2005年07月31日(日) |
アスベスト災禍の広がりは深刻(7) |
アスベスト災禍の広がりは深刻で、これに関する報道は膨大である。今月に入って7回目の記述となる。私のパソコンの資料室に膨大な報道が入っている。ここ1週間余りの報道の項目を拾い出すと次の通りである。
7月23日 アスベストで中皮腫の女性 8割が「吸った覚えない」 7月25日 港湾労働者8人が死亡 神戸港でも石綿被害 7月25日 石綿を吸引か、女性5人死亡 長野の自動車部品工場 7月25日 川崎重工でも13人 石綿被害、造船7社の死者80人に 7月25日 石綿被害、三井造船では14人死亡 5人療養中 7月25日 三菱重工業も中皮腫などで17人死亡 6人が療養中 7月25日 アスベスト:軍艦建造に携わった12人も死亡 7月26日 クラレの元従業員3人、中皮腫で死亡 7月26日 石綿被害、歯科技工士2人死亡 道具から飛散の可能性 7月27日 アスベスト:JR新大阪駅、40年むき出し はがれた跡も 7月29日 石綿使用の22社「問題なし」 (新潟日報) 7月29日 アスベスト:労災認定の事業所名を公表 厚生労働省 7月30日 アスベスト:82人が労災申請時効 支援団体相談で判明
上記7月30日の通り労災申請に時効があることは知らなかった。遺族補償の時効は死亡日の翌日から5年、治療や休業は翌日から2年の時効がある。この期間を過ぎて労災申請してもダメなのである。上記の82人は中皮腫や肺がんなどで、ほとんど死亡しているが時効で労災の適用を受けられないという。石綿関連がんの潜伏期間が長く、発症と石綿との関連に気付きにくい。時効に関しては時限立法で救済する必要がある。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森721 2005年7月31日
会報6号(10月号)の草稿をまとめる 8年前の日々の映像を開くと認知症(当時がボケ老人を書いた)に関する記述が散見される。当時から認知症が社会の大きな問題になるとの認識を持っていた。よって、会報6号は認知症特集にする予定を立てていた。しかし、テーマが余りにも重いので、次の機会に送ることにして6号は宇宙に心を走らせる特集号とした。これらがスピーチの会の話題になれば幸いである。
1. 中秋の名月 (2003年9月14日の癒しの森から) 2. 地球と月 (2003年9月15日の癒しの森から) 3. 宇宙の広さ (2003年9月16日の癒しの森から) 4. 近くと遠くの銀河発見 (2003年11月8日の癒しの森から) 5. 惑星探査機ボイジャー1号 (2003年11月8日の癒しの森から) 6. 宇宙飛行士 土井隆雄さん〈1〉 (2003年12月1日の癒しの森から) 7. 宇宙飛行士 土井隆雄さん〈2〉 (2003年12月2日の癒しの森から) 8. 宇宙飛行士 土井隆雄さん〈3〉 (2003年12月3日の癒しの森から) 9. 銀河系の広さ (2003年12月12日の癒しの森から) 10. 宇宙に1300光年の巨大な花火(2003年12月13日の癒しの森から) 11. 太陽系に似た惑星系存在の新たな証拠(2003年12月20日の癒しの森から) 12. 地球の公転のスピード (2003年12月25日の癒しの森から) 13. 宇宙赤外線望遠鏡 (2003年12月27日の癒しの森から) 14. ミクロの小宇宙 (2004年1月11日の癒しの森から) 15、久しぶりに地球・宇宙のこと (2005年7月1日の癒しの森から)
2005年07月30日(土) |
6月の完全失業率4.2%、前月比0.2ポイント改善 |
景気が上昇していることを示す象徴は、高炉メーカーの業績だろう。高炉メーカーは、自動車、造船といった主要顧客から付加価値の高い鋼材の需要が拡大してフル操業が続いている。「高炉大手4社の2005年4―6月期連結業績が29日、出そろった。旺盛な鉄鋼需要を追い風に、新日本製鉄の経常利益が3.2倍の1531億円に急拡大した」(7月29日日経から)という。これは3~4年前では想像すらできなかったことである。新日本製鉄の売上高(4-6月期)は29%増の9047億円、営業利益は2.6倍の1460億円になっている。
この様な背景から就業者の増加が顕著になっている。総務省が29日発表した6月の完全失業率(季節調整値)は4.2%となり、前月に比べ0.2ポイント低下した。「完全失業者数は前年同月比29万人減の280万人となり、25カ月連続で減少となった。また就業者は6418万人となり、前年同月より44万人増加となっている。私のインターネットの見落としかも知れないが、1年前より上記のとおり就業者が44万人増加したとする記事は日経のみであった。
依然に書いたことがあるが、ニュースには次の流れがある。世界中に飛行している飛行機が無事1日の飛行を終えてもニュースにならないが、1機墜落すると大きなニュースになる。マスコミは失業者が1年で44万人も増加すると、大きく扱うが就業者が44万人増えた場合はニュースにならないのである。このような前提でニュースに接する必要があるのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森720 2005年7月30日 生涯青春の会の打ち合わせ会 青春の会の主な人達10人余りに連絡して6人で当面のテーマの意見交換を行う。以下は話し合った主なテーマである。 *8月の主な行事 小懇談会 8月6日 (土)13時30分~ユニゾン1F(ア テンポ) 第3回スピーチの会 8月10日(水)13時30分から:会場ユニゾン4階) 小懇談会 8月20日(土)13時30分~ユニゾン1F(ア テンポ) 第4回スピーチの会 8月26日(金)18時30分から:ユニゾン1階ア テンポ) 青春の会の小懇談会を上記の通り隔週の午後1時30分からア テンポで開くことにする。
生涯青春の会の合言葉(スピーチの会を開く目的)は「新鮮な情報に基づく動(話す・書く)がなければ脳は退化(ボケる)する」である。このことについて、栄長さんは「脳に負荷をかける」と表現していた。ここで言うまでもなく、筋肉を鍛えるには負荷をかけなければならない。脳を鍛えるには新鮮な情報に基づく動で負荷をかける必要があるのだ。1日1枚の日々の映像と癒しの森の記述はわたしの脳にかなりの負荷をかける。脳に負荷をかけることが、脳が生き生き活動する源泉なのである。
・真実は いとも単純 明快だ 使わなければ 全てが退化
2005年07月29日(金) |
人口減、労働者にとっては短期的にはプラス |
7月27日男性の人口初の減少のことを書いた。景気の回復と人口減の現実は、短期的に労働者のプラスとなるようだ。男性の入職率、8年ぶりに離職率上回ったという。厚生労働省の雇用動向調査によると「昨年1年間に男性で仕事に就いた人の割合(入職率)が、仕事を辞めた人の割合(離職率)を上回り、8年ぶりに「入職超過」となった」(7月29日朝日から)景気回復による雇用環境の改善が要因で、特に中高年の再雇用が進んでいる。このような傾向は数年前では考えられなかったことだ。 人口減に伴う労働人口の減少に関する報道が多い。厚生労働省の研究会の報告によると「少子化が進み、出産後の女性の職場復帰が難しい現状がこのまま続いて、国が新たな対策をとらない場合、2015年の労働力人口は現状(04年、6642万人)より約410万人減る」(7月13日・朝日から)との推計を発表している。研究会は今後10年間に取り組むべき政策として、高齢者や女性の再雇用などの積極的な支援策を提言しているがその主な事項を転記したい。 ・新卒採用に限定されない採用機会の拡大。 ・フリーターの正社員への登用や常用雇用化。 ・出産・育児による離職者への再就職支援強化。 ・60歳代後半層への雇用・就業支援の検討。 ・障害者の障害の種類や程度に応じたきめ細かな自立支援。 ・若年・壮年・高齢など世代特性に応じた職業能力開発。 ・パートや派遣など働き方にかかわらない、職務、能力、労働時間などに応じた処遇の均等 。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森719 2005年7月29日
小山貢の津軽三味線合奏
日本の言葉に「一糸みだれない」という言葉がある。今日は県民会館で行われた「小山貢(みつぐ)の津軽三味線」の合奏を聴きに行く。今月は7月14日「グランディーバ バレイ」と2回未知の文化に触れる機会があった。津軽三味線合奏を聴きに行ったのは初めてであったが、小山貢を中心とする13名の一糸みだれない演奏に感動した。現役のころ、仕事で青森に行く機会が多くあった。津軽地方の地形条件・地質・気候をよく理解している。冬は日本海の寒気が突風となって吹き抜ける厳しい気候条件である。そんな中で生まれた津軽三味線の音色は心に染みた。
言うまでもなく芸術は人の心に何かを訴える。津軽三味線の吹きぬける合奏もまさに芸術の極致であると思った。案内には「南から、北から、また海の向こうから吹き込んできた様々な文化を取り入れ、津軽人の血となり現在に受け継がれた津軽の心を、津軽三味線に託し魂の演奏を奏でます」と書いてあった。 ・津軽には 冬の寒気の 突風が そこで生まれた 三味線文化
2005年07月28日(木) |
異常気象:穀物生産に影響必至 |
今日のAP通信はインド西部マハラシュトラ州で、雨期の記録的な豪雨により洪水や地滑りが相次いでいることを伝えている。当局者らによると、27日までの3日間で500人以上が死亡したという。インド西部マハラシュトラ州では、鉄道や道路・航空など交通網も寸断されているという。2004年10月22日に書いたが 地球環境の悪化は枚挙にいとまがない。環境変化では、「地球温暖化」62%に続き、「化学物質による環境汚染」49%、「オゾン層の破壊」46%などがあげられた。温暖化による環境への影響の心配では、今回のインドの記録的な豪雨のように猛暑や洪水が増え、生活環境が悪化の一途を辿っている。よって、少々の努力では、穀物の生産増が出来ない状況となっている。
世界各地で今年も異常気象が相次いでいる。「米国では中西部で6年連続となる干ばつの恐れが浮上。欧州では一昨年に匹敵する猛暑になるのではないかという不安が台頭。中国南部は今年も豪雨に見舞われた。前週末はシカゴ商品取引所で降雨不足をうけてトウモロコシが約1年ぶりの高値を更新」(日経から)という具合だ。大豆やトウモロコシなどの主要穀倉地帯がある米中西部では平年に比べ降雨量が少なく、広い地域で異常乾燥が起きているという。「4月から乾燥続きで、穀物はほぼ20年ぶりの深刻な干ばつに見舞われる恐れがある」(同州農業局)としている。これらの背景から地球規模の穀物不足の状況になる確率が高いのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森718 2005年7月28日
シャトル、宇宙ステーションとドッキング
