武ニュースDiary
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2014年07月18日(金) |
中華電信4G×金城武 |
なぜ、これが中華電信4GのCMなの? という疑問に答えるCM.
BBS ネタバレDiary 15:00
2014年07月16日(水) |
30秒CM(中華電信)×2 |
メモ代わりに貼ります。 壁紙の更新はいつかな♪
ゲストルームで、武関係品おわけくださるとのお申し出、あります。 ご興味のある方はどうぞ。
出門編
風鈴編
キャッチフレーズの「極速4G」って、発音すると、 ジースー スージー、だ……
BBS ネタバレDiary 23:30
2014年07月13日(日) |
笑える(I see youパロディ) |
こんなのが……。声、似せてる。
BBS ネタバレDiary 18:15
2014年07月12日(土) |
90秒版●撮影こぼれ話(タイプライター) |
これはこれで簡潔でいい。180秒版と違うところもあるし。
●撮影こぼれ話(タイプライター) 23:15
台湾りんご日報の続報です。写真と動画もあります。
「アジアの男神」金城武が2000万台湾元で中華電信4Gのイメージキャラクターになった。 中華電信は話題造りのため、発表の4日後の昨日夜、 3分間の完全版CMを放映、多くのファンが見た。 金城武は出演の基準が厳しく、金馬奨最優秀衣装デザイン賞受賞のハイ・チョンマンを指定、 かっこよさを失わない50年代のスタイルを実現させている。
が、帥哥にも予期せぬ事態が。 昔のタイプライターを打っていたとき、突然彼の動作が止まった。 監督は彼が「ゆったりした暮らし」というテーマを表現しようとしているのだろうと思ったが、 なんと彼はこう言った。「この後、どうやって打てばいいの?」 彼はタイプの改行の仕方をしらなかったのである。
*
金城武はフェイスブックや微博やサイトなどのSNSは一切使っておらず、 動向の情報はが少なく、ずっと神秘的雰囲気を保っている。 だから、ひとたび映画やCMに出演するとなると、たちまち注目の的となるのもむべなるかなだ。 業界では、彼は出演作選びが慎重で、撮影前のディスカッションから撮影に至るまで 要求が非常に厳格だという噂が流れている。 今回のCM監督の彭文淳は、この前にイメージキャラクターを務めた エバー航空のCMのときと同じ監督であったため、彼も安心をしたのだという。
昔懐かし、なでつけ髪にレコード
マネジャーは、金城武は特に何も要望は出しておらず、監督とチームを信頼していたと話す。 衣装デザインにハイ・チョンマンを提案したのは、CMが50年代のレトロ感を表現するために、 衣装は特に重要であること、また一緒に仕事をした経験があり、よく理解しているからであった。 そのほかの面々も大物で、カメラは日本の写真家イジマカオル、 美術指導は金馬奨受賞の趙思豪である。
CMの冒頭で、金城は「阿飛正伝(欲望の翼)」を彷彿とさせる様子で、 鏡を見ながら髪に櫛を入れ、シャツの袖口をとめる。 そしてレコードをかけ、懐かしい音楽を流しながら、万年筆で原稿を書き、毛筆で習字をし、 お茶を味わい、鳥と遊び、ダイヤル式の電話をかけ、タイプライターを打ち、革靴を磨き、 「ゆったり生きる」というテーマを際立たせる。 最後に「世界はどんどん速くなるが、心はゆっくり」という主張が語られる。
女性スタッフは驚嘆しきり
マネジャーの話では、金城武は万年筆と毛筆は使ったことがあるので、 自然な感じに演じることができたが、 タイプライターは、打っている途中で動作が止まってしまった。 監督は初め何とも思わず、彼が「ゆったり」を表現しようとしているのだと考えて、カメラを回させた。 少しして彼が振り返ってたずねた。「こうなったんだけど、この後どうやって打てばいいの?」 監督は吹き出して「カット!」と叫んだ。 要するに金城武は、1行が終わったら、手でバーを戻すことで改行され 紙が送られていくしくみなのを知らなかったのである。
また、彼が小鳥と戯れるシーンで口をすぼめる演技をしたところ、 それを目撃した現場の女性スタッフたちは「はあ」と一斉に嘆声をもらした。
