家
との対応で日本にどんな態度を取らせたがっているのか、見え見えなのである。


自衛隊派遣「心配している」…河野議長が就任会見

長らく政界の片隅に燻り続けていた状態から議長席の高い所に上がって
脚光を浴びたので、例によって錯乱しているらしい。洋平が政治家として
どんな思想信条を抱いていようと自由だが、公正中立であるべき議長が就任会見で
それを披瀝して、今後の国会審議に水を差す馬鹿がどこにいる。土井たか子だって
議長時代には自分の立場をわきまえてその手の政治的発言はうかつには口に
しなかったというのに、この河野一郎の息子は66才にもなっていまだスタンドプレー
しかできないらしい。かつて消費税導入の法案採決の時には自民党議員でただ1人
(正確には2人)欠席した前科の持ち主だけに、この分では、自分の気に入らない
法案の審議になったら議長の立場を忘れてボイコットしかねない様子である。


民主党:鮫島議員の処分検討 「比例は公明」問題で

これは、どう考えたって比例と自分の選挙区とで公明=創価票のバーター取引をやっ
たとしか思えない。この民主党議員は選挙区では落選しているので、結果としては
うまく行かなかったようだが、公明党の力がなければ立ち行かないのは自民党であれ
民主党であれ同じであるということをはしなくも暴露してしまった。:先日も書いた
が、2大政党制などと言っても結局、どっちかが圧倒的得票で単独政権を樹立しない
限りは公明党を駆逐し得ないという政治状況は変らないのである。


菅内閣」閣僚名簿が白紙に…小沢氏「変な話だ」

変な話だと閣僚名簿に記載された本人が思っているぐらいだから、
まして有権者にとってはもっと理解に苦しむ話である。
今までもここで何度も書いて来たが、本気で政権を取るつもりなのなら
選挙限りでの場当たりで思い付きな発想ではなく、普段からの原則の
積み上げが大事なのである。結局、菅直人という政治家は長年の野党ボケ
から頭が切り替わらず、次の政権を狙う野党第1党の党首としては相応しくない。
民主党は次の選挙で大敗したくなかったら即刻、党首をすげ替えることであろう。


「おわび」声か細く、元同僚は恨み節…辻元被告初公判

>土井前党首は20日、事務所を通じ、「辻元さん、五島さんの問題は私自身の選挙
>にも党全体にも大きく影響したと思う。公判については厳粛に受け止めたい」とコ
>メントした。

まるで他人事のような言い草だが、五島は土井の秘書、そして辻元はその五島の指
南で給与詐取を、しかも議員会館の土井の部屋で謀議したのではないか。
それなのにこのコメントからは、その自らの責任に対する反省は全く窺えない。
ただ、この給与ネコババの件さえバレなければ選挙も楽勝だったのに運が悪かった、
と悔しがっているだけのようである。

>一方、社民党内では、辻元被告の事件が衆院選大敗の一因になったと
>受け止める声が多い。

最初の自衛隊派遣反対集会風に言えば、民主党合流を望む反土井派議員の間ではさぞ、
「辻元の裁判で土井院政が動揺しているのは確か」
「今が正念場だ」といった発言が相次いだ、
のだろうね。


2003年11月18日(火) 菅・小沢・真紀子、そして土井・・・民主党版「オール怪獣大進撃」只今好調撮影中!

田中真紀子氏、民主党会派入り

かつてロッキード事件で被告の身に置かれた田中角栄は自民党を離党し、
以後ずっと無所属で通したが、実際には「田中軍団」を率いて政界を支配
し続けた。それは金権政治と言われたが、元々人望があったからこそ
角栄に人が付いてきたのである。
だが真紀子は大口叩いても無所属では何もできないし誰にも相手にされない。
だから民主党「入党」ではなく会派入りという姑息な方法でとりあえず軒を借りて
おいて、いずれは母屋も乗っ取ろうという魂胆だろう。
既に母屋の座敷奥深くにまで入りこんでいる男(小沢)が、その手引きをしようと
待ち構えているのである。
小沢は「いつも足し算しかできない男」と言われる。
非自民連立政権で、近頃自民党本部に肖像画が復活した「軽くてパー」こと海部を
担いだ時も、血迷った中曽根が「海部クンを支持」などと言い出したため
社会党右派が逃げて行くという引き算が頭になくて敗北した。
成功したかに見える今回の民主党と自由党の合併でも
それで逃げ出した票がたくさんあったのだ。
この上、真紀子、そして更に社民党土井一派も引き入れれば、
民主党はさながら政界化け物屋敷か怪獣ランドの様相である。
選挙中、真紀子は菅を批判していたのだが、やれ、マニフェストだ、
何だとか言って誇っていた政策の整合性はどうなるのだろう。
かつて民主党の達増(元自由党)が外相時代の真紀子を「虚言癖、精神分析の対象」
と攻撃していたが、今や民主党そのものが「虚言癖、精神分析の対象」である。



自公、18日に党首会談=連立政権合意書に署名へ
小泉政権の変質だ=自民・保守新党合併で岡田民主党幹事長

マスコミ総応援団で民主党勝利のための一大キャンペーンを展開したのに
完敗した悔し紛れからか、選挙が終ったら今度は公明党との連立を標的にした
自民党攻撃が始まった。
特に、「公明党=創価学会の協力・支援がなければ自民党は選挙で勝てなかった」と
鬼の首でも取ったかように騒ぎ立て、創価票抜きなら民主党第1党だったはずだと
か、仮定の計算で得た数字を弾き出して喜んでいる論調もあるぐらいである。
個人的感情論から言えば私も公明党=創価学会は嫌いだが、
しかし現に存在するものをなかったことにして空想を描いて見せることに何の意味が
あるのか理解に苦しむ。
そもそもこの手のアンチ自民論者たちは、細川・羽田という公明党が参加していた
非自民連立政権があったことは都合よく忘れているらしい。
また、もし次の総選挙で与党が過半数割れして民主党が第1党になるようなことが
あっても、公明党とは絶対組まないと確約、それこそ「マニフェスト」できるのだろ
うか。
そんなに自公が連立しているのが気に入らないのだったら、民主党が来年の参議院
選挙で負けれるようにすればいいのである。
そもそも自民党が公明党と組むきっかけになったのは、参議院選挙で敗北して過半数
割れしたことが原因だったからだ。
したがって来年の参議院選挙で自民党を圧倒的に勝たせて単独過半数を回復させて
やるのが、公明党を政権から追っ払うための第1歩である。
少なくともこれから最低、衆議院選1回、参議院選では2回も勝たなければ単独政権
の取れない民主党なんかに期待するよりは、ずっと早道なのである。