日本人飛行士・野口聡一さん(40)らが乗るスペースシャトル「ディスカバリー」は「米中部時間28日午前6時18分、南米チリ沖の上空350キロ・メートルで国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功したとの報道だ。何時も思うことであるが、地球から僅か350キロ上空は、安全な宇宙なのである。地球の直径は12756キロであり、僅か350キロは、マクロで言えば地球すれすれの空間なのである。分かり易く説明すると以下の通りである。 ①地球の直径 12756キロ ②ディスカバリーの距離 350キロ ①に対する割合0.027(350÷12756) ③地球の直径が1メーター(1000ミリ)であったとする ④ディスカバリーの距離 27ミリ (1000ミリ×0.027) 以上の通り地球の直径が1メーターであったとすると、ディスカバリーは27ミリ離れたところを飛んでいるのでまさに地球すれすれなのである。
・想像も 出来ない宇宙の 広がりよ 時には心を 宇宙の彼方へ
人口減少の足音がだんだん大きくなってきた。新潟市で1人暮らしをしている高齢者がかなりいる。この人達が入院すると空き家になる。新潟でこのような形の空き家(お留守の家)が100軒に1軒はあるという。街が出来て30年余り経過している地域になると10軒に1軒が空き家(お留守の家)という地域もある。ともかく、人口減少の足音がだんだん強くなってきている。 総務省がまとめた2005年3月末時点の住民基本台帳に基づく人口調査によると、「男性人口が前年同期比0.02%(1万680人)減と調査以来減少に転じた」という。総人口ではかろうじて0.04%増と伸びを維持したが、過去最低だった昨年の0.11%からさらに低下している。2007年から確実に人口減少社会となるのだ。この人口減のことは数年前から指摘され続けていたことであるが有効な対策がないまま今日に至っている。7月20日内閣府がスウェーデンの企業1000社を調査したことが報道されていた。詳しくは省略するが 育児休業制度に関するデータのみを比較して置こう。 スウェーデン 日本 出生率 1.71 1.29 女性の育児休業取得率 84.0% 73.1% 男性の育児休業取得率 79.2% 0.4% 育児休業に対する企業の姿勢が日本と根本的に違うのである。スウェーデンでは、企業の74.4%が臨時に社員を雇い、仕事の穴を埋めているのだ。短期就労の新卒者や転職者、派遣社員など、人材の供給源が多く、引き継ぎも丁寧に進んでいるという。見方はいろいろあろうが、社員の権利が確立しているといわねばならない。企業が社員をどう扱うか・・これも少子化の命運を左右する要因であることは確かだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森717 2005年7月27日 第2回スピーチの会
30名の参加で第2回スピーチの会を開く。今回は12名の人達からスピーチして頂いた。実にバラィテーに富んだスピーチの会であった。和裁の先生・整体士・婦人の園芸家・似顔絵工房の先生・自称人間性向上アドバイザー・68歳の痴呆の姉を抱える主婦・さり気ない視点で話してくれた主婦・新潟NPOサポートセンターのセンター長などなどのメンバーであるからスピーチの内容がバラィテーに富む訳である。
一番印象に残ったのは和裁の渡辺千代先生の話であった。私の以下のエッセイを引用しながら「和裁の先生の仲間でボケ老人になった例はない」という。言うまでもなく和裁の先生は、頭と手を使うからである。引用していただいた癒しの森の1文は次の通りだ。
「1998年12月31日の日々の映像で「手の不思議」と題して、日々の映像を900枚書いての感想を記述した。その中の一部を引用したい。『手を動かすとは、肉体の一部を使うことである。どうもわれわれの脳は、身体の一部を使わないと記憶を預かる脳が作動しないようである。・・・情報・知識に触れても、手を動かす(書く)か、口を動かす(話す)行動がないとほとんど脳の記憶に残らない)(要旨)と書いた。『手は第2の頭脳である』という言葉があるが、西洋では『手は脳から飛び出した頭脳である』と表現する。手を使うことがいかに重要であるかを示唆している』(2003年11月18日の癒しの森から・会報4号に引用) ・手と口を 動かすことで 生き生きと 脳がまわって 痴呆にならず
2005年07月26日(火) |
アスベスト災禍の広がりは深刻(6) |
社会にどんな問題が起っても怒りを示さない人がいる。いわゆる社会の傍観者だ。国民の中に傍観者がどのくらいの割合でいるかは分からないが、かなりの割合でいることは確かである。アスベスト(石綿)による健康被害問題で、家族や周辺住民へも被害が及ぶ可能性があるとする通達を出したのは51年(29年まえ)であるという。当時の旧労働省の複数の幹部が、産経新聞の取材に対して、「(危険性は)省内では一致した認識だった」(7月25日・産経から)と証言している。
旧労働省は51年5月、各都道府県の労働基準局長に宛てて、「労働者のみならず、作業衣を家庭に持ち込むことによりその家族にまで災いの及ぶおそれがある」〈引用同〉などとする通達を出した。添付された資料には、英国の病院で昭和40年までの50年間に、中皮腫と診断された患者83人のうち、9人が家族や親類で、11人が工場近くの居住者であったとする調査結果が記され、周辺住民への危険性を訴えていたのだ。
旧労働省は危険に関する1通の通達を出した後、それが有効に機能しているかどうかは確認していなかったことを認めている。旧労働省幹部は傍観者に近い姿勢で今日に至っているのだ。この結果最終的にどれだけの死者が出るか分からない。7月20日に書いたように「大量使用の時期からすると、今後40年間で約10万人の男性が中皮腫で死亡する」(7月20日・産経)という予測が出る始末である。さてもう一度傍観者のことを書こう。このような報道で怒りを感じない人がどれだけいるのか。傍観者は以前に書いたようにボケ老人コースを歩む人であると思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森716 2005年7月26日
柴田が400メートル自由形で銀
柴田亜衣(生年月日1982年5月14日:身長176:体重61キロ)が輝いている。身長176センチで体重61キロなのだから、一流のモデル並みのスタイルだ。04年のアテネ五輪で突然800m金メダルを獲得して日本水泳界のヒーロとなった。日本人女性の五輪自由形金メダルは初だったこともあり、一躍日本のヒーロに成ったといっても過言でない。
この柴田がまたまた金字塔を立てる。女子400メートル自由形で柴田亜衣(チームアリーナ)が4分6秒74の日本新記録を出して銀メダルに輝いた。柴田は「惜しかったけど、日本記録を目標にしていたので、私の中では満足です」と笑顔が弾けていた。五輪800メートルの金メダリストが400メートルで銀メダル。当たり前に思えるが、柴田にとっては大きな意味のあるメダルであったようだ。実力が本物であることを証明した柴田は29、30日の800メートルの本舞台が待っている。今度は真の女王として八百メートルでは金に輝き日本人の体力的な劣等感を吹き飛ばすことだろう。 ・堂々と 世界の選手と わたりあい 銀に輝く 笑顔のスイマー
2005年07月25日(月) |
東京で震度5強の地震首都圏を直撃 |
23日午後関東地方を中心に地震があり、東京都で震度5強の揺れを記録し、交通機関は大きく乱れた。気象庁によると、震源地は千葉県北西部で、震源の深さは約73キロ、地震の規模(マグニチュード)は6.0であるという。今回の地震があった関東地方の地下は、北米プレートの下にフィリピン海プレートと太平洋プレートが潜り込む複雑な構造となっており、常に地震が起きる危険があるのだ。この10年間で今回を含め震度5弱以上の地震が9回起きている。 まさに地震と同居しているような地域なのである。 今回は震度5でありもう少しおおきな地震になると、イメージにない被害が予測される。その代表的な例がエレベーターの停止であろう。震度5強を観測した23日の地震の影響で、関東地方では約5万台のエレベーターが停止していたというから大変なものだ。エレベーターに設置された地震計が地震を感知すると、自動的に停止するシステムとなっている。エレベーター地震でのエレベーターの復旧は25日にずれ込んでいる。すなわち今回程度の地震でもエレベーターの中に閉じ込められる危険があるのだ。エレベーターの管理会社別の台数を参考までに書き留めたい。 今回の地震は技術者が現場から現場に移動できる範囲の地震である。大規模な地震になると、技術者の移動が順調に出来ないことになる。大きな地震になると5万台のエレベーターの中に多くの人が閉じ込められる危険がある。エレベーターの中に24時間以上閉じ込められる場合の対策が必要なのではないか。 三菱電機ビルテクノサービス 約17000台 日立ビルシステム 約19600台 東芝エレベー 約 9400台 日本オーチス・エレベータ 約 4000台 合計 50000台 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森715 2005年7月25日
定例三者連絡会議
ここでホームレスに関することを何回か書いた。朝の散歩で2人のホームレスと知り合いになったのである。この2人の再起の可能性を探ったこともあったが挫折した。その最大の理由は、この人達にコミュニケーション能力がないことであった。分かり易く言えば、通常の会話が出来ないのである。そんなこともあって、NPO法人「ホームレス支援ネットにいがた」の賛助会員となっている。今日はここの事務局長の依頼もあり、当事者(ホームレス)・支援団体・市の三者が概ね月1回集まって情報交換をする会議に出席する。 新潟には約50人の路上(公園なども含む)生活者が50人余りいる。今日の会議には路上生活者であるホームレスが20人、支援3団体の関係者7人、市の関係者6名が集まっての会議が持たれる。ホームレスで話をした人は1人のみで、後は市の関係者に対して支援団体が口頭で陳情する形式での会議であった。今日集まった路上生活者は男性(30~70代)17人、女性3人(50代~60代)であった。この20人の瞳は、当然のことながら虚ろであった。社会の最底辺のホームレスに対して、行政がどれだけ手を差し伸べるべきか、支援団体の限界などさまざまなテーマが横たわっている。言い得ることは、彼らに何らかの支援をしないと、立ち直ることが出来ないことである。しかし、彼らを見る社会の目は厳しい。 ・路上にて 今日を生きる 生活者 希望ないまま 明日も彷徨う
昨日と同じく一つの認識論的な視点のことを書きたい。日本の社会を悲観的に捉える人が多い。日本人はここで記述するまでもなく、物事を悲観的に捉える人が多いと思う。昨日書いたように労働者の多くは「会社の将来に不安」というストレスを持っていることは、物事を悲観的に捉える人が多い展開的な例だと思う。 社会をどう捉えるか、企業をどう捉えるかという基本的な認識が日常的な気分・ストレスに少なからずの影響を与える。よって、いたずらに物事を悲観的に捉えることは、その人にとってマイナスであると思う。
