武ニュースDiary


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2013年07月23日(火) エバーCMからいい男のこれまでを振り返る(MF)

Man Fashonというサイトがあって、こうやっていい男になろう、というのでしょうか、
おしゃれのページですかね。
エバー航空CMの金城武をとりあげて、ついでに過去を振り返り、
映画やMVやテレビCM、最後にこれでもか、と写真をいくつも載せています。
暇つぶしには大変いいかと。
説明も少し付いてますが、それはまた後に。

こちら


   BBS   ネタバレDiary  3:00


2013年07月20日(土) 新宿〜六本木へ●物まね

新宿〜六本木へ

今日からシネマート六本木で始まったウォン・カーウァイ特集。
金城さん関係は「恋する惑星」「天使の涙」「初恋「の3本が上映されます。
「初恋」は公開当時に前知識なしで見て、
「????」マークで頭をいっぱいにしながら、見た記憶があります。
後の2本をぜひスクリーンでと、今日誘っていただいたのをチャンスに見てきました。
もう長い長いこと1回に1本しか映画はみませんが、今日は久しぶりに2本続けて。

その前に新宿に立ち寄り、西口のテレビモニターのCMと、
それからメトロプロムナードの巨大ポスターへ。
写真は、もう御上手なのがいっぱい出ていますから、撮らず、
信じられない思いで、幸せをかみしめてきました。
こんな規模のCM(しかも金城オンリー)、今後2度とないのじゃないかと思います。
数も大きさも半端なく、エバー航空、大丈夫かね、とちょっと心配もしてしまいます。
こんなふうなドーンと思いきって仕掛けてくるの、嫌いじゃないですけどね。
近いうち、私もエバーに乗ります。
がんばってください!

シネマートの壁に張ってあったスチールの数々です。


   


映画はスクリーンで鑑賞できて満足でした。
ご一緒した方たちとも言ってたのですが、「恋する惑星」の後半は
ほとんど(あるいは1回しか)見ていないので、後半が新しい映画を見るような気分で見られました。

しかし、この頃は本当に少年ですね。
その後、日本で急に大人っぽい面を見せ、まだ濃厚な少年らしさとのギャップも魅力で、
今、大人の雰囲気、大人の演技、魅力が出せるようになった金城武が、
やっぱりいいなあという思いを新たにしました。
(全部の時期好きです)




物まね

テレビで芸能人がエバーの金城武のまねをした、というだけの記事ですが、
まねした人がゆかりの人なので、一応。
参考写真。右が九孔。背景はこれは切れて見えませんが、エッフェル塔の写真です。


  


孔がTVBSの「週末熊新聞」で、金城武の「I See You」旅人CMをまねした。
カメラを手に、眉を太く書き、2人とも身長は178センチ、九孔が46歳で金城武は6歳下だ。
ネットユーザーからは「帥哥殺しだ」と書かれたが、
彼は「心の奥底では、金城武よりかっこいいと思っているんだよ」と笑って言った。

彼によると、金城武のまねで一番難しいのはそのとらえどころのない目なのだという。
「20年以上前、ぼくとリッチー・レン、金城武は同じフーロン事務所にいたんだ。
そのころ金城武はデビュー前で、
でも年が若かったが、すごく落ち着いた感じだった。
今は2人とも大スターになってしまったよ!」(後略)
中国時報より 2013.7.20


九孔さんも人気のある人だそうです。



   BBS   ネタバレDiary  22:15


2013年07月19日(金) エバー大広告in日本(追記)

台湾各紙が伝えています。
誰か、写っている人、いそう♪

これを見ると、新宿は21日までのようですね。急がねば。

中央社  中時電子報  これは文章だけの中央社

ところで、「太平輪」は今天津で撮影中らしいです。
天津のファンが仕事の関係で武も見たそうです。
(でも仕事関係だから写真とか詳し過ぎる報告とか自粛してる)


中央社の記事訳です。
  12:45


金城武の広告、東京で通行人「かっこいい」と褒める

スター金城武がイメージキャラクターを務める航空会社の広告が
現在東京、大阪などで張り出され、注目を集めている。
日本で最も多く人が行き交う新宿駅で、今日、広告を見かけた台湾人、日本人は
みな「かっこいい」と賛嘆の声をあげていた。
日本に滞在する台湾人の女性は、巨大広告の前でスマートフォンで写真を撮影、
さらに広告の前に立って「金城武」とのツーショットを撮っていた。
彼女によると、金城武は子どものころからのアイドルで、
今は大人になり、ますます男らしくなってきたが、
やっぱりかっこよく、全然変わらないという。
旅行関係の仕事をしているある日本人女性は、
今日午後、新宿駅で金城武のエバー航空の巨大広告を見つけて大興奮。
金城武はかっこいい、こんな大がかりな広告はとてもいいと思う、
金城武は日本と台湾の交流の象徴だ、と語った。

大広告の1枚に金城武が台東で自転車に乗っているものがある。
この女性は、日本のどこか景色のいいところで撮影したものと思ったと言った。
また、台湾から東京に観光旅行に来ている母と娘も、
広告を見つけると、興奮気味に記念写真を撮っていた。

エバー航空職員の林玄修氏は、15日から21日まで新宿駅に巨大ポスターを張り、
映像を流すと話している。
大阪と福岡でも広告展開をし、金城武によって会社のイメージを高めたいとのことだ。
さらにエバー航空は6月18日にスターアライアンスに加盟しており、
この宣伝が日本人の台湾観光旅行推進の橋渡しとなることを願っている。
「今年の夏はこれまでと違い、日本円が急落したため、
日本を訪れる台湾観光客は大きく増えましたが、台湾に来る日本人観光客が減っています。
ただ、バランスは大きく崩れているわけではありません。
今年の夏には台湾-日本間の観光客数が過去最高になるよう願っています」

金城武の広告の撮影地は、台湾の台東、日本の東京、奈良、そしてフランスのパリである。
撮影期間は37日間にも及び、彼は自らナレーションを担当している。
(中央社 2013.7.18)


   BBS   ネタバレDiary  9:15


2013年07月18日(木) ニュース少し(太平輪、CM調査)

新宿駅という絶好のロケーションでエヴァーの大広告が出現したと情報がありながら、
いまだに行けておりません。1度はじかに見たいもの。

映画撮影は、マスコミ非公開で進められているようです。
順調に行ってくれればそれでよし。
小さなニュース記事を2つほど。

まず、中国経済網に載った、
大監督たち(ツイ・ハーク、、フォン・シャオガン、ホウ・シャオシエン、ジャン・ウェンといった人たち)の
映画が次々と進んでいるという記事の中に、ジョン・ウーの「太平輪」が。
かつて、というのがいつ頃のことかわからないのですが
(カンヌとかしら、全然注目してなかったのでわからない)、
面白いなと思い。抱負が読み取れます。


(前略)
ャスティングや資金の問題であわやお蔵入りだった「太平輪」が
ついに7月6日、クランクインした。
ジョン・ウーはこの狠羚颪離織ぅ織縫奪瓩法長年思いをかけてきた。
彼はこの映画をパニック文芸映画と定義し、かつてこう語った。

「現在に至るまで、我々はまだ1本の真の中国語大作も持てていない」。

チャン・イーモウの「生きる」だけが大作の構えを持っており、
これは時代背景の中での物語だった。

「今日、大作といえば、大軍が出てくればみんな大作だと思っている。
私の『赤壁』も同じ過ちを犯した。
脚本が比較的弱く、大場面に多くを割き、
ストーリーに濃厚なヒューマニズムが欠けていた。力不足だった……」

少し前暴露されたスケッチを見ると、チャン・ツーイーら6人の出演者は3組の恋人を演じるが、
作中にはジョン・ウーが得意とする戦争の大場面もある。
「生き延びるための苦闘、人間悲劇」などのような言葉もまた、
当然彼の野心の小さからぬことを暗示している。(後略)
精品购物指南より 2013.7.18



次はどのCMの印象が一番強かったか、という台湾のアンケートです。


能人がいくつのCMに出演しているかは人気の象徴である。
ある市場調査会社がネット調査したところによると、
2013年第2シーズンのCMキャラクターとCMの印象をネット調査したところによると、
最近国内の航空会社の年間イメージ広告を撮影した、金城武が、
「最も印象に残った」イメージキャラクターのトップを獲得した。
また金鐘奨主演女優賞獲得の林依晨と最近ドラマ、CMで
引っ張りだこの郭雪芙が2位、3位に入り、互いに人気を譲らない。

有効回答数2664のこの調査で、金城武はたとえ台湾での作品が少なくとも、
最近国内の航空会社のために世界各地でイメージDMを撮影、
メディアの注目を惹き、報道されたことで、435票を獲得し、
その他の男女の人気スターを下して一躍1位となったものである。(後略)
中国時報より 2013.7.18
 


   BBS   ネタバレDiary   23/30


2013年07月16日(火) 「太平輪」製作のいきさつおさらい

「太平輪」という映画についての確かなことは、
製作発表会があるときにはっきりするのでしょうが、
一応、この映画のこれまでの経緯のおさらいになりそうな記事がありましたので、
前半をご紹介します。
(後略)以降は、前に事務所を盗撮してキャスティングを暴露したときの、
配役についての記事とほぼ同じなので省略。
ということは、前半部分も出所はどこか別の記事なのかもしれないですが……。



狹賤里離織ぅ織縫奪當惜廚鮑童修垢

大監督ジョン・ウーは「赤壁」以後、新作を手がけていない。
版権の問題、そしてジョン・ウーの病気により、「太平輪」のスケジュールは
たびたび延期され、出演者も何度も変更になった。
先日、製作会社はついに確かな情報を伝えてきた。
「太平輪」は7月6日、北京で正式にクランクインした。
チャン・ツーイー、ソン・ヘギョ、長澤まさみ、金城武、
トン・ダーウェイ、ホアン・シャオミンの6大中日韓のスターが参加する。

出資会社の説明によると、「太平輪」は史詩大作と位置づけられ、
従って予算も3億元前後となる。
ある事情通が明かしたところによれば、製作費が大きすぎるので、
ジョン・ウーの前作「赤壁」にならい、2部作として上映されるという。