1000万円流用し買収工作 日テレ視聴率操作

この問題が表面化してからというもの、テレビ局の視聴率偏重主義への批判が
高まっているのだが、その前に、そもそもビデオリサーチ1社の、しかもたった300
世帯だけの調査対象が基準で全てが評価されているという、視聴率システム自体
のあり方が問題なのではないのだろうか。
例えば新聞や雑誌だって、多少眉唾ながら公称何千とか何百万部の発行部数が
対象になっているのに、たかだが300程度の対象が基準になっているというの
は、クライアントである広告主を騙すにもあまりにいい加減過ぎるというものだ。
視聴率主義を正して番組の「質」で評価されるべきだ、なんて言ったって、
結局じゃあ何を基準に測ればいいのか、客観的な尺度はあり得ない。
番組の「質」は「王監督侮辱問題」の時のように視聴者の良識でチェックされるしか
ないのである。
むしろビデオリサーチ1社に頼っている方式を改め、民放各社で金でも出し合って
視聴率調査会社でも設立して複数の調査体制を確立し、
そして更に調査対象サンプル数ももっと増やして万単位でより正確で厳密な数字を
弾き出せるように適用する方向で是正することを考えるほうが現実的なのではあるま
いか。




2003年11月17日(月) 「テロの脅迫に屈しない」(首相)のは当然である


「脅迫に屈しない」首相、国際テロ計画報道で

>小泉首相は17日夜、国際テロ組織「アル・カーイダ」系組織が
>日本でのテロを計画していると報じられた問題で、「脅迫に屈してはいけない。
>テロとの戦いは全世界、各国が共通の戦いだ。脅しに屈してはいけない」と述べ、
>イラクへの自衛隊派遣を進める政府方針を変更する考えはないことを強調した。

イラクへの自衛隊派遣に対して、賛成.・反対、それぞれもっともらしい
理屈をつけて論じられているわけだが、とどのつまり最終的な判断の分岐点は、
「日本にとって損か得か」という、それだけだろう。

「損だ」と言える理由は、例えば現に自爆テロが横行しているように
自衛隊が危険な目に合う可能性があるし、
更にアル・カーイダが日本国内で計画しているというテロがもし実行されたら
大変な惨事を招く、などなどの点である。
なるほど、それは確かにその通りである。
でも、じゃあ、イラクへ自衛隊は派遣しません、アメリカの要請には応じません、
ということにしたら、それで何か「得だ」ということになるのか、
少なくとも損にはならないのか、というそちらの面も勘案してみなければならない。

例えば今回、首相が「脅迫に屈しない」と言ったわけだが、
それに批判的な人は、じゃあ、「テロが怖いから自衛隊派遣は止めます」
とでも言えばいいと思っているのだろうか
でもそんなことを言ったら、世界中の笑い者、いや軽蔑され、
誰からも信用も相手にもされなくなることは確実なのである。
しかも、テロリズムを容認する非民主主義国として、
見事「ならず者国家」の仲間入りである。
いや、それだけではない。
一度でもテロに屈すればテロリストに舐められ、結局はニ度三度と
脅迫に屈するようになることは必然である。
よく、「アメリカの言いなりになるな」というが、
その代り実はテロリストの言いなりになりたがっているのである。
更にテロの脅迫に屈することは、単に日本だけの問題ではなく、
テロが有効な手段であることを証明することとして世界全体の不利益にも
なるである。
首相が「テロの脅迫に屈しない」というのは、したがって当然過ぎるほどの話なのだ。

また、テロの問題云々は抜きにしても、イラクへ派遣される自衛隊の危険そのものを
考えれば派遣すべきではないという意見についてはどうか。
先日、偶々テレ朝の「Nステ」を見たら、自衛隊員の妻か何かの夫の身を案じる切々
とした声を放映していたが、情緒論で問題をはぐらかそうというのは実に卑劣な手段だ。
超平和国家の日本なので、自衛隊が危険な目に合うというと飛んでもない話に思えるが、
でも例えば警察官は毎日のよう危険に身を晒して職務を遂行している。
ことによったら、凶悪犯との銃撃戦のような場面だって全くないとは言い切れないわけだが、
そういう時に「命が危ないから」なんて警察官の妻の声でも流して、
テレ朝が警官派遣反対キャンペーンをやったという話は聞いたことがない。
自衛隊員の危険はもっともな問題だが、しかしそのために自衛隊を派遣しない理由に
はならないのである。

「アメリカの言いなり」の自衛隊派遣に反対、などというのも、
国益を度外視した無意味な意見である。
民主党の菅なども、先の選挙中もアメリカとの関係について、
「言いなりならず、お互いに言うべきことも言う」対等な関係、などと称していた。
{言うべきことも言う」というと、さももっともらしく聞えるが、
しかし、アメリカが協力を要請して来たときにそれを断わり、 
逆にくどくどと説教でも聞かせるのが対等な友好関係だと思っているだとしたら、
そもそも何を期待して同盟関係を結んでいるのだろう。
アメリカが苦難しているときに彼らを手助けしようというのは、、
近い将来、こちらとしても北朝鮮問題でアメリカの軍事的パワーが必要だからである。
こっちは手助け致しません、でもこっちの苦しいときだけは助すけてくれ、
なんて虫のいい話は通じない。
アメリカが助けてくれるとは限らないという話もよくきくが、
それは世界中の同盟、条約、国際的信義全て否定するという、
ためにするだけのナンセンスな意見に過ぎない。
そもそも「アメリカの言いなり」反対とか自衛隊派遣反対とかいう手合いは、
北朝鮮問題で甘いし、そして中国や韓国には尻尾を振って
言いなりになることが大好きな「ポチ犬」が多いのはどうしたことだろうか。
そうしたことも踏まえて広く判断した時に、イラク問題で日本が何をなすべきかは、
やはり自ずと明かなのである。


2003年11月16日(日) もし菅、小沢、土井が揃ったら、かつての三船、勝新、裕次郎「三大スター夢の共演」実現並みのインパクト?


福島社民スタート、党勢回復の道筋示さず

>しかし、福島氏が選出された両院議員総会では、反発も相次いだ
(略)
>人選の中心となってきた中西氏はこうした発言に怒り、
>部屋を飛び出す場面もあったという。

中西って爺さんは、キレやすい最近の中学生か。
それにしても、この党は、社会党時代から選挙は弱いくせに
内部抗争だけは得意だったが、
こんな小さくなってもまだ同じことをやっている。
そして土井たか子の独善的なること、まるで昔の協会派並みである。
昨日の朝日新聞は「社説」で土井辞任を惜しみ、絶賛しているのだが、
その中で次のような土井の言葉を紹介している。 

「私は変わらないのに、初めは右だといわれ、
いつの間にか左だと言われています」

確かに、土井は昔、社会党では右派に近いと見られていた。
それがいつのまにか左になってしまったのは、
世の中全体が右寄り・・・
というより、今まで左に寄り過ぎていた風潮が
やや真ん中に戻ったせいだが、しかし、そればかりではない。
土井自身、自分の信じる「正しさ」というものをただひたすら
他人に押しつけるだけで何も反省しないという点で、
昔批判して来た社会党の教条主義者たちと全く同じになってしまった
のである。
つまり憲法信奉、そして「ガンコに平和!」って、それは、
マルクス・レーニン主義信奉で「ガンコに革命!」だった向坂逸郎の姿勢と
結局何も変らないのである。



