少し前(かなり前かも。笑)の事になるのだが、囲碁関係の本を買おうと、大阪梅田の紀伊国屋書店に行った時の事。 日本棋院の「秀麗秀策」とそのほかいくつかの定石本、等を買い込みレジへ並ぶと目に飛び込んできたのが、『世界クラシックアニメシリ―ズ』というビデオコーナー。 懐かしいタイトルがズラリと並び、あまりの懐かしさと嬉しさに、「雪の女王」(ソビエト1957年製作)と「注文の多い料理店」(川本喜八郎監修)を衝動買い。 手に入れた事で満足してしまい見るのをすっかり忘れていたのだが、このところの陽気に、殆どトラウマのような条件反射で「雪の女王」が急に見たくなってしまった。(笑)
子供の頃、夏休みになると「雪の女王」が必ずと言ってイイほど放映されていた時期があった。(他にもフランスで製作された「時の支配者」や「ガンダーラ」、チェコの人形アニメ等も放映され、すっかり、世界のアニメの魅力にとりつかれてしまった。) 記憶の中の「雪の女王」は、『フルカラーのアニメだ』という“情報”と、『モノクロ』で再生される“映像”との不思議なギャップが混在し、思い出そうとすると少し頭の中が「ワサワサ」する。その「ワサワサ」を解消する為にど〜しても「雪の女王」が見たくなる…という繰り返しだった。
実際に見て、「こんなにも色があったのか」と驚いた。(笑) そしてどうしてもモノクロでしか思い出せなかった女王の宮殿が、ブルー系のモノトーンで描かれていて、ものすごく“寒さ”を感じるのだった。
“夏休み”の時期が近づくと、やたら「雪の女王」が見たくなるのはその所為だと妙に納得。
暑くなると、涼を取るために見たくなるのが「雪の女王」なのである。
他所さまで「いかにも」なヒカルの絵を見てしまい、ナリを潜めていた幕末病が発症。(笑) 日本史上一番多くの人間が、政治に直接関った(もしくは巻き込まれた)時代で、誰も無関心を気取ってなどいられなかった時代。 それは今でも同じで、NHK大河でも、今度『新撰組』をやるというし、「幕末」「維新」と聞くと目の色の変わる歴史ファンは最も多いかもしれない。
実際の当時の思想の点から見ると、「開国佐幕論」、水戸学がベースの「尊王攘夷論」、明治以後の絶対主義的天皇制イデオロギーの基礎となった儒学者の解く「尊王論」と国学者の「尊皇論」だのといろいろあって、尊皇を唱えたのが実はもとは幕府側だったとか、開国を唱えたのも、もとは佐幕派のなかで論じられていた事で、当時の歴史の流れが、いかに激しく、怒涛のごとく変化し、こんなはずではなかったと嘆いた人間がどれほどいたか分らない。
なので、「坂本竜馬に代表される勤皇派」だの、「新撰組派」だの、「薩長派」だのとキッパリ割りきれないのではあるが、敢えて言うなら実は奥羽連盟の「会津藩贔屓」なのである。 最善を尽くして幕府に忠義だて、朝廷に対しても誠意を尽くした松平容保の不器用過ぎるほどの生き様と、それに殉じた会津藩士の悲劇は、潔く、美しく、哀しい。
『幕末会津藩往復文書』なる資料が発見され、新しく会津について考察されているので、今後の幕末モノの物語の中で、会津がよりリアルに描かれる事を期待しているところ。
会津について語ると長くなるのでここまでにして、詳しくは、中公新書発行の『幕末の会津藩―運命を決めた上洛―』(星 亮一著)をご覧になる事をお勧めしたい。
朝日新聞社主催の手塚治虫文化賞の新生賞にヒカルの碁が入賞。
表彰された日に朝日新聞、読売新聞紙上で作品に対する評価や、作品の及ぼした影響について、書かれていたらしい。
しかし!ナゼ関西圏の読売新聞には記事が載らないのだろう? 朝日新聞社が主催しているから、他の紙はスルーなのか…。
昔、インタヴューを受けた手塚氏が、 マンガは市民権を得て文化になったかという質問に 「所詮、マンガはマンガだ」とお答えになっていたが、 むろん本気の発言ではありえない。