この映画にはたくさんのCGが使われる。
今回全てのCG処理を大監督ジェームズ・キャメロンが創設した会社――
デジタル・ドメインが手がける。
この会社はかつて「トランスフォーマー」シリーズや
「ハリー・ポッター」のシリーズなどの制作に参加をしている。

出資者、作品名、出演者は何度も変更

「太平輪」はジョン・ウーが初めてメガホンを執る戦争パニック物の映画である。
2008年の発表から2013年の正式撮影開始までに、出資会社が変わり、
作品タイトルと出演者も何度か替わった。
それにジョン・ウーの病気で、この「太平輪」は猊埀紳海瓩箸いΔ海箸できる。

2008年、ジョン・ウーはカンヌ映画祭で、ある特殊な時代の複数の恋人たちの
生死離別を描く「1949」を撮影すると発表した。
(タイトルは後に「太平輪」「生死恋」と改められる)
このとき発表された主演男優は台湾のチャン・チェン、主演女優はソン・ヘギョ、
アンディ・ラウも出演可能というものだった。
「赤壁下」のポストプロダクションに忙殺され、この映画の撮影開始は延期となる。
2009年3月上旬、ジョン・ウーは映画のタイトルを「太平輪」と変更。
この月の下旬に、長く準備されて来た「太平輪」が頓挫したと伝えられた。
この映画の脚本の版権を所有していた亜士影業が突然、
プロデューサー張家振(テレンス・チャン)グループとの交渉が成立せず、
これからふさわしい監督を別に捜すと声明を発表した。

転機は2011年に訪れた。
ジョン・ウーとテレンス・チャンの会社獅子山(ライオン・ロック)
スタッフが明らかにしたところでは、
淅江のある会社がこの映画の版権を買い取り、
「太平輪」はその年の秋にクランクインが決まったというのだ。
以前のストーリーと比べて、映画の構想は大きく変わらず、
ただ、細部のみ調整されたとのことだった。

その年の夏、張涵予もまた、自分が「太平輪」でソン・ヘギョと共演、
夫婦役を演じると語った。
この映画について、彼は非常に気に入っていることを隠さず、
これまで見た中で最良の脚本だと述べ、
「期待できる」「歴史詩編のような」など美辞麗句で表現している。
この年既に、ジョン・ウーは舟山に撮影基地を建設する計画でいた。
「太平輪」というタイトルは版権に触れるので使用できず、
「生死恋」とまたしても変更された。
また、チャン・ツーイー、ソン・ヘギョと契約を済ませ、
年末にはクランクインと予想した者もいた。

ところが犒弉茲変化についていけない瓩箸いΔ海箸砲覆蹐Δ箸蓮
テレンス・チャンが明らかにしたところによると、
クランクインは「2012年2月」とはっきり決まっていたのだが、
最終的に、ジョン・ウーが病気になったことで、またもや中止となったのである。
2012年5月、ジョン・ウーの病気は喉頭がんで、既に4か月入院中であるとすっぱ抜かれ、
「生死恋」は無期限延期となった。
そして、スケジュールの空いてしまったチャン・ツーイー、ソン・ヘギョ、チャン・チェンらは、
他の映画に出演していった。
その後、ジョン・ウー自身によって、ただの扁桃腺の腫瘍であると明らかにされた。
このように、「生死恋」という矢は弓につがえられながら、放たれないでいた。
チャン・チェン、張涵予、ルイス・クー、アンディ・ラウらは、
みなスケジュールが合わなくなり、降りて行った。

今年1月から、「生死恋」の撮影開始の情報が絶えず聞こえてくるようになった。
チャン・ズーイーは、ジョン・ウーの健康が完全に回復したと明かす。
そして、初期に伝えられていたトニー・レオン、ダニエル・ウー
(この2人の名前は出ていましたっけ?)
ルイス・クー、チャン・チェンらのスターは、
おそらくはスケジュールの問題でこの映画を逃すことになるのである。

4月23日、病で1年間休んでいたジョン・ウーが姿を現し、
自ら「生死恋」は今年6月撮影に入ると宣言。
5月、カンヌ映画祭に、「生死恋」の最初のイメージポスターと
英語タイトル「The Crossing」がお目見えする。
7月3日、制作会社はジョン・ウーのこの新作の中国語名を
また「太平輪」に変更したことを正式に認めた。

「太平輪」の早世を再現

「太平輪」のストーリーは実際の歴史上の事件に基づいている。
「太平輪」とは、中聯輪船公司の豪華貨物船であった。

第二次世界大戦の後、1946年から49年までの間に、
大勢の移民が台湾の土を踏み、台湾の新住民の列に加わった。
もともと毎週定期的に上海−基隆間を往復していた「太平輪」は、
そこで人々が上海から台湾へと逃れるための船になったのである。
彼らは台湾は一年中春のようで、甘いバナナとパイナップルが生るとのみ聞いて、
多くの人が家産を売却し、親類家族を抱えて何とかこの南方へ向かう船に乗り込み、
平和な生活を得ようと手立ての限りをつくした。

1949年1月27日、大晦日の前日、上海から基隆へ向かう途中、
荷の積み過ぎと明かりをつけずに夜間航行していたことから、
一艘の台湾からやってきた石炭船と衝突、
1000人近い、有力者や著名人、難民が上海の沖40里あまりの舟山群島で遭難した……
この事件は狠羚颪離織ぅ織縫奪瓩噺討个譴討い襦
それゆえ、「パニック」は「太平輪」の大きなセールスポイントの1つと言っていい。(後略)
東南快報 2013.7.14



ここで大晦日と言っているのは、旧暦ですね。

最後に「短評」というのが付いていて、太平輪と1949年という時期、
台湾に移った人々のその後に関し、短く書かれていますが、
これが、書いた人の個人的な思いか、映画と関係があるのかが判然としないので、これも省略。

それにしても、上記文中の太平輪で台湾へ渡ろうとした人の動機が
あまりに単純化されている気がします。

白水社から去年出された『台湾海峡1949』のことは、
まず原題『大江大海一九四九』の名をピーターさんが版権を取ったというので知って、
だから、翻訳が出された時からこれがあの本だとわかりました。
何度も店頭で手にとっては置いてくるということを繰り返しておりました。
やっぱ、年とったせいか、辛そうなものはだめなんです、避けちゃうんです。
でも、いずれ読まなくてはならないとは思っていたものですから、
今回「太平輪」がまさにこの時代のど真ん中に起きたことで、
しかも本にも書かれているというので、ついに購入、400ページを3日で読了しました。

これを読むのと読まないのとでは、「太平輪」「1949年」に対する理解というか、
姿勢というかがもう全然違ってきますね。
先程触れた文章みたいな記述は、なんかごまかしているんじゃないかと思いたくなるくらい。

それと、「投名状(ウォーロード)」が、いかに今に生きる反戦映画か
ということもよくわかりました。

張涵予が激賞したこの映画の脚本は「グリーン・デスティニー」
「ラスト、コーション」の王恵玲(ワン・ホイリン)の作ですが、
この人はまた、ピーター・チャンが金城武の次回作のために
考えているという映画の脚本の人でもありますよね。
ピーターも、映画開始前のものとしては過去最良の脚本と言っていました。



   BBS   ネタバレDiary 1:30


2013年07月13日(土) やっぱりもう少し(男神回来了)

年とった云々の話題はもう終わり、と書きましたが、
少しずつ違うのがあるので、やっぱり載せちゃいます。
この本人による猜簑説明瓩辰討覆鵑覆里なあ。
マネジャーの名前出してるから、でたらめではないのかもしれないけど。



スターの声

ネットの声「男神が帰ってきた!」
マネジャー「彼はずっとこんなよ、変わってない」

ジョン・ウー監督の新作「太平輪」は、先日北京でひっそりとクランクインした。
主役級では金城武のみが参加した。
黒のTシャツにカーキ色のズボン、左手にはあの数珠という姿の彼は、
待ち時間に輝くような微笑を見せ、少なからぬ女性スタッフを瞬殺した。
少し前、金城武が出演したCMの写真は、ファンの両極端の反応を引き起こしたが、
今、やっと状態甚だ良好なアイドルの姿を見て、ネットでも安心の声が聞かれた。
金城武のマネジャー、張漢菁は、こう猜簑説明瓩魏辰┐討い襦

「ぼくは今はもうクラブにあまり行かないし、悪友から離れることも覚えました。
それに仕事の面でますます向上しているので、遊んでいる暇もありませます。
ぼくは自分が何を望むかを知っている。どんなことでもしっかりやるべきです」
南方都市報 2013.7.10



男神が帰ってきた!
大陸メディア「金城武のかっこよさは凄まじさきわまりない」と


金城武は航空会社のために撮影したCMで、頬が垂れているかのように見え、
少なからぬファンを、青春は戻らないと大いに嘆かせた。
だが、この数日、北京でジョン・ウー監督の新作に参加した彼は、
明らかに一回り痩せ、ネットでは男神がまた帰ってきたとの声が上がって、
大陸メディアの記者は「凄まじさきわまりなくかっこいい」と形容した。

大勢の人間の中に現れた、この1人の優れた容姿の人影が、多くのファンの目を輝かせた。
この行儀よく人々にお辞儀をして挨拶をする若者が、なんとなんと、金城武なのだ。
その締まった体つきと恥ずかしそうな笑顔を見て、現場の中年女性たちの心はとろけてしまった。
人々の中を行ったり来たりしている彼の長身、がっしりした方、大きくたくましい腕、
それに締まった腹部を見ると、まるではにかみやの青年に見える。
現場の大勢の女性の視線は金城武に集中。
このような無敵の青春の様子は、少し前のCMのおじさんイメージとは別人のようである。

