しむちゃんのつれづれ日記
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2003年04月30日(水) 某銀行のオトモダチ

日比谷に本社のあるお客さんのところへ行って手形を受け取った帰り、
ウチの会社の入り口の所で昔馴染みのメインバンクの担当者とばったり
会いまして、風雨の当たる玄関口であるにも関わらず、少しばかりお話
をしてみました。資金部にいた頃は決して話せなかったようなこと。

話を聞いてみると、彼はどうやらウチの会社の専属担当になったらしい。
自分は営業職に移っていろんなお客さんと接することで刺激を与えられる
ことが自分にとってはプラスになっているというと、彼はウチの専属だから
会社のどこに(つまりどの事業に)金を注ぎ込むかをひたすら考えていると。
銀行マンとしては担当会社からいかにリターンを得るかを考えるのが役目。
手数料収入がガタ落ちの銀行ですから、投資から得る収入へと道をシフト
しているようです。(ある意味、企業再生のための資金注入という側面も
あるのですが、ただいまBS改善の真っ最中ですから、そう簡単にはウチの
会社も金を借りるわけには生きません。)

さはさりながら、彼の考えではウチの資金部や役員連中の考えにはどうも
納得がいかない様子。期待のできる人はいるようですが、そのスタッフ不足
を指摘しています。で、彼はそのスタッフとなりたいのでわたくしにその
口添えをしてくれないか、銀行マンでなくなっても構わないと言うのです。

だったら自分を代わりに銀行へ雇ってくれと言いたいのですが、彼の思いは
時間単価の低さに不満があるようです。そのことは否定しません。そもそも
彼の銀行は日本で一番行員にきついことを強いる文化がありますから、以前
合併した時も、その相手の行員が仕事のきつさに辞めてしまうことを予想
しての合併だったと聞いています。合併するだけで、自ずと辞めていく行員
が出るので退職金も積まなくて済むという楽なリストラが行えるということ。
かつてはセブンイレブンとまで言われていましたから。(朝7時から夜11
時までが定時だということ。)体力の続かない行員は何も言わなくても辞め
ていくという環境です。まさしく体を金で売っている銀行。

自分はそんな環境で働いたことがないから、生活は収入の絶対額で評価され
ると考えていますが、つらい環境にいる人間はやはり逆のことを言うんですね。
ま、自分の場合は安月給でナインナイン(朝9時から夜9時までが定時)なの
で、単価としてはむしろ彼よりも低いと思うんですけどね。しかも提携相手は
こちらの論理が通用しない青目ということもあるし。

ウチの会社は財閥系なので、少々業績が悪くても、株価が低くても、メイン
バンクが救ってくれるという安心感があるのか、投資家はありがたいことに
見捨ててしまうところまではいきません。その彼も潰すようなことはしない
と言ってくれています。ただ、自分としてはそのようなことはあくまで限度が
あるわけで、そのことに甘んじている人がいるうちは会社は良くならないという
思いがあります。だから、今後4~5年はそんな人がまだ残るので企業の変革
とか改革とかいったつらい立場に自ら陥るようなことを避けて通ると思います。
つまり保守的な考えで、いかに自分が失職しないかということを最優先に考え
続けると思います。いわゆる問題の先送りと考えは同じです。バブル崩壊後に
日本経済の回復が一向になされなかった理由のひとつです。ウチの会社でも
残念ながら実践されています。

経済の発展と同様、企業の発展は新商品や新規事業のリスクをかぶりながら
そのリスクを越えるリターンを得ること、そしてその状況を続けることから
得るものだと思います。リスクを冒さない保守的な行動では発展はありえま
せん。強くかつ積極的なマインドがあればこそリスクに立ち向かって行ける
のですが、周囲と同様、いかにリスクを減らすかに重点が置かれている以上、
保守的な考えに支配されているところから脱却することはできません。なぜ
なら、こういった状況では、いかに失敗した人間を叩くかに終始するからです。
自分が叩かれないためにまず他人を叩くという行動に出るからです。他人の
失敗を見て微笑んでいるんです。これでは不信感の塊としかいいようがあり
ませんから、創造性とか協調とかいった観点では仕事は出来ません。これが
ウチの会社の文化だとは思われたくないから、そういった組織行動の悪さ
加減のことではなく、技術重視の経営からの脱却、つまり商品企画が大事だ
という主張をしました。それを銀行員の目で見てどうなのかという観点で
ウチの会社を評価して欲しいという意味でね。中にいると見えないであろう
客観的な目で見て欲しいからね。

会社としては資金援助をしてもらうのはありがたいことですが、あくまで
それは窮地に陥った時のことであって、平時にしてもらうようなことでは
ありません。平時にやって度を過ぎたのがバブルの貸し付け。不動産神話に
のっかって不動産価値の上昇を予想して不動産価値と同等あるいはそれ以上の
貸し付けを行い、その資金を元手に不動産を購入し、そしてその不動産を
担保にまた資金の貸付を行う。不動産価値が上昇する限り、無限の貸し付けが
行われることになります。だからバブルが崩壊した時にその貸付の回収が
永遠にできなくなって不良債権と化したわけです。

ま、そんなこんなで彼とは10分ぐらい立ち話をして別れましたが、彼が
行内で評価されるためには、いかにウチの会社にカネを貸してリターンを
得るかが問われますから、どの事業に注ぎ込むかという観点しかないよう
です。だったらもっとウチの会社の事業を勉強して、銀行員の観点でもっと
介入してくれればいいと思います。いつまでもシロウトの目では変に頭の
いいウチの会社の人間にだまされるから。カネ貸し業の究極は事業のプロ
になることだと自分は思っています。それでこそ生きたお金の活用を考え
られるというもの。お金は生きてこそ価値が上がります。そしてその価値
から発生する利益で銀行をうるわす方向に持っていければお互いにハッピー。

ゼロサムゲームが蔓延する中で、プラスサムゲームに持っていけるかどう
かが銀行員に問われる力量ではなかろうかと思う。製造業の人間には思い
つかない観点でね。体力が問われる銀行マンですが、本来は頭を使う仕事
ですから、思いっきり頭を使って欲しいですね。>他力本願(笑)

はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)



2003年04月29日(火) ポロロッカ

白い衣服を着た不思議な集団が世間を騒がせておりますが、騒ぐのは
マスコミに任せてこれに触れることはしません。バカバカしい。

さてNHKでやっていましたが、アマゾン川で起こる大逆流のことを
「ポロロッカ」と言い、その潮の津波のことを海嘯(かいしょう)、
あるいは英語では"tidal bore"と言います。訳すと潮の穴とでも言いま
しょうか。海岸で起こる大波、つまりbig waveとは違うようです。

海の潮が川の流れの上部を逆流するのです。流れと逆行するからその
うちに勢いが衰えてしまいそうですが、アマゾン川のポロロッカは
百キロを越える上流まで遡るといいます。サン・ドミンゴス・ド・カピン
という町ではポロロッカの波でサーフィン大会も行われているそうです。

このような自然の脅威も使いようってことですか。(笑)

アマゾン川の他では中国の杭州・銭塘江でも同様の現象をみることが
できるそうですが、アマゾン川のそれと比べると、やはり規模の面では
小さいようです。

このような潮の逆流は月の引力と関係があるようです。
潮の大きさはこのことに起因しますからね。新月と満月の時に大潮が
起こりますから、地球を挟んで月と太陽が正反対側、あるいは同じ側
にある時に月と太陽の引力で引っ張られるんですね。引っ張られるから
潮が盛り上がる。潮の干満も引力が原因なのですが、その引っ張りあい
が大きくなる時、つまり新月と満月の時が他の時に比べてより大きな
引っ張りあいをする。大潮の満潮時には沿岸の民家は警戒しますよね。
台風情報の時に大潮と重なった危険な状態などといいますから。それ
だけ大潮の時には潮の盛り上がりが大きくなるんです。つまり水面が
上昇します。そして、川の流れと海水の干満のバランスが崩れた時に
このポロロッカは起こるといいますから、大小関係なければ潮の干満
がある地域ではどこでも起こる現象だといえます。

ま、詳しい情報はネットでいろいろと流れておりますからそちらの方で
ご覧頂ければってことで。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2003年04月28日(月) シャワーを浴びてもホコリっぽい

やー疲れた。
今日は会社の同期入社のヤツとふたりでゴルフに行って来ました。
前回やったのは思い出すのも難しいぐらい昔。とはいえ1年は経っていない
と思いますけどね。連休中とはいえ平日に遊びで休みを取ったのは久しぶり。

小遣いの少ない立場なので、平日で割安な料金のコースしか回ることができ
ません。で、今日は成田の先にある香取郡山田町というところへ行きました。

予約は同期のヤツが取ったのですが、スタートは8:00。
そいつを拾ってから向かう関係で、部屋を出たのは4:40。そいつの家に
着いたのは5:00。そこから高井戸へ向かって首都高に乗って、箱崎から
湾岸~東関道を通って大栄IC(成田のひとつ先)で降りて、東総有料道路
を通ってコースへ。朝早かったせいか、約2時間で到着。およそ130km。

