5行日記
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2004年07月21日(水) |
映画「スチームボーイ」 |
大友克洋の超大作映画。9年の製作期間、24億円の製作費(って大半は人件費?)。そりゃ、もう緻密で緻密な画。緻密すぎて、よく見えない〜〜〜。
大友さんは、アニメより漫画の方が断然いいというのが映画AKIRAを観た後の感想だったけど(それは人物が基本的に止まっているから?)、今回は、あーこの人は本当に、破壊されるモノ、壊される過程が好きなんだと思った。
と、いうか私が、大友さんの描く壊れるモノが好きなのかも。その代表がガラスが砕け散るシーン。漫画でもうっとりモノだったけど、今回のスチームボーイのクライマックスに、もうとっても綺麗な破壊シーンがある。このシーンだけでも、もっと大画面で観たいかも。
そして、舞台が19世紀で、ロンドン、スチームってことで蒸気がらみかと思ったら、なんつーのでしょう?高濃度高圧縮のスチームボールは意外や意外冷たそうで、というか液体窒素みたいに氷るので、観ていて寒くなった。映画館冷房効きすぎだし。
ストーリーは、単純すぎて、逆にちょっともうちょっとなんかあっても良かったんでは?ってのと、多分、スチームボールを暗に次世代兵器(核)を指してるんだろうな〜と思ったが消化不良。だいたいこんなに破壊しつつ、世界平和の大事をを言われても・・・。
でも、まー久々に日本アニメの大作を観た!という感じ。エンディングまで席は立てません。(もともと立たない派だけど)
予告でたっぷり観られた宮崎駿の新作「ハウルの動く城」も楽しみ。
スチームボーイ http://www.steamboy.net/
ハウルの動く城 http://www.howl-movie.com/
2004年07月19日(月) |
王子様キャラ〜ウルルンとあいのりと |
昨日のウルルン。
フランスのアルザス地方にジャム作りの妖精の元を訪れた松尾敏伸・・と言われても誰かわからない。まあ、それがウルルン旅行者。(真珠夫人の種彦さんとか最近だとビーバップで窪塚弟と一緒にやっていたらしいが見てない)
でも、まー素晴らしいくらいの王子様キャラ。ジャム作りの妖精というよりジャムおばさんなクリスティーヌさんも、瞳が恋する少女に変わっていたのがよくわかった。年齢差もあるから、「息子のよう」とか息子扱いしていたけど、普通、息子に花刺さないでしょー。(そして、それがよく似合う松尾くん)
料理も手際いいし、動物受け、子ども受けすべて良し。そして何より、いくつかフランス語単語を覚えて言ったところが良い。前からウルルン見ていて、なんでみんなちょっとくらい現地の言葉覚えないんだろうと謎だった。(あ、そういう方針であるのかもしれないけど)
で、この松尾くん、誰かに似てると思ったのが、あいのりの王子様、綾くん。元々モデル志望みたいだし、時代は王子様キャラが来る!?(ちなみに今日、会場大ブーイングの結末が・・。私も同じ気持ち。)
ウルルン http://www.ururun.com/
クリスティーヌさんのジャムが買えるサイト (注文しちゃいました。でも、完売の可能性大) http://www.e-amano.co.jp/
あいのり http://www.fujitv.co.jp/jp/ainori/
2004年07月13日(火) |
小説「クロスファイア」 |
先週の日曜日の選挙のついでに、久しぶりに図書館に行って借りてみた。矢田亜希子主演で映画化もされた宮部みゆきの超能力モノ。でも、いつものミステリー刑事モノでもあるけど。
読んだことあったっけ?と思ったけど、未読だった。やっぱ、ちょっとシチュエーションと話の進め方がさすがに似たり寄ったりになってきてるから?
宮部さんの刑事モノは、たいてい東京が舞台、そして江東区、荒川区辺りがよく舞台になる。出身地だから?
そして、実際に起きた事件をモデルにしてるな・・と思うこともしばしば。とくに人間とは思えない残虐で、でも少年と言われる年齢のため、法の裁きにかからない犯罪に対する思いというのを感じる。
このクロスファイアは、その犯罪者たちに対し、ある意味、制裁を与えている。でもって、読んでる方も、途中までは、すっきりする。でも、途中からやっぱ殺しすぎじゃ〜・・?の世界。
読んでる途中に見てしまった映画撮影当時の矢田亜希子のインタビューで原作の衝撃的なラストという単語を気にしつつ、二日で読了。
映画はまた違う終わり方なのかしら?このクロスファイアの前作「燔祭」と話を足して割ったような構成みたいだし・・・。
あ、でも宮部さんの映画化作品では、「模倣犯」の映画のラストがほんとに笑えるくらい別物だった。
2004年07月10日(土) |
展覧会「幻のロシア絵本1920-30年代展」 |
目黒(住所は白金台だけど)の東京都庭園美術館でやってます。しかし、この旧朝香宮邸、いつ壁塗り替えたの?
行く前の興味は、60/100ぐらい。でも、満足度は100/100。図録も買ってしまった。ほんとは復刻本が何本か欲しかったけど、お財布にそんなお金はなかった。
ロシア革命後のロシアで出版された絵本。日本人の個人コレクション展。原画はなしだけど、面白かった。印刷が悪いんだけど、味もあるし、絵本自体がすごく素敵。
だんだんと思想的になっていく経過も興味深い。
私自身、純粋に絵本作家になりたいとは思わないけど、作ってみたい気持ちはある。ちょっと製本面で真似したいものいろいろ。野望かかえつつ、美術館を後にした。
9月5日までやってます。 東京都庭園美術館 http://www.teien-art-museum.ne.jp/
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