『日々の映像』

2005年10月31日(月) 日々の映像あと1年で3650回目になる

 日々の映像は1997年1月1日から書き始めた。よって、2006年12月31日まで書き続けると3650回目になる。ここまで到達するにあと14ヵ月である。今日は3589日目の日々の映像を書いている。この日々の映像は「社会の出来事について私はこう思う」というスタイルのエッセイである。ここで改めて記述するまでもないことであるが、書くことは一つの力になることを実感している。

 ナイチンゲールが1万数千通の手紙を書いたことは有名である。アベイロ大学の学者たちの研究によると「20世紀最大の科学者とされる相対性理論のアルバート・アインシュタイン(1879-1955)は1万4500通以上の手紙を送り、1万6200通を受け取った」(10月29日・時事通信から)というから大変なものである。同じく進化論の父チャールズ・ダーウィン(1809-82)も生涯に7591通の手紙を同僚たちに送り、6530通を受け取ったという。

 日々の映像を書き始めて2年あまり経った頃、今後20年は書き続けようと思いここに書き綴ったことがある。これを達成する時は7300回目の日々の映像となる。アインシュタインとダーウィンの故事に習い、改めて7300回の記述に挑戦する決意を固めた。
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癒しの森813                            2005年10月31日  

           美しいもの・善なるもの
  
 中国の文豪、巴金氏の名前だけは知っていた。情熱的な語録があるので書き留めたい。20世紀前半の中国社会の激動を描いた文豪、巴金氏が10月17日午後、死去した。100歳だった。1904年11月、四川省成都生まれ。1927年にフランスに渡り執筆、帰国後に発表した最初の作品「滅亡」が好評を博した。1949年の新中国建国後は、作家協会副主席となり、文壇に確固たる地位を築いたが、文化大革命で失脚。77年に名誉回復、81年に中国作家協会主席に就いた人であった。有名な語録がある。

「ペンを火とし、剣として、真実のもの・美しいもの・善なるものを歌い上げ、にせもの・醜いもの・悪なるものを撃ち、作品を通して、国家・社会・人民に貢献したい」

 多少文章を書く私にとって、上記の語録は座右の銘にすべき言葉である。癒しの森で美しいもの・善なるものを謳い上げたいと思っている。

  ・文章で 真・善・美をば 歌い上げ 平和社会に 貢献せんと





2005年10月30日(日) 米政権の情報操作明るみに…補佐官起訴

 イラク駐留米軍の死者数が2000人に達した。イラク戦争を正当化してきた政権への不信は広がるばかりだ。大量破壊兵器など作られた脅威によって戦争を正当化してきたのだ。「チェイニー米副大統領の側近が28日、イラク戦争にかかわる情報操作に絡んで偽証などの罪で起訴された。更にブッシュ大統領は側近に再び捜査が及ぶかもしれないのだ」(10月29日・毎日から)という不安がホアイトハウスを支配しているようだ。

 リビー副大統領首席補佐官は、イラク戦争開戦を主導したブッシュ政権ネオコン(新保守主義派)の実力者なのだ。イラクの大量破壊兵器保有を開戦の根拠として強調したグループの中核的存在であったのだ。この政府高官が大陪審で宣誓した上での偽証だっただけに、政権への不信は深刻になって来る。ともかくイラクの大量破壊兵器などは何処にもなかった。ゆえにイラク戦争は、リビー副大統領首席補佐官ほかのネオコン(新保守主義派)の実力者たちが引き起こしたことになる。

 民主党は「政府高官が国の安全保障や法の支配より政略を優先させた。これは機密情報の漏洩(ろうえい)よりも深刻だ」(朝日から)と批判している。このようなこともあってブッシュ大統領の支持率が大きく割り込んでいる。「大統領の支持率は40%を割り込み、不支持率は50%を超えている」(引用同)状態なのだ。CBSニュースが今月初めに実施した世論調査では、「イラク戦争をやる価値がなかった」という人が64%にのぼり、「価値があった」という人の2倍になっている。ブッシュ政権は価値のない戦争に1ヵ月5000億円を使いアメリカ兵の死者を2000人も出している。これらは総て作られた情報によって引き起こされて来たのだ。詳しくは割愛するしかないが、ネオコンの思想が戦争を引き起こしたといわねばならない。
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癒しの森812                             2005年10月30日  
          風邪の季節到来あなたの対策は

 11月を目前にして風邪の予防をする人達が散見される。体力の落ちている夫人がインフルエンザの予防注射をしてところ、インフルエンザのような症状になってしばらく体調が悪かった。体力の落ちている人はウッカリ予防注射も出来ないのだ。風邪対策を含めて健康を維持するには、さまざまな情報を吸収する感覚が必要であると思う。  

 風邪の予防には水でうがいすることが効果的であることを、京都大保健管理センターの川村孝教授(内科学・疫学)らが全国調査で確かめた。「水のうがいで風邪の発症率が4割低くなったが、ヨード液のうがいには明確な予防効果はなかった」(10月28日・京都新聞から)という。この調査を行った川村教授は「古くから言われてきた水うがいに予防効果が確かにあった。海外にはうがいの習慣はあまりないようだが、その予防効果を世界に発信したい」という。ポイントは1日3回以上水でうがいを習慣に出来るかどうかなのである。これによって風邪にかかる確率がかなり減少するのである。

  ・健康は 足下にありとの 見本かな 風邪の予防に うがいの習慣




2005年10月29日(土) パキスタン地震の第6報:死者8万人超に迫る

 地震・津波の多発する地域は、これに対応した公共の建物・住居環境が必要だと思う。パキスタン北部では膨大な数の家屋が倒壊し、学校はすべて使用不能になって死者は8万人を超えるという。地震多発地域に西洋風の学校を建設したことが、悲劇の淵源となっている。子供の大半が瓦礫の下敷きになって死亡するなどは、地域の基本的な文化が問われる出来事といわねばならない。

 04年のスマトラ沖大地震で津波に襲われたインド沿岸部で、マングローブ林がある地域は被害が小さかったことが、デンマークや日本などの国際研究チームの調査で分かったという。「研究チームは04年12月から05年3月にかけて、インド洋に面したタミルナド州カダロールの海岸約21キロを現地調査。津波前後の衛星画像も精査した。この地域のマングローブ群生地には五つの村があり、一帯は最高約4.5メートルの津波に襲われたとみられる。このうち海側の二つは壊滅的な被害を受けた。一方、マングローブ林の後方に位置する三つの村にはほとんど被害がなかった」(10月28日・毎日から)
 
 パキスタン・インド北部は地震の多発地帯である。以前も書いたが、このような地域の建物はモンゴルのゲルが最適だと思う。この地域の住民がゲルのような建物に住んでいるのであれば、地震の死者は10分の1であったと思う。

 マングローブなどが密生している地域の96%は被害がほとんどなかったという事実は重要だと思う。自然との共生によって、巨大な津波の被害を免れるまぬがれることが出来るのだ。研究チームは100平方メートルに30本の樹木を植えると、津波の最大圧力を90%以上軽減できると推測しており、この正しさが現地調査で裏付けられたというのだ。
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癒しの森811                             2005年10月29日  

           第4回ミニセミナーを開く

 生涯青春の会の立場で20分余りのスピーチをする。内容は6月11日の発足の集いのスピーチ(癒しの森2005年6月11日に前文あり)に話した内容(A-4原稿2枚分)と重金属汚染(カドミウム・砒素・鉛・水銀・アルミニウム)の事例などであった。

 ここではアルミニウムの影響についてべるびぃ予防医学研究所の解説を引用しよう。「(アルミニウムは)アルツハイマー病や認知障害などの神経変性に関与しているのではないかと疑われている有害ミネラルです。一昔前、アルミニウム製の調理器具が話題になった事が有るが酸やアルカリなど金属を溶かすPHの強い食材を入れるのは感心しない。それよりも制酸剤などの胃薬、料理のふくらし粉、アルミ缶、歯磨き剤などの方が直接口にするので気にかかる」

 要は危険を指摘されているが、あらゆるところに使われているのだ。身体の蓄積が限度を超えると、胃腸障害・腎臓障害・アルツハイマー病や認知障害の原因になるとの推論は理解できる。このセミナーは定員を15名としていたが、12名~13名がベストであることが分かる。信頼できるメンバー間の情報交換は楽しいものである。
  
   ・どうなるか 有害金属 6元素 アルミニウムが 痴呆に関与か






2005年10月28日(金) 自動車盗難事件が急増中

 以前の2回ほど書いたが、日本は自動車ドロボーにとっては天国のような国である。基本的なデータは「昨年1年間の全国の盗難台数は約5万8000台で、2003年度に損保会社が支払った車両保険の金額は約580億円」(10月27日共同通信から)という数字なのである。

 自動車の盗難台数が2年連続で全国最悪となったのが愛知県である。日本損害保険協会が27日、名古屋市でシンポジウムを開いた。愛知県は車両保険の支払金額も全国1位。協会は「これ以上、支払保険金が増えるのはたまらない」としている。これだけ技術が発達しているのに、どうしてこれだけの盗難事件があるのだろう。結論は逮捕される可能性が低いせいではないかと思う。

 近年の犯行の手口は非常に巧妙で、犯罪技術はハイレベルなのである。駐車場や車庫にある「キーなし」車でも、その場で合鍵を複製し、その鍵を使って無傷で持ち去っていくが、その作業はその間約10分程度といわれているほどであるというからどうにもならない。決定的な盗難防止策がないのだろうか。持ち主の指紋と照合しないとドアが開かないとか、決定的な対策が求められる

 ついでに加筆するがオートバイ盗難も毎年15万件余り発生している。被害車種は50cc以下の原付自転車が77%と多い。検挙者の66%は少年(平成10年、警察庁)というから困ったものである。
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癒しの森810                           2005年10月28日

         第2回福祉部会を開催する
  
 15団体中以下の9団体12名の出席で第2回福祉部会を開催する。さまざまな団体が、一つの部会で一定の存在意味を生み出して行くには、多少の時間がかかる。今日はスピーチの会と同じく、各団体の長から持ち時間4分で活動の概要を話してもらった。最初は「ぎこちなさ」があったが、全員が話し終える段階になると、全員の表情が変わってくるものである。確固たる信念を持って活動している人の話を聞くのは実に楽しいものである。スピーチの会でスピーチをお願いしようと思ったのは、翠松保育園の園長猪俣清子さんともぐら工房の田中滋世所長であった。

1. 保護司会坂井輪分区坂井輪中学校区  代表 渡部政幸 
2. 坂井東地区民生委員・児童委員協議会      野淵智佳子
3. 新通地区民生委員・児童委員協議会       佐藤繁雄
4. (社福)新通保育園              園長 細川好円
5. (社福)愛稚会翠松保育園          園長 猪俣清子
6. (社福)新潟もぐら会もぐら工房       所長  田中滋世
7. 小規模作業所スペースBe              大湊ゆう子
8. NPO法人ドリームハウス          代表 新保まり子
9. 生涯青春の会                代表  石田双三