ネットでは、この2人の金城武は、まるで親子のように見えると言い、
彼が若返りの能力を持っていることを絶賛している。
ファンとなると、ネット上で男神が帰ってきたと書き込みしまくっている。
これに対し、金城武のマネジャーは、実は彼はずっとこんなふうで、変わっていないのだと言う。
今回、彼は北京でジョン・ウー監督の新作に出演する。
この映画はホアン・シャオミン、チャン・ツーイー、ソン・ヘギョなどの大勢のスターを網羅しているが、
それでも外部の注目の焦点は、ほぼ金城武だ。
こうして姿を見せたからには、それでもまだ彼が青春を失ったなどとは誰も言えまい。
東森新聞 2013.7.8


でもねえ、青春は留められないし、返らない。本来そういうものですよね。
今、一般人もアンチエイジングばやりで、
その年齢なりに一番きれいにしていられるのはとてもいいことだけど、
外見だけ若い振して張り合おうとするのは、ひとごとだけど、痛々しい。
アンチエイジングを盛りたてる美容業界、ファッション業界だって、
その痛々しさは十分知ってるはず。

そういうことに、きちんとした考えを持って、実践する金城武は素敵です。
(あ、でも、普段のヒゲは年齢以上に見えるし、顔を隠してるみたいだから、
そうじゃないほうがいいな←これは個人的好みの問題)



   BBS   ネタバレDiary  0:10


2013年07月12日(金) 蔡康永と太平輪

太平輪を所有していた船会社があの蔡康永の父親のものであったということは、
すでにあちこちのニュースで触れられていますが、
当の蔡康永がこのことについて書いた文章がアップされていたので、読んでみました。

どうも2009年以前に書かれたものらしいのですが、出所がまだわかりません。

ここで読みましたが、これは台湾の女性作家の書いた『太平輪一九四九』のレビューのページに引用されています。

百度の蔡康永吧のスレッドにも本文が張られているけれど、
スレッド主もネットを見ていて見つけた、とあり、ある新聞では、
蔡康永は太平輪について決して話したことはない、と書かれていると言っています。
でも、いつの映像だか、記者に問われて答えているので(望遠鏡のこととかも)、
やっぱり本人がどこかに書いたものなんでしょう。

蔡康永は作家でもあるんだけど、私たちが知っているのは、
「左右」のときのインタビュアー、金馬奨の司会者、
そして小Sとコンビを組んだバラエティ番組「康熙来了」ですね!

テレビ番組でもとりあげられているんですね。
映画の雰囲気がなんとなく想像されてくるような……
これとか




わが家の爛織ぅ織縫奪
蔡康永

どものころ、家にこんなものがあった。
船から持ってきた品々で、その中に木枠に革を張った肘掛け椅子があった。
革を張った縁は真鍮の鋲で留めてあり、とても座り心地がよかった。
「それは蒋中が私たちの船に乗るとき、一番気に入っていた椅子だよ」と父は言った。

また、ものすごく重い望遠鏡もあり、本当に遠くまで見ることができた。
私はときどき窓辺に立って、この望遠鏡で道路3本以上遠くを
歩いている人たちの表情を見たりした。
しかし船用の望遠鏡をしばらく支えていると、手が痛くなるのだった。

革の椅子と望遠鏡は、「私たちの船」から持ってきたものだ。
「私たちの船」とは?
いわゆる「私たちの船」とは、実は数十年前、父が上海で創立した船会社の船のことだ。
この会社が所有した船の中で一番有名な船は、名を「太平輪」という。

「太平輪」、中国の「タイタニック」

1949年、国共内戦が始まった年。
この年の大晦日、急いで上海を離れようとしていた富裕な人々は、
急迫する状況を察知し、年末であることなどかまっておられず、
既に満席の太平輪に乗ろうと必死になっていた。
これらの人々は、金の延べ棒を持っている者はそれを席と交換した。
先客から強引に席を買ったのだった。
コネのある者は、私の父や他の仲間から最後のいくつかの席を手に入れた。

当然、これらの太平輪の最後に乗り組んだ乗客中には、
当時上海で最も富裕な人々や、また父の最も親しい友人たちが含まれることになった。
戦乱ですみかを追われる時代に、運命の神は
自分自身コントロールできないひねくれた気持ちになっていたかのようだ。

太平輪、航路半ばで事故で沈没

生還者はいなかった。
船上に散らばって流れ着いた宝飾品や仏像などが、
多くの漁民を驚かせ、悲喜こもごもの思いにさせた。
父は私に太平輪沈没の原因を1度も語らなかった。
口にしたのは、ただ、当時父の会社は
全ての船にヨーロッパの保険会社の保険をかけていたということだ。
唯一、太平輪だけが、就航の前、上海の親友が保険会社を興したことから、
お祝いの意味で、手持ちの船で一番大きい太平輪の保険を頼んだのだという。

太平輪の事故が起きると、親友の保険会社は、すぐに倒産を宣言した。
すべての賠償は、船会社自身が負担しなければならなかった。
だが、太平輪で遭難した乗客は、非常なお金持ちや高官だったので、
どんなに賠償しても家族を満足させることはできない。
訴訟は終わりを見ることができず、太平輪以外の会社のすべての船が、
台湾の高雄港につながれたまま、錆びて廃船となっていった。

「私たちの船」は、このとき、一切合切地球上から姿を消したのである。
1対の革張りの椅子と、1丁の望遠鏡を除いて。

太平輪はなぜ沈んだのか? 私は父に尋ねたことがない。
1つには、思い出させて愉快にはならないということがわかっていたからだ。
特に何もないのに父に聞きただすのは、やはりよくないことだったろう。
もう1つには、この事件はぼくにとって、実際すごく遠い話だった――
いわゆる「我が社の船」を、ぼくは1艘だって見たことがない。

ただ、1度だけ太平輪のことを持ち出したことがある。
中学校のとき、新聞で「船舶王・董浩雲」のニュースを見た。
父はすぐ、太平輪がまだあったころ、
董浩雲の会社はまだ創立したばかりだったんだと言った。

そこで、私は新聞を置き、非常につまらない質問をした――
「父さん、もし太平輪が沈没しなかったら、ぼくも船に乗って
海を見ながら朝ごはんを食べたりできていたんだよね?」
「そうさ」と父はにこにこしながら答えたが、それ以上の話はしなかった。

私がこの間抜けな質問をしてから10年後のこと。
当時、私はUCLAの映画制作研究所で1年目を終えたところだった。
突然小説家の白先勇氏から手紙が来て、もし興味があるなら、
カリフォルニア、サンタバーバラの彼の家に車で来て、
映画の脚本の手直しを手伝わないかというのだ。
その映画のストーリーは、白先勇氏の名作『讁仙記』を原作にしたもので、
監督は中国の重鎮、謝晋だった。
ちょうど映画撮影を勉強していた私は、もちろん大喜びで行くと返事をした。

『讁仙記』のヒロインは、名門の娘である。
小説では、父親が中国の駐米大使だと書かれている。
すべて世の悲嘆と共に話は進み、戦乱が訪れると、
駐米大使夫妻は「太平輪の事故で亡くなる」のだ。

私が白先勇氏の家に着くと、
白氏はものすごく分厚い関係資料を、参考にと私に渡した。
その中に、新聞記事の切り抜きの写真があった。
太平輪事件のときの、上海の大新聞「申報」の報道だった。
私はその切り抜きを読んだ。
記事には「太平輪の船倉には積載量をはるかにオーバーした荷物があった……
昼日中、ほかの船と衝突し、沈んだ……」とあった。

これは実に困惑させられる記事だった。「貨物の積み過ぎ」はわかる。
船会社の決定か、あるいは船のスタッフが私的に取引をして載せたのだろう。
しかし、「積み過ぎ」と「日中の衝突」はどんな関係があるのだ?
たとえ荷を積み過ぎたことで太平輪の動きが遅くなり、
さっとよけられなかったのだとしても、
それが日中、別の汽船と衝突する理由の説明にはならないではないか。
航海士が酔っ払っていたのか? 
それとも内戦がもたらした懲らしめだったのか?

「申報」の記事は、それ以上突っ込んで調査することに興味がなかったらしく、
紙面という紙面を埋め尽くす戦乱と痛ましい災害の中で、
太平輪の沈没も、ただの見出しに終わっていた。
白先勇氏は、私がどうしてこの、物語とはあまり関係のない切り抜きに
こんなに気を取られているのか知りたがった。
「なぜかというと、太平輪は私の父の会社の船だったからです」と私は答えた。

『讁仙記』は後に映画になり、タイトルは「最後の貴族」と改められた。
「貴族」がどうして「最後」の、なのか?
白先勇は運命の神の合図に従って、太平輪を死刑執行の隊列に加わらせたのだ。

白先勇は「廣西王」白崇禧(中華民国の軍人)の息子で、
当然ながら典型的な「最後の貴族」だったのである。
そして私はと言えば、「最後」が行ってしまった、
さらにずっと後になって生まれた。
たとえその気があったとしても、とっくに関係はないのである。
革張りの椅子に座ってみた、とてつもなく重い望遠鏡を除いてみた、
そんなところだ。

1つの時代を、大火がすっかり焼き尽くした。
私が見たのは、あちら、こちらでくすぶっている燃え残りだ。
私の子ども時代は、いつも、このかすかにくすぶる火の中に覆われてある。


補足・生還者は少数ですがいたそうです。
それと、夜の航行だといわれているのに、昼間とあるのも不思議ですね。



   BBS   ネタバレDiary  16:30


2013年07月09日(火) 男神回來(続き)●Elle台湾エッセイ・もう1つ

さんざん太った、老けたと煽った後に、「復活〜!」とは、
えげつないネタ作りかと思わせられますが、
やっぱり、素敵な人には外側もずっと素敵でいてほしいんですよね、と思います。

これもそんな内容で、捜狐の動画ニュースを使っていますが、
金城さんの部分を繰り返し映してくれるのは、うれしいかも。
昨日の台湾の非凡新聞です。



link


この種のニュースはあとこれ1つで終わりにしましょう。


城武が事実によって老けてはいないことを証明した。
先に撮影された「I SEE YOU」のCMは人々をまさしく魅了し尽くし、
台湾の美しい景色に浸りながら、大勢のファンが彼のこぐ自転車に乗りたいと願ったのだった。
現在、彼は今度は国際的な大監督ジョン・ウーの新作映画「 太平輪」に出演する。
聞くところでは、彼はかっこよい扮装でカメラに収まり、
依然として非常な姿の良さ、かっこよさを維持しているのを人々に知らしめたという。

