武ニュースDiary

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| 2004年11月30日(火) |
金城武とアンディ・ラウ(LOVERS)●新作はミュージカル |
金城武とアンディ・ラウ 1:10
アンディ・ラウと金城武のひそかな闘い
記者会見で、アンディ・ラウ、金城武の2人の新旧帥哥が肩を並べた。 金城武が�犖�かけは緊張しているが内側はゆったりしている�瓩里紡个掘� アンディ・ラウは落ち着いて泰然自若としたように見えるが、 実は�狄瓦瞭發篭枋イ靴董�外見はリラックス�瓩靴討い襪里澄�
アンディの言葉の端々から、この老帥哥が、「LOVERS」における 自分の演技がどう受け止められているか、大変�犁い砲靴討い覘瓩里�うかがえた。 長きにわたり数々の戦場を経てきた�爛戰謄薀鶚瓩量召肪僂犬此� あるとき自分が�犖�をすべらした�瓩海箸防坩佞傍い鼎い織▲鵐妊�は、 すぐさま記者に自分の普通話の発音をただすことで、 巧みに話題を転じた。
「LOVERS」で彼は第1男性主役ではないけれども、 我々は、彼がこの役を選んだのには、 必ずやその抜きん出た深謀があったからと信じている。 ひょっとしたら、ひそかに�犲臾鬚鮨�ってしま�瓩�うという 計算もあったのかもしれない。
「LOVERS」のアンディ・ラウ
自信のない大哥
数え切れないほど多くの映画に出演してきたアンディ・ラウは、 様々な�牋点鎰瓠覆劼修�な戦い・アンディの出演作のタイトル)を経て、 早くに何物にも打ち破られぬ頑丈な体に鍛え上げられている。 だが、今回の「LOVERS」への出演には自信がもてなかった。 「ホントのことを言うと、すごく緊張している。 ぼくのこの映画での演技は、きっと『英雄』と比べられるだろう。 もしもう1度機会があれば、もっとうまく演じられると思う。 観客の皆さんの意見を聞かせて下さい」
興行成績の保証
アンディ・ラウは、チャン・イーモウが1番先に出演を明らかにした 出演者の1人であり、 彼の「LOVERS」への出演は決して成り行きでも一時の思いつきでもなく、 ある種、歴史的必然性を持つものだった。
香港で、彼は早くからチョウ・ユンファ、チャウ・シンチー、 ジェット・リーと同様有名な大スターだった。 台湾では4年連続で「10大アイドルスター」第1位の栄誉を獲得している。 日本においては「最も人気のある香港スタートップ10」に名を連ね、 毎年彼の映画特集上映をしているところもある。 韓国では、彼の映画を見て育った大スターは枚挙にいとまがない。 シンガポールで1番よく借りられているのがアンディ映画のビデオだ。
今やアンディ・ラウはただの俳優ではなく、 深い意味をもった1つのシンボルとになっている。 「アンディ・ラウ主演作は、 内地の監督にとって商業的保証を与えるだけでなく、 監督達の地位のある種の証明にもなっているのだ」
老帥哥、2番目に甘んじる
アンディ・ラウが我々の心中では 「演技する必要のない俳優」となっているのに気がついているだろうか。 何を演じようと、人生経験が彼にもたらした蓄積が自然とあふれだしてくる。 「LOVERS」でアンディ・ラウは任務と感情のもつれに悩む人物を演じたが、 全力を注いで作り上げる必要はなかった。 ただ自然に歳月の中で経てきた努力と忍耐の痕跡を透けて見せるだけで、 この役をスクリーン上に現出させることができたのだ。
演技が上達したことで、さらに難かしい役に挑戦するようになり、 自分の演技を観客に認めてもらいたいと熱望するようになったのである。 だから鮮やかに目を奪う主人公の役は後輩の金城武にお譲りし、 もっと演技を必要とする脇役を この上なく大切な、自分を磨く砥石(といし)としたのだった。
「LOVERS」の金城武
「標準情人」、人気スター
記者会見の席に金城武が姿を現わしたときに、 会場のフラッシュがいっせいにたかれた様はすさまじかった。 アンディ・ラウがカジュアルな服装であったのと違って、 真っ白いシャツに黒いスーツの金城武は、見るからにいっそうかしこまり、 シャイでぎこちない感じであった。 が、彼が「大人しく謙虚で、言いたいことがあってもやめてしまう」ような 表情を見せれば見せるほど、女性ファンの心をますますひきつけてかき乱し、 わけがわからなくてさせてしまう。 その勢いは「老帥哥」アンディ・ラウを凌駕するほどだった。
「標準情人」は人を夢中にさせる
「LOVERS」で金城武が演じた金捕頭は、見かけは悪賢く誠意なく見えるが、 心の内はまっすぐで、だまされやすい。 そして実生活での金城武もまた、見かけは「人を惑わせて知らん顔」だが、 内心はシンプルで人と争わない人間である。 このクールさと熱さを併せ持つ気質こそ、 チャン・イーモウが彼の出演を望んだ理由の1つなのだ。 甘言を弄しない金城武は「標準情人」のお手本の誉れ高い。
いつも運命による傷と誰にも知られぬ過去を背負い、 冷たい無常な世の中で、痛々しくもがき、残酷な闘いに明け暮れる。 だが、このとき、もし、1人の女が現われ、 彼に希望と温かな宿命の出会いをもたらすことがあれば、 彼の心の奥には、きっと辺りをも明るく照らす炎が燃え始める。 そして、一切をかえりみることなく、 「美しい種」が失われないよう守ろうとするのだ。
東南アジアの興行成績の保証
チャン・イーモウの金城武起用は、考慮を重ねた結果と言ってよい。 金城武は15歳で芸能界に入り、ウォン・カーウァイ、リー・チーガイ、 シルビア・チャンといった大監督達に認められて、多くの作品に出演した。 例えば「恋する惑星」「君のいた永遠」「天使の涙」は いずれも大変好評を得ている。
さらに日本市場で成功した数少ない香港台湾芸能人の1人となった。 日本と東南アジアでは、金城武の1人天下と言っていい。 「二千年の恋」「ゴールデンボウル」「リターナー」…… ドラマ・映画を問わず、彼の人気はどの日本の大スター達にもひけをとらない。 日本のあるマスコミは、「LOVERS」は彼の映画キャリアにおける 代表作となるだろうと予測までしている。
金城武はジェット・リーのような一線の国際スターでは決してなく、 出演料ははるかに及ばない。 だから彼に日本と東南アジアマーケットを「分担」してもらうことは、 きわめて効率がよく、失敗のない安定した利益が期待できるのだ。
新帥哥が大旗を押し立てる