衆院選、負けは負け=民主・小沢氏

>民主党の小沢一郎旧自由党党首は16日午前のテレビ朝日の番組で、
>衆院選結果について「負けは負け。率直に認めて今後の対応を考えなければ
>ならない」と述べた。小沢氏は「(民主党の)政策の3分の1は玉虫(色)。
>政権を任せてくれと言っている以上、あらゆる問題で結論を出していないと、
>同じ玉虫なら国民は自民党を選ぶ」と指摘した。

小沢一郎は、言うことはいつも殆ど正論である。
この分析は全く正しいし、民主党で率直に「敗北」を認めた幹部は
小沢独りである。
ただ逆にいうと菅、岡田ら現執行部は負けを認めずに責任問題から
目を逸らし、小沢がだけそれを口にしているということろに
この党の致命的欠陥がある。
つまり、小沢がこう発言するからには、これから党内で事を構えて
ひと悶着起こそうという前触れに違いないと見なされるからである。
たかが177議席で勝利に奢っているようでは、次ぎの参議院選挙は負け
かと言って、小沢が火種で問題提起して党内抗争に発展すれば・・・やっぱり負け。
この党の展望は、どっちに転んでも、あまりぱっとしない。
やはりここは、社民党との合併を実現し、
参議院選挙では菅、小沢、土井の夢(悪夢?)の「三枚看板」(3フレッチェ?)
しかないのだろうか・・・?
(西村慎吾と、裁判を終えて戻って来るであろう辻元清美との組み合せなんかも
面白そうだ)


2003年11月15日(土) 土井たか子が「女の政治家はやっぱりダメだ」ということを証明してしまったのはちょっと哀しい


福島新党首を選出=幹事長ポスト、当面「空席」に−社民

>社民党は15日午後、党本部で両院議員総会を開き、
>衆院選の惨敗で引責辞任した土井たか子党首の後任に
>福島瑞穂幹事長を選出した。
>しかし、後任の幹事長ポストについては、当面「空席」とすることになった。
> 福島新党首にとって、来年夏の参院選に向けて党勢の建て直しが
>大きな課題となる。ただ、土井氏の辞任に伴って同党の求心力が低下、
>党分裂の火種もくすぶっており、新党首にとっては厳しい船出となりそうだ。
> 両院議員総会では、国対委員長に横光克彦衆院議員を充てることを決めた。
>また、東門美津子衆院議員ら副党首、大脇雅子政審会長は留任する。 
> 福島氏は12月に開く党大会で党首に正式就任する。任期は2年。
>福島氏の党首起用には、選挙の敗北で連帯責任があるとして、
>党内の一部から異論も出ていた。しかし、土井氏を支えてきた実績や知名度に加え、
>次期参院選で「女性の党」をアピールできることなどを重視し、土井氏らが強く推していた。
>(了)(時事通信)

酷い・・・、余りにも酷過ぎる。
前々からずっとここで書いているように、私は社民党が大嫌いである。
ただ昨今のウヨ厨と違って、私のような政治史好き、
そして現に70年代からの政治を知っている者からすると、
これがかつては衆参で200議席を擁したこともあるあの大社会党の末路かと思って、
さすがにちょっと哀しくなる。
社会党60年史の幕切れ・最終ページに福島なんて舌っ足らずで脳味噌も足りない
女の名前が党首として刻まれるなんて、いくらなんでも悲惨過ぎる話だ。
この人事をゴリ押しした土井たか子は、
社民党を自分の私党か何かと勘違いしているのではないか。
まさに万死に値すると言ってよい。
無論、社民党・・・というより社会党をダメにしたのは、
必ずしも全てが土井の責任ではない。
しかし辻元、保坂、福島などという、過激派崩れのゴロツキ連中を引き入れて来て、
社民党を魑魅魍魎の巣窟にしてしまった土井の罪は重い。
更に土井たか子の汚点は、「女の政治家はやっぱりダメだ」ということを
満天下に曝け出してしまったことにある。

確かに、初の女性党首、そして初の女性国会議長と、
女性議員のパイオニアとしての土井の役割は大きかったし、
護憲バカの思想信条には露もカケラも共感を持てないが、
長年、自民党と堂々と渡り合って来た政界の大スターであったことも
否定し得ない。
しかし社民党党首としての土井は、辻元だの福島だの、
全くロクでもない女どもを土井チルドレンと称して重用し、
更には原よう子などという無知で無能な小娘に3年余りも
国民の税金で無駄飯を食わせ、一時は田嶋なるアナクロな
フェミファシストにまで議席を与えたりもした。
福島の阿呆振りについては、その1例が既に「あんた何様?日記」
さん等でも紹介されているのでここでは触れないが、
こういう愚鈍で使えない女たちをさも「女性の代表」であるかのごとく
売り出してきたのである。
このような土井、そして社民党は「女性の党」であるどころか、
むしろ女性のイメージを悪くして来た、もはや「女性の敵」だとすら言ってよい。
「ダメなものはダメっ!」などと金切り声を張り上げ続けて、
実は自分が一番ダメだったことを証明してしまった、
この度の土井社民党の崩壊劇だったのである。

・・・おたかさん、
曲りなりにもかつては全国の数多い女性の希望の星だったのだから・・、
もうこれ以上は醜態で晩節を汚さず、このヘンで潔く引退してほしい。





2003年11月14日(金) 今回の選挙結果で分かった、政党のレベルは「自民党>>>>>>社民党>>>>>>共産党=民主党」である理由

社民党党首に福島氏、幹事長には照屋氏起用へ
>人選を進める土井氏、中西績介副党首らは「福島氏は知名度が高く、
>新しい『党の顔』になり得る。党の護憲・平和路線を継承するのに
>ふさわしい」として、福島氏の党首起用を各議員に打診している。

引責辞任する土井に後任の人事権があるのは奇妙だし、
敗北原因でもある間違った従来の路線を継承するのでは、
結局何も変らないということだ。
そもそも、何故社民党は党首選挙をやらないのだろう。
腐ってもまだ数千人ぐらいの党員はいるのだろうから、
ここで開かれた党首公選をやれば、
党のイメージアップ、そして宣伝になる絶好の機会なのに。
まあ、でも、
そういう発想の転換ができないような政党だからこそ
今のザマになり果てたわけなので、
今更言っても仕方がない話だが・・・・

ただ、

>一方、9日の衆院選で落選した同党の原陽子前議員(28)は
>「辞任は当然。秘書給与問題など以前にも辞めるタイミングは
>いくつもあったのに、
>なぜもっと早く決断しなかったのかと思う」と話した。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031113k0000e040070000c.html

などと、こんな小娘にまでバカにされて・・・嗚呼、土井たん・・・・
かつて女性議員の輝ける星だったのに、あまりにもに哀し過ぎる・(ノД`)・゜・

それでも、
国民の審判である選挙結果というものの重みを理解し、
それを現実形で示したのは、この社民党と、
先に、自からの無用性を知って潔く解党した保守新党
しかないのだから、まだましというべきか、
それとも、それほど日本の政治は悲惨と嘆くべきところか。
特に、選挙敗北という、政党にとっての最重大事にもかかわらず、
何事もなかったかのように振舞っている共産党と民主党は、
民主主義を口にするに値しない最低のクズ政党だということができる。