  ・今日もまた 新たな出会いに 花ありき 会を支える 人材ぞくぞく 




2005年10月27日(木) 鳥インフルエンザ、爆発的流行の恐れ

 連日のように毒性が強い鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)のニュースが続いている。これまでアジアにとどまっていた鳥への感染地域が欧州へと拡大したためだ。大西洋の対岸にある米国では、ウイルスの流入を“水際”で阻止する態勢の検討に入っている。「全世界的な対応の必要性が叫ばれる中で、アジア地域では、対策が後手に回っており、鳥から人への感染により今年初めて死者が出た。仮にウイルスが人から人に感染するという事態となれば、爆発的な流行も予測され、その影響は計り知れない」(10月22日産経から)

 この鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の毒性がいかに強いかは、各国示している以下の対策で推量できる。
1、米政府は空港など“水際”での検疫強化とともに、鳥インフルエンザが発生した場合の旅客機の運航停止や米軍による流行地域の隔離などの具体的な事例を想定した対応の検討を始めた。
2、香港衛生当局幹部は21日、爆発的流行になった場合は、中国大陸との境界閉鎖もあり得るとの考えを明らかにした。
3、台湾の衛生当局幹部も同日、人への感染が確認されれば、台湾住民の中国への渡航禁止措置を検討する考えを表明した。
4、中国政府は25日、安徽省東部の農村部でガチョウなど約2100羽が鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染し、うち550羽が死亡したと確認した。中国当局は感染拡大を防ぐため、周辺の4万羽以上を処分した。(以上産経・読売・毎日から)

 昨年の国内感染の記憶が新しい。大分県や山口県で毒性の強いH5N1型が確認された他、京都府の浅田農産船井農場では発生通報の遅れから被害が拡大したことが昨日の出来事のようだ。
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癒しの森809                            2005年10月27日  

           第4回合同ミニセミナーの準備 

 参加人員10名少々のセミナーと懇談会も4回目となった。今回は記念すべきセミナーになりそうだ。私ども夫婦にとって大切な婦人が始めて参加するのだ。本人の病気(乳がん)、子供の出産などで青春の会の発足の集いにも出席できず、7回のスピーチの会にも出席できなかった人である。

もう 1人は青春の会の発足の集いにご主人が参加されて知り合いになったご婦人である。病弱で外出は出来なかったが、今回初めてセミナーに参加してくださることになった。その他今回は初めて参加する方が、前記の2人を含めて5人になる。こんな活動をしている昨日久しぶりにフラワーショップ「カレン」の女性オーナーと懇談する。同女史から「石田さんのところはどうして多くの人脈があるのですか」と質問された。この時は具体的な回答はしなかったが、昨日のバレンタイン監督の「愛の眼差し」を踏まえると「人に接する心根」が人脈を拡大しているのでないかと思う。

・人脈が 広がる秘密を 尋ねると 人の心根 人の振る舞い




2005年10月26日(水) 自民財政研・消費税率10-15%例示

 消費税率10%はやむを得ないだろうがこれが15%となると大変である。年間300万円で生活している世帯は、現在は15万円の消費税であるが、これが45万円(消費税15%)となると大変だ。自民党の財政改革研究会(会長・与謝野馨政調会長)が今週まとめる財政再建に関する中間報告の概要が23日、明らかになった。危機的な財政状況を立て直すために、消費税率引き上げを歳入増の柱と位置づけている。消費税を「福祉目的税化」の方向を打ち出し税率として10―15%を例示する」という。
 
 消費税引き上げ前に特別会計の無駄遣いを徹底的に検証すべきではないかと思う。なにしろ31にも上っている特別会計の概要をかいつまんで説明できる国会議員がどれだけいるだろう。それほど迷路のような特別会計なのだ。民主党は31の特別会計を交付税や年金関連など機能別に6つに統合し、5兆9000億円を節約する改革案を既にまとめている。小泉純一郎首相はこの民主党案について「政府として真剣に検討してみたい」と国会で答弁している。それぞれの特別会計の問題点を洗い出し、厳しく吟味して欲しいものだ。消費税の引き上げの前に特別会計に思い切ったメスを入れるべきである。

 このことで有名な語録が残っている。2003年に塩川正十郎前財務相が「母屋(一般会計)でおかゆをすすって節約しているのに、離れ(特別会計)で子どもがすき焼きを食っている」と述べたのだ。豊かにすき焼きを食っているのは離れの官僚なのである。現在預金がほぼゼロの世帯が2割に達している。消費税が15%になると満足におかゆすら食べられない庶民が出てくる。
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癒しの森808                              2005年10月26日  

        ロッテが31年ぶり日本一 阪神に4連勝

 プロ野球の日本シリーズは26日、阪神甲子園球場で第4戦を行い、パ・リーグ覇者の千葉ロッテマリーンズが、セ・リーグ優勝の阪神タイガースを3-2で破り、4連勝した。実に31年ぶりの日本一に輝いた。開幕戦から引き分けを挟まない4連勝でまさに破竹の勢いである。 阪神は20年ぶりの日本一を目指したが、敵地の千葉マリンスタジアムで開幕2連敗を喫し、本拠地の甲子園に戻っても打線が沈黙。投打ともロッテに完敗した。

 指導者ボビー・バレンタイン監督の特集が続くであろう。私の理解している範囲で記述すれば、監督が愛の眼差しで選手を見ていることでないかと思う。「チームは家族」というのが方針なのだ。今季はサブロー、小林宏、李、黒木、今江らに子供が誕生した。そんな時は必ずナインを集めて「われわれのファミリーがまた1人増えた」(スポニチから)と叫んで喜びを分かち合ったという。多忙な時間の合間を縫って自らデパートに足を運んだ。そして子供の名前が刺しゅうされたアルバムを手渡すなどの行動をしているのだ。

 ボビー・バレンタイン監督の語録を引用しよう「千葉ロッテハ、イチバンスバラシイデスネ!」「最高に幸せだ。まるで1時間ぐらい宙を浮いていたようだった。この最良の日をこれからの人生でも毎日かみしめていきたい」。ファンへの感謝の言葉は「マリーンズファンの皆さん、あなたたちがベストです」だった。

  ・日本一 強さの秘密を 尋ねると  愛の眼差し 総てのもとか  

2005年10月25日(火) 病気になるな

 生涯青春の会のキャッチフレーズは「呆け老人になるな!」であった。会の発足の集いに出席して頂いた公認会計士から「病気になるな!」をキャッチフレーズの中に入れるべきだとのアドバイスを受ける。病気にならないためには、『死の四重奏』といわれる高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満などにならないようにすることである。これら4つは『死の四重奏』と言われている。これらは食生活などの生活習慣を改善することで解決されることが多いのだ。
 厚生労働省は医療制度改革の試案を発表した。これらを見るとまさに「病気になるな!」と言いたくなる。医療制度改革の試案と言っても要は医療費の抑制(個人負担の増加)なのだ。この要点を記述しよう。
1、国民医療費はこのままいくと2025年度には56兆円に達する。試案は7兆円抑制して49兆円にしたい。
2、短期的対策は、ほかならぬ患者の負担増だ。高齢者の窓口負担を見直し、65―74歳は2割負担とし、65歳以上のうち現役並みの所得がある人には3割負担を求める。
3、療養病床に入院している70 歳以上の患者から新たに食費や居住費を徴収し、がん患者らの高額療養費の自己負担限度額も引き上げる。
4、70歳以上の患者から新たに食費や居住費を徴収し、がん患者らの高額療養費の自己負担限度額も引き上げる。
構造改革と言っても。患者負担の引き上げがめじろ押しなのである。国民に負担増を求めるのは限界に近いと思う。不要不急の公共事業を削減し、医療や福祉優先にもっと財源を振り向けるべきではないかと思う。個人の防衛策は「病気にならない!」これが1番だ。
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癒しの森807                              2005年10月25日 

     至宝「ボビー」流出危機?メジャー数球団が食指

 昨日書いたロッテの今江敏晃内野手は8打数8安打の記録の余韻が続いている。日本シリーズは今日、甲子園に舞台を移して第3戦を行い、ロッテが開幕戦からの3連勝で31年ぶりの日本一に王手をかけた。ロッテは連続試合2けた得点を3試合に伸ばす新記録を更新した。
 ナイン、そしてファンに絶大な人気と信頼を得ているバレンタイン監督が、米メジャーへ戻る可能性が出てきた。「指導者ボビー・バレンタイン監督を確保せよ」(夕刊フジから)ドジャースなど米メジャー数球団が非公式に交渉を申し込んでいるという。ロッテにとっては31年ぶりにリーグ優勝に導いた指導者、そう簡単に流出させるわけにいかない。「球団の至宝を流出させるな!ロッテは20日、東京・新宿区のロッテ本社で緊急首脳会議を開催。21日にもバレンタイン監督へ総額10億円超の大型長期契約を申し入れることが分かった」という。
 やや加熱のようにも感じるが米球界関係者によれば、バレンタイン監督にドジャースが来季監督候補として非公式ながらオファーしているという。特にドジャースは、指揮官にとって師匠筋にあたるラソーダ副社長が熱烈アピール。「2人は熱い師弟関係。ラソーダは経営陣の一人でもあるし、条件面ではいくらでもいい内容を提示できる」(米球界関係者)というからロッテにとっては一大事なのだ。「今季の優勝はもちろん、大躍進した観客動員も大幅改善見込みの収益も、ボビーのファンがもたらしたもの」(夕刊フジ)との認識があるので日本の球界の監督としては空前の3年以上の長期間で総額10億円超の大型契約を指揮官に提示したものだ、何んとしても流出を阻止する構えだ。




2005年10月24日(月) 中越地震・国支援金受給僅かという現実

 昨日住宅再建支援金300万円のことを少し書いた。被災者生活再建支援法に基づき、生活必需品の購入や被災住宅の解体・撤去・整地を支援するのもので、300万円を上限に、世帯に支給されるになっている。一番の問題は昨日書いたように建物の修繕費に充てることが出来ないのだ。加えて年収が500万円以下の2人以上の世帯・住宅が全壊した場合などと細かく規定されている。農村地帯は2世代世帯が多く世帯所得が500万円を超える支給対象から外れるのだ。これで被災者生活再建支援法というから滑稽である。

 中越地震では、約12万棟の住宅が被災したが、さまざまな条件があるので支給を受けた件数は僅か1642件なのだ。「全壊または大規模半壊したのは計5284世帯にのぼるが、9月末までに、支援金の支給が決まったのは1642件(支給総額約11億9277万円)にとどまっている」というデータなのだ。しかも、1世帯で複数回申請できるため、実際の利用世帯はさらに少ない。政治家はこのような実態を改善しょうという意思がないのだろうか。
 
 国の支援ではどうにもならないので新潟県は震災直後、大規模半壊に至らない半壊世帯も対象に含め100万円を上限に支援金を支給する独自制度を創設した。対象になる1万7143世帯のうち76%にあたる1万2976件(支給総額約63億3108万円)への支給を決定。支給率は国の制度を大きく上回っている。この制度とて僅か100万円では生活再建は程遠い。これが県・国の被災者生活再建支援法の実態なのだ。
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癒しの森806                               2005年10月24日  

       ロッテ勢い止まらず今江8打席連続安打

 空前の快挙に千葉マリンが沸いている。日本シリーズ第2戦はロッテが10―0で阪神を圧倒し、シリーズ史上初の2試合連続2ケタ得点を記録した。加えて今江敏晃内野手は8打数8安打と空前の記録を残している。今江敏晃内野手22歳の若武者は、ロッテの歓喜の象徴のようだ。2万8354人で埋め尽くされたスタンドから「熱くなれイ・マ・エ!」の大合唱。トレードマークの笑顔をはじけさせた22歳の若武者は、帽子を取って何度もスタンドの歓声に応えていた。

