ひとやすみ 〜 アクアな生活 2005年07月31日(日)
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かわいいっしょ?
お子さまが遠足でザリガニを捕ってきた。 >>今度はザリガニだよ。
エアーと濾過装置、砂と水槽も買ってアクア〜な生活。
ただ、水音がコポコポ、ザリガニが時々動く、それだけなのにかなり楽しくて、
30分でももっと、ずーっと不思議そうに眺めてしまう。
初日はゆでたほうれん草を食べた。次の日はワカメとアカムシ(ヤゴの残り)。
今日は朝ご飯の野菜スープのゆでたニンジンをポンっとあげた。
結構野菜好きでガツガツ食べる。今朝はなんか必死になってはっしと抱き込んだまま、
あんまり動かないので食い過ぎて死んじゃったのかと思った。
箸でとりあげようとしたら必死で追いかけ、はさみで戦い、平らげました。
これだけ食いっぷりがいいと感動ーです。
アクアな空間に見た目と音は涼しげだけどねー。 連日暑いねー。(←室内熱中症状態)
by HPY
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相変わらずやってます。(模写続き) 2005年07月27日(水)
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前回の事が杞憂で良かった。昨日、今日と集中して制作できた。
時間は短め。コンパクトに5時間程度。カーテンとテーブルと服。
右が模写中、左が画集コピーの原版。
まだまだ先は長いなぁ。半年ぐらいかかっちゃいそうだ…(眩暈)。
by HPY
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求む、単調な日々!! 2005年07月25日(月)
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連休中はひたすらお子さまと遊ぶ。
…というか、これは母としても義務なのだ。
そうとでも決めておかないとお子さまをおばあちゃんに預けっぱなしで、
日夜延々と描いてしまう。
休日はお子さまと遊ぶ。絵は描かない。
(だから連休は気持ち複雑。遊ぶの楽しいけど。)
自転車に乗れるようになった!やったー!
バスケの初試合!負けん気の強そうな顔して、あんな顔初めて見た!
生後まもないネコを拾ってしまった!里親見つかった!
でも死んじゃってお墓を作った…。 >>photo
そんなこんなで先週は、絵の事を微塵も考えなかった。
先々週は昼夜構わず仕事が入り、絵をゆっくり制作する時間がなかった。
そして今週月曜、2週間ぶりに落ち着いてアトリエに…。
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か、描けない…。描けないでやんの。 (ガーン……!)
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アトリエに行けば描く、という風に儀式化されてたのに、
全然筆を持つ気にも画集を見る気にもな〜んにもならなかった。
眠くなったから、天気も晴れたり雷雨の繰り返しでヘンだし、
ご飯食べて帰っちゃった。
こんなにあっさり、まるで最初からなかったように、
「絵」を忘れられるなんてちょっとびっくり。
生活必需品ってわけじゃないし…。なくても生きていけるのかも…。
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(いやいやいや………。徐々にでいいから復活を!)
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混合技法作家、川口起美雄さんインタビュー、
共感の多いインタビューだった。
メンバー(学生記者)が取材後に感じたことも同時に記載されていて、
彼らは『ある職業につくまでには決まったルートはない』の点に強く惹かれていた。
それもいいけれど、わたしは断然ここに共感だー(↓半泣き)。
ですが、社会や現実は絶えずそこにあるものですから、それは意識しないといけないと思いますね。
ものすごく単調な日常がないと、僕らの作品というのは生まれてこないんです。現実という裏打ちがないと、本当に絵空事の、何の意味もない絵になっていってしまいます。
求む、単調な日々!!
自分の考えてる事より早く動かない世界!
by HPY
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絹の水張り失敗と修復研究の本 2005年07月13日(水)
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キャンバスは細かい目の方がいいだろうと、
日本画の絹を使ってみようと。ネットで調べたけど大した情報掴めなかったので、
本を一冊読んだ。
◆図解 日本画の伝統と継承―素材・模写・修復
東京芸術大学大学院文化財保存学日本画研究室 著
これはなかなか面白い。図解で修復まで説明してあるところがよい。
経年・保存で作品がどんな状態になり、修復していくか。
どんな破損があるからどんなことに作者は気をつけなくてはいけないのか。
…って、そこまでは書いてないけどさ。
模写の実践写真があったので、それはとても参考になった。
こんなので、油彩画のもあればいいのになぁ。芸大って(研究室は)スゴイな。
あ、それでね、絹を膠張りじゃなくてパネルに水張りしてみた。
見事失敗。(苦笑)
こっちはとりあえず全部塗ってみた。
これから輪郭線をとって、少なくともこの中間色に明部・暗部と
3つに分ける。細かい描写はそれから。
今週は仕事が続く。寝不足は敵だ!なので、
早々に切り上げる。
by HPY
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顔料を買う。黄金テンペラ・その後の展開(展覧会感想) 2005年07月11日(月)
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顔料を買ったので、念願の周りを塗ってみた。
ちょっと黄色っぽすぎたかな。
パレットに出す色は限定なので、
使用色はすぐ分かる。周りはイエローオーカー、
チタン白、ローマンレッド、テールベルト。
カーテン部分はバーミリオン。
新規購入色は、ホルベインのローマンレッド(赤茶色)、
バンダイキブラウン、テールベルト、
松田のセピア。セピアは松田でしか出してない。
テールベルトはホルベインのが一番色が薄めでいい感じ。
他のメーカーのは色が黒すぎるように思う。
ローマンレッドは同じ赤茶系でも、
ライトレッド、バーントシェナより柔らかい感じがする。
あと買ったのは、ガラスの練り棒(小)!!
