NINJA-TOOLS


  
☆☆ 観音デス♪ スッキリ毒を吐き出して明日もガンバルぞ♪(・∀・)9 ☆☆
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※ 初めての方はHPの注意書きをご覧クダサイ。
■ そのロクジゥイチ。 ■

首が痛い…。


ハイ。観音デス☆


Kサンの盗んだ商品は全て買い取りされるコトになった。
家族ダケでなく親戚まで巻き込まれたようだ。
そして彼女はクビになった。
街で偶然Kサンを見かけたという社員が、
呑み屋ででも働いているんじゃないかと言っていた。
元々ケバいヒトだったが、
輪をかけてケバくなっていたようだ。
ソレを最後に彼女の噂もなくなった。


基本的にどのグループにも属さないアタイは、
先日ブチギレたコトもあって孤立するかと思われたが、
それなりに上手くやっていたように思われる。
女の多い職場だからなのかモメゴトも多く、
お節介をやくつもりは更々ナイのだが、
弱い立場に立っているヒトを見ると放っておけない性質なのか、
気付けばドチラかと仲良くなっているコトが多々あった。
本人のいない所で悪口大会を開催する方を蹴落としていたので、
派手ではナイが性格のイイヒトが集まったと思う。


そういえば職場恋愛のモメゴトも多かった。
いつだったか。
若い男性社員に本気で惚れた主婦がいたが、
告白して盛大に振られたという噂が立った。
言い回っていたのは告白された男性社員本人なのだが、
そういう話を『冗談じゃねぇよ。』と笑い話にする酷い男の割に、
優しいヒトだというコトで、とてもモテていたように思われる。
一体ドコ見て言ってんだ、みんな。(-_-;)
男の少ない職場のセイなのだろうか。
とは言え、最初はアタイも騙されそうだったのだが。


彼に酷い目に遭わされた友達がいたオカゲで、
優しい男ではなく優柔不断で自己中な男だと認識していた為、
彼にトチ狂う女達の気持ちが全く分からん。
アタイの周りで彼に振り回された女は少なくとも5人いた。
実際は何人いたんだろうか。
彼にとってこの店は楽園だっただろう。
最終的に彼は、
長年想い続けてようやくGETしたかと思われた彼女の親友と
デキちゃった結婚をした。
ホントにツワモノとしか言いようがナイ。


男遊びが派手だと噂されていたアタイは、
誰か紹介してと、よく職場のコに頼まれたりしていたが、
アタイは自分の好みでなければ付き合わない性格だ。
自分好みの男を他のコに紹介するバカがドコにいるだろうか。
私生活の男関係が派手な割に職場では大人しい、とも言われたが、
先刻の彼の件がイイ例だろう。
職場で修羅場を迎えるなんて考えたダケで恐ろしい。
そんなアタイだったが、実は密かに好きなコはいた。
かなり年下だったので誰にも言えずにいただけだったりする。


その彼が店長に目を付けられクビになった。
理由は何だったかな。
不精ヒゲを注意した翌日に剃り忘れてきたんだったか。
ワザと剃ってこなかったんだろうと怒鳴られて、
逆切れしたとかしないとか。
売り場に戻って来た彼は既に私服に着替えていて、
『辞めてきた。お世話になりました。』
と言ったような気がする。
思わず涙目になった。
このコの無精ヒゲなんぞ、
キサマの不倫に比べたら可愛いもんだろうが。
即刻その場で本部に電話したくなった程だ。


イイ男が減るのは職場に華がなくなるようで悲しい。
大体、あの店長の疑り深さには日頃から辟易していた。
Kサンの件が片付いてからも、
アタイのコトをずっと疑っていた彼は、
呑みに行った時に酔ったフリをしながら、
『誰にも言わないからホントのコト言っちゃいなよ~。』
とニヤけた顔で言ってきた。
店内中にバレてるW不倫の事実を、
未だに否定してるオマエにダケは言われたくナイ。
ついでに言うなら、
呑み会で酔ったフリをしてヒトの胸を揉むような店長だ。
オマケに後日、酔っていて記憶にナイと言いきった。


