ウチの職場で扱っている商品のことをネタにとある準公的銀行から お金を借りるので何か説明できるような資料は無いかと財務の人間が 訪ねてきた。ウチの職場はお金を借りるだけの価値のある商品を 扱っている職場だと思われているのだろうか?と、少々疑問に思い ながらもせっせと資料を用意してあげたのですが、受け取った本人は 至って冷静に礼もいわずその資料を机の上にポンと置いただけだった。 商品知識も無いのに何の説明も求めてこない。これっておかしくない?
というわけで2度と彼の頼みごとは引き受けません。 人間性を疑いました。
こっちは予算書作成で気をもんでいる最中なのに、わざわざ時間を 割いて資料を作ってあげたというのに。向こうから頼んできた仕事 だというのに。仕事のやり方がまずいだけなら言えば分かりますので まだ許せますが、これは人と接する姿勢の問題なので、他の人から 言われたところで直るようなことではありません。
頼んできた人は前の職場の自分の後任の人間ですから、お金を借りる のに相手銀行の誰に対して話を持ち込まなきゃいけないのかがよく分 かるので、それ相応の資料と説明をしなきゃいけないことは明白。 あちらさんも話を上に上げるには行内用の説明をしなきゃいけないので、 シロウトながらもマジメに聞かなきゃいけない。シロウトだからといって 適当な資料を出してもあちらさんが困るだけ。それが分かっているから 考えて資料を作ってあげたというのに。すっかりやる気を失いました。
体調が悪いせいもありますが、ちと腹の中が煮え繰り返っています。 でも鼻水がPCのキーボードに落ちていかれてもらっても困るので、 これぐらいにして今日のところは寝ることにします。
とりあえず予算書の最終版は作り上げましたから、明日は本社企画へ 要求されている通りに提出することにしよう。
情けないことに電車の中に傘を忘れてきました。あーあ。
はい。今日は小雨のち曇り。(東京地方)
◆不良債権処理 公的資金投入は「金融危機の恐れがあり必要と判断される場合は、資本 増強を含むあらゆる措置を講じる」と、踏み込んだ表現を回避し、首相 見解を踏襲しました。個別行が風評などで市場に攻撃されるような事態 以外は、特別検査結果まで投入の判断を先送りするというもの。
◆市場対策 株の空売り規制の強化や株式取得機構の積極活用は、銀行などの決算に 大きな影響を及ぼす3月末の株価を下支えする狙い。政府は4月の ペイオフ凍結解除を控え、金融システムの波乱要因を排除したい考え。
◆金融政策 デフレ対応策は冒頭で、日銀に「思い切った金融政策」を求めました。 「デフレは通貨現象であり、本来は金融政策で対応するべきだ」 (財務省幹部)との認識が政府内で強いため。財政出動への制約から 有効な需要喚起策を打ち出せない中、金融政策に頼らざるを得ない面も。 日銀は「金融政策は構造改革の側面支援」(速水日銀総裁)との立場で、 デフレ対策としての金融政策の有効性を巡る政府・日銀の溝は深い様子。
◆中小企業対策 資金繰りに悩む中小企業が、融資を受けやすくする施策を盛り込む。 しかし、すでにある制度の「活用」「拡充」にとどまっています。 柱は、売り掛け債権を担保に民間金融機関から融資を受けられるよう、 都道府県の信用保証協会が保証する制度の改善。
27日の東京株式市場は、総合デフレ対策の一環の空売り規制強化を 好感し、3営業日ぶりに大幅反発しました。 (おかげでウチの会社も上昇基調です。) ただ、デフレ対応策については目新しさに欠け、「デフレ対策という より株価対策、3月危機回避対策で、日銀の金融政策にツケを回した もの」(ドイツ証券の水野温氏チーフエコノミスト)と材料視されな かった模様。市場は、銀行への公的資金投入や財政出動などを求める 声が強く、すでに「第2段の対策待ち」の状態であるといいます。
一方その日銀は明日一層の金融緩和に踏み切る見通しですが、日銀内 には効果への懐疑的な見方が多いといいます。デフレ克服を日銀の 金融政策に負わせる政府に押し切られ、「不良債権の抜本処理と銀行 への公的資金投入、財政の効果的な投入がなければ景気回復はおぼ つかない」(日銀幹部)との不満がくすぶっているようです。 独立性を重んじている日銀にとってはおもしろくないことでしょうね。
ただ、政府が日銀の意向をくんだ対応をするかどうかは、不透明。 速水総裁はさまざまな場面で明確に否定しているが、政府・自民党の 一部ではインフレ目標策の導入論が依然強い。デフレ対応策に盛り 込まれた「思い切った金融政策」は、国債買い入れ増額など従来の 政策の延長上とは一線を画すとの受け止め方が、市場などで広がり つつあります。みなさん、どこへ向かっているんでしょうね。その あたりをハッキリさせて欲しいもんです。
個人的には「さっさと公的資金を注入しろ」的意見です。 公的資金注入にに対する傍観者・反対者の言うことは、できない理由 を並び立てて問題が沈静化するであろうことを期待しているようで、 なんとも他人任せの様相を呈しています。注入しないで事態が回復 するならそのことをもっとアピールして欲しいし、小泉首相にも論理的 にかつ冷静になれと進言してもいいはず。揺れに揺れてそして出した 結論は間違っていてもいいじゃないですか。今まで誰も正しいと確信 できる提案をしてこなかったんですから。非難する権利なんてありま せん。誰もが正しい決断をしてこなかったんですから。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
2002年02月26日(火) |
みなさん体調いかがですか? |
なんとなーく、そろそろ危ないと感じるこの頃。 昨日から急にセキをしだした向かい席の同僚は本日からアメリカへ 出張しましたが、きっと彼は向こうで大風邪になっていることでしょう。 あの調子じゃ、頭も痛くて仕事にならんのじゃないかな。しかも長時間 のフライトで恐らく機内ではぐったりしているんじゃないかな。
で、その人から風邪菌をもらっているようです。わたくし。 仕事がえりの電車の中で頭が痛くなりそうな予感というか、痛くなる前の やばーい感覚がしておりました。部屋に帰ってきて落ち着いてもなんか 頭がすっきりしない。今週は会社を休めないから、仮に風邪になっても 這って行きますが、周りの人に迷惑をかけることだけはしたくないので 風邪にならぬようにタバコ吸いのわたくしは強制的にビタミンCを補給 することにしました。
現在はセキも熱があるわけでもないので一応平静を装っておりますが、 明日からの3日間はどうなることやら今から心配しております。 金曜日は新潟出張もあることだし、お客さんに風邪を移すようなことが あったら一生うらまれるだろうな。こちらはベンダーだし。
そうそう。昨日が給料日だったので1日遅れで口座の勘定整理をしに キャッシュコーナーへ行ってきましたが、出したお金がほとんどピン札。 使うのがもったいないと思いましたが、精神的にはうれしいですね。 でもこれって日銀が新札を刷って市場に出回っているもの。これみよ がしにピン札が出てくると、これって日銀の印刷機がフル回転しているん じゃなかろうかと心配したり。通常では日銀の印刷機がフル回転している 時って、インフレの兆候があるんです。今はデフレの時期だからそれを 回避するために意図的に新札を出まわして、少しばかりのインフレを 狙っているのかなと、逆に安心したりして。どうなんでしょ?
政府には無い、日銀券を印刷する権利を持つ日銀。ここが動いてくれれば 不良債権も減るでしょうし、生産性に寄与するキャッシュの供給もできる のでしょうが、今は政府から金融緩和を促進する様に要求されている 最中。独立性を重んじる日銀としては、政府からイチャモンつけられて その通りにすることは意地でもしないでしょうが、ここで動かなければ 旧来通り政府の下部組織としての中央銀行に逆戻りしろと訴えようかな。 海外がいくら独立しているからといって日本がマネをする必要はありま せん。国家を考えた舵取りをして欲しいもんです。そういうことのできる 人達が集まった組織ですから。ちなみに日銀が買い物をするときは借金を する必要がありませんので、ここがたくさん買い物をしてくれれば日銀券が 市場に出回るんですけどね。CPや国債の買いオペだけに限定しないで。 ま、当分はそんなことするとは思えませんが。あの腹黒い日銀のやることは われわれ一般人には計り知れないところがありますから。
こんなこといったら日銀関係者に怒られるかな?