手塚氏のファンであれば氏の心中察して余りあるのだけれど、 とかく日本においては新しい“文化”は育たないし、 古い“文化”は廃れていく。
流されて堕落していく、浮き足立ったブームが、 さも“文化”まがいに受け入れられているかのような不愉快さが拭えない。
そのくせ、妙に権利だけが叫ばれる著作権問題。
心有る作品の守られるべきモノが守られず、著作権が守っているのは、 権利が所属している企業の“利益”である。
くだらない。
2003年05月27日(火) |
今週の週刊碁。その3 |
“狙い”と“読み”の真っ向勝負。
“狙い”の山下と“読み”の張栩の直接対局――――
12日の日記でも少し触れましたが第28期名人戦リーグです。
七月に山下敬吾棋聖と張栩八段の直接対決があります。 もう本当にこれほど胸が高鳴るカードはありません。
本因坊戦リーグでぶっちぎりの全勝で挑戦権を獲得かと思われた 張栩八段に、1敗の黒星をつけたのが、直接対局をした山下棋聖。 この為、張栩プロはプレーオフで王王座との対局に。 それを征して、現在、加藤本因坊とのタイトル戦を戦っているわけですが、 現在、名人戦リーグで無敗の山下棋聖に、今度は一敗の張栩八段が直接対局で 黒星をツケて欲しい所。
とにかくこの二人から今は目が離せません!
(週刊碁の記事を書かれた春秋子氏の記事、これからも楽しみです。)
2003年05月26日(月) |
ついでだから、ブライト艦長。 |
昨日のSEEDネタで1stガンダムに触れた途端、妙なスイッチが入ってしまいました。 富野ガンダム歴代キャラの中でブライト・ノア艦長が一番好きであります。(笑)
彼ははじめ十九歳という少年期を終えて、青年期に入ったばかりの士官候補生として、ロボット・アニメに登場しました。
“ニュータイプ”とは何ぞや?という争議の最中、淡々とその事実を受け入れ、オールド・タイプである自分の位置をしっかりと自覚して、やはり淡々と自分の果すべき、仕事を果たしつづけた彼は、『逆襲のシャア』の中で、父として、多くの兵士達の命を預かる士官として登場します。
この青年期の入り口から、壮年期に至るまでの彼の『成長』は、アニメ至上初の「ストーリー」じゃないかと思ってます。
主役の少年が数年で成長する話ならいくらでもあります。 実際、時間の経過の中にいる、主役のアムロもシャアもそれなりに年を重ねてはいるのですが、アムロは伝説のニュータイプとして、シャアはジオン・ダイクンの忘れ形見として、偶像に祭り上げられ、ボロボロになって登場する彼らの傍らで、ナゼかブライト艦長だけが、生き生きと自分の足元をしっかりと踏みしめるように、生きているように見え、本当にカッコいいと思うのです。
詰まる所、「艦」ってのは、艦長の生き様が反映するんだって事をリアリティをもって描く事の出きるキャラだったんですよね。 AAだってブライト艦長指揮すればもうちょっと、統制とれてたんだろうに…。 そういう意味では、SEEDもリアリティあるのか……。 でも、なんて魅力のない『リアル』さなんだろう……。(苦笑。)
2003年05月25日(日) |
あんなに一緒だったのに(笑) |
子供の時は“超”がつくほどのテレビっ子で、ずっと見ていたのですが、 最近は殆ど見ることがありません。 (日曜のNHK「囲碁の時間」と食事の時間に野球中継を見るくらいかな?) 少し前には「ヒカ碁」と「ガンダムSEED」を見ていたのですが、 ヒカ碁もおわり、SEEDもねぇ……って事で見てませんでした。
前にロムってたガンダムサイトで、最近面白くなってきたらしいという事で、 久々に見てみたら…………。 やっぱり「SEED」は「SEED」でした。(笑)