彼が出演したエバー航空のCMは、台東の伯朗大道の天堂路の名を天下に轟かせることになったが、 今回の4GのCMは、宜蘭文学館と同じ宜蘭の合盛太平珈琲館でロケをしており、 映像がアップされた後、やはり大人気観光地となっている。 書斎は鴻臣スタジオに作ったセットである。 (台湾りんご日報 2014.7.12)
英文タイプはタイプ学校で覚えましたが、その後、英語を使うこともなく、 エスペラントで文通を始めたとき、また、ワープロそしてパソコンを使うことになってから、 やっといてよかったとつくづく思ったものです。 あのガチャガチャガチャ、チーン! という音が懐かしいです。
BBS ネタバレDiary 21:00
2014年07月11日(金) |
中華電信3分間CM今日放映開始●サイトで壁紙も |
日本時間20時56分。 が、もうYou Tubeで公開されていると教えていただきました。 というわけで、帰宅して一足早く楽しんで、これから落ち着いて遅い夕食にします。
ほんとに映画みたいですね。最後まで見ないと、何のCMかわからない。
●サイトで壁紙も
中華電信 → 迷酔金城武へ
うれしい。
縁側で本を読んでいるときの右手の形が謎でかっこいいのですが、 読んでいる本は日本語の本ですね。
りんご日報によると、鳥かごに顔を近づけて口をすぼめるしぐさは 金城武自身の演技で、撮影時、これを見た現場の大勢の女性スタッフたちが 異口同音に「はあ」と感嘆の声をあげたとのこと。
すでに、予告編が流れ始めたときから、ロケ地を訪れる人が増えているというのですが、 つまり、放映されてからでは非常に混むだろうから、今のうちに行っとこうという人たちなんだそうです。 どうなんでしょうね。でも、確かに行ってみたいような場所ですね。 コーヒーも飲めるとあればなおさらでしょう。 畳の部屋がいい感じです。
BBS ネタバレDiary 20:45
2014年07月09日(水) |
テレビニュースまだまだ |
教えていただいてはのぞきに行ってます。 宜蘭の文学館や珈琲店だけでなく、金城武らが飲んだ、 屋台の飲み物やさんまで、既にファンが訪れているとのこと。
少しずつ、CMの他の場面や、メイキング映像も増えてます。
真人版、というのがおかしい。
BBS ネタバレDiary 15:00
2014年07月08日(火) |
中華電信CMの記事●テレビニュース●あちこちに |
ELL MENはちょっと休み、今日のニュース記事を。
金城武、「時を超えて」台湾に帰り、超ハンサムな作家を演じる
ここ何年か、台湾人が金城武を見たいと思えば、 どこかの企業が彼をCMに起用するのを待つくらいしかない。 昨年の航空会社のイメージ広告が大人気を博したのに続き、 今年中華電信もまたこの男神を呼び返し、50年代の文人作家に変身させ、 時を超えて第4世代携帯を宣伝させる。
CMで金城武は50年代のレトロないでたちで現れる。 パリッとした背広にソフトをかぶり、黒縁の眼鏡。 いくつもの装いで様々な知的風貌を表現する。
スタジオには数十のライトが設置され、見事な陰影によって金城武の細やかな表情の変化をとらえるが、 そのせいでスタジオ内はライトにぐるりと囲まれて温度が急上昇、スタッフは滝のような汗を流した。 が、金城武はプロとして、文人作家のゆったりと生きる雰囲気を見事に演じだした。 CMのナレーションも自ら担当し、その洗練された演技は非常に新鮮だ。
スタジオの50年代の細やかな台湾建築を瓦屋根の家から前庭まで作りあげたセットは、 金城武が当時の文人の風や雨の音に耳を傾け、茶をたしなみ、書を書き、 散歩しながらインスピレーションを得るゆったりした暮らしの時間を完璧に表現するのを助け、 また、人々に中華電信の超高速4Gと共に歩みながらも台湾民衆共通の記憶を呼び起こさせ、 優雅でゆったりした生活にあこがれさせる。 (NOW娯楽 2014.7.7)
娯楽ニュースだとこうなるわけですが、ほかのニュースからこのCMについての情報を整理すると、