この新作「太平輪」は6日北京でクランクイン、
金城武、ホアン・シャオミン、チャン・ツーイー、
韓国スターのソン・ヘギョら大スターが集結、こ
のキャスティングだけでも見る価値はある。
金城武が好きな人は決して見逃さず、
彼が老け込んでいないことを絶対確かめに行くべきだ。

先日彼が老けた姿で写真に写っていると流されたことで、人々は驚愕した。
なぜなら彼は子ども時代から大人になるまで、ずっと憧れ慕ってきたアイドルだっただからだ。
だが、年を取らない者はいないのだから、ファンは厳しく見てはいけない。
しかし、数日前、金城武は老けて太ったというバッシングに対し、こう返した。
「見た目に時間や労力をかけるより、社会のためになるよう努めるほうがいい」
洪素津・文 Yes娯楽新聞中心 2013.7.9)


写真のキャプションには、

城武は今でもやはり多くの人の不滅のアイドルである」
とあり、やっぱり愛されてるんだと思います。



Elle台湾のエッセイ・もう1つ   23:40

7月2日にリンクを張った「ELLE台湾」サイトの、Friendの方の訳です。


金城武と、私たちみんなで追いかけたあの頃

「I SEE YOU」の一言が、
ある日突然私のフェイスブックを覆い尽くす話題となった。
若い人は、なぜこの、もう完全な美しさとは見えない男性が、
私たち70年代生まれの人間にとって、かくも抵抗しがたい魅力を持つのか
理解できないだろう。

私たちが彼らと同じような、まだ青く若々しかった頃、
それは高雄の墾丁に行けるだけで有頂天になっていたような年齢だ。
当時、ウォークマンで「標準情人」「多苦都願意」を聞いていた私たちは、
親友とイヤフォンを半分ずつ耳に差して、そのころまだあった区間急行に乗っていた。
それはある種の、ゆっくりと時間をかけて楽しむことを許されているという快楽だった。
時間をたっぷりかけてどこかに行ってよく、アイドルに夢中になっていてよかった。
その頃、私たち誰もが好きだったのがこの男性、金城武である。
私の金城武体験はT18から話し始めねばならない。

あの年。
男の子はみんなエリクソンに夢中になっていた。
CMの金城武のように、携帯に向かって「ラーメン!」と言えば
自動的に通話できるというのをしてみたくて仕方なかった。
携帯のふたをパチンとあける動作も魅力的で、
T18さえあれば、金城武みたいに、少なくともかっこいい扱い方はできる。
当時、ソニーといえばウォークマン、エリクソンといえば携帯、
金城武といえば若い男女すべてのものだった。

あの頃、彼はまだ明るいビーチボーイで、
私はサメ機は小海豚機より落下や衝撃、水に強いと思っていた。
その時代の携帯電話はそんなに多機能を求められておらず、
両親からかかってきたら切れて、
好きな女の子からの電話はつないでくれればよかったのだ。

その後、携帯のせいで、私たちはいろいろと気をもむようになった。
あの、いつも留守電を確かめる習慣については、
私たちは金城武のあとについて「恋する惑星」に行ってから、
彼と一緒に道に迷ってしまったようだ。
5月1日を迎えること、あるいはパイナップルの缶詰を見ることに、
みんな意味があるようになった。
その年、毎日T18で電話をかけていた彼女は、今も何かを思い出すたびに、
また期限が切れてしまったと感じる。
また1年経った、また1年経ったと。

例えば金城武。
たくさんの人がいろいろな金城武を知っている。
しかし、こちらが察し、感じ取らないと、はっきり主張してこない金城武もある。
かつて陳昇の録音スタジオの助手を務めた金城武には、
実は音楽の天分もあったのだが、ある種の、いわれなき世間の偏見と同じで、
美と才能は同一人の中に存在しないはずだといつも言われていた。
それゆえ、彼はこの方面ではきわめて控えめで、ほとんど口にすることがなかった。

独自の炯眼を持つ陳昇もまた、この道理をわきまえており、
歌を世に問うた後、作曲者が誰かはすぐに明らかにせず、
ただ、「これは少年が作った曲」と言っただけだった。
陳昇は音楽自身におのれを知る者を選ばせたのだ。
この歌が1997年リリースのアルバム「六月」に収録されたときになって、
ようやく金城武の3文字が歌詞集に記された。
大声で言いふらすことのない英雄が英雄を惜しみ、
意図的に話題として盛り上げることをしなかった。
わかる者だけが分かればよかったのだ。

このように、野心と成功は、実はあまり直接的関係ないことがわかる。
こんなふうに理解して注意深く守ることこそ、実は真の完璧さであると、
この歌を愛する者たちに、静かな愛とは何かを理解させたのである。

金城武との再会は、再び記憶のさざ波を起こさせた。
あのころについて、あの、一緒にいたのに、別れの言葉を言い忘れた人たちについて、
私たちにもう1度、些細だが深い過去を思い出させる。
あの、急いで成長しようとしていたことを、T18を手放せなかったことを、
イヤホンの片方で曲を聴く習慣を。

「I SEE YOU」の一言は、70年代生まれの私たちにとって、
1つの広告にとどまらない、記憶の巡礼なのである。
映像の中で金城武が1人街を歩いてゆく姿が、私たちを再び追憶の交差点に導く。
ようやく「命はもうぼんやりした若さでは」なくなり、
たくさんのことを忘れ去ったとき、私たちはやっと成長したのだ。
唯一の違いは、すなわちこうだ。
昔は、自分が急いでいた、今は急がねばならなくなった、ということだ。
幸い、交差点は依然として交差点である。
依然として沈黙し、依然としてあわただしい。

*この文を最愛の携帯ブランド、エリクソンに――
私のように大人になりたくなかった者たちに寄り添い、
私にこの歌を教えてくれたあなたに捧げる。


ここで「歌」と言っているのは「路口」をさしていると思います。
歌詞の一部が引用されてもいます。



   BBS   ネタバレDiary 13:00


2013年07月07日(日) 「太平輪」クランクン、捜狐の記事+動画●台湾りんごの記事(更新)

これは昨日のですけど、新浪のとは違った写真に付けられた記事本文です。
写真は最後の出典記事のリンク先にあります。



年では最も大々的なキャスティングの映画「太平輪」が、
昨日ホワイロウでクランクインの儀式を行なった。
本紙は現場でジョン・ウー、張一白、趙非、金城武、林保怡、愈飛鴻ら、主な面々の姿を目撃。
この日の北京は大変暑く、撮影隊の�老リーダー�たるジョン・ウーは青いズボンに白シャツで、
早くに現場に来て、スタッフと様々なことについて打ち合わせをした。
非常に真剣で、リンゴなどのお供えの仕方まで目を配っていた。

狎┐泙犬偽砲泙蠅覆き瓩曚匹っこいい男金城武は、もう何年も顔を見せていなかったが、
黒いTシャツとカーキ色のズボンという姿で人に混じり、線香を上げる時を待っている。
そのはにかんだ笑顔は、現場にいた中年女性たちを瞬殺した。
ジョン・ウーはこの愛弟子を大変気に入って、現場でもう役柄の細部について意見を交わしていた。

それに比べると、チェックのシャツを着た香港スターの林保怡は見たところ本当に普通で、
本紙は危うくスタッフと間違えるところであった。
張一白とジョン・ウー、カメラマンの趙非が一緒にカメラにかけた幕を取りはらうと、
金城武ら出演者が1人1人前に出て線香を上げ、撮影が無事に進むよう祈った。
儀式が終わると、それまで出演リストに名前のなかった愈飛鴻がやってきたのだ。
張一白がワンピースを着た彼女を急いで壇の前に連れていくと、
ジョン・ウーが線香を上げるように身振りで示した。
その後、愈飛鴻は張一白のバンに乗ると、一緒に帰って行った。

聞くところでは、早くも2008年に、
ジョン・ウーが「太平輪1949」の撮影を発表したというニュースがある。
当時のタイトルは「1949」で、後に「太平輪」を仮題とし、
主演男優を台湾のチャン・チェン、主演女優をソン・ヘギョと発表している。

この映画は1949年1月に起きた「太平輪事件」を題材とするもの。
大陸から台湾に向けて出発した中輪船公司の汽船「太平輪」は、積載量をオーバーしていたこと、
夜間航行中にライトをつけていなかったことから、衝突沈没事故を引き起こしたもので、
1000名近くの乗客が遭難した。
この事件は�中国のタイタニック�と呼ばれている。

しかし、映画は版権の問題で一度は暗礁に乗り上げた。
2011年、ジョン・ウーは淅江のある会社と連合して舟山に撮影スタジオを建設、
ところが病気になったためにまたもや手をつけることができなくなった。
今年の1月、この作品にまたもや3月クランクインという情報が伝えられ、
出演者にはアンディ・ラウ、ルイス・クーの名が加わっていた。
好事魔多し。今、「太平輪」はついにクランクインしたのである。
捜狐娯楽迅 2013.7.6)


この内容の動画がこれですね。
ナレーションは、上の記事の「一緒に帰って行った」までと同じ文章。
  18:40

link



台湾りんごの記事   19:40

昼過ぎに台湾のりんご日報も写真入りで報じました。


「生死恋」クランクイン 金城武、男神復活

監督ジョン・ウーの新作「生死恋」は金城武、ホアン・シャオミン、チャン・ツーイー、
韓国スターのソン・ヘギョら第一線の大物をそろえ、昨日北京でクランクインした。
儀式にはジョン・ウー夫妻のほか、
いつもその所在が謎の金城武もひっそりと姿を現し、礼拝した。
写真で見る彼の、黒いぴったりしたTシャツを着て両手をズボンのポケットに突っ込み、
輝くような微笑を見せる様は超クールで、まるで、絶頂期に「若返った」かのようであり、
ネットでは「ものすごくかっこいい、まさに男神の復活だ!」との驚きの声があがっている。
(台湾りんご日報 2013.7.7)