天気が良くなるという天気予報を信じて半そでのポロシャツでプレーをしま
したが、本当にいい天気で風もあまりなく絶好のゴルフ日和。同期のヤツは
長袖のシャツを着ており、まだ午前中にもかかわらず暑いの連発。とにかく
前半のハーフは我慢してもらい、昼飯を食べた後(とはいえ11時の昼飯)、
彼が持ってきた半そでに着替えてもらいました。

前半はまだ朝だったのでそうでもありませんでしたが、後半のハーフが終わる
と両腕が真っ赤。左手の時計跡もくっきり。恐ろしくてプレー後のお風呂は
控えて都心で渋滞が始まる前に帰ることになりました。プレーの結果は?
それは聞かないお約束。いつもマイペースでやってますとでも言っておきま
しょうか。(笑)

プレーをする前から心配していたのですが、左手の腱鞘炎が再発しました。
前回のプレーでもそうでしたが、後半のハーフ途中から左手の痛みのせいで
クラブを振り下ろすのがやっとで、振りきることができないためにボールは
いつもスライス系。手を返すことができないからです。無理に右手でこねて
しまうと余計に手を痛めることになります。だから振れる範囲のことをやる。

左手は身体のターンとともに捻りながら振り上げていく動きをするのが自然な
腕の動きなんですが、その捻りをするためには左手の握力を保たないとでき
ないため、振り下ろしてクラブを投げ捨てる動きまでだから当然ながらクラブ
を返すまでの動きはできません。そうなるとインパクトの瞬間にはフェースが
開いた状態でボールに当たり、ヘッドは打球方向に動くわけですから、ボール
に右回りの回転を与えます。ボールに垂直にフェースが当たらない場合には
どちらかの回転を与えることになりますが、開けばスライス、閉じればフック。
これがボールの曲がる理論の概略。自分の場合は開いて当たるのでスライス。

スライスというのは狙った方向から右側に曲がること。フックはその反対。
だから落下点はおおよそフェアウェーから大きく外れます。両側には白杭ある
いは池が迫っていることが多いですから、白杭を出ればOB、池に入れば
ウォーターハザードでワンペナ。(細かいルールは省略)

自分は本来フッカーなのですが、今日はスライサーに一変。全てのドライバー
ショットがスライスでした。真っ直ぐに打とうとしているのにこれだから、
途中からは諦めモードで開き直り。曲がればいいじゃん。(泣)

最後はショートホールでチャリティ-ホール。1500円を支払ってワンオン
すれば景品をもらえるというもの。で、1m以内であれば7万円相当のバイク
(マウンテンバイク)があるのを見て奮発しましたが、結果は大ダフリ。その
影響でしょうか、ダフッたのと同時に景品を置いているところのパラソルが
バッタリと倒れました。そこにいたおねーさんも起こすのに大慌てでした。
まさかダフッた振動で倒れたわけじゃないだろう。(苦笑)

そういったドタバタでやってきたわけですが、いやー本当に疲れた。
行きも帰りも運転手だったし、お風呂に入らなかったからほこりっぽいし。
もう、今日は何はともあれシャワーを浴びてから寝ます。おやすみなさい。

はい。今日は晴れ。(千葉県東部)



2003年04月27日(日) なぜに当日電話する?

おいおい。やめとけよ。某候補者応援者。しかもお隣の市議会議員。
いくら本人や後援事務所でないにしても投票当日のお願い電話はいかんぜ。
公職選挙法違反に限りなく近いよ。投票日当日の一切の選挙活動は違法行為。

個人的な応援電話だから公ではないと思っちゃマズイよ。
電話でのお願いも立派な選挙活動だから、認識がなかったというだけでは
済まされないんだよね。もし候補者が当選して後から告発されたら議員に
汚点がつくよ。つまり逮捕。電話している本人が議員の立場だから尚更。

相手が批判的な人かどうかも確認できていない無差別な選挙活動は、こう
したところでボロが出ます。相手が好意的な人であればそんなことを敢えて
口に出しませんが、批判的な人であれば格好の攻撃材料になります。特に
ぎりぎりで落選した人の応援者からすると、当選者の違反行為をつっつく
行動に出ますから、基本的なところで間違いを犯していると疑われる行為を
するなどということは認識とか理解の低さとしかいいようがありません。

これを書いているのはサンデープロジェクトを見ている時間ですから日曜日
の午前中。選挙活動は前日の午後12時までと決められていますから、明ら
かに期間を逸した選挙活動です。候補者の名前は挙げませんが非常にマズイ
です。推薦者を通して忠告しておこうと思います。

もし、問題を軽く考えている人が多いのならば、そのことも問題。
決められた法律を蔑ろにする行為は許されることではありません。
政治家になろうとする人、あるいはそれを応援する人はそのことを認識した
上で行う必要があります。信頼性の問題です。公職選挙法は政治家の基本
ですから、これを知らないということはあまりにも無知を公に知らしめて
いるということ。

ま、自分の評価としてはやっぱりこの人に投票しなくて良かったというだけ
なのでこの程度に留めておきましょう。こういうところで自民党対抗勢力と
してのレベルの低さを感じてしまうのは残念です。そこまでしなきゃならん
懐の薄さですね。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2003年04月26日(土) 注意することに越したことはない

世界中でSARS(重症急性呼吸器症候群)あるいはその可能性が否定
できない症状を訴えている患者数が増えています。その状況を鑑み、
客先のうちの1社が社内立ち入りに関するお願い状を送ってきました。

趣旨は、「感染指定地域居住者(経由者含む)の構内立ち入りは、その
安全性が確認できるまでの間は遠慮頂く、あるいは社員の事前の許可を
受けた上とする」といった内容。

このことを厳密に遵守しようとするならば、「感染指定地域」とはどこ
であるかを定義しなければならない。この書面にはその指定者がどこの
機関であるかを明記していないから勝手な判断をするならば、WHOが
公表している地域と解釈するのが妥当でしょうか。

ただ、厚生労働省の表現では「伝播確認地域」と言っていますし、WHO
の定義で言うと、"An "Affected Area" is defined as a region at the
first administrative level where the country is reporting local
transmission of SARS." →ここを参照。

ということは、「指定」しているわけではなく、厚生労働省の言う表現
が正しいといえます。つまりその存在を「確認」しているということ。
レポートされない限りその存在が確認できないわけだから、その発祥の
多くが報告されている中国で虚偽申告がなされても真偽の確認ができな
かったため、WHO自身が調査に乗りこんだわけです。

感染源の特定もその伝染ルートも確認できていないのだから、WHOと
しても危険を覚悟の調査になります。

国別でいうと、中国を筆頭に、華僑が行き来している国に多い。
中国・香港・台湾・シンガポール・ベトナム・カナダ・アメリカといった
ところです。まだまだその検査方法が確立していないから、その数は
もっと多くなるかもしれないし、他の国でも保菌者あるいは発症者が
いるかもしれません。

日本ではまだ2例しか確認できていませんが、時間とともに多くの事例が
出てくるかもしれません。少なくとも通常の風邪防止レベルのことは
しておく必要があるかもしれませんね。うがいや手洗いは必須です。
みなさんも注意しましょう。そうすれば大騒ぎする必要もありませんから。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2003年04月25日(金) 民主党の罠

昨日も思ったんですが、選挙になると個人情報が氾濫します。
というのも、民間企業に所属していると、その企業の特有の組合が
存在し、そこに記載してある個人の住所は、組合が支持する政党が
推薦する候補者事務所へ送られます。

昨日は自宅へ投票のお願いの電話がかかってきたし、今日はDMが
送られてきたし、これって政治の押し付け以外の何物でもないし、
個人情報を勝手に使用するという危険性を表しています。

例えば推薦表に承諾の上、個人情報を記入したのならまだ理解でき
ますが、組合員だから投票してくれよと一方的に押し付けるのは
いかがなもんかと疑問を抱いております。

ウチの会社の組合は歴史的に民社党(サラリーマンの味方だそうな)
の流れを汲んでいるので今では民主党の支持をしています。でも
自分としては時代が変わると右に左にフラフラしているこの政党に
信頼を置いていません。社会党の時代が去って、自民党の対極となる
べき民社党のはずですが、これは引き算の結果であって、国民が求め
た政党であるという立場ではありません。支持率が如実に物語って
います。ひと桁の支持率じゃ、政権奪取なんか夢のまた夢。政権の
取れない政党はただの批判政党です。政権を取るだけの勢いやら、
国民への説明やらに欠けているということでしょう。

個々の議員を見ると優秀な議員が多いんです。民主党は。
コケの生えたような自民党の古ダヌキに比べれば、まだ権益に縛られ
ない思いきった政策を立案することができます。既存の問題に対して
論理的に冷静な目で改善を求めることもできるでしょう。でも、この
政党の一番のネックは菅直人という一見よさげな議員を党首に据えて
しまったことにあると思います。具体的には言いませんが、この人の
思想は破壊思想であるし、戦闘思想でもあります。強調やら融合と
いった言葉は当てはまりません。つまり白黒がはっきりしているの
ですが、二元論的な発言に終始し、相手を腐す思想です。小泉首相
と違う点はそこにあります。小泉首相は何だか良く分からないうちに
納得させられてしまう人間性があります。良かれ悪しかれ。