1stガンダムの洗礼をまともに食らった世代(年齢がバレバレ。)なので、 最初、『21世紀の1stガンダム』という謳い文句に釣られて、応援してたんですが、 う〜〜〜〜ん。
しかもエンディングがあの米米クラブの石井竜也。 石井竜也の声って大好きなんですけど、ガンダムにはアワネェ………。
出てくる親父がドイツもコイツも、机上論臭いヤツらばっかで、バリバリの叩き上げの“兵隊”ってヤツが出てこないし、オマケに艦長が無能だし、いかに、フライト・マシン好きの自分でも、AAだけは絶対乗りたくネェって思いますです。
ああ、比べるのもどうかと思うけど、ヒカ碁の大人達のカッコ良さに比べて、SEEDのオヤジたち、もうちょっとどないかなりまへんか? (1stガンダムのオヤジはカッコ良かったよォ…。)
ああ…ダメだ。SEEDを語ると、言葉にオヤジが入ってくる…。
ヘモグロビン値というのがある。
血液成分の中で酸素を運ぶ、赤い“主役”である。
コイツが減ると、“鬱”状態になるらしい。
普通の健康体のヘモグロビン値は男性で14〜20。女性は11〜14。
ヘモグロビン値10を切ったら、「貧血」という病名が付く。
たかが貧血だが、ひどい貧血状態が続くと、脳内酸素の欠乏、心不全などに至る。
ヘモグロビン値が“9”を超えた事ない人間で、酷くなると7〜5まで
下がる事がある。
めまい、立ちくらみ、耳鳴りより先に、ショック状態を起こして、
関節が震え、吐き気が続く。
それでも人間、なかなかしぶといと、つくづく思う今日此の頃である。
もともと、ノーエというHNは、オリジナルキャラの名前です。 しかもヒカルそっくりのやんちゃで、元気で、天才肌の。(笑)
でも、チャットなんかに顔を出すと 「あの、“の〜〜〜え♪”ってヤツ?」と尋ねられるんですよね。
気にはなってたんです。良く周りから言われてたし。 聞き覚えはあるはずなのに、頭に浮かぶのはあの、“の〜〜〜え♪”って所だけ。 で、なんだろう…?なんの歌だろうと思っていたら、 友人が調べてくれました。(ヒマかい?!…ウソ、ウソ、感謝♪)
その名もズバリ
ノ ー エ 節
「のーえ節」じゃありません、「ノーエ節」です! カタカナってのがよりショックでした。
しかし、ネット検索って取りこぼしがナイ世界です。(ある意味完璧?!)
で、民謡なので著作権関係なしって事で。 メロディーのわかる方、歌ってください。 私、しばらくこれが頭から離れてくれそうにもありません………。
ノーエ節
富士の白雪ゃノーエ 富士の白雪ゃノーエ 富士のサイサイ白雪ゃ朝日でとける
とけて流れてノーエ とけて流れてノーエ とけてサイサイ流れて三島にそそぐ
三島女郎衆はノーエ 三島女郎衆はノーエ 三島サイサイ女郎衆はお化粧が長い
お化粧長けりゃノーエ お化粧長けりゃノーエ お化粧サイサイ長けりゃお客がこまる
お客こまればノーエ お客こまればノーエ お客サイサイこまれば石の地蔵さん
石の地蔵さんはノーエ 石の地蔵さんはノーエ 石のサイサイ地蔵さんは頭が丸い
頭丸けりゃノーエ 頭丸けりゃノーエ 頭サイサイ丸けりゃ烏がとまる
烏とまればノーエ 烏とまればノーエ 烏サイサイとまれば娘島田
娘島田はノーエ 娘島田はノーエ 娘サイサイ島田は情でとける
このサイト、オフの友人には一切知らせてないのですが、唯一高校以来の友人にはバラしてしまいました。(^^;)
(彼女はイラストレーター。唯一マック・ユーザーで、ちゃんと見られるかどうか確認してもらったのでした。)
で、その友人と電話で話していて気付いた事。
「あの王子(アキラ)って、あなたのオリジナル・キャラの○○○〇○に似てない?」
「……うん。似てるよね。(特に性格が)」
「佐為は○〇ー○になんとなく似てるし。」