共産党は、
300小選挙区全てに候補者を擁立して1人も当選させられなかった上、
党全体の議席も半減したのに志位執行部は全く責任を取ろうともしない。
と言うよりそもそもこの党は、過去に1度も選挙敗北の責任を
明かにしたことがない。
常に、党の主張、方針は正しかったとただ言い張るだけで
敗北原因やその責任の所在についてはいつもウヤムヤ。
つまり、この党が選挙敗北の責任を取らないのは、
悪いのは党の主張を理解できないバカな国民どもの方なのだから、
我々に責任はない、という、
実に思いあがった、国民を愚弄した
「前衛党」的発想に基いているからなのである。
民主党も似たりよったりだ。

「政権を取る」と言って臨んだ選挙で「敗北」したのに
菅以下執行部は素知らぬ顔だし、
また、党内からその責任を問う声すら聞えてこない。
岡田幹事長に至っては、

200議席獲得できない場合「責任とる」

とまで明言したのに、選挙が終ったら頬っかむりを決めこんでいるという
卑劣さである。
公党の責任者が具体的数値を挙げて、ここまではっきり公言した事を
反古にするとは恐ろしい。
選挙というものが、民主主義政治における国民の最高意思の総決算である
ということを無視し踏みにじっている。
こういうところからきっちり原則を踏まえて行くことが
政権獲得への第1歩であるのに、
それを蔑ろにしてはいけないということがどうもわかっていないようだ。
その点、現政権党である自民党は明快だった。

予め選挙前に、そして選挙戦中も再三、小泉総裁と安倍幹事長が
目標(単独過半数)と勝敗責任ライン(与党過半数)を公言した。
ここまではっきりと数値で掲げていたのは自民党だけであるし、
こういう点できっちり責任の所在を明確にしていくのが
民主政治では重要なことなのである。
なのに、一方、民主党は、目標も勝敗ラインもゴニョゴニョ口を濁し、
政権獲得なのだか比較第1党獲得なのか、
それとも200議席なのか曖昧にしたまま、結局選挙後もウヤムヤ。
こういう点が自民党に劣っているダメなところなのである。
第一、マニフェストとやらで政策の達成目標を数値で公約をしたがっていたような党が、
自分たちの選挙で具体的達成目標も示せないなんて、笑止千万である。
考えてみれば、なんだかんだと悪口を言われてはいても、
自民党ぐらい議会制民主主義における選挙というものの重要さを認識し、
かつまた、体現して来た政党というものはないのである。

例えば、選挙に敗北すれば、派閥抗争と批判されながらでも
厳しく党内でその責任追及を行って来たのは、この党だけ。
何しろ、ちょっと議席を減らしただけで、別に政権を失ったわけでもないのに
四十日間もその責任を巡って抗争したこともあるぐらいだ。
「政権選択」選挙で敗北したのに、
責任追及もできないでボケーッとしている民主党若手などは、
爪の垢でも煎じて飲めといいたい。
また、そのように普段どんなに激しく相争っていたとしても、
一旦、ことが決まったらそれに従い、かつ挙党体制で選挙必勝に臨み
そして現に勝ち続けて来たのもこの自民党だけである。
これだけ民主的な政党というのは他にないのだから、
従って自民党がずっと政権政党であり続けているのは、
ある意味で当然とも言える
他党、特に民主党は、
自民党政権の欠陥をあげつらうのもいいが、
その一方で、自民党の民主主義政党としてのこれらの美点を
見習うべきでなのである。


2003年11月13日(木) 土井たか子の後任は田中真紀子でいいのではないか

社民・土井党首が辞任、民主との合併論浮上の可能性も

公党として最低限のけじめだけはつけたわけで、
このあたり、鉄面皮な共産党などに比べれば、
まだ多少は良心が残っているというべきか。
しかし、もしこれで解党、そして民主党との合併が現実化したら、
民主党のイメージが悪くなり過ぎる。
合併で手に入る地方組織、そして党本部の建物は旨味だが
土井や福島ら議員もおまけにくっ付いて来るのである。
特に、土井が来たら、まるで民主党が社民党になったかのようだ。
ただでさえ旧社会党系議員の存在が保守層の支持を躊躇わせているのに、
これで更に社会党そのもののような土井まで加わったら社会党復活、
ホント第2の社会党化である。
「排除の論理」というのはあまり好きではないが、
合併による足し算と引き算の損得をよく考えた方がいい。


次期参院選で自民過半数に 衆院選結果で試算
>今回の衆院選比例代表選挙での各党得票を基に、
>121議席を争う来年の参院選を予測すると、
>自民党が59議席を獲得する見通しであることが分かった。
>これに非改選議席を合わせると、123議席となり、
>定数242の過半数を単独で確保する。

衆院選が終ったばかりでもう来年の参院選の話題。
でも、早過ぎるということはない。
来年の7月には必ず行われるのだし、
そしてこれが終るとその後はもう2、3年は国政選挙はない。
ということは、当面、最後の決戦なのである。
特に民主党。
今回の衆院選レベルの「勝利」を挙げても、何の意味もない。
このシュミレーションの通り、自民党も議席を伸ばすので、
衆参で過半数を単独である。
さすれば政権交替どころの話ではない。
自民党政権は悠々と安定、更に改憲を持ち出される。
改憲となれば、自公の間も一致しないが、
それ以上に民主党がガタガタ。
となれば、仕掛ける方がフリーハンド、
民主党はアウトである。
それはともかく、
いずれにしろ、民主党は来年の参院選で勝たなければ、
何も展望は開けて来ない。
いや、単に「勝つ」などという曖昧なものではなく、
地滑り的勝利を挙げて、
少なくとも改選議席の過半数を獲得して自民党を大敗させ
小泉政権を退陣に追い込むぐらいでなければ、ならない。
さもなくば、衆院で177議席あったって持ち腐れで全く役立たず
と言ってもよい。
しかし、政権交替を掲げてたかが177議席しか取れず、
にもかかわらず責任もとれないような今の民主党が
参院選でこれ以上の結果を挙げる見込みは全くない。
1989年に社会党を勝たせたような、
リクルート並みの大スキャンダルでも自民党を見舞えば
「風」が吹くかもしれないが、そういうアテはなさそうだ。
、、、いや、これ↓があった。

死者27人、負傷者84人に イタリア軍への自爆攻撃
政府専門調査団、15日イラク派遣 自衛官約10人

民主党にとっては、願わくば来年の7月までにイラクで自衛隊員が(以下自粛)


2003年11月12日(水) 「国敗れて山河在り」ならぬ「党滅びて肖像画在り」?