とまぁ民主党批判になってしまいましたが、これも愛情の裏返しと
受け止めて欲しい。自民党の出来レースには飽き飽きしているし、
官僚の縦割りをぶった切ってくれると思うから、もっとまともな党首
を掲げて勢いをつけて欲しい。ただ、思想的には小沢氏の壁が立ち
はだかっておりますから、いかに民社党の色を見せるか。鳩菅で
イメージダウンした劣勢を取り戻すには、力を見せ付けることよりも
論理的にすき入る間を見せないことでしょうね。そのためには国民が
何を求めているかってことだけでなく、国益とは何ぞやということを
真剣に考えることですね。

はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)



2003年04月24日(木) 余計な口出しは控えよう

え?ピロリ菌の保菌者は日本では6000万人だって?
それじゃふたりにひとりは保菌者じゃん。
夜遅い食事は大敵だそうです。胃酸コントロールが不規則になるそうです。
自分も気をつけるとしよう。

さて今日はウチの事業の業務移管説明をするために、小千谷にある客先へ
営業担当者として自分も同行してきました。

いつもよりちょっと早めにウチを出て、上越新幹線の長岡駅に9:30に
集合し、レンタカーを借りて自分が運転手になって客先へ行ったわけです
(マツダのMVPを借りてもタクシー代より安かったもんで)が、説明を
行った人間がアメリカ人で英語でプレゼンしたので、客先の担当者は何の
ことやらさっぱりといった感じ。日本担当マネージャーが補足説明(とは
言ってもほとんど通訳みたいなもの。)をしましたが、実情がわかって
いるこちらとしては中身のないことをしゃべっていることに申し訳ない
気持ちで一杯だったのですが、客先の資材・製造の担当者は好意的に、
あるいは素直に聞いてくれました。この姿勢は単なるポーズであるのかも
しれませんが、今回の説明では具体的な内容をしゃべったわけではありま
せんから、質問しようにもすることがないといった感じ。

とはいえスマートな担当者はそんなに心配していなくて、要するに今まで
ウチの会社がやってきたサービスの質を低下させない、あるいは同様の
対応ができれば誰がやってくれてもいいというクールな姿勢です。これは
製造側の意見で、恐らく資材としては相手方の信用度も考慮に入れなけれ
ばなりませんから、引継ぎするのは実体もない会社であってはなりません。

先週から行っている客先説明は、その具体的なスケジュールと内容を伝え
ることよりも、事態を認知してもらうことが最大の目的。当面の運用は
従来と変わらないことで混乱を招くことを防ぎ、来月の内に具体的な協議
を進めさせてもらうことで理解してもらいました。

説明が終わって東京の事務所へ戻り、相手先と引継ぎ予定会社との合同
打ち合わせを行いました。予想通りですが、ウチの会社と相手先と同様、
引継ぎ予定会社と相手先の契約が思ったほど進んでいませんでした。

今回の事業移管のリスクはかなり大きいので、それをどこまで引継ぎ予定
会社が理解し、どういった形態で契約をするのか、自分の興味はそんなと
ころにあったのですが、まだ曖昧なまま。移管後に問題が起きないように
考えてあげるのもウチの会社の役割なんでしょうが、この期に及んで引継ぎ
予定会社が逃げてしまうのもよろしくないので、今日の打ち合わせでは
自分の考える懸念事項を発言することを差し控えました。上司からはくれ
ぐれも引継ぎ予定会社に不安要素を与えて引き継ぎスケジュールを遅らせ
ることをしないようにと釘を刺されておりましたから。

事業の裏にはそれぞれの会社の思惑がありますから、ウチの会社が提携を
終了させることを決めた理由を正直に伝えることがスムーズな移管に至る
とは限りません。きちんと理由を把握した上で、そのリスクをカバーする
何らかの方法を切り出せるだけの潜在力があったとしても、組織としての
総合力がなければ装置を販売する代理店としての資格がないのではないだ
ろうかと心配するのは余計なお世話なのか。思惑を知らないからこそでき
る思いきった提携もあるのではないだろうか。後からでてくる問題点は、
それは初期問題として必然のことと考え、いかにそれを小さくできるかを
考えることのできる体制とブレーンを持つかが成功の秘訣なのではないで
しょうか。抽象的ですが。だからこそ前向きに取り組んでもらわなければ
今回の業務移管はうまく進みません。なので、自分はこれからは多くを
語らないことにします。引継ぎ予定会社に対してね。口チャック。

はい。今日は雨のち曇り。(上越&東京地方)



2003年04月23日(水) 早期手離れが優先か

テレ朝のアナウンサー上山千穂。
しゃべったあとに口をとんがらせるところがカッコイイ。(笑)

さて明日は小千谷の客先へ業務移管の説明をしに行って叩かれて、
その後に事務所へ戻って相手先と引継ぎ予定者との打ち合わせ。
説明とはいえ、説明にならないことをお話することになるので、
今までがそうであったように、異論反論オブジェクションになる
予感大。自分も彼らのスキームには本当に日本で商売をやる気が
あるのか疑問を抱いているので、明日の時点でどういう腹づもりが
あるのかしっかりと問うてみたい。

客先が装置メーカに求めるのは、その装置の性能の良さもさること
ながら、納入後のサービスの良さを重視します。イニシャルよりも
ランニングコストが大きくなるようでは、その装置導入のコスト
パフォーマンスも悪くなりますからね。そのあたりの総合力が装置
メーカに対する信頼性となります。

だからといってサービス面だけを充実させても、装置自身の信頼性
が良くなければ、客先の技術担当としては、装置を評価する時点で
リストから外します。どんな装置にも競合先がありますから、比較
された時に競合先よりもいい評価を受けることはまずあり得ません。

とまぁ、いろいろと不満はありますが、そういった不満も提携を
終了させた理由の一部ですから、とにかく早く手離れできるように
することと、いかに撤退コストを小さくするかが当面の課題です。

今期の室内方針は、①早期手離れ②コストミニマム らしい。
本日聞きました。早く言えよな。両立できない場面も出てくるから。
多少のコストを犠牲にしても、撤退遅れのコストの方が大きいので
とにかく早期撤退すべし、と上司は判断したようです。

大方の道筋はでき上がっているので、あとは社内説得(これがまた
面倒)のためにその道筋をきちんとやり遂げることです。もちろん
論理的に説明しないと、頭の堅い人やら賢い人がたくさんおります
ゆえ、道筋半ばで挫折することにもなりかねません。会社の中には
他人の失敗や落ち度を喜ぶ人もおりますから、つまらないところで
批判をされないように足元を固めるとしよう。

こういう経験って、ある意味おもしろいですよ。

はい。今日は小雨のち曇り。(東京地方)



2003年04月22日(火) 歯のせいか?

なんだかねぇ。人のいない職場ってさびしい。
さびしいというのは、近くに人がいないということだけでなく、
自分の都合で席を立つことができないということで、ヨソの人の
ところへ出向いたり、外からのお客さんの対応もままならないと
いうこと。席にいない間は電話対応ができないからね。

1日や2日だけであればまだ我慢できますが、それが何日も続くと
自分の仕事すらおぼつかなくなってきますから、精神的にも圧迫
されてきます。仕事のサポートやらアドバイスも自分の仕事なので、
社内の人間と話をしていても、社外から電話がかかってきたら、
それを優先させなければならない。本社のスタッフに相談したい
こともあります。ひとりで切り盛りするにはあまりに頼りない状態。

窮地であればあるほど人間は知恵を出すと言われますが、こんな
状態をつらいと感じていること自体が負けています。負けた自分に
何らかの渇を入れるためのカンフル剤が必要だと感じています。

晴れ晴れと前向きな仕事が出来ない今の状態を耐えぬくためには
何らかの息抜きとか支えが必要です。所詮人間ですから。それが
何なのかは分かりません。お金かもしれないし女性かもしれないし
遊びかもしれないし寝ることかもしれません。あるいは5月病に
冒されて出社拒否という逃避に走ることかもしれません。

とまぁウダウダ書いたのは、きっと虫歯治療をした歯の調子が良く
ないからでしょう。奥歯なのにとんがっているので舌が引っかかるし
神経スレスレまで削られたから食べ物の温度や堅さに敏感だし。
気になって仕方ない。だから仕事に集中できない。悪い連鎖。

歯の調子が良くなって気分も良くなることを祈るばかり・・・。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2003年04月21日(月) 会計基準の違いを理由にするか?