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
2002年02月25日(月) |
国債の格付けと民間企業の債券との関係 |
今日新聞を読んでいて気が付きましたが、以前から自分が申し上げ ていることに間違いがありましたので訂正します。
それは国債の格付けが下がるとそれに伴って民間企業の格付けも 下がるため資金調達コストが圧迫されると言ったこと。 これは全くの間違いではないのですが、正確に言うと、
国債格付けが引き下げられると企業の資金調達コストが上がるのは、 「政府系機関や民間企業の外貨建て債務の格付けは国を超えること ができない」という原則があるためで、連動しているのは外貨建て 債券であって国内債ではない。 「政府の信用力と、自国通貨建て債券を発行する国内発行体の信用 力の間には、直接的な相関関係がない」とし、国内債の場合、中央 政府の格付けは、民間企業や地方自治体の格付けの上限とはなら ないとムーディーズは説明しています。
外貨建てか円建てかで動きが違いますので、そのあたりは注意が 必要でした。ひとつ勉強になったとともに間違いをお詫びします。
それにしてもダラダラと行われる会議の席で眠気を催すのは不謹慎 でしょか。自分の性格上、物事をさっさとやってしまわないとイラ イラしてしまうんですが、そのことを通りすぎてあきれて眠くなって しまうというのは・・・。やっぱり不謹慎ですか。(笑) 居眠りしているところへ室長から質問が飛んできてとっさに「はい」 と答えたのはいいのですが、何を聞かれたのか分からなかったので しばらく照れ笑いをしておりましたが、どうやら答えにはなっていた ようですので何とかその場はしのげたようです。でもやっぱり不謹慎 ですか。これを「また~り」と言うのは止めましょう。(爆)
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
当然ながら市場が判断するものなので、この先どうなっていくかは その時々に市場が適正だと判断するところに落ち着くもんですが、 政府・日銀の政策や発言で市場が判断を誤ってしまうことも時として ありうることです。そのために市場関係者はファンダメンタルズや マクロな指標を知りつつも、目の前の動きにとらわれて本来動くはず のない方へ向かっていくこともあります。それでも目先の行方にとら われて(というか顧客の損失が発生しないように)思わぬ方向へ引き ずられて行くことを覚悟しているのか、どこかでヘッジをかけている もので、結局どちらへ転んでも大きな損失は起こさない方法を常に 考えているもんです。投機筋ではない良識のある一般の市場関係者 ならば。金融関係や商社のディ-ラーならば当然のことでしょう。
じゃあ、我々一般市民が為替のことを予測するにはどうしたらいいの でしょうか?外貨預金に変えてみようと考えている人は、何を参考に 決めたらいいのでしょうか?
これについてはこれだという決定的な参考書や指標は存在しないと いうのが答えになりそうです。というのも、そう簡単に予測ができる ならば誰もが損も得もしないことになり、市場としては成り立たなく なるからです。誰かが損をして、誰かが得をして初めて商売として 成立する。だから市場なのです。取引が成立するということは、 市場には誰かが円安に向かうと思っているだろうし、誰かが円高に 向かうと思っているから、そこで売買が成立するんです。その見方を どう考えるのかが大事なのであって、とくに為替や株式には変動する というリスクが付き物なので(金も同じこと)、そのリスクをカバー する方法を先に勉強しておくことが元本を減らさない賢いやり方だと 思います。もし元本が減るリスクを覚悟しても利益の方を優先させ たいのならば、それこそ投機筋と戦う覚悟で短期決戦するしかない でしょうね。いずれにしても知識のない利益獲得は損をする確率が 高いことは認識しておかなければなりません。為替に限らずです。
自分が予測するところではこの3月にかけて140円をワンタッチ する程度で、そのレンジを抜けて150円まで行くとは考えており ません。あくまで自分の予測ですから判断はご自分でね。
ちなみに、例えばドル預金は(円より)利息が高いからお得と考える のは早合点です。為替が変わらないという前提で言うと、実はどちら も同じことなんです。通貨価値としては円もドルも同じだからです。 それぞれの通貨にその時適正な金利がつけられているのですから、 どちらの通貨で預金していても適正な金利がついているだけですから 円とドルの金利差は通貨価値としては影響しません。リスクもありま せん。逆に転換するたびに手数料を取られる分だけ損になります。
ここにウマミがあるとすれば、為替の変動で円安に振れた場合ですね。 だから、最低でも手数料分を取り返すだけの円安が見込まれる場合は ドル預金をすれば儲かることになります。だから、金利差だけでドル 預金をしようと考えている方は、一度考え直した方がいいと思います。 日本の預金のように長く置いておけばその分の利息がついてくると いう悠長なことは考えてはいけません。
そこで4月からペイオフの凍結解除となりますが、日本の銀行も 以前のように倒産しないという神話が崩れることになりますので、 自分の預金は自分で判断して預けることになります。一部では郵貯に 資金が流れていくという見方もありますが、郵貯は預金の上限が 決められており、大きな資金の移動とはならないと考えられます。
ペイオフのことを詳しく知りたい方は、ここでものぞいてみては?
はい。今日は晴れときどき曇り (東京地方)
今日は午後から横浜祥門会(合気道の道場)の菅沼師範を迎えた春の 講習会および昇級昇段試験があり、会場である品川総合体育館(大崎) へ見学に行きました。残念ながら自分は左ひざの手術後の経過見の 段階なので、無理は禁物とのお達しを受けているため参加はせず。
自分は大学で初めて合気道という武道に出会いました。これが多くの 人たちに認知されたのは戦後と聞いておりますから、まだまだ世間の 人たちには知られていない部分が多いかもしれません。
一般的には護身術として自分の身を守る武道として認識されている かもしれません。でも、この合気道というものは他の武道よりも 精神的な教えが重要な部分を占めており、決して試合を行いません。 一部の流派では開祖の教えに反して試合が行われていると聞いており ますが、これはいわゆる邪道というもんで、本流はこういうことは 決して行いません。なぜなら、合気道とは老若男女が誰でもできる 武道として、世界の皆が平和に過ごせることを目的とした崇高な 教えを持ったものだからです。道場でも子供から年配の方まで、 有段者だろうが白帯だろうが、差別なく和気あいあいと稽古ができる 環境にあります。他の武道では恐らく考えられない光景です。
個人レベルではそれぞれが持った基礎体力や体格がありますから、 動きそのものは人それぞれに特徴が出てきますが、合気道の動きは 読んで字のごとくで「気を合わせる」ことにあります。つまり、 相手の気に合わせた動きを自分がするのです。自分から仕掛ける ことはしません。相手の出方に合わせてこちらの動きを決める。 よくデモンストレーションで女性が体格のいい男性を投げ飛ばしたり 気で離れた人を飛ばしたりすることがありますが、まぁなんというか、 あれはあくまでデモですね。合気道を知らない人に合気道の本質を 分かりやすく形に現しただけとでもいいましょうか。誰でもができる ようになるわけではありません。誤解されても困りますから。
師範と出会ってかれこれ14年目。あの時は自分も若かったんですが、 師範はあの頃となんにも変わらず生き生きとした動き。年齢による 落ち着きは出てきましたが、やはりこの人は師範なんだなぁという 凄みはいまだに残っております。力強さがあるし。
菅沼師範は大学を卒業した後、九州の師範として送られたいわゆる 合気道のエリート。今なら、確か師範になるには5段以上(?)で なければならないと記憶しています。有段者になると、昇段試験を 受けるためにはそれなりの経験年数も加味されますので、今の規定 でいうなら師範の資格になる前に九州へ派遣されたことになります。 ということは、その時点ですでに開祖(その当時は存命だった)から 後継者のひとりであるという称号を頂いていたんだなと。実際の 後継者は血族なんですけど、やはり地域への貢献ということになると 弟子達に託すしかない。それで九州地区の面倒は菅沼師範が選ばれ 今に至っているというわけです。
今日の稽古を見学に行った際、自分を見かけた師範は気軽に声を かけてくれました。弟子達は数え切れないほど多くいる中で、自分の 存在を覚えてくれる師範に感謝です。年に1~2回しかお会いする 機会がないのにね。終了後の記念撮影のときも、見学者の自分に 声をかけてくれたのも師範。名前もしっかり覚えてくれていて。