そのくせ他の日に個人的に呑みに行った席では、
懲りもせずに胸を触ってくるような男だった。
好きで一緒に呑みに行ったワケじゃナイ。
後輩の1人がこの店長を激しく気に入っていて、
1度一緒に呑みに行きたいというので誘ったのだ。
減るモンじゃナイので誰に触られても平気なアタイだが、
生理的に好かないヤツに触られるのは我慢ならない。
ので、触られ役は常日頃から店長カッコイイ!と騒ぎ立てていて、
揉まれたというアタイの話を信じなかった後輩に譲った。(←鬼)


話し方が胡散臭いのか、現実味のナイ話が多いのか、
アタイの話は、ありのままを話しているというのに、
嘘だとか大袈裟だとか、よく言われていた頃である。
同じ目に遭ってもらうのが一番手っ取り早いと悟ったアタイは、
地道な努力(←?)により、自分が嘘を吐いてないコトを証明し、
誇張している等と疑われるコトもなくなっていたが、
ついこの間、入社したばかりの彼女が信じなくてもムリはナイだろう。
が、そういうコトを言う人間にアタイは容赦ナイ。
自分の身をもって知ってもらおうじゃないか。


実際アタイが他人だったら、
おそらく同じコトを言うコトがあったかもしれない。
だけど。
そんなの有り得ない、と思えるような大ゴトでなければ、
締まりのナイ愚痴や小話にしかならないじゃないか。
親友クラスの友達ならばまだしも、
普通に親しい友人には、ネタとしてまず話す気になれん。
…ああ、ネタにしようと考えてるからイカンかったのか。(今更)


だいたい相手を貶める為に嘘を吐く意味が分からん。
バレたらソレまで築き上げてきた全ての信用を失うだろうに。
自分にとって得になるコトは1つもないじゃないか。
嘘まで吐いて蹴落としたいと思えるほど嫌いな相手なら、
その存在を自分の記憶から抹消してしまえばイイ。
つってもアタイの場合、
『自分がされたら間違いなく相手を軽蔑するだろう。』
と思われるコトは避けたいという、
自分可愛さ故に他ならないのでエバれた話じゃナイ。
…つづく。
2003年11月22日(土)

■ そのロクジゥ。 ■

精神&体力的に限界らすぃ。


ハイ。ヨボヨボ観音デス☆


一番印象に残っている会話。
「ホントに頭悪いよね、あの言い訳。
マンガかドラマの見すぎ。絶対ナイナイ。」

「もうちょっとマシな嘘吐けばいいのに。」
「ホントだったら紹介して欲しいわ。」
「マジで言ってんの?」
「てかさー、金払ってまで抱きたいヤツがいると思う?」
「俺は遠慮する。」
「風俗行った方がマシだよねー?」


Kサンの社員イジメも話題になる。
一緒になって社員を苛めてたヒトの口から、
Kサンは性格が悪いだの、捻くれているだの、
好き放題な言葉が飛び出てくる。
社員イジメはKサン1人の所業だというコトになり、
まるで今までのコトをサッパリ忘れてしまったかのように、
彼女達はイジメラレッコ社員と仲良くし始めた。
更に、見つかっただけで300万円相当というコトは、
実際はソレ以上の金額を盗んでいたんじゃないか。
そんな話になってKサンは大ドロボウ呼ばわりされていた。
そうやってKサンを笑い飛ばしてるヒト達は、
金額に差はあるものの同じようなコトをしていた。