日本の上場企業の財務改善が鮮明になっている。上場企業の純有利子負債がバブル後最低100兆円を割った。「純有利子負債は3月末に過去10年で初めて100兆円を割り込み、バブル後最低水準となった。収益力の回復で手元資金が増える一方、余剰資金を借金返済に充てているためだ。実質無借金の企業は3社に1社。財務の自由度は高まっており、将来の成長へ向けM&A(企業の合併・買収)が加速する可能性があるほか、増配に踏み切る企業も増えそうだ」(日経から)という。
特筆すべきことは実質無借金の企業は3社に1社あるという事実である。純有利子負債とは、借入金など有利子負債から、現預金と短期保有有価証券の合計である手元流動資金を差し引いた額である。現預金と短期保有有価証券の合計が、借入金など有利子負債より多い企業が3社に1社もあるのだ。この実力に賛意を示したい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森714 2005年7月24日
手作りの生涯青春の会(2)
今日も4時間あまり妻と7月27日に開く生涯青春の会への参加を呼びかける活動をした。この時間で10軒の訪問であるから、2~3軒を除いては駆け足の参加の呼びかけである。その中に1軒は20年余り前に交流のあったAさんのお宅であった。今はご長男と78歳になる母との2人暮らしである。母は健康そうであるが、明らかに認知症なのである。長男の話によると現在は介護1の判定であるがまもなく2の判定になると思うと話していた。
まだらボケなのである。われわれ夫婦のことはハッキリと記憶しており歓迎して迎えてくれた。帰りも車が見えなくなるまで玄関前に立って送ってくれた。この面では正常の人と何ら変わりないのである。しかし、長男の話によると20年前に亡くなった夫のことを「まだ帰っていない」というとか1時間に散歩に連れて行ったことがまったく記憶にないという。生涯青春の会のキャッチフレーズは「呆け老人になるな!」である。ご長男は刺激があったほうが良いので、27日のスピーチの会は2人で参加されるという。この婦人の痴呆がこれ以上進行しないように何かと協力をしたいと思った。
・今日もまた 呆けになるなと 呼びかける 対話の旅路の 疲れ爽やか
2005年07月23日(土) |
ストレスの原因の第1位は「会社の将来」 |
日本人はここで記述するまでもなく、物事を悲観的に捉える人が多いと思う。労働政策研究・研修機構の調査によると「仕事についての疲労感、ストレスを感じている労働者は61%に達することがわかった」(7月19日・時事通信から)という。仕事をして疲労感、ストレスを感ずるのは当然のことである。しかし、ストレスを感じる原因のトップが「会社の将来に不安」というから考えさせられる。失業率低下傾向にもかかわらず雇用不安のストレスが大きいことが浮き彫りになっている。会社の将来が不安というのは、どう考えても受身の姿勢のように感じられる。
会社の将来に不安を感じるのであれば、実力を身に付け会社が倒産してもいつでも再出発できるよう己を磨く努力をすべきである。日本の代表的な産業である自動車業界は、世界を席巻するだけの実力を持っている。日本の自動車産業の力に米国自動車業界は圧倒されている。米自動車大手フォード・モーターがホワイトカラーの従業員を北米地域で1万500人削減することを検討中だという。この人数は全ホワイトカラーの30%に相当するという規模なのである。このような環境に遭遇すれば、「会社の将来に不安」というストレスを感じるのは当然であるが、具体的な根拠無しでただ「会社の将来に不安」というストレスは頂けない。
バブル崩壊の時期は膨大な企業倒産があった。しかし、企業の再生力は凄いと思う。ゼロ金利という庶民の犠牲の上にあるとはいえ、金融機関の空前の不良債権の処理はおおよそ終了の段階になっている。東京商工リサーチが7月14日発表した今年上半期(1-6月)の倒産集計は前年同期比9.4%減の6401件となり、3年連続減少し、上半期では1991年以来、14年ぶりの低水準となっている。以前書いたが、シャープをはじめ家電業界は、高度技術の工場を海外に建設しない傾向がハッキリしている。これらの背景から失業率は逐年低下していくと思う。ストレスの原因の第一が「会社の将来が不安」という人は、社会のマクロの流れをしっかりと受け止めていないように思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森713 2005年7月23日
手作りの生涯青春の会
7月27日に開く生涯青春の会への参加を呼びかける活動をした。具体的にはこの4日間で、6月11日の発足の集いに参加していただいた70名の家庭訪問を昨日まででほぼ終了した。今日は6月11日の「発足の集い」の案内を出したが都合でお出でにならなかった約10軒を尋ねる。土曜日のこともあって5人と玄関先であるが懇談することが出来た。全員が7月27日に参加していただくことになった。
こんな訪問をしている最中、有力な会員であるA氏の示唆に富むアドバイスを受ける。簡単に言えば、我々夫婦の手作りの生涯青春の会であり、何人に参加を呼びかけることが出来るかが一つの目標になるとの趣旨の話しであった。仮に300人に参加を呼びかけることが出来れば、月2回のスピーチの会に4~50名の参加があるだろうとの統計的な話であった。7月27日に何人の参加があるか・・ではなく何人に参加を呼びかけることが出来るかに力点を置きたいと思った。
・うぶ声を 上げたばかりの この会が 定着するまで 手作り続く
2005年07月22日(金) |
深刻なニート(若者無業者)の問題 |
ニートのことは2005年3月23日に書いた。(生涯青春の会会報4号に引用)深刻な問題だと思うのは、働く意欲すら失ってしまった若者無業者の存在である。大きな社会問題という前に、ニートを抱えた家族の苦悩である。内閣府の「青少年の就労に関する研究会」(委員長・玄田有史東大助教)の調査では、学校に行かず、働かず、職業訓練にも参加しない「ニート」と呼ばれる若者が「2002年には85万人だった」とする集計を公表している。
厚生労働省は7月22日04年の雇用情勢を分析した「05年版労働経済白書」を発表した。この中で仕事も通学もせず職業訓練も受けていない「ニート」に相当する若年無業者は64万人と発表している。ここで内閣府調査と厚生労働省の調査に人数の違いがあるのを問題にするわけではない。日本にはおおよそ「ニート」と呼ばれる若者が64万人~85万人いるのである。厚生労働省の若年無業者の掌握基準は、「仕事と求職活動をしていない15~34歳のうち、家事や通学もしていない人の集計」(7月22日・朝日から)なのである。一般に若年層が企業に採用される条件は「(1)コミュニケーション能力(2)基礎学力(3)資格取得(4)責任感などである」(3月23日の日々の映像から)社会から孤立する原因の第一は、コミュニケーション能力の貧弱さなのである。 フリーターは過去最高だった前年に比べて4万人少ない213万人と推計している。若年無業者は3年連続の同水準で高止まりし、フリーターは景気の回復で企業が新卒者の採用を増やしたため、82年の調査以来始めて減少に転じている。生涯青春の会の4号はコミュニケーション特集号として7月、8月のスピーチの会の題材の一つとしている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森712 2005年7月22日
あなたは歩行不足では
昨日に引続き歩行不足のテーマを取り上げたい。最初に昨日書いた日本ウォーキング協会副会長の泉嗣彦さんの指摘している、歩かないことが原因で起こる病気「歩行不足症候群」の病名は①高血圧②糖尿病③高脂血症④高尿酸血症⑤肝機能障害⑥大腸がん⑦乳がん⑧骨粗しょう症なども含まれるのだ。要するに歩かないことがこれらの病気を引き起こすと指摘しているのだ。 医学博士でも在る泉嗣彦氏は「ウオーキングで病気が治った」「歩いて治す生活習慣病」などの著書を表している。ともかく、歩くだけで血行が良くなり肩こりなどが治るのである。同先生の指摘の「あなたは歩行不足では」とのチェック項目を羅列したい。思い当たることが多いほど歩行不足なのである。
〇肩こり・腰痛がある。〇20歳のころより、10キロ以上太った。〇体がだるく、疲れが翌日に残る。〇階段の上り下りに、息切れがしてつらい。〇休まずに30分間歩き続けることが出来ない。〇近くなのに、ついバスやタクシーを利用してしまう。〇歩くとみんなより遅れてしまう。〇用がなければ外出しない。〇ぐっすり眠られなくなった。〇精神的に落ち込むことが多い。 ・大体の 病は歩行の 不足から 歩けば病魔 近寄りがたし
2005年07月21日(木) |
「職場高血圧」にご用心 仕事中は上昇 |
仮面高血圧という言葉は聴いたことがある。病院の診察で測ると正常血圧でも、家庭など普段の血圧は高血圧を示すケースがあるのだ。あたかも仮面をかぶったように隠れているとの意味で、仮面高血圧と呼ばれる。7月21日の朝日で「職場高血圧」に関する報道があった。
健康診断では正常な血圧の人の中に、仕事の合間に測ると高血圧の人が2~3割もいた・・。このような「職場高血圧」に関する調査結果を東京都老人医療センターの桑島巌・副院長(循環器病学)らがまとめたものだ。9月にある日本高血圧学会で発表する予定だという。ここで記述するまでもないことであるが、高血圧は放置すると、動脈硬化が進み、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞などの病気に直結する。よって、この基準に該当する人は、食事、運動などの生活習慣を見直す必要がある。 国内では「約3500万人が高血圧」と推定されているというから大変なことである。成人の約3人に1人の計算だ。加えて仮面高血圧・職場高血圧の人が国内にどれだけいるかは分かっていない。血圧計は1万円以下で手に入る時代であり、自分のリスクは自分で確認すべきであると思う。このような解説では必ず専門医の診察を受ける必要もあると書いてあるが、先ずは生活習慣を見直して改善することが先決である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森711 2005年7月21日 散歩は健康の基本 今日の朝も昨日に続き凉しく気持ちの良い散歩であった。この涼しさもあと数日で終わり、夏の猛暑が訪れる。稲の例をとれば、この暑さで稲穂が形成されていくのであって、日本の風土では絶対に必要な暑さなのである。しかし、朝の散歩は、夏の直射日光を浴びるようになるとなかなか大変である。この夏は、直射日光を半分あまり避けられるコースを設定している。ともかく、厳寒でも、猛暑でも朝の1時間(6000歩少々)の散歩は続けようと思っている。
妻が愛読している婦人雑誌「パプキン」の8月号で散歩の効用が特集されていた。2005年4月24日に「歩行不足ボケコース」と題して、歩行不足の弊害を記述した。以下はパプキンに掲載された散歩(歩行)の効果である。 1、 血液循環が良くなり、新陳代謝が活発になる。 2、 心肺機能が向上して、疲れにくくなる。 3、 血中コレステロールと中性脂肪が減少する。 4、 体脂肪が燃えて、ウエストやヒップ、大ももが細くなる。 5、 筋肉量が増加して、体が引き締まる。 6、 脳が刺激され、気分が良くなる。 7、 生活習慣病や骨粗しょう症、老化が予防出来る。
