幸福論 はるか

2011年08月26日(金)  大好きだから臆病になる
付き合って1ヵ月が経った。
早いような、遅いような、
なんだか変な感じ。


以前お付き合いしていた人に
1ヵ月記念でアクセサリーをもらったことがあって
それがすごくすごく嬉しかったから
あたしもワタナベに何かあげたいな、と思っている。
身につける物の好みはまだ分からないから
食べ物とかにしようかな、とか
でもやっぱり残る物がいいかな、とか
ぐるぐるぐるぐる悩んでいて
その時間がすごく楽しくて幸せだったりする。



この間
初めて名前を呼ばれて。
メールだったけど
すごくすごく嬉しくて。
あたしは中学の頃の名残というか、
なんだか恐れ多くて苗字で呼んでいるけれど
下の名前で呼びたいって、強く強く思ってしまった。

一緒にいればいるほど
好きな気持ちが増えて
その分不安な気持ちも大きくなる。
今、ワタナベの周りには女の子がいないけど
この先環境が変わって、他に本当に好きな子ができて
フラれてしまうんじゃないかって
そんなことを考えてしまう。
可愛いとは言ってくれるのに
好きだとは言ってくれないのは
そう思ってないからなのかなって
そんなことを考えてしまう。




取り越し苦労だったらいいな。

2011年08月21日(日)  言葉でも数字でも あらわせない理想描いて
ワタナベとは仲良しで
付き合い始めてから1ヵ月が経とうとしている。
花火見に行ったり
桜木町でごはんを食べたり
新宿でごはんを食べたり。
何回か会っても
未だに隣にいることが信じられないというか
会う前はめちゃくちゃ緊張してしまう。

ワタナベは
草食系というよりもむしろ植物系で
肉食系とばかり付き合ってきたあたしは
どうしたら良いのか分からなかったりする。
それでも
この日会えないかなーって言ってくれたり
ちゃんとお店探して予約してくれたり
なんだか頑張ってくれてるなと思って
すごく愛しく想うんです。

手を繋ぐのもキスをするのも
大体あたしからだけど
優しく握り返してくれる手の温かさも
軽く近付けてくれる唇も
ワタナベの全部が大好きで
もっともっとって思ってしまうよ。



今の距離感より
もっと近づきたくて
だけど少しだけ
近づくのが怖くもある。
それでも
繋がっているのは幸せで
このままずっと
ワタナベの隣で
彼の笑顔を見ながら
生きていきたい。





そう
思っているよ。

2011年08月02日(火)  ワタナベとのこと
中3の2学期以降に好きだった
同じ中学のワタナベに10年ぶりに会った。
電車の中で偶然に。
向こうはあたしに気付いてなくて
本人かどうかの確証もなくて
電車に揺られている間、ずっとチラチラ見ていた。
もしも終点まで乗っていたなら
降りてから声をかけようと思っていたら
見事に終点まで乗っていて。
ホームを歩いていく彼を後ろから追い掛けて
勇気を振り絞って声をかけた。
そしたらやっぱり本人で
最初は怪訝な顔をしていたけれど
名前を言ったら覚えていてくれたようで
「あぁ!!」って言ってあたしに笑顔を向けた。

久しぶりに会ったワタナベは
ちょっと大人になっていたけれど
中学の頃とあまり変わっていなくて
あたしまでワタナベのことを好きだった
中3の頃に戻ったような気がした。

すごくすごく緊張しながらアドレスを聞いて
「今度誘っていい?」と言ったら
「いつでも」と返してくれた。


本当は
その後すぐにでもメールしたかったけれど
緊張してしまって送れなくて
次の日に1時間かけて打ったメールを
やっとのことで送信した。


1週間後、2人で飲んで、
昔の話や今の話を沢山して
中学の時は全然話せなかったから
そういえばワタナベのことほとんど知らないな
ということに気付いた。
だけど
色んな話をして、少しずつ彼のことを知って、
ああ
あたしやっぱりワタナベのことがすごく好きだ
と、そう思ってしまった。



中学時代
ワタナベには2回フラれていて
だからこそ段階を経て言おうと思っていたのに
どうしても
自分の胸の中だけに留めておけなくて
居酒屋から駅まで向かう道の途中で
やっぱりワタナベのことが好きだから
もし良かったら付き合ってください
と言ってしまった。

ワタナベは照れたように笑って
よろしくお願いします
と、そう言った。


駅のホームで
手を繋いで電車を待った。
それだけで幸せだと思えるぐらい
ワタナベのことが大好きだと思った。

あの日会えたのは
偶然かもしれないけれど
いつか
そんなこともあったねって
あれは運命だったねって
笑って話せたらいいな。




だいすき
だよ

 
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