「そうなのよ〜〜〜。(^^;)で、ヒカルはね、○ー○そっくりなのよ。後から気付いたら、そういうキャラばっかなのだわ。キャラ表の加賀なんかアイツそっくりだし、しかも性格は三谷そっくり。」(年齢設定は違うけど、緒方先生も、和谷くんも、伊角さんも、塔矢行洋も、そっくりなキャラが…。)
「………それで嵌まったのか。『ヒカ碁』に。ナルシスト的な動機だね。」
それを受けて内心、
「…………ナルシストでなきゃ、絵や文章他人さまに見せ様なんて事しないって。」
佐為にそっくりの○〇ー○の絵はこちら。(笑)
毎日、日記をつけるなんて生まれてこの方やった試しがありません。
一つには、字が下手。その上、異常に筆圧が低い。 自分で書いたものが、良く読めない程です。
パソコンのお陰で文書を“書く”苦痛が和らいだのが勝因でしょうか、 これまで三日坊主(ホントに三日…笑。)の私が、 毎日文章を書いてるなんて奇跡です。
さあ、これからどこまで続くやら…。
有楽町スバル座で喜劇王チャップリンの映画がデジタル処理されて、上映される事になったらしい。 少し前にNHKでチャップリンの映画がシリーズで放映され、ビデオを回して撮り貯めた。モダンタイムス、キッド、殺人狂時代、ライムライト……。 そのタイトルを聞くだけで、映画のワンシーンと音楽が記憶に甦る。 悲しくて、可笑しくて、哀しくて、優しくて。 喜劇王と呼ばれる彼の優しさと、深さと、苦悩と。
―――人を笑わせること。一瞬でも現実の重みから開放できる時間を提供する事。
それを望んでいたチャップリンの映画は、自分の不甲斐無さ、弱さ、邪悪さを知りながら、それでも何かの為に、誰かの為に非力な自分に力を与えて欲しいと、神に祈る「祈り」のような印象をいつも持ってしまう。
アインシュタインがチャップリンに「世界中の人があなた作品を理解し、あなたを愛している」という言葉に「世界中の人があなたの論文を理解できないのに、あなたを愛している」と答えたという逸話があるが、果してチャップリン自身が本当に理解された人だったのだろうか?
晩年、誰とも面会しようとしなかったチャップリン。 誰にも触れる事の出来ない「天才の孤独」を知る時代の寵児。
(しかし、有楽町は遠いわ。大阪でも、上映してくれないかな。)
ミーハーな囲碁ファンによる、感想ですから、突っ込んだネタは期待しないで下さい。(笑)
☆ミーハーネタ第1段(笑)『一面トップの写真』 第58期本因坊戦七番勝負の開幕にあたり、韓国済州島の観光スポット、サムバングルサで撮った記念写真。 雨の降る中、加藤本因坊と、張栩プロが傘をさしてのツーショットなんですけど、凄く綺麗なんです。写真が。 写真家の方の腕が良いからだけでなく、御二人の並んでおられる雰囲気が…。 とても真剣勝負の対局前って感じじゃないんです。どっから、どう見ても、仲の良い親子か、師弟のようです。 二人がさしてる傘が少し重なって、薄日が射し込んで透過したり、反射したりで本当に綺麗です。週刊碁を読み始めてから、初めて、写真に感動しましたよ。 対局解説は著作権に引っ掛かるので書きません。(笑) 毎日新聞の棋譜か、週刊碁読んで下さい!(日本棋院の回し者ではないです。w)
☆勝ち星ランキング☆
☆高尾紳二八段 ぶっちぎりの24勝6敗。王座戦でベスト8に。今年はタイトルイクかもしれません!楽しみです。