生涯青春の会でどれだけ散歩を啓蒙できるか、これがスピーチの会に続く大きな活動目標である。4月24日にも書いたが、歩行不足が原因で病気になるのである。日本ウオーキング協会副会長の泉嗣彦さんは、歩かないことが原因で起こる病気を「歩行不足症候群」と名づけている。この続きは明日記述したい。
・毎日の 歩行不足が 重なって 病気になるとの 認識少なし
2005年07月20日(水) |
アスベスト災禍の広がりは深刻(5) |
アスベストは「静かな時限爆弾」として大きな社会問題となってきた。アスベストは第二次世界大戦以前から軍需用の工業原料などに使用されていたが、一般社会に普及するようになったのは戦後以降のことなのである。「燃えない、減らない、腐らない、そして加工しやすい。とにかく使い勝手がよかった」と一時は「奇跡の鉱物」と呼ばれる時代があったのだ。
アスベストによる被害は現在の累計1000人単位死者からではとても収まらない規模なのである。「大量使用の時期からすると、今後40年間で約10万人の男性が中皮腫で死亡する」(7月20日・産経)との研究者の推計もあるのだ。欧州では石綿工場の労働者が塵肺(じんぱい)で多数死亡したことをきっかけに、昭和30年代から健康被害が指摘されていた。そして 84~96年にかけて、ノルウェー、オランダ、ドイツ、フランスは全面禁止を打ち出したが、日本では原則禁止が04年10月になっている。全面禁止は08年の予定となっているというから驚きだ。
これからはアスベストを使ったビル、住宅の解体のよる飛散が深刻な問題である。対策が不十分だった場合、「作業者や周辺の一般住民への被害もある」(引用同)という。せめてもの自己防衛はビル・住宅の解体現場に近づかないことぐらいである。しかし、都市での地震では、アスベストの吸引被害を避けることが出来ない。一回中越地震とアスベストの飛散という記事があった。アスベストの問題は、人が住む場所にまで影響を与えるほどの大きさを持っているような気がする。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森710 2005年7月20日
自分以外のもののために生きる
今日の朝は涼しかった。多忙でこのところ朝の散歩のリズムがやや崩れている。今日の散歩の出発は7時であった。涼しいといっても1時間歩いてくると、汗びっしょりだ。最近は坂道に挑戦している。5年ほど前まで時折地質調査で山道を歩いたが、当時より今の方に脚力があることがハッキリと分かる。毎日のささやかなトレーニングこそ力であることを実感している。禁煙して3年目に入り心肺機能が向上していることも、運動能力を向上させる原因の一つなのだろう。
今日も昨日と同じく7月27日のスピーチの会のことで時間を使う。今までに例をみない会を軌道に乗せることは、なかなか大変である。しかし、一つの信念を持って努力したいと思っている。2004年2月13日に書いたアインシュタインの言葉「人は自分以外のもののために生きられるようになって、初めて生のスタートを切る」(会報1号に引用)を胸に収めて今日も活動した。「私は1998年1月18日に日々の映像の結びで次のように書いた『自分以外のもののために生きられるようになる・・これを我が人生の最大の課題にしようと思った。そこに初めて気力が溢れる充実の日々が待っているような気がする』と」(2004年2月13日の癒しの森から)自分以外のもののために生きる・・これで自身の活力が増して来るので、最後は自分のためなのである。
・今日もまた スピーチ参加を 呼びかける 1日動いて 疲れ爽やか
2005年07月19日(火) |
アスベスト災禍の広がりは深刻(4) |
経済産業省のまとめや各企業の発表などによると、アスベストが原因とみられる死亡者は49社で490人であるという。この死者数は報道のつど増加していくようだ。 ともかくアスベスト使用は、1960年代からトータルで1000万トン超えているというから、いたるところで静かな危険部、静かな時限爆弾が撒き散らされているといっても過言ではないだろう。主な使途は建築物の屋根、瓦、内外壁に使う断熱材や耐火材、配管、エンジンの断熱、パッキン、耐熱手袋、消防服 配線などである。
このアスベスト災禍のどれだけの広がりになるのか見当がつかない。心配されていたことが現実となって報道されている。「大手機械メーカー、クボタのアスベスト(石綿)による被害について、同社に旧神崎工場(兵庫県尼崎市)の周辺住民34人の死亡例の相談があり、うち31人は石綿との関係が深いとされる中皮腫だった」(7月17日・共同通信)ことが分かったというから大変なものだ。配線工事などでアスベストに接し病気になった事例なども報道されている。
一番驚くのはアスベスの危険性の指導を受けて作業に当たった患者が余りいないことである。建設業や鉄鋼業では「事業者からアスベストの危険性について説明を受けた人はゼロ」という有様なのだ。なにしろ防じんマスクが分配られたとの回答もゼロなのである。クボタの周辺住民34人の死亡例によるまでもなくアスベスト災禍は労災でなく公害である。しかし、政府はまだ「公害健康被害保障法」を適用するかどうかは慎重なのである。政府は誰のためにあるのか・・という原点がハッキリとしていないように感じられる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森709 2005年7月19日
古い友人を訪ねる
今日は、7月27日にスピーチしていただく人3人と古い友人を訪ねる。 幸い第2回目の登壇者は順調に決まって来た。7月9日は14人がスピーチに 立った。会の終了の時「アンコール投票箱」を用意して、「もう一度話し聞きたい人」の投票をお願いした。7月27日は2番目に投票が多かった三富光男さんから、スピーチの会の最後に時間を延長(15分~20分)して話をしてもらうことにした。三富光男さんは長年福祉関係の仕事に従事して今年退職、今は自称人間性向上アドバイザーの名詞をもっている。7月27日の演題「人との縁について」となった。その他の2人の懇談は省略したい。
巻町福井の古い友人(農業)を訪ねる。40年も前に交流した人で私より4年先輩だ。4年先輩の友人はもう70歳である。生涯青春の会の話をして、農村部認知症の発生状況を聞く。彼は指をおって数え「俺たちの年前後の人で2割がボケ老人だ」と答えていた。この認知症の問題は、社会的な大問題である。「老人性痴呆は生活習慣病」(2005年4月4日記述)であることがハッキリしている以上、生涯青春の会の活動は、社会的な位置づけが明確だと確信している。
・青春の 会の目的 明瞭だ 人の輪広げる 旅路勇んで
2005年07月18日(月) |
<郵政法案>参院否決で衆院が解散になるか |
政治は「一寸先は闇である」という表現があった。平たく理解すれば政治の明日のことは分からないという意味なのだろう。郵政民営化関連6法案が参院で可決されるか否決されるか・・・現在の情勢ではどうなるか分からないようだ。ここのところ否決されることを前提にした発言が多い。「自民党の平沼赳夫前経済産業相、高村正彦元外相、加藤紘一元幹事長は17日のフジテレビの報道番組で、郵政民営化関連6法案が参院で否決された場合に衆院を解散することについて、反対の考えを示した」(7月17日毎日から)という具合だ。 平沼氏は「内外で問題が山積している時に自分のメンツ、思惑で政治をやっていいのか」と小泉純一郎首相の姿勢を批判。高村氏も「『江戸の敵を長崎で討つ』のはやめてほしい」と述べた。 加藤氏も衆院解散になった場合「自民党は選挙で負けて永遠の野党になる」と指摘して解散に反対している。
毎日新聞が16、17日に行った全国世論調査(電話)で、衆院選が行われた場合にどの政党に議席を増やしてほしいかを尋ねたところ、民主党が35%で、自民党の25%を10ポイント上回っている。少なくとも小泉首相や自民党に追い風が吹いていない傾向がハッキリしているのである。こんな中で小泉首相は郵政民営化関連6法案が不成立になった場合、衆院の解散を行うことが出来るのだろうか。混乱を避ける意味で法案が成立するかも知れない。ともかく、明日のことは分からない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森708 2005年7月18日 青春の会(スピーチの会)の参加費
今日もスピーチの会の参加費を巡って有力な会員A氏と意見交換を行なう。参加費500円は、会報のコピー代の他懇親会の飲み物の費用で常識の範囲内のものである。しかし、参加者の中にはスピーチの会の存在の意味が分からない人も参加する。このような人達にとっては、スピーチの会に参加して500円の参加費を支払うことに不自然さを感じる人も出てくる。昨日のS氏はこのような人がいるので、スピーチの会の参加費はゼロにすべきであるという意見であった。 さりとて会としては最低の運営費が必要であり、結論として以下の方法をとらせて頂くことにする。会はスタートの段階であり、多少の試行錯誤があることにご理解をいただきたいと思っている。
1、青春の会(スピーチの会)の参加費はなしとする。 2、この会に1~2回参加されて、入会申込書を書いた人から1ヵ月500円の会費の負担をお願いする。
2005年07月17日(日) |
自殺予防へ政府が総合対策 果たして効果が |
自殺者が年間3万人を超えている事態を受け、政府は関係省庁横断の連絡会議を設けるなど、総合的な自殺防止対策に乗り出すという。対策の拠点として「自殺予防総合対策センターを設置し、地域の行政機関やNPO(非営利組織)と連携して全国的なネットワークづくりをめざす」(7月16日・朝日から)という。自殺の選択は各個人が身に付けた文化そのものが大きく影響することであり、政府一体の行政的な取り組みのみで自殺者を減らすことは難しいと思う。 それでも自殺者の問題が国会に取り上げられることは評価されよう。参院厚生労働委員会が19日、政府に自殺対策を求める決議をするという。決議は自殺を「個人の問題に帰すことなく社会にかかわる問題」と位置づけたうえで、政府に自殺者数・自殺率を引き下げるための具体的な対策をとるよう要請するものだ。政府はこれに応える形で、内閣官房に厚労、文部科学、総務、警察など関係省庁の局長クラスによる連絡会議を設置する。「対策センター」は、厚労省所管の国立精神・神経センター精神保健研究所(東京都小平市)に置き自殺の実態把握や原因研究を行うという。
ここでは自殺の問題を身近に感じてもらうデータをメモしておきたい。私たちが人口10万人の都市に住んでいたとする。その町では主な年代の20~24歳の人が21人、35~39歳の人が39人、50~54歳65人も自殺するのである。最も深刻なのは50代の自殺者の急増である。04年の自殺者数は3万227人で内50~54歳の自殺者が7289人(24%)もいるのである。家庭を持っている働き盛りの50歳代前半のひとが、これだけ自殺するのだから社会のありように関わる重要な問題である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森707 2005年7月17日