アメリカと日本との間には会計基準に違いがありますが、そのひとつと
して在庫の時価評価があります。

日本の場合はまだまだ取得価格で保有し続けますが、アメリカでは時価
評価を採用しているところが多い。というのも、例え売り物であっても
時間とともに価値が下がってくるので、その下がる価値を何らかのモノ
サシで毎期評価するということ。(つまり下げる)

一番妥当なのは市場価格というモノサシですが、汎用品であれば、それ
なりに価格をつけられますが、一品受注品や固有品であれば、その品物
特有の価格ですから時価という概念がありません。だから市場価格といい
ながら運用面では償却する手法を取ることがあるようです。SECへの
決算書には市場価格と書かれていますけどね。

債券・株式・不動産の多くは流通性があるから外部評価あるいは第三者
評価ができます。でも物品に付いては流通性がほとんどないから外部評価
が難しいんですね。だから市場価格と建前ではいいつつも、合理的と思わ
れる価格評価をする。

そういうことがようやく分かったのですが、相手先から購入した品物を
買い戻すことを交渉する段階になって、会計基準だから、という理由で
在庫品を減価償却後の価格で買い戻すなんてことは卑怯な言い方だと
思いました。仮に上述のように運用でそうしていたとしたら、そういう
説明をして欲しい。在庫品はあくまで売り物にすることを前提とした商品。
固定資産とは意味合いが違う。この説明を蔑ろにして会計基準であることを
理由にするならば、交渉の道具として減価償却法を使用したと言わざるを
えません。つまり安く買い取ることを目的としていることは明白。国の
違いによる会計基準の違いはどうしようもありません。だからこちらは
相手先の会計基準にのっとった買取価格に合わせるべく社内調整をしようと
考えていたところ。でも自分の中で疑念の思いが払いきれなかったから、
とある人に問い合わせてみたのが良かった。相手方のストーリーが見えて
きたような気がします。自分の姿勢は固まりました。

まぁ、お互いにキャッシュが無いから苦肉の策とも言えなくもないですがね。
あちらさんが苦しいなら、こちらも苦しい台所なので、そう簡単には受け
入れることができないことだけは伝えたい。連休を挟んでの攻防です。

はい。今日は小雨のち曇り。(東京地方)



2003年04月20日(日) 1票の圧力

都議選の時は良かったのですが・・・・
とうとうこの地区も市議選が始まりました。

市議選は担当地区が狭いから選車でウチの近所を通る回数が増える。
ということは、あのけたたましい叫び声が聞こえてくる回数が増える。
自分はこういった選挙の時にしかお願いをしない候補者には投票をしない
ことにしています。というか、選挙民からお願いされて選挙に出るのが
本来の姿じゃないですか。駅前や街頭で頭を下げてお願いする候補者の
姿を見るといつも落胆します。お願いした上に公約を平気で破るなんて
ことするのは住民への裏切り以前に政治の崩壊です。

そりゃ投票する側はいろんな思いがありますから自分のような人ばかり
ではありませんが、市議であっても我々の市民税から収入を割り当てられ
ているんですから、本当の意味で市民の利益になることを実現するために
汗水たらして働かなければなりません。そしてそのような建前を公約と
したならば、最後までそれを貫き通す決意を持って職務を遂行して欲しい
ものです。

市民の税金を資本、議員を資産に例えるならば、良くない議員を抱える
ことは、その資産価値に対応する資本は過剰です。つまり過剰な資本を
資産に費やしているわけです。資本の過剰投下です。ムダ遣いです。
それで税金のムダ遣いをされた時にはダブルパンチです。

公共投資に関していえば、どんなムダ遣いも経済効果は変わりませんが、
政治家であればその使い方が問われます。市民もその使い方を見ています。
ただ限られた税収にもかかわらず、それ以上の支出をするのは例え短期的に
市民にいいことであっても長期的には借金を後世に残すこと。経済が成長し、
人口も増えている状況であれば返済の計画も立てられますが、そうでなけ
れば返済など出来るはずがないことで、無謀と言わざるを得ません。もし
それでも返済できると言うならば、それは税収を増やすということです。
将来の税収を増やすことを担保に今の支出を増やすということです。今が
良ければそれでいいという人もいるでしょうし、それじゃダメだという人も
いるでしょう。が、自分が預けたお金を目の前でムダ遣いされていれば、
いい気になる人はいないでしょう。市民のチェック機能というのはそこに
あるんです。これが機能していないからこそムダ遣いは続くんです。

市議選はやる方も大変ですが、選ぶ方も真面目に選ぼうとすれば大変です。
候補者の声を聴かなければ、誰が何をしようとしているのか、どういう
考えをしているのかが分かりません。そんな状態で投票をするのは本当なら
困難なことなんですが、こう言っちゃ悪いのですが、投票者側もそんなに
真剣に考えて投票しているとは言えないもんですから、例えば好みの顔だ
とか、やさしそうだとか、好きな政党だからとか、知り合いだからとか、
選考基準は結構いい加減です。候補者側もそれを知っているからそれなりに
選挙戦を考えます。いかに真面目に政策を考えるかよりも、いかに多くの
投票をしてくれるかに重点を置きます。

市政に優秀な人が少ないのはこういった背景があるからです。
動かせる範囲が狭いということも一因です。大志を抱いても国は動かせま
せん。でも市政がしっかりしていなければ国政もうまくいかないことは
しっかり認識していなければなりません。地方自治が大事になってくるから。

ひとつお願いしたいのは、市政にも企業の決算制度を導入して欲しいこと。
予算に対する評価を毎年行って欲しい。それをすることで予算の正当性を
チェックできるからね。もしやっていたとしても多くの人の目に止まる様な
方法で公開して欲しい。これができないということは、何かやましいことを
しているか、決算能力がないかのどちらかです。だから制度として市政や
県政も決算公開制度を導入して欲しい。お役人の言い訳としては、決まり
ごとがないからやっていないんだということになる。こういうところにメスを
入れるのは政治家の役目だから、だからこそそういうことをやってくれる
議員を選ばなければならないんです。役人のチェックは議員がすること。

小さな声も積もれば大きくなる。政治の機能が正しく動くために、我々も
無関心でなく、微力でもなんでもいいから1票の圧力をかけてみませんか?

はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)



2003年04月19日(土) 貸す姿勢と借りる姿勢

倒産リスクを金利に反映することをせずに、不動産を担保とすることで
倒産リスクを回避するやり方を当たり前とする融資姿勢が、バブル崩壊
による金融機関の不良債権発生だと言ってもいいでしょう。

企業内でもいかに多くの融資を受けるかが資金マンの優秀さだと言われた
時代がありました。それはまさしくバブル前の80年代のことです。借入
台帳やら証券台帳を見ていると、その金融機関の数が今考えると過剰で
あったし、株式の評価を増やしたりなんかして、いかに資産を増やすかが
当時のやり方であったと言えます。右肩上がりの経済成長がなされていた
時代でこそあり得たことです。いかに業績に大きな影響を及ぼすことの
ないように損切りしている今とは大きな違いです。

いわゆる不動産本位制です。不動産価値が上がり続けている間に成り立つ
制度です。この制度を存在し続けるなら、資産価値が下がった時にはそれ
に応じて融資を返済してもらわなければなりません。融資額が営業の成績
であるなら、これは本来やるべき姿と反する行動になります。だから金融
機関の規律として内部評価をきちんと統制していなければならなかった。

まぁこれも日銀の窓口制度による貸付の強制(に近い姿勢)が背景にあっ
たということは、多くの人が知ること。日銀の意向を銀行側が受け入れ
ざるを得なかったということです。銀行側に過剰な融資があったのは、
日銀の過剰な貸付指示があったということです。過剰であったがために
バブルが発生した。お金が回り過ぎたことで景気が過剰に上向いたのです。
しかも偏ったところで。

つまり日常品ではなく土地・建物に過剰な上昇が起こったのは、不動産
本位を常識としていた銀行の貸し付け姿勢と日銀の過剰な貸付指示であっ
たであろうということです。土地・建物以外の物価はさほど上昇していま
せんから。

個人や中小企業からすると銀行の営業マンから借りろとしつこく言われた
ので仕方なく借りたが、バブルが崩壊すると返せと言うようになって困る
ようになりました。だから銀行を恨みたくなる気持ちも分かります。
貸した方も貸した方ですが、借りた方も借りた方。必要が無ければ借りな
くてもいいことなのに借りたのは何らかの意思があったからでしょう。
断ったら融資を回収するなんていう強行的な貸し付けもあったようですが、
それならそれで問題視すればいいこと。強い姿勢を見せることができな
かったことが借りた側の弱みです。

お金は借りたら返さなければならないという当たり前のことに対するリスク
テイクを自分の中で理解していないと、後になって必ずしっぺ返しがきます。
特に今の状況、つまりデフレの状況では貨幣価値が上がっておりますから、
借りれば借りるほど損をすることになります。金融機関はお金を借りやすく
する方法をいくらでも考えてきていますが、やはり自分の信用を上げて
金利の高くない方法で借りることのできるようにしておくことが大事に
なりますね。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)



2003年04月18日(金) とりとめもなく

バブル発生以降に行われたこと、起きたことを列記してみます。

◆バブルによる資産価値増加
◆資産価値増加に伴う融資の増加
◆バブル崩壊による資産価値の減少
◆資産価値の減少による過剰融資分の不良債権化
◆金融機関による不良債権処理の先送り
◆不良債権の先送りによる悲観的予測
◆悲観的予測による企業連鎖のディスオーガニゼーション
◆ディスオーガニゼーションによる需給均衡の低下
◆需給均衡低下状態の維持(悪い均衡)
◆悪い均衡による価格低下の定常化
◆価格低下によるコストダウンの強化
◆コストダウンの強化に伴う収入の低下、失業の増加(合成の誤謬)
◆収入の低下による需要の収縮(デフレ)

これだけを見ても、バブルの崩壊がデフレを起こしたことになります。
しかも一時的なデフレでなく恒常的なもの。となれば、これはデフレではなく、
均衡状態の低下による健全な状態ともいえます。ですからいくら財政で支援して
もかつての成長率、経済状態に戻らなかった。ケインズ政策では結果的に効果が
なかったことになります。だから一時的な均衡低下を戻す政策であるケインズ
政策を施しても、潜在的な成長線に戻ることはありません。なぜならケインズ
政策は均衡が低下した理由を問わない短期的な効果を狙ったものだからです。