稽古後の懇談の中で思ったんですが、師範はいつまでも自己啓発を 忘れない人。いつまでたっても自分は未熟だからと常に研鑚すること を忘れない人。自分に奢らず、謙虚に、そして自分をさらに高める。 そんな師範は、一生自分の師範です。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
今日はボーイスカウトの創始者ベーデンパウエルの生誕日です。 ベーデンパウエルは1857年2月22日にイギリス、ロンドンの ハイドパークの近くに生まれました。
実はわたくし小学生の頃カブスカウト(ボーイスカウトのちびっこ版) にいたことがありまして、彼の名前はときどき聞いておりました。 だからどうだってことないんですが、説明によりますと、 元々アメリカ先住民族(インディアン)の風習であったキャンプファイアー を青少年の教育活動として定型化したのがベーデンパウエルだそうです。
チビッコだった私は親の言うがままにボースカウトに入ったんですが、 その時に覚えたのは自然との協調とボランティア精神でした。それが 今でも自分のベースとなっているかもしれません。時にはそれらが 邪魔してしまうこともありますが、少なくともそれらがヒトサマに 直接害になるようなことはありませんので、いい経験だったと思います。
さて昨日大手音楽ソフト会社のユニバーサルミュージック(本社・東京都 目黒区)は、米国のグループ会社傘下のレーベル「アイランド・デフ・ ジャム・ミュージック・グループ」が宇多田ヒカルと契約したと発表 ました。ヒカル・ウタダとして初の英語アルバムをレコーディングし、 米国進出を図るとのこと。一方その宇多田は 「もう一度新人としてデビューを体験できる。夢のような話です。 私の中のHikaru Utadaと宇多田ヒカルの二人で、共稼ぎで 頑張っていこうと思います」とコメントしています。
まぁ、彼女らしいといえば彼女らしいコメントですね。 他の人だったらイヤミに聞こえてしまうかもしれない。そこをさらっと 言い過ごせるところが彼女のキャラというか、強みですかね。 ブッシュ大統領の来日のときにも招待されました。本当にビッグネーム になりました。才能がある人って、魅力的ですね。見てくれじゃなくて。
その一方で真紀子さん問題はさらに深みにはまっています。 毎日新聞の取材で、田中事務所関係者は「田中氏からは『招待状は受け 取ってないということ以外答えるな』と言われている」と証言している といいます。毎日新聞がこの記事を流した意図は推測しかねますが、 流れは真紀子さんに逆風が吹いているようです。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
2002年02月21日(木) |
不良債権処理策の迷走、そして |
自民党から提案されていたRCC(整理回収機構)の不良債権買い取り 価格を現行の時価から実質簿価に引き上げる問題は、小泉首相の発言、 「時価が基本」と明言したことで事実上見送られる見通しとなりました。 昨年9月にいったん葬り去られた案で「そもそも筋の悪い話」(政府筋) という意見も出ておりましたが、袋小路に入っている不良債権処理策の 「迷走」を象徴しているとも言えそう。
実質簿価での買い取りは最終的にRCCに損失が出て国民負担が生じる 可能性が高く、山崎幹事長らは「(損失は)銀行が負担する」との考えを 示しましたが、これでは銀行に不良債権売却を促すことにはつながらず、 ジレンマは解消できませんでした。
政府主導でこのような案を出しても、財源は結局国民の税金に跳ね返る ことになり、建前としては不良債権処理のために銀行が保有する不動産・ 債権などを落ち込んだ時価でなく銀行の簿価で買い取ることで銀行の 不良債権処理を進めていこうとしても、その差額を誰が負担するのかと いう問題に直面したときに、市場から借金をするか、税金から捻出するか、 そのどちらかにしか選択肢は無く、構造改革とは矛盾した方向性となって しまいます。それは無理だからと銀行側に負担を要求するならば、銀行は 損失が出ることをわざわざ承知の上でやることになり、強権発動で銀行が 潰れても仕方が無いと判断した場合にだけ通用する手法だと思います。
銀行は経済の根幹システムを握っているとはいえ、あくまで民間企業。 政府が口出しして、挙句の果てに潰してしまうなんてことは恐ろしくて できないでしょう。そもそもバブルの発生、バブルの破綻を画策したのは 銀行や政府ではなくて、実は日銀が10年計画の元に意図的に誘導した という説もあります。これがまた説得力のある説なんですが、ここでは すみませんが省略させてもらいます。政府が統制していた戦時経済への 挑戦を挑み、みごとに勝利したというのが大筋なんですが、それに対する 実証はかなり難しい様です。なんでかって?それは戦前からの日銀の 歴史を紐解いたとしても、窓口融資を遂行していた裏事情を知るもの、 つまり一部の銀行幹部、日銀の窓口融資担当にすらその意図がわからな かったと言いますから、その裏で糸を引いていた帝王やプリンスたちの 口を割ることができなければ、推測で終わってしまうでしょう。たとえ そこに実行性が伴わなくても、研究材料としては面白いと思います。 誰が我々の生活を左右しているのか。実は政府や官僚ではなかったこと。
ま、その人たちを悪者にしたとしても犯罪者として裁判にかけることは できないでしょうが、いわゆる古くからある経済論で説明できなくなった 事実を別の視点からアプローチするという新しい手法にはなるんでは ないでしょうか。かなーり抵抗勢力がいるかもしれませんけどね。
って、言ってること分かりました?(笑)
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
道路公団の財投債で今年度分の850億円のうち650億円が 発行される段取りとなっておりましたが、主幹事(証券会社) の判断により募集の取りやめとなりました。 (という記事を毎日は1面で取り上げておりましたが、日経は どこにも掲載されておりません。この違いは何でしょうね。)
理由は2つ。国債の格付け低下が予想されることによるリスク。 それから道路公団の将来(構造改革により今後どのように変化 していくかが分からず将来が不安)に対するするリスク。 これらにより投資家が購入を控えるだろうという判断です。
道路公団の格付けはほぼ国債と同じレベル。ということは、 国に対する信用の低下と同じことを意味します。格付けの影響は 以前から申し上げておりますが、道路公団がこんな状況という ことは、他の外郭団体の財投債も同じような評価になることが 予想され、債権が発行できないということは事業の継続が困難 になってしまうということです。民間企業で言えば社債やCPが 発行できないことと同じことですから。さすがに外郭団体が 資金に困って債務履行保証書をもって支払いに替えるなんて ことはしないでしょうから、結局銀行借入れに頼らざるをえなく なってきます。でも、銀行も上記のようなリスクを負うわけです から、いつまでも貸し続けることはできません。なにせ金融庁 から厳しいチェックを受けておりますからね。皮肉にも。
市場が受け入れないということを外郭団体はもちろんのこと、 監督官庁や政府は認識する必要があります。というより、自分の 論調からいくと、間違った認識をしている(既得権益を主張する) 役人や政治家のことを言っているんですけどね。もしかしたら 小泉首相は陰でほくそえんでいるかもしれません。
要するにそんなところまで落ちぶれてしまっているんですよ。 日本の信用が。早く気付いて欲しいと思いたい。
日本の台所に危険信号を表すひとつの指標として紹介してみました。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(中越地方)
第一生命が行っておりますサラリーマン川柳。 時代の趨勢を現しておりまして、いつも眺めております。
◆窓際もいまや高嶺の激戦区 →閑職が無くなりましたモンね~ ◆職安で働かせろよこの盛況 →職安の盛況ぶりに人手不足じゃないかと。 ◆小遣いも平日半額お父さん →お父さんの小遣いもデフレです ◆あちこちと渡る面接鬼ばかり →どこへ行ってもまともに面接してくれない・・・ ◆安定所何度行っても不安定 →職安に足繁く通うも仕事が無い。 ◆社の幹部裏を返せば社の患部 →幹部ほど会社には不要だと・・・ ◆初メール返事が来たよウイルスで →不幸です。 ◆デジカメはエサは何だと孫に聞く →おじいいさん、がんばれ ◆携帯よりわが子につけたいマナーボタン →子育ての難しさと嘆き ◆プロジェクト×(ばつ)と呼ばれるこのメンバー →ダメメンバーではね~ ◆かかるカネ我が家の一浪メジャー級 →浪人も家計には響きます。 ◆変人は変わった人より変える人 →小泉首相のことですね。 ◆国民にしわ寄せよりも幸せを →構造改革の痛みを批判
などなど
入選作品100点を発表しました。これらは3月15日まで投票を 受けつけて4月にベストテンを決めることになります。 今回はどの川柳が選ばれるでしょうね?