青春の会(スピーチの会)基本に付いて
今日は朝から2人の孫が泊まりに来ているので振り回された。家にいたのでは、日々の映像・癒しの森も書くタイミングでないので、何時もの通りサイゼリアに22時に逃げ込む。ここでスピーチの会の良き理解者のS氏に会う。私のなかに多少の迷いのあるテーマ(有料会場を使った場合の参加費・スピーチをする人など)について意見を求める。
人は様々の意見があるものである。S氏は会の収入は他の方法で考えて、スピーチの会の参加費はゼロにすべきだ・・との意見である。これは追ってのテーマとして考えて行きたいと思う。第2回のスピーチの会は、有料の会場にする予定で当面は参加費を500円としたい。大きく参考になったのは、第2回のスピーチの会は、第1回に話した人が、半数ぐらい入った方が良いとの意見である。このことはこの方針で人選を進めたいと思っている。こんな意見交換をしていたら日々の映像を書き始めたのが23時で、癒しの森を書き終えたのが0時30分になってしまった。
・それぞれに テーマ受け方 さまざまで 参加費ゼロも 一つの在り様
2005年07月16日(土) |
アスベスト災禍の広がりは深刻(3) |
アスベスト災禍の記述はこれで3回目である。このニュースがパソコン内の資料室に溢れるほどである。何をどう焦点を絞って書けばよいのか。なにしろ、アスベスト災禍に関係ないと言える企業はないのではないか。経済産業省は15日、アスベストを原料とする製品の製造業界での健康被害調査の結果を公表した。「建材メーカーなど89社のうち27社でこれまでに従業員ら計374人が死亡、現在療養中の88人を含めると29社で462人の健康被害が出ている。」(7月15日・産経新聞から)という凄まじさなのである。 驚くことは、経済産業省がアスベストの被害調査をしたのは初めだという。同省は「有害性の認識は過去からあった。調査にもう少し早く取り組んでおけばよかった」(引用同)等と白々しい言い訳をしているが、同省がこの災禍を知らなかったなどということはあり得ないのである。「臭いものには蓋をしろ」という日本の諺どおりの扱いであったとしか思えない。報道の要点を整理したい。 ・回答のあった27社の死者は 374人 ・回答をまだしていない62社の死者は ?人 ・回答のあった企業の主な死者数 ニチアス 141人 クボタ 79人 エーアンドエーマテリアル 27人 日本エタニットパイプ 24人 竜田工業 21人 日本バルカー工業 20人 太平洋セメント 16人 などなどである 最も恐ろしく感じることは、女性で医学的に石綿にさらされたと確認された患者でも、8割が「思い当たらない」と答えていることである。何処に石綿が漂っているか分からないのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森706 2005年7月16日
豊かな農業経営者
昨日の「がっと会」で豊かな農業経営者(有)ナカノフーズの代表中野訓一郎さんに会う。ここでは畑(砂丘地)の産品について記述したい。主な産品は西瓜・メロン・カボチャ・トウモロコシであるが、最大の特徴は全て消費者に直通で販売していることである。消費者は送料800円(資材費を含む)を負担してこの農場の産品を直接買い求めるのである。 その理由は限りなく無農薬に近いこと、FFC農法特有のミネラルがたっぷりで、甘くて美味しいからである。昨日はナカノフーズが育てた大きな西瓜の試食をさせていただいたが、実にみずみずしく美味しい。ここで西瓜他を紹介しよう。一度本物の西瓜とトウモロコシを食べてみることを薦めたい。 大玉西瓜 大1個 1300円・・・7月末日頃まで 中1個 1200円・・・ 同 小1個 1000円・・・ 同 メロン 1個 700円・・・ 7月末日頃まで カボチャ 大1個 500円・・・ 同 トウモロコシ1本 150円・・・ 7月20日頃まで (問い合わせ 025-239-3323:ご注文FAX 025-239-3107)
2005年07月15日(金) |
中越地震傷跡、今も6人に1人が血栓症 |
イメージに無いとがあるものである。運動不足の後遺症がこれほど深刻なものかと驚く。「昨年10月の新潟県中越地震の被災地で、足の静脈に血栓(血の塊)ができてエコノミークラス症候群=肺塞栓(そくせん)症=につながる下肢静脈血栓症が今春以降、6人に1人から見つかった」(7月14日・読売から)という。運動不足の後遺症がこれほどなのかと驚く。過酷な避難生活の影響が今も被災者の体をむしばんでいるのだ。 血栓は、車や飛行機の座席などで足を動かせない状態が長時間続くと、下肢静脈にできやすく、血栓が血管を通じて肺に達すると肺塞栓症を起こし、呼吸困難などで命にかかわる。新潟県中越地震では、車中泊を続けた3人が肺塞栓症で死亡した。今回長岡市内の診療所に通う20~90歳代の男女249人が対象。4月から今月初旬まで、下肢の超音波検査を行った結果、16%の40人に血栓が見つかった。40人のうち、地震後に車中泊を続けた人は14人、避難所で生活した人は8人で地震に関係のある人22人。榛沢医師は「長い車中泊などで傷んだ下肢〈かし〉静脈が、今も血栓の温床になっているのではないか」とみている。
ここで特記したいことは、残る18人は車中泊・避難所で生活をしていない人で下肢静脈に血栓が出来ているのである。2005年4月24日の癒しの森で「歩行不足はボケコース」と題して記述した。上記の18人は歩行不足で足の筋肉の収縮による、心臓へ血を送り返す機能が弱って血栓が出来ているのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森705 2005年7月15日
ふるさと玉手箱
今日はNPO法人「Mado in越後」が主催する「がっと会」に参加する。この会に参加し始めてから1年以上になる。「がっと」とは下越地方の方言で「すごい」とか「ものすごい」という意味である。この会は「豊かな新潟をこよなく愛する個人・団体・企業などと協働し、日本一のふるさとづくりを県内外にアピールすること目的として、2003年4月に活動を開始しました」(がっと通信21号真島理事長の文面から引用)というNPO法人なのである。
今回この会で素晴らしい企画がまとまった。新潟の「がっとな人」が作る採れたての枝豆・手作りハム・米菓・コシヒカリ・鮭の切り身・小千谷のそば・こだわりの豆腐などが雑多に入った「ふるさと玉手箱」(3500円と5000円包装)を全国に向けて販売しようとの企画である。このことが企画段階でラジオの「越後じまんず」に報道されると早速注文が入り始めているというから素晴らしい。「1個1個の玉手箱は、それ自体が地元の生産者の活動を支援し、地域の活性化に貢献します」(がっと通信21号島副理事長の文面から引用)と高らかに宣言している。この事業が成功するよう何らかの協力をしたいと思っている。
・玉手箱 開けて漂う ふるさとの 真心にじむ 品のかずかず
2005年07月14日(木) |
労働力人口、10年後は410万人減 厚労省試算 |
当たり前のことを記述する。少子化が進めば労働力人口が減少するのだ。厚生労働省の研究会の報告によると「出産後の女性の職場復帰が難しい現状がこのまま続いて、国が新たな対策をとらない場合、2015年の労働力人口は現状(04年、6642万人)より約410万人減り、経済成長率も年率0.7%程度押し下げる」という。
今まで多くの報道があったが07年に人口が減少に転じ、約700万人の団塊世代が定年を迎える今後10年の社会の変化は大きいと思う。しかし、労働力人口の410万人減少の10年以内は、大きな変化は無いのでないか。大きく変化していくのは20年以降ではないか。「2030年では、労働力人口は04年比で約1050万人の減」(7月13日21時朝日から)ここまで来ると経済の停滞がハッキリと現れてくるだろう。しかし、経済は減速するだろうがマイナス成長になるとの予測はない。朝日の報道では経済成長が0.6%余りになるという。労働人口が1050万人 も減少しても多少の経済成長があるというから楽観的に未来を捉えた方が良い。
物事を何でも悲観的に捉える人がいる。アメリカの調査によると物事を何でも悲観的に捉える人は、そうでない人と比べて痴呆症になる確率が高いという。よって、未来のことは日本人の英知を信じてあまり悲観的になる必要は無いと思う。未来のことより今日1日を充実した日とすることにウエートを多く持った方が良いと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森704 2005年7月14日
グランディーバ バレーを見に行く
社会の出来事を題材とした日々の映像は8年6ヵ月を超えた。記述した回数は3100回を超えた。癒しの森は今日で704回目である。これだけ書いて来たのだから、社会のことがおおよそ分かるか・・と自問してみると、1ヵ月に1~2回は社会の一部しか知らないと思うことに遭遇する。今夜は次男から切符(7500円)2枚を贈られて、妻と3人でグランディーババレーを見に行く。実はこの切符を手にするまで、男性のみのバレイ団があるとは知らなかった。
見に行って驚いた。よく演劇は計算され尽した秒単位の演出があるというが、このバレーの随所に0.5秒以下単位の演出があると感じた。最も芸術の極致のような感銘を受けたのは、ボレロであった。円卓上に一人の男性ダンサーが女装して女性のパワーと官能性を余すところ無く踊る・・まさに肉体が表現する芸術の極致であった。この記述は15日の12時に書いている。昨日グランディーバ バレイ団のことを記述しようとしたが、記述の焦点を決めかねて書くことが出来なかった。
・男性が 踊るバレーに 芸術の 極致随所に グランディーバ
2005年07月13日(水) |
6ヵ国協議が進展するか |
6ヵ国協議が進展する気配となってきた。最近はブッシュ米大統領が金正日総書記を「危険な人物」「人民を飢えさせた人物」「彼は巨大な収容所を持っている」などと批判していた。ところが最近になって次のような動きがある。
エアリー米国務省副報道官は6月22日の定例会見で、米政府が世界食糧計画(WFP)を通じ、北朝鮮に5万トンの食糧を支援すると発表した。ブッシュ政権はクリントン前政権が96年に始めた食糧支援を続けている。「国務省によると、01年に35万トン、02年に20万7000トン、03年に10万トン、04年に5万トンを支援した」(6月22日・朝日から)今回の支援表明は6者協議が中断されて丸1年になる直前の発表であり、一連の外交に弾みをつける効果を狙っているのだろう。
韓国は北朝鮮にコメ50万トンの食糧支援をすることになった。韓国の北朝鮮に対する食糧支援は毎年のことだ。今年の支援は昨年の年間40万トンを上回る支援規模で韓国政府の姿勢を反映した合意といえる。今日の報道によると韓国は北朝鮮の核開発放棄を条件で200万kw.電力を直接供給する案を提示している。