そもそもバブルとは何だったのかを総括しないと、バブルの時を基準にして
今が悪いんだということになります。今の状態がバブル前の状態に戻ったのなら、
その間の20年間を失った20年として再びやりなおす方向で考えてもいいの
ではないでしょうか。自分はそう思うので、「バブル後最安値」なんて表現は
今の状況を考えると表現のミスマッチだと思います。バブルが異常であったと
考えるならば、基準はバブルではなくて、バブル期間を除いたところで考える
べきでしょう。「最安値」なんて表現を使うことで悲観的な心理を呼び起こす
だけなので止めて欲しいんだけどね。マスコミには。アホな連中がそれを鵜呑み
にして信じてしまうし、それがまた連鎖を引き起こすもんだから手におえない。

そういったバブルを引き起こした張本人は誰なんでしょうかねぇ。
バブルが崩壊して政府がいくら手を打っても解決しない状況を見てほくそ笑んで
いるんでしょうかねぇ。それって銀行の総元締めのプリンスたちなんでしょうか
ねぇ。その人たちは誰なんでしょかねぇ。本人たちは引退して表に出てこない
から、われわれには分かりにくいんですけどねぇ。さてさて。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2003年04月17日(木) 蜘蛛の糸

イラク戦争の傷跡は深いようで、やはり民間人の被害は大きいようです。
爆撃による建築物の崩壊で傷を負ったり、爆風で手足を吹き飛ばされたり、
頭部に損傷を受けて、脳が割れているにも関わらず医者が国外へ逃げ出して
しまったために応急処置すらできずに死を待っているだけの娘を泣きながら
見守っている父親の姿やら。戦争は国対国の戦いであり、軍隊対軍隊の戦い
ではありませんから、民間人の被害が出ることは事前に分かっていること。

アメリカはベトナムの二の舞を避けるために短期決戦の道を選んだ。
だからこそ余計にひとつひとつの攻撃の威力が増した。時には誤爆であって
もそれを正当化して攻撃し続けた。アメリカ軍の統制が本当に正しいかどう
かは当事者にしか分かりませんが、恐らくひと月を越えての戦いになった
場合は、自軍の死者も出てくることから統制が効かなくなることも予想
されます。そうなると何が正しいことなのか、当初の目的は何だったのか、
思考能力の低下により冷静に攻撃を加えることが難しくなってきます。

軍隊における統制とか規律に乱れが生じるとどういうことになるのか。
これはもう人権無視の殺戮に変わってしまいます。あるいは収集のつかない
泥沼戦に陥ってしまいます。そうなったらもう戦争の目的は消滅してしまい
ただの殺戮戦になってしまいます。第2次世界大戦の末期における日本が
そうであったように。自国民であっても自分の命が大事な軍人は、民間人を
殺してでも自分が生き延びようと考える。まさしく「蜘蛛の糸」状態です。

今回のイラク戦争は戦力に圧倒的な差があったためにしぶとく食い下がる
なんていうヒマすら与えませんでしたから、結果的には蜘蛛の糸状態に
陥る前に崩壊しているわけですから、考えようによっては民間人の被害者は
直接的な攻撃によってのみに留まったと考えられなくもない。そう考える
ことはミクロ的にはいささか無理があるでしょうし、被害者本人、ご家族
には大変申し訳ないんですが、戦争に伴う必然的な損害の範囲と考えます。
アメリカを咎めることを思い留まる範囲であったと考えます。

反戦論者には全くもって受け入れられない言い回しでしょうが、戦争を
止められなかった以上は、戦争の被害をいかに小さくするかがわれわれの
チェック機能としての役割ですから、広島や長崎で直接核の被害を受けた
過去を持つ我々日本人は、単に反対をするのではなく、いかに抑止できる
かという観点で冷静に見守っていくことも必要なのではないでしょうか。

戦争という全くもってバーチャルな世界での出来事に関心のない人を少し
でも関心を持たせるにはどうしたらいいかという点でも、千人祈の行動は、
意識の底上げという観点から意義のあることだと思います。

仮にコアな人からは何にもしていないように見えるだろうけどね。少しでも
役立つようにと、こんなものも出版されることになったようですので、ご一考
なさってみたらいかがでしょうか。

はい。今日は曇りのち晴れ。(東京地方)



2003年04月16日(水) なんだか怪しい

やー、クビを長くして待っていた資料が手元に届きました。
客先挨拶に行っていた同僚が自分の役目を終え事務所に帰ってきた
時に持って返ってきた。その表題にある会社名とスキームを見て
びっくり。

細かいことは申し上げられませんが、これじゃ今のやり方より
質が低下する、あるいは客先の不信感を買うことになりやしない
かと感じまして、いやいやそうではない。きっときちんと考えて
作ってきたスキームだと信じ、再度じっくり眺めておりましたが、
やはりどう考えても自分の感覚ではサービスダウン。

かきまわすつもりはありませんが、相手先が手を組もうとしている
会社とは、ついこの前まで継続的な取引がありましたので、その
営業部長にこっそり電話してみました。裏を取るという面倒くさい
ことはしないで、直接本人に聞いてみることにしました。

確かに相手先から話が来ており、前向きに取り組むつもりでいた
ということです。でも心配なのは、どうしてウチの会社が契約を
終了させたのか、もし大きな問題があれば契約交渉の話も一時
中止して、再検討をしなければならないと。

もちろん相手先が手を組もうとしているところは複数社あります
から、そのスキームに書かれていた、ウチの会社と取引のあった
会社が決定したわけではありません。が、客先へのプレゼン資料
の中に具体名が書かれているということは、本命としていることは
明白です。(まだ契約締結していないらしいから)

このスキームを破壊するつもりはないのですが、相手先がこの
スキームで、その会社と手を組むことで、客先にとって、あるいは
ウチの会社にとってメリットのないことであれば、それなりに
口を出さなければならないと思っています。隣の席の同僚は、
相手先が考えたことだから、いちいちウチの会社が口を出さなく
てもいいんじゃないかと言います。しむちゃん(仮称)のように
心配するのもいいけど、それじゃ手離れができないよと言います。

彼もそう言うので、今日のところは上司も戻ってこなかったし、
相手先へ細かい質問をするのは差し控えました。あんまり考えすぎて
頭も煮詰まりそうなので、明日の朝にまた考え直して、上司と相談
することにします。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)



2003年04月15日(火) 郷に入れば郷に従え

昨日の作業と遅い帰宅で疲れが残っていたせいか、今日はウトウト
目はショボショボ。全くもって精彩のない1日でした。

さて明日から業務移管の挨拶のために客先回りです。
自分は来週に1社だけだったのですが、急遽あさっての木曜日に
相手方の担当役員にヒマができたので、その埋め合わせとして本来
予定していなかった打ち合わせに合流してもらうことになりそう。

しかも相手先の日本マネージャーが付いてこないから、もしかすると
自分が通訳代わりになるかもしれない。おいおい。通訳はいいが、
何をしゃべるのかを知らされていないよ。ただの通訳ならば許される
ことも、当事者である自分は内容を説明してあげないといけないから
分からないでは済まされないんだよね。

彼らのプレゼンは通常は紙ではやらない。
ノートPCにネタを積み込んで、プロジェクターを使って行います。
いわゆるプレゼンのスタイルなんですが、どこの客先でもそれを受け
入れるとは限らない。そうなると、会議室とか商談ルームなんかで
PCの画面をのぞきこんでもらいながらの説明になり、時には効率が
悪くなることもあります。でも彼らにはそんなことは関係ない。持ち
運びに便利で、いかにもカッコよさげなスタイルに拘っているだけ。
客先が快く思っているかどうかは関係ないんだよね。客先にとっては
1装置メーカであるということを分かっていない。所詮One of them.

それはそうと、彼らの具体的な構想やスケジュール、それから体制の
ことを彼らのプレゼンだけでウチの社内に理解してもらうのは、ちと
無理があります。だから日本マネージャーにネタをくれと言ったの
ですが、どうも返事が思わしくない。今回は別件でCEOも来日して
いるので了解をもらってからというのですが、そこまでconfidential
なものなのかと疑いたくなります。客先に宣言するわけだから、それを
守るべく努力しなければならない。その方向性を共有するウチの会社は
それを理解していなければ事業運営がうまくいかないことは明白。
そのあたりのコミュニケーションがうまくいっていないことも今回の
提携解消の一端ではあるんですけどね。

自分とは別の担当が明日同行して様子を伺ってくることになっている
ので、それを聞いてから対応を考えようかと思っています。彼らは
ウチの会社に頼らずに説明をやろうとしていますが、聞いている客先は
ウチの会社の人間の言うことを最終的には聞くんだよね。今までの責任
はウチの会社が負っているわけだから。それが分かっているからこそ
こちらが理解していないと客先は足元を見て不審感を覚えてしまいます。

客筋は電気系で導入している装置も海外製も多いのですが、それだけに
今まで苦い思いを経験しているから青目の言うことには不信感を覚えて
いる人も多いんだよね。アメリカ製を販売している我々に対しても彼ら
の姿勢を批判している客先が多いことは承知しています。それを払拭
するためにも我々の存在が大きいと思っています。最終的には信頼性に
行き着きますからね。彼らが投資するのははした金じゃないし。だから
プレゼンがいくら良くても信頼されないのはそういうことなんです。
信頼されていないことを感じ取れていないんです。

まだまだ日本の会社は進んだところでも欧米流のクールでビジネスライク
な商売には否定的なところが多いのも事実。個人的な信頼を重視している
客先も多いんです。いくら理論的にすばらしい説明をしても、その売り子
となる営業マンを、あるいはその会社の体制を客先が信用するかどうか。
当然、信用の裏には技術的な知識とか表現力なんかも求められますから、
単に人間性だけではダメなんですけどね。会社の建前は説得と納得。
つまり合理的な説明で合議を得ることが必要です。これらのバランスです。

この合理性を押しつけるから青目は毛嫌いされるんです。
こういうことを文化の違いという言葉で済ませることはできない。
やはりWhen in Rome do as the Romans do.ってことでしょうね。

はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)



2003年04月14日(月) 匂いのエチケット

どんなもんでしょ?
特に女性の方はそうなんですが、外に出て人に会う時は香水を
付けることがエチケットだと考えますか?