割引効いて1,400円ほど。
やっぱ道具があると違うね。かっこいいし。(^_^)v
今までパレットナイフで水練りしてたのだけれど、
練れば練るほどいい絵の具ができるらしいし、
パレットナイフだと変なところに力が入って手が痛くなるので、専用の練り棒。
あぁ、だけどちょっと小さいから別のところがやっぱり痛くなる。
もう1,000円足して大きい方を買えば良かったかなぁ。
下描きのラインに沿って、二度塗り。二度塗りするとムラが目立たない。
卵黄テンペラ特有の半艶が綺麗。
この段階で、影つけとか何にもしてないんだけれど、
抽象的で幾何形で、なんか面白いぞ背景。
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土曜日は細迫 諭さんの作品を見に行った。>>ギャラリー上原・ページ真ん中辺り
金箔も貼る板地の木目を活かしたテンペラ作品。
いやぁ、板地の木目を出すってのは以前トールペイント見てから
自分、やりたかったんだよね。でも古典技法バリバリ勉強中だったので、
技法書で、現代化学塗料の羅列にイマイチ躊躇してた。
さ、先を越されてた〜〜〜(笑)。
木目や木の形を活かして描写も見事だなぁ。
でも、何より感動したのは、
見せ方がすごく楽しいの。うん。楽しい。眉間に皺寄らない。(^_^;
オーソドックスで、くそ真面目になってもいいモチーフなんだけれど、
周りのサイドに金箔貼ったり、額縁も手製だったり、手作りメノウ棒も見せて頂いて、
ちょろっと金箔貼ったりして、遊び心も満載、
もう手作りが楽しくてたまんない〜〜〜〜!!そんで技術も確か〜〜〜!!!
…という感じの作品群でした。多作もスゴイけど、多作だからこそ、かも。
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日曜日は、上野にお子さまと芸大美術館の旧館の方に行く。
目的は、目黒区美術館・ワークショップで助手をやっていた方が、
今、芸大院生たちが同じような模写をやっていると紹介してくれたので、
参考&勉強に観に行った。
>>−黄金背景テンペラ模写と現代における展開・構築−
概要は、ここが一口で言い当ててる。 西洋絵画の画材と技法・宣伝用掲示板[225]
フラアンジェリコなどイタリア初期ルネッサンスのテンペラ画模写作品
(木島隆康+保存修復油画研究室修士学生他、油画技法材料研究室修士学生他)
約40点を陳列館1階に、現代におけるテンペラ画の展開・構築を例示する作品
(田口安男、坂本一道、佐藤一郎、大西博+油画技法材料研究室修士学生他)
約40点を陳列館2階に展示します。
いわば、東京芸術大学油画技法材料研究室と保存修復油画研究室が
ここ十年あまり共同でテンペラ画に取り組んできた研究成果の公開ともいえるものです。
木島先生のフラ・アンジェリコの模写がめちゃくちゃ綺麗だった。
思ったより白っぽくまとめてる。
イタリアで見たサン・マルコ寺院のフレスコ・受胎告知は
そういや白っぽいイメージがあったから、
元絵もそんな感じなんだろうな、と思う。
学生&自分は色を使いすぎかもね。
二階も面白かった。黄金テンペラのその後の現代風展開。
佐藤先生は布地銀箔、田口先生のは初めて見ちゃった。
自分はそんな感じでバイブル化してた本の作者の作品をじっくり見てた。
お子さまは他のおもちゃのような箱の作品や
(わたしも気に入ってた!おぉっと、今調べたら坂本一道名誉教授の作品だった。
作品がめちゃくちゃ若い感じがするから、若い人の作品かと思った…)、
おっぱいの絵などちょっとお下劣入った作品が気に入ったよう。
小二のお子さまは現代美術が好きだ。
それは直感的で分かりやすく、珍妙で面白い(全然難しくない)のと、
おもちゃ感覚が楽しいんだろうな。
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この、現代美術が(特に芸大系)イラストっぽい、おもちゃっぽいというのは、
どういう事なんだろうな。
おもちゃっぽいは、エンタだと考えていいのかな。
(ラン・ランもエンタでかっこよかったし。)
先の細迫さんのもおもちゃ箱のようで楽しかったけれど、
小さい分小粋な感じが。
アートと工芸、アートとおもちゃの差って、
根本的な違いは値段だけだったりして。
アートがおもちゃに影響受けて、
おもちゃがアートに影響受けてるのかな。
自分のくそ真面目な絵も、そのうち変わっていくのかも。
そんなことを思ったり。
でも、フラアンジェリコはスゴイね。
圧倒的にスゴイ。だから芸大の展覧会で一番良かったのは
やっぱり木島先生のアンジェリコの模写。
(…と坂本センセのおもちゃ箱みたいなヤツ。)
by HPY
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キャンバス地・テストピース制作 2005年07月02日(土)
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キャンバス金箔実験に、テストピースを作りたい。
キャンバスをパネルにいちいち張ると、0号でも大きすぎるし
だいいちパネル代がかかる。
キャンバスボールドとキャンバス布じゃ質感が異なるから、ボツ。
お金も対して節約にならないので、それも困る。