 なんといっても日本シリーズ8打席8安打は空前の記録である。今江敏晃内野手はイチロー・松井に続くヒーローになっていく可能性がある。スコアボードの打率表示は、なんと「1.0」(10割)のままなのだ。本人のコメントは「打ちたい、打ちたいではなく、基本通りに(中堅を)狙った」と言う。安打を量産するラッキーボーイはロッテのファンを熱狂させている。激闘のプレーオフの合間に、長男の陸斗君が誕生した。帽子のつばには「頂点」と書かれているという。22歳の若武者の勢いはますます加速するのではないだろうか。

   ・空前の 記録を立てた 若武者は ロッテのファンを 歓喜のるつぼに


 



2005年10月23日(日) 中越地震から1年 住宅の支援はゼロ

 中越地震から、きょうで一年になる。死者51人、負傷者4795人、住宅の被害が12万棟の震災であった。 パキスタン地震の死者5万1000人、負傷者7万4000人 と比べれば少ないが、生活の基盤というべき住宅を失った人は多い。阪神大震災のとき、被災者救済という視点で日本の政治の矛盾を多く書いたが、この当時と国の基本政策はほとんど変化ない。日本の震災に対する基本は、公共物の復興には資金を投下するが、個人の救済は崩壊した建物の処理ぐらいで住宅本体の支援はゼロなのである。

 国民の税金で成り立っている国家が、国民が震災にあっても支援しないとの絶対的な政策なのだから驚く。これに対して野党もマスコミもたいした動きをしないのだからどうかしている。小泉首相はさまざまな改革を打ち出しているが、国民が震災にあっても住宅の再建ができるような改革をして欲しいものだ。

 現行制度の例を挙げよう。被災地での住宅再建支援金300万円は、住宅本体の改築・修繕費に充てることが出来ないのだ。建物の解体や家具購入にしか使えないのである。要は崩壊した建物の解体撤去に充当できるが、住宅の改築・修理にはお金を出さないのだ。「6割が住宅の建て直しや修繕で生活再建に取り組むと決めている」(日報から) 資金が乏しくて自宅を建て直せない人、高齢ゆえに銀行融資をあきらめるお年寄り世帯など、被災世帯の4割が住宅の再建のメドが立っていない。公営住宅への入居などを希望する世帯も2割あり、残る2割の人達は方針すら決められない状態でいる。住宅本体の支援方針を立てたとする。だれが反対するか・・それはこの国をリードしてきた官僚なのである。歴史をさかのぼれば、国家が引き起こした戦争で家を失った個人に対して、国家は全く補償していない。この流れが今日まで続いているのだ。政治家が官僚に洗脳されているといわねばならない。
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癒しの森805                               2005年10月23日 
          
             夜空はなぜ暗いか

 生涯青春の会11月号(7号)は、宇宙の神秘特集号で以下の目次で構成されている。スピーチの会では、わたしの方から目次程度の話をした。私の伝えたいメッセージは、銀河系の広さでも実感として分かったら、心の空間が大きく広がる動機になると思っていることである。

 スピーチの会の最後で、参加者全員はマイクを持って挨拶する場面がある。挨拶をした1人に滝沢清吾さんという初参加の人がいた。この人は宇宙に関して詳しいらしく「夜空はなぜ暗いか」という話をしてくださった。ここではこのなぜは省略するが、宇宙の関心のある人が現れたことは嬉しい限りだ。

  ・巨大なる 楕円銀河の 広がりよ 太陽系すら 僅かな空間 
              (2003年12月12日の癒しの森からの再掲)

会報7号の目次
1. 中秋の名月 (2003年9月14日の癒しの森から)
2. 地球と月  (2003年9月15日の癒しの森から)
3. 宇宙の広さ (2003年9月16日の癒しの森から)
4. 近くと遠くの銀河発見  (2003年11月8日の癒しの森から)
5. 惑星探査機ボイジャー1号 (2003年11月9日の癒しの森から)
6. 宇宙飛行士 土井隆雄さん(1)  (2003年12月1日の癒しの森から)
7. 宇宙飛行士 土井隆雄さん(2)  (2003年12月2日の癒しの森から)
8. 宇宙飛行士 土井隆雄さん(3)  (2003年12月3日の癒しの森から)
9. 銀河系の広さ         (2003年12月12日の癒しの森から)
10. 宇宙に1300光年の巨大な花火   (2003年12月13日の癒しの森から)
11. 太陽系に似た惑星系存在の新たな証拠(2003年12月20日の癒しの森から)
12. 地球の公転のスピード       (2003年12月25日の癒しの森から)





2005年10月22日(土) 自民党党紀委員会、綿貫・亀井氏ら9人を除名処分

 自民党党紀委員会(委員長=森山真弓・元法相)は21日、先の通常国会で郵政民営化関連法案に反対し、新党を結成して衆院選に立候補した綿貫民輔・元衆院議長、亀井静香・元建設相ら9人を除名処分とすることを全会一致で決めた。この決定が果して良いのかどうか疑問が残る。9氏は、いずれも衆院選公示前に離党届を提出していたのだ。自民党党紀委員会ではこれを受理せず、除名処分としたのである。離党届を出している人を受理せず除名処分にすることが、果たして普遍性があるのがどうか疑問である。

 この処分はあたかも会社に退職届を出して、別の会社に入った人を「退職届」を受理せずに処分するようなものである。離党届を受理せず「除名だ」という論理は、日本の文化の中になじまないと思う。森山委員長は除名の理由として、
<1> 党の方針に反して郵政民営化関連法案に反対した。
<2> 別の党を結成して衆院選で自民党の公認候補の選挙を妨害した
ことを挙げているが、 自民党を出た人が自民党の公認候補と選挙で争うのは当たり前のことのように思う。

 この件に関する3人のコメントを引用しておこう。綿貫氏は「潤いもなければ何もない。こんなことで党の存在を国民にPRするというのもばかげた話だ」と処分を批判。荒井広幸参院議員は「小泉(純一郎首相)さんが議員を奴隷としか考えていない証明だ。小泉さんに私物化された自民党を強く批判する。いずれ天罰が下るだろう」とのコメントを発表がまさに怨念の塊のようだ。小泉首相は「特に綿貫さんとは仲が良かったし、こんなことになるとは思ってなかった。政治っていうのは仲がいい悪いだけじゃない。複雑な気持ちだ」と語っている。
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癒しの森804                             2005年10月22日  
             第7回スピーチの会

 今日はあいにくの雨であった。日本シリーズが始まった日でもある。突然の葬儀に会って予定していた人の欠席もあったが、40名余りの参加でスピーチの会を開く。2日前にも書いたが今日は4名の初スピーチがあった。話の内容はとても良かった。来月も初スピーチの人が陸続と出る気配である。来月のスピーチ12名中5名は初スピーチの人を出したいと思っている。初スピーチの婦人が話していた。スピーチをすると決まってから、「新聞・テレビの見方が変わって来た」と。そうなのである。話をするというテーマが決まると、情報が急速に入り始めるのである。これがスピーチの会の存在価値なのだ。

 ・情報は テーマあって 目に止まる 最初にあるは 「動」の方針 
 





2005年10月21日(金) アスベスト労災対象外、遺族に一時金240万円

 
 有害ミネラル6元素という言葉がある。総て人類が作り出した科学物質で、カドミウム・水銀・鉛・砒素・アルミニウムである。ら・べるびぃ予防医学研究所と東北生活文化大学の工藤 陽子先生との共同研究が日本衛生学会に発表された。これによると食と毛髪中水銀濃度などが正の相関を示すという。悲しいような例を挙げよう。お刺身を1週間に食べる頻度が3回以上、1~2回、0回の3群に分けると毛髪中水銀濃度が摂取頻度に正の相関を示すというのだ。いうまでもなく、魚が水銀に汚染されているのだ。人間が作り出した化学物質で、われわれの健康が脅威にさらされているのだ。

 今問題になっているアスベストはその典型である。記録に残っているだけで1995年以降、約7000人が死亡している。環境省は20日、労災補償の適用対象外となっている被害者のうち、中皮腫(ちゅうひしゅ)などで既に死亡した被害者の遺族に、一律240万円の一時金を支払う方針を決めた。同省は死者7000人の半数が労災補償で救済されるとみており、残りの3500人程度が今回の一時金の対象となる。

 遺族への一時金の根拠は、中皮腫などアスベストが原因とされる病気を発病してから死亡するまでに要した医療費を肩代わりする意味なのである。金額は中皮腫の発症から死亡までの平均期間2年に、支払った医療費の1か月あたりの平均額10万円をかけて算定したものだ。アメリカはアスベスト死の補償として今後20年間に20兆円が必要と計算してこの予算(国と企業他に負担金)を定めた。公害に関する考え方の根本が違うのである。日本の場合のアスベストの被災者は死に損で終わることになるのか。
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癒しの森803                              2005年10月21日

               ミネラルの勉強

 日々の映像で有害化学成分の問題点を書き始めて7年も経過した。一番取り上げたのはカドミウムであった。刺身を食べる頻度が多い人ほど毛髪中水銀濃度が高いというから、有害物質に囲まれているといっても過言ではない。そんな関心と孫が自閉症のこともあって、ら、べるびぃ予防医学研究所との交流が3年前から始まる。自閉症の子供は、水銀濃度が高いのである。このことの細部は後日に送りたい。

 このようなこともあって、ヘルシーライフで「ら、べるびぃ予防医学研究所」の代理店をすることになった。業務は単純で毛髪検査で必須ミネラル20元素(カルシウム・マグネシウム・亜鉛・鉄・銅・マンガン・など)と有害ミネラル6元素の検査を啓蒙する。これに関連して、同研究所が開く勉強会に参加しなければならない。この準備でミネラルの勉強をはじめている。生体内の3~5%を占めている微量ミネラルの活動は多彩で、不足すると健康にとって悪い方向に進み、多すぎると過剰症状が出るという厄介さがある。それゆえ毛髪による必須ミネラル20元素と有害ミネラル6元素の検査が必要なのである。

  ・人体を 支えるミネラル 多々あれど 不足も悪し 過剰も悪し



2005年10月20日(木) 中国、「神舟6号」打ち上げ成功/米中宇宙戦争の様相

 中国は有人宇宙船「神舟6号」の打ち上げを成功させた。21世紀の宇宙大国入りに地歩を固め、今後は初の船外活動や宇宙ステーション建設計画にも着手するという。更に、月探査計画でさらなる国威発揚を狙うという。一方の米国も月探査再開を発表、「宇宙開発をめぐる米中“スター・ウォーズ(宇宙戦争)”の様相を呈してきた」(産経から)。「天(宇宙)を制する者は世界を制する」(同)などとの報道はやや過激すぎると思う。