☆低段者(四段以下)では井山裕太二段が14勝5敗。関西棋院所属で、通って折られる学校が、実は近所!そのよしみで彼にはずっと注目してます。 ☆棋士採用規定改定 ―世界で戦える棋士の早期育成に重点― 5年後の平成20年度からプロの採用試験の受験資格、採用年齢が現在の30歳から22歳にまで引き下げられるそうです。 韓国、中国の若手台頭の目覚しい中、日本棋院も、本腰入れて若年化を計ろうということらしいです。 今、10歳前後の子供達が成長して、北斗杯みたく、ジュニア棋戦ワールド・カップが開催される―――なんて事も、そう遠くない将来に開催されそうな気がしてきました。 で、「プロになった切っ掛けは?」というインタヴューに、 「『ヒカルの碁』を見て棋士になりたいと思いました!」って話を、 アチラ、コチラで耳にする…(T−T) そうなったら、本当にいいなぁ…。
2003年05月18日(日) |
9つの星と9人の選手。 |
阪神ファンではありませんが、 阪神タイガースが強いと、ちょっとラッキーだったりします。
同居人が阪神ファンなので、阪神が点を取られて負け始めると、テレビ中継が見られないのです。逆転すると又チャンネルが戻るのですが、ジッと見せてもらえなくて欲求不満になってしまう。大阪じゃそういうお家多いんだろうなァ…。(笑)
「野球は筋書きのないドラマ」といいますが、野球の神様がどこかで「ほら、面白いだろう?」と脚本書いてんじゃないか?と思うような試合が年に何回かあります。零行進の投手戦だったり、記録のかかった記念試合だったり、激しい点の取り合いのシーソーゲームだったり。 見てるこっちは、勝敗よりももう、ここからどうなって行くんだろうと、ドキドキしながら、選手達の一挙手一投足を息を詰めて見守ります。 ベンチサイドの攻防から始まって、バッテリーとバッターの駆け引き、ファインプレーの妙技。それが贔屓の選手だと、もう、天にも上る嬉しさです。
プロである当事者の方は、とんでもない、結果が全てだと思われるかもしれませんが、「後味の悪い勝ち方」や、次に「つながる負け方」もありなわけで。
野球に限らず、全てのプロの勝負世界も深く触れれば“ドラマチック”です。 「勝負の世界」不変的な魅力を、「ヒカ碁」には凝縮されてるんだなぁ…としみじみ思うのでした。
ヒカ碁サイトでリンクされてた「VOTE」を覗いてみました。 (ジャンプ購読云々アンケートは、パスしましたが。) アカデミー賞の関係の質問で、宮崎監督作品で「千と千尋」が一番の名作だと思うか?みたいな質問があリました。 すかさず「そいつは当然ラピュタが一番だろう。」と思ったのですが、実は「千と千尋の神隠し」をキチンと見ていないのでした。
ハクなる人物がアキラ王子そっくりだと聞いていたので、TVでオンエアされた時に、それを確認する為に、5分間程見て、「あ、なるほど。これはそっくりだ」と納得して終わってしまいました。(笑)
モノを見ないでトヤカクいうのは失礼だと、DVDを借りてきて見たんですが…。 ちょっと、ビックリでした。 デジタルの空色がとても綺麗なんですけど、今までのナウシカ、ラピュタの透明感が私には感じられませんでした。 空自体が電光色に光ってる感じがして、絵的には本当に綺麗なんですけど、宮崎アニメの名物「フライング・シーン」に今までのようなワクワク感を感じなかったのです。
やっぱりラピュタの空と雲が一番綺麗で、気持ち良いと思うのでした。 「紅の豚」は正面から飛行機が出るって事で、抱いた期待の方が大きすぎた所為か、ギャップに戸惑いました。(笑) でも、どれも高水準の素敵な作品であるのは間違いないと思います。
昨日、書こうと思っていたのですが、カウンター・ショック(笑)で今日になりました。 始まりました。第58期本因坊決定戦七番勝負。 第一局は加藤本因坊が大コウを仕掛けての一勝。 ニ日目の対局日(木曜)は仕事が休みだったので、ライブ(パンダネット)を見ようと思っていたのですが、見損ねてしまいました。(笑) いやもう、嬉しいです。この顔合わせ。加藤本因坊に負けて欲しくないのと同じくらい、張八段にタイトルを…と思ってしまいます。ホントにもうドキドキです。 加藤本因坊が張八段の棋風を「評し難い」といわれてますが、それはまだまだ完成途中だという事でしょうか?勝手にそう受けとって、嬉々としているのでした♪。 なんだか張八段ってまだまだこれから「化け」そうな雰囲気ですよね。 名人戦リーグでの山下棋聖との対局も気になるし〜〜。 ああ、これから毎日、コンビニへ毎日新聞を買いに行く日々が続きます〜〜。 (家は読売新聞。棋聖戦の棋譜は、全部切りぬいています。)
