恵比寿ガーデンシネマで単館ロードショー。

まだ２週目とあって混んでいた。観たい回が決まっていれば、朝から整理番号もらっておいた方がいいのね。ここは。今なら、東京写真美術館で文化庁のメディア芸術祭受賞展がやっている。（入場無料）

ちなみに、232席中で整理番号223だった・・・。すごい前で見た。

ベルリンの壁崩壊の前後の東ベルリンのある一家のお話。立派な共産主義の元、教師をやっていた母のために、東ドイツの終わりをひたすら隠す青年アレックスの顔がもちょっと良ければ良かった。

って、そんな感想で終わるのか・・・。

俳優・宇梶剛士さんの自伝。

土曜日の朝の8ch、上沼恵美子の「いつでも笑みを」にゲスト出演していた時に、再現された半生ドラマにびっくり。マジで映画になりそうなストーリー。

どちらかというと、濃くくどい顔立ちに、ぬぼ〜とした雰囲気が好きでなかたけど（若い頃の方がカッコ良かった。特に総長時代。）、思わず、本も買ってしまった。（ちなみに、とても行間がある文字組なので、あっという間に読める。半分のページ数で足りたんでは？）

子供の頃から、身体が大きく（そして濃い顔立ち）、そのため、インネンをつけられることが多かったため、自然と喧嘩も強くなり（間に甲子園を目指すエピソードもあり）、やがて、暴走族「ブラックエンペラー」の総長に。年代的に、暴走族大流行の時代。総勢2000人のヘッドだったそうな。そして最終的には捕まって、少年院送りに。

その中で、母親からの差し入れにあった、チャップリンの自伝に感銘を受けて、俳優を目指したそうだけど、菅原文太との出会いのエピソードもすごい。この後、人気爆発者にならなかったあたりが妙に現実だけど。

でも、この元総長というストーリー。最近になって結構いろいろなところで語られているらしい。本の帯にも「日本テレビ系か『いつみても波瀾万丈』で大反響」ってあるし。その前から、時々出ていたらしく、その度に、人々の食いつきがいいらしい。

私もそんなうちの一人か・・・。

どうもワルいのが好きらしい。というか任侠ってやつ？弱きを助け、強きをくじく。現代がゆがんでるのは、やっぱ逆が多いからなんだろうなと思ったり・・。

次、男に生まれ変わったら、任侠の道に生きてみたいと思います。

またまたエッセイ。前出の「負け犬の遠吠え」の書評にも、同じように面白いとあった山本文緒のエッセイ。たまたま持っていたお友達と交換コ。

山本文緒さんは小説家。私はドラマになった「恋愛中毒」しか読んだことない。しかも、フィレンツェ滞在中にクラスメイトの日本人の女の子から借りたという。（なんで、わずか３ヶ月の滞在で日本の小説読まないといけないの？と思いつつ・・・）

「恋愛中毒」は、ほんとに、じっとりと重かった。という小説が書ける人が書くエッセイだけあって、エッセイもなんかじっとりしている。「負け犬の遠吠え」の酒井順子さんは、自分のことでさえ、客観的に分析しているだけあって、すごくライト。

それにどちらも執筆時、30代後半（現在、山本さんは40代だけど）、独身だけど、山本さんはバツイチ。そのヘンがすごい出ている。（結婚に夢がないというか・・リアルというか・・一回壊れただけあるというか・・。）文章も、断言的にこうだ！書いておきながら、そうじゃないと書いてあったり、なんかぐるぐるしている。

まあ、私は結婚経験がないので、山本さんの文章で共感できる部分は少なく、むしろ小説で登場人物に語らせてくれた方が、入ってきやすかったかも。

終盤、「生涯独身という覚悟」を気迫ある文章で（でも、やっぱりぐるぐるしている）かきあげた山本さんは、現在、再婚されてるそう。

コラムニスト？エッセイスト？酒井順子さんのエッセイ。

ご自身のプロフィールである三十代以上で、未婚、子なしの女性のことを「負け犬」と定義。（酒井さん自身が、35歳当時に最初に執筆していたようです。）自分で「負け犬」と認めて生きちゃう手もありですか？という内容なんだけど、「負け犬」と単語に過敏に反応する人々が、いろんなメディアで取り上げてて、いささか曲げて受け取られてるのかも・・とは、先日のEZ!TV（フジテレビ系）を見た時の感想。（この時点では読んでなかったけど。）

Yahoo!で最初の10ページが読めて、実際に面白そうだったので、買ってみた。

http://books.yahoo.co.jp/featured/interview/20040204sakai/01.html

そんな私も、完全「負け犬」チーム。実際、生きてると、勝ち負けは別として、あれ？？？？と思うことが多くなってきた昨今。「そうそう」と思うところ7割、「私はそうじゃないな」と思うところ3割、思わず笑ってしまったところいろいろ。ちょっとピリっとした表現もあるので、人によっては、特に「勝ち犬」さんは、カチンって来ちゃうところもあるかも。でも、結局は「遠吠え」。

とりあえず、気が付いたら私の生活ってキリギリス生活だったのね、と反省中の人は、共感しちゃうかも。（反省中だったのか、私？）

昨日、何もしてないのに今日すごい筋肉痛。
おニューのモニタが届いたので、古いのをどかして、ほんの5ｍ移動させたぐらい・・・←これが原因！？

で、その古いモニタを捨てようと思う、東京都の粗大ゴミセンターのサイト見たら、パソコンやモニタはもう粗大ゴミとして捨てられないらしい！！いつの間に・・・。

「資源有効利用促進法」とやらが去年の秋から施行されて、パソコン関係はメーカーに連絡して、うんちゃら・・

ちなみにモニタで4,000円。パソコンも3,000円もかかる・・！でも、まあ資源は大切に。ってことで。

でも、捨てるのはもちょっと後になりそう・・。（金欠）

家庭系PCリサイクルの案内
http://www.pc3r.jp/home.html