5行日記
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2003年04月29日(火) 映画「無邪気な妖精たち」〜イタリア映画祭2003から

今年も全10作品制覇を目指して、会期の前半に全部観てきた。(特別上映は除く)さすがにお尻が痛い。

一番良かったのは、「無邪気な妖精たち」原題le fate ignorantiは、無邪気というより無知だそう。(無邪気と無知は日本語だと近いけど、でもやっぱちょっと違うような)

事故で急死した夫に、7年もつきあっている愛人がいた。その愛人が実は・・・。(実は男だったとチラシにあったので、ここまではネタばれオウケイなのか?)

その愛人の彼役に、ステファノ・アッコルシ。イタリア映画祭で公開される映画のみでしか彼を観てないけれど(ナンニ・モレッティの「息子の部屋」にも出ていたが、脇だし)、今年、やっと名前を覚える。彼が良いッス!

あと、すべての登場人物に愛があって(どちらかというと監督の愛かも。)、細やかなエピソードで丁寧に描かれているストーリーに、見終わって、ちょっと自分も頑張ろうと思える映画だった。

他には、「わたしの一番幸せな日」と「彼らの場合」、「虎をめぐる冒険」が良かった。

イタリアでは、ハリウッド映画に食傷気味の人々が再び自国の映画に人が戻ってきたそう。日本は、どうだ?

イタリア映画祭の後半は5月3日〜6日まで
http://www.asahi.com/cinema2003/
公式サイトのストーリーは全部書いちゃってるのでご注意。(プログラムに載っているストーリーと同じ内容)





2003年04月22日(火) 六本木ヒルズ

工事中の六本木ヒルズ。基本的に縁がない六本木。

でも私は、4年前からこの六本木六丁目の再開発を見守ってきた。(えっへん!ってえらそう?)と、いうのも、4年前まで勤めていた派遣先が麻布十番の先の南麻布だったので、交通費のでない私は六本木駅からてくてく歩いて、節約していた。その頃には、まだ工事の片鱗も見えなかった六本木六丁目。(薄暗い森の奥に人が住んでなさそうな洋館と公団は気になっていたんだけど)

で、そこを辞めた後に訪れた時に(麻布十番のお祭りの時だったような)、いきなり通勤路にしていた公園とか六本木WEVEビルがなくなろうとしていて、びっくりたまげたのであった。写真はその時のもの。公園の先の歩道橋から撮ったモノ。

その後、縁あって、六本木の外れにある今の派遣先に通って、あら、もう3年?。日ごとに大きくなる森タワーを眺めつつ、日々を送っている。

今日の帰りがけにヘリがバリバリ飛んでいた理由は、ニュースステーションでの中継だったもよう。ほとんど六本木ヒルズ特集だった。まあテレ朝新社屋もあるし、浮かれるのも仕方なし?


で、オープンは25日。
昼飯食いに行くのに、いったい何分かかるかどうかわからないので、もちょっと後で探検予定〜。

六本木ヒルズ公式サイト
http://www.roppongihills.com/
フラッシュばりばりです。





2003年04月19日(土) 野村万作・萬斎〜狂言への誘い

今月は文化月間か〜つーくらい、文化的生活!?横浜の関内ホールまで行って来た。

ってことで、初狂言。
萬斎の小舞、レクチャーと万作、萬斎の狂言というプログラム。

そもそも狂言ってな〜に?能とは違うもの?(違うのよね?)ってレベルだったので、レクチャー付きで面白かった。ワークショップ(?)もあったし。

万作の「成り上がり」が20分ぐらい、萬斎の「小傘」が40分ぐらいと時間のせいもあったけど、万作の方が面白かった。(でも、お客さんは萬斎の方で大受けって感じ。萬斎の方が、一般にはメジャーだから?)あ、萬斎の小舞はカッコ良かった。

私的には狂言ってコメディって思ったんだけど、それで正しかったでしょうか?(もしくはお笑い)

今度は機会があったら、能楽堂とか、ちゃんとしたところで観てみたい。なんか今回みたいなキャパで観るものでもないような気もするし。





2003年04月15日(火) 舞台「NODA・MAP〜オイル」

ってことで、観に行ったのは野田秀樹の「オイル」。松さん出てます。

古事記をベースに、太平洋戦争中の島根を舞台に(しかも石油が出るという)、いろんな要素が交錯、シンクロ。

構想自体は一年半前とのこと。ちょうどアメリカの同時多発テロの1年後?その後の世界の動き(というよりアメリカの動き?)を予測したかのような展開。ちょっと怖くなった。

「復讐」というキーワードが出てくる。私もちょうど、このアメリカのイラク攻撃の空爆のニュースを見ているうちに、私の中に浮かんだ疑問があった。まさにそれ。

日本は、本土を攻撃されて(しかも日本家屋の特性に合わせて、焼夷弾であらゆる都市が焦土になるほど)、おまけに原爆を二つも落とされて、どうして、アメリカに復讐しようとは思わなかったのか・・・。(もっとも、開戦をしたのは日本なんだけど)

多分、そんな復讐心も起きないほど、打ちのめされたんだろうなと思う。心の底から、戦争はいやだと思ったんだと思う。家族と愛する人と一緒に生活できる平和を望んだんだと思う。