北朝鮮はこれだけの実りがまとまって来たので、6ヵ国協議が進展するのではないか。ただし、北朝鮮は6ヵ国協議再開の過程で「何もしなかった日本」と非難するだろう。北朝鮮が日本を非難しても得るものは何もないことを知るべきである。非難する姿勢は北朝鮮の文化そのものであるので、どうにもならない。北朝鮮のチェイニー米副大統領に対する非難を参考までに引用しよう。朝鮮中央通信社(KCNA)によると、「北朝鮮外務省の広報担当者は、『チェイニー氏は、世界の様々な場所に血の雨を降らせたので、最も冷酷な怪物で、血に飢えた野獣として憎まれている」(6月2日・世界日報から)と批判している。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森703 2005年7月13日
黒崎莊の温泉に行く
今日は資料を取りに行くことと、人に会う約束があって支援センターに行く。お会いしたのは生涯青春の発足の集いですっかり人気者になった梅田千代さん(89歳)のお嫁さん(智子さん)に会うためであった。千代さんは少々の疲れで今は静養されている。夏が終わり9月に入るとまた元気な千代さんが、青春の会に登場することだろう。今日は、会報3・4号と7月9日スピーチの会の進行表3枚を智子さんに託す。話しの中で分かったことは、お嫁さんは千代さんのことを日常「おばあちゃん」とは呼ばず「千代さん」と呼んでいる。幾つになっても名前で呼ばれる・・・これは良いことではないかと思った。
昨日は私が疲れ気味で市営の憩い家である黒崎莊へ行ったが、今日は妻が疲れ気味であったのでまた16時に黒崎莊の温泉に入りに行く。僅か20分少々の時間ではあるが体の心まで温まることが良く分かる。家から黒崎莊まで車で7分少々なのでやみ付きになるかもしれない。24時間の内フーとリラックスする時間を作ることも重要だ。
・古来より 温泉愛する 日本人 心身ともに 癒すひと時
2005年07月12日(火) |
橋梁談合、元道路公団理事らが逮捕される |
2ヵ月前から毎週のように日本道路公団発注の鋼鉄製橋梁(きょうりょう)工事を巡る談合事件が報じられていた。最終的にふたを開けてみれば、元公団理事が談合を主導していたのだ。「東京高検は12日、受注調整を主導したとして、横河ブリッジ顧問だった元公団理事・神田創造容疑者(70)とメーカー側担当者4人の計5人を独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で逮捕した」(12日・読売から)
東京高検は国土交通省ルートに続き、公団OBが深く関与し、官製談合の疑いも指摘される公団ルートの徹底解明を進めるようだ。現在逮捕されたのは以下の5人である。
神田創造容疑者元公団理事〈70〉 三菱重工業元橋梁部次長・田中隆容疑者(54) 石川島播磨重工業元橋梁営業部長・清宮正美(49) 横河ブリッジ理事・横山隆(59) 川田工業元執行役員・清水賢一(56)
これだけの談合が出来るには、情報提供という面で公団現職幹部関与が焦点になっている。東京高検は「公団OBや公団現職幹部の自宅を捜索する」などとともに、公団現職の関与の捜査が始まっている。最後はまた政治家が登場するのだろうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森702 2005年7月12日 市営の黒崎莊に行く
7月9日のスピーチの会が終わり、この反省を踏まえて第2回スピーチの会の準備(参加予定者の名簿の整理・スピーチを行う予定者との連絡・会合の連絡方法など)に2日間取り組んだがさすがに疲労感が残った。スピーチの会が開かれる旨の連絡も家庭用の通常のファックでは時間がかかり過ぎる。よって、今日はヤマダ電機に行き、デジタル複合ファックを買い求めてきた。ここに番号を入力すると同時に130軒にファックすることが出来る。 正午になり深い疲労感が残っていたので、かねてから妻に言われていた市営の黒崎莊に行く。なかなかの温泉でちょっとした温泉地にいる感じであった。風呂は同時に約30人入いることが出来るし、休憩室は約300人収容出来る規模であった。この施設は60歳以上であると無料なのである。すなわち税金によって運営されている。高齢者の福祉を前面に立てた考え方では妥当なのかもしれないが、民業の圧迫という側面を否定できない。
4時にもう一度黒崎莊へ行く。朝の散歩で知り会いになった十日町出身のおばあちゃんがいた。朝からここにいる人、ここより他に行く所がないような人、温泉に入ることだけを目的に来る人、悲喜こもごもの人間模様が漂っていた。
・初めての 無料の温泉 浸りつつ 人間模様も 悲喜こもごもに
2005年07月11日(月) |
ロンドン同時爆破テロ(2) |
おびただしい報道があるので、何をどうまとめて置けば良いのか分からない。テロ集団の声明は「軍団の聖戦士が異教徒の首都、英国の首都で次々に攻撃を実行した。死傷者が出たことを神に感謝する」とテロを誇示している。最大の問題点は異教徒を敵と捕らえることであろう。声明の続きは「イスラム教徒の地に平安が訪れるまで我々は沈黙しない」と攻撃続行を宣言していることだ。「ぬぐい去れない恐怖に、世界有数の諜(ちょう)報網を誇るはずの英国が動揺している」(スポニチから)という報道もおおげさでないようだ。イスラム系とみられる犯行グループやその予備軍の情報・実態がつかみきれていないからだ。 ロンドンの地下鉄・バスを標的とした同時爆破テロ事件で、ロンドン警視庁は9日、当初は約26分近くの時間差があるとされた3件の地下鉄爆破の発生時刻について、7日午前8時50分の最初の爆破に続き、残り2件も50秒以内に起きたことを明らかにした。ロンドン警視庁は死者50人以上、負傷者700人以上にのぼるとみられると発表。「地下鉄にまだ複数の遺体が残っている」なにしろ爆発現場のトンネル崩落の危険があるので救助隊も爆破車両に近付けないのだ。どの程度の数の遺体が残っているかも明らかになっていないので最終的な死者の判明にはまだ時間がかかるようだ。 ブレア英首相は9日、英BBCラジオとの会見で、「この種のテロは、治安対策だけでは阻止できない」と苦しい会見を行っている。エリザベス女王は8日、負傷者が収容されているロンドン市内の病院を訪れ、「罪のない一般市民を狙った残忍な犯行によって私たちの暮らしが変わることはない」と語り、テロに屈しないよう国民に呼びかけている。異教徒を敵と捕らえるイスラム過激派の存在がある限り、テロとの戦いは今世紀終わることなく続くと思われる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森701 2005年7月11日
吉永小百合さんの原爆詩朗読
今日は名刺「人間性向上アドバイザー・癒し研究家」との肩書きを持っているM氏と懇談する。同氏は長く福祉関係の仕事に携わってきて数ヶ月前に現役を退いている。M氏は「癒し研究家」私は「癒しの森」のエッセイを書いている。説明するまでも無く共通の話題が多くあるのだ。今日は他に用があり、小1時間の懇談で終わりとしたが、追って時間をかけて懇談することにした。 私がM氏に話をした一つは「社会の傍観者に対する批判」であった。少々の財産を持ち、十分な年金を貰っている年金生活者の中で、社会に対して何の働きかけもしない傍観者の存在がある。大学教授を退官して家に閉じこもっている人、行政の高官で退官後地域に溶け込まず孤立している人・・・大半が社会のために何もしない傍観者である。この様な生き方の人の未来には、「ボケ老人の道標」が立っているように思う。勝手に閉じこもっているが良い。 スポニチに女優の吉永小百合(60)が、被爆者約100人を前に原爆詩10編を朗読し、涙を浮かべ聞き入るお年寄りの姿のことが報道されていた。ポイントは吉永さんのコメントである。「もっと日本人全員が原爆の恐ろしさを声に出し、あきらめずに訴えていかなければいけない」と挨拶している。日本人全員に原爆の恐ろしさを理解するよう「働きかけている」のだ。社会が少しでも良くなるよう「働きかける」ことのない傍観者の未来は、頭脳を使うことが無いのでボケ老人コースが残っているのみだ。
・人として 働きかけて 生きること これが無ければ 脳がボケ行く
2005年07月10日(日) |
アスベスト災禍の広がり(2) |
アスベスト災禍の広がりは何処まで行くのか見当が付かない。石綿は、過去に約1000万トンも輸入されているのだ。60年代に建てられたビルは鉄骨への吹き付けなど大量の石綿を使っている。これらのビルが老朽化して解体・改修工事が本格化していく。 石綿の飛散防止が果たして出来るのだろうか。
石綿は耐火、断熱性にすぐれ、「建材やブレーキ、水道管など3000種類もの製品に使われた」というからありとあらゆる商品に使われたのだ。朝日新聞の集計によると死者の出ていたのはメーカーが中心であるが石綿製品を使用する業種にも広がっている。 元奈良県立医科大の毛利一平さん(現・産業医学総合研究所)らは、病理解剖のデータベースをもとに、74年から94年までに全国で中皮腫による死亡者1298人を分析した。 これによる死者の分布は、次の通りである。
・建設業(大工、土木、配管など) 60人 ・金属(加工、溶接など) 33人 ・運輸(自動車、鉄道、船員)も 33人 ・造船 21人 ・電気 18人 ・石綿にかかわる業種 219人 ・会社員・公務員などが 229人 ・主婦 185人 上記の通りアスベスト災禍は職種を問わず広がっているのだ。厚生労働省は「石綿障害予防規則」を今月から施行し、安全管理を強化するという。業者に建物の解体前に石綿の使用状況を調査させ、除去計画を、労働基準監督署に届けさせるようにした。 現場を密封し、防塵マスクをつけた作業員による石綿除去作業はコストがかかるだけに、どれだけの実効性が有るのか分からない。厚生労働省はこれだけ問題なアスベストをやっと「2008年までに前面禁止」(7月8日・日報から)にするという。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森700 2005年7月10日 「生涯青春の会」会報3号 ここでは、目次のみを表示して、全文は癒しの森に記述した。
1、理想の死に方 (2000年1月28日の日々の映像) 2、小渕首相、脳梗塞で重態 (2000年4月4日の日々の映像から) 3、納豆が脳梗塞を防ぐ (2000年4月23日の日々の映像から) 4、脳梗塞の良薬はない (2003年7月18日の日々の映像から) 5、菊川 玲さんの納豆の話 (2003年12月10日の癒しの森から) 6、世界に誇れる健康食品・・日本の納豆 (2005年4月16日) 7、低インシュリンダイエット(1)(2005年3月24日の癒しの森・以下同) 8、低インシュリンダイエット(2) (2005年3月25日) 9、低インシュリンダイエット(3) (2005年3月26日)
・納豆は 世界に誇る 食文化 薬に勝る 薬効ぞろぞろ
2005年07月09日(土) |
アスベスト災禍の広がり(1) |