んー。あ、ベニヤ切ってキャンバスボールドタイプをつくりゃいいんだ。
フナオカキャンバスボールド、このページを参考に作ってみた。
端切れベニヤは、階下・木工場のお義父さんに貰えるってのがミソ。
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ラワンベニヤはヤニがしみ出てくるし、虫が喰うので絵画では使うな、
と言われているが、敢えて使う。とりあえず前膠を二回塗って目止めする。
片面だけ膠塗ると反るので、裏面も忘れずに。
キャンバスは膠貼りするか、裏面だけ貼るか、二種以上作る予定。ハガキ大。
キャンバス地を切る。
あらかじめ袋貼りにする余白を、少し斜めにカットしておく。
これは膠貼りしないで、裏面を両面テープで留めたもの。
キャンバスと板が貼られてないと、描いている時、少しプカプカ浮いた感触がある。
できれば貼りたいかな。ラワンじゃなけりゃ。(^_^;
2回程度の目止めで本当に食い止められるのかな。テスト終わるまで
当分(数年〜)懐疑的だわね。
虫食いは合成樹脂の方が食い止められそうな気がするけれど、どうなのかな?
アクリル・ポリマーメディウム貼りでもいいけれど、膠の方が安い。
湯煎、一手間かかるけれど、お茶用の電気ポット一台あれば、OKだし。
水でうめて30〜40度なんて指突っ込んで、簡単に計れるようになりました。
ちなみに10年ほど前、パーティクルボード(チップボード)に描いた絵は問題なし。
前処理なし。ジェッソのみだけど、全く問題なし。
それを考えると、手間かけすぎかな?
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テオ画材舗
に、クレサンキャンバスのサンプルがないか、問い合わせている。
和紙貼りより、目の細かいキャンバス使った方がいいと思ったから。
値段もその分高くて、参っちゃうんだけれど、
一度は使ってみたいよね、最上級キャンバスをさ。
そういや10年ほど前、日本製で最上級キャンバスと言われるフナオカ製使ってたな。
どうだったっけ。感想は…。忘れちゃった…。(苦笑)
ま、その頃は絵もヘタだったし、メモもとってなかったもんな。
by HPY
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金箔実験、メノウ棒購入、ワークショップ終了 2005年07月01日(金)
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目標は『キャンバス地とアクリルジェッソで金箔』。
理由は軽いから、鉄板削りはあまりに大変で、制作時間を喰われる。
アクリルジェッソは湯煎の手間もなく簡便だから。
いろいろ作ってみる。基本手順は、前膠、ジェッソ10回〜ヤスリがけ、
ボーロ4層、メノウ磨き、箔置き後・メノウ磨き。左から、
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練習すれば箔置きの技術があがるだろうけれど、
実際に絵に応用しないと。ということで、試しに一枚描いてみました。
金箔の上に卵黄テンペラは乗るが、食い付きがいいわけではない。
絵の具だけで行くところはあらかじめ箔を置かない方がやはりいいです。確認。
箔の金属質がキラーンとあっても、実はさほど美しくはない。
刻印したり、線描したり少し加工した方が、魅力が引き出されるような気がする。
華だよね。刻印。
とりあえずないので、買えばいいんだけれど、金も尽きてきたし、
テストだしで、今回竹串とボールペンの穴の部分でやってみた。適当。
あと、魚の間の部分は、グラフィート。ニードルで線描してみました。
テンペラ部分が引っかかれて剥け、金箔がのぞいてます。
これも結構面白い。油彩グラフィートよりテンペラグラフィートの方が、
乾き時間を待たなくていい分楽。
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はぁ…。
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>>「金箔用めのう棒(瑪瑙)をどこで買ったらいいのか」
>>「ZECCHI(ゼッキ)商品を日本で買う場合。めのう棒安っ!」
結局、京都博宝堂 ウェブショップで買いました。
幅6cmの大型平型メノウ棒、8,600円で安かった!送料は郵送で240円。
お店の人のメール対応も親切で融通きくし。お薦めです。
http://hakuhou-doh.com/index_028.htm
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目黒区美術館主催、
完全保存版・テンペラ画を描くに参加し、終了しました。
ワークショップ写真記録 >> 05spring >>完全保存版・テンペラ画を描く
ここに写真があって、もはや懐かしい…。自分も結構間抜け面が映ってますね。(恥)
ここまでしか終わらなかった。がはは。
まぁ、他のみんなも似たり寄ったりです。あとは自宅作業。
8月半ばに特別講評会があります。それまでにもう少し…。
by HPY
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