「LOVERS」は何枚もの上着をはぎとってみれば、 実は2人の男と1人の女の三角関係の愛である。 金城武とアンディ・ラウは��1人が善玉、1人が悪玉を装い�瓠� チャン・ツーイーの心を勝ち取るために腹を探りあいながら闘う。 2人の捕頭の張り合いは、一方の捕吏がより鮮やかに目をひき、より奔放で、 チャン・ツーイーとの�爍各�間の愛�瓩箸いΥ�印を 納得させられる人間であることを要求する。 アンディ・ラウがもはや若くはないのに対し、 英気を強く感じさせ、四方に光を発散する金城武が 「絶対的男性主役」の重任を自然と担うことになった。 映画では、この恋敵どうしは、金城武が美女の心をかちとる結果に終わる。 そして現実においては、新帥哥はすでに老帥哥の人気の座をも 奪ってしまっているのだ。
**********
これは中国のファンの匿名掲示板に転載されていた記事ですが、 出典がわかりません。 多分中国大陸の記事でしょう。 そして、「新京報」の「LOVERS」特集中の言い回しが 何度も、ほとんどそのまま使われているのに気がつきます。 興味のある方は、6月29日のDiaryと見比べてください。 中国の記事って、こういうほかの記事の表現をそのまま使ってあるのが、 けっこうよくあるんですよね。 でも、アンディ・ラウと金城武と、このように2人をとりあげた記事は あまり見ないので、ご紹介してみました。
金城武の新作はミュージカル 20:40
金城武がもしジョウ・シュンを愛したら
香港の映画監督ピーター・チャンがミュージカルを撮る! 全く新しい試みのミュージカル・ラブロマンス「如果愛/もし愛したら」で、 金城武とジョウ・シュン(周迅)を主役に招き、この持ち味の明らかに違う美男美女が、 新鮮な火花を散らすのを期待している。 もう1人の男性主役候補は、「雪狼湖」に出演しているジャッキー・チュン。
ピーター・チャンはここ数年来、様々なジャンルの題材に手を染めてきた。 笑いあり涙ありの「金鶏」は観客に深い印象を与え、 「見鬼」は中国語ホラー映画の新しい境地を切り開いた。 彼のどの仕事も、このようにすぐれたものであるが、 それでもファンが懐かしく語るのは、やはり恋愛映画の佳作「ラヴソング」だろう。 だからこそ、彼が再び恋愛をテーマに、ミュージカル形式で 「如果愛」を撮ることが本決まりになれば、 多くの映画ファンを、いやがおうにも期待させることになろう。
「如果愛」は、ハリウッド映画「シカゴ」のように、 歌と踊りのファンタジー部分と残酷な現実とが交錯する映像の中に、 悲しくも美しいロマンティックなラブストーリーを描き出すものだ。 ピーター・チャンにとっては初めてのミュージカルなので、 企画には時間をかけ、主役の男女優が金城武とジョウ・シュンに最終的に確定した後、 来年1月にクランクインすることになる。
金城武は歌手出身ではあるが、映画界に転身し、日本で活躍後は、 この7、8年、人前で歌ったことがない。 今年7月、主演した映画「LOVERS」のプロモーション大イベントが北京で行なわれたときも、 ヒロインのチャン・ツーイーさえ舞台で歌を聞かせたのに、 金城武は「歌はもうずっとだめだから」と、何と言われても歌わなかった。 しかし、今回、ミュージカルに出演するということは、当然再び歌うということになる。 ジョウ・シュンの方はといえば、アルバムを出しているし、特徴ある低音の持ち主だ。 また多方面の才能を見せてくれるだろう。
もともと金城武とジョウ・シュンは、タイプの違う美男美女と言ってよいので、 2人の組み合わせが同じスクリーンでどのような感じになるか、想像が難しい。 だが、ピーター・チャンは思い切った試みで、今までにない感覚を出したいと望んでおり、 2人も大いに期待している。 この三角関係の恋の物語における、もう1人の男性主役は、 目下はジャッキー・チュンが予定されているが、 もしもスケジュールの都合がつかなければ、レオン・ライが参加する。 (聯合晩報 2004.11.30)
最終決定はまだだというのが、文章の端々に散りばめられているのですが、 まさか、ここまで書いて違うってことはないですよね? だって予告の「香港映画」だし…… ジョウ・シュンは中国の若手人気女優。 本当なら、思ってもみない展開で、期待しちゃいます。 ジャッキーがだめならレオンという流れも(決まっているらしいということが) 不思議だけど。
BBS
| 2004年11月27日(土) |
「聴く中国語」別冊 & 海外DVDショップ |
「聴く中国語」別冊
ちゃきさんからのお知らせ。 「傑作映画セリフ選 心を打つ中国語」ということで、 金城さん関係では「恋する惑星」と「LOVERS」が収録されているそうです。 詳しくはこちら。 月刊の「聴く中国語」にも「LOVERS」が収録されて、 とても興味深かったのですが、CDはアナウンサーの声なので、 すごい違和感。せりふって、全然違うんだなと再認識した次第。 でも、この別冊の付録CDは、アナウンサーの録音と、映画からの原音と 両方収録というので、楽しみです。
海外DVD販売サイト
海外在住の方が、安くて信頼でき、 よく利用しているところとして教えてくださいました。 私も試してみましたが、すぐ届きました。 いずれもオールリージョンでNTSC方式(DVDプレーヤーで見られる)です。
1 Shop KTSLab 日本のドラマのDVD(中国語字幕あり) GB Love2000 God
2 HKDVDSTORE HOFD
支払いはクレジットカードがあれば、Pay Palが簡便です。
BBS 0:10
台中に住んでいる知人から、 VAIO武の等身大のポップを2回見たと知らせがありました。 また、建物3階分の(!)大きさの帆布の垂れ幕があり、 これらはいずれも白い武だとのこと。 というのも、台中にVAIOの専売店が開店したからだそうです。
3階分の垂れ幕って……と想像もつかないところに、 台湾旅行のおみやげが。 台北ですが、おどろくべきVAIO広告が見られました。
たるみさん、本当にありがとうございます。うれしいです! (お世話のアイシーさんもね)
 台北駅前の新光摩天楼展望台(新光三越が入っているビル)の横にある 大亜百貨店ビルの正面の写真
 世界一高いビル(508M)台北101の横で撮った写真
クリックしてください。 重いけど、やっぱり大きく見ないと。 大きなビル、よく撮れていますね〜 今すぐ台北に飛んで見に行きたい〜
BBS 22:30
| 2004年11月22日(月) |
中国「BAZAAR」の記事について & VAIOのCM関連記事 |