中華電信は7月11日午後7時56分からYou Tubeで金城武主演の3分間完全版イメージCMを放映する。 このフィルムの中で金城武は50年代の作家に変身し、 人々に50年代の美しい静かな生活の記憶を思い起こさせようと試みる。 このイメージ広告は、台南、嘉義、雲林、宜蘭、台北、そして九份で、15日間にわたり、 彭文淳監督、金馬奨最優秀美術賞の趙思豪、日本の名カメラマンイジマカオルを含む 国際クラスの撮影チームが協力して撮影したもの。 (癮科技 2014.7.7より)
金城武がイメージキャラクターを務めるCMは、トップクラスの国際チームの制作による。 文学的アイディアに富む監督・彭文淳、日本の名カメラマン・イジマカオル、 金馬奨衣装部門受賞のハイ・チョンマンらが共同で制作し、世界はスピード化する一方だが、心はゆったりした生活への憧れを強めていることを表現する。
CMはアインシュタインの名言「速度は時空を超える一方式である」から始まる。 金城武が昔風の姿の作家に扮し、レコード屋、昔の歌、ダイヤル式電話、 タイプライターなどのイメージで、見るものを1950年代の台湾へと連れていき、 仕事は素早く、生活はゆったりとという願いを表現するのである。
メイキング動画が本日より、中華電信You Tubeで公開された。 ファンはネットで金城武の姿を先にみることができる。 完全版広告は7月11日午後7時56分、主要テレビ局のニュースで放映され、 同時に中華電信のMODや屋外テレビスクリーンでも流されることになっている。 (今日新聞 2014.7.7より)
●台湾のテレビニュース 13:00
CMがもうちょっと見られる……(^^)
●あちこちに
テレビニュースや宣伝写真、動画の写真などが出ていて、うれしいですね。 これはあちこちで見られる5枚組宣伝写真で、ロゴが入ってるけど、大きい! 青年網
静止画は、これが好き❤ でか!
教えていただいたYou Tubeのニュースは、ナレーションも少し聞こえます♪ 金城武の木のときのように、人がどっと押し寄せるのではないか、と戦々恐々と?
「金城武は気さくで、監督はいい人」
BBS ネタバレDiary 0:30
2014年07月07日(月) |
ELLE MEN(中国)の記事(2)●中華電信代言人発表?●本当だった! |
昨日の続きです。
自ら魅力を消すことは、まともなことだ
かつてサンドラ・ンが金城武を「そこにあるTシャツを着て外に出るのよ、 どこがスターなの?」とからかったことがある。 金城武の、衣食住などの日常生活への要求は低い。 友人が食事に連れていけば何でも「すごくおいしい」と言ってもらえる。 仕事であちこち旅行するときも、彼は何でも満足で、 その理由は「行くたびにみんながおいしいものを食べに連れて行ってくれるし、 きれいな景色を見せてくれるから」
たとえ美貌という映画界への通行証を持っていようと、 金城武はずっと己の魅力を消すのに長けていた。 奇妙なことばかり言うオタク気質は魅力を消すための大きな武器である。 ただ、この特質が、彼をごく若いころにウォン・カーウァイに認めさせ、 逆に男神のイメージを消し去ることを不可能にしてしまうことになる。 そして、孤独癖、デカダン、情の深さ、誠実で率直、自由、技術オタクなどの多くの特徴が、 彼が有名になり、大人になっていく過程で次々と発見され、表に出されることになった。
一番意外な一面は、ここ数年でジョン・ウーが掘り出して見せた“ユーモア”であろう。 曹操を赤壁で火攻めにするとき、この史上最もハンサムな諸葛亮は、 ひたすら扇をあおぎながら「冷静を保たねばなりません」と言う。 耳をふさいだりとか、周瑜と古琴の合奏をしたりとか、こうした萌え行動も、 「いささか存じております」と同様、三国志を若者たちの話題にしたのだった。
美貌と名声は悪くない鉄の仮面に過ぎない。 この鉄仮面に守られた金城武は、自分の欲するものを一貫してはっきりと知っている。 30歳を超えて、彼の映画の道はますます安定し確かなものになってきている。 監督、脚本、製作規模、いずれも彼が出演を決めるときの重要な検討条件だ。 ジョン・ウーとは5年ぶりに「太平輪」で仕事をするが、これもまたその基準に立っている。