2大政党化「望ましい」が69%
>民主党が近い将来、政権をとることができるかどうかを聞いた質問では、
>「そう思う」32%に対して、「そうは思わない」が51%を占めた。
(中略)
>民主党が大幅に議席を増やした最大の理由では、
>「自民党の勝ちすぎを望まなかった」が30% 、(略)
>「民主党に政権を任せてもよいと思った」は8%にすぎなかった。

2大政党は望むが、民主党政権の実現はあまり期待されていない。
つまり国民はとりあえず、自民党政権の行き過ぎに歯止めをかけるような
強力な「野党」を求めていたに過ぎないということか。
ならば、国民のその期待は裏切られるだろう。

菅執行部は議席増大の余勢で与党との対決色を打ち出している。
なるほど、177議席というと、強大な野党が出現したような錯覚をする。
だが、与党(自公)対野党(民共社)は278対192なのである。
ちなみに選挙前は287対175
若干差を詰めたとはいえ、焼け石に水。
民主政治が多数決の世界である以上、最終的には民主党は何もできない。
かと言って話し合い決着という与党ペースには乗れない。
いずれにしても民主党は、数を与えても何もできないと
思われ失望される。
次の選挙の時には、合併ご祝儀のバブル票などは一遍にはじけてなくなる。
そうなれば第2の社会党化である。

民主党は、政権交替を唱えた選挙で「敗北」した菅に責任を取らせて
辞めさせるべきだった。
政権交替を目標にしていてこの程度で満足しているのだったら、、
次はもうそれ以下しかありないということである。
来年の参議院選挙に負けてからでは遅すぎる。


保守新、合併は17日 7人全員が自民入党

1年足らずで保守新党解党。
これで政界から「笑い」の灯火が消えた。
と思ったら、最後に
<公選法違反>熊谷氏の元公設秘書ら 衆院選で買収容疑
「泣きっ面に蜂」とはまさにこのコト。
もうひとつ、
海部氏の肖像写真復活へ=復党で「元総裁」名誉回復?−自民

「国敗れて山河在り」ならぬ、「党滅びて肖像画在り」。
新しい格言の誕生だろうか。
考えてみたら、今回の中途半端な結果の選挙で
1番損した人と1番得した人って実は
保守新党のこの2人ではないだろうか。


<社民党>土井党首続投の見通し 「参院選へ党再建」

こちらは相変わらず往生際が悪い。
選挙とは、民主政治における総決算であり、
その結果の責任はあくまできちんと取らなければならない。
それいう最低限のことすらいつもできない社民党、
そして同じく紙切れ1枚の声明(言い訳)で済まそうとしている共産党
というのが民主主義から最も遠い政党であることは、言うまでもない。

>福島瑞穂幹事長は会議後、記者団に土井党首が続投する
>との見通しを示したうえで、民主党との合流を改めて否定した。

今の時点で民主党としても、社民党など吸収合併しないことが得策であろう。
と言うのは、民主党より「左」にあるのがいきなり共産党になってしまうと
全体の政治バランスが悪くなり、民主党が却って左傾化する危険がある。
その点、社民党が晒し者的に存在している限りは、
誰しもあの不様な末路を怖れて容易には左寄りになるまい。
従って当面、合併などせずに社民党は存在させておいた方が
いいのではあるまいか。


2003年11月10日(月) 『七人の侍』風に言えば「勝ったのはあの○○だ。自・民両党ではない」というところか

第43回衆議院議員総選挙は、

自民237民主177公明34共産9社民6保新4その他13

と言う結果になった。
私は午後8時からテレビ各局の選挙特番を回してみたが、
いつも先走った情報を出す民放に比べて当確を打つのが遅い
と思われていたNHKが意外に着実で早かったので、
結局殆どずっとNHKの開票速報を見ていた。
以下、とりあえず思いついたことを書き記しておく。

○小選挙区の投票率は59.86%。
戦後2番目の低さ。
上がると期待していたので、ガッカリの数字である。
一体、何が原因か?
地方の自民離れ?
今後の詳細な分析が必要であろう。

○自民237民主177
最も無難で、中途半端な結果が出た。
自民党は前回より増えたが、解散前よりは減り、
民主党は大幅増だが、政権は勿論180にも及ばず。
どちらも、勝ったとも負けたとも言えるような微妙な数字である。
とりあえず自民党としては、
「政権選択の選挙」で与党3党の絶対安定多数を維持し、また、
公認を見送っていた加藤紘一ら自民系無所属当選者を含めれば
事実上過半数獲得である。明かに「勝利」と言っていい。
ただ亀井派など大幅に議席を減らした「抵抗勢力」の不満という
党内の火種は残した。

一方、民主党は、
1958年の社会党(166議席)を抜く野党として最高の議席を獲得して
政権交替への足がかりはつかんだ。
また、そもそも合併前の民主・自由党はジリ貧で改選議席の維持も
おぼつかなかったのだから、その意味では「大勝利」と言える。
ただ、本当に政権を担い得る政党として有権者の信頼を得たかというと、
疑問だ。
前回00年と今回の各党の比例区の得票を比較してみると、
面白いことがわかるのである。

       前回     今回
自民党  1694万票→2066万票(+372万票)
民主党  2166万票→2210万票(+ 44万票)
(前回は旧自由党との合計)
公明党   776万票→ 873万票(+ 97万票)
共産党   672万票→ 459万票(−213万票)
社民党   560万票→ 303万票(−257万票)
(数字は読売新聞社推計)

自民党が372万票、
公明党も97万票も増やしたのに対して、  
民主党は44万票しか増えていない。
この内訳を分析してみると、
まず、自民党の増加分は、共産・社民の減少分から回ったとは考えにくい。
前回の共産・社民の支持者は棄権か民主党に投票したと見るのが妥当だろう。  
また、選挙協力のバーターで、従来の自民党支持者で
公明党に投票した数も多いはずである。
すると、自民党の増加分には民主・旧自由両党から逃げ出して来た
支持者の票がかなり含まれているものと考えられる。
逆に言えば、民主党は、
自民党票を食いちぎって来るどころか、従来の支持者をも失い、
共産・社民からの避難票によって漸くプラスに転じた
ということができるのである。
このように見ると、今後の民主党の野党第1党としての方向性には
危うさを感じざるを得ない。
つまり、政権を担う次の「与党」として期待されているのか、
それとも尖鋭な「野党」として期待されているのか不明なのだ。
従って、今後の方向性によっては結局、どちらの支持層も失望させて、
次の選挙では政権どころか大敗がもう約束されているようなものである。
現状では、とても2大政党制はまだおぼつかないと言っていい。

○創価支配強まる
民主党の「1人勝ち」と見えるが、
実は一番の成果を挙げた公明党34議席。
低投票率を最も利して組織票で議席を増やし、
与党内でも相対的に比重を増した。
自民党政権=事実上の創価学会支配の始まりか。

○社民党6議席、壊滅的惨敗
正直に言って、今回の選挙結果で一番驚いたのがコレ。
出口調査に基くテレビ局の議席予測で
3とか5とか出ていた時点で既に目を疑った。
今まで選挙の度に「底」と言われながら15議席、19議席と
獲得していたので、
何だかんだ言って今回も小選挙区で土井を含めて3、比例で7、
の10議席ぐらいはとると思っていた。
まさかここまで落ちるとは全く予想しなかった。
やはりこの党は前世紀の遺物政党だったのだ。

