インドのPune市のOSHO Commune Internationalに滞在していた。
毎日いろんな瞑想法を学んだり、ボディーワークを受けたり、 インド音楽を聴きにいったりしていた。
OSHOのSannyasinといふものになると新しい名前がもらえると聞いていた。 OSHOはかつてバグワン・シュリ・ラジニーシと呼ばれていたインドでは 大層有名(かつ悪名高い*1)精神的導師で、 Sannyasinとは「探究者」とか「弟子」とかそういう意味だそうだ。
空遊は、親からもらった苗字と名前に満足していなかった。 「これがきみの名前だよ」と言われても、そんな頼んだ訳でもなければ 自分のセンスに合ったものでもないし、「自分の」名前と言う感じが しなくってサイズの合わない服を着ているみたいな居心地の悪さがあった。
新しい名前、しかもおそらくサンスクリット語の名前。 それはとっても魅力的に感じられたのだ。
「今度は、それなりに納得の行く名前がやってくるかもしれない。」
ほとんど事務的なものに過ぎない事務手続きを済ませてしばらくすると、 名前はもらえる、しかも御祝いまでしてくれるとの知らせがあった。
もちろん出席。
美しい音楽と、世界中のあちこちからやってきたSannyasin達の祝福の 中、新しい名前の書かれた紙と、素敵なネックレスをいただいた。 名前の意味は「覚醒」とか「宗教性」とか難しい意味だった。
とにかく私は自分のもらった新しい名前についてハッピーだった。
同じ時に名前をもらった友人達と正真正銘の本場インド料理レストランに 出掛けておいしいものをたらふく食べた。夜遅くまでいろんな話をしていた。
*1:インドの伝統や因習とは折り合いがあわなかったため。
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