去年、彼はフェイスブックにかつての香港四大天王と一緒に撮った写真をアップし、 “Long long ago.”と感慨深げだった。 彼はむしろ喜ぶべきだったかもしれない、 それがすでに“long long ago”であることを。 初期の彼のにはあるかっこよさは見られるし、特色ももってはいたけれど、 大勢の帥哥アイドルたちの中にあって、もし独自の道を取っていなかったら、 とっくに忘れられていたかもしれないからだ。
年月が経ち、かつて“オタクの中のオタク”の謎と評されたことで、 彼はすでにある種悟りを得た状態にあり、スキャンダルもなく、 恋の噂さえないのだと広く認められるようになっている。 この1、2年は、噂ということで言えば、別のもっと直接的視覚の問題へと向かっている。 「老けたんじゃない?」ということだ。 カンヌ映画祭での「太平輪」記者発表会で、金城武のおじさま的風貌は日ごとに濃くなり、 何人もの共演者から「金城武さんの映画を見て育ちました」とまで言われた。 いったい歳月は本当に男神の肩書を追いやってしまうものなのだろうか?
実は、“男神金城武”というのは1つの硬い外皮であり、 “オタクの金城武”を完璧に収納して、その様々な変わったところを包み込み、 彼が守っているものを」大事にしてやっているのである。 陳昇によって「野暮なあんちゃん、天母のおばかさん、野卑なウドの大木」 などとまとめられた特質もその中に含まれる。 であるから、外皮の中のあの精神は決して老いることがない。 彼のことを好きな人にとっては、それで十分だ。
“オタクの金城武”はヘルメットをかぶって台湾の街をのほほんとバイクを走らせ、 南極大陸で悲しげにペンギンとあざらしの死を見つめ、 奈良公園でいそいそと子鹿をなで、台東の大木の下でお茶を飲む。 もちろん、家でゲームをしているほうが多いのかもしれないが。 たとえ「太平輪」で人がみな前線で生死の境をさまよっても、 彼は軍医であり、後方で砲撃の音や煙を見、乱世とうたかたのごとき人生の 一幕一幕を目撃するのだ。
ある距離をおいて観察する人であることは、彼が局外者だということではない。 「武侠(捜査官X)」から「太平輪」までの2年以上もの空白があったが、 金城武にとっては「調整中」という状態は決して存在しないらしい。 彼はずっと生活している。 主演男優賞獲得を目標にしたこともなく、何か新機軸に挑戦しようとしたこともない。 ただ、製作条件が良ければ出演し、良い演技をすることだけに集中する。
目の前の金城武の顔のラインは依然として美しく、 もうみずみずしくひきしまってはいないけれど、二重まぶたはより深くなり、 元々“銀河系がやすやすと入る”と言われていた目は明らかにさらに大きくなって、 歳月の蓄積が表れ、味わいを増した。 変わらないのは、あの、振りをしようとしても決して出せない透明感と、 いつもひとくさり話し終わるたびに、すぐ鼻をすする習慣だった。 (続く) (ELL MEN睿士7月号)
ご存知でしょうが、金城さんはフェイスブックはしていません。 もちろんツイッターもその他のSNSも(と、事務所と本人は言っている)
●中華電信代言人? 12:20
先月りんごに載った台湾の携帯会社のイメージキャラクターの話( 6月2日参照)、 今日の台湾ニュースで、中華電信が今日午後記者会見を開いて、 金城武の代言人発表も行なう、と出ています。
鉅亨網 と 経済日報(聯合新聞) 日付を確かめましたが、やっぱり今日だし、両方とも経済紙なので、信頼度は高いのでしょうか? 夕方になったらわかるでしょう。
●本当だった! 16:50
ニュース出ました。エリクソンのときのような舞台イメージですが、 本人はすっかり大人のイメージで……。 取り急ぎ、ニュースはここ(写真も)。 今日新聞 作家、だそうだ。
メイキングがあります。監督は、またあの人? ハイ・チョンマンさん、いた?? 今までとイメージかなり変えてきたから、いや、ちょっと楽しみ。11日3分間CM放映。 ああ、エリクソンのときを彷彿とさせる……
cooi.3c.com NOW娯楽 の写真が素敵です。 よくありません?