 中国は「初の船外活動や宇宙ステーション建設計画にも着手し、月探査計画でさらなる国威発揚を狙う」(引用同)という。一方の米国も月探査再開を発表、「宇宙開発をめぐる米中“スター・ウォーズ(宇宙戦争)”の様相を呈してきた」との報道が果たして適切な報道かどうか疑問である。しかし。宇宙戦争を裏付けるような発言もあるのだ、国防大学の李大光助教授は軍機関紙、論文の中で「未来戦争で鍵を握るのは制天権。平時から制天権を握っていれば重要な抑止力になる」と断言している。果たしてこのような思考が適正なのかは疑問である。

 米国防総省が七月に公表した中国の軍事動向に関する年次報告書は、中国による「宇宙」の軍事利用について一項を設けている。その中で「今回の有人飛行や宇宙ステーション計画という中国の『野心』を取り上げて警戒心を示している。未来のことは分からない。ただ歴史の大河に中で米中関係が緊迫することはあるだろう。だだし、戦争というような、事態にはならないと思っている。
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癒しの森802                             2005年10月20日  

            スピーチの会の参加者

 2日前まで45名の参加券が売れていた。ところが昨日、おばあちゃんの危篤、娘の結婚打ち合わせ・近所の通夜などで3グループ7人が参加出来ないことになった。このまま放置しておけば先月47名で今月は38名のスピーチの会になる。これでまずいので、スピーチの発足の集いに参加して、今までスピーチの会に参加できなかった3人を訪問する。嬉しいことに3人とも参加いただくことになった。

 その他の訪問は省略するが、19日・20日の2日間で新たに8人の参加者を確認した。これで9月と同じように設営の2人を加えて47名前後でスピーチの会を開くことになった。今月から冬に向かうのでスピーチの会の時間を短縮することにした。時間の短縮と北村先生の講演もあるので3名少ない11名とした。

 それでも北村先生を除く10名中4名が初スピーチなのである。このなかで生まれて初めて多くの人の前に立ってスピーチする人が2名いる。このような人達がマイクを持つと時、生涯青春の会が輝く団体であると思う一瞬である。

  ・初めての マイクを持っての スピーチに 初々しさが 会場包む





2005年10月19日(水) 9学会喫煙は「ニコチン依存の喫煙病」と名づける

 日本循環器学会など九学会の合同研究班たばこを吸うのは「ニコチン依存症と関連疾患からなる喫煙病」であり、患者(喫煙者)には「積極的禁煙治療を必要とする」(10月18日・産経新聞から)との禁煙ガイドラインを作った。喫煙と健康被害はここで記述するまでもなく、たばこの煙は、ニコチンや発がん物質など多くの有害物質を含み、呼吸器、循環器、消化器などの病気をもたらす。「喫煙男性の妻の肺がん死亡率は非喫煙男性の妻より高く、家庭内の喫煙で子供の肺炎、気管支炎なども増える」(引用同)など周囲への影響も大きいのである。
 この喫煙者を九学会の合同研究班が「喫煙病」と定めて積極的禁煙治療を必要とするという報道であるが、説得力に欠ける内容であった。その理由は日本の男性医師の喫煙率は20%強で高いのである。(欧米の医師に喫煙率は5%前後)医師の20%が喫煙をしていて。一般庶民の喫煙者を「ニコチン依存症と関連疾患からなる喫煙病」と呼ぶことに自己矛盾があるのでないか。
 今日日本たばこ産業(JT)の喫煙者調査が報道されていた。喫煙者率は10年連続で過去最低を更新している。調査によると、
・男性 45.8%  前年比1.1ポイント減   14年連続で減少。
・女性 13.8%  前年比0.6ポイント増   4年ぶりに増加に転じた
喫煙率から推定した禁煙人口は
・男性 2281万人  前年比47万人減
・女性  739万人  前年比35万人増
合計  3020万人
 少々深刻なことを書きとめよう。女性の喫煙率が高いのは、20歳代と30歳代の20.9%なのである。最大の懸念材料は胎児への影響なのである
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癒しの森801                           2005年10月19日  

       ヤンキース・トーリ監督が続投することになった

 ヤンキースの松井秀喜のファンである。癒しの森を書き始め他2003年8月から1年余りで下記の通り15回も記述している。松井秀喜のことを記述する過程でトーリ監督を知ることになり、この人の会話の文化にいつも魅了されている。魅了される内容は、トーリ監督の「人」を讃える姿勢である。発する言葉にトーリ監督の人間性が滲んでいるように思う。
 ジョー・トーリ監督(65)が来季もヤンキースの指揮をとることになった。同監督は今季が3年契約の最終年となった松井秀喜外野手(31)について「彼が必要だ」と訴え、次の言葉でヤンキースの残留を望んでいるのである。「世界中のお金を集めてでも引き留めるべきだ。彼がいなければ地区優勝はなかった。彼が喜んでチームに戻ってくれることを願っている」と。3年契約が終了すると言っても「彼が喜んでチームに戻ってくれることを願っている」というような謙虚な言葉はトーリ監督ならではでないかと思った。

  ・監督の 人を讃える 謙虚さに 薫風さわやか 文化が滲む

2003年09月06日(土) 謙虚さのあるスター
2003年09月22日(月) ヤンキース松井100打点達成
2003年09月28日(日) 松井 ヤンキースの打点王
2003年10月07日(火) 人生の原理は美しく単純だ
2003年10月18日(土) 歓喜の松井秀喜
2003年11月11日(火) 松井にグッド・ガイ(いい男)賞
2003年11月24日(月) 松井秀喜9ヶ月ぶりに帰る
2003年11月25日(火) NHKスペシャル「松井秀喜」
2004年01月18日(日) 松井秀喜CM契約を含め年収17億円
2004年02月26日(木) 松井秀喜が「一流選手」部門の1位
2004年03月05日(金) 3月3日は松井秀喜デー
2004年03月28日(日) 松井凱旋 ヤンキース来日
2004年03月30日(火) 3月28日は松井秀喜の夜
2004年04月02日(金) ヤンキース12-1松井の活躍
2004年06月01日(火) 松井絶好調 チーム4冠
2004年07月17日(土) 松井秀喜選手の目標




 

2005年10月18日(火) 小泉首相の靖国神社参拝の波紋(2) 

 靖国参拝について小泉首相は「心の問題を他人が干渉すべきではない。ましてや、外国の政府がいけないなどと言うべき問題ではない」と言い切り中国・韓国と対立する流れになっている。更に「中国は、日本人の心の問題にまで踏み込んだことを後悔するだろう」(18日産経新聞)とまで言い切っているので小泉政権が続く限り日中関係は良くなることはない。

 我々の日常でも良く起こりことがある。それは一つのテーマの理解が180度異なることがある。中国と小泉政権は靖国神社参拝に関して180度異なる見解になっている。首相は周囲に歴史問題で日本に踏み絵を迫り、「日本より優位に立つための口実に過ぎない」(18日・産経から)と見切っているという。そして「靖国で譲れば日中関係が円滑にいくなんて考えるのは間違いだ。靖国の後は教科書、尖閣諸島、石油ガス田…と次々に押し込んでくる」(同)と漏らしているという。要するに小泉首相の思考の中に中国に対する強い警戒感があるのだ。

 このような思考であれば、日中・日韓関係は悪化の方向に進まざるをえない。中国の李肇星外相は駐中国大使を中国外務省に呼び、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「中国とその他のアジアの国々、その人民の反対にもかかわらず、A級戦犯が祭られた靖国神社を再度参拝した。中国政府と人民は強く憤慨を表明し、日本側に強く抗議する」(18日・毎日から)と述べている。町村信孝外相の訪中と日中外相会談は事実上、困難な情勢となった。昨日書いたように参拝とはどういうことなのか、自民党の国会議員は世界に通用する宗教観を持って欲しいものだ。
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癒しの森 800                             2005年10月18日 

        ロッテ31年ぶりV!ボビー歓喜の舞い

 ボビー監督が31年ぶりの歓喜を千葉に運んできた。パ・リーグのプレーオフ第5戦でボビー・バレンタイン監督(55)率いる、千葉ロッテマリーンズがソフトバンクを3―2で下し、3勝2敗で74年以来のリーグ優勝を果たした。12球団で最も優勝から遠ざかっていたチームは日本一を目指し、22日からの日本シリーズで阪神と対戦する。ボビー・バレンタイン監督の体が3度宙に舞う。監督は「ミナサン、アリガトウ。ウイニングボールは宝物となったし、宙に舞った感触は一生忘れられない」と目は潤ませていた。

 球団と地元の関係は大切だと思う。千葉ロッテマリーンズマリーンズの31年ぶりのリーグ優勝で、地元千葉に日本シリーズがやって来ることになった。悲願達成に堂本暁子千葉県知事(73)は「600万県民が心待ちにしていた。感動した」(スポニチ)と喜びを爆発させ、本拠地マリンスタジアムがある幕張では歓喜の輪が広がっている。なにしろ、マリーンズがタイガースを倒し日本一になれば、経済波及効果は400億円近いという。今までも月刊誌に指導者ボビー・バレンタイン監督が取り上げられていたが、この人の最大の美点は「明るさ」ではないかと思う。
   
   千葉ロッテ 31年ぶりの 優勝を ボビーが運んで 歓喜の勇舞



 

2005年10月17日(月) 小泉首相の靖国神社参拝の波紋 

 小泉首相が今日行った靖国神社参拝に対し、中国当局、そして中国社会が激しく反発することは間違いない。なぜ、中国当局が激しく反発するのかという理由を深く理解している政治家が少ないといわねばならない。小泉首相の靖国神社参拝で日中関係は、さらに冷え込むことは必至といわねばならない。ともかく、小泉首相の参拝は、「中国・韓国の普遍的な宗教観からすればビックリ仰天するのである」(6月13日の日々の映像から)と書いた。この普遍的な宗教観とはどういうことか・・と2名の読者から質問を受けた。この時のメールを再度以下の通り引用した。

「メールを拝見しました。来月の11日までは忙しく詳しい説明は出来ません。世界の宗教観は簡単に言えば、『参拝する対象者が誰か』が普遍的な宗教観なのです。中国では三国志に登場する諸葛孔明・関羽を祭っている地方が多いのです。宗教の原点は「根本的に尊敬する対象」なのです。孔子を尊敬する地方は孔子を祭って参拝しています。中国の宗教観からすると靖国神社に参拝することは、戦前戦争を引き起こし、東京裁判で絞首刑となった戦犯を尊敬し参拝すると映るのです。広くいえば宗教とは思想そのものなのです。戦前は靖国神社を頂点とする神道が思想の中核であったのです。中国・韓国の普遍的な宗教観からすれば「参拝することは、参拝対象者を根本的に尊敬している」と写るのである。首相・自民国会議員はこの普遍的な宗教観を理解すべきなのであるが、このような忠言には耳を貸さないようだ。飯島勲首相秘書官は『国の指導者たる小泉(首相)が不戦の誓いで靖国神社に行くのは何らおかしくない。(今年も)多分必ずと思う』(6月11日・毎日から)と語っている。『不戦の誓いで参拝する』という言葉は、中国側の普遍的な宗教観からすると理解が届かないのである」(6月13日の日々の映像から)

 ともかく、どうして中国・韓国が小泉首相の靖国神社参拝に対し「中国人民への重大な挑発」と非難し、「首相は日中関係を損なった歴史的責任を必ず負わなければならない」と非難するのか、その理由を知るだけの宗教観が必要なのである。中国にとって戦後60周年の今年も小泉首相が靖国参拝を継続したことは「侵略行為を美化し、中国人の感情を決定的に傷つける行為」(17日・毎日から) と映るのである。小泉首相から世界に通用する普遍的な宗教観を持って欲しいものだ。
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癒しの森799                               2005年10月17日  