それにしても、かつて野党第1党として君臨していたあの社会党が
たった6議席になるとはねえ(遠い目)。
特に、空前の土井ブームで大勝し第1党(参院選)になった
14年前のことを思うと感慨深い。
今回の苦渋に満ちた土井の会見を見ながら
あの時の土井の晴れやかな顔を思い出し、
そして何故かそこに菅の顔をオーバラップさせてしまった。
研鑚を怠ると民主党も、明日は我が身である。


2003年11月09日(日) 投票率の行方

さて、今日は衆議院選挙の投票日である。
開票結果とともに、もうひとつ気になるのは投票率だ。
過去2回、96年(59.65%)と00年(62.49%)は
それぞれ戦後最低の1位と2位だった。
それまで60%台後半から70%台前半を
行ったり来たりしていた投票率が
96年から極端に下がったのである。
この理由としてよく言われることのひとつに、
若者の政治、選挙離れということがある。
ただ、若者の政治離れなどということはもう20年以上前から
言われ続けて来たことで、昨日今日始まったことではない。
それより、96年に特に投票率が下がった理由には
はっきりした別の背景があったと思う。
この時は、過去の総選挙とは全く趣きを異にしていたからである。

まず、選挙制度の変化である。
この96年から、戦後50年間も続いた従来の中選挙区制に代り、
小選挙区比例代表並立制が始まったのだ。
このわかりにくさ、特に政党本位の選挙になったことが
長年「党」より「人」を選ぶことに慣れて来た有権者の
関心を削いだ一因であると想像される。
その次に、ところが肝心の政党の枠組が、この時の総選挙では
がらりと変ってしまっていたことが挙げられる。
何しろ、それまで30年近く存在していた社会党も公明党も民社党も
なくなってしまったのだから、有権者の戸惑いは大きいだろう。
しかも長年対立関係にあったはずの自民党と社民党(社会党)が
連立を組んでいるし、
逆に長年自民党の中枢にいた小沢一郎らが
新進党として野党になっていたのだから、
もう何がなんだかわからないと言っていい。
今に繋がる、政党不信の始まりである。
そして、この傾向は、次の00年総選挙にも続いた。

この時は、新進党は既に解体しているし、
しかも前回は新進党として野党だった公明党が今度は連立与党になり、
同じく小沢の自由党も選挙直前まで連立与党で、
そして選挙の時はまた野党になっているというめまぐるしさ。
このように、こうも短期間で選挙のたびに政党や連立の枠組が
くるくる変ってしまっていては、
有権者に選べ、選挙に行けと言っても無理な話である。
つまり過去2回の投票率は、下がってもしかたがないような
明かな理由があったということである。
だが、今回はやや違う。

まず、前回00年と比べ、自由党が民主党と合併してなくなっただけで、
政党の状況はほぼ同じである。
また、自公保という連立政権の枠組も同じだ。
つまり上に挙げた、過去2回、投票率を下げて来たと考えられる要因を
今回はクリアしているのである。
更に、新民主党の結成で、
2大政党制という、小選挙区の制度そのものにも適した政治土壌も
漸く整備されて、有権者に選びやすくなってもいる。
従って今回は投票率が上がることが十分可能であると予想される。
天候にもよるが、
少なくとも93年並みの67%前後までは戻り得るのではないか
と個人的には期待している。
もっとも、これは言い換えれば、
もし万が一、それでもやはり投票率が上がることがなかったとしたら、、、
その時は、この国の政治的危機はかなり深刻だと
言うことになるかもしれないのであるが。


2003年11月06日(木) 民主党「敗北」で選挙後直ちに没落が始まる・・・

さて、衆議院選挙は民主党の敗北と決まったわけだが・・・
え、まだ投票してない?
いや、選挙前から既に結果は明かなのである。
何故なら、今回の選挙で民主党はマニフェストを作成し
「政権交替」を掲げて臨んだ。
従って政権交替ができなければ、民主党は敗北である。
しかし政権交替などできっこないのは
初めからわかり切っている話である。
アントニオ猪木なら、
「戦う前から負けること考えるバカがいるかよっ!」(バシッ)
と殴りつけるところであるが、
しかし政治は、やってみなけりゃどうなるかわからない、
などといういい加減な見通しでことに臨むことはあり得ない。
そうでなければ政治責任などというものも生じないのである。
だいいち、民主党だって今回の選挙で
いきなり政権交替ができるなんて、
誰も考えていなかったはずではないか。

思い起こしてみれば、そもそも昨年の今頃の時期の情勢は、
民主党は政権交替どころか現有議席の維持も危ない
と認識されていたはずだ。
だから鳩山前代表は自由党との合流を画策したのだし、
また、その鳩山では選挙に勝てないというので
代表から引きずり降ろしたのである。
なのに、菅に替って、そして自由党と合併したぐらいで
いきなり政権交替ができるなんて考える方がどうかしている。
もともと民主党、自由党ともに、マイナスを覚悟していたのだから、
合併効果による上積みでその分を埋めて現状維持ができればいい、
ぐらいの認識だったはずなのである。
なのに、いつのまにか、200議席、いや政権交替も夢ではない、
などという誇大妄想の世界に入ってしまった。
これはマスコミが煽ったせいもあるが、
その種を捲いたのは自分たちなのだから自業自得というものである。

いずれにしろ、民主党が「政権選択の選挙」などと
身のほど知らずなたわけたスローガンを掲げてくれたお蔭で、
与党側の思う壷にはまってしまった。
菅は、「マニフェスト選挙」に持ち込んだ自分の手腕に自惚れて
いるようだが、策士の能もないのでは、策に溺れる資格もない。
わざわざ自分たちに高いハードルを設けてしまったことで、
逆に自民党は与党3党で過半数さえ維持できれば
いいことになったのだから、これほど楽なことはない。

さて、
「敗北」した民主党は選挙後、どうなるのか。
公示前から早くも小沢一郎は
「200議席以下なら執行部の責任」
と伏線を張っている。
小沢は最初から「敗北」を念頭に、
鳩山一派と連動して一波瀾起こそうという魂胆だったのである。
いくら勧められても執行部入りしなかったのは、そのためだ。
また、何をトチ狂ったのか赤松広隆選対委員長に至っては、
「220議席も可能」などと素っ頓狂な発言をしていた。
赤松は旧社会党出身で菅寄りだったはずだが、
よく考えてみたら、
この人は社会党時代も右派集団「デモクラッツ」を率いて
小沢シンパだった。
従って菅執行部は選挙後、
党内の右からも左からも攻めたてられることになりそうである。
これに対して菅一派は
「負けていない」
と抵抗するだろうが、
いずれにしろ不協和音は免れまい。
こうして選挙後直ちに民主党の没落が始まるのである。