はい、私、ずーっと読みました。
「痩せた!」「すごく若い」「かっこいいーー」「誰だ、太ったと言ったのは?!」
「これを中年太りって言うの??」「やっぱりかっこいいじゃないか」……
この連続ですわ。
どこかの新聞の記者が写真載せてそう書いていて、
「言ったのはあんたたちマスコミでしょ」と突っ込まれてましたけど。

「男神」というのは、最近ネットでよく見る言葉で、
普通のハンサムとかかっこいいとかを、次元を超えたいい男を指すようで、
芸能界では(他については知らない)金城武とダニエル・ウーぐらいしか言われてないような気がします。

ところで、映画そのものに関してもう少し。


(前略)
番関心をそそられるのは、ジョン・ウーのここ数年の映画の傾向の変化である。
観客の心にあるのは、暴力美学の代表的人物である彼だが、
ここのところ、歴史的な壮大な題材を好んで撮っている。
「赤壁」がまさにそうだし、準備中の「飛虎隊」も「太平輪」も、
歴史の狭間で人間の運命に目を向ける試みである。
ここ数年の彼の映画はどれも製作費が巨額で、大がかりで、豪華キャストであり、
このような高い製作費は、自ずから大ヒットと芸術との二重のリスクを引き受けることになる。
しかし、それでもジョン・ウーを信頼する者は少なくない。
「最近の内地の市場は中小資本の映画が流行しており、大作は求められていない。
だが、「太平輪」のような題材はやはり少ないので、ジョン・ウーに奇跡を起こしてほしい」
東莞時報より 2013.7.7

そして、監督は――

(前略)
督は、映画のストーリーは人々の困窮と流浪を描くものだが、
それでも希望と光に満ちた映画であり、たくさんのアクション、ドラマ性、
そしてユーモアの要素をもった作品だと明かした。
京華時報より 2012.7.7

ということなので、監督が何を描きたいのか、その挑戦を楽しみに見守りたいと思います♪



   BBS   ネタバレDiary  2:15


2013年07月06日(土) 「太平輪」くらんくいん!●Elle台湾「金城武・標準情人」

写真出ました! とっても素敵!!

まず、こちら

金城武のかっこよさは昔のまま、とあります。

微博では、


月6日午前9時30分、ジョン・ウーの新作「太平輪」がホワイロウで正式にクランクインした。
ジョン・ウー夫妻、金城武、林保怡、愈飛鴻、張一白らが参加して撮影開始の式を行なった」

と。
記事はこれから出ると思われます。

だめ、笑いが止まらない……
しばらく眺めて楽しみましょう。




ELLE台湾「金城武・標準情人」   18:00

クランクイン記事が出てくる前に、なかなかアップする時間のなかったELLE台湾サイトに載った文章、
Editorの方だけ、先に載せます。



金城武 私たちの恋人のお手本

「帥哥」は「金城武」の3文字を表現するとは限らない。
しかし「金城武」が必ず「帥哥」の2文字を表していることは誰でも知っている。
彼の登場以降、ラン・ジェンロン(藍正龍)、チェン・ボーリン(陳柏霖)らハンサムなスターがデビューすると、
「ヤング金城武」「金城武の後継者」などの称号が冠せられる。
だが、たとえ濃い眉、大きな目、きれいな肌は同じでも、大もとの素質で私たちは気づかされるのだ、
一番完璧なのは、やはり金城武であると。

私は、男女を問わず、誰もが心の中で深く金城武を愛していると、ずっと思っている。
愛し方が違うだけだ。
「神様、もう少しだけ」を何度も見て、ルナ・シーは好きでないのに、
オープニングの主題歌が始まるや、一緒に歌いたくなってしまう人。
彼が「標準情人」をリリースしたとき、熱狂してその姿を追い求め、
つまらないバラエティ番組を、ただ彼が登場して歌うのを見るためだけに見た人。
そして、ほかの人が金城武のことを話題にすると、全然ハンサムだと思わない、と言うくせに、
実は「ダウンタウン・シャドー」や「ウィンター・ソング(如果・愛)」などの映画を何度も見ている人。

今また違ったやり方で、私たちはフェイスブックで、ツイッターで、微博で、
エバー航空のCMを猛烈にシェアしまくり、彼が世界各地をさすらう姿を見ても、
容貌・体型がおじさんに変わってしまったなどとは微塵も思わない。
事実、金城武は前と同じようにかっこいいと思う。
昔、子供のころ抱いていた彼の印象は、要するにシンプルだった。
金城武とは、陳昇のところにいた、あのはにかみ屋の少年であり、朱延平の映画の常連でもあり、
ジミー・リン、ニッキー・ウーと共に、映画で目いっぱいかっこよさを見せ付けていた。
けれども、スターぶることは全くなかった。
彼は、朱監督が初めにいろいろと教えてくれたことに感謝していると語ったことがある。
今、大スターとなっても、その気持ちは変わることがない。

私の場合も、金城武を好きになったのは日本のドラマの頃だ。
「神様、もう少しだけ」の、あの愛情深い音楽プロデューサーを好きにならない者がいるだろうか?
だが、振り返ってみると、高校生のときに、やはり「恋する惑星」を見てから、
金城武と言えば、失恋した若い警官何志武で、ナンバーは223、失恋するとジョギングをし、
愛を証明するために期限の切れたパイナップルの缶詰を食べ、
声は低く落ち着いているがどこか恥じらいが感じられ、
いわゆる美男子というのはこういうふうだと、
つまり金城武のようなのを言うのだと思うようになっていたのだった。

その他には、有名なCMを覚えている。ビオテルムとか、ラーメン機などだ。
男も金城武が好きである。
彼らは金城武の内に、ある種の若者たちが自己投影できるものを見いだす。
彼には男性の友人が大変多いし、自分たちと同じようにネットとゲームが大好きだ。
「如果・愛」「投名状(ウォーロード)」の監督のピーター・チャンが、彼を食事に誘ったら拒否されたと、
理由はネットで友達と会う先約をしていたから、というほどである。
男にとって、金城武は自分に似ている、だが自分が努力する目標のようでもある。
もし彼のことをよく知り、彼の歩みについていくことができるなら、すごくいい。

ピーター・チャンも、かつて「投名状」の3人の主役の中で、
一番好きなのが実は金城武だと言ったことがある。
チャンは映画の最後に金城武の凌遅の刑の場面を削り、残念がっていたが、
映画の尺が本当に足りず、辛い思いで放棄したものだったので、
次の作品「武侠(捜査官X)」に、再び彼を主役に起用したのだった。
彼のことをどんなに好きかわかるだろう。

顧みると、控えめで、芳しからぬニュースの全くない金城武は、
アジアのファンにとっては、本当に不思議な存在だ。
1日中、家にひきこもっていることができるし、最近の私的な感情面についてはほとんど誰も知らない。
ところがそうだからこそ、みなが興味で一杯になるのである。
金城武は明らかに我々と同じ世界にいる人間なのに、いつも近くもあり、遠くでもあると感じさせる。

おそらく、これが金城武なのだろう。それぞれの時期に、深く私たちに影響を与えてきた。
世代が異なっても、みなが彼に魅惑されて来た。
以前の思春期の少年から今の大人の男になり、カメラがどんなに彼を追いかけようと、
彼はいつでもそっと面を上げて、ゆったりと微笑む。
その様子は真に、この上なく魅力的である。


   BBS   ネタバレDiary   16:15


2013年07月05日(金) 初の医者役?(太平輪)更新●今夜11時のりんごonlineに注目

台湾りんご日報にいきなり、詳しい配役が載っています。
組み合わせは金城武―長澤まさみ、ホアン・シャオミン―ソン・ヘギョだとか。
チャン・ツーイーがトン・ダーウェイと夫婦役、というのは、
ツーイー側から、前に明かされていたと、これは他の記事にありました。

この役と組み合わせ見ると、ウー監督が一番合った配役にしたというのはわかる。
とすると、やっぱりチャン・チェンの代わりだったのかな?
にしても、かなり早い時期にその交替は決まっていたのかもしれません。

記事は
ここ

詳しくは後ほど。


(13:00)

国スターのソン・ヘギョは、ドラマ「その冬、風が吹く」で人気復活、
同時に中国人監督に気に入られており、
ジョン・ウーが明日撮影開始する新作「生死恋」で、
チャン・ツーイー、日本人女優長澤まさみと美を競う。
共演はホアン・シャオミン、金城武の牴金瓮撻△箸いΔ海箸如
映画はクランクイン前からセンセーションを巻き起こしている。
楊祐寧(トニー・ヤン)がチェン・ボーリンを下し、金城武の弟役を演じる。
          *  
「その冬、風が吹く」は今年2月から4月、韓国で放映されると、
視聴率はトップ、ネットでのアクセス数も急上昇し、
主演男優のチョ・インソンはその人気を固め、
一時人気の低迷していたソン・ヘギョは、このドラマによって再びブレイクした。
だが、中国人マーケットでは一貫して注目されており、
ウォン・カーウァイは「一代宋師(グランドマスター)」
トニー・レオンの妻役に起用、「アジアで最も美しい女優と」賞賛している。
ジョン・ウーは既に5年前に、彼女を出演者に指名している。
当時、ジョン・ウーはカンヌで「赤壁」の宣伝中だったが、
「生死恋」を製作することも発表したのだった。
このときの出演者名の中にソン・ヘギョがあった。
しかし、時が経ち、おまけにジョン・ウーの首の腫瘍治療のため、企画はストップ、
出演男優のキャスティングも何度も変更になった。
金城武がチャン・チェンに代わり、
ホアン・シャオミンの役はアンディ・ラウが考えられていたものである。

