はかり売りの惣菜屋でサラダを頼んだ。店の姉ちゃんがサラダを量っている間、目の間に積まれていた唐揚げが目に入り、美味そうだから買っていこうと思った。姉ちゃんに「他に何かございませんか？」と訊かれたら「唐揚げも一パック」と答える心づもりでいたが、いきなり「唐揚げもいかがですか？」と言われたので、なんとなくムっとして、思わず「何もいりません」と言ってしまったのだった。
唐揚げが食べたい。今、とても。
キャプテン・フューチャーシリーズの舞台が2015年で、25歳のキャプテン・フューチャーが1990年生まれだなんて！ 1990年生まれだなんて！ 1990年生まれだなんて!!
六月に確認した時には、年齢（70）の割には今年の大河ドラマを楽しんでいた父だが、八月に再確認すると「最近はいただけない。それでも見続けてはいるが毎回失望させられる。もう見ないかも。特にあのおりょう（龍馬の恋人のちの妻）は許せない」と憤っていた。世によくある大河批判全てを許してきた父の憤慨ポイントが「おりょう」だったとは。いったいどんな思い入れが「おりょう」にあるのか、父よ。
「シムピープル 鬼畜」のキーワードで検索してきた人は、いったいどんなものをお求めなのか知りたい。
電車の中で先輩に説教されているサラリーマンがいた。
ボク「ボクも悪かったと思います」
先輩「ボクも？ ボクは、だろ？」
ボク「………」
先輩「お前はいつもそうだよな。『ボクも』みたいな言い方で、自分だけが悪いわけじゃないって主張するんだよ。いいか、お前が悪いんだ。お前の責任なんだ。他の誰かのせいにするな」
ボク「……すいません」
ちなみに「ボク」が謝った理由は二人で喋るの夢中で、降りる駅を乗り過ごしてしまったことである。
はかり売りの惣菜屋でサラダを100ｇ頼んだ。店の姉ちゃんが目分量で何度か小分けしてサラダをパックに入れていき、はかりが96ｇになったところで、私は面倒なので「それでもういいです」と言った。しかし、姉ちゃんは私をちらりと見たが、無言のまま何も聞いていないような顔でサラダを足し、はかりは104ｇになった。姉ちゃんが「４グラム出ますがよろしいですか？」と訊いてきたので、私はにっこり笑って「きっちり100グラムにしてください」と言ったのだった。
そういえばこの間、実家に帰った時、いつもなら私が前回の帰省以降に出た巻をまとめて買っていた『バカボンド』が、最新刊まで揃っていた。親父はついにコミックを自分で買うスキルを身につけたようで、漫画など見向きもしなかった頃から比べるとたいした進歩である。
『世界の中心で愛を叫ぶ』が売れているという話を聞いても、自分の周囲では誰一人、読んだ人も観た人もなく、話題にすらのぼらないので、よその世界の話のように思っていたら、本日電車で隣に座っていた若い女性が、本を読みながらハンカチで涙を拭き拭き嗚咽を漏らしている現場に居合わせ、ちょっと驚いたものの、その時『だめんずうぉ〜か〜』（文庫版）を読んでいた私とはやはり別世界の住人のようだった。
入れ替わりで夏休みを取ったので、11日ぶりに再開した上司と私は積もる話に花を咲かせたが、互いに自分の話をするのに忙しく、全く会話はかみ合っていなかった。
天才卓球少女には特に思い入れはないので、得点した時の「たー！」だか「しゃー！」だか「にゃー！」だかで物議をかもしているかけ声にも興味はなかったが、オリンピック番組で「あれはなんと言っているのか」と問われ、「（恥ずかしいから）秘密です。くしゃみをしたら『今、何て言ったの？』って訊かれるようなもの」と照れくさそうに答えた卓球少女にちょっと萌え。
五輪も日程の半分が終了したが初日頃にあった嫁谷の金メダルのことなど遠い昔に起きたことのよう。
普段何気なく聞き過ごしているが、いまだに高校野球の応援ブラスバンドの曲に山本リンダの『狙いうち』を使うセンスはどうなんだ。
愛ちゃんは何歳まで「天才卓球少女愛ちゃん」と呼ばれるんだろうかということよりも、「愛ちゃん、愛ちゃん」で緒戦からテレビ中継し、ベスト16に残ってよくやったと褒めちぎられ、ベスト８には残れなくて残念というニュースを何度も何度も聞かされる中、ひっそりとベスト16に残り、やはりベスト８には残れなかった残り２人の卓球の代表（藤沼亜衣、梅村礼）のことを少しは触れてやれよと思うわけです。
ＮＨＫでは現場に人員を割かれているのか、地上波、ＢＳのオリンピック番組の仕切りには若手アナを多数起用しているようだが、若手だけに質はいまいちで、とりあえず「ファンデンホーヘンバント（オランダの競泳選手）」を噛まずに言えるようになってください。
やはりスポーツはライブで見ないとね。
朝起きてきて、ニュースで結果を知ると、