その菅は、それを知ってか知らずか、

民主・菅代表が毒舌、現職3閣僚をバッサリ

>「小泉さんの閣僚と、こっちの顔触れを比べてみようじゃないか!」

と相変わらず強気で意気軒昂である。
しかし、比べると言ったって、菅を含めても7人しか発表してないではないか。
農水や経産、厚労、防衛はどうしたのか。
それに小沢を外交・行革担当の副総理に起用しているが
これって、外務大臣をやりながら行革をするつもりなのだろうか。
田中ヤッシーの地方主権担当以上に、こちらの方が不可解である。
その田中長野県知事の起用にしても、読売新聞によれば、
>菅氏は当初、現職知事や知事経験者、著名経済人らを「内閣」に起用し、
>10月28日の衆院選公示前に華々しく発表する意向だった。
>しかし、北川正恭・前三重県知事らに断られるなど手間取り、
>人選は公示後にずれ込んでいた。
とのこと。
つまり何のことはない、
手当り次第に声を掛け捲くっては断られ、
結局はヤッシーしか引き受け手がいなかったというだけの話。
>菅氏は記者会見で、「最高のメンバーを発表出来た。
>脱官僚、脱(中央)集権、脱腐敗の政権を作る最強のチームだ」
>と胸を張った
と言うけれど、むしろまるで、松井もイチローも出てない上に
優勝した阪神からも辞退された野球の五輪代表を「ドリームチーム」と
称しているようなお寒いイメージがあるのは気のせいか。


2003年11月05日(水) 「自民党の悪政」を許している最大の元凶は共産・社民両党だという皮肉

日銀本店を大阪に マニフェスト民主追加検討
>「日銀本店の大阪移転」は、報道各社の衆院選の世論調査結果を
>受けた菅直人代表と小沢一郎旧自由党党首の四日の協議で急浮上。
>民主党幹部は「大阪府民に大きなインパクトを与える。
>都内の選挙区で民主党のマイナス要因にはならない」としている。

民主党、アタマ大丈夫デスカ?
次ぎはそのうち、「皇居を京都に移す」とか言い出すのではあるまいな。
それぐらい突拍子もない発想にしか思えないのだが。
そりゃ、確かに大阪は金融の中心地の一つではあるし、
絶対移しちゃ悪いってことはないのだが、
しかし一国の中央銀行本店を移転させるという、
ことによっては経済そのものにも影響するような重要なことを
選挙の票目当てに、この直前になって突然決めていいのだろうか。
それにそもそも、マニフェストとは、民主党が国民に対する政権公約として、
候補者全員に署名させてまで提示した重みのあるものではなかったのか。
なのにそれを、ただ菅と小沢の協議だけで思い付きのように決めて
発表するなどは、国民をバカにしている。
昨日発表された、お粗末な「菅内閣」閣僚名簿と言い、
どうも民主党は選挙が近づけば近づくほど政権担当能力の未熟さ、
馬脚を顕わしているとしか思えない。


小選挙区で他野党に民主候補への投票呼び掛け 菅代表

「菅内閣」の閣僚名簿などという、オウムまがいの大臣ゴッコより
政権戦略として真に大事なのは、こちらの方だろう。
菅の言うように、1人しか当選しない300小選挙区で
野党候補にバラバラに投票させていたのでは、
初めから政権交替など不可能な話なのである。

前回、2000年総選挙では
当時の民・由・社3党の各選挙区の得票合計では
自民党と互角に戦えていたというし、
これに共産党も含めた野党票合計なら、
とっくに政権交替が起きていたはずである。
なのに、今回の選挙でも、
与党側が一部を除き、きっちり選挙区調整を行ってきたのに、
共産党は全く勝ち目もないのに300選挙区全てで候補者を擁立して
独り善がりな自己満足に浸っているし、
民主党と選挙協力している社民党ですら
41もの選挙区で民主党と競合して
あたら反自民票を分散させているという有り様。
これでは、勝てるわけがない。
特に不可解なのは、片方で選挙協力しながら、
片方では民主党の足を引っ張っている社民党の存在である。
勝ち目のない選挙区でも候補者を立てるのは、
そうしないと比例選での得票に響くと考えているからで、
彼ら(いや彼女らか)の主観的には、
社民党がなくなってしまっては憲法を誰が護るのか、
と強い危機感と使命感を持っているのだろうが、
現実には事態は全く逆の方に進行しているし、
その結果党勢もガタガタ、
しかしそれに対する責任もとらないで
相変わらずカビの生えた原則論ばかりを振り回しいる。
そもそも、社会党時代に全く政権を取る気もない野党第1党
として自民党半永久政権化に加担し続けて来ただけでも罪は重いのに、
この断末魔に及んでも政権交替に水を差すことしかできないのだから、
一体、この党は、日本の政治のために何か役に立つことをしたことが
あるのだろうかと問いたくなる。
政権交替の足を引っ張るばかりで、
ただ徒に自民党政権の存続を許している共産党、社民党には、
「自民党の悪政」などと批判する資格は、全くないのである。


2003年11月04日(火) 衆議院選挙予想。自民大勝・民主惨敗もあり得るか

マスコミ各社の選挙情勢調査結果が出た時点で、
私も自分なりの予想をしてみた。

自民245民主165公明35共産12社民10保新4その他9

マスコミの予想とあまり変わらない結果になったが・・・
それには理由がある。
まず、マスコミの「アナウンス効果」、
つまり昨日も書いたように与党有利の予想が出れば
実際の結果は逆に振れるということが
ここ何回かの選挙では見られたのだが、
今回はそれはないと考えるからである。

というのは、小泉政権の安定度が98年参院選の時の橋本、
00年衆院選の時の森とは雲泥の差なのである。
橋本は「佐藤孝行問題」でミソつけてから
党内も支持率もガタガタだったし、
森に至っては、直前に小渕急病で
ワケワカランうちに総理になったので
最初から不人気だった。
従って自民有利を覆す材料があったのだが、
しかし今回は、小泉を勝たせてはいけないという
積極的材料がないので、マスコミの予想に反発する
投票行動が出る理由が考えにくい。

また、今回は単なる時の自民党政権への批判が争点ではなく、
「政権交替」そのものがテーマとなったことで、
「小泉首相か菅首相か」という選択肢は
終盤になればなるほど却って「菅首相」の現実味を失し、
民主党を後押しする力には繋がらないと考えられる。
従ってアナウンス効果というものは今回はあまり影響なく、
マスコミの予想の線でそのまま順当に収まるのではないかと
想像する次第である。

もっとも本当は、個人的には、自民260以上、民主150以下も
あり得るのではないかと思っているくらいである。
何故なら、「政権交替」とか「2大政党制実現」とか、
上っ面なムードだけが先行するばかりで、
民主党が議席を増大する具体的な決め手には乏しいからだ。

確かに、比例選では、民主党が自民党と互角か、
もしかしたらやや優位な戦いをするかもしれない。
しかし定数480のうち300を占める小選挙区では、
どうにも勝てそうもない。
甘く予想しても、西日本で致命的に弱いし、
それに前回は優位に立った都市部でも自民党の巻き返しがありそうだ。
まして、与党間の選挙協力を前回以上にきっちりやって来た自民党が
大負けする要素があまりないので、
比例と合わせて自民党が260に届くという計算である。
一方、民主党は選挙区での合併効果は最小限、
そして比例での共産・社民の減少分を上積みするに止まり、
150程度がいいところではないかという気がする。
ちなみに前回総選挙での民由合計は149議席。
政権交替とまで言った選挙でそれと同程度では、事実上の敗北と言っていい。
もっとも、それでは「政権交替」も「2大政党制」もはるか遠のいてしまうので、
個人的にはそうならないことを願っているのだが。