            スピーチする人達との懇談

 ここのところのスピーチの会は、14名の人達からスピーチをしていただいている。おおよそスピーチメンバーは決まっていたのであるが、現役の人、公的な役職を持っている人は、多忙で今日になって2名が欠席となった。急遽スピーチする人を決めるために、妻と4軒訪問する。今日スピーチを依頼した人は、初参加の歯科医のKさん、同じく初参加のドリームハウスMさんであった。 世に中には忙しい人もいるものである。私が立ち上げた「生涯青春の会」の存在に一定の評価をしながらも、スケジュール的に出席できない人が10人余りいるのである。嬉しいことに今回は、6月11日の発足の集い以来、初めてスピーチの会に参加する人が2名いるのである。この2人とも人間性豊かな方で、これからの交流に人生の醍醐味を感じるような予感がある。


   ・この会で 人との出会いは 数多く 啓発しあって 喜び生まれん



  





2005年10月16日(日) パキスタン地震の第5報:死者4万人に迫る 

 パキスタンのムシャラフ大統領は15日、同国を8日襲った地震の死者が「3万8000人を超えた」と発表した。負傷者は約6万2000人、家を失った住民は何と330万人に達したという。死者数はさらに増えることは必至の情勢である。世界の自然災害の中で最悪級となった。近年の巨大自然災害を書き留めておこう。
01年のインド・グジャラート州地震・・・死者約2万人
03年のイラン南東部地震・・・死者約2万6200人
04年12月のインド洋大津波・・・死者約22万5000人

 パキスタン大地震は「インド・オーストラリアプレート」という巨大な岩板とユーラシア大陸のプレートがぶつかり合う境界近くにしばしば起きるのである。巨大地震はこの地域の宿命なのである。米地質調査所などの観測データによると「この地域では活動期と静穏期を繰り返していることが判明。1889年から26年間と、1928年から25年間はともに、M7.5 ~8.5の地震が20回近く発生する活動期だった。その後の44年間は、同規模の地震がわずか2回だけになったが、97年以降の9年間は、沈黙を破るように既に9回も起きた」というから活動期に入っているのだ。

 よって、これからの10年で今回のような巨大地震が10回起ると考えなければならない。 地震が起るたびに10万人近くの死傷者を出す生活環境を根本的に改めるべきではないかと思う。単純な考えと一笑に付されるかもしれないが、この地域はモンゴルのゲルが最適な建物といえると思う。15日に書いたように建物が崩れ落ち、800人の高校生が全滅するような悲劇は、教室がゲルであったら1人も死ぬことはないのである。
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癒しの森798                             2005年10月16日
            スピーチする人達との懇談
 
 今日はスピーチを依頼した4人に会って多少の懇談をする。最初は新潟大学工学部3年生の女子学生のAさんであった。Aさんが大学を卒業するまで10回余りのスピーチを行えば、この人にとって計り知れないプラスになるとの確信がある。Aさんにスピーチの提案をした時はビックリしていたが、わたしの趣旨を理解してスピーチに参加することになった。
 
 2人目は75歳のご婦人のBさんである。和裁の教室を長年経営してきた人でBさんの立ち振る舞いに生活文化が滲むすばらしい婦人である。スピーチを快く引き受けていただいた。この人の心の様相はまさに生涯青春そのもので、この回のスターといっても言い過ぎでないのである。
 
 3人目は50代後半の家庭婦人Cさんであった。第6回のスピーチの会にご主人と2人で初めて参加していただいた方であった。ご主人を知っていたので、メールでスピーチを依頼してあった。今日訪問して快くスピーチを引き受けていただいた。4人目は50代全般の男性で、2回目のスピーチの人で詳しくは省略したい。
  
 今回のようにスピーチをする13人の内、初めてスピーチに参加者するが6人も入ると、新鮮な息吹が渦巻くのである。





2005年10月15日(土) パキスタン地震の第4報:被害の全ぼう把握できず

 パキスタン政府が把握しただけでも死者は2万5000人に達するが、崩壊した建物の下敷きになったままの住民はまだ数千人以上いるとみられ、実際の犠牲者はさらに増えるとみられる。部地元当局者や政治家は、死者が「4万人を超える可能性がある」(14日・毎日から)としている。下敷きになったままの住民はまだ数千人以上となっているが以下の報道に接するともっと多いと思われる。
①520人の児童が通っていたリズワン小学校は、2階建ての校舎が崩壊し、大半の児童が下敷きになった。約50人の父親らがつるはしやスコップを使って少しずつコンクリート片を取り除いていく。13日までに約70人の遺体が収容されたが、約400人はまだ見つからないままだ。
②近くにある高校では3階建ての建物が崩れ落ち、約800人が下敷きになった。しかし、手の付けようはなく、死臭が漂い始めている。
 
 巨大地震が起る可能性が高いヒマラヤの山麓で、コンクリート製の建物を建てること自体が自殺行為のように思う。上記のニュースは自然災害としては、悪夢のような惨状である。瓦礫で埋まった1000人以上の子供たちは、何時親元に帰ることが出来るのだろう。地震で自宅を失った100万人以上の人達は、夜を野外で迎えるなど絶望的な状況に直面している。 国連緊急援助調整官室のイゲランド事務次長は、被災地を訪問した後、英BBCテレビとのインタビューで、「これはわれわれの知る限り最も悲惨な悪夢だ。冬直前のヒマラヤ地帯を大地震が襲い、数百万人が影響を受け、100万人以上が自宅を失っている」と語っている。この100万人が果たして生き残ることが出来るのかという極限の悲劇が待っているようだ。
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癒しの森797                              2005年10月15日  
           
             不思議な植物落花生
 
 人類は地球上で進化したさまざまな植物によって生きている。植物の骨格は小麦・米・大豆・トウモロコシなどである。さまざまな植物の中で、落花生ほど不思議な進化を遂げた植物はないと思う。10月22日のスピーチの会でスピーチをお願いするために「かとうふぁーむ・畑や」の代表である加藤隆行さんを訪ねる。

 訪問すると加藤さんは落花生の豆もぎをしていた。こんなに近くで落花生を栽培しているとは予想外で感動に近い眼差しで落花生を見ながら話を聞く。落花生は日本名で、中国では「南京豆」、アメリカでは「ピーナツ」、この地方の方言では「地もぐり豆」という。こ豆の特徴を最もよく表現しているのが「落花生」「地もぐり豆」であろう。ブラジル原産のこの植物の不思議を書きとめよう。
1、葉は少葉から成っており睡眠運動(夜になると葉が閉じる)をする。
2、夏になると基底部に近いところで黄色い蝶形の花をつける。受精後、子房柄が伸び地中に入って実(ピーナツ)が出来るのである。

 こんな不思議な植物の成長過程を観察することは、大いなる癒しになると思う。生涯青春の会で来年から、この落花生の観察会を開きたいと思う。

   ・落花生 受粉してから 地にもぐる なんとも不思議な 進化の姿 



2005年10月14日(金) 郵政民営化法成立と派閥政治の崩壊

 自民党に空前の議席を与える動機となった郵政民営化法が、14日の参院本会議で自民、公明両党の賛成多数で可決した。前回の国会で自民党から反対、棄権・欠席した30人のうち27人が賛成に転じ、賛成134票、反対100票の多数で可決された。日本郵政公社は、07年10月から政府全額出資の持ち株会社の下で4つの事業会社に分社化される。

 経済界首脳は、郵政民営化法成立を歓迎するコメントを一斉に出している。日本経団連の奥田碩会長は「総選挙の結果から国民が成立を強く望んできた法案だ」と歓迎したうえで「小泉首相が一貫して示した先見性と指導力に深く敬意を表したい」(日経から)としている。郵政後の課題では社会保障制度改革、政府系金融機関改革を挙げている。

 次の政治的な課題が2つあるようだ。一つは特別国会後の内閣改造・党役員人事に移る。「ポスト小泉」が誰になるかである。今回の議席増からいって、小泉首相がもう1期2年を勤めてもだれも文句は言わない。しかし、小泉首相は任期約1年で後継者にバトンタッチする姿勢である。2つ目の話題は造反議員の処分の問題である。今月中にも党紀委員会は、造反議員の処分の決定を行うようである。9月の総選挙で注目を集めたマドンナ議員らが、造反議員を除名するよう求める大合唱を行っている。詳しくは省略するしかないが自民執行部は各都府県連関係者へ「造反組を支援していた参院議員や地方議員の氏名などを具体的に報告するように」(スポニチから)と求めるなど、処分に向けての徹底調査を行っている。小泉首相の評価は歴史にゆだねるしかないが、派閥政治を一網打尽にした政治的成果は大きい。
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癒しの森796                            2005年10月14日 

          ヤクルトの青木史上2人目の200安打達成

 野球番組を見ない私は、ヤクルトに凄い選手が誕生していることを知らなかった。ヤクルトの青木宣親外野手(23)が11日、今季145試合目となる横浜戦で史上2人目のシーズン200安打を達成した。「94年のイチローに続く大台到達」(スポニチから)なのである。200安打が如何に難しいかを改めて認識するとともにイチローの偉大さが浮かび上がる。

 青木宣親外野手の座右の銘は「反骨心」であるという。「宮崎・日向では全国的に無名で、指定校推薦で早大へ進学。“野球エリート”たちの中で、もがきながら成長した。・・・努力を重ねた雑草は、03年のドラフトでヤクルトに4巡目で入団した」という非エリートであった。青木はイチローについて「本数は確かに近づきましたが、レベル的には及ばない。野球選手としての理想像を考えていきたい」とあくなき探求心なのである。ともかく、プロ2年目で首位打者に輝いたヤクルトの青木宣親外野手を記憶に留めたい。

 ・もがきつつ 努力を重ねて 首位打者に 10年ぶりの 200安打を






2005年10月13日(木) パキスタン地震、第3報の死者は2万3000人

  昨日報道されたパキスタン地震の第3報の「死者は2万3000人負傷者が5万1000人に達した」という。道路の寸断で陸の孤島となっている所が多いので、一部で報道されているように死者は4万人を超えるのは必至の状況である。それにしても学校が崩壊するなど、公共施設が如何に貧弱であるかを物語っている。被害のあった地域は標高も高く、家を失った250万人の庶民は忍び寄る寒さに耐えながら野外で4度目の朝を迎えているという。

 被災地では冷え込みが強まっているのだ。住民はたき火などで辛うじて暖を取っている状態で、いら立ちは極限に近づいて来た。こうした事態を受け同国のアジズ首相は11日、「同特別州と北西辺境州に軍部隊2万人を追加配置、5万人態勢で救援活動に当たる」と発表している。しかし、住民の声は「『助けに来るのは外国ばかり』とパキスタン政府への不満が高まっている」(時事通信)という。しかし、パキスタン政府には国民を救済するだけの力がないと言わねばならない。 