アスベストに関するニュースを読んで「ゾッ」した。夫の作業着を長期間にわたり洗濯し妻がじん肺禍に陥り死亡した可能性が高いというのだ。横須賀共済病院の医師チームは「造船所で働く夫の作業着を長期間にわたり洗濯し、アスベスト(石綿)を吸った妻3人が『家庭内曝露(ばくろ)』でじん肺禍に陥り、死亡した可能性があることを明らかにした」(7月7日・毎日から)夫の作業服を洗濯した妻が死亡したとすると、アスベストの災禍は想像を超える広がりとなる可能性が高い。現在アスベストじん肺禍で社員が死亡したことを発表しているのは以下の4社である。
・クボタ・・・・・・・・・58人が死亡と発表 ・ニチアス・・・・・・・86人が死亡していたと発表 ・エーアンドエーマテリア・・・・・12人の従業員が死亡していたと公表した。 ・ウベボード・・・・・・・12人の従業員が死亡していたと公表した。 直接の因果関係がはっきりしないじん肺などでの死者93人も含めると、「死者は4社で計249人にのぼる」(引用同)という。労災認定を受けて療養中の元従業員も多く、被害はさらに広がりそうだ。4社だけでこの被害なのである。 アスベストを扱っていたメーカーは65社もあるのだから、被害がどれだけの広がりになるか分からない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森699 2005年7月9日
生涯青春の会(スピーチの会)を開く 今日の癒しの森の記述は、スピーチの会進行表の掲載で変えさせていただく。各氏のスピーチの内容などは後日の記述をしたい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 生涯青春の会 7月9日スピーチの会進行表 1、会の運営について 次の時間帯で運営します。 1部 1時30分~2時20分・・・50分 交流の時間 2時20分~2時50分・・・30分 2部 2時50分~3時40分・・・50分
2、スピーチの会のルールについて ・1部50分で8~10名の人からスピーチして頂きます。 ・4分を超えるとブザーが鳴りますので終了の準備をして下さい。 ・スピーチのテーマは会報・癒しの森以外の題材でも差しつかえありません。 ・会報を開く機会がありますので、持参して頂くと便利です。
3-1 1部のスピーチ発表者 (1) 小林孝一さん(83歳) 上新栄町在住 詩の朗読 (2) 南雲益雄さん(83歳) 大平在住 (3) 伊藤茂樹(もき)さん(79歳) 古町9番町在住 (4) 菅野 勇さん(70歳) 坂井砂山在住 (5) 田巻武彦さん 白山浦在住 (6) 武内裕子さん 新潟市市民活動支援センター運営協議会副会長 (7) 小野沢裕子さん ラジオ番組 越後じまんず放送中
3-2 2部のスピーチ発表者 (1) 加瀬マサ子(80歳) 長岡市在住 (2) 三富光男 巻町在住 (3) 栄長政勝さん 美浜町在住 (4) 大滝 正さん 新潟ニュータウン開発株式会社部長 (5) 水野千代子 寺尾在住 (6) 和田充彦さん アジカル株式会常務取締役 (8) 飯塚謙助さん(77) 新潟市市民活動支援センター運営協議会事務局長
5、第2回目のスピーチの会は7月27日(水)です。 会場 市民活動支援センター 時間 午後1時30分・・・7月9日と同じ。 この日は、①今日参加できなかった人②今日の参加者の中でスピーチに参加する人③今日の参加者で友人を誘って参加したい人を中心に開催します。④7月27日に会報4号((コミュニケーション特集号)を配布いたします。この日参加できない方には8月10日に配布致します。
6、8月の予定 1回目 8月10日(水) 会場 市民活動支援センター 時間午後1時30分~ 2回目 8月20日(土) 会場 市民活動支援センター 時間午後1時30分~ 3回目 8月26日(金) ・会場 新潟ユニゾンプラザ1F(ア テンポ)・住所 新潟市上所2-2-2 ・時間 午後6時30 分~8時30分 ・参加費 1000円・定員40名(定員に達し次第締め切らせていただきます) ・食事 スパッゲッテ・サンドイッチその他の軽食フリードリンクの用意があります。
7、生涯青春の会の記録 当面は代表のページである癒しの森(http://www.enpitu.ne.jp/usr3/30290/)に収録します。現在は会報1号(5月10日)2号(6月10日)発足の集い(6月11日)会報3号(7月10日)を入力し公開しています。 8、司会からの連絡事項 交流の時間の飲み物などを次の通り用意いたしました ・缶コーヒー ・・・・60 ・缶ウーロン茶・・・・60 ・オレンジジュース・・60 ・お菓子 ・・少々・・・以上は参加費から購入しました。 ・発芽玄米ミニおにぎり 50個 ヘルシーライフの会からの寄付 ・コチコチ揚げ 約120個 ヘルシーライフの会からの寄付 ・その他熱い麦茶3ポット・冷たいお水5ポットを用意してあります。
9、今後のスピーチの会の運営について(石田代表の話の要旨) (1)スピーチの会を開く目的 ・新鮮な情報に基づく動(話す・書く)がなければ脳は退化(ボケる)する。 (2)スピーチの共通の題材 ・①会報 ②エッセイ「癒しの森」の700題 ③日々の映像約1400題 (3)スピーチの形態 ・ エッセイを朗読してコメントを加える。 ・エッセイのテーマをベースとしてのスピーチ (4) スピーチの会の開催回数について ・支援センターでの開催 スピーチに参加する人が1ヵ月60名を超える段階になった時点で毎週水曜日(月4回)に開催します。 ・新潟ユニゾンプラザ1F(ア テンポ)での開催 スピーチの参加する人が1ヵ月50名を超える段階になった時点で毎週金曜日(月4回)に開催します。 (5)スピーチの参加者募集 ・朗読する、話すことが決まると、日常の脳の回転が根本的に変わって来ます。スピーチに参加しようかな?・・・と思う方は、会が終了してから30分余り懇談会を開きます。時間に余裕のある方はご参加ください。 (6)スピーチの発表予定者 (7月8日現在) 7月27日 (水) 波多澄子さん:有坂光子さん:野澤加壽子さん:大蔵奈々絵さん:土屋宏之さん:権平文子さん:横山賢一さん:高橋敏男さん: 8月10日(水) 小林孝一さん: 南雲益雄さん; 伊藤茂樹(もき)さん:菅野 勇さん: 武内裕子さん: 田巻武彦さん:小野沢裕子さん : 加瀬マサ子さん :三富光男さん:栄長政勝さん (4)大滝 正さん:水野千代子さん : 和田充彦さん: 飯塚謙助さん:本田明子(新規申し込み) (会員はおおよそ1ヵ月に一回はスピーチに参加しましょうとの例として掲示したものです。都合の悪い方は申し出ください。) ---------------------------------切 り 取 り--------------------------------------------------
今後の参加(参加者数のコントロールをしたいのでご協力ください) 1.7月27日 (水) のスピーチの会に 参加する 2.8月10日(水)のスピーチの会に 参加する スピーチに参加する 3.8月20日(土)のスピーチの会に 参加する 4.8月26日(金)のスピーチの会に 参加したい (参加を希望する日に○を付けて提出してください) 2005年7月9日
氏名 TEL
(スピーチに参加しようかな?と思う方は終了後少々懇談会を開きます。)
2005年07月08日(金) |
ロンドンで同時テロ 死亡33人、負傷者350人 |
ロンドン中心部で7日午前、地下鉄車両やバスで4件の同時テロ爆発が起きた。8日21時すなわち事件から36時間以上経過しても被害の全容が分かっていない。ロンドン警視庁は8日、「死者が50人を超え、このほか収容できない遺体が依然多い」(8日21時30分現在・毎日から)と発表している。負傷者は300人を大幅に超えているようだ。ロンドンでは平日、延べ300万人が地下鉄、630万人がバスを利用しており、警察当局は市民に不要の外出を自粛するよう呼びかけているが、先進国の都市でこの様な攻撃があると防ぎようがない。 英スコットランドで主要国首脳会議(G8サミット)を主催しているブレア首相は緊急記者会見をし、「テロであることは明白。G8サミットに合わせたものだ」と述べている。G8サミットの参加国は01年9月の米同時多発テロ以降、テロとの戦いに力を注いできただけに、サミット開催の期間中を狙ったとみられる初の大規模テロの衝撃は大きい。終わりのない大規模テロ攻撃の対応で行政経費が飛躍的に増加して行くことになる。 この事件に対して「欧州の聖戦アルカイダ組織」を名乗った犯行声明が出ている。声明では「イラクとアフガニスタンへの英国の関与に対するイスラム戦士の報復だ」と記されていたという。クラーク内相は「我々が深刻に受け止めている声明だ」と述べ、イスラム系ウェブサイトを入念にチェックしていると明らかにしている。犯行グループがロンドンに留まっている可能性はあるので、ロンドンの警備当局は犯人の割り出しと検挙に全力を挙げていると強調している。 ロンドンは6日に2012年の夏季5輪の開催地に決まったばかりで、今回の事件はロンドンの治安に大きな疑問符が突きつけられたことになった。大都市での五輪は治安の関係で難しくなるかもしれない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森698 2005年7月8日
明日のスピーチの登壇者
明日以下の皆さんがスピーチすることになった。青春の会の第1回のスピーチの会に参加される皆さんに敬意を表する意味で氏名を記録して長く顕彰したい。以下の皆さんの人間像を紹介する機会も出てくると思うが、まさに多士済々である。 1部のスピーチ発表者 (1) 小林孝一さん(83歳) 上新栄町在住 詩の朗読 (2) 南雲益雄さん(83歳) 大平在住 (3) 伊藤茂樹(もき)さん(79歳) 古町9番町在住 (4) 菅野 勇さん(70歳) 坂井砂山在住 (5) 田巻武彦さん 白山浦在住 (6) 武内裕子さん 新潟市市民活動支援センター運営協議会副会長 (7) 小野沢裕子さん ラジオ番組 越後じまんず放送中 2部のスピーチ発表者 (1) 加瀬マサ子さん(80歳) 長岡市在住 (2) 三富光男さん 巻町在住 (3) 栄長政勝さん 美浜町在住 (4) 大滝 正さん 新潟ニュータウン開発株式会社部長 (5) 水野千代子さん 寺尾在住 (6) 和田充彦さん アジカル株式会常務取締役 (7) 飯塚謙助さん(77) 新潟市市民活動支援センター運営協議会事務局長
2005年07月07日(木) |
未来を悲観視するかどうか |
昨日も小子化に関連して、日本の未来を徹底的に悲観視している人と話をする機会があった。私なりの見解を言おうとしたが、聞く耳が全くないことが分かったので何も話をしなかった。こういう悲観論者に会うと後味が悪い。凝り固まった悲観論がその人を支配しているとどうにもならないのだ。
次世代育成支援対策推進法が2005年4月に全面施行され、子育て支援に力を入れる企業が増えている。その中で「大手住宅メーカーの大和ハウス工業は1日、子供が生まれた社員に対し、子供1人につき100万円を支給する制度を導入した」(7月2日読売から引用)ことを明らかにした。大和ハウス工業の支援は、子供が夫の扶養家族になっている女性社員にも支給するのが特徴だ。約1万2000人の社員中、6月末までに111人が受給し、3つ子が生まれ300万円を受け取った社員もいたという。子供が多いほど社会に歓迎される時代になることが少子化を食い止めるキーワードでないかと思う。