今後の対局予定 ○第2局=5月26、27日(月・火) 北九州市小倉北区 ステーションホテル小倉 ○第3局=6月2、3日(月・火) 北海道千歳市 ホテル日航千歳 ○第4局=6月16、17日(月・火) 大津市 琵琶湖ホテル ○第5局=6月25、26日(水・木) 岐阜県下呂町 水明館 ○第6局=7月10、11日(木・金) 大分県日田市 亀山亭ホテル ○第7局=7月23、24日(水・木) 神奈川県平塚市 ホテルサンライフガーデン
2003年05月15日(木) |
まわるカウンター(−_−;) |
恐ろしい事が起きてしまいました。 カウンターが回ってます!しかも凄い勢いで!
いつもお世話になっているサイト ヒカルの碁 「かってヨミ。」のharadai さまのご親切でリンクを張っていただいたのですが、 ………忘れていました。
「かってヨミ。」さまをご覧になってる方の
絶 対 数 を !
ただでさえ、レベルの高い「ヒカ碁」マニア、「囲碁」マニアのお集まりになる方の目に触れるなど、分不相応と知りながら、恐る恐るお願いしてしまったのですが…いや、もう、なんだか本当に焦ってしまいます。
まだまだ、開設したばかりで、ホントに拙いのですが、今後、リピーターの方にも喜んでいただけるように、どんどん更新を続けて頑張りたいと改めて思ったのでした。
haradaiさま本当にありがとうございました。
あああ……。なんだかまわるカウンターに、単純に喜ぶより、とんでもなくプレッシャーを感じる自分の非力さが恨めしい……。
読書の絶対量がとても少ない人間なのですが、好きな作家について少し。
飛行機乗りで作家といえば「星の王子さま」のサン・テクジュぺリ。 いつまでたっても、「星の王子さま」「人間の土地」は愛読書です。 なんとなく飛行機に乗っていつも重力について意識が飛ぶ所為なのか、それとも、高いところから、下界を眺めている所為なのか、文章から受ける印象が何処か違うと感じるのです。
飛行機、戦闘機をテーマにかかれた本は好きで、時々面白そうなのを拾い読みするのですが、そのなかでヒットしたのがフレデリック・フォーサイスの「シェパード」という、ちょっと泣ける話。フォーサイスも17〜19才の頃、空軍でパイロットの訓練を受けていた作家で、人間の空に対する憧れを、素敵に描いた作品が多い作家です。
そしてリチャード・バック。 上記の二人とはちょっと違った作風ですが、彼の「イリュージョン」はかなりハマってしまい、空で朗読できるほど、読みこみました。(笑)楽しいファンタジーでドキドキしながら、次から次へと、自意識や固定観念が壊されていく快感がありました。(笑) もう、頭の中ではかなりな映像化が進んで、アニメーションで誰かつくってくれないだろうか?と今でも思います。
日本人でも、パイロットで詩人と言う方がいます。昔、「MOE」か「詩とメルヘン」か「鳩よ!」だったか、覚えていないのですが、その方の事が紹介されていました。確認して、その方の作品を読んでみたいと思ったのですが、ナゼかその時の肝心な記憶が抜け落ちていて、お名前さえいまだにわからないままです。 お心当たりの方、いらっしゃいましたら、是非ご一報をお願いします。
BBSのスキンが飛行機になったのは、そんなこんなの趣味の反映なのでした。