 パキスタンは人口1億4000万人の世界有数の貧困の国である。人口の40%は最貧困層であるといわれている。予算の50%以上が軍事費で40%以上を国際機関に債務の利子として支払わざるを得ない状況にある。このような国が核開発をしているのだからどうにもならない。カシミールに絡んでのインドとの対立は余りにも有名である。争い(準戦争)の準備で国家予算の大半を使い、災害が起っても国民を救済に行くだけの余裕がないのだ。
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癒し森795                               2005年10月13日  

            扶洋サロン長岡の研修会

 妻と友人のアッシーで扶洋サロン長岡の研修会に参加する。メインは大阪の(株)扶洋エステ コスモスの代表取締役 市橋迪夫(みちお)さんの講演であった。午後1時から中間に15分余りの休憩があったが5時まで約4時間余りの講演であった。市橋さんは既に70歳になられているが、つらぬく情熱がエネルギーとなって疲れを知らない迫力の話が続いた。市橋さんはサルエル・ウルマンの「青春」の詩のような気概を持って、今日の瞬間を燃焼させていた。よって、サルエル・ウルマン(1840年ドイツでユダヤ人両親の長男として生まれる。後に両親と共にアメリカに移民、後半生をアラバマ州で過ごす。「青春の詩」はウルマンが70代で書いたとされている)の詩の一部を市橋さんに贈ろう。

  「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相をいうのだ
   逞ましき意思、優れた創造力、炎ゆる情熱
   こういう様相を青春というのだ。
   年を重ねただけで人は老いない。
   理想を失う時に初めて老いがくる。
   人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。
   人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
   希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。」 






2005年10月12日(水) 行楽シーズンのスズメバチ対策

 ここのところスズメバチに刺されて死亡する事故が相次いでいる。山形の例を引用しよう。「10月3日午前11時半ごろ、山形県川西町上奥田の山林で、キノコ採りをしていた同県米沢市、無職本間喜咲さん(76)が、スズメバチに全身を約50か所刺され、病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された」(読売から)という。これから行楽シーズンで山に入る機会が多いので、最低限のスズメバチ対策を整理しておかなければならない。

 米沢署の調べによると、本間さんらは林道から約400メートル入った山中でスズメバチの大群に襲われたという。スズメバチは、9月から10月にかけて活動が活発になるので要注意なのだ。詳しい人のアドバイスは、スズメバチの大群にあったら、伏せることが一番であるという。ただ前もってスズメバチの大群に遭うかもしれないという前提で洋服の色などに注意をする必要がある。スズメバチ被害に遭わないためには黒い衣服を避けなければならない。スズメバチは黒い色に対して激しく攻撃するのである。黒い長靴・カメラも攻撃の対象になる。沢に入る時は白の長靴が必要なのだ。資料によると、白、黄色、銀色に対してほとんど攻撃しないという。これ以上記述する必要はないが、黄色の帽子、白の服装、白長靴という出で立ちが安全なのだ。
  
 次の不幸にして攻撃を受けた場合の対策を記述しておこう。
1、傷口を洗い流し毒液を搾り出す。口で吸い出すのは危険。
2、患部に虫刺されの薬(抗ヒスタミン軟膏)を塗る。民間療法のアロエ・アンモニア・タマネギなどは何の効果のないという。
3、出来るだけ早く医師の診察を受ける。
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癒しの森794                             2005年10月12日  

            80歳で新たな挑戦

 今日の朝は晴天であった。秋の光は柔らかい。朝の散歩で太陽の光はさらに柔らかく気持ちがよい。実を言うと8・9月は多忙で、朝の散歩がまばらになってしまった。そのため体重がいっぺんに元に戻ってしまった。これから心して朝の散歩を続けなければならないと思っている。健康のために1日一回は少々の運動で汗をかく必要があるのだ。

 今日妻の友人の青木宅に行く。1人暮らしの隣のおばあちゃんが、発芽器を買って発芽玄米ごはんの炊きかたを覚えたいというのだ。青木宅に到着すると車の音を聞いて、隣のおばあちゃんがやってきた。張りのある元気な声なので70歳前半かと思った。しかし、あと1ヵ月で80歳になられるというのだ。初めて会う人に打ち解けて懇談できるのは、女性の特技とも言える能力である。今日の80歳の女性も響くような声で、楽しく懇談をしていた。

 80歳で新たに発芽玄米ごはんの発芽方法と炊き方を覚えようとする姿勢が素晴らしいと思った。一般的には一定の年齢になると、その人の生活パターンを頑固に守って、新たな情報は受け付けないのが普通なのである。その点今日のおばあちゃんは、80歳で新たなことを覚えよとするのだから心は青春といえよう。
 
  ・八十路での 新たな挑戦 素晴らしく 心の様相 まさに青春
  (やそじ)
         



 

2005年10月11日(火) 40歳以上は全員健診 自治体に義務化へ

 高齢化に伴い将来の医療費が大きな問題になっている。厚生労働省は国民所得に対する医療給付費の比率(現行7%)を2025年度まで9%以内に抑える目標を設定する検討に入った。厚労省は「04年度の医療給付費は26兆円(当初予算ベース)。現行の制度を維持すれば毎年平均で4%伸び、25年度に59兆円に達する」(日経から)と試算している。現在の医療費の伸びで行くと2025年には、医療費が現在の国家予算を超えるというから大変なものである。

 端的に表現すれば、2025年頃は「寝たきり老人とボケ老人」だらけになってしまうと言っても大げさでないのだ。我々は家族ひいては国(社会)に迷惑をかけないために健康であることが最も大切なのである。生涯青春の会などで活動していると、引きこもりのような高齢者が実に多いのである。これでは糖尿病や脳卒中などの生活習慣病を患うのは当然のように思う。

 厚生労働省は40歳以上の全国民が健康診断を受けられる態勢づくりに乗り出す。企業の健康保険組合など公的医療保険に対し、健診と保健指導の実施を義務づける方針。目的はここで記述するまでもなく、生活習慣病の「予備軍」を見つけて、将来の医療費の伸びを抑える狙いがあるのだ。国民生活基礎調査によると健康診断の受診率(04年)は、会社員の75.3%に対し、自営業者50.7%、専業主婦47.9%となっている。厚労省は健診強化などの生活習慣病対策で、25年度の国民医療費を約2.8兆円削減できると試算している。
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癒しの森793                              2005年10月11日 

          第7回スピーチの会の準備活動

 6月11日に「生涯青春の会の発足に集い」行い、7月9日に第1回のスピーチの会を開いてから、10月22日で7回目のスピーチの会となる。私にとって1回1回のスピーチの会はまさに戦いであった。参加者は第1回28名、第2回は30名、第3回は35名、第4回は40名・・・第6回47名と順調に増加してきた。(8月から昼のスピーチの会は中止、赤石サロンでの合同セミナーに変える)10月22日のスピーチの会は、始めて参加する人が10人余りいるので、50名を超える参加者になると思う。中でも始めて新潟大学の女子学生が3人参加するので、会場の雰囲気も変わると思う。

 会の準備の中で一番時間を使うのは、スピーチする人とのミーテングである。スピーチの会の新鮮な薫風を送るのは、何といっても始めてスピーチする人なのである。今回も初めてのスピーチの人を5人余り出すよう準備をしている。

  ・始めての 参加者迎えて 今宵また 人が輝く スピーチの会









2005年10月10日(月) 日米自動車戦争の敗者の象徴:米デルファイ破産法を申請 

 日米自動車戦争の勝者は日本で、敗者は米国メーカーであることがはっきりしてきた。経営不振に陥っていた米自動車部品最大手のデルファイは8日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をニューヨーク連邦地裁に申請した。「負債総額は巨額とみられ、米企業としては大型破たんになる。元親会社で最大の顧客の米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)の経営悪化で、業績が急激に落ち込んだ。デルファイ破たんで一定の負担を迫られるとみられるGMの経営にも影響しそうだ」(9日毎日から)という事態なのだ。
  
 デルファイは99年にGMの部品部門から分離・独立したが、その際に引き継いだ高水準の賃金や福利厚生費が重荷となり、04年は47億ドルの最終赤字に陥った。さらに、GMが日本車の攻勢で販売不振に陥り、大幅な減産に踏み切ったため、GMに売上高の半分を依存するデルファイの経営は危機に陥っていた。なにしろ38カ国に拠点を展開しており、従業員は約18万5000人というからこの収拾は簡単なものでない。元親会社のGMも深刻な影響が出るのは必至だ。
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癒しの森792                             2005年10月10日 

       生涯青春の会 会報6号は自然との対話特集


 秋は物思いにふける季節である。よって10月は「自然との対話特集」とした。10月のスピーチの会は、行く秋を惜しむスピーチを聞けることを楽しみにしたい。季節を感じ季節を語る心の余裕を持ちたいものである。A-4で10ページの会報は癒しの森に掲載した。ここでは目次のみを掲載したい。
           目        次
1. 癒しの森の記述テーマ       2004年7月1日の癒しの森から
2. 我流の短歌            2003年9月12日の癒しの森から
3. 風力発電、地球政策研究所の見解  2003年7月4日の日々の映像から
4. 風に一詩を贈る          2003年7月31日の日々の映像から
5. 山村の暮らし           2003年8月30日の癒しの森から
6. コウロギの泣き声      2003年9月19日の癒しの森から
7. ススキも風と戯れる     2003年9月20日の癒しの森から
8. 稲  穂            2003年9月23日の癒しの森から
9. 行く秋惜しんで        2003年10月08日の癒しの森から
10. 紅葉と夕日          2003年11月05日の癒しの森から
11. 銀杏の勇姿          2003年11月21日の癒しの森から
12. 一 本 の 松         2004年1月25日の癒しの森から
13. 春 爛 漫           2004年4月09日の癒しの森から
14. 青葉伸び行く命ドラマ    2004年4月18日の癒しの森から
15、緑が燃える山林へ     2004年6月3日の癒しの森から 
16、蒸し暑い夜の出来事    2004年7月18日の癒しの森から
17、稲の若穂が出てきた    2004年8月4日の癒しの森から
18、無数の露がキラキラ光る  2004年8月7日の癒しの森から
19、納豆の話           2005年9月10日のスピーチの会から
20、第4回スピーチの会     2005年8月24日
21、第5回スピーチと懇談会  2005年9月10日
22、第1回合同セミナー     2005年9月15日






2005年10月09日(日) パキスタン地震、第2報の死者は1万8000人

 パキスタン大地震の第1報は死者3000人超であった。今日の新聞による第2報は犠牲者1万9000人を超えるである。明日の第3報により犠牲者はもっと増えるのでないかと思う。このような大地震のときに何時も思うことは、地震に最も安全な住居はモンゴルのゲルである。住居の中心がゲルであれば、地震による死者は10分の1 以下でないかと思う。

 第2報の概要をメモしよう。「パキスタン北東部を震源とするマグニチュード(M)7.6のパキスタン地震で、パキスタンのシェルパオ内相は9日、国内の犠牲者が1万9136人、負傷者は4万2397人に達した」(9日毎日から)という。被害はさらに拡大するのは必至である。パキスタンの地元テレビは国内の死者数を2万5000人と報じている。パキスタン当局者は、カシミール地方だけで死者数が推定3万人に上ると話しているので最終的な死者数は空前のものとなるようだ。
  