4回に分けてご紹介した中国「BAZAAR」の記事ですが、 基本的には金城武に魅力を感じる記者が、それを伝えるためのものと思います。
チャン・ツーイーの映画と言われようと、作品への評価が賛否相半ばしようと、 「LOVERS」によって金城武の魅力が、中国の観客に対して 初めて全面展開したのは間違いなく、その印象は強かったと思います。 「(プロモーションで)それほど知名度がなかった北京では、 実物の美しさに女性記者たちが大騒ぎしたほどだという」(中国語世界2004.9.16) といいますが、実際そうでしょう。 (ちなみに我が中国語の先生は、武の写真入記事を見るなり、 「この人、きれいなんでしょう、映画で。中国人がすごい美男子だったって 言ってましたよ」と言いました)
そういう意味で、間違いがあろうとなんだろうと、 大陸の記事は興味深いのですが、 とはいえ、ちょっと読んでみればわかる誤りがごろごろと……。 例えば――
>映画のプレミアに姿をみせないことが多く、記者会にはいつも遅刻だ。
記者会見に遅刻は大陸のLOVERSプロモのときだけです、私の知るかぎりでは。 プレミアに姿を見せないことはなかったんじゃないかな。 1つ、「ターンレフト ターンライト」の中国プレミアは、 「LOVERS」撮影中のため欠席。そのくらいで、メインのものには顔出しているはず。 それに付随したプロモには、スケジュールで出られないことはありました。 「ラベンダー」のときとかね。
>彼にとっては、芸能界の仕事は�猜枦�屋を開く�瓩茲Δ覆發里覆里澄� >開店すればその日は頑張るが、売れ行きが悪くても、 >食えないのでなければかまわないし、 >店を閉めることになったからって痛手というほどではない。
「弁当屋」のたとえのオリジナルは、こういうことだったはず。 「10代のみならず30代以上の女性にも人気があるのをどう思うか」という質問に こう答えたと、日本の雑誌が伝えています。 「たとえばもし僕が弁当屋さんだったら、それが若い女の子に売れようが、 男の子に売れようが、いっぱい売れればうれしいと思うだろうし、 それと同じでどの年代でも、僕の作品を見に来てくれるとうれしいです」 (「JUNON」1998.10) どこかでこれが変わってきたんだと思う。
>中学に進んでからは、順調な日々とは言えなかった。 >台湾人のクラスメートは彼のことを日本人だと言い、 >日本人は台湾人だと言う。
中学(小学校も)は日本人学校だったから、「台湾人のクラスメート」はないはず。 幼稚園も、日台両方の子どもが通っていたけど、クラスは分かれていたそうですし。 (台湾人クラスのほうにスー・ヨウポンが同時期いたわけです)
>シルビア・チャンはこう言っている。 >金城武は宇宙から来たみたいで、私と彼とは脳波が違い、 >コミュニケーションが取れなかった。 >だからこそ「君のいた永遠」が生まれたのだと。
この話、私は『心動電影記事』という本に載っていた、 シルビア自筆のメモで読みました。 でも、それは武が10代のころのことで、コミュニケーションがとれなかったため、 仕事は実現しなかったのです。 何年か経ってから、シルビアが成長した武の姿を雑誌か新聞で見て、 「心動」の浩君を見つけた! と直感し、オファーに至るわけです。
>劉健一は黒社会の一員で、父親は日本人、母親が台湾人。
これは、父母逆だって、すぐわかりますよね。
>全身が躍動する疾走から肩を10度から15度揺らす歩みに至るまで、
この表現は大陸の雑誌「HIGH」(04年10月号)で見ました。 10月10日のDiary参照。
かなり大ざっぱな記事の作り方だな〜と、私なんかは思うわけですが、 実際に見た作品、そしてマスコミを通じて知った各種情報から 金城武観を組み立てているという点においては、私だって同じことをしているわけです。 ただ、初歩的な間違いが多いことと、 すでに一部で作り上げられているイメージに寄りかかりすぎている印象があります。 一般には、この既成イメージは、こういう記事によって いよいよ増幅されていくんだろうなとも思います。
日本のファンだって、ずいぶんそれに左右されていると感じることも多いし。 仕事に気ままで気分屋で欲がなくて……みたいな言い方されるけれど、 私はそうは思わない。 なんというか、私は彼の言葉をそのまんま、文字通りには受け取らないから。 同じ言葉だって、話す人によって、中身は全然違ってくる。 この人がこう言うなら、こういうことだ……というようなものだと思うので、 そのフィルターの全然かかってないような解釈で決めつけても、何の意味もないでしょう。 そういうことを考えると、細部はあまり気にしないで色々紹介しているけど、 自分も偏ったマスコミ受けするイメージ増幅に手を貸してることになるのかな。 そうならないよう、せめて、明らかな間違いは 訂正していった方がいいのかな、とも思いました。
さて、大分前のことになってしまいましたが、 VAIOのCMに関連しての短い記事です。
金城武が帰ってきた! 先ごろ、タイでSONYのノートパソコンCMを撮影した金城武は、 CM中で3役を演じるのみならず、 38度の高温の屋外で革のジャンパーを着込み、疾走しなければならなかった。 中でも白いスーツ姿は気品があり、才気を強く感じさせるが、 あっというまに汗びっしょりになってしまい、 超級ハンサムの金城武もしょっちゅう汗をぬぐっては メイクを直すことになった。
この彼を苦しめたCMだが、11月中旬から3回に分けてネット上で放映される。 また、シリーズ形式のSony Vaioポスターと屋外広告は、まもなくスタート。 金城武のポスターはいつも盗まれることから、 業者はポスターとパソコンをガラスケースに入れて展示し、 あるいは人型の看板はチェーンで留めるなど、 保護措置を講じるよう指示を下した。 完全に実行されれば、遠くからうやうやしく見るだけということになろう。 (大成報 2004.11.4)
BBS 0:15
| 2004年11月19日(金) |
愛さずにはいられない(中国BAZAAR)・4 |
この記事最終回です。 注釈と感想は、エネルギー切れにつき、次回。
「ぼくの前世はイルカだと言われたことがあります。 陸に上がっても、やっぱりぼくは自由に憧れますね。 決まりきったゲームのルールは好きじゃないし、 他の人の歌をうたうこともしない」 金城武にとって、最も耐えられない生活というのは、ずっと変わらない。