というのも会社の後輩(女性)との会話の中で、「自分は香水の
匂いが苦手だ」と言ったら、香水を付けるのはエチケットだから
当たり前のことじゃないですか?って反論された。

それに対しては何も声を上げて反論することじゃないのでそうかと
うなずいただけですが、自分の中では納得はしていません。

香水の匂いにはいい匂いもそうでない匂いもあります。
これは好き嫌いの問題ですね。そうなんです。匂いには好き嫌いが
あるんです。好きな匂いであれば芳香だし、嫌いな匂いであれば
悪臭になります。人によってその感じ方は様々です。

自分が好きな匂いが必ずしも他人も好きとは限らない。
そこなんです。自分が言いたいのは。

エチケットというのは常識レベルのことであり、他人を不快にさせ
ないことですよね。自分は香水をつけることは個人の嗜好であり、
趣味だと思っています。だからそれを当たり前のことだと言うには
納得いかないのです。常識レベルの香水の匂いというのはあるので
しょうが、香水をつけることが当たり前だというのは嗜好の押し付
けだと感じます。自分にはね。決して香水をつけることを否定して
いるわけじゃありませんよ。

付ける人間の勝手じゃない?と言われればこちらも納得するんです。
この感覚はおかしいですか?単なる匂い過敏症ですか?女性に気遣
いもできないバカ野郎ですか?

ご意見のある方はぜひどうぞ。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2003年04月13日(日) 投票者の能力が問われるこれからの政治

自分が気遣いできないから人に気遣いを求めるのかな。
と思った今日でした。反省の弁。

さて今日は国政選挙の日。皆さん、選挙に行きましたか?
自分は東京ですが都知事立候補は5名。誰に入れたかは自分のみぞ知る。
立候補者掲示板には3名か4名のポスターしか貼られていなかったので
5名もの立候補者がいたなんて投票に行って初めて知った人もいらっしゃ
るのではないでしょうか。かくいう自分もその一人。(苦笑)

選挙民に優しいだけの公約を掲げる立候補者には自分は投票しません。
なぜなら財政は限られているからです。あるいは財政を豊かにするには
不平等にしなければ達成できないからです。我慢すべきところは我慢し、
優しくするところは優しくする。そのメリハリを明確にすることが大事。

財政を増やすには税収を増やすために税率が上がり選挙民には辛くなり、
甘いことを言えば支出が増え財政難になる。このバランスを取ることと
内容の説明をはっきりとすること。開かれた、そして信頼できる県政
とはそんなものだと思います。強いて言えば、それに加えて実行力の
ある人です。

ということは、選挙民も立候補者の優しい言葉につられないで誰の言う
ことが該当自治区の長として、議員として正しい路線を歩んで行くだろう
と考えることが大事です。良く分からないから見た感じがいいとか声が
大きいからとかいった理由で選ぶのは利口ではありません。

投票したい立候補者がいないからといって投票しないのも良くありません。
立候補者のうちの誰かが当選するのだから、立候補者のうちでも一番
当選して欲しいと思う立候補者に投票すべきです。誰がなっても一緒だと
いって投票しないで後から文句だけを言うのは身勝手で無責任です。

それではまともな立候補者も出るはずがありません。立候補者の立場に
なればまともな選挙民がいないところでまともなことをやるインセンティブ
がありませんから。あるいは腹黒い人であれば理解度の低いと思われる
選挙民を自己の利益のために利用することを考えるかもしれません。
これでは何のための選挙なのか分かりません。制度の崩壊です。

そういう意味でも投票する立場のわれわれも政治・経済・法律のことを
もっと勉強して、よりよい政治(つまり生活に直結した自治)が行われる
ようにしなければなりませんね。ボーっとしていては損します。一生勉強。

はい。今日は晴れのち雨。(東京地方)



2003年04月12日(土) おもしろい生き物?

今日は友人のjinnさんと一緒にコトウさん夫婦と娘ちゃんに会って
ランチしてきました。娘ちゃんの姿といったら、写真と一緒。(笑)
jinnさんの「おもしろい生き物」あやしがお気に入りだったようです。

さて、松井の活躍によって航空機の米路線が上昇基調です。
特にGWに行われるイチローとの直接対決3連戦にターゲットを
充て込んだ旅行業界は松井を期待の星とまで言っています。

イラク戦争とSARSの影響で海外旅行は落ち込んでいるようです。
その代替として米国路線が回復すれば少しは元気が出てくるかな。
でも会社の米国出張の場合は米国系航空会社はいまだに敬遠されて
います。会社の指導は日系です。でもこのイラク戦争の際はそれが
余計にリスクが高くなることをリスク管理室は指摘すらしません。
なにせ日本はアメリカ支持をいち早く表明しましたからね。この点を
考慮しても、まだ日系がリスクが低いことをなぜ説明しないのか理解
に苦しみますね。ウチの会社のリスク管理。

イラク戦争は終戦が近づいてきていますが、戦争は終わってもテロは
終わりません。つまり日系の航空機はこれからはアメリカの次に狙わ
れるということを意味しています。そういう意味でもこれからの戦後
処理に関わる日本の役目というよりも、どれだけ進んで戦後処理に
関わるかが問題。戦争を支持したコストはこういうところで使うべき。

戦争を支持した人も反対した人も、戦後処理については同じ方向を
取ることになりますよね。起こってしまったことを批判し続けても
目の前の現実は消えて無くなるわけじゃない。傷ついて泣き喚いて
いる子供たちがいるんです。そんな子供たちに救いの手を差し伸べ
ようとすることを悪とする人がいるのなら、その人は本当の意味で
殺人者と言わざるを得ません。直接の殺戮をしなくても潜在的なと
ころで殺人を犯すことを否めない人種です。オレがやったわけじゃない。
知ったことじゃないと無関係ぶるのも同じこと。戦争に対して賛成
とか反対とか言っているのとは次元が違う。人間的な愛を感じません。

戦争を起こすことは政治的な要素が大半を占めていますが、結局の
ところは愛する何かを守るために行動を起こしているんです。今回の
アメリカの行動は9.11によるところが大きいから国民の多くが
支持をしている。それがなければただの戦争屋になってしまうしね。

アメリカの政治の中には多くの戦争屋がいます。今回のイラク戦争も
多くの戦争屋がブッシュを炊き付けました。そんな戦争屋が起こした
イラク戦争もアメリカの中では愛に満ちた人も賛成しているという
事実があります。もちろん9.11に巻き込まれた方の遺族の中にも
賛否両論あります。でも共通しているのは愛する人への悲しみです。

国境を海で遮られている日本は鎖国的な風土も持つ国ですが、アメリカ
は新しい国であり人種が多様であるがために日本とは違った意味で
閉鎖的であると言えなくもありません。個人的なレベルでね。他国から
の攻撃に対して神経質なまでに自国を保護しようとします。それは個人
の利益に反することだから。国家の利益と個人の利益は必ずしも同じ
とはいえませんが、アメリカの場合はそれがより近いところに置かれて
いると言ってもいいでしょう。

自由を求めるが故に、受け入れるものが多いために守ることも多い。
こういったアメリカと違い日本は国家権力が国民を守っている。だから
個人レベルで守るという意識がすっかり薄れてしまっている。アメリカ
の場合は個人の集合体が国家だと思えば軍隊が国家を守るのもうなずけ
る。自分を守るのは自分しかいないから。

今の日本が戦争放棄を憲法で定めているのはアメリカの指導であること
は上記のことから明らかです。アメリカを2度と攻撃するようなことを
しないように(侵略を目的とした)軍隊を取り上げたわけです。一方
では自衛隊という自国民を守る機能を残した。国家を残してアメリカの
軍事拠点とした。アメリカの政策の中にすっかり組み込まれている。

つまり日本はアメリカの手先以外の何者でもなく、いつまでも飼い犬
みたいにくっついていなければならない。でもそういったところを払拭
していくのは政治ではなくて文化交流なんでしょうね。そういう意味でも
松井やイチローの活躍はアメリカ人の意識を少しでも変えてくれるのでは
ないでしょうか。共通の楽しみと満足を与えてくれるからね。