BBS ネタバレDiary 0:00
2014年07月06日(日) |
ELLE MEN(中国)の記事(1)●追記 |
6月末に中国で刊行された「ELLE MEN」7月号の表紙と、 表紙人物記事が金城武です。 映画公開に向けて、少しずつ露出が始まってきたなという感じがします。
早くもELLE MENのサイトで全文がアップされ、写真も見られ、 海外のファンとしては大変便利です。が、雑誌で初めてみる楽しみというのもあるんですけどね。こちら
久しぶりのインタビュー含む記事なので、私も久しぶりに訳してみます。 長いので分けます。写真はサイトでご覧ください。
金城武 俳優でなければ、木を植え、豚や牛を飼う
金城武はマスコミ関係者には、インタビュアー殺しと思われているかもしれない。 しゃべらなすぎるからだ。 もし、1つ質問をして、3言答えてくれれば、それだけで黙ってしまったとしても、 インタビュアーはまず感動の涙を流すだろう。 インタビューの間中、彼はずっと眉をしかめて考えている。 買ったばかりのゲームをどうやったら攻略できるのかを考えているのだろうか? でなければ、ネットの友人とオフで会った方がいいだろうかとでも?
実は、彼は多くの人が想像しているほど、現実離れはしていない。 本当にどう答えたらいいかを考えているのである。 そのまとまらなく聞こえる話からは、スターではなく、1人の普通の人が見える。 それは一種まれにみる誠実さなのである。
ほとんど誰でも金城武のそれぞれの側面を知っている。 女性にとっては男神、永遠の結婚対象、 ファンにとっては“あなたの映画を見て育ってきた”年をとらないスター、 昔なじみの陳昇(ボビー・チェン)の目に映るのは “野暮ったいあんちゃん”であり“天母のおばかさん”だ。
実際は、“誠実な人”として、平然と台湾の街をバイクで走り、鼻歌を歌う。 南極大陸でペンギンとあざらしの生と死を見て静かに悟り、悲しむ。 奈良公園で1頭の子鹿に触れて子どものように喜ぶ。
誰もが、金城武には霞を食って生きているような遊離感があり、 まるで、いつもドライアイスを携帯していて、 人が多いところにぶつかると、水をかけて“仙人の気”を放つみたいだと言う。 本当は、そのいわゆる遊離感は、“ 誠実な人”がフラッシュの猛攻を浴びることで生まれる落差に過ぎない。 演技するとき以外は、金城武はいつでも自分の最も真実の部分を、進んで見せている。 オンでもオフでもスターの仮面を外さない者もいるが、彼はそれを好まない。
歳月は無常、だが必ずしも悪いことではない
金城武に初めて会ったのは、ブダペストでのことだ。 久しぶりに近くで見ると、彼の顔つきは確かに変化していた。 非常にわずかだが、感じられるというような変化が。
歳月は果たして何人も逃そうとはしなかった。 それは必ずしも悪いことではないけれど。 17年前、彼は初めてこの東欧の年を訪れ「ダウンタウン・シャドー」の撮影をした。 当時、彼と共演のチャーリー・ヤン、陳小春は “二流のヤングアイドル俳優”に過ぎなかった。 そのとき、20歳を超えたばかりで、みずみずしく青臭く、 ヨーロッパ中を駆け巡り、完成した映画は1000万元の興行成績をあげた。 ハリウッドの流れ作業方式を模した香港映画であった。 今、彼はほぼ大監督としか仕事をしない。 たとえばジョン・ウー、たとえばピーター・チャン。 新作である「太平輪」は各国の一流俳優を集めた映画である。