他党については、
公明党は組織票で手堅く現状維持もしくは微増、
共産・社民は惨敗、
といったところ。
また、党首・幹部級の落選もあって、
各党とも選挙後の激動は免れまい。
いずれにしろ、選挙フリークにとって日曜の夜は
寝不足になりそうである。


2003年11月03日(月) 「アナウンス効果」はあるのか?マスコミ各社が選挙情勢調査結果を発表

自民、単独過半数の勢い 衆院選情勢で共同通信調査
衆院選、与党は安定多数の勢い…読売の22万人調査

週末から今日にかけて、マスコミ各社の選挙情勢調査の結果が発表されている。
それによれば自民党が過半数確保の勢いで、民主党も比例選を中心に議席を
かなり増やしそうだ、とのこと。
民主党が増えるのは前からわかり切っている
(合併効果+共産・社民の減少分を上乗せ)。
問題は、その増え幅がどのぐらいなのか、
逆に言えば自民党の獲得議席をどのぐらい減らせるか、
ということなのであるが、調査結果を見る限り、
現段階ではいまだ自民党の壁をおびやかすまでにはいたっていないようだ。
しかし、まだどうなるかはわからない。

よく知られているように、「アナウンス効果」というものがある。
例えば事前の予測が与党有利と出れば実際の投票行動は
逆に野党に流れるというもの。
無論その逆に、「勝ち馬」に乗る心理が働いて、
実際にも与党が大勝する可能性もある。
従って、本当に「アナウンス効果」があるのかどうかは、
専門家でも測りかねるらしい。
今回、もし「アナウンス効果」があるとするのなら、
「自民党が過半数確保」という部分に反応した有権者が、
どちらに動くのか、ということであろう。

また、選挙は最後の数日間の出来事で情勢が激変する場合がある。
例えば1998年の参議院選挙では、事前に自民党有利が伝えられたが、
実際には大敗した。
これは橋本首相が唐突に「減税」を言い出したりと、
発言がコロコロ変わったことが選挙目当ての方便と見なされ、
有権者の不信を買ったことが影響したといわれる。
或いは、2000年総選挙では森首相の例の
「無党派は寝ててくれればいい」
発言に反発した無党派層の投票行動が野党に雪崩れ込んだことで、
自民党有利と言われたほどには議席が伸びなかったとされている。
そのせいか、今回の選挙では、今のところ与党幹部の発言は慎重である。
反対に、攻勢をかける野党、民主党の動きが活発だが、
果してこれは吉と出るのか、凶と出るのか。

例えば先日も、民主党は追加マニフェストを発表した。
全候補者に署名させてマニフェスト遵守を誓わせたことがウリの民主党だが、
この追加マニフェストにも再署名させたのだろうか。
折角「マニフェスト選挙」に持ち込んだのに、その安易な乱発は
マニフェストの値打ちを下落させる危険もなきにしもあらずである。
また、その追加マニフェストでは、
北朝鮮への経済制裁を含めた厳しい姿勢が打ち出されている。
かつて「拉致被害者5人を北に返せ」などと幹事長が口にしていた政党とは
思えないが、このように外交方針がフラフラ、コロコロ変わる党の信頼性は
どうなのであろう。
更に菅代表は昨日、沖縄駐留の米海兵隊の国外移転を要求する考えを打ち出した。
誰だって自国内に外国の軍隊なんか、ない方がいいに決まってるし、
特に現に存在している沖縄似とっては尚更であるが、
これから政権を担おうという党がこの選挙戦のさ中になって
共産党か社会党張りの「在日米軍撤退論」を唱えることは是か非か。
もともと外交・安保はあまり選挙の争点にならないと言われる。
しかし北朝鮮情勢が緊張して、かつてなく関心が高まっている現在、
内政・経済面では結局、自民・民主両党ともさしたる決定打を打ち出せないだけに、
ひとつの鍵と成り得るだろう。

小泉首相は、
「(今回の選挙は)小泉首相か、菅首相かを選ぶ選挙だ」と言って、
今現在ではまだ連立与党の半分でしかない民主党をわざわざ対等視し、
ある意味では「援軍」までしてくれている。
日本に真の二大政党制が根付くのか、
そして民主党の政権担当能力が問われている。


2003年11月01日(土) 田中真紀子を当選させたら新潟5区の有権者は人間性を疑われるぞ

邦人留学生らの寸劇に抗議デモ 中国の大学文化祭

言うまでもなく、全体主義国家である中国には本当の自由などというものはない。
従ってこのような大規模なデモまたは集会というものは、
100%、中国当局の指示または許可によるものである。
日本人留学生による寸劇そのものは事実だったとしても、
その火種を拡大してここまでの反日デモに仕立て上げたのは、
中国共産党の意思によるものだ。
そうすれぱ朝日を先頭に中国の御用メディアが日本でも騒ぎたてるし、
その圧力を背景に中国側が日本政府に注文をつけ、
またぞろ譲歩を引き出すことができる。
そういう魂胆は見え透いているのである。



真紀子爆弾炸裂!「小泉は安倍の腹話術師」

真紀子、拉致で大暴言「子供帰ってこない」

実に酷いものだ。こういうのはもう、毒舌という範疇を越えている。
よく小泉を独裁者呼ばわりしたりヒットラーになぞらえたりする愚か者がいるが、
少なくとも小泉は他人に罵詈雑言を浴びせたりはしない。
むしろ人身攻撃を人気取りに使う真紀子のやり口こそ女ヒットラーではないか。

その昔、田中角栄がロッキード事件の被告の身でありながら
常に最高得票で当選することに対して、
当時の旧新潟3区の有権者の倫理レベルの低さが叩かれ、
嘲られたものだ。
しかしそれでも角栄は支持され続けたし、
地元民から親しまれ、崇められもした。
朝日新聞を筆頭とする進歩派マスコミは角栄をただ「金権」
と斬り捨てたが、しかし角栄が人々から支持された理由は、
それだけではない。
雪深い裏日本・新潟から裸一貫で上京して
門閥も学閥も閨閥もなくたった一人でのし上がった角栄にとって、
唯一の拠り所は結局、故郷新潟の彼を支持してくれる選挙民たちしか
いなかったからだ
だから角栄は彼等を愛したし、そして彼等によって角栄もまた愛された。
角栄は本質的に人の心の機微の理解できる政治家だったのである。
しかるに娘の真紀子は一体、何であろうか。
厚顔無恥。
冷酷非情。
角栄とは、似ても似つかない。
もし新潟の選挙民が真紀子に角栄の幻を見ているのなら
それは大きな間違いである。


田中真紀子氏、「比例は民主に」 演説で投票呼びかけ

民主党良かったね、
真紀子がラブコールに応えてくれたぞ。
しかし朝日新聞は、真紀子の暴言は全く伝えないくせに
こんなことだけは掲載するわけだ。
朝日新聞の情報操作、恐るべしである。


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