彼は何にでも興味を持つ。 その興味は長く続かないとはいえ、 挑戦する対象が何であれなじんでいこうとする。 もしかしたら後でグチをこぼしているのかもしれないが。
30歳で30作目の映画こそ、金城武にとっては1つの挑戦であった、 「LOVERS」だ。 それまで、本格的な時代劇に出演したことはなかったし、 こんなに激しいアクションを演じたこともなかった。 演技的にも体力的にもある種の新しい体験だった。 特にチャン・イーモウと仕事できるというのは、 彼にとっては予想外のことだった。
映画の中では、派手なアクションのみならず、 チャン・ツーイーとの激しいラブシーンも演じなければならなかった。 彼にとって難しかったのは、後者の方だ。 「LOVERS」で、私達は金城武の様々な努力が実を結び、 自信を深めているのを見ることができる。 また、彼の非常に大きな潜在能力と、仕事へのまじめさも目にする。 彼はウクライナで乗馬シーンを撮影中に落馬し、 腱に裂傷を負ったが、それでも頑張って仕事を全うしている。
「LOVERS」はチャン・イーモウの近年の作品群と同様、 毀誉相半ばした。 ストーリーと監督、そして撮影と美術の他で、 この映画で最も忘れることのできないのは、それは彼――金城武だ。 結局のところ、男なら誰でも、唐朝の衣装があんなに似合うわけではない。 女の手を引いて竹林を疾走したからって どんな男でも私達の心をときめかせるわけじゃない。 金城武のような顔になれるわけでもない。 光と影が共存し、頬がそげ、辛酸を経た顔、 静かに休めば目は生き生きと動き回り、たわむれる。 私達は心ひそかに酔いしれる。
「撮影はもちろんとても大変です。でもぼくにはとても面白くもありました。 それは前にやったことがなかったから。 ぼくはいつも新しいことをやってみたいと思っています。 例えば歌だって……だめってことはないよ。 ぼくはいつだって自分の音楽の理想を手放したことはないと思ってる」
そういえば、もう少しで忘れるところだった。彼は歌手出身なのだ。 かつて陳昇のもとで10枚のアルバムを出したが、 ある有名な超ラブソングがあり、 そのタイトルが、彼の偉大な前途を予告していたのである。 「標準情人」 (完) (柏法[女尼]文 張ロ米編集 ハーパース・バザール中国版2004年10月号)
BBS 2:20
| 2004年11月18日(木) |
愛さずにはいられない(中国BAZAAR)・3 |
昨日の続き。あと1回です。 このBAZAARと、先日のVOGUEの画像を、 にゃおさんがきれいにまとめてくださいました。→こちら
しかし、金城武のエトランゼとしての息吹を真に掘り起こした監督は、 リー・チーガイだと、私は思う。
「不夜城」は完全に金城武にアテて作られている。 この映画の劉健一は黒社会の一員で、父親は日本人、母親が台湾人。 新宿の歌舞伎町の裏街で生き抜こうとあがくが、 血筋のせいで両方の派閥からはじきだされる。 最後に彼はヒロインの山本未来を愛するが、彼女を殺さねばならぬ羽目になる。 「不夜城」の金城武は生への欲望をギラギラさせ、 ただこうもりのように、闇夜、頼る先を捜し求めるのだ。
日本でブームを巻き起こしたこの映画こそ、 金城武の、日本での順調なキャリアを決定付けたものであり、 また彼の辺縁人としての特質と、一匹狼ぶり、 そして傷だらけの心とを余すところなく表現してもいる。
リー・チーガイのもう1つの映作品「世界の涯てに」では、 金城武は探し物業の若者、ナーハオチュンに扮する。 「ぼくの名前はナーハオチュン。ナーは姓じゃない」 この人物のユニークさは、まさに香港のモンゴル人の不思議さだ。 この役は金城武にしか演じられない。 人のために失くし物を探すことの頼りなさと 「探し物は表面だけ見て考えても見つからない」という 一見ナンセンスに見えるまじめさは、 どれも金城武自身の、浮遊し、執着する気質とぴったり符合している。
彼が探しているのは愛である。 他人の愛、そして自分自身の愛でもある。 映画の後半で、舞台はスコットランドに移る。 その冷たく厳しい、灰色の薄暗い画面に、 スコットランドのバグパイプの音が響き、どこまでも静かな感じを与える。 あの、楽園の歌が絶えず心に浮かんでくる―― 今知った、楽園を待ち望む必要はないと 心の中にあったのだ 楽園、それは愛
「世界の涯てに」における金城武の演技は、最も本領が発揮したもので、 私達に彼の別の側面――善良さ、清新さ、敏感さ、 豊かな感情、愛を守り抜く――を見せてくれる。
1993年、「恋する惑星」、金城武20歳。ひとりごとをつぶやく。 2003年、「ターンレフト ターンライト」、 彼は30歳、相変わらずひとりごちている。 相変わらず、笑顔は緊張気味で、 ラブシーンとなると、いつも頭が痛い。 全身が躍動する疾走から肩を10度から15度揺らす歩みに至るまで、 彼が大人になり、丸くなり、 余裕しゃくしゃくになったなんてことは全くないようだ。
彼は小さなことを心から楽しむ。 最愛のUOで先に進めた、新しいクリーム色の電話機を買った、 フグ、あるいは大好きな臭豆腐や牛肉麺が食べられる、 それがうれしい。
La Tarahukuの日本式焼肉も好きだ。 そして南極から帰って半月もんもんとしたあげく、 やっとサーフィンやダイビングに行けたとき。 犬と小動物が大好きで、あるCM撮影で豚がいっぱいいたとき、 彼はかわいい1匹を抱き上げて、キスしたのだ。
彼の心が沈むのは、こんなことだ。 ニュースは嫌い。 なぜなら世界中で暗いことが起こっていて、 至るところ、泥棒や殺人や暴動や政治があるからだし、 自分のホームページを作るのに、専門書をたくさん読まなければならない。
レストランで食事中に、盗み撮りをされたことがある。 情人節に、彼がもらうべきチョコレートが、 全部、近所の同じタケシという名前の人のところに配達されてしまった。
彼が1番好きなのは、子ども時代を思い出すことで、 当時歌った童謡をよく歌う。 覚えているのは、小さい時のおねしょ、兄とのけんか、 コインをのみこんで医者に運ばれたこと、 畑の芋を盗んで焼いて食べたこと、母親に革のベルトでたたかれたこと、 さらには、顕微鏡を買ってくれとだだをこねたことや、 拳法の練習のために父親が柔道着を買いに行ってくれたこと……
この、成熟と成功とを追い求める都市の中にも、 このような人間はいる。 彼らはいつも、この社会に抱え込まれて大人になるのを、頑固に拒否する。 彼らはかわいそうな阻害された大人なのだ。 成熟したふりや、大人のまねなんか一切したくない。 子どもの心をもって旅立ちたいといつも願っている。 金城武はその1人だ。
