後悔日誌
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2003年01月31日(金) 城下町


遥か沖からボートを出して城下町に上陸した。

ここの所、寒いからあんまり乗り気じゃなかったんだけど。
「お前の好きな道100選があるぞ。」と、先輩に言われて急に元気になった。


佐伯には城こそ残っていないが、山の上に立派な城壁がある。
かなり急な坂道を上がり、汗をかきながら本丸へ向かう。
昔の人はこんな所で生活してさぞかし大変だったろうに。
とにかく眺望は素晴らしく、街並みに川、そして海と山の大パノラマ。
殿様はこれを独り占めにしていたんだろうね。
国木田独歩も愛したというこの街は、確かに雰囲気が良かった。


さて、買い物に行ったら魚が安くて驚いた。
大きなアジも一匹90円。まだ生きてるイカも一杯130円。
キビナゴなんかも買い足して両手一杯で買出し終了。

やっぱり面白いね、九州。



2003年01月28日(火) 回想


頭の中に寂しげなピアノの曲が流れている。
曲名は知らない。


好きな映画の中に、「ショーシャンクの空に」というのがある。
刑務所内で繰り広げられる人間ドラマで、平凡な日々が淡々と描かれている。

映画の中で長い刑期を終え、出所する老人が出てくる。
外の世界に馴染めず、最後は自ら命を絶ってしまう。
ホテルの壁にBrucks was here. と残して・・・。
とても切ないメロディーのシーンだ。



映画のワンシーンが回り続ける。
先輩は、最後に何を思ったのだろう。



2003年01月22日(水) 下地島


やりすぎたナ・・・。
朝方までひっかけた泡盛のせいで頭のてっぺんまで熱い。
とても観光など出来る訳もなく、ただ空想の中を彷徨う。

体が動き始めたのは昼過ぎ。
妙に沖縄そばが食べたくなって外へ飛び出した。


空に雲はあれど、なかなかの好天。
太陽が差し込むと海の色が急変して南の海になる。
なんだか無性に隣の島に行ってみたくなった。


伊良部島、下地島は宮古島の西に浮かぶ島で、船で15分程。
二つの島が珊瑚で囲まれ、さながら一つの島のようになっている。

まったりとした空気で時計の針が止まっている感じな島。
さとうきび畑を抜けた先にある空港まで走った。

ここ下地島の空港は国内唯一のパイロット訓練飛行場だそうだ。
ジャンボジェットが一機、離着陸を繰り返していて見ていて飽きない。


それにしても店がほとんどない。
念願の宮古そばに辿り着いたのは夕方過ぎだった。
帰りのフェリーの時間もあって、のんびりとはいかなかったのが悔やまれる。



楽しい時間は早い。
またね。



2003年01月21日(火) トライアスロン


宮古島といえばトライアスロンの地。
3km泳ぎ、200kmの自転車、そしてフルマラソン。

これはと思い、自転車で出発した。
道路はとても良くて、風も気持ちがいい。
先輩たちにくっついて走っていたんだけど、50kmを越えた所で異変。
体が動かなくなっちゃった。

完全な運動不足とスタミナ切れ。
先輩たちのロードレーサーに比べマウンテンバイクは疲労度が倍増なのだ。
襲いかかる坂道に絶望しながら走る。
時間は過ぎ、島内一周を諦めるがなんとか北と南の端には辿り着いた。


宮古そばをすすり、ゆっくり休憩した。
絶壁の下に珊瑚の海、遥か沖にはリーフの波が立つ。
いい景色だ。


休憩が良かったのか、帰り道は足取りが軽かった。
総走行距離91km、なかなかのもんでしょ。



2003年01月20日(月) 星


また一人、星になった。


子供が産まれ、マイホームを買ったばかりなのに。


悔しいね。




ご冥福を祈ります、先輩。



2003年01月19日(日) 全壊


宮古島の夜が明け、色々な噂が聞こえてきた。
完全にぶち壊れた後輩くん。
午前中は完全に死んでたね。

さて、そんなになっちゃったのには訳がある。
こっちの飲み方は豪快そのもので、水差しの中に泡盛の水割りを作って飲む。
そして、”おとおり”というもう1個のグラスがぐるぐる宴席を回るそうだ。
そのグラスを貰った人はとにかく中身を空けて、次の人に渡さなきゃいけない。
それがいつまでも永遠に続いて・・・。


宮古の夜も面白いね。



2003年01月16日(木) 宮古島


夏の雲、夏の海。
とても1月とは思えない陽射しに、ついつい半袖になった。

魚たちも元気がいい。
先輩から譲ってもらった釣り竿が、予想以上に良くって仕事も忘れてしまいそう。

さすがは西の島で、日の出も遅いが日没も遅い。
午後7時を過ぎた頃、ようやく辺りが暗くなるなんて最高だね。


やっぱり夏が好き。



2003年01月13日(月) 余所見


彼女との結婚を考えて、買ったゼクシィが転がっている。

お決まりの結婚式はしたくないという彼女。
それじゃと、突拍子のない事を提案すると決まって電話が切れる。

お互い勉強しなきゃいけない。

それにしても就職試験みたいな気分だ。
なんか葉書きが一杯ついてて、やたらに分厚くて読む気がしない。

あの本の一番いいとこは実は表紙。
外人モデルさん、かわいいよナァ。

なかなか活用できないあの本。
今日も重しのまま。



2003年01月12日(日) 東京灯標


勢い良く出港したが、実はまだ東京。
検疫錨地の隣で整備作業が続いている。

さて、東京の沖に一風変わった建物がある。
海の上に展望レストランのような円盤状の建物と灯台が仲良く立ってるのだ。

実際には人は住んでおらず、昔の詰所の名残?という事だが気になる建物だ。
それこそ本当にレストランだったら独創的なのに。


夜になれば、さすがに灯台らしい。
ピカッ、ピカッっと、二回閃光するのが東京灯標の特徴だ。

部屋の中まで届く閃光を楽しみながら布団に潜り込んだ。



2003年01月11日(土) 不健康


体のあちこちが痛くなるのはどうしてだろう。
足の裏が突っ張ったり、右手がむくんでみたり。
どうも今年は健康運に愛想を尽かされている。

酒をやめれば寝れない長い夜。

それもまた、つらいし・・・。



2003年01月09日(木) 浜松町


いよいよ東京を発つ日だ。
寒い早朝の電車で仮眠を取りながら港へと向かった。

途中、浜松町の道端で霜柱を見つけた。
あまり背は高くないのだが踏んでみたくてたまらなくなって花壇に侵入。
あのザクザク感がたまらない。

東京ではめっきり減った霜柱。
いつからこんな珍しいものになっちゃったんだろうか。
霜柱に重ねる思い出は昔の事ばかり。


船は定刻で岸壁を離れた。

次の港は平良。
沖縄の西に浮かぶ宮古島は、きっと夏の空だろう。
心の中に冬を仕舞った。



2003年01月03日(金) 吹雪


雪見酒。

杯にポチリ、雪が舞う。
このまま銀世界になっちゃうのも良いナァ。



2003年01月01日(水) 逆風


2003年は逆風な年だ。

武蔵の国の神様に挨拶を済ませ、願いをこめたおみくじにそう書いてあった。

”凶”

書いてある事はさすがに良くない。
いつもは持って帰るおみくじもさすがに結ばざるを得なかった。




前に大凶を高尾でひいた。
見事、志望校に合格したあの年だ。
予備校の仲間と総出で山登りしたっけな。
もう、10年近いか。

あの時も結構落胆して、慎重になったっけ。



今年は慎重に行こう。
心に誓った。



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