亀井氏、「天皇は江戸城から移っていただく」>自民党総裁選に立候補している亀井静香氏は17日午前、
>党青年局主催の討論会で首都機能の移転について
>「首相になったら(天皇には)茨城でも京都にでもお移りいただく」と述べた。
>理由に関しては「天皇は文化的存在で文化の一部そのものだ。
>そういう方に権力の象徴である江戸城に入っていただいたことは間違いだ」
>と説明した。
総裁選の公約で、よりにもよって「天皇を江戸城から移す」っていったい、
何を突然言い出したんだろう。
しかも、京都はまだしも茨城って、何の脈絡があるのか??
茨城といえば水戸・・・まさか天皇と水戸黄門を混同しているんじゃあるまいな。
個人的には、文化論として天皇を京都に置くべきだというのは、
ひとつの見識だとは思う。
だが、皇室の存立にも関わるこのような重大で微妙な問題を
これから首相になろうと思っている政治家が唐突に持ち出すセンスを疑う。
それにそもそも「茨城でも京都にでも」と、どこでもいいかのような話なのだから、
理屈にも何にもなっていないのである。
亀井はかねて「小泉再選は500%ない」だの「70歳以上に一律400万配る」だの、
殆ど誇大妄想としか思えない気味の大言壮語を吐いていただけに
これはやはり、惨敗が確実になったことで、とうとう本格的にアタマがイカレた
のではなかろうか。
総裁選が終ったら、直ちに強制入院させたほうがよさそうである。
道頓堀川ダイブで男性死亡 欄干上った際に押される?第三者が背中を押したのが事実ならばこれは列記とした犯罪であり、
それ自体は許しがたい。
ただ、この被害者にはあまり同情する気がしない。
もしただの通りががりの酔っ払いが突き落されたのなら気の毒だが、
この被害者はその前にも複数回飛び込んでいたとのことである。
自分で飛び込むのと突き落されるのでは危険度が違うのは言うまでもないが、
そのように飛び込むこと、そして、そもそも「橋の欄干に上がる」ことが
危険なのは、いいトシした大人ならば承知しているはずである。
やはりこれは自業自得と言うほかはない。
石原慎太郎東京都知事がまたしても障子紙破り、いや横紙破りなテロ容認発言で物議
をかもしている。
その陰で、これが自民党総裁選での亀井静香応援演説の中の一コマだったことはさっ
ぱり忘れられている。
マスコミも含めた反小泉陣営の目論みでは、人気の高い石原知事の力を借りて亀井
ムードを盛り上げる胆だったのだろうが、石原発言に話題をさらわれて、
肝心の亀井の影は薄くなってしまった。
そればかりか、亀井は言わなくてもいい石原発言の擁護までさせられる始末。
さすがはコミカル・カメだけのことはあって、全て裏目、裏目である。
でも、もしかしてこれは、カメ爆死を狙った石原知事の深慮遠謀だったのではないか。
日経によれば、
「亀井氏が意向、敗れたら石原新党」だそうである。
よく見ると、どこにも「石原新党」などとは一言も言っていないのだが、ただ、カメが慎太郎に義理以上の
多大な期待をしていることはわかる。
だが、もう石原ブランドも賞味期限切れではないか。
銀行税訴訟は和解するとはいうものの、これから2344億円ものカネを都は銀行側に返還しなければならないのだから、大失政といっていい。
これを放り出して「石原新党」などというのは、「食の祭典」の大赤字で自殺者まで出しながらトンズラした北海道の横路の再来である。
第一、小泉が再選後即衆議院解散に踏み切れば、新党を立ち上げているような余裕はないし、
そもそも慎太郎が亀井や野中と組んで新党ということ自体おかしい。
結局、慎太郎は亀井応援の名目であれ何であれ、ただ機会をとらえて持論を披瀝できればよかっただけで・・・
それに踊らされた哀れなコミカル・カメという図式ではないのか。