そういったわけで、話はだいぶん飛躍してしまいましたが、お金と時間の
ある人は観戦ツアーに参加しましょう。航空会社は日系にこだわらなく
てもいいと思いますよ。自分はといえば、うーむ、お金が・・・(-_-;)

はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)



2003年04月11日(金) はてさて

今日(正確には昨日)も帰宅は日付け変更線を越えまして、そろそろ
頭がおかしくなってきそうです。とはいえ金曜日の晩なので許そう。

明日はコトウさんちへのお宅訪問。jinnさんも一緒なのですが、天気
が良くない模様。時間も限られているので駅前でちょこっとになる
かもしれません。jinnさんは本当に久しぶりだろうな。コトウさんに
会うのは。自分としてはコトウさん本人よりも娘ちゃんに会うのが
楽しみだという(笑)

あーそれにしてもくたびれたおっちゃんが汚い菌を持ちこんではいけ
ないので、早く寝て風邪だけでも引かぬように気をつけなきゃね。
ホコリを持ちこまないような服は何がいいかなと思いつつ着て行く服
もほとんど持っていない自分は選択の余地が無いかも。娘ちゃん許せ。

会社にいる時は少々気が張っているので、週末ぐらいはゆっくりしたい。
娘ちゃんに泣かれないかなと不安ではありますが、でぃびぃになついて
いるようだから大丈夫かな?さてさて。

はい。今日は曇りのちところにより一時雨。(東京地方)



2003年04月10日(木) 罵倒・・・ではなかった

ひさーしぶりに8時前に帰ってきました。
夕方の打ち合わせをした客先から直帰したからです。

でも品川駅に着いた頃は世間の皆さんがお帰りになっている時間帯に
なっていまして、あーこの時間帯は皆さんがお帰りになる時間なのか
と改めて思ったりして。それだけ自分が帰る時間が遅いということ
ですね。11時に帰ってから食べる晩飯は消化が悪いです。これが
続くと内臓がおかしくなります。だから毎週土日は休息です。この
休息日がないと本当に体がおかしくなります。

まぁそんな日常のグチはいいとして、今日の打ち合わせはこの4月
からの新体制対応についての説明でした。以前からお伝えしています
通り、ウチの職場の事業を終了することが決定しましたので、既に
送っている書面の説明を兼ねた挨拶です。

とはいえ、移管側の人間が来るのは来週。それから体制がはっきり
するのも来週。スケジュールが決まるのも来週。そんな中で客先を
訪問しても説明する内容なんかないのですが、こちらがわの勝手を
怒鳴られる覚悟で上司も同行してもらわずに行って参りました。

今日の訪問先は装置のトラブル原因が未解決のところ。恐る恐る生産
に着手してくれている状態なので、本来ならここで逃げるようなこと
をされることに対しては憤りを感じてもおかしくないところですが、
予想に反して落ち着いた話し合いでした。

こちらが1人に対して客先は4人にお会いしましたが、その中心となる
のはイジメ抜かれた技術課長。でもその人も落ち着いた口調でした。
こういったメーカの動きに対してはどうやら慣れているからみたい。

心配なのは装置に対するメンテナンスがどう変わるか。
会社が変わることでサービスの低下を来たす、あるいは対応しなくなる
なんてことでなければ相手が誰であろうと構わない。ただバックアップ
として装置のメンテができる会社あるいは人間を紹介してくれと言われ
ましたが、これはどうやら今度の対応会社を信用していないから。何せ
まだ姿形も見えないところが跡を継ぐことになるから。

いずれにしても、移管のスケジュールと後任会社がどこになるのかが
はっきりしないことには客先は納得しませんし、こちらとしても安心
して引継ぎもできません。

来週に来日する相手会社の日本マネージャーは、後任会社をはっきり
させ、ある程度のスケジュールは決めてくると言っておりますから、
それをもって次の説明になると思われます。でないと、今回の訪問は
全くのムダ骨になってしまいますから。でも今回の訪問は他にも目的が
ありましたから、全くのムダにはなりませんけどね。

話すネタがなくても電話口で来いと怒鳴られれば行かないわけにはいき
ませんよね。とにかく顔を合わせて、つまらない内容でもいいから話を
聞いてみないことには心情的に納得できないことは承知しています。
こればっかりは誠意を持って怒りをおさめてもらうしかありません。
これも営業の仕事と割り切って。

やぁ、でも罵倒されるかと思っていましたから、落ち込まずに帰って
これて、本日は精神的に楽になりました。でも早く寝よ。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2003年04月09日(水) 苦しいながらも

今日の東京株式市場は、全体では優良銘柄が売り対象、個別銘柄の物色
といった感じでした。特に厚生年金の代行返上で売りが見込まれない
銘柄、つまり厚生年金が持たない無配当が続いている自己再建銘柄が
買いの対象となりました。持たないということは売り圧力にならない
ということなので、安心して買えるわけです。

そういうわけで中低位銘柄の一部が集中して買われました。
それにしても何ともはや怪しい動きのようにも見えます。上がったから
といって喜んでばかりもいられません。一気に上がれば今度は下がる
リスクが待ち構えているわけですから。

それにしてもウチの職場の事業は今期から提携先に移管、つまり差し戻し
することになったので、これからというものは客先へお詫びの行脚になり
ます。簡単な書面を送付したことで、一部では誤解のために現場が混乱
してしまっているところもある様子。訪問したらただでは帰してくれない
かもしれません。でも決定事項なので、許してくれるまで説得を繰り返す
しかありません。全ての客先が許してくれるまで終わりません。

離婚に費やすエネルギーはこれから燃焼することになります。
今の時点でヘタっていてはいけないので、体力温存です。
とはいえ今の時期はそれでなくても何かと慌しい時期。どう考えても
人手不足は否めないのですが、そう簡単には人手は増やしてくれない。
まぁ、先日の自分の主張からすると苦境の時期にこそ知恵が出ることに
なるので、ここはひと踏ん張りかな。みんながんばっているし。

はい。今日は晴れのち一時雨。(東京地方)



2003年04月08日(火) ひとこと

ボブサップ弁当はうまい!
今日はそれだけ。

はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)



2003年04月07日(月) 日本はのんびりできないんだよね

大統領宮殿にフセイン大統領がいなかったことで、彼は国民を捨てて
逃げてしまったという。フセイン大統領以外の閣僚は敗戦を判断する
ことはできないとはいえ、これは明らかにイラクの敗戦ですね。

これを見たNY市場は買い一色となりました。明日の東京市場も追い
風を受けて買いになるでしょう。

一方、ドル円・ドルユーロでは、そんなにドル高になっていません。
ということは、中長期的にはドルは上がらずに下がるということで
しょうか。榊原氏が言うように。終戦が楽観的な状況でドルがなかなか
上がらない理由については、やはりドルの先行きを危惧する投資家が
多いということでしょうかね。

市場は単純ではありませんから、そう簡単には理由を探し出すことは
できませんが、アメリカの経済的な飽和状態を認識しているんでしょう。
そんな状態だから、日本は早期に悪いところを直さないと、アメリカが
崩れた時にはもっと大きく崩れる可能性があります。国債が暴落して
金融機関は一気に評価損を抱えて大赤字を食らうことにもなりかねません。
そうなってしまうと金融危機に突入です。これが今一番不安なシナリオ。

バランスシートの改善(不良債権処理)は待った無しです。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2003年04月06日(日) 不穏なメールにご注意

最近、「債権管理」という名のもとに聞き覚えのないサイトの接続料未払い
ということで回収代行をしているメールが飛びこんでくることがあるようです。

もしこのようなメールが飛び込んできましたら、→ここを見てみて。
同じような趣旨のメールでしたらここが参考になるはず。友人から相談されて
調べていましたら総務省のサイトにありました。総務省のサイトにあるという
ことは、同じような事例に遭っている人が多発しているということ。

自分が友人から転送されてきたメールを見る限りでは、どうやら送信先を特定
しているわけではないので、不特定多数の人へのイタズラメールの類ですが、
お金が絡むとなると詐欺罪やら、しつこく追っかければ脅迫罪やら適用される
と思われます。身に覚えのない場合は無視しましょう。返信も電話もダメ。
対処としては携帯でよくある出会い系サイトへのお誘いメールと同じ。無視。

この手のメールに免疫のない人にとってはどう対処していいのか分かりません。
恐らく送られた本人は、例え知識のある人でもそういう時には全く冷静に対処
できるとは限りませんので、できれば信用できる人に一度相談した方がいい
でしょう。その方が冷静に判断してくれるしね。もし自分にも送られてきたら
どうしていいのか分からなくなるかもしれないしね。

今回の取り立てメールはイタズラだと思われますが、もしかして本当のヤツが
紛れ込んでいるかもしれませんから、身に覚えのある人はご注意あれ。(笑)

まだまだweb上の対策としては充分ではないようです。
それでも何らかの嫌がらせや脅しなんかでお困りの場合は各都道府県で設置さ
れている警察のサイトにアクセスしてみたらどうでしょう。ちなみに東京都
(警視庁)の場合は→ここです。

警察すら信用できない場合でも、ここからいくつかの団体へリンクされている
ので、該当するだろうと思うところへ連絡してみてはいかがでしょうか?