映画は、1949年の、上海から基隆に向けて出航した船、
太平輪が沈没した事件を基にしており、
長年にわたる3組の愛情の物語が展開される。
撮影班は既に数日前北京のホワイロウ撮影所に入っていたが、
そのことで、出演者リストを盗み見られ公開されてしまった。
金城武演じる台湾の医学学校の学生は、日本統治時代、召集されて日本軍の軍医となり、
そのため長澤まさみと引き離されることになる。
ホアン・シャオミンの方は中国の軍人で、
ソン・ヘギョと、やはり戦火ゆえ別れ別れになるということだ。
男性主役の出番は「黄金」ペアに集中し、
チャン、ソンが「グランドマスター」に続いて再び火花を散らす。

愛と戦争の他、ジョン・ウーは肉親の情と時代の意味も描き出したいと考えている。
2、3カ月前、彼はお忍びで台湾に来て、金城武の弟役の若い俳優を探していたとのことだ。
チェン・ボーリン、王柏傑(フーロン所属ですね!)らがスクリーンテストを受け、
最終的に楊祐寧が選ばれた。
この楊祐寧は、2008年にジョン・ウーがプロデュースした
「天堂口(ブラッド・ブラザーズ)」に出演しており、それが勝利の一因かもしれない。
(台湾りんご日報 2013.7.5)



今夜11時のりんごonlineに注目!  22:15

台湾を訪れた福山雅治が大人気ですが、夕方、こんな記事が出ました。

山雅治は昨日の夜、台湾での最初の夕食で、太和殿のマーラー鍋を食べた。
今日の記者会見で、一番好きだったのが鴨の血(のにこごり)だと語ると、
司会の黄子佼が「台湾人は誰も鴨の血は食べないんですよ」と言ったので、
ぽかんとしてしまった。
彼は金城武が出演した旅のCMを見て、
台湾の山や海を訪れて長期滞在をしてみたいと興味が湧いたようだ。
また、金城武とはお互いよく知っていると自分から言ったが、
さて、いったい2人の間にかつてどんな興味深いことがあったのだろうか?
今夜10時の「りんご娯楽online」をご覧ください。


とあって、記事のページにアドレスがあります。記事はこちら
日本時間11時に始まると思います。
(私はこれから帰宅だから、ちょうど見られないよー)

同じりんごのこちらの記事によると、
台湾に来る途中、機内でエバーのCMを見て、
台東の美しさに感心し、訪れてみたい、特に「金城武大道」を見てみたいと、
言ったそうです。
こちら


   BBS   ネタバレDiary   7:20


2013年07月04日(木) シチズン@読売新聞●「太平輪」絵コンテ(更新)

シチズン全面広告、また

朝、神戸からお知らせをいただきましたが、
東京でも載っていました、全面広告。
腕に手をやっている前に載ったのと同じですが、
この時期、重なって、なおうれしい。やっぱり買ってしまいました。



「太平輪」絵コンテ

騰迅娯楽で絵コンテ入手!? これ

これだけではストーリーとかわからないでしょうから、見てしまいましたが、
金城武演じる厳澤坤が出て来てます。
(文字は音が同じ顔澤坤になってるけど)
後でもうちょっと読んでみよう♪

しかし、あちらのマスコミは……
でもって、すぐ漏れちゃう体制……緩やかでいいけど。



更新 記事です。内容は推測なんですが、事前情報ゼロがいい方は、読まないで下さい。  13:30


ョン・ウーの新作「太平輪」は、キャスティングと資金の問題から、長いこと準備状態が続いていた。
最近、この製作費3億円の映画は、チャン・ツーイー、ホアン・シャオミン、
金城武、ソン・ヘギョ、トン・ダーウェイ、長澤まさみの6大スターの出演で、
7月6日、ついに正式にクランクインする。
騰迅娯楽はジョン・ウーの映画についての自筆原稿一部分のことを知ったが、
これを見ると、「太平輪」はパニック物の文芸作品ではあるものの、
なお、少なからぬ戦争シーンの描写があることがわかる。
また劇中の3組の恋人の関係も少しずつ浮かび上がってきた。

絵コンテ解読1・人物関係が浮かび上がる

少し前、主演何人かの役名が暴露されたが
(チャン・ツーイー=於真、トン・ダーウェイ=トン・ダーチン、
ソン・ヘギョ=周蘊芬、金城武=顔澤坤、ホアン・シャオミン=雷義方)、
今回、騰迅娯楽スクープの「太平輪」の絵コンテを見ると、
作中の6大主演者の人間関係もまた、浮かび上がってくる。

ジョン・ウーが以前、口にした話を参考にすると、6大主演者は3組の恋人を演じる。
絵コンテには、1組の男女が一緒に車に乗る場面があるが、
絵と扮装を見ると、このカップルはチャン・ツーイーとトン・ダーウェイにそっくりだ。
これも、チャン・ツーイー演ずる於真とトン・ダーウェイ演じるトン・ダーチンは
若夫婦役だと、以前ネットで言われていたことと符合する。

この他、「顔澤坤」と「周蘊芬」の母親との対話があり、
金城武の演じる顔澤坤とソン・ヘギョ演じる周蘊芬が、
2組目の恋人になるのではないかと考えられる。
この部分の対話をよく読むと、顔澤坤は周の母に対し「夫人」という敬語を使っている。
またその母親が助産婦であるという事実から、
金城武の役は、家柄がソン・ヘギョとは釣り合わず、
2人の恋愛ドラマは貧しい男と富裕な家の娘との古典的路線を行くのかもしれない。

後の2人の主演者、ホアン・シャオミン演じる雷義方は
おのずから長澤まさみの役と愛し合うことになる。
ただ残念ながら、絵コンテには雷義方が戦場を巡視しているシーンがあるのみで、
長澤まさみとの関係を表す資料は一切ない。
最後の主演者として決定した長澤まさみの役名も謎である。

絵コンテ解読2・戦争場面の存在と細やかな細部

「太平輪」は、以前、ジョン・ウー本人によってパニック物文芸映画と定義され、
その上「タイタニック」と非常によく似た歴史上の事件の映画化であるので、
戦争のシーンがあると思った者はいなかった。

しかし、騰迅娯楽が独自に知ったこの手稿を見ると、
やはりジョン・ウー得意の戦争の大場面があるのだ。
「日本軍の旗に火を着けて燃やす」「国民党軍の塹壕の内外」といった文字、
それに軍人が塹壕で腹ばいになっているスケッチは、
どれも「太平輪」に戦闘シーンの味付けが隠されていることを明かすものだ。
ジョン・ウーはハリウッド時代、第二次大戦を素材に「ウインドトーカーズ」を撮っており、
戦争場面に失望させられることは決してあるまい。

戦争シーンの他にも、スケッチは「太平輪」が、
1949年という不穏な時代を再現していることを示している。
作中に難民の描写や、国民党上層部の豪奢なパーティーのシーンがある。
細部では、夫人靴のクローズアップもあり、
壮大なシーンと細やかな細部を持つ大作であることがわかる。

戦争シーンはあるとはいえ、映画の重点は、
やはり不安定な社会における人間関係にあることは言っておくべきだろう。
スケッチには、例えば「生きようとあがく、人間の悲劇、ぶざまだ」
「不運続きの人生」といった文字があちこちで見られ、
悲惨さも少なくないに違いない。

背景はよく知られた事件・中国版「タイタニック」

「太平輪」の物語は、歴史的事実に基づいている。
太平輪は中聯輪船公司の豪華貨物船であったが、
1949年1月27日、上海から基隆に向かう途中、
積載量が多すぎたことと、夜間に無灯火であったために衝突して沈没、
乗客の1000人近い地方の有力者や上流社会人、難民が遭難した。
この沈没事件の後が、太平輪は狠羚颪離織ぅ織縫奪瓩噺討个譴拭
また、当時中聯輪船公司を経営していた蔡天鐸こそ、
今台湾で人気の司会者、蔡康永の父である。

早く、2008年ににジョン・ウーは太平輪事件の映画化を考えていた。
出資者の変更、タイトルおよび出演者の度重なる変更の後、
正式にタイトルと主演者が決定した「太平輪」は、
ついに今週、正式にクランクインする。
(騰迅娯楽 2013.7.4)


   BBS   ネタバレDiary  10:30


2013年07月03日(水) プロデューサー認める(生死恋)●梅田駅のエバー広告●タイトルは「太平輪」

……だそうです。
いよいよ始まりますね。
日本人出演者の1人が長澤まさみであることも明言、
日本での公開はしやすくなりそうですね。



チャン・ツーイー、金城武、「命がけの恋」に墜ちる

昨日、プロデューサーの張家振が本紙に対し明かしたところによると、
ジョン・ウーが長年準備をしてきた新作「生死恋」は今週の土曜日、北京郊外でクランクインする。
同時に出演者の顔触れも確定しており、主演のチャン・ツーイー、金城武、
ソン・ヘギョ、ホアン・シャオミンの他、トン・ダーウェイ、林保怡、
楊佑寧、兪飛鴻らが出演する。
脚本が長いものであることから、張家振は、
上下になるかどうかは今のところ、まだ決められないと語った。

[出演者の変更]
金城武はチャン・チェンの代役?