 これから悲劇の内容が多く報道されるだろうが、多くは人災と呼ばねばならない。北西辺境州バラコットでは校舎が倒壊し、女生徒約250人が下敷きになったというからひどいものである。イスラマバードでは、高層マンションが倒壊し、国際協力機構(JICA)が派遣した専門家、楢原覚(さとる)さん(36)と長男の輝(ひかる)ちゃん(2)が死亡した。12階の建物が一瞬にして崩れ落ちた倒壊現場は、瓦礫の山でまるで爆破されたような惨状だという。結論は貧弱な違法建築で、まさに人災といわねばならない。
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癒しの森791                             2005年10月9日  

              料理はボケを防止に役立つ

 「生涯青春の会」の会員から、9月29日の日報抄の一部をワープロで打った資料を頂く。今日はこの資料に基づいて、表題の視点で少々記述したい。ポイント部分を引用しよう。

「『檀流クッキング』で知られる作家の檀一雄さんは九歳のときに母が家出をしたために、父や妹の食事を作らなければならなくなった。・・・しちりんやかまどで煮炊きする。さぞ大変だったと思うが、かたくり粉であんかけ風にとろみをつけることを覚えたときのうれしさといったらなかったという。学校で難問を解くよりも、はるかに達成感があったのだろう。東北大学の川島隆太教授と大阪ガスの研究が話題を呼んでいる。ホットケーキを焼くときの子どもの脳を最新の機器で観察したところ、創造力や記憶を処理する前頭葉が活発に働いていた」というのだ。

 家庭で料理を作る・・この時脳は生き生きと活動する。料理は脳を鍛え、ボケ防止や子どもの情緒安定に効果があることは十分にうなずける。しかし、スーパー・外食などの影響で火を使って調理する機会が減っている家庭が多い。昨日のセミナーの食事会でも、昔からの家庭料理を持参すると、初めて食べる人がいるのである。老夫婦の家庭で、ご飯・パン・うどんなどの主食・副食を総て自分で作ったらボケ老人になることはないと思う。

 ・七輪や かまどで煮炊きを した頃の 家庭の絆は 遥かに強く







2005年10月08日(土) 中皮腫による死者953人 厚労省の04年人口動態統計

 耐久性・耐火性に優れ、値段が安いため“奇跡の鉱物”と呼ばれ、高度経済成長期を中心に工業製品や建物などに大量に使われてきたアスベスト。今このアスベストが原因でどれだけの人が中皮腫や肺がんで亡くなるか分からない。人の死に方の中で最も凄惨な病気は中皮腫や肺がんである。素人が考えても呼吸が出来なくなって死亡するのだから、死に至る過程は実に凄惨なのである。

 今日の「NHKスペシャル」はアスベスト特集であった。現場のルポに加え、これから何ができるのか、どのような対策が求められているのか、被害者・医療関係者・アスベスト専門家・行政の責任者が参加した生放送番組であった。初めて得た知識は中皮腫の進行の早さである。よほど早く発見しないと、ほとんど手遅れであの世に旅立たねばならない。これが撒き散らされたアスベストが原因というから、史上空前の公害の展開といわねばならない。

 厚生労働省の人口動態統計(確定数)によると「アスベスト(石綿)と関連が深いとされる中皮腫で2004年に死亡したのは全国で953人だった」(8日・日経) という。 内訳は男性729人、女性は224人。95年から10年間の総計は7013人で、男性は5244人、女性は1769人。これだけのデータが有りながら、国民に注意を大きく喚起しなかった行政・政治の責任は深刻といわねばならない。
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癒しの森790                              2005年10月8日  

          赤石サロンでの第3回セミナー

 新潟大学の北村みゆき先生を迎えて、第3回目のセミナーを開く。参加者は11名であった。スピーチと懇談を考えると11名~多くて15名が適当な人数であることが分かる。次回開催は、10月29日であるが、11月からは月一回にする予定である。

 北村先生の講義のテーマは「やる気」でお話の骨子は次の内容であった。
1、 パーソナリテーと性格の違い
2、 発育と発達の違い
3、 限界を知ることの大切さ
4、 優先順位の決め方
5、 目標を持つことの大切さ
6、 うつ病 (病的なうつ病・自分でなったうつ病)
7、 ストローク(質問のやり取り)の大切さ

 ・ぜいたくな セミナー参加で さびた脳 少しは活性 期待できるか


  

2005年10月07日(金) 鳥インフルエンザ封じ込めへ早期警報システム

 9月30日「国連は9月29日、鳥インフルエンザが突然変異してヒトからヒトに感染するようになる事態への備えを怠れば、世界で最大1億5000万人が死亡する恐れがあると警告したとの報道があった。この問題で陣頭指揮を執るよう要請されたナバロ博士は記者会見で、「もしヒト同士の感染が起きた場合、全世界レベルの取り組みの程度によって、500万人の死亡で済むか、それとも1億5000万人にまで犠牲が広がるかが決まる」と述べている。

 鳥インフルエンザH5N1型ウイルスがじきにヒト同士で感染する新種に変異する可能性は高いとし、この危険性を軽視すれば大きな間違いを犯すことになると警告しているのである。人に免疫が全くないウイルスが、人から人に感染するようになると想像を絶する被害になっていくのだ。
 
 米国をはじめとする世界約80カ国と国際機関は7日、世界的な大流行が懸念される鳥インフルエンザの発生情報を、「各国が素早く通報し合う国際的な早期警報網を整える」(10月7日日経から)のだ。流行を初期段階で最小限に封じ込める世界的なシステムを作ろうとしている。「米政府主催で6―7日、ワシントンで開いている鳥インフルエンザ対策国際会議で合意する」という。記憶に新しい新型肺炎、サーズは中国当局のWYOの連絡が遅れ、世界で800人近くが死亡した苦い経験がある。
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癒しの森789                             2005年10月7日  

          渡辺千代主催のスピーチの会の検討

 私の念願を70代の渡辺千代さんという女性が叶えてくれるようだ。生涯青春の会は盛況になってきたが、私が主催するスピーチの会だけでは、生涯青春の会の根本的な発展は望めない。私以外の人が「スピーチの会」を開くようにならなければならないのだ。
 
 私が主催するスピーチの会を一本の松明であるとすれば、2本目・3本目・そして10本目の松明を掲げる人が出てこなければ、生涯青春の会は発展しない。新潟駅南の公民館を使って、渡辺千代さん主催のスピーチの会を開く可能性を検討している。参加者の大半は渡辺千代さんの友人知人で、会としての参加啓蒙は行わない。いよいよ2本目の松明に火が赤々と灯される時を待とう。

   ・念願の 松明持つ人 現われり 2人3人 必ず続かん 

2005年10月06日(木) 驚くべき保険金の不払い 

 昨日に続いて保険会社の不誠実な行動を記述したい。かなり以前から報道が続いているが、保険会社の保険金不払いは驚くべき数字で、その概要を書き留めておきたい。保険金の不払いは、生保、損保だけでなく、日本郵政公社の簡易保険や、全国共済農業協同組合連合会の自動車共済、火災共済にまで広がっているという。明治安田生命の例を取り上げよう。「契約者が病歴を隠したことを理由に保険金を支払わない告知義務違反や詐欺無効の規定を乱発して、不当な不払いを続けた。その数は5年間で約1000件にも上る」(10月5日・日報から)というから開いた口が塞がらない。

 損保の例を取り上げよう。「大手五社だけで過去3年間に約12万件の不払いがあった。自動車事故での治療費などは出ても、特約にある見舞金や代車費用が支払われなかったケースが大半だ」(引用同)というから、たまたまのミスではないのだ。保険金の不払いは、契約者への背信行為であり、保険事業の信頼を根底から覆すものである。生保の不払いは今年初め、明治安田生命で発覚したという。事態を重くみた金融庁は他の生保に対し実態を調べ報告するよう求めているが、結果はまだ公表されていない。保険は本当に困ったときに頼りにする商品だ。それだけに不払いによって生まれた不信感は計り知れない。生保、損保業界ともに抜本的な改革が必要なようだ。
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癒しの森788                              2005年10月6日    

            3者合同ミニセミナー

 生涯青春の会の活動の一環として、生涯青春の会・ヘルシーライフの会・野澤明石サロンの3者で合同ミニセミナーを開いているが10月8日で3回目になる。サロンがそう広くないので、参加人数を18人としているが、むしろこのぐらいの人数の方が話の内容が良く伝わるのではないかと思う。今回は新潟大学から北村みゆき先生を迎えるので、同先生の話一本に絞ることにした。打ち合わせの結果「スピーチをする」「やる気」の2題でお話をいただくことになった。北村みゆき先生は、女性国会議員になっても十分に通用する言葉の力、言論の力を持っている人なので、8日のセミナーは聞く人に大きな感銘を与えることは間違いない。

 生涯青春の会は多彩の人たちで支えられるようになってきた。今日は渡辺千代さん(和裁教室の先生)と生涯青春の会(家庭で開く懇談会)の打ち合わせを行なう。結論として毎月1回渡辺宅で生涯青春の会の懇談会を開くことになった。麗しい人の輪が広がることは人生の華といえる。今日は9月24日に「嫁姑」の演題のスピーチしていただいた斎藤幸子とも懇談する。この人が輪の中に入ると爆笑の連続となる。世の中にはこんなに人間的な魅力に溢れた人もいるのである。

  ・年輪を 重ねた人との 出会いから 明日への扉が 大きく開けり 





2005年10月05日(水) 自殺免責期間:2年を3年に延長 生保大手各社 

 日本の社会は自殺の死亡保険金支払額が急増しているという悲しい記録を続けている。自殺の保険金支払額が保険金全体の10%を超えたという。これでは、保険会社も対策を取らざるを得ないのかもしれない。 生命保険は契約後、自殺した場合生保険金を支払わない「自殺免責」がある。これが今まで2年であったが、「大手各社が相次いで3年に延長していたことが9月3日明らかになった」(10月4日・毎日から)という。

 こっそりと「自殺免責」を2年から3年に変え、このメッセージを国民全体に発表しないのはいかにも可笑しい。ここに激しい批判を浴びせないマスコミ、これを黙認する行政・政治も可笑しいと思う。遺族に大きな不利益が生じる期間延長が十分に周知されていないのであれば詐欺に等しいことになる。しかも、「明治安田生命保険、住友生命保険、日本生命保険など国内勢は04年以降、免責期間を3年に再延していた」というからビックリだ。第一生命保険も今年10月から3年に延長、各社の免責期間はほぼ横並びになった。このことをなぜ保険会社は、テレビなどで公表しないのか。

 自殺免責など契約者にとっての「不利益条項」は、各社とも契約書とは別に書面で説明しているという。ただ、「各社とも2年から3年への延長は特に発表しておらず、約款でも3年に延長したことは注意喚起していない」(引用同)というのが最大の問題点である。生保はこの問題提起に対してどう答えるのだ!
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癒しの森787                               2005年10月5日  
         
            「越後じまんず」に参加

 BSNラジオの月曜日18時00分から「越後じまんず」という番組がある。
渡辺英明さんと元テレビ「いきいきワイド」を放送していた小野沢裕子さんの2人が番組作りをしている。番組は越後で自慢出来ることを放送しようとしている。番組のなかで「食」を紹介するコーナーがある。今日は物見山の日本料理「みやむら」の500円定食の審査員として参加する。この結果が10月10日(月)に放送される。