彼からあふれる濃厚なファンタスティックな雰囲気、 そのおかげで、「ラベンダー」の裸足で靴を探す天使はもちろん、 「ターンレフト ターンライト」のバイオリンを奏でる音楽家も、 なんなく演じてのける。 彼自身がある種、燦燦たる陽光の輝きを発散しているのである。 私達は彼の温かい声のみならず、彼が感動して熱中しているのが聞きとれる ――彼は感動すると、ひそかに涙を流すのだそうだ。 (続く) (柏法[女尼]文 張ロ米編集 ハーパース・バザール中国版2004年10月号)
BBS 0:30
| 2004年11月16日(火) |
愛さずにはいられない(中国BAZAAR)・2 |
続きです。 う〜長い。 しかし、まだ続く。
彼はインタビューがきらい、騒がれるのがきらい、 香港台湾マスコミのやり方がきらい。 映画のプレミアに姿をみせないことが多く、記者会にはいつも遅刻だ。 人前で歌ったり踊ったりしようとしない、 映画祭だって全然重要視していない。
彼は言う。 「映画祭でスターが派手派手しく姿を見せても、でも誰も映画は見に行かない。 なら、行かなくたって同じじゃないだろうか。 映画はこんな不景気なのに、 あんな派手な映画祭をするべきじゃないんじゃない?」
彼にとっては、芸能界の仕事は�猜枦�屋を開く�瓩茲Δ覆發里覆里澄� 開店すればその日は頑張るが、売れ行きが悪くても、 食えないのでなければかまわないし、 店を閉めることになったからって痛手というほどではない。
彼は芸能界では稀に見る、裕福な暇人だ。 日本にいてゲームをし、マンガを読み、 好きな哲学や仏教の研究をし、紅葉や雪を楽しむ。 手ずからハンバーグやステーキを焼き、 本当に何もすることがなければ毛筆で写経をして、 自分がスターだということをすっかり忘れている。 「ぼくはお高くとまっているように見えるとよく言われるけれど、 本当は無気力なだけ」
乗っている車で、その人の人となりがわかるものだが、 金城武は昔ながらの型の、実用性を重視したワゴン車(?)を好む。 きらびやかで高価なスポーツカーが、多くのスターはお気に入りだが、 金城武は少しも心動かされない。 恋愛についても同様だ。 スキャンダルを、嘘だろうと本当だろうと利用して 話題づくりをする芸能人はわんさといるが、金城武は一貫して慎み深い。 「愛情は完全にぼく個人のことで、公の場に引っ張り出して、 みんなの目にさらす必要のないものです。 そんなことは、ぼくにとっても相手にとっても、すごく不公平だと思う。 恋愛がうまく行かなくなるのには、たくさん理由があるだろうけど、 でもそれが、ぼくが芸能人だからというのはいやですね」 と彼は言う。
金城武にとって、いついかなるときにも、 自分の生活をし、自分の道を歩き、真に自然な人間であることこそ、 何より大切なのだ。 彼は控えめさと尊大さを使って城を築き、 1人の男としての尊厳をかたくなに維持する。 また自身のしっかりした心の世界を堅く守りもするのである。
15歳でスカウトされたとき、彼はアメリカンスクール高等部在学中だった (この学校の自由な雰囲気が、彼の束縛を嫌う性格を育てたのでもある)。 キーウィジュースのCMは、彼が深く考えることなしに、 ただバイク代を稼ぎたくて出たものだ。
金城武の幼年時代は楽しく、少年時代は孤独だった。 幼年時代は母方の祖母にかわいがられ、なまけたくなると、学校に行かず、 祖母はそのために嘘までついてくれた。 何よりも懐かしいのは祖母の作ってくれた鍋料理だ。 お金をくすねたり、騒ぎを起こしたりして厳しい父親にきつく叱られても、 相変わらず愉快に日を過ごしていた。
中学に進んでからは、順調な日々とは言えなかった。 台湾人のクラスメートは彼のことを日本人だと言い、 日本人は台湾人だと言う。どちらにしても遊び相手がない。 大人になってからも、このような問題にいつまでも直面している。 内地の人間は彼を日本人だと言い、日本人は香港人だと考えている。 香港人は彼は台湾人だと思っている。 このことが彼からいつも安全感を奪い、 自分の静かで小さい世界にいることを好むようにさせているのである。 今も、金城武はインタビューにはとまどって言葉が出てこないが、 それはただ、何語で話すべきか考えているだけなのである。
金城武はこう話す。 「ぼくが中国人でも日本人でも韓国人でも、それが何なの? 1番大事なのは、自分自身じゃないだろうか? どの土地に生まれたかで何人かが決まるという。 なら、1000万年前にも、この場所は何々国なんて 誰かが決められたの?」
彼は傷付き、苦しみ、困惑している。 どこの人間でもあり、どこの人間でもない。 国籍が彼を縛ることはできない。 彼の心は自由に狭い国家からはみ出していく。 彼は北京語と台湾語と日本語と広東語を自由にあやつることができる。 ちょうど、殺し屋や天使や刑事や音楽家といった 様々な役柄を自由に行き来できるように。 事実は、金城武はその恵まれていることから逆に制限を受け、 と同時に、彼を深く困惑させるもの全てが、 彼独特の人格を作り出してもいるのだ。
金城武には、一種、人を魅惑する距離感がある。 彼の周囲にはまるで何層にもなった空気の保護幕があって、 彼を手の届かないところに隔離し、 自分の心の世界に安住させ、外には出歩きたがらなくさせているようだ。 まさにこの持ち味こそが、彼を多くの監督のお気に入りにさせているのである。
かつてウォン・カーウァイの作品で、彼は1つの成長のシンボルであり、 青春をいやおうなくさらけ出していた。 「恋する惑星」の彼は、棚に置き忘れられたパイナップルの缶詰だが、 見知らぬ女のために靴をそっと脱がしてやる。 「天使の涙」では死んだ豚にマッサージをし、 行動のみでしか他人とコミュニケーションが取れず、 頭を血だらけにしたって平気だ。
その後、パトリック・ヤウの「パラダイス!」では、 汚い、希望のない殺し屋で、大事をしでかしてしまう小人物だった。 シルビア・チャンはこう言っている。 金城武は宇宙から来たみたいで、私と彼とは脳波が違い、 コミュニケーションが取れなかった。 だからこそ「君のいた永遠」が生まれたのだと。(続く) (柏法[女尼]文 張ロ米編集 ハーパース・バザール中国版2004年10月号)
BBS 10:30
| 2004年11月15日(月) |
愛さずにはいられない(中国BAZAAR)・1 |