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
政府の中で意見が統一されておりません。 金融監督庁は再注入なくとも金融危機の心配は無いと言い、 財務省は3月末までに再注入をする必要があると言ってます。
首脳会談で小泉首相は「不良債権処理を含めた総合的なデフレ 対策を新たに取る」と説明。両首脳間で公的資金などで突っ込 んだやりとりはなかった模様。しかし、米政府の関心がすでに 不良債権問題に絞られているのは明らか。改革支持を表明した ブッシュ大統領も不良債権問題解決の決意を表明した日本側に とりあえずゲタを預け、処理策を注視する姿勢を示した格好。
18日の衆院予算委員会で竹中経済財政担当相は「特別検査の 結果に問題が生じれば、非常に早いアクションを取らなければ ならないが、年度内に投入が必要という発言はしていない」と 微妙に軌道修正しました。ですが、「次の決算(3月期決算)で 投入が必要な状況にあるとは聞いていない」と明言した柳沢 金融相の慎重姿勢とは明らかに一線を画しています。ここでも 意見の不一致があります。
資本注入の段取りを進めるのが手間取るのには理由があります。 前回大手を始めとする銀行が公的資金の注入を受けた(させられた) 時には銀行側を強姦した印象が強く、それがイヤで割りとまとも だった東京三菱は真っ先に返還しましたね。あれは国からいちいち 口を挟まれるのがイヤだったから。言われたことはやらなければ いけない義務が生じてくる。そうなるとガラス張りになってしまい、 言わなくてもいいことまで言わなくてはなりません。ある一定の 検査基準によってそれまで大丈夫だった貸付先までもがグレイゾーン へ追い込まれて、その挙句に不良債権と化してしまう恐れがあり ました。連結決算が目の前に迫っていた時期でしたので、特に業績 の良くない子会社を保有している企業は、単体ではいいのにそんな 子会社を保有しているがために親会社まで不良債権と同一視されて しまうのです。今では会計制度の変更により当たり前の評価となり ましたが、企業を支援する側に立っている銀行としては、助けるに 助けられないことになてしまうんです。それらの情報の開示具合が 我々には見えないところが評価をしづらいところです。銀行自身と 金融庁が情報を握っているでしょうから。むちゃみやたらと開示を してしまうのも困りもんですが、公的資金を入れるかどうかを 議論するのであれば、ある程度の情報開示は必要でしょう。
ブッシュ大統領は会談後、「小泉首相のリーダーシップに信頼を 寄せている」と述べたといいますが、慶応大学教授の榊原氏が 言っているように、アメリカは景気回復の兆しが見えてきたとこ ろである程度余裕があり、厳しい要求とはならないと考えられます。 オレは大丈夫だからお前のことはお前自身で始末しろってな感じ。 自国が厳しいときはそんなことは言ってられませんから、榊原氏が 言うことは的を得ているかもしれませんね。
揺るぎ無い構造改革への意気込みを小泉首相は強調しておりますが、 時間が無いことで無理やり通してしまうことだけはごめんです。 やはりできるだけ刺激の少ない効果のある方法を考え抜いてからに して欲しいもんです。特に信用創造をする銀行に対しては。
銀行にだけなぜ手厚く生きる手立てを考えるのか?って思うで しょうが、信用創造をする銀行の役割は日常生活にまで関係して おりますので、ここがイカれてしまっては我々の生活が混乱して しまうことは認識しておかねばなりません。今や銀行システムは 生活に無くてはならないものとなっております。銀行内部の構造 改革は当然必要ですが、システムそのものを壊してしまうのは 誰の得にもならないと言いたいんです。
信用創造については、いつか詳しく書いてみたいと思います。 実はこの信用創造が景気回復のカギを握っていたりしますから。 もしかすると構造改革よりも効果があるかもしれません。 ま、いずれってことで。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
2002年02月17日(日) |
ブッシュ大統領の来日 |
昨日の朝、羽田から福岡まで飛行機で帰省したんですが、羽田の 警備のしようは通常とは違っておりました。羽田には車で行きまし たが、通常は成田のようにトランクはチェックされないのですが、 その日に限って駐車場の入口で警官がチェックしており、その時に そういやブッシュが来ることになってたなと、思い出した次第で。 いやぁ~、うっかりしておりました。
いつもは20分前ぐらいにぎりぎり到着する搭乗をしておりますが、 昨日は、いつもより早い45分前に到着し、ゆっくりできるかなと 思っておりましたが、それは甘かった。1Fのエントランスは厳重 チェックのために遅々として進まない乗客の列が溢れており、結局 ボディーチェックを受けたのが15分前。7時前の朝早い便は10 分から15分ぐらい出発が遅れていたようです。混雑のため。 自分が乗った飛行機も約10分程度遅れて離陸しました。
部屋に戻ってテレビを見ておりましたら、大統領が羽田へ到着した のは午後4時ごろとのこと。小雨が降っておりました羽田空港に到着 した専用機からタラップを降りた黒いコート姿の大統領は、ローラ夫人 とともに、川口順子外相やベーカー駐日米大使らの出迎えを受けました。 パウエル国務長官、ライス大統領補佐官らも同行。厳重な警備の中、 日米の報道陣に手を振ると足早にリムジンに乗り込みました。 ブッシュ大統領の来日は、「飛行機の乗り継ぎで立ち寄ったことを 除いて大統領就任前を含めて初めて」(外務省)ということです。
羽田への戻りのフライトは福岡を4時15分に出発する便。もうひとつ 早い便だったらその頃にかち合って混乱していたかもしれません。 幸い自分が乗った便で到着した頃には、大統領が到着してしばらく 経った後。警備もヒトヤマ越えた後だったようなので、そんなには 混乱した様子はありませんでした。都心では、特に港区周辺では 警備が厳重に行われていたようです。アメリカ大使館がありますから。
今回大統領は首相の改革路線に支持を表明しつつ、「日本経済の動向 は世界経済のみならず東アジアの安全保障にも影響を与える」との表現 で、安全保障問題と関連づけた「経済安全保障」の視点から日本の経済 再建を強く求める模様。さらに大統領はイラクに武力行使する場合は日本 と事前に協議する考えを表明しており、日本側は会談を通じてテロの脅威 に対抗する認識の共有を図りたい考えです。
さあ、小泉君がどういった発言をするか興味があります。
はい。今日は雨のち曇り。(福岡地方)
ソニーなど電機各社は次世代の大容量の光ディスクの統一規格化を 検討していることを明らかにしました。 ソニーのほか、松下電器産業など国内外の複数のメーカーで、現在の DVDの記録容量を数倍上回るディスクを、青紫色半導体レーザーと 呼ぶ先端部品を使って開発。BSデジタル放送並みの高画質の映像を 長時間にわたって記録できるといいます。
実現時期は定かではありません(というか知らない)が、これが実現 されると関係業界に大きな影響をもたらすことは必至です。
例えばCDショップ。レコードからCDに移行していたときでもハードが 追いついていなかったために泣いたお店も多かったと聞きます。一方 音源としてのCDはいまだに健在で、それ以上の容量を持たせても 今以上の挿入を必要としているのはクラシックの一部とベスト版。 それらでもDVDで解決できるレベル。とすると音源としてはCD 以上の能力を持ったディスクは必要無いことになります。もしコスト がCDと同一で製品化されたならば話は別で、あるに越したことは ないですからかっこうのソフトになるでしょう。そうなったときに CDショップは混乱の再来ですね。お客がどう判断するかを見極め なくてはなりませんから。CDを諦めきれるかどうか。それによって 店内の配置換えや投資を考えなくてはなりません。そうすると街の CDショップは資金量豊富な大手に押されて潰れていく運命になる かもしれません。そういった意味で一大事です。
それからCD/DVD作製メーカおよびその装置メーカ。 いわゆるソフト製作会社とそこに納入している装置メーカにも機種の 交代を迫られることになります。その場合の投資額の判断です。 やはりソフトの販売価格をいくらに決めるかで、設備にかける投資 金額が決まってきますから、その投資に見合った装置を導入するしか ありませんし、代替機種を持たぬ装置メーカは潰れる運命にあります。
それから何といっても楽曲や映像提供サイド。 現在CD/DVDで提供している1枚の販売価格の需給価格がようやく バランスしている中で、それ以上の容量を持つと言うことは、それなり のコストメリットを織り込まぬことには、単価として高い買い物になり かねませんから、中身を何にするかで悩ましいところです。
というわけで、それぞれのディスクがそれぞれの住み分けをしながら 共存していくといいのですが、いずれは後発のコストパフォーマンスが 良くなってくるでしょうから、CDやDVDは取り込まれることになる でしょう。そういった意味で、数年後に実現するであろうこのプロジェ クトからは目が離せません。
でも、今回の光ディスクはDVDと違って、メーカごとに記録方式が 異なることで互換性の問題があったのに対し、規格統一の方向性を 出しておりますので、消費者側としてはありがたいものになりそうです。
はい。今日は晴れ。(福岡地方)
経営再建中の準大手ゼネコンのフジタが、来年4月に統合予定の三井 建設と住友建設のグループに合流することが報道されました。 得意分野の都市型再開発部門を会社分割し、この新会社を三井・住友 建設と統合させるもの。
フジタは不良債権問題の象徴とされるゼネコンのなかでも最大の連結 有利子負債(01年9月期で8791億円)を抱えています。 同社は99年3月期に旧さくら銀行(現三井住友銀行)など6行から 1200億円にのぼる債権放棄を受け、5カ年計画で再建を目指して いました。人員削減などで01年3月期には248億円の連結営業利益 を確保しましたが、金利負担が重く経常利益は77億円にとどまって います。
三井住友銀行はこの3月に1兆円の引当金を予定しておりましたので、 切り離した新会社ではない建設本流の方を潰してしまったならば、 恐らく6~7000億円を不良債権処理用に取り崩すことになるで しょう。その辺りの不安から三井住友銀行の株価は下がりました。 これだけでは済まないという不安からです。一方では不良債権処理に 対する方向性を打ち出したと言うことで評価をする向きもあります。 評価は分かれるところです。
それにしても今回の処理に対する決断は政府(金融庁)からの圧力で しょうか。聞こえは悪いですが、そうでもなければこのような決断を するには1銀行ではできなかったでしょう。でも財務相と金融担当相の 発言には意見の違いがあります。公的資金の考えかたにおいてです。
「(不良債権問題の解決に)有効な手段と思っている」と、塩川財務相 は14日の衆院予算委員会で、大手銀行に対する公的資金の再投入問題 について積極的な姿勢を示しました。一方で柳沢金融担当相は「今、 我々の認識には入ってない」と改めて否定的な見解を表明。閣内での 意見の違いが浮き彫りになっております。
さて、どうやって纏めていくつもりなのでしょうか。小泉首相は。 がんばれよ。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
政府が検討を続けていたデフレ対策の骨格が決まりました。
(1)不良債権処理の促進(2)金融システムの安定(3)資本市場対策 (4)中小企業の貸し渋り対策等(5)金融政策――で構成。 不良債権処理では主要行に対し、融資先の問題企業の再建策策定を 求める模様。市場が評価する内容とすることが前提で、そうでない場合は 不良債権として速やかな処理などを要請するといいます。また、金融 システム安定では、金融危機の恐れがある場合、躊躇することなく銀行に 対し公的資金を投入することを求めるなどを掲げました。 このほか(3)で株価対策、(4)で政府系金融機関などを活用した 金融支援を想定しています。
一方ではムーディーズが日本国債格下げの方向で見なおすとの声明をし、 リスクが高まったことを突きつけられた10年物国債は売られ、利回りは 一時前日終値比0・05%上回る1・515%まで上昇しました。 ただ、金融機関は今後も国債購入に旺盛な意欲を示しており、「金利 急騰(価格急落)リスクは少ない」との見方も出ています。 日本国債の格付けを上から4番目の「Aa3」(イタリアと同じ)から 格下げする方向で見直すと発表しました。5番目は「A1」で投資適格 等級先進7カ国では最低となります。
以前にも日記の中で書いたことがありますが、国債の格付けが下がると 民間の企業格付けが自動的に下がり、業績が良かろうが資金調達に 影響が出てきます。 また債券市場が縮小し、市場の混乱も予想されます。(今もそうですが) 社債を発行できなくなった企業は間接金融である銀行貸出しに頼ろうと しますが、不良債権処理で必死になっている銀行は、格付けの低い企業 への貸し付けは控えるでしょうからそこで貸し渋りが起きる。そうなると 大企業でさえも倒産する可能性が大きくなってきます。それが膨らむと 日本全体の景気が大きく落ちて日本大失業時代が到来してしまうことに なります。日本沈没です。 あ、もしかして映画の日本沈没は物理的なものでなく、金融の世界で起 こる出来事を予想していたんでしょうかね。(苦笑)
いずれにしても日本の台所であるバランスシートをきれいにしないと、 将来は上記のような憂き目に遭う可能性は大いにあります。だから日本の 構造改革は待った無しなんです。生活できないほどの苦労とまでは行かず とも、皆がそれぞれ痛みを分かち合うことで将来の不安が無くなるのなら ば、目の前の小手先の経済対策に頼らず、少々ツライ時期を過ごしてでも 我慢していくのが課せられた運命ではないこと思います。
そういった意味で、小泉首相が抵抗勢力や多くの国民から不支持とされ てもあるべき姿に進むために努力していることは、自分は評価しています。 具体性の無い建前だけの内閣と評されても、少しずつでも前進している 姿は見えてきております。腐った体質を直すためには、やはり時間がかか ります。見守っていきましょうよ。何をしてもいいと言う訳でもないけど、 過去の内閣には無かった内向きの政治ではないところを評価しましょうよ。 と、思います。ど?