言っているのは捕まる前までKサンと仲良くしていたヒト達ばかり。
最終的には、Kサンの容姿をバカにするヒトまで出てきた。
アレだけポンポンと悪口が飛び出てくるトコロを見ると、
上っ面だけ合わせていたダケなのかもしれない。
仲良く見せかけて腹の中ではこんなコトを考えてたのか…。
そう思ったら気分が悪くなった。
いつまで経っても同じ話題で盛り上がっている彼女達。
そんな風に盛り上がってる横で、
黙々と昼食をとっていたアタイ。
気分が悪いと言うより、彼女らが気持ち悪かったからだ。


彼女達は会話に加わらないアタイに声を掛けてきた。
「観音チャンも何か言っちゃいなよ。
一番迷惑掛けられたのは観音チャンなんだから。」

こうして悪口を言い合うコトで、
妙な仲間意識を持とうとしてる気がする。
中にはレジ抜けに関わってないヒトもいた。
そういうヒト達にぶちまけることで、
自分達の無実をアピールしてるようにも思える。
ココで何も知らないヒト達に全部ぶちまけたら、
どんなに清々するだろう。


「Kサンが盗みを働いてたコトは、
彼女をバカにする理由にはならないと思うけど?」

「だって聞いたでしょ?あの言い訳。
バカ丸出しじゃん。」

「バカ丸出しなのはアンタ達も一緒でしょ。
他人の容姿をバカにできるホド自分は完璧だと思ってんの?」

「ソレ、本気で言ってんの?」
「金払ってKサンとヤるくらいなら風俗行った方がマシって笑ったよね?
私なら大金貰ってもアンタとはヤりたくないね。」

「何それ…。」
「同じコトをアンタが言ったんでしょうが。
Kサンの目の前で同じコト言えるの?」



普段オドオドしてるクセに、
味方がいるってダケで大口を叩く男社員に腹が立ってた。
仕事でミスの多い彼のコトを、
彼女がフォローしていたのを知ってる。
Kサンは真面目で大人しいこの社員のコトを気に入ってたのだ。
「何でそんなにKサンのコト庇うの?」
「庇ってんじゃなくて単に気に入らないんだよ。
仲間がいるからって何調子こいて他人の悪口言ってんの?
アンタが直接Kサンに何か酷いコトされた?」

彼女が皆の名前を出したコトでこういう事態になったコトも分かるけど、
彼は全く今回の問題には関係していない。
だからこそできるのかもしれないが、限度を越えていると思う。
「別にされてないけどさ…」
そう言いながら他の社員に視線を移して助けを求めてる。


その姿を見てるダケでイライラしてくる。
休憩室を出た。
友達がアタイにつられるようにして一服しに出てきた。
「優しいよね、観音チャンて。」
「何で?優しかないよ、別に。」
「仲良かったからってココまで大きい問題起こしたヒト庇えないよ。
今頃、きっと上で観音チャンの悪口言ってると思う。」

「だったらあのコらが本格的にオカシイんだよ。
自分達で気付かない方がどうかしてる。
聞いてて酷いと思ったでしょ?」

「うーん…。Kサンに裏切られて一番傷ついたのは観音チャンでしょ?
観音チャンでさえ何も言わないのになって思った。」

「…言わないんじゃなくて言えないんだよ。」


一番文句を言いたいのはKサンだろう。
自分1人が切り捨てられたんだと、きっと思ってる。
だから彼女はアタイと連絡を絶った。
最後の最後でアタイを道連れにするコトもなく。
Kサンと仲良くなったのは、
恋愛話をしたのがキッカケだった。
アタイがこの店で働くコトを決意した原因。
いつまでも拘って振り返ってばかりだった恋。
彼女も同じ想いを抱えて、この店で働くコトを選んでいた。
『いつか逢えるといいね。』
そう言いながら笑い合った。


こんな上っ面ばかりの人間関係の中で、
アタイにとって彼女は唯一本音を吐ける存在だった。
Kサンを信じていたんじゃない。
自分が彼女に切り捨てられたコトを認めるのが怖かった。
…つづく。
2003年11月06日(木)


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抗議などは受け付けません。 / 観音。