韓国版「BAZAAR」誌にインタビューが出たとき、 初めて聞く名前の雑誌だと思いましたが、 「ハーパーズ・バザール」だったんですね。 その中国版に「不能不愛金城武」という魅力的なタイトルの記事が 掲載されたのは、ネットで知っていたのですが、 問い合わせするも、入手できないままでした。 これを、台湾のAliceさんからにゃおさんを通じて、 雑誌をスキャンしたものを見せていただくことができ、 訳させてもらうことにしました。
ただ、この記事、Aliceには気に入らないものだったそうです。 良くないので翻訳もいらないとのことでしたが、 ざっと目を通して、その言う意味もわかる気がするし、 しかし、全体のコンセプトはタイトルの通りと思うので、 Aliceの承諾を得て訳してみることにしました。 私の感想はまた最後にということにし、 とりあえず始めてみます。 長いので、数回に分割します。
金城武を愛さずにいられない
――長身でハンサム、はっきりとした顔立ち、深くきらきらした目、 黙って思いにふける時は、クールで孤高の雰囲気が漂い、 微笑めば、氷の峰も融ける。はにかむ様子と素朴さは子どものようだ。 大勢の女達が彼を1秒見るために、90分の面白くない映画も耐え忍ぶ。 「ラベンダー」が上映された時、ヒロインはこう問いを投げかけていた。 「もし天使を愛したら、地獄に落ちるの?」 女性観客は声をそろえて言う。 「天使が金城武なら、地獄に落ちるからってなんなの?」――
「ぼくの名前の『武』は、お父さんによれば意味があるそうです。 ぼくは11日生まれで、十と一を合わせると『士』という文字になります。 それでお父さんは、合わせて「武士」となるよう、武と名づけたんです」
1973年10月11日、金城武は台湾の天母に生まれた。 父親は日本の沖縄出身で、日台両地を頻繁に行き来し、 ウナギ養殖業を経営していた。 母親は台湾の美女、家族は彼を小武と呼ぶ。
デビュー当時、金城武が1番多く口にした言葉は、 「ぼくの姓は金城で金ではありません」だった。 後に、彼は少しずつ沈黙を学んでいった。
特殊な出身、複雑な言語環境、 これが多くの監督達が彼を気に入る1番の原因だ。 彼にとっては、アイデンティティと文化的コミュニケーションの問題こそ、 生涯の難題である。 金城武が大人気を得て、天王級の大スターに なるべくしてなれる人物であることは疑いの余地がない。、 が、長年にわたり、彼はずっと自分を芸能界の主流の外に置いてきた。 東京に身を潜め、半年、1年と消息不明になることはしょっちゅうで、 私生活はさらに謎であり、忘れられることを全く恐れない。 (続く)
(柏法[女尼]文 張ロ米編集 ハーパース・バザール中国版2004年10月号)
BBS 1:00
| 2004年11月12日(金) |
power men下(台湾VOGUE) |
11月7日の続きです。
成長 成長の話になると、ここ数年、積み重ねてきた経験を振り返って、 彼はあたりさわりなく、こう、笑いながら言った。 「面の皮が厚くなったことかな! 以前は人前に出るのが恐怖症の生徒で、 台に上って説明するものは、いつもすごく点が悪かった。 いつもうつむいてぶつぶつ言ってました。 デビューしたてのときも、緊張して震えてたし……」
彼が以前、自分をちょっと自閉的と表現していたのももっともである。 「性格的に、ぼくはすごく極端で矛盾してるんです。 愉快な時は猛烈に遊ぶ、いかれたみたいに。 ふさぐと、厳しい冬が来たみたい。落ち込んでわけがわからなくなる」 彼は話しては笑い、いたずらっぽい表情を見せた。 「ずっと同じことはやりたくない」 「違うことをすることで自分が成長していると感じられる。 いつも違う役をやりたいと思うのも、それだから」と 彼はまじめに言葉を足した。
金城武を見ると、すぐその瞬間的な爆発力を思う。 そして感性と柔軟性を。 もし、彼をあまりよく知らなければ、「ひどく不真面目」に見えるだろう。 彼の考えはある方向に固定されず、 どんな環境にあっても、生き生きできるタイプの人間だからだ。
「ぼくはあまりものを考えないし、将来を美しく思い描きもしない、 だから、たくさんのことをやるよう努力するだけ。 でも、あまり先のことは考えないし、高望みもしたくない。 喪失感がついてくるからね」
仕事好きも、彼の生活スタイルである。 「仕事のないときは、大いに遊ぶ。仕事と遊びとははっきり分けています」
友情 表に出ないが、彼の性格には負けん気の強さが潜んでいる。 特に困難にぶちあたったり、悩みがあったりするとき、 何人かの気心の知れた友人以外には、それを訴えることはほとんどない。 いつも1人で自分の心の中の傷口をなめて癒す。
「友達に電話していなかったときが、1番がっかりするときです」 友達づきあいの原則は「まこと」だと彼は言う。 「ぼくは真実のある人が好き。どんな考えだろうと口に出して話し、 警戒心を解くことで、自由な感覚になれる」 そうであるから、彼は学校時代の純真な歳月を特別懐かしく思うのだ。
「昔、仲間達と夜中にこっそり抜け出し、 学校の体育館でバスケットをして、草原に横になって、明け方の空気を吸った。 空が白み始めると、バイクを飛ばして みんなで永和に豆醤を食べに行った。 また、一緒に朝まで酒を飲んでおしゃべりしたこともある。 でも年をとってきたら、徹夜はもうダメになりましたね」 すばらしい青春時代の話になると金城武が話す、いろいろなエピソードは、 何しろ前のことだから、記憶はあいまいになっているかもしれない。 しかし、あの、何ものにも束縛されない、自由な感覚を思い起こすたび、 気持ちが奮い起こされるのだ。
演技者 ずっとやってきて、金城武にとって、やりやすくなったことは何だろう? 1番難しいのは何だろう? いつから、自分を本物の芸能人だと意識し始めたのだろうか? 「ぼくは恥ずかしがりで、この仕事を始めたばかりのときは、 人前で『しぐさをする』のがつらかった。 でも、歌も演技も、今は慣れて、ずいぶんやりやすくなりました。 難しいのは、今までやったことのないものをやろうとするとき。 とても努力が要るし、結果は決まっていない。
最後の質問で言えば、面白い映画を撮っているとき、『俺は俳優だ!』と思う。、 初めてそういうふうに感じたのはウォン・カーウァイの映画に出てから。 ぼくは運がよかったと言うべきでしょうね。 ちょどそのころ、彼の映画が日本でいい評価を得て、 ぼくはうまい具合に日本語が話せた。 彼の映画に出してもらえたことに、心の底から感謝しています。 ぼくは映画は芸術だと考えていて、 それに参加するのは、確かにいい人生経験ですよ」(完) (蔡耀文 VOGUE台湾 2004年10月号)