はい。今日は晴れ。(東京地方)
2002年02月13日(水) |
ああそうか、そうだったのか |
今日はお食事に誘った人から断りの連絡をもらい、ちとがっかり。 いや、誘い方が怪しかった。(笑)ってなわけで忘れましょう。ぐぅ。
先月、大阪の後輩から聞いていたとある噂話。 前の職場の隣の職場にいる女性が寿退社するって。(分かりにくい?) 気にはなりながらも本人に聞くと角が立つと思い今まで聞けなかった のですが(もちろん噂なんてヒトには言いふらしません)、今日たま たま定時後に給湯室の前でばったり出会ったので、ちと立ち話。
おめでとう、って言ったら怪訝な顔をされました。 退社するのは本当だけど、一身上の都合だったらしい。 しかも、結婚話は本当だったけど無しになっちゃったって。 それ以上のことは聞けませんでした。
このヒトとはダチみたいな関係なので、隠し事なくお互いのことを 話す仲。別に隠し事をしなくても相手を傷つけることの無い仲。 だから話ができる。そんなヒトのことを根掘り葉掘り聞いたとしても 仕方が無いですよね。聞いた分だけ自分が背負ってしまう性格だし。 それでもいいと思えば別だけど。
そのヒトには今度の週末に自分がしようとしていることを話しました。 自分のことを隠して相手のことを聞いたって胸くそ悪いというか、 ずるいというか。なんか、モヤモヤしちゃうんですよね。だから話した。 頑張るかどうかをその時に決めるんだけど、でもそのヒトは頑張れと 言ってくれた。そういうのってうれしいよね。
さて、わたしは一生いいヒトで終わっていいんでしょうか? そう思いながら帰ってきました。さてさて。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
2002年02月12日(火) |
こんなところにもリストラ(狭義) |
かつての名車と呼ばれた自動車のブランドが続々と姿を消していく ことになりました。たとえば、スープラ・コロナ・カリーナ・ ブルーバード・シルビア。GT-Rもしばらくは生産中止らしい。
自分の車歴はそれなりにありまして、シビック(中古)・シルビア (新車)・ギャランVR-4(中古)・プリメーラ(新車)・ プリメーラ(新車)・レガシーB4(新車)
というわけで、車を買ってこのかた車検なるものを受けたことが ありません。車検受けるのがもったいなくて。というか気が移るのが 早いもんで(笑) これって女性に対しても同じ気持ちなんでしょうか。 誰かが言ってたけど。好きな車に長続きしないヤツは女性にも長続き しないんだって。放っといてくれ。そんなことないやい。ぶー。
趣味の話はこれぐらいにして、最近は金(きん)が高騰しています。 これは海外の相場が堅調な上、為替が円安に向いていることで国内 価格を押し上げていること、さらには4月に凍結解除になるペイオフ の前に資産を金に移し変えている人が増えていることが要因のようです。
資産のある人には万が一でも紙くずにならないことが魅力なんですが、 でも元本は保証されず利息もつかない。店頭価格も海外市場のドル建て 価格に連動するため為替の動きによっても変動する。海外で値上がり しても円高になれば国内価格が値下がりすることもあるリスク商品。
有事のときにはドルか金と言っておりましたが、90年代には欧州が 通貨統合を目の前に金を放出したこと、米国の国際的影響力が強まり 有事には金よりもドルが買われました。ですから90年代は金の低迷 時代。これを背景とすると、今の金価格上昇は米国への信頼が薄れて きたこと一因となりますね。国際的には。 国内に目を向けると、株価低迷やMMFの元本割れなんかが出て不安 材料が多いこと、ペイオフが目の前に近づいてきたことが金への移動に 繋がっていると見られます。重ねて言いますけども。
でも、先に言いました様に、あくまで金はリスク商品。短期的な期待 はしないで、資産のリスク分散のひとつとしてうまく使いこなすと 考えた方がいいということでしょうね。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
2002年02月11日(月) |
劇団Beansが好きなわけ |
昨日は友人の所属する劇団Beansが行う舞台「スケッチブック ボイジャー」を観に名古屋の北部にある扶桑町というところへ出かけ ました。
彼らはプロ集団ではありません。ですから入場料はすごく安い。 多分実費かそれ以下で公演していると思います。もしかすると持ち出 ししているかもしれません。
そこまでして彼らが舞台を続けるのはやはり演劇に対する情熱からくる ものだと思います。それぞれが学生であり、仕事を持っている。 その中で最大限、自分たちがやれることを実行していく。 わずかな時間を割いて。その姿勢が好きなんです。
ある意味、自分が好きなことを出来るのは羨ましい。その裏には大変な 努力があることは容易に想像できますけどね。 もちろん友人の誘いがきっかけで観に行くことにはなりましたが、最初に 観に行った後の打ち上げ(の後の飲みなおし)に参加させて頂いたことで 彼らの舞台に、演劇に対する思いが少しでも理解でき、より彼らの前向き でひた向きな姿勢に感動した次第です。 (一部では、がははーっ、とりゃあーって男も女も関係の無い行動を しておりましたが・・・・。あれを無邪気と呼ぶか?(笑))
当日は少し早めに東京を出発し(とは言っても昼前)、せっかくだから 名古屋へ寄って味噌煮込みうどんを食べようと市内へ向かいました。 どこが有名なのかをネットで探しておりましたら、何軒かありましたが、 「木村屋本店」と「木村屋総本店」があり姉妹店かと思いましたが、 全く別のお店のようでした。系列が。 大雑把に分けると、前者が本家、後者が老舗。つまり、後者が始めた 事業を前者が世に広めたということです。新幹線の地下街には前者が ありますね。だから見かけたヒトも多いかもしれません。 それが「木村屋本店」。でも自分が行ったのは後者の方。 栄の駅から少し歩いたところにあります。場所はあらかじめ調べており ましたので、お店の斜め向かいの契約駐車場に車を止めて食べに行き ました。(たまたま入ったところが契約駐車場) うまかったです。でも高かったです。ごはんと漬物は食べ放題。 ひとりで食べに行くには寂しかったです。今度は誰かと行こう。
そんなことはいいとして(笑)、昨日の舞台は今まで観てきた中では 分かりやすい舞台だったと思います。漫画家が持つ心理を演技に現した というか、空想を具現化したというか、漫画家本人とその漫画の キャラクターとの絡み合い。最後にはそのキャラが一人立ちして自分の 言葉を持つようになる。それは漫画家の意思とは違ったところへ向かって。 でもそれに対する評価をどういう風にしていいのかは、よく分かりません。
漫画家がキャラとストーリーを決めているのか、キャラが勝手に漫画家の ペンを動かしているのか。どちらが漫画家にとって幸せなことかという のは、そのヒトの性格と出版社の思惑によるかもしれません。 でも、キャラが漫画家の筆を動かすというのはある意味幸せなのかも しれません。漫画家のイメージを覆すことになるかもしれませんから。 そうすることで漫画家のイメージの幅を広めることが出来るかもしれない。 考えてもいなかったことをキャラが作り出してくれる。商売としては 怖いところがありますけどね。 それが受けるか受けないかは話は別ですから。
読者に受けてなんぼの世界。舞台も同じ性格がありますから、同じ土俵で 演技をする役者さんたちは戦々恐々だったかもしれませんね。 今回のタイトル。
みなさんお疲れさんでした。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
8日の東京株式市場は幅広い買いが入り続伸しました。 これは塩川財務相の「株式取得機構に限度額一杯の2兆円をつぎ込む」 との発言が伝えられ、不良債券処理問題でもたついている銀行株が高く なりました。
これはカナダのオタワで開かれているG7(先進7カ国財務相・中央 銀行総裁会議)で表明した発言のひとつ。一方ではこの発言を含めて G7での塩川財務相の発言(株式取得機構による銀行保有株の早期買取 りや、個人の長期国債保有への優遇税制)は、抜本的な対策とは言えず、 政府のあせりを露呈したといった厳しいコメントをするエコノミストも おります。
塩川財務省は会見で、①株式取得機構による早期買取り②空売り規制の 強化③個人の長期国債保有に税制面での対応を検討④日銀に一段の 金融緩和要請---の4項目をあげました。
塩川財務省は「国際会議で『改革を進めて成長を期する』とか言っても 誰も聞いとらん。具体的に何をするのかが問題だ。」と述べました。 これに対し、従来の延長線上であり早期には結論が出ないとか、株安・ 債券安を反転させるには力不足だとか、勝手なことをぬかしている 新聞もありますが、批判はだれにでもできる。何をするかってことに 議論を持っていかないと説得力は無いと思います。ダメだダメだでは 物事は進みません。批判をするなら意見を述べて欲しいト思うのは 自分ひとりでしょうか?ダメだという根拠があるのでしょうから、それ を踏まえて記者の意見を言って欲しい。そうして初めて記事が生きる。 と思います。どうでしょ?