そして、それをちゃんと後生に伝える教育をしないとダメだなと思う。(私の代までは伝わっているが)あ、もちろん日本軍の侵略とかも含めて。(義務教育で近代史はちゃんとやるべき。私、あんまりやった記憶なし。)

とにかく、二度と戦争は起きて欲しくない。

って、舞台の感想になってない・・?でも、そんなこと考えながら観ていた。あと、オイル(石油)を「自由」という単語に置き換えるところなんて、ほんと、どんぴしゃすぎ。





2003年04月07日(月) オークションでチケット

不本意ながら、オークションでチケットを買ってしまった。

なんでも、今の時代、チケットゲッターなる人々がいて、一般に発売される前に、チケット予約用の代表番号でなく、直の番号を割り出し、そこにかけて、大量にチケットを購入するという。もちろん転売のため。

転売目的の購入は、ダフ屋行為と同じ。早く摘発されて欲しいけど、高くても買っちゃう人がいる以上、需要と供給がまかなわれちゃっている。むかつく!

yahoo!オークションを見ていても、どう見ても、大量購入、利ざや稼ぎの人がいることいること〜。定価から始めるならまだしも、定価5000円のチケットをさも良い席のように書き並べて2倍の値段から始めてる人もいる。(でも利用者もバカじゃないので、そういうオークションは入札がない。でも、結果、この席が空席になるのかと思うとさらにむかつく!!)

で、私はなるべく、転売目的でなかろうという(多分、都合で行けなくなった)人で、しかも即決付きのを、あっさり購入。とりあえず、送料とか合わせて定価+1,000円だけど、ま、いいっか〜・・・。

しかし、最前列とか、かなり良い席だと5万円前後で落札されている・・。しかも、そういうの何枚も買っている人も・・・。これはこれですげー。。

ちなみに、2002年1月に「三鷹の森ジブリ美術館」のチケットをオークションで売りさばいた主婦が東京都迷惑防止条例違反で逮捕された前例があるよう。(100枚ぐらい買って、定価の7倍ぐらいで売れていたらしい。)







2003年04月05日(土) 映画「ピノッキオ」

実写です。ピノッキオの生まれ故郷イタリアのロベルト・ベニーニ監督、主演。自分でやっちゃいました。50歳のピノッキオ。

50歳よく動き、よくしゃべる。でも年齢はおでこに出てる。

なんでも、フェリーニの映画に主演した時に、フェリーニに「おまえは、ピノッキオみたいだな」と言われ、二人で、ベニーニ主演で映画を作ろうという話があったそうで。

巨匠へのオマージュ?なんか「A.I.」撮ったスピルバーグみたい。自己満足度が高いような・・・。「おもちゃの国」なんて、ほんとフェリーニの世界だったし・・。

せめて15、6歳の少年がピノッキオ役をやればな〜。。でも、そうすっと、すごい普通の実写版になってしまうのか。

ちなみに隣に座っていた8歳ぐらいの女の子連れの親子。母親は途中で熟睡、しばらくして二人して退場してました・・。子どもが読めきれない字幕(大人も読むの大変よ。)なので、もしかしたら、吹き替え版の方が、楽しめるかも。

でも、吹き替え版のピノッキオのユースケ・サンタマリアは、ベニーニに近いものがある〜〜〜〜〜〜。(表情とか似てるような)

あと、ベニーニ以外のセリフ回しが妙に遅い時があって、舞台っぽかった。そう!舞台なら50歳のピノッキオでも許せるかも。(って結局、許せてない私・・。)

ところで、ディズニー版のピノキオしか知らない私は、原作を読みたいと思った。こうなりゃ、原文で読んでみようかな。

あ、あと!!!変形パンフはやめてくれ!(袋つけるなら、手提げ部分のあるものにして)







2003年04月04日(金) 映画「紅の豚」

この映画は、試写会で観たので、前知識なし(あ、宮崎アニメで豚が空飛ぶというくらいはあった。)で、今までの宮崎アニメと何か違うな〜と思った覚えがあるくらい。あと、最後まで豚になじめなかった・・・。

で、今日、テレビでやっていたのを改めて観た。

男のロマンの話でした。飛行機乗りは、やっぱ憧れでしょう。かっこいい。(あ、正確には飛行艇乗りだけど)
ある意味、趣味に走った映画だったのね〜。

でも、面白かった。豚も渋かったし。大人の映画でもあるかも(?)





2003年04月01日(火) 舞台「奇跡の人」

といえば、北島マヤと姫川亜弓のダブルキャスト・・ではなくて、大竹しのぶのサリバン先生。

それこそ北島マヤな天才女優、大竹しのぶの舞台が一度観たくて、「奇跡の人」を観に行ってきた。

前半というか大半ほとんどコミカルで、いや、ほんと面白かった。かなり体力勝負って感じの舞台だけど、ヘレン役の鈴木杏ちゃんとの息もぴったりで、グー。

そして、有名すぎる「ウォーター」なシーン。舞台のそでに最初からある井戸。杏ちゃんは、そこでどんな演技をするんだろうと、ずっと思いつつ観ていたけれど、そのシーンになると、涙がにじんでよく見えませんでしたとさ〜。(ちなみに、表情は思ったよりよく見えたH列)

もちょっとカーテンコールやってくれたら、もっと良かった。(←カーテンコール好き)





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