個人的な音楽の好みの好き嫌いはあるでしょうが、 古今東西、音楽の嫌いな人種、民俗というのは聞いたことがありません。
ご多分にもれず、多少“苦手”な分野はあるものの、基本的に音楽が大好きです。
一時期はまったのが民族音楽。 エスニック・ブームの先駆けとして、フォルクローレの大ブームがありましたが、 皆がフォルクローレ(南米)に走ってる時に、「ケチャ」(バリ)、「ガムラン」(タイ)「ナーガ&ラーガ」(インド)等東南アジア系に走ってました。 打楽器系の強い音楽にナゼか血が騒ぎます♪w (クラシックでも、ニールセンが好きなのは、ティンパニーが凄く多用されてるからかも知れません。笑)
民族音楽を追っかけていて、とても感動したのが、「楽器自体が美しい」と言う事でした。 インドの楽器が素敵で、シタール、タブラ、タンブーラ…どれも家具調度品の一つのような、あるいは部屋を飾る『絵』の様で、それが一つあるだけで、なんともいえない空間を作り出しているような気がします。
今興味のベクトルが傾いているのが、中国の『二胡』二弦の琴です。 音のなんともいえない切なさと、梅が枝のような美しさです。 床の間に飾ってもきっと様になるだろうなぁ…。
王立誠氏の十段戦を振り返ってのインタヴューがありました。
十段戦防衛おめでとうございます!
やはり棋聖戦での精神的な疲れがかなりあったとか。 でも、若手の活躍を本当に喜んでいらっしゃる事が伝わるインタヴュー記事です。 しかも、本音もしっかり、語ってくださってて、王十段の新たな魅力に触れたような気分です。 富士通杯、李昌鎬プロとの対戦が楽しみです。
第28期名人戦リーグで、山下棋聖が現在無傷の5連勝。 張栩プロが一敗をキープ。
“因縁”の山下、張の直接対決で、「本因坊戦リーグ」の雪辱なるか。
ああ…今囲碁界は『小説より希なり』のドラマでいっぱいです!
五月は大好きな季節です。
前に住んでいた部屋の窓から、一本の桜の木が見えました。 満開の四月が過ぎて透通る緑の葉に変わり、5月にはすっかり葉桜に。
葉の緑が濃くなって、キラキラと光りを反射する葉の輝きを 風に揺れて、さわさわと立てる葉摺れの音を聞きながら ボー――っと眺めてるのは、なんとも言えず贅沢な時間でした。
それからいつも五月になると咲くバラの木が家にありました。 ナゼかその木は、真冬の一月にも花を咲かせる木でした。
一月は私の生まれ月。五月は○○年来の友人の誕生月。
なんとなく、そのバラも「お友達」のような気分でした。
いつのまにか、その木は抜かれてしまって今はありませんが、 今でもバラは大好きで、素敵なバラの花を見つけると、 枝を分けてもらったり、切花を買ってきて挿し木にしたり。
去年、挿し木したバラは、今年も元気です。 花をつけるのはいつかな…。
あちらこちらに自己紹介なるページを見かけます。 最初、そうしたページもつくってみようかとも思いましたが、二、三日唸って、とうとう挫折しました。(そんなに悩む問題か?苦笑)
どうも自己紹介ってのは苦手です。
あなたはどんな人ですか?と問われて、「私はこういうものです。」って答えると、なんだかいつも『本当か?』ともう一人の別の自分が疑問をはさむ。
自己申告と他人の目に映る自分との距離感(違和感)がどうにもあって、結局どういう人ですかと問われれば、どんな人間だと思いますか?と、逆に問わざるを得ない感じです。
好きなものくらい書いてみようかとも、思ったのですが――――――
……………。
書ききれません。
音楽から、本から、嗜好から、何から“無節操”です。 私が「ヒカ碁」オールラウンダー(他の方の評価なので間違いないらしい。)であるのは、根っからの『オールラウンダー』なのかも知れないと、ふと思ったのでした。 (……これってある意味、自己紹介…ですよね?)