インタビューのとき、彼は椅子に軽くもたれ、 リラックスしていると同時にある警戒心を保っていた。 人見知り指数急上昇。 まずブダペストの話から始まった。 彼はこの町のあちこちに来ていて、たとえば道を見ると見覚えがあるが、 行ってみると以前とは少し違っている、というような。 彼は、ヨーロッパに長く滞在すると怠け者になり、 「いつも帰りたくないと思ってしまう」と笑いながら自嘲する。 この話が出たとき、あのよく知っている金城武が帰ってきた。
昔、台湾のマネジメントの一人者である葛福鴻が金城武を気に入り、 契約を結ぼうと考えて、ベストセラー作家の王碧莹に意見を求めた。 王碧莹は彼を一目見て、 漫画の主人公のような外見と日中両国語を話せる利点のほかに、 “老いに耐えられる”特質を認め、 年齢が上がるほど人気が出るだろうと断言した。 今考えると、この見解はまったく間違っていなかった。 ただ、“老いに耐えられる”は、どう理解すべきだろうか。
たとえば酒やお茶などは長い時間を経て渋みや刺激が少なくなってこそ、 まろやかな味になつことを私たちは知っている。 もちろん、もともとの素質が良く、 それだけのものを恵まれていることが大前提である。
金城武の素質と疑うものはいない。 “老いに耐えられる”ことが少年金城武の出発点であり、 今でも自分自身にしか頼らない、今日の金城武を作ったのかもしれない。
彼が歌手としてデビューしたことを知るものはほとんどいない。 もし、アイドルが流行した時代背景を知らず、 また師匠である陳昇によるプロデュースというイメージ作りを別にすれば、 歌唱力だけで言えば、彼は確かに“歌手”とは程遠い。 後のインタビューで彼はおおらかに認めている。 「最初はいろいろなことをしました。使い走りや雑用も。 一番好きだったのは演技だけです」
若いころ、彼はフェイ・ウォンと一緒に、 台湾金馬奨のゲストプレゼンターを務めている。 授賞式のとき、彼は笑わせようとしたが、うまくいかず、気まずくなってしまった。 それに比べ、“クール”で名高いフェイ・ウォンのほうは、 生き生きと明るく、反応も素早かった。 演技以外の、スターという身分に付随するものは何でも、 彼はあまり得意でないことがわかる。
幸い、映画にこだわり続けたことで、 映画界に移ってからは大監督とばかり仕事をしている。 ウォン・カーウァイ、ジョニー・トー、ピーター・チャン、 チャン・イーモウ、ジョン・ウー…… なかなかないのは、それぞれの名監督との仕事が1回だけに終わらないことだ。 最初の仕事は、もちろん、この金城武という名の青年の “美貌”“使いやすさ”“適性”ゆえである。 2回目、3回目となって、 ある重要なスタッフのメンバーの1人にまでなることさえあるのは、 彼に非常に大きな可塑性と、歳月によって磨かれた魅力と精神力あればこそなのだ。(続く) (ELL MEN睿士7月号)
金馬奨のときは、面白くて良かったと私は思いましたけどね。 見るたび笑ってしまいます。
●追記
上で言及された金馬奨の動画がYou Tubeにあります。 「心動(君のいた永遠)」のときだから、1999年?
この翻訳はしたことなかったかなあ? 他でしてくださっていたから、してなかったかもしれない。 わからなくなってしまいました。
BBS ネタバレDiary 0:30
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