BBS 2;50
ようやくロンドン第2報。
金城武 イギリスで童謡を歌う
世間は金城武の新CMに興奮さめやらぬが、金城武自身も大変機嫌がいい。 1つには、パソコンをもらったこと、 もう1つは、イギリスでロンドン橋を見たことだ。 子どものように嬉しそうにニコニコしながら、 こんな寒い質問までイギリス人にしていた。 「どうして世界中の人がみんな、ロンドン橋を落としたがるんだろう?」
チャン・イーモウの「LOVERS」は、世界各地で宣伝を繰り広げているが、 金城武はスケジュールが詰まっているため、 イギリスでのプロモーションしか協力できない。 イギリスは初めての彼は非常に興奮し、 マネージャーも喜んで、きっと街を見て歩きたいだろうと思ったのだが、 彼が興味を示したのはロンドンブリッジ行きだけだった。 他の時間は、相変わらずホテルの部屋で 最新のネットゲームに打ち興じていた。
彼はイギリスでも大変人気があり、 多くの外国人がプレミアのあった映画館の外で彼の名前を呼んでいた。 彼が出歩きたがらない理由の大きなものは、 街でファンに出会ってサインと写真をねだられることで、 生来人見知りの彼はうつむいて歩く。 中国人のファンのカメラ攻撃につかまったときは、こう言うのだ。 「写真を撮らないでくれる? 握手でいいですか?」
いつもはプロモの折、何も要求する事ない彼だが、ロンドンでは 「ロンドン橋の見えるレストランでイタリア料理を食べたい」と希望した。 その後、ロンドン橋の前に車を停めると、 デジタルカメラを取り出して盛んに写真を撮った。 子どものように興奮し、「ロンドン橋が落ちる」の歌を口ずさんだ。 日本語でも英語でも中国語でも、歌の内容が同じことに気がついた彼は、 非常におもしろがって、現地のイギリス人になぜだろうとたずねると、 イギリス人は肩をすくめ、 「童謡ですからねえ。ロンドン橋の歌がそんなに人気があるというのも とても面白いですけど」と答えたのであった。
イタリア料理にしたことについては 「イギリス料理はまずいって誰もが言ってなかったっけ?」と言って笑った。 世界各地のおいしい料理の大好きな彼は、独自な好みを持っており、 ソニーのパソコンのCMをタイで撮影した折には、 毎日必ず屋台の汁ビーフンを食べ、辛くて酸味のあるのに、 いろいろな具を入れたのをどれも好んだ。 現在、金城武は脚本を読むのに忙しい。 マネージャーのヤオ・イージュンは、 彼は近く香港映画の撮影に入ると語っている。 (民生報 2004.11.10)
キリ番 1111111はく〜さんでした。ありがとうございます。
BBS 8:35
| 2004年11月08日(月) |
「ターンレフト〜」サウンドトラック |
HMVのサイトを見たら、サウンドトラックの予約ランキングの 10位に「ターンレフト〜」が入っていました。 映画が気に入ったら、ほしくなりますよね。 今回は日本では発売されず(ノベライズもなかった……)。
宣伝充分にされたのに、同じく日本でサントラが出なかったのは、 「君のいた永遠」でしたけど、ノベライズはあった。 この2つの映画のサントラがないのは、共に曲がすごくいいだけに、残念です。
「ターンレフト〜」香港製のサントラは2枚組みで、 1枚はおまけのVCD。予告編2本と、 ジジの2曲(主題歌と広東語版遇見)のMVです。 それに12ページのカラーのスチール写真入り歌詞パンフ。 しかしHMVでは組枚数1となっているのは、 VCDは初版特典だったのかな?
孫燕姿の北京語「遇見」は「moment」というアルバムに入ってるんですが、 2枚組なんですよね。 でも、この歌で彼女に興味が湧いたのなら、 この機会に持ってもいいかもしれません。
BBS 9:00
| 2004年11月07日(日) |
power men上(台湾VOGUE) |
いろいろとあちらの雑誌の記事を読ませてもらっていますが、 長いので、ついそのままになってしまってました。 これは10月号の台湾ヴォーグこ別冊に載った記事の本文です。 2回に分けて。 (10月24日のDiaryをご参照下さい)
power men 金城武
1992年7月、初めて彼に会った。 そのとき、彼はちょうどファーストアルバムの準備中で、 事務所と契約してから3年が経っていた。 今も1番強く印象に残っているのは、 必ずいいものになる、といった、その自信に満ちた口ぶりだ。 当時、まだ子ども時代から抜けきっていなかった彼は、 いたずらっぽい目をきらきらさせており、 答えは、しょっちゅうアルバム以外の話に飛んだ。 そして幼さの残る顔で、慎重に自己紹介をした。 「金城武はぼくです。ちょっと頑固だけど、心根は良く、 大変気骨があります」
2004年10月、彼が芸能界で占める高い地位と才能については すでに何度も書かれてきたし、 早い時期に、世慣れた物腰の「スター」になって当然の人物だった。 しかし、歳月は流れ、季節は移る。 再会した彼は、片隅にいるだけで、その場の空気が重苦しさから解き放たれ、 ウキウキする気分にしてしまう雰囲気は昔のまま、 長い年月、彼はずっと幼子の心のままで、 俗世間をのんびりと歩き回ってきたのだった。 思考は相変わらずスーパーマリオのように、あっち飛びこっち飛びするし、 嘘偽りなく率直だ。 ただ、見かけの成熟と年を重ねたことが、 彼を以前にも増して自在に、軽やかに、そして感性豊かにしていた。
自然 「ぼくは写真を撮られるのが嫌いなんです」 かつて彼はそう言った。では、今は? 「仕事ですからね!」 けだるい笑顔を見せた。 かくも長い年月が経ったが、金城武は今でも 公の人物であることになじんでいない。
彼は、自分は昔から特別な子なんかじゃなかったと言う。 「ただ1つ、クラスの友達と違っていたのは、 あの人たちのように、将来どうしようかとか、そのために何をしようとか、 全く気をもまなかったということだけ。 彼らに比べると、ぼくは木のうろの中のマーモットみたいに、 何にも考えず毎学期過ごしてた。 ぼんやりして、先生に叱られたり、お母さんに叱られたり、 将来なんか全然気にしない、気楽な生徒でした」 つまり、「別に構わない、そのときになったらわかるさ」 という性格だったのだ。 「だから、芸能界に入ることで、1番嬉しかったのは、 仕事の形ができて、これからの方向が決まったことでした」 彼は以前を思い出して、ほっとしたという顔をした。