昨日あるメディアがジョン・ウー監督の仕事場の壁一杯に貼られた写真を撮影し、
「生死恋」の出演者と役名が明らかになった。
チャン・ツーイーが(以下、昨日と同じなので略)。
そのうち、チャン・ツーイーとトン・ダーウェイは夫婦役である。
これについて張家振は、写真に撮られた俳優は基本的に全員出演する、
この他長く芸能活動を休止していた兪飛鴻と、
「世界の中心で愛を叫ぶ」で人気の出た日本の長澤まさみも出演すると語っている。
当初決まっていたチャン・チェンに代わって金城武が出るのか、
また張涵予は出演しないのかについては、出資会社がまとめて発表すると答えた。

[脚本の改編]
「色・戒」の脚本家が参加


先週、監督のジョン・ウーは、チャン・ズーイーのフランス、シュバリエ章授章式に出席した際、
彼女が出演することの他、「1週間後、クランクインする」と述べた。
「生死恋」、旧題「太平輪」は、1949年1月、上海から基隆へ向けて出港した
太平輪が沈没した実際の事件に基づいて制作される。
50年間にわたる物語で、3組の背景を異にする恋人達の太平輪事件による生活の変化を描く。
映画の大部分の室内場面の撮影は北京の(郊外)懐柔で行われ、
3カ月後、上海に移動しロケを行うとのことだ。
撮影が行われる脚本は、初めは「色・戒」の脚本家、王恵玲(ワン・ホイリン)が完成させたもので、
ジョン・ウーと「剣雨」で仕事をした蘇照彬もストーリー展開に手を加えている。
それ以前のストーリーに比べ、「生死恋」の構成に大きな変わりはなく、
細部の調整のみ行われたものだ。
(新京報 2013.7.3)



梅田駅のエバー広告   22:00

大阪の梅田駅にエバー航空の特大広告がずらーっと表れたと言う、
近年にない金城ファンの血が熱くなるニュースは既にお知らせいただいていますが、
Greenwitchさんが、シチズンのときに続き、写真と動画!で雰囲気を伝えて下さっています。
労作なので、お知らせさせて下さいね。→Latitude Pressさん

私、もうすぐ大阪の近くに出張あるんだけど、いつまでやってくれるかしら……



タイトルは「太平輪」  23:00

もう少し詳しいジョン・ウー映画のニュース。
タイトルは「生死恋」ではなく、やっぱり「太平輪」で決まったと言っています。



京小馬奔騰影業有限公司が3億元をかけ、
国際的に知られた中国人監督ジョン・ウーがメガホンをとる新作映画が、
先日、中国語タイトルを正式に「太平輪」と定め、
またこの史詩戦争恋愛大作の華麗な主演陣の顔ぶれも明らかにされた。
以前、語られていたチャン・ツーイー、ソン・ヘギョ、金城武の他、
近年人気沸騰のトン・ダーウェイ、ホアン・シャオミン、
そして日本人女優長澤まさみもそのリスト中に初めて名前が挙げられた。

「太平輪」とタイトル決定
ジョン・ウーが初めて戦争パニック映画を監督


5月にカンヌでイメージ・ポスターと英文タイトル「THE CROSSING」が公開された後、
このジョン・ウーの新作の中国語タイトルについてはあれこれ論議が巻き起こっていた。
先日、製作会社は中国語タイトルを「太平輪」と確認、
決して盛んに言われていた「生死恋」ではない。
「太平輪」は、ジョン・ウーの「赤壁(レッドクリフ)」以降、最初の監督作品である。
ウーにとって初めての戦争・パニック物の監督でもある。
「太平輪」はこの国際映画界で誉れ高い中国人監督の、今までの作品中でも、
最もユニークな1作ということができる。

作中で語られるのは、50年余りに及ぶ中国近代史における、
3組のそれぞれ異なった背景を持つ恋人たちがいかに歴史の流れに影響を受け、
戦争と災難を経験し、最後に幸せにたどりつくかの物語である。
戦争と時代の変遷、および災難の中での愛憎は、ジョン・ウーがずっと撮りたかった題材である。
このため、準備には長い年月をかけてきた。
「太平輪事件」はかつてより「中国のタイタニック」と呼ばれており、
したがって「パニック」はこの作品の最もセールスポイントになる要素であることは疑いない。
また、ジェームズ・キャメロンの映画「タイタニック」とは違う、
違った処理方法でこの映画に新しい要素を加えると、ジョン・ウーは語る。

トップクラスの顔触れ
組み合わせは謎


今回明らかにされた出演者リストに、チャン・ツーイー、ソン・ヘギョ、長澤まさみ、
金城武、トン・ダーウェイ、ホアン・シャオミンの6大中・日・韓の大スターを集合させたことで
「太平輪」は感嘆を呼ぶに十分だ。
「一代宗師(グランドマスター)」に続き、チャン・ツーイーとソン・ヘギョが再び顔を合わせ、
トン・ダーウェイとホアン・シャオミンも「合伙人」に続く共演となる。
さらに、「レッドクリフ」以後、ジョン・ウーと再び組む金城武と、
「世界の中心で愛を叫ぶ」で人気の日本人女優、長澤まさみといった
豪華な面々が国際的な大監督ジョン・ウーと組むというのは、
中国語映画のトップクラスの顔合わせと言うにふさわしいだろう。

この6人の主演者について、ジョン・ウー監督は、
彼らは全員自分が非常によいと思っている俳優であり、
ほとんどの者とは初めての仕事となるが、気質もイメージも、
みな役に一番ふさわしいキャスティングだと語っている。
「太平輪」で、6人の主演者は3つの錯綜した複雑な感情のもつれを演じる。
一体、彼ら6人はどんな関係にあるのか、
また3組の恋人がどんな組み合わせになるのかが、非常に気になるところである。

現在何人かの出演者が次々と映画の為の衣装合わせを済ませており、
その決定版の扮装写真を見たジョン・ウーは大変満足している。
映画は今週、北京で正式にクランクインする。
北京新浪網 2013.7.3



   BBS   ネタバレDiary  14:20


2013年07月02日(火) ELLE 台湾●「生死恋」キャスティング明らかに!?(記事アップ)

ELLE 台湾

6月20日とある。
今頃知ったのですが、この2つの文章を読むと、エバーのCMがブームを巻き起こしたわけが
台東の景色以外で、何となくそうかと思えるようになっています。

ELLEのブログからの選ばれた文章のようで、ネットだけなのかな?

両方ともファンには興味深いので、ゆっくりやってみます。

こちら →ELLE Taiwan(トップ)
     【ELLE Editor】Kevin →7月6日
     【ELLE Friends】艾莫西



「生死恋」キャスティング明らかに   17:30

上の記事を読んだだけで、訳をする時間がないうちに、こんなニュースが…

前にも似た話がありましたよね〜。
記者が制作部に入り込んで、キャスティングの写真付き表を見て
ばらしちゃったやつ>確か「武侠」

なので、写真はここにはアップせずに、リンク先に行って、
そこにある写真をクリックすると、いっぱい出て来ます。
ウー監督の奥さんも来ているとか。

で、やっぱり日本人役あるじゃない。この写真で誰だか判る人いますか?

ここ → 捜狐娯楽

文章だけは、読んでアップしても大丈夫そうなら、訳してみます。
(まだ仕事中だし……)

クランクインは7月6日と。


追記)特に問題なさそうなので、記事訳アップします。
あ、それから日本人女優の1人は黒木瞳だと、調査隊の情報です〜♪
  23:30


ョン・ウーが長年準備を進めてきた新作映画「生死恋」
(以前のタイトル「太平輪」)が、ついに7月6日クランクインする!
捜狐娯楽が多方面で探ってきた結果、この映画の出演者の顔触れも、
紆余曲折の末最終的に決まっていた。
以前発表されたチャン・ツーイー、金城武、ソン・ヘギョ、ホアン・シャオミンの他、
トン・ダーウェイ、アレックス・フォン(方中信)、林保怡、楊佑寧がおり、
広くアジアの第一線の俳優を集めた陣容だ。
先日、捜狐娯楽は、東四環で思いがけずジョン・ウー夫人の牛春龍の姿を認めた。
彼女はあるコーヒー店の入り口で黒いビュイックに乗ると、
懐柔(ホワイロウ)のある撮影所に到着したが、
ここは「太平輪」製作チームの準備作業のための仕事場の所在地でもあった。
彼女は夜9時まで陣頭指揮を行なったが、ジョン・ウーは仕事場には現れなかった。

現場

ジョン・ウーは犒臉吻瓠▲Α蕊弯佑深夜まで仕事

午後5時ごろのこと、捜狐娯楽は東四環境のある喫茶店でコーヒーを飲んでいた
ジョン・ウーの夫人、牛春龍を偶然キャッチした。
まもなく1台の黒いビュイックのミニバンが喫茶店の前に停まり、
ウー夫人は急いで出てくるとその車に乗り込んだ。
30分ほど後、車は懐柔のある映画撮影所に入り
、2階建ての建物の前で停まったのである。
ウー夫人が車を降りると、正門から1人の女性が出てきて、温かく夫人を迎えた。
その後、また1人、男性スタッフが来て握手をし、言葉を交わし、
一緒に建に入って行った。
この小さな建物は「生死恋」撮影チームのプリプロダクションの作業場だということだ。
中には美術や脚本開発チーム、出演者と接するための事務所があった。

このあと、夜9時ごろまでウー夫人はここを去らず、建物全体、ずっとも明かりがついていた。
捜狐娯楽はジョン・ウー本人の姿は見つけられなかった。

出演者

中日韓、アジアの全キャスト、トン・ダーウェイ、方中信、林保治も

仕事場の片側の壁に張られた俳優の写真が、
「生死恋」の狒乾ャスト瓩鳩狠罎量鯡召鯡世していた。
チャン・ツーイーは「於真(ユイ・ジェン)」、金城武が「厳澤坤(イエン・ザークン)」、
ソン・ヘギョは「周蘊芬(ジョウ・ウェンフェン)」、ホアン・シャオミンが「雷義方(レイ・イーファン)」、
トン・ダーウェイが「トン・ダーチン」、方中信「顧上校(グー・シャンシャオ)」、
TVBの俳優、林保怡が「袁皮特(ユエン・ピートゥー)」である。
また役名「夏珊」の下に置かれた肖像写真を見ると、秦海璐に非常によく似ている。
さらにまた「志村雅子」と「志村夫人」という2人の女性役の写真は、
どうやら日本人女優が演じるようだ。
最初に決まっていたチャン・チェンと張涵予はリストの中にはなかった。

ひょっとして出演者の顔触れが強力であること、
また撮影チームの猊帰瓩了間が比較的せわしなかったせいだろうか、
撮影班の日程表を見ると、ソン・ヘギョと林保怡らの出演者は
まだ衣装合わせをしていないらしい。
そこで仕事場の壁一杯の出演者の写真は、全部「生死恋」の犒萃衄任諒荏瓩任呂覆、
過去の映画ないしテレビドラマのスチール写真なのである。