それから日銀の金融政策現状維持。市場では手持ちのカードを温存させた かったという見方で一致している様です。でもG7が行われていることも あり、日銀がカヤの外に居つづけることは難しく、金融政策をめぐる山場 はこれからという意見も。さぁ、日銀はどう動くでしょうね?
はい。今日はくもりところにより一時雪。(東海地方)
2002年02月09日(土) |
ヒトを動かすためには |
何はともあれ物事を判断・決断するためにはいろんな角度からその判断に 対する考察をする必要がありますね。1側面だけをとらえてその情報 から自分のちっぽけな考察力を加味しても、下手するととんでもない 大間違いな方向かもしれません。そのうえそれが絶対的に正しいもの だと思い込んでしまって、他の情報に対して壁を作ってしまうのは 非常にもったいないと思うんです。こと仕事においては。
学問を再び始めるに当たって根底にあるのはそんな思いからです。 そのなかで領域が広いのが経済学。この学問は経済学の範疇だけでは 経済なるものを捕らえられないところが経済学らしいというか。
母校の当時の教授からは大学院を目指しなさいと言われましたが、進もう とするのは大学で学んだ学問とは異なる領域。ゆえに基礎無き応用には 説得力無しと思い、やはり基礎的なところをしっかりと学ぶ姿勢が 大事だと思いました。こう思うのはある意味間違っているのかもしれ ませんが、大学での学問は、そのまま社会で役に立つとは思いません。 大学で学んだことをベースに、社会に出て現実に直面してそこで起きた 問題を解決するためにどう応用して解決して行くか。大学レベルでは 解決に至る場面はほとんど無いと思っています。とくに文系では。 適材適所というのはセンスの問題がありますからやはりそれにかなった 人材を登用することで職場の底上げができます。 無駄に社員に時間を掛けるのは企業にとってマイナス要因ですから。
最初のうちはまだ甘めに許されますが、中堅以上になってくると バランス良く仕事をこなせる能力が要求されてきます。経済成長時代に 入社して現在管理職になっているヒトの一部には、生き残っている自分 を過大評価して、オレのやっていることは正しいんだといつまでも 自分のスタイルにこだわって時代に変化していこうとしないヒトがいます。 しかもわれわれ中堅が口を挟んでこようとすると激しく反発して仕事を 放棄してしまうヒトすら出てきます。ある意味そんな人たちは自分に プライドを持ってそのヒトの出来る領域では誰もかなわないと思わせて いるわけですから下手に叩きのめすことは出来ません。が、昔ながらの 丁稚奉公していた時代じゃないんだから、効率というものを考えていって 欲しいのです。会社に勤めている以上は自分のサラリーを守ることは 当然の権利なんですが、せめて管理職である以上は会社の利益のことを 考えて自分がなにをすべきかということを踏まえて行動していくべきだ と考えています。それがいやなら会社側である管理職にならずに組合員 でありつづけ、自分の権利を要求していくがわにいればいいんです。
とはいえ、なってしまったものはしょうがない。というか、そんなヒト への人事権を自分が持っているわけではないのでそんなヒトを解雇する なんてことはできません。必要の無いヒトでもうまくこちらが利用して いくことで、目指すことを達成していく。
ヒトを動かすためには確固とした理念と論理的な説得力が必要です。 (説得力の中にはそのヒトの実力も含まれますけどね) そのためにはやはり自分がその論理性を貫けるだけの知識を持っている ことが必要条件だと思います。自分が持っていないなかった領域で あっても会社は容赦なく「やれ」と要求してきますから、それに応える ためにも自分を磨いて行くことが必要です。それが学問で解決するのか どうかは分かりませんが、そのあたりはやってみてから追々考えていく ことにします。社会人って、そんなもん。か?(笑)
はい。今日は晴れときどき曇り。ところにより小雪。(東京地方)
雪印乳業に対して事実上の行政指導があったようです。 農水省が同社に接触して会社の建て直しには外資を排除する様に 伝えた模様です。WTOや新ラウンドでは乳製品に関して日本は 守勢に立たされているので、海外勢が入り込んで日本の酪農製品の 市場を掻き回して欲しくないというのが本音の様です。
それを受けてかどうかは定かではありませんが、大手商社伊藤忠が 雪印乳業の再建に一役買いそうです。
同社首脳は、「雪印側から要請があれば、支援を考えたい」と述べ、 出資に前向きの姿勢を示したと言います。
また同首脳は「ネスレと具体的な協議をしているわけではないが、 一緒に支援する可能性もある」と語り、世界最大の食品メーカー、 ネスレとの共同出資もありうるとの考えを表明。伊藤忠単独で、 持ち株比率が3分の1以上になるような大幅な出資は否定しました。
伊藤忠は昨年、雪印乳業と冷凍食品部門の事業統合を決め、雪印の 子会社で食品卸大手の雪印アクセスにも出資しています。同じく雪印 乳業と飲料、デザート部門で提携している世界最大の食品メーカー、 ネスレと共同出資の可能性を模索する動きが出ており、商社と外資系 食品メーカーが結びついて雪印乳業の立て直しに入る可能性が出てき ました。でもこれって結果的に外資の意見が採用される可能性が高い ことを意味しませんかね?雪印は伊藤忠とその他複数企業からの出資を 模索しているといいますが、農水省の御下問は受け入れざるを得ない でしょうから、かなりつらい選択を強いられることになりそうです。
さて話題は変わりまして、ADSL関連の記事をひとつ。
「総務省の金沢薫事務次官は8日の会見で、東西NTTに対してブロード バンドのADSL(非対称デジタル加入者線)サービス開始までの平均 工事期間を短縮するよう行政指導したことを明らかにした。
また、同日夕には、ADSLサービス「ヤフーBB」を提供している ビー・ビー・テクノロジーに対して、ユーザーからADSLサービスの 契約解除の申し出があっても迅速に処理されていないとして、行政指導 する。」(毎日新聞 2月8日)
つい最近、テレホーダイの申し込みをしたんですが、申込日から使用 開始日まで20日間もかかるんです。これについても指導して欲しい もんです。ながすぎー。 それからヤフーBBは安価で話題になりましたが、一部でサービスが 悪いという話を聞いたことがありましたから、その一例が露呈したこと になります。やっぱりって感じ?(笑)
はい。今日は晴れ。(中越地方)-小千谷に出張しておりました
2002年02月07日(木) |
久しぶりに受けたTOEIC |
会社でTOEICを久しぶりに受けました。 以前は社内英検制度があって、1次試験がTOEIC、2次試験が 面接試験。この両方を勘案して級が決まっていました。
でもいつのまにか2次試験がなくなってTOEICだけになりまして、 社内で認められていた級も廃止されました。客観的な評価はTOEIC だけで十分ということで。
っていうか、ろくに英語も出来ない人事が英語教育を考えること自体が 間違っているのに、英語の評価を変えてしまうことには自分は反対を したんですが、人事は姿勢を変えようとはしませんでした。だから それに抗議する意味でTOEICはそのあと受けませんでした。
とはいえ自分として基準が無いのもイヤなんで一般試験は受けており ましたけどね。自腹で。その方が試験を受けているという実感も沸き、 得点結果としては少しだけ良くなりましたが、720点以上の獲得者が 受けられる2次試験ではいつもメタメタ。ダメ人間になってしまいます。 なんでかっていうと、普段会話をする機会が無いというのが一番大きな 理由です。でもその会話の能力を付けるのに英会話学校や社内の英会話 の授業には出ませんでした。英語への情熱が無くなっていたのかもしれ ません。今でもそうですが。
今回の試験は前の上司が強制的に職場の全員に受けさせる目的で申し 込みをしたもんですから、受けないわけにはいきませんでした。いい機会 だと思って受けましたよ。久しぶりに。
いつもは20分ぐらい睡魔が襲ってきますのでその分得点をロスして いたと思いますが、今回はなぜだか睡魔が襲ってきませんで、得点的には どうなることやら。でも、7~8問ぐらいはまともに回答できなかった ので、結果的にはいつもと同じぐらいの点数しか取れていないでしょう。
それにしても、普段からやっていないってことは大きいです。 以前ならそれなりのスピードで聴いて読んで答えを出せたのに、その スピードが落ちていたんです。何回か読み返さないと答えを導き出す ことができなくなっているんです。時間がどんどん過ぎていって、いつの まにか修了時刻が近づいてくる。近年まれに見る焦りを感じました。
で、仕方が無いんで読めなかったリーディングのパート7~8箇所は 全部「C」にマークしちゃいました。(笑) 白紙にするよりもマシ。 下手にバラかせると余計に確率が落ちちゃう。共通1次と同じ。 あ、今のヒトは共通1次は知らないんですよね。センター試験のような もんです。マーク方式の。分からんときは、より確率の高い記号にマーク すれば、どれかは必ず当たってるってやつ。ふざけてますけど。