愛情 「前に隣に住んでいた母方のおばがぼくを見ると、 いつもからかって言ってました。 とってもハンサムだから、きっと色男になるよって」 彼は気がなさそうに笑うと首を振って言った。 「ぼくは、自分が気持ちを口に出すこと、 傷付くことを怖がっているのが分かります。 でも、もっとまずいのは、口にすることで、 それによけい執着してしまうことなんです」
学生時代、恋をしたことがあったが、 その後、彼女のほうがアメリカに留学したことで、そのまま終わってしまった。 金城武はそれについて、 感情は時間と距離の試練には耐えられないのだと真顔で言う。 そこでときどき彼は愛に垣根をめぐらして、熱を冷ます。 「人を愛するのは、そんなに簡単なことではありません。 1ヵ月たってもまだ心を奪われてぼうっとしているのでもないと、 その気持ちに確信が持てない」 ひと目ぼれがあるということは信じる。 ただ、金城武の愛の物語は、少なくとも1ヵ月間は温めなくてはならない。 となれば、その発生率は事実上大変低いことになる。 数日もたたない内に、仕事に紛れて薄まってしまう可能性がきわめて高い。
愛のことで、これは我慢できないということは? 「だますことですね。ぼくは恋人であれ友達であれ、 嘘がないという感覚を大事にしたいんです」(続く) (蔡耀文 VOGUE台湾 2004年10月号)
BBS 21:15
| 2004年11月04日(木) |
VAIOのCMは6分間 |
今日のいくつもの台湾・香港の新聞に出ています。 以下、様々な新聞を寄せ集めてまとめました。 3回に分けてのアップというのは、 「線上影片」の「no more bounds」Part1〜3というところでしょうね。 壁紙は、あと3枚出るようですね。

金城武は最近、ソニーのノート型パソコン(Vaioシリーズ)の イメージキャラクターとなったが、 6分間におよぶCMは、今のところ、テレビでは10秒の予告CMを流しただけ。 完全版が見たい人は、11月から、ネットで3回に分けて放映される。
今回金城武本人にとって最長のCMは、わざわざタイのバンコクに赴いて、 3日間で撮影されたもの。 CM中、彼は作曲家、ディレクター、泥棒の1人3役を務めている。 その内の1つの役では、皮ジャンを着て、38度の高温の屋外を走らねばならなかった。 また、40階の高層ビルの屋上の端での危険なアクションも要求された。 迫力を出すため、監督は映画のように、 3台のカメラを高く吊ったり、移動させたりして撮影を行った。 良いものにしたいという気持ちの強い金城武はスタントを使わず自分でこなし、 現場のスタッフは思わず拍手喝采したが、 後で「本当は高いところは苦手なんだ」ともらし、 彼の事務所は冷汗を流したという。
今回の商品は金城武が大好きなパソコンであり、 その上、現場には6台の最新型のパソコンが備えられ、 彼はヒマを見つけては研究にいそしみ、楽しんでいた。 そのため、難度の高い演技の連続だったけれど、 その苦労も忘れて楽しくやることができた。
暑いのも苦手な金城武は、あるとき、スタッフと車で街を通っていたが、 大好物の汁ビーフンの屋台を見つけ、がまんできず、車を降りて、買って帰ろうとした。 ところが、注文し終えるや、たちまちタイのファンに見つかって取り囲まれてしまい、 シャイな彼は急いで車に逃げ込んで、 気の利くスタッフがテイクアウトしてくれたものを、ホテルで味わったという。
ソニーVaioシリーズの新シリーズのキャッチコピーは no more bounds(領域無限)。 今回初めてイメージキャラクターを使ったプロモーションを行うとのこと。 金城武を選んだ理由は、 その魅力と目をひく外形の持ち主であることが、Vaio商品と同じであり、 これ以上ふさわしい者はないこと、 さらに彼がコンピューター関連品が好きなのは周知の事実で、 きわめて説得力があることを挙げているそうです。
BBS 8:00
| 2004年11月03日(水) |
VAIOのCM出演●今日のシネマミラノ |
VAIO(ソニー)のCM
ANNEさんがBBSでお知らせしてくださった 台湾SONYのVAIOのCMサイトをこちらに書いておきます。 ANNEさん、KIMIKOさん、ありがとう!
 トップページ右のメニュー 線上影片 → 前導広告(ティーザーCM) 幕後花絮(メイキング)
更多金城武 → クイズに答えてポスタープレゼント (あと3種出るようです)
下載VAIO → 左上の蛍幕保護程式(スクリーンセーバー) 左下の金城武桌子(壁紙)
ティーザーでは、「ヴァイオをよこせ」と拳銃が突きつけられています。 メイキングにある、黒服武がこれかな? ティーザーは既にテレビで放映されたそうです。 本格的なCMは11月15日にネットで公開。
祝日+レディースデイのシネマミラノ
今日は社会人の娘と「ターンレフト ターンライト」鑑賞に。 2:20からの回のため、予定よりちょっと遅れて2時に着いたところ、 今からだと立ち見の可能性がありますと言われ、 ともかく行ってみて決めようと映画館に向かうと、 既に、1階の階段下まで行列が。
これは無理、2時間立ち見はつらいと、次の回まで時間をつぶして待つことにしました。 4時半の回のために、今度は4時5分前に戻ってきましたら、 館内で行列。私達の3,4列目以降は、階段での並びになったようです。 この回は最終的に最前列まで、ほぼ全部埋まっていました。 男の人1人で、という方も結構いらっしゃるんですよね。
隣のカップルの女の子の方が、始まる前に、 「『LOVERS』の金城武、すごくかっこよかったよね」と話してました。 上映中も楽しそうに何度も笑っていましたね。 みな、笑うところでは笑い、クライマックスではシーンと集中している 様子が感じられました。 娘は終わってすぐ、「いい映画だね」とひとこと。 「ストーリーどうこう以前に、よくできた映画っていいよね。よかった」 と、反応は上々。この子は原作を先に読んでいます。 クチコミで広がっていくといいなあと、相変わらず宣伝マンのようなことを 考えながらも、クライマックスでは、日曜に泣いたばかりなのに、 また涙がにじみました。
映画館には、武グッズもいろいろおいてありました。
BBS 23:50
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