撮影チームは大変工夫をして、「生死恋」の中の各役柄と近いスチールを探してきたに違いない。
例えばチャン・ツーイーの写真は「ジャスミンの花開く」の中のチーパオであり、
ホアン・シャオミンは「風声」の写真、金城武は「武侠」、
トン・ダーウェイは非常に猝厩馼瓩侶撹である。
方中信の服装は比較的現代的で、林保怡は海外からの帰国者のような服装をしている。
この他に、日程表には「楊佑寧」「高捷」の、2人の台湾俳優の名も見える。

クランクイン

クランクインは7月6日午前、壩上での可能性も

6月27日、監督ジョン・ウーがチャン・ツーイーのフランスのシュヴァリエ賞授賞式に姿を現した際、
彼女の出演を認めたほか、「1週間後にクランクインする」と語った。
捜狐娯楽が撮影した写真によると、あのいっぱい書きこまれた日程表のホワイトボードの右端の欄に、
数字の6と、英語の「SAT」が記され、
その上の欄に「0920クランクイン儀式」と書かれて、赤い下線が引いてある。
左の欄には「5」と「FRI」の文字だ。
ここ数カ月の日と曜日を対照すると、「生死恋」は7月6日土曜日に撮影開始になるはずである。
また、捜狐娯楽が以前聞き及んだ情報によれば、
この映画は北京周辺の壩上(バーシャン)草原でロケを行なうという。
従って今回のクランクイン儀式は壩上で行なわれる可能性が強い。

ストーリー

小説「色戒(ラスト、コーション)」と「剣雨」を脚色した2人の脚本家

百度検索サイトの、この映画のかつてのタイトル「太平輪」の欄では、
何度もクランクイン時期を変更したニュースがトップを占めている。
また百度の映画百科には、ジョン・ウーがカンヌで、
ある特別な年の複数の恋人の生死と離別を描く「1949」
(後に「太平輪」と改名され、その後また「生死恋」に変更された)を撮ると発表、
このとき、チャン・チェンとソン・ヘギョが最初に発表された出演者として出席し、活動をしている。
2009年3月になって、「太平輪」のプロデューサー、張家振が、この映画の撮影が中止になった、
その原因は出資の亜土影業が態度を変えたことで、
脚本の版権に別の問題が生じたことだと明かしている。
亜土影業も声明を発表し、ジョン・ウーのチームとは仕事をしないと強調した。

しかし、2012年、この計画はまた転機を迎える。
ジョン・ウーと張家振の会社、獅子山(ライオン・ロック)のスタッフが、
浙江のある会社がこの映画の版権を取得したことで、
「生死恋」が無事に撮影を開始できることになったと明らかにしたのである。
これに先立って「色戒」の脚本家、王恵玲(ワン・ホイリン)が脚本を完成させ、
ジョン・ウーと「剣雨(レイン・オブ・アサシン)」で仕事をした蘇照彬もストーリーに手を入れた。
以前のストーリーと比べ、「生死恋」の構成は大きな変化はなく、細部の調整のみされている。
(捜狐娯楽 2013.7.2)


   BBS   ネタバレDiary  12:20


2013年07月01日(月) 金城武・大人の魅力(テレビ番組・中天新聞)

*本当は30日なんだけど、多分入りきらないと思うので、日を分けて、明日(1日)の日付で……


今度は、やっぱり彼はかっこいい、という番組です。
私自身は、今度のCMを見て、とても納得しています。
CMをフル画面で再生すると、本当に何度も集中して味わいたくなってしまいます。

確かに写真は、若さの衰えが目に付くもので、
「めったに出てこないから、あれこれ言われるのよー」とも心の中で言ったりしていましたが、
それらのマイナスの波にまったく動ぜず、
しかも動くCMで今ならではの良さと魅力をしっかり見せたことによって、
難しいこの時期を乗り越え、新しい歩みを続けていく、
絶好のチャンスになったのではないかという気がします。
新作への期待もいっそう高まるでしょうし、
金城武という人を今後丸ごと受けとめさせていくでしょう。

これも日本語訳、してみました。



 link


かっこよさ、昔のまま! 
驚くべき金城武の「大人の男」の魅力


芸能界には数多くの不老伝説がありますが、
男性芸能人の中で最も確固とした地位にあり、
かつ人気の高さを保ち続けている金城武は、そのリストに必ず入ります。
映画界で活躍して既に20年以上、
最近は、めったに姿を見せず、露出はきわめて少ないのですが、
現れると必ず、センセーションを巻き起こします。
最近、彼は台湾の航空会社のイメージキャラクターとして、台東でロケを行い、
さらにまた「金城武風にお茶を飲む」ブームに火を付けました。

(CMの1場面。自転車を走らせ木の下でお茶を飲む)

これがその、大木の下でお茶を飲むシーンです。
涼しい風に吹かれてかっこよさは測り知れず、
金城武騒動が、また台湾を席巻しています。
金城武を真似てポーズを取り、彼のようにかっこよくなりたいというのです。

久しく顔を見せなかった金城武は、最近航空会社のイメージCMを撮影、
遠くヨーロッパと日本でロケを行いました。
みなが驚いたことに、金城武はかっこいだけでなく、実に味わいがあるのでした。

(横顔からパリのCMシーンへ)

CMがネットにアップされるや、1週間経たないうちに、
あっというまに50万近いアクセスを記録しました。
金城武の魅力がわかるというものです。

(メイキング→台東へ)

 今回は本当にこんな長く撮影したことはなかったですよ。
33日間だっけ? 監督が撮るぞ、というたびに、
何回まで撮ったっけと聞いてましたよ。

数えてみると、金城武は今年で40歳になるのです。
たとえネットで今の彼はちょっとおじさんっぽいという声があろうと、
それでも彼は多くの既婚女性たちの心の「男神」なのであり、
40歳に手の届く男性がそうあるべき大人の男の姿形だと言うのです。

このような高い人気が、少なからぬ企業に高いお金を払ってもCMに起用させ
また彼にCM出演料だけで、毎年1000万台湾元以上の収入をもたらしています。

(野菜ジュースのCM)
(白蘭氏のCM)
(エリクソンのCM)
(黒松のCM)


金城武は台湾で生まれた中国と日本のハーフです。
17歳の時、同級生の母親に気に入られてあるCMに出演し、デビューしました。
その後、歌手の陳昇(ボビー・チェン)の弟子となります。
しかし、レコード会社のアシスタントもしており、
レネ・リウと当番でトイレ掃除をしていたことは、みなさん、おそらくご存知ないでしょう。

レネ・リウ 彼は私がしなくちゃいけないことをほとんど信じようとしませんでした。
トイレを掃除したり、びんろうを買いに行ったりとか。

――トイレ掃除もしたんですか。

レネ でも、とても公平だったのよ。金城武もしたんだから。
私が月水金、彼が火木土。
基本的に、私たちは戸の後ろに名前を書いて、
つまり自分が掃除したときは裏に名前を書くの。
それで、彼はいつも自画像をそこに描いていたわね。
自分がやったという印にね。

(「標準情人」のMV)

北京語と広東語のアルバムを10枚出した金城武ですが、
デビュー時はアイドル歌手としてでした。
そしてジミー・リン、ニッキー・ウー、スー・ヨウポンと共に
「台湾四小天王」と並び称されました。
しかし、彼はその枠に押しとどめられることなく、
変身を試み始め、創作の道を歩むのです。

(「多苦都願意」のMV)

彼は作詞作曲をどんどん進めて行きました。
陳昇やジジ・リョンまでもが彼の歌を歌っています。
音楽を愛し、成果もなかなかのものだったのですが、
しかし彼の芸能人生を真に変えたのは映画でした。

(「恋する惑星」の場面)

1994年、金城武はウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」に
若い警官役でブリジット・リンと共演しました。
その清新な演技で、このスクリーンの期待の新鋭は、
あっというまに代表作をもつことになったのです。

(「天使の涙」の場面)

2年後、彼は再びウォン・カーウァイの映画に出演し、
演技への興味をしだいに高めていきます。
台湾と香港の市場を攻め落とし、人気絶頂になると、
なんと決然として日本へと進出をしました。
そして、こののち、違った芸能人生を歩むことになります。

(「神様、もう少しだけ」のシーン)

言語の壁なく、金城武は中山美穂や黒木瞳といった
日本の第一線クラスの女優と共演、日本の芸能界での地位を固めます。
また、日本に居住するようになりましたが、
中国語のマーケットは決して手放しませんでした。

(「LOVERS」のシーン)
(「投名状(ウォーロード)」のシーン)


平均して1年に1、2本、映画出演する金城武は大変評判を気にします。
脚本については、選択は一層厳しいものです。

ピーター・チャン なぜなら彼はオファーを全部断っているからですよ。

――断るっていうのは……

ピーター 断らなかったものがないんです。
誰がオファーしても、大勢の監督をみんな断ってる。

 ぼく以外の人はみんな、なんで出ないんだって言うんです。
どうしたんだって。
ぼくは、いや、そうじゃないよって、
ちゃんとできるかどうかわからないと考えちゃうんですよ。
でも、彼(ピーター)はとても我慢強くて、ずうっと説得してくる。何度も何度も。
もちろん申し訳ないと思ってるんですよ。

(「如果・愛(ウィンター・ソング)」のシーン)

20年近く演じ続けてきましたが、ここ数年になって、
彼は演技力がついたという人がどんどん多くなりました。
しかし、ひょっとしてあまりにクールで美しい外見が輝きを隠してしまうせいなのか、
なかなかその演技は賞の審査員の眼鏡にかなわず、触れてさえもらえません。
ところがCM出演作の方は、しょっちゅうファンを驚かせています。

(パナソニックのCM)

今、金城武はアジアの3大エンタテイメント圏を股にかけ、
華人スターの中でも数少ない集客力を持つ天王巨星です。
台湾でスタートし、香港で頭角を現し、日本で世界に打って出ました。
彼は自然であることを固く守り、自由に生き、しかし神秘さを保ち続けたことで、
初めて独特の魅力と風格を創り上げたのです。(終わり)


   BBS   ネタバレDiary   0:00


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