「へー、金獲ったんだ。やったなあ」
みたいな感じだが、ライブだと、
いけー！ がんばれー！ しっかりしろー！
あー！ うそー！ やた！ やったー！
うわー、どうしよう。どうしよう！
失敗しろー！ 落ちろー！
（いや、相手の失敗を願うなんて人として）
ああっ！ 落ちてるし！ ありがとう！
いや、君も頑張った。よく頑張った。
うん、うん。
（一生言われるんだろうなあ、あんときお前が落ちたから…とかなんとか）
よし！ あと少し！ 頑張れ！ 落ち着け！
えー！ なんで今のがそんな点？ 失敗したじゃん！
解説の小西さんも、「減点ですね」って言ったじゃん！
お前ら審判に裏金払ってない？
つーか、双子で「ハム兄弟」て！
負けんなー！ あぁっ！ うおー！
ぎゃー！ そこだー！
おわー！ あえおいあー！！
勝った？ 勝った！ 勝ったー！！
やっっったぁあぁあぁ！
日本！ 勝ったぁぁっ！
みたいな感じで、感動の量が全然違うよね。
女子バレーの実況と解説は超ポジティブシンキングであるが、ほどほどにしておかないと、ニ敗後の解説者の「日本は守りに入ってますね」というコメントに、うちの母にさえ「これでもかってほど大負けして一体なにを守ってるわけ？」などと突っ込まれる。
柔ちゃんを嫁にもらったほうなのに、つい「谷の旦那」と呼んでしまう、そんな谷くん。
私「ハーゲンダッツのあずきが美味しいよ」
母「ああ、ハーゲンダーツね。あれは美味しいね」
私「ハーゲンダッツね」
母「そうそう、ハーゲンダーツ」
で、食べたくなり、買いに行ったところ、取り敢えずハーゲンダッツはありましたが、あずきはありませんでした。
それでもテレビのチャンネル数は東京よりも多い、そんな田舎なのでした。
実家につくと、わんころどもに超大人気。ただし３分間だけ。しかも誰が来ても同じ反応。
『バカの壁』に続き『死の壁』もヒットしたせいで、公演に呼ばれたり、テレビに出演したりするたびテーマに合わせてトークに「○○の壁」というタイトルをつけられるようになった養老孟司はそのうち『「○○の壁」の壁』について考えなければならなくなるに違いない。
グーグルの検索で「薄毛」というキーワードで日記を見にきた人を心の友と呼ぶことにしました。
毎度お馴染み「ふたりは仲良し」の時間です。
ちなみに休み明けのせいでしょうか、「たねを超えた愛情」ってなんだろう、としばらく考え込んでしまいました。
この時間も予定を変更して「地上の太陽その２」をお送り致します。
この時間は予定を変更して「地上の太陽」をお送り致します。
先日行った病院は芸能人御用達系の印象があったので、会計待ちをしている時の呼び出しで「伊集院静様」というアナウンスを聞いた時には、思わずさりげなく周囲を見渡してしまった私がその時頭に思い浮かべていた太ったでかい男の映像は、静ではなく光の方だと気づいたのは結構あとのことで、さらにその後、静にしても光にしても、病院で筆名や芸名は使わないことに思い至り、それならあの「伊集院静様」は保険証に記載されているであろう本名で、この世に実際に存在するそのような名前のお方はどのような風貌だったのだろうかと思う日々。
この間から何故かファンでもないのに叶姉妹の最新ヌード写真集が欲しくなり、それだけでもどうかしているような気がするのに、会社に届いたお中元のお裾分けでもらった図書券で購入してもいいものかどうか考えている。
昨日、ふとんに入ってからふと面白いことを思いつき、わざわざ起き出して忘れないようにメモを残しておいた。
印象→象印
「印象（いんしょう）」をひっくり返すと「象印（ぞうじるし）」になるんだ！ ということを思いついたらしいが、いったいそれの何が面白いと感じたのか、昨日の自分を問いつめたい。
昨日の朝聞いた時には寝ぼけているのだと思った。昨日の夕方聞いた時は商店街で流している音と聞き間違えたのだと思った。あるいはそろそろシーズンなのでどこかで練習をしているのかもしれないとも思った。しかしどうやらＪＲ高円寺駅の発車ベルは阿波踊りのお囃子リズムになったらしい。
病院の診察室で、先生の頭頂部に数束だけ立ち上がっている寝癖が鬼太郎のアンテナのようだと思ったら何故かツボに入り、可笑しくて可笑しくて、しかしここで笑ってはいけないと思うとますます可笑しくて、診察中も笑いをこらえるのに必死で、真面目な顔で診断結果を話されても聞いているどころではなく、「手術しましょう」と言われても吹き出しそうで、そんなこたあどうでもいいから笑いころげたい、みたいな。
フリーセル 11982
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