ま、そんなこんなで何とか試験は終了しまして後日上司の元へ得点の 結果が配布されます。きっとそれを見た上司は驚くでしょうね。 これが英語を専攻したヤツの得点かって。これまでは悪くても最低で 700点台をマークしてきましたので、もし600点台に落ちてしまって いたら、そのときは大変です。英語の勉強のやりなおしです。 そうなっていないことを祈ります。ってか、祈っても無駄だけど。(笑)
はい。今日は曇り。(東京地方)
2002年02月06日(水) |
ヒトの考えってそれぞれ |
自分が進もうとしている方向を全く否定されたらどう思いますか? それが近い存在のヒトから。
いや、どういうことかっつーと、会社の親しい先輩へこれから自分が やろうとしていることを話したら、 「おまえそれ間違ってるよ。」 って言われた。そんなことするぐらいなら他のことやれよって。
そのとき自分はどう思ったかというと、 「ばかやろー。てめーになんてオレの気持ちが分かってたまるか!」 ですが、真っ向からそれを言ってしまってはもともこもないので、 「自分で決めたことだからそれに向かって進みます。決めましたから。」 と、冷静に言いました。(本当はムカついてた(笑))
なんてことありません。なんで相談してくれなかったんだって、何か 寂しそうに言葉を返してくるんですよ。今まで何でも正直に伝えて おりましたから。そんな関係を壊された気がしたんでしょう。 別に黙っていたわけじゃないんだけど、言ったところで何か得るものが あるとは思わなかったから相談しなかった。悪いけど。
どちらかというと親分肌で頼れるおにーさんって感じのヒト。 以前は自分らの年代が頼って相談やらお誘いやらしていたんだけど、 いつのまにか自分らがそれぞれやることができてきてお話を持って 行く機会がだんだん減ったんですね。それが不満というより寂しかった ようです。今でもおにーさんであることは変わりないんですけどね。
親しいヒトから自分のやることに同意してくれることはそれに越した ことはないんですが、そうでなくても自分の意思を貫くことは、それは それで大事なことだと思います。結局自分のことは自分で決める。 そう。決めるんです。決まるんじゃないんです。
自分の狭い世界を飛び出して、外の世界を見てみましょう。 狭い社会を飛び出して、広い社会へ飛び出してみましょう。
と、ヒトに言いながら自分を鼓舞しているわたくしです。(笑)
はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)
2002年02月05日(火) |
小泉首相批判に対して |
なーんて自分が大層なことは言えないんですけどね。(笑) 各紙紙面を見ておりますと、やはり批判のオンパレード。 まるでやめちまえなんてことを言ってるかのようです。
今回の社説や記事を見ていると、国民の声をバックにして あたかもあなたたちの代弁をしているんですよと言っている ような気がしてなりません。確かに新聞社は国民の声を代弁 するのが役目なんですが、批判しているだけのような気がして なりません。あまりに高すぎた小泉首相の支持率が9ヶ月 たった内閣の本来の姿(それでも50%越えるのは高い)だと 言っているのは過去の政治に頭が慣れてしまっているような 気がしてなりません。批判するのとは逆に今回の田中元外相・ 高村元次官・鈴木宗男議員の更迭は正しい決断だったという 人たちの意見をどこも採用しておりません。これはマイナー な意見だからでしょうか?自分はそうだとは思っておりません。
穿った見方かもしれませんが、国民の世論を背景にマスコミが 内閣をつぶしにかかっている様に見えるんです。国民が内閣を 支持しているときには持ち上げて、不支持を表明すると叩き 壊そうとする。これって違うと思いませんか?常に一本気通った 意見を呈する。これが本来のマスコミのあるべき姿ではないで しょうか?仮に各方面から反論を受けても貫き通すだけの筋の 通った強い信念でぶちまける。そういった気概が見えないんです。
言い方悪いですが、国民の多くはインテリじゃない。だから マスコミの言っている表現に心を揺さぶられる。良くわかんない けど、ここがこう言っているからそうなんじゃないかなーなんて いうヒトが多いんじゃないかな。細かいことはわかんないけど ほんの一握りの、ほんの一側面の情報でそれぞれのヒトがそれ ぞれの頭で考える。決めつける。それで多くのヒトが考えること を世論といってしまう。よくわかんないけど多くのヒトが言って いるからそれが世論だと決めつけてしまう。それじゃ世の 「よくわかんない」国民と同じレベルじゃないですか。
ひとつの理屈を論理的に表現するのは得意だけど、それがある ときには右に、あるときは左に動いてしまってはいけないと思う。 全く正確な記事はネタの信憑性において難しい側面はありますが、 マスコミが国民の世論を動かしている状況は決していいとは 思いません。国民感情をあおるのは良くありません。
やはり事実から真実を追究するしていく姿を国民に見せていく ことがマスコミには大事ではないでしょうか。特に新聞は。
全てを見せるのは難しい。情報戦にも勝ちたい。それは分かります。 でも活字になる新聞は読んでイメージを沸かせます。ありもない 姿を読んでいる側が勝手に想像してしまいます。そう言う意味で 表面的なところで読者を獲得する方向へ行くのではなくて、かく あるべしという強い信念を打ち出して欲しいもんです。 思いきり正義を振りかざしてください。そんな新聞社を待ってます。
はい。今日は晴れのち曇りところにより一時雨。(東京地方)
2002年02月04日(月) |
仕事は仕事で、その他はその他で |
以前の自分とは違って予定が入ってしまうこれからの自分。 とはいっても仕事重視であることには何ら変わらないんですけどね。 平日の昼間は仕事を一生懸命やり、定時後および土日は自分の時間を しっかりと過ごす。当たり前のことをやってこなかっただけか。(笑)
何の目標もなくただブラブラと過ごすことに不安を持ったというか、 やるべきことがあったのに今までやってこなかったことに反省した というか。とにかく時間の使い方をこれまでと変えていかないと、 これからやろうとすることが恐らく中途半端になってしまうようで。 でも恐れるばかりでは今までの自分と何ら変わらない、というか、 後ろ向きな考えで楽な人生を歩んできたであろう自分に対して渇を 入れてくれたヒトに申し訳ない。とはいえ自分を変えるのは自分。 だからこれからは自分に渇を入れて向上心を持っていこうかと。
具体的には大きく分けて2つあるんですが、これらのことについては 追々お話するとして。ま、やってからお話しますわ。(笑)
知らないヒトは何をやるかを期待して、知ってるひとは温かく見守って くださいな。皆さんに対してではなくて自分に対してのことですので 皆さんにとっては「あっそ。」てなことかもしれませんが、自分に とっては大事なことですので。
やれることをとにかくやっいく。諦めずに。 というわけでこれから1ヶ月は準備期間です。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
2002年02月03日(日) |
構造改革は実は氷山の一角だけ? |
来年度の国債発行額が30兆円を越えるとか越えないとか。 国会の審議を通る一般会計に計上される新規の国債発行額に多くの 目が行っておりますが、今までに発行された国債の償還およびその 利息払いに充てられる返済は特別会計という我々国民に見えない ところで操作され、闇に葬られているという実態があります。
今回小泉首相が推進している構造改革の一環で特殊法人を見直す という項目がありますが、この特殊法人という民法で言う民間企業 でもなければ、公法で言う行政機関かというとそうでもない。この 非常にあいまいな根拠の上に成立しているのが特殊法人。要するに ここへのお金の流れが非常にあいまいであることを示しています。
年間に何十兆円もの公共事業を行う特殊法人は上記のように法的な 根拠を持たない幽霊的な法人です。ですからどんなに借金が膨らもう が、不良債券漬けになろうが、誰も責任を取らされません。行政機関 のように議会で承認される必要もありません。誰が舵取りをするように なるかは推して知るべしです。(族議員と官僚)
こういう特殊法人に巨額の公共事業予算が一般会計・特別会計から 優先的に投入されるほか、郵便貯金・簡易保険・国民年金の積立金、 それに税金の一部などを原資とする財政投融資資金もつぎ込まれます。 それらは官庁の権限を介して連動しており、補助金関係団体へと繋がって います。これらが一体となって巨大な利権構造を形成しています。
ちなみに国の予算のからくりについては一般のヒトには明らかにされて おりませんので、我々の税金がどのように使われているのか、郵貯が どうなっているのか、などなどさっぱりわかりません。ここで言及する にはあまりにスペースが限られているので割愛しますが、そのいい例が 国の決算を出していないこと。(最新は1997年度?) 民間であれば 予算と実績の差を出し、それに対し分析と反省・対策を打つことになり ますが、国の決算が数年経っても出てこないということは、それだけ 公に出せない内容である、もしくは公に出しては困る人たちがいること は容易に推測できます。責任問題になりますからね。