 和食のお店と聞いていたが、マンション風の建物で意外な感じがしたが、店内に入るとそこは落ち着いた和のたたずまいであった。500円の定食と言われていたので、それなりの想像をしていたのだが、目の前に並べられた5品に「えー、これで500円」という感じであった。ここでメニューを紹介しますと、先ず、炊き込みご飯(鶏肉、コンニャク、ニンジン、ゴボウ)、おひたし(しめじ、えのき、青菜)、照り焼き(かれい)、味噌汁(あぶらげ、ダイコン、わかめ、ねぎ)、つけものであった。ここで詳しくは記述できないが、500円の定食に高級感があることが最大のポイントであった。

  ・みやむらの 人気メニューは ワンコイン 高級感で 得した気分
                 (500円)
  




2005年10月04日(火) インドネシアのバリ島でまた大規模なテロ事件

 イスラム過激派のメンバーはテロで世界を変えられると思っているのだろうか。テロで望ましい社会をつくり出すことなどできるはずもない。大多数のイスラム教徒はそう考えていると思う。しかし、過激派は新たなメンバーを集めて、ネットワークをじわじわと広げている形跡があるのだ。イスラム過激派の行動が激しくなれば、観光業が大打撃を受け、外国企業の投資意欲がそがれ、インドネシア経済に与える影響は計り知れない。リゾート地・バリ島の観光は壊滅していくだろう。テロの頻発はその国の基盤をぐらつかせると言っても大げさでないと思う。
 
 インドネシア最大のリゾート地・バリ島で、また大規模なテロ事件が起きた。外国人観光客らでにぎわう繁華街で次々に爆弾が爆発し、日本人1人を含む20人以上が犠牲になった。 何の罪もない市民を無差別に殺傷するテロは、いかなる理由があっても許されることではない。よって、インドネシア捜査機関は、あらゆる面からテロ組織をあぶり出し、つぶしていかなければならない。しかし、公道を一歩離れればジャングルが広がる条件でテロ組織を根絶することは不可能のように思う。その国の基本的な思想(宗教)が、その国を崩壊させて行くように映る。少なくともイスラム圏の旅行は控えるしかないのだ。
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癒しの森786                             2005年10月4日  

           非汚染米の購入と運搬

 現職のころ本来は専門ではないのだが、新潟県の地質調査を10年余り行った時期がある。必然的に戦前の旧鉱山跡地などにも行くことがあった。日本の農地のカドミウム汚染は、旧鉱山跡地から流れてくるカドミウムである。農林省は、全国5万箇所の米もカドミウム汚染状況を調査したが、その詳細は発表されていない。

 2000年~2002年にかけて、これらの疑問を日々の映像に以下の通り書いた。これらを読み直してみると、むらむらと記述意欲が湧いてきた。データ(多くが首都圏在住者)によると、0-15歳の子供の有害物質(水銀、カドミウム、鉛等)は大人を越えるレベルに達している。子どもの自閉症は水銀・カドミウム汚染の疑いがかけられている。(ら・べるびぃ予防医学研究所のHPから)これらのテーマに再度積極的に取り組んで行きたいと思っている。昨日と今日にかけて、カドミウム汚染がほぼゼロの玄米を買い付ける。新潟県内でカドミウム汚染が0.1ppm以下の米を生産出来る地域はごく僅かなのである。
カドミウム汚染       (2000年 3月11日の日々の映像から)
カドミウム汚染農地    (2002年 6月24日の日々の映像から)
カドミウム汚染米     (2002年 7月27日の日々の映像から)
    
  ・日本人 毎日米を 口にする 汚染物質 残留怖し






2005年10月03日(月) トヨタは自己矛盾を説明せよ

 昨年10月に発生した新潟県中越地震の影響で不眠や腹痛を訴えるなど、臨床心理士ら専門家によるカウンセリングが必要と判断された小中学生が、地震直後と現在もほぼ同数であることが、同県教委などのアンケート調査で分かったという。「今月実施した調査では1150人を数え、昨年11月のカウンセリング実施者1214人にほぼ並んだ。被災地の子供たちが受けた心の傷が1年近く経過しても、癒やされていないことが改めて浮き彫りになった」(9月29日・毎日から)というから大変なものだ。

 ここで何回も書いて来たが、日本はどんな自然災害に遭遇しても庶民が受け取るのは見舞金程度で、生活の再建ができない人達が続出するのである。総てが自己責任だという国家理念も理解できるが、自然災害に対してはもっと救済のシステムを確率すべきである。行政のシステム同様に日本の大企業も、自然災害にあった庶民に対して、援助の手をさし出すことがない。中越地震以降、日本の大企業が義援金などの援助の手をさし出すかどうか、ニュースを注意深く見ていたが、私が掌握した範囲では皆無であった。
 
 ところがどうだろう。トヨタ自動車は9月28日、米南部を直撃したハリケーンの被災者支援を目的とした義援金額が「グループ全体で750万ドル(約8億5000万円)を超えた」(共同通信から)と発表している。日本人の地震災害には何の動きもなく、アメリカの災害であると義援金を出す・・・トヨタはこの自己矛盾を説明せよ!日本人はどうでもよく、米国人が大事とでも言うのか!
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癒しの森785                              2005年10月3日
       
       イチロー5年連続200安打 米大リーグ史上5人目

 イチローがまた偉業というべき記録を達成した米大リーグ史上5人目となる5年連続でのシーズン200安打の達成である。イチローは1年目の2001年から安打を242、208、212、262と記録。今季は5試合連続無安打の“スランプ”にも見舞われたが、見事な200安打の達成である。以前書いたことがあるが、イチローには哲人の風格がある。昨日の続きのようであるが、賛嘆の文化が行き渡っている米国が住みよく、日本に帰ってこないかと心配する。

 5年連続200安打がいかに凄いことかはアメリカの近代野球の記録が物語る。1900年以降実に5年連続200安打はイチローで僅か5人目なのである。100年を超える歴史を持つ大リーグでも5年連続200安打は至難の業なのだ。イチローは今年も大リーグの歴史にその名を刻んだ。

    ・今年も その名を刻む イチローの 5年連続 200の安打




2005年10月02日(日) 道路公団民営化10月1日スタート 

  
 日本道路公団など道路関係4公団が10月1日、株式会社6社に移行し、郵政民営化と並ぶ小泉改革の「本丸」の一つである道路公団民営化がスタートした。社会の大きな動きであるので、どのような会社になったのかの概要どうなったのかを記述したい。

日本道路公団は
東日本高速道路会社
中日本高速道路会社
西日本高速道路会社の3社に分割された。
首都高速道路は首都高速道路会社、
阪神高速道路は阪神高速道路会社、

 本州四国連絡橋公団は本州四国連絡高速道路会社になった。道路など資産の大半と債務は、独立行政法人「日本高速道路保有・債務返済機構」(機構)が保有。民営化会社は機構から道路を借り受け、道路管理や通行料の収受、サービスエリアなどの運営事業を続けて、機構にリース料を支払う形式だ。この新会社の株式はすべて国と地方自治体が保有しているので、民営化という形を整えただけである。 民営化会社は10~15年後の株式上場を目指すという。通行料収入は基本的にリース料として機構に支払うため、自立した収益の確立にはサービスエリアの新事業開拓が必要になってくる。トップの会長は民間出身者が就任しているので、道路管理の無駄の排除・効率化という面で、大きな変化が出てくると思う。
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癒しの森784                             2005年10月2日 

        宮里藍(20)が記録ずくめのメジャー初優勝

 気分の悪くなる人物に会うことがある。共通していることは絶対に人を褒めないのである。言葉を変えて表現すれば「人を讃嘆することがない」のである。米国社会から比べれば、日本の社会は人を賛嘆しない。いわゆる島国根性が色濃く存在しているのである。2004年7月1日に癒しの森の記述テーマを書いた。以下に引用したとおり5番目は「ジャンルは問わず素晴らしいと思うことがら」を記述する方針に沿って、癒しの森を飾ってきた。

 日本女子オープンゴルフ最終日が、横浜市旭区の戸塚カントリー倶楽部西コースで行われ、女子ツアー日本記録の4万8677人の大観衆を集めた国内最高峰の舞台で、宮里藍(20)が記録ずくめのメジャー初優勝を果たした。2位に5打差の通算5アンダーで完全優勝を飾った。兎も角、これから10年は宮里藍の人気で、日本女子ゴルフ界は安泰といわれるほどの実力で、その記録の一部を引用して宮里藍の讃嘆に変えたい。
1、日本女子オープン優勝は大会最年少記録。
2、最年少ツアー通算10勝
3、最短&最年少の生涯獲得賞金2億円突破

  


2005年10月01日(土) 国勢調査スタートで悪戦苦闘

 5年に一度、各家庭の世帯構成や就業状態などを調べる国勢調査が今日、全国で一斉に実施される。対象は国内に居住する約1億2800万人、約4900万世帯。総務省は約85万人の調査員を動員して、各家庭に配った調査票を10日までに回収する。国勢調査は10月1日時点の通勤・通学地など17項目で実施される。調査項目には9月24~30日の実労働時間も含まれニートなど就労していない人口も掌握しようとしている。

 国勢調査は1920年から5年ごとに実施され今回で18回目。男女別人口と世帯数は12月末に公表される。このデータは衆参両院議員や地方議員の選挙区定数の見直しなどにも活用される。調査員は、市町村の推薦に基づいて国が任命する非常勤の国家公務員なのである。全国で約85万人おり、報酬の基準は50世帯につき、約4万5000円で、資料を配布して回収するだけで高いように思う人もあるかもしれない。しかし、調査員は悪戦苦闘しているのが現実なのである。

 9月30日の癒しの森で坂井輪地区コミュ二テイ協議会の役員会のことを書いた。ここに出席していた役員の内2名が調査員をしており、調査の苦労を披瀝していた。問題はアパートなのである。本人はいるはずなのに、ブザーで出てこない人がいるのである。止むを得ず張り込みをして早朝本人をつかまえて調査票を渡すというような事例が多いのだ。一般的な表現を用いれば、引きこもって人に会おうとしないような異常な人間が多くなっているのだ。
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癒しの森783                              2005年10月1日

          ヤンキース大一番のレッドソックス初戦落とす

 今日は午前中ボストンでのレッドソック戦をテレビで見る。全米注目の今季最終3連戦でヤンキースがレッドソックスに2勝すれば地区8連覇が決まるという対決なのである。松井選手が中前適時打を放つなど、4打数3安打1打点と活躍したが、チームは3―5で敗れた。 これでヤンキースはレッドソックスに、ア・リーグ東地区で同率首位に並ばれ、地区優勝の行方は、残る直接対決2試合の結果にかかることになった。

 トーリ監督は、1ゲーム差で迎える3連戦を前に「遠回りしたこともあるが、絆(きずな)は深まった。(3連戦は)凄い試合になるだろう」と静かに話していたという。泣いても笑っても残り2試合、両球団の雌雄を決するのは3年連続となる。昨年はレッドソックスが3連敗から4連勝の大リーグ史上初の逆転劇で制し、そのまま86年ぶりの世界一に輝いている。ヤンキースにとっては、あと2勝が限りなく厳しい。ヤンキースは悲願である“世界一”への扉を開くことが出来るか、松井選手の活躍にかかっている。

  ・目の前の 2戦に勝って 世界一  絆は深き トーリ軍団




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石田ふたみ