冷たい雨の中、独り寂しく残業していると自動ドアの外にお客人が。外に出てお客人と話したところ、膝の上に乗り「少しだけ雨宿りをさせてください」と訴えるので、職員室へ迎えることにした。お客人はすぐさま毛繕いをはじめ、時々可愛い声で鳴き、ワタシに撫でられてとてもうっとりした顔をしていた。そしてワタシはお客人とのひと時に別れを告げ、「ねこがいます」との貼り紙を職員室に貼り、お客人を職員室に置いてきぼりにして家路についたのであった。 猫拉致監禁!↑投票ボタンです。押していただけると活力になります。明日も来るといいな。
猫拉致監禁!
このところ、小5のサキちゃんは反抗期。スクールへの提出物をワタシに催促されるや否や、「ちょっとぉー!さっき渡したでしょ!なんですぐキル田さんに渡さないの!いつもそこにふんぞり返ってるけどさぁー!スクール長としてキチンと仕事してよぉー!」とスクール長を本気で怒鳴り、慌てて小さな声で「だって忙しいんだよ、、、」とボヤキながら凹むスクール長を睨み返します。攻撃的なこの子の態度はスクール長にはかなり堪えるらしく、ワタシは「そういうお年頃だから、ね!」と彼を慰めるフリをして、心でガッツポーズを決めてます。あと1週間で彼ともおさらば。それまでの間、サキちゃん、思う存分やってくれ!だけどボヤっとしているとこっちにまで飛び火がくるから大変です。「キル田さんもキル田さんだよ!事務員さんなんだからスクール長が職員室に戻ってきたらすぐ確認しなきゃダメだよ!」「すっすびばせん、、、、。」サキちゃん、ほんとに怖いんだから、、、、。
開けたはずのブラインドが閉まっていたとか、階段を元気に走る音が聞えたりとか、静まり返った廊下から職員室を覗き込んでいる気配を感じたりとか、アレ?と振り返るとそこに居たと思われた子供がいなかったりとか。忙しくて頭がおかしくなったに違いない。そう自分に言い聞かせながら毎晩遅くまで働いています。「終わりましたか?」「まだ!動いちゃだめ!まだそこで待ってて!」あなたのまわりでそんな叫び声の聞えるスクールがあったら、それがワタシのスクールです。恥ずかしながら10時以降はこうへいくんをお供に連れてトイレに行ってます。
スクールにて、お子達から一番チョコを貰ったのは、なんとオレだった!イエイ!↑投票ボタンです。押していただけると活力になります。
来期引継ぎ作業の為、我スクールに新スクール長がやって来た。今まで縁のなかったエリアからの異動の為全くの初対面。いったいどんな方なのだろう、、、と朝からワクワクしていたワタシの前に現れたその男性は、な、なんか怖そう、、、。「ダンディーでクールなベテランスクール長」そう聞いていた前評判は、「強面で凄みがある組長」という第一印象に訂正された。引継ぎを終えお帰りになった後、たっちゃんに「なんか怖いよ、、、」と蚊の鳴くような声で打ち明けたところ、「大丈夫だって!いい人だよ!悪い人が菓子折りなんか手土産にやってこないよ!」と慰めてくれた。だけど、いただいた菓子折りから白い粉がポロリと出てきたらどうしようと、ドキドキした。そして、異動早々お願いしようと思っていた3月の有給休暇を申請する様を想像しただけで、バクバクした。大きな身体に少しチリっとした髪の毛、鋭い目つきと銀縁の眼鏡、低いボソボソした声、少し日焼けした腕には金のブレスがとても良く似合いそう。杉さま、、、、、ワタシは今日からあなたをそう呼ぶことにする。
チェオクの剣の最終回を観て、隊長が泣いた。鬼は外。福は内。鬼の目にも涙。5年ぶりくらいの涙。ラスト3分前に、隊長の頬を一筋の涙が勢いよく流れた。だが、確かにあの終わり方は惨すぎる。ワタシの鼻の下では、隊長の涙の10倍以上の鼻水が勢いよく流れていた。にいちゃん、、、、。↑投票ボタンです。押していただけると活力になります。