やっと、コミック一巻の感想が書き終わりました。 テキストも、イラストも、まだまだ少ないですね。 イラストも、なんだか久しぶりに、アナログ作業で書きたいなぁ…と思う日々。 (時間ないし、多分失敗するな。)
某サイト様でヒカ碁の「北斗杯編」のアニメ化が進んでいるとの事。(九月頃放映予定とか?) 本当だったら嬉しいけど、最終回騒動の後だし、ネットの情報は鵜呑みに出来ません。(でも、ちょっと期待してる自分が、それだけで元気ってのが笑える。)
あ、カウンター外しました。 HTMLでこちょこちょいじって、管理人自身が“カウンター回し”状態じゃ、 洒落にならないので。(笑)
ま、とにかく 頑張らなきゃ。
ヒカ碁キャラを描けば描くほど、「ああ、好きだなァ…」と思う日々。
最初、ヒカルが描けなくて、描けなくて…。 一番沢山描いてるのに、ちっとも手に負えませんでした。 もともと、ヒカルとか和谷とか、「主役」顔って苦手です。
私がオリジナルをやってた頃、決まって、筒井さん顔の主人公が登場。 で、性格もほぼ筒井さん………。(話しが地味になって仕方がない…苦笑)
ストーリー考えるのは大好きですが、絵の作業も大好き。 トーン張ったり削ったり…。てん・てん・てん・…点描打つのも大好き。 知り合いのアシスタントにいって、背景描くのも、ベタいれするのもご機嫌でした。
クリエーターというよりは、職人気質なのか、注文通り(それ以上)にモノを仕上げる“技術”に拘っていたんだなぁ…と思います。
今ですか?
○年間のブランクの末です。ペンすら握れませんよ。(うわはははは。) ああ、パソな日々のおかげで、私のようなものでも、なんとか“絵”が描けるというのはありがたい事です。
週刊「碁」が毎週月曜日に届きます。 (大阪なので、販売している所がないんです。)
―――――で!
第二回CSK杯アジア対抗戦で、日本が優勝! (おめでとうございま〜〜す!どんどんぱふぱふ♪) 世界のトップ棋士、韓国の李昌鎬が二敗したというのは、 ちょっとビックリ!妙なショックを受けました。(笑)
いえ、もう、大好きな張栩プロ、羽根直樹プロの勝利は本当に嬉しいです。
そうだよね、「囲碁」って勝負の世界だから、「勝ち負け」の結果が出るんだよね。忘れていました。 私の好きな野球も勝負の世界なんだけど、結果より、その勝負の面白さとか選手のリアルなドラマの方が面白くって。 李昌鎬プロという存在自体がもう、ドラマチックなんですもの。
優勝も嬉しかったのですが、本因坊戦ですよ!本因坊戦! 「殺し屋加藤」の異名を持つ加藤剱正本因坊と今をときめく張栩プロの挑戦手合ですよ!もう、ドキドキです。 (山下棋聖のタイトル戦より緊張する〜〜。って私が緊張してどうする!) 張栩プロのインタヴューを読んで痺れましたね。(週間「碁」読みましょう!笑) 彼自身が自分が成長している事を、確実に実感していること。(嬉しい。)
インタヴュアーの最後の言葉の中に「前回の挫折、二年間の空白を経て張栩は変わった。」の一文。負けて得るものが大きいということを、彼が現実に証明してくれています。
最終回のヒカルの敗北―それが意味あるものだったと本当に信じる事が出来ます。
5/5にとうとうサイトオープンしました。 インターネットという存在について、しみじみと感じるものがあります。 情報を得るためだけでなく、自分から情報を発信するということ。
考えると少しコワイ気がします。
膝を突き合わせて相手を前に話す時、「言葉」だけでなく 相手の表情やしぐさ、声のトーンも、“情報”として認識できますが それでも、何かを正確に伝え切れなかったり、誤解が生じたりします。
まして、相手の顔も素性もわからない文字だけのコミュニケーション。 文字だけで思いを伝える。―――それはとても大変な作業です。
大切に“言葉”を選んで、色んな事を発信できたらいいなぁ…。
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