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2003年04月05日(土) ヒガミじゃないよ

和田繁明そごう社長の言葉。

「人を増やせばサービスが良くなるわけではない。
ぎりぎりのところで知恵を出すことがサービスを最大限に引き出す。」

経営破綻に陥った当時の十合(そごう)を救済するために送り出された
西武の会長であった和田氏ですが、今では立場が逆転して西武はそごう
の救済を受けている。そんな和田氏の言葉。

仕事がきつくなれば人の数をもって解決しようとする人がウチの職場
にもおります。目の前でつらいと思うような仕事をしている人を思い
やってのことでしょうが、仕事量が以前より明らかに増えているわけ
でもないことから、これは仕事のやらせ方か本人の能力の問題。

賃金の高い日本で競争力を高めるには頭を使うことが一番の解決法。
人を増やして問題解決できるのは人が余っているような国で通用する
ような方法。とても日本の企業でまかり通るようなやり方とは思えない。

傍から見ると辛いことを強いているようにも見えますが、相手は一端の
管理職。人のいい上司を持つ部下は心地よさを感じるでしょうが、それ
では会社は成り立たない。あるいは業績が良くなるはずがない。何が
原因で仕事の負荷が高いのかを理解していないと人数を増やしてもその
辛さを解決できるとは言いにくい。その原因を掴んだあとに頭を使って
解決することになる。

部下を持つ上司には肝に銘じて欲しいと思うのは担当職のヒガミでは
ないんだけどね。

はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)



2003年04月04日(金) 書き続けること

毎日ストレスを溜めながらも書いている日記も、サイトを始めてから
そろそろ2年になりますので、もうじき700回目の日記になりそう。
そうなんです。毎日欠かさず書いておりますから、それぐらいには
なるんですね。そう考えると自分ながらよくやっていると感心です。

もしこの2年の間に入院したり海外出張したりすることがあったら
恐らくその間は日記の更新をすることができなかったでしょう。
つまり出張も国内、身体もそれなりに大丈夫ということ。割りと
平凡な毎日を過ごしているってことですね。

サイトを始めた頃は何を書いていいものやら悩む毎日で、とりあえず
題名を考えてから文章を書き始めるということをやっていましたが、
このやり方では題を考えるだけでそのうちネタ切れになってしまい、
自然な文章の流れを作ることができませんでした。

そこで悩んだ末に考えたのは、これは日記だから素直に日記を書けば
いいんじゃないかということ。題名は書いた後に付け加える。文才の
ない人にとってはこういう書き方の方が良さそうです。ネタがなくても
書いているうちに何を書いているのかが分かってくる。そういう毎日を
繰り返していると、そのうちに書きたい内容が頭のどこかで沸いてくる。

漠然と書いていて、どうやって締めたらいいのかわからず強制的に
終わらせることも多いのですが、簡潔に終わらせることを目的として
いないので、いつまでもタラタラと書き続けていることもあります。
文章が長い時っていうのは考えがまとまっていない時。読んでいて
イラついたら、時間がもったいないのでさっさと止めちゃって下さい。
飽きた文章を読み続けるほど辛いことはありませんからね。

自分が日記を書き続けているのは、コトウさんが詩を書かなきゃ死んで
しまうのとは意味が違いますが、自分を何らかの形で表現したいという
模索の姿ではあります。ただ自分の場合は自己啓発のためなので、誰か
に見てもらいたいというモチベーションはありません。文章を書くに
あたって自分は何を言いたいのか、考えたいのかを模索していると言っ
ていいのではないでしょうか。

毎日書いていると、いつか書いたことを繰り返し書くことがあります。
恐らくこの繰り返し書いていることっていうのは、自分の中で何らかの
考えを持っているということだと思っています。書くことでそれを確認
しているのかもしれません。で、そのうち何らかの結論を自分の中で
持つことになる。狙いはここなのかもしれません。

振り返ると、自分の日記で繰り返して書いているのはバブルの崩壊と
デフレについて。社会人になって、通信ではありますが改めて大学の
経済学部に入学しました。入った頃は自分が何を勉強したいのかが
わからず、ただひたすら研究の題材探しをしていたように思います。
この日記を書きながら、それが何なのかを探しているように思います。

そのうちこの日記も卒論に引用する時が来るんでしょうかね。
ということはそれだけ質の高い文章で書かなきゃ使えないってこと。

うーむ、一石二鳥を狙っていますが、何か?(こりゃ使えん罠)

はい。今日は晴れのち雨。(東京地方)



2003年04月03日(木) ちょっとだけ

少々、自分の英語能力に物足りなさを感じている今日この頃。

英語の勉強を犠牲にしてでも経済の勉強をしているからなどと
言い訳は簡単ですが、それが会社の利益を削いでしまうのなら、
これはやり方を変えなければなりません。(社会人兼大学生)

とはいえ両立を心に誓って始めた経済の勉強。
投げ出すわけにはいきません。

これから明日の作戦を考えなければならないので、今日は多くを
語らず、このくらいにしておきます。

はい、今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)



2003年04月02日(水) ノンポリの苦労

提携先との契約書作りに苦労しております。

次から次に問題が出てきて。そのたびに文言を変える作業をする。
そうなると相手が次第にしらけた態度になってきて、締結に向かって
いるものも頓挫してしまう。主張してきたことを途中で変えるわけ
ですから気持ちは分かるが、こちらも会社としての利害が絡むこと
なので、簡単には引き下がれない。どこで落ち着かせるかが腕の見せ
どころ。

契約書作りは交渉の連続ですから、ロジックが崩れてしまうと途端に
相手から足元を見られてなし崩しになってしまいます。これは最悪。
だから何とかして相手を説き伏せる理由を探してこなければならない。

あるところで決着しなければならないから、お互いに主張を取り下げる
妥協点を見付けなければならない。だから社内説得も必要です。この
両面交渉が面倒なんです。どちらも顔を立てなければならない。

しかも人の移動が絡む問題だから組合との調整もしなければならない。

事業を動かすことの苦労。身にしみて感じています。
この時期は期末の締めでもあるし、やることが多すぎる・・・。

はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)



2003年04月01日(火) 願いはひとつ

あぁ、心臓が破裂するかと思った。
なーんてウソです。(笑)

62/99(日記アクセス数/サイトアクセス数)
これは普段の20倍です。いかにコトウさんのサイトの影響が大きいかを
痛感しました。ってか、わざとイジメんなよ!(爆)

ここを見に来て頂いたみなさま、ありがとうございました。
それからコトウユウキに対して温かくあるいは冷ややかに見守ってくれて
ありがとうございます。でも、時々は刺激してあげないと恐らく彼女は
死んでしまいます。心温まることでも頭に来ることでも何でもいいです。
刺激してあげて下さい。背が伸びることは見込めませんが(笑)、人間的
に大きくなる手助けをしてあげて下さい。多くの人が関わることが一番の
栄養剤になります。

彼女はひとつの「生」を育むことでそちらに注力はしてはおりますが、
エネルギーとしてはまだまだ余力があるはず。バシバシ叩いてあげて下さい。

そういうわけで、自分は「オレ論」の復活を強く求めます。
日記での「オレ」調に復活の予感をしているのは自分の勝手な推測。(笑)


それにしても、イラク戦争の間を縫って自民党の抵抗勢力が構造改革の
勢いを削いでしまうことを憂慮します。マーケットは日本の改革を望んで
います。そうなって欲しいという期待を込めて円・株式に投資してきた。
それができないとなると途端に日本離れを起こします。日本売りです。

民意を反映しない政府の方針(アメリカのイラク戦争支持)を小泉首相は
しましたが、それだけで政府を倒すということは、結局は巡り巡って自分
のクビを絞めてしまうことになります。そう予想させるだけでも市場は
動いてしまうので、短期的に自分の生活を守るためには、たとえ心情的に
許せないイラク戦争でも、政府を非難して叩き降ろす行動をしないほうが
身のため。「政府」はいつの時代でも国民を裏切るものだと思う方も多い
でしょうが、小泉首相は少なくとも歴代の首相とは違う、日本をいい方向へ
導いてくれると判断なさった方は、しばらく身を委ねてみませんか。

少なくとも短期的な景気回復方針をとった内閣は短命で終わったし、結果も
出なかった。バブル後はね。戦後の負の遺産の清算ですから1年や2年で
結果が出るはずはありません。それだけ積みあがった負の遺産は大きいです。

バブル後の問題は「問題の先送り」をしてきたたこと。根は深いです。
詳しくは世に出回っている著書を読んで欲しいのですが、長期的な視点で
問題先送りをしないこと、それから倒産に対する世間の目を改善すること。
スウェーデンやアメリカはそれで成功してきた。経済的な成功例は海外に
いくつもあります。(韓国やインドネシアへのIMF介入は参考にならない)

個別に見ると納得いかないこともありますが、10年後20年後を見据えて
取られている方策だとすれば反対するわけにはいきませんよね。それこそ
先送りになってしまいますから。長老たちは自分が生きていないであろう
先のことに対しては無関心です。だから判断を彼らにさせてはならないん
です。政治の判断を個人の都合で考えられてはたまりません。われわれは
そういう自分に甘い(見掛け上は国民い甘い)政治家に対しては勇気を持って
Noと言えるようにならなければなりません。受け入れずにね。

国民の活力、勇気そして健康を心から願う政治家。そんな人に1票を投じたい。

やっと元通りの論調に戻りました。(笑)

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)


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