要するに構造改革とは、過去の累積した負債の軽減と、将来も積もって いく負債への歯止めを狙ったものと考えます。景気対策を声高に叫んで いる人たちの裏では利権争いが行われているわけで、そんなつまんない ところで無駄なお金が吸われていっているのです。国の景気対策に国家 予算を回すということは、それだけ我々国民の懐を痛めているという ことです。短期的な対策であればその効果も出るでしょうが、慢性的な 景気対策はその不透明な資金の循環が分からないから余計に国の懐が 痛んでいっていることは間違いありません。それを止めようとしている のが小泉首相。誰かが利権構造の一角を崩し、資金の循環を明確にし、 適切な予算を組めるようにしなければならないんです。誰もが避けて 通ってきた道をあえて彼は進もうとしているのです。大局的に考えれば 外務省問題での決断は市場にはいい影響は与えませんでしたが、だから といって内閣解散なんてことにはなりません。小泉内閣の支持率は 急下降しましたが、彼のいなくなった国政は恐らく糸の切れた凧となって 向かう先の分からない方向へ行ってしまうでしょう。そうなったときに 一番苦しむのは我々国民。国民感情的にはイヤな決断だったでしょうが、 小泉首相の苦渋の選択だったと気遣いしてあげる方が自分としては 彼に対する正当的な評価だと思っています。今までだったら無視されて いたであろうNGOのことも真剣に考えた。そこが今までと違う点。 他の政治家とは違う素養を持っているヒトと評価したい。
それにしても何でもかんでも首相責任とされるのは内閣が機能して いない証拠なんですかね~。抵抗勢力の猛攻撃にあったがために。 官僚もそれにのっかったりして。そうであれば残念です。まがりなり にも一国の首相である小泉さんを批判する与党なんてものは、いかがな もんでしょう?国会議員の利権獲得と官僚の保身欲望は計り知れません。
はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)
1日の東京金融市場は、株価、円相場、債券価格がいずれも下落する 「トリプル安」の展開となりました。田中真紀子前外相の更迭をきっ かけに、小泉純一郎政権の支持率が低下し、構造改革路線が挫折する との観測が外国人投資家を中心に広がった影響が出ました。
友人からは真紀子さん更迭について賛成派?反対派?なんて質問が 飛んできまして、「消極的賛成」なんて答えたら、じゃ、反対派なん ですね?なんてベクトルの合っていない受け答えになったりして(汗 例えの話でしたが、一般的な感情としては、田中真紀子前外相の更迭 は、小泉首相の支持率を大きく下げてしまう出来事だったと思います。 そのために日本の行く末を案じた投資家は売りに出たのです。
取引開始から下落基調だった株式市場は、緒方貞子氏の外相就任辞退が 伝えられると、下げ幅が急拡大。東証株価指数(TOPIX)は、終値 でのバブル崩壊後最安値の964・75(1月30日)を更新し、前日比 15.51ポイント低い956.26で取引を終えました。 日経平均株価は同206円37銭安の9791円43銭でした。 全面的に大きく売られました。
外国為替市場の円相場は、一時、前日午後5時比2円12銭円安・ドル高 の135円04銭まで円が売られました。東京市場での135円台は98年 10月5日以来、3年4カ月ぶりの円安水準。その後、塩川正十郎財務相 の急激な円安けん制発言で133円台後半まで円が買い戻されました。 その後の黒田財務官の円安けん制もあり、落ち着きを取り戻しました。
長期金利の指標の10年国債の利回りは、前日終値を0.020%上回る 年1.505%まで上昇(価格は下落)しました。1.5%台は昨年2月 以来、1年ぶりの水準です。長期金利が上昇すると住宅ローンなんかに 影響しますから、賃下げの昨今では良くないニュースのひとつです。
そんな中、面白いニュースがひとつ。 この夏が冷夏だったらエアコンの購入者に1万円をお返しします――。 三井住友銀行は「天候デリバティブ」と呼ばれる金融派生商品を開発し、 エアコンメーカーの三洋電機空調と契約しました。 これは、三洋電機空調の過去のエアコンの販売実績や気温などとの相関 関係を分析。全国を8地区に分け、関東地区では「東京で最高気温が30 度未満の日が35日以上あった場合」、近畿地区では「大阪で同30度 未満の日が19日以上あった場合」に同行が三洋電機空調に一定額を 支払うというもの。同社はこの補償金をもとに、エアコン購入者に1万円分 の商品券を支給するといいます。天候によって客足や出荷などに影響を 受ける遊園地やゴルフ場、アイスクリーム製造業者などが収益減少を補う ため、銀行や損保と契約する例が増えているようです。 でも今回の補償金を直接消費者に還元するのは前例が無いでしょうね。 コレを目玉に三洋のエアコンが売れる???
はい。今日は晴れ。(東京地方)
2002年02月01日(金) |
ホワイトカラーとワークシェアリング |
前上司が残していった米国メーカとの代理店契約のドラフト。 何とか会社が損しないようにと彼の思いが詰まった内容です。 でも今日から新しい上司がそれを引き継ぎ、彼の思いがまた入って きます。サラリーマンですから上司の決定に部下は従わなくては なりませんが、両氏の思いが違っていたらせっかく作り上げていこう としていた内容にも変更が生じる。しかもそのまた上司の室長も 思いが違っていて方向が3つに別れており、実際にドラフティング する自分としては、どうしたらいいものか判断に苦しみます。
交渉術に長けていない国際法務のボクちゃん(これまた最初から 落としどころで交渉開始しようとする、つまり相手のことを考えて 受け入れられるであろうことを最初から見せてしまうもんだから、 こちらとしてはやりにくくてしょうがないヤツ)には声をかけずに 事業関係者だけで契約文言を考えていくという作業をしてます。 エゴとエゴとの戦いの中で常識を振りかざすのは最初からこちらの 負けを意味しています。何のための交渉かわかんない。四角い頭を 丸くすることの出来ないやつは排除です。会社の利益にならない。 自分の専門性が全てだと勘違いしているヤツ。それが会社にとって 利益にならないと反論するとふてくされるヤツ。そんなヤツいらない。 でも会社における仕事の進め方としてはあんまりよろしくないんだけど。 全てがほうれんそう(報告・連絡・相談)で成り立っている会社組織では。
前上司と内容を詰めていたドラフトを昨日室長へ報告し、内容につき コメントを頂き、そのコメントをNYへ出張中の前上司へ報告。昨日 のうちに回答が返ってきましたのでそれを踏まえて今の上司と本日 打ち合わせをし、それをいかにまとめていくかについて話し合いました。
今の上司は割りとお気楽モードでこちらから出した提案に付いては あんまり反論もせず「やってみれば?」といった調子。でも腹の中には 他のことを考えている様子が伺え、こちらとしては皮肉としか聞こえない 場面もありますが、そんなことで上司に腹を立ててもしょうがないので 淡々とこちらの考えを述べて行く。YES/NOがはっきりしており ますので、決め事はサクサクと進んで行くのですが、自分の説明がうまい のか、上司の考えが無いのか、そこのところが掴めず担当者としては 実はやりにくい相手。前上司の方がそのあたり素直に表現してくれて いたのでこちらとしては分かりやすかった。(グチ)
部下は上司を選べないし、上司もまた部下を選べない。これは道理。 かといってこちらの信念を変えるわけにはいきませんので、自分としては まっすぐぶち当たるだけです。それで分かり合えると思っています。
今日のところは自分の考えを真正面から述べて、多くの項目は上司に 受け入れられました。上同士の無駄なエネルギーで無駄な時間を費やす ぐらいなら、自分が悪者になってもいいやと思った。それで解決するなら。 でも今日のところは幕が開けたばかり。これからまた彼らをどう動かして いくかが自分に課せられた仕事となりました。
誰かが言っていましたが、ホワイトカラーの仕事はいかに問題を解決 していくかということ。決まった仕事をこなしていくのは誰にでも できる。そこに知的作業を付加して必ず発生する問題に対していかに うまく解決していくかがホワイトカラーの責務だ、と。そういった意味で ホワイトカラーにワークシェアリングはそぐわないという論理。納得です。 まさしく自分の仕事はこういうことやってるんだと思いました。だから こそ基礎的な能力を備え、問題解決するための判断をするための能力を 持つことが必要になってくる。我々には向上心と決断力と知識の武装が 必要です。のほほんとは過ごせません。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
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