他の企業でも子育て支援策の導入が相次いでいる。三洋電機は、扶養家族となる子供を持つ社員に50万円(第1子)~90万円(第3子)の出産祝い金などを支給することを決めている。日産自動車は神奈川県厚木市のテクニカルセンター内に、0歳児から預かる従業員用託児所を開設している。日本の企業は大きな基礎体力を持っている。子育て支援の優劣が、企業としての社会的な評価が下されるようになれば、アッと驚くような支援策が次々と出てくるだろう。子育て支援の競争こそが、小子化を食い止めるカギだと思っている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森697 2005年7月7日
今後のスピーチの会の運営について
今日はアルビレックス新潟とブェッセル神戸の試合観戦のことを書く予定であった。しかし、9日に開く生涯青春の会(スピーチの会)の準備があって、パソコンに向かったのは24時であった。よってこのことは後日に送って、9日の私のスピーチの目次を記述させていただき癒しの森のエッセイに変えさせて頂く。 7月9日スピーチの骨子 1、スピーチの会を開く目的 新鮮な情報に基づく動(話す・書く)がなければ脳は退化(ボケる)する。 2、スピーチの共通の題材 ①会報 ②エッセイ「癒しの森」の700題 ③日々の映像約2000題 3、スピーチの形態 ・エッセイを朗読してコメントを加える ・エッセイのテーマをベースとしてのスピーチ 4、スピーチの会の開催回数について ・支援センターでの開催(午後1時30分~) ・スピーチに参加する人が1ヵ月60名を超える段階になった時点で毎週水曜日(月4回)に開催する。 ・新潟ユニゾンプラザ1F(ア テンポ)での開催(午後6時30分~) ・スピーチの参加する人が1ヵ月50名を超える段階になった時点で毎週金曜 日(月4回)に開催する。
・新鮮な 知識に基づく 動なくば 脳の退化は 日々避けられず
2005年07月06日(水) |
<郵政法案>造反した自民党議員の顛末 |
衆院本会議における郵政民営化法案の採決にあたり、自民党議員の37人が反対、14人が棄権したことで、自民党は分裂状態に陥っている。さてこの顛末はどうなるのだろう。 平成15年11月の衆院選で自民党は、郵政公社を民営化する政権公約(マニフェスト)を掲げたのである。当選者の中にはもちろん、郵政民営化法案に反対票を投じた綿貫民輔前衆院議長も亀井静香元政調会長も平沼赳夫元経済産業相も含まれている。政権公約として国民に約束した公約を実行するのに反対する・・・これは大きな自己矛盾なのである。
綿貫氏らの行動は政権公約違反であることは否定できない。しかし、自民党を代表する上記の有力政治家が反対する・・こんなことは選挙民に厳しい目があったら出来得ないことだ。しかし、あえて実行する・・その背景は選挙民を小ばかにしていると言わざるを得ない。さてこの造反劇がどのような形で収まるのだろう。ここは党が分裂してでもきっぱりとけじめをつけるべきだ。しかし、何も出来ずにひきずった状態が続くのではないだろうか。そうなると自民党に対する国民の信頼が失われるのではないか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森696 2005年7月6日
巨人・長嶋茂雄終身名誉監督笑顔の観戦
今日は妻と新潟スタジアム(ビッグスワン)へ行く。対戦はアルビレックス新潟とブェッセル神戸のであった。このことは明日の癒しの森で書きたい。今日は巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(69)が3日、東京ドームで行われた巨人―広島9回戦を観戦したことを記述したい。脳梗塞(こうそく)から回復した姿をファンに披露したといっても「まひの残る右手をポケットに入れ、足を引きずっての歩行。回復途上で、あえて『復帰』したのは08年北京五輪で再び日本代表の指揮を執るためだ」(4日・スポニチから)という。現在の病状で北京五輪の日本代表の指揮を執るのは難しいのではないだろうか。 昨年3月に脳梗塞に倒れられた時のことを癒しの森に書いた。脳梗塞と食の関係に強い関心があり、過去に「納豆が脳梗塞を防ぐ」(2000年4月27日・日々の映像)「脳梗塞の良薬はない」(2003年7月18日・日々の映像)「菊川玲さんの納豆の話」(2005年4月16日・癒しの森)などを記述した。(上記3点のエッセイは「生涯青春の会」の会報に引用した) 長嶋氏はかつて「野球というスポーツは人生そのものだ」(引用同)と言っていたという。野球というスポーツに人生を捧げているという見方もあるだろう。しかし、北京五輪の日本代表の指揮を執るだけが人生ではないと思う。長島さんは現状の肉体的条件の中で、充実した1日を送れるテーマを探すべきでないだろうか。2000年1月28日の日々の映像に引用した万能の天才レオナルド・ダヴィンチの有名な言葉を再掲したい。
「充実した人生は長い 充実した1日はいい眠りを与える 充実した人生は静寂な死を与える」
2005年07月05日(火) |
トヨタ、ハイブリッド車の生産倍増へ |
今日は日本の高齢化社会を悲観的に捕らえている人と懇談した。頭の固い人は、一度思い込むとどうにもならないらしい。確かにこれからの勤労者の所得は増加しないであろう。30年前と根本的にことなるのは、親の遺産を受け継いで消費に回す層もかなりいるのである。よって問題は横たわっているが、経済的にはそれなりのバランスを保っていくと思っている。
日本のトヨタ・本田・キヤノンなど最優秀企業の成長が、日本の社会にとっては大きな力となっていくと思う。トヨタ自動車は06年、ガソリンと電気モーターを併用する「ハイブリッド車」(HV)の生産を「05年の25万台から、50万台に倍増する」(5日・朝日から)という。燃費の良さから原油高を追い風に、北米での販売が好調なためだ。プリウスのほか、大型HV車が、北米で高い人気となり、3~4カ月の納車待ちが続いているのである。ともかく、フル操業しても納入に3~4ヵ月もかかる商品は、トヨタの「ハイブリッド車」だけであろう。
ハイブリッド車は ガソリンエンジンなどに電気モーターを組み合わせることで、燃費性能を高めた自動車で、走行距離あたりの排ガス量が少ないため、環境にやさしい車とされる。トヨタが97年に「プリウス」を、ホンダが99年に「インサイト」を発売し、日本の2社が市場をリードしている。技術的に世界をリードする企業が日本にあることに誇りを持ってもよいのではないかと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森695 2005年7月5日
人の記憶力
記憶力と物事を構成すると能力を司る脳の場所は異なると思っている。私は昔から人の名前を覚えるのが不得意である。最近は人に会う機会が多いので、自分の欠点を補うために交流日誌(会った人・メールを送った人・電話をして人の名前と10文字程度の記録)を書いている。ここ3~4日をメモすると7月1日19人・2日26人・3日8人・4日9人・5日6人という内容である。記憶力の弱い私でもパソコンに入力する行為(動)があるので今までの数倍記憶に残るようだ。
世の中には信じられない記憶力の持ち主がいる。円周率暗唱の世界記録を保持する千葉県茂原市の元会社員、原口證(あきら)さん(59)が一日、自身が昨年9月に樹立した54000桁(けた)の記録を大幅に更新した。8万3000桁を突破したという。人間の脳はどうなっているのだろう。100行の暗唱なら理解が届くが、8万3000桁も覚えることができたというからまさに驚異的な記憶力である。人間の脳は鍛えれば成長するとの事例ではないだろうか。
・鍛えれば 8万3000 記憶する 計り知れない 脳の不可思議
2005年07月04日(月) |
<05都議選>民主躍進、第2党に |
民主は03年衆院選、04年参院選の都内の比例代表で、自民を上回る票を得ている。この勢いが都議選にも反映されるかどうかが都議選の注目点であった。結論としては、この流れが続いて民主党が躍進することになった。選挙の要点を残したい。 自民党 48・・3議席減 17人が公明の推薦を受ける 民主党 35・・19議席増 公明党 23・・ 共産党 13・・2議席減 その他 8 ・ 3 議席減 計 127
2大政党化の流れが都議選にも現れているといえるが、投票率に低さは異常なほど低く問題であると思う。全体の投票率は43.99%で前回を6.9ポイントも下回り、過去2番目の低さとなっている。この低さを数字の上で確認しよう。 ・当日有権者数 10,082,864人 ・投票者数 4,435,435人・・・43.99% ・棄権者数 5,647,429人・・・・56.01% ・投票率 43.99% ・前回投票率 50.08%
東京都民は実に560万人も投票に行かないのである。こんな低い投票率で恥ずかしくないのだろうか。独裁者を出さないためには民主政治を維持しなければならない。最低限この程度の政治感覚は持ってほしいものだ。投票率40%以下の選挙区を掲げて置きたい。港区34.08% 渋谷区34.33% 小平市36.96% 北多摩第三38.89% 府中市39.65%目黒区39.76% ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森694 2005年7月4日
頭を使って声を出すこと
今週の土曜日(9日)に生涯青春の会(スピーチの会)を開く。あと2人との打ち合わせを行ない今回は16人の人がスピーチに登場する。企画者としてはなんともうれしい壮観な眺めである。16人の人達は何を話すか、いまごろ真剣に取り組んでいることだろう。「少々頭を使って話の構成をまとめて、スピーチする(声を出す)」この習慣を身に付ける人は、認知症になることは絶対にないと確信している。ただ一言補足させていただくと、昔の記憶がベースとなった話は、本人の脳はたいした回転をしないのである。新しい情報に基づいて「少々頭を使って話の構成をまとめる」これがポイントだと思っている。 堅い話は横に置こう。スポニチに加藤登紀子(61)の歌手活動40周年記念ツアーのことは報道されていた。加藤登紀子さんは元気いっぱいの歌声で「百万本のバラ」など熱唱している。コメントが印象に残った。「(30曲を歌っても)しんどくない。これから新たな人生が始まるような気分で、さらに40年歌えそう。歌うことが一番の健康の秘けつ」と笑顔で話している。兎も角、なんらかなことで「声を出す」 習慣を・・・
・少しだけ 頭をひねって スピーチを 脳がいきいき 新たな日々が
2005年07月03日(日) |
中国ハッカー組織>日本の「反中国的サイト」の攻撃計画 |
戦争は2つの国の社会観の根本的な相違がベースで起ると思う。日本と中国の間に将来戦争が起るのか、両国の中に火種は残っておりこれを消していく努力が必要だと思う。例を挙げれば中国ハッカー組織の日本の「反中国的サイト」の攻撃計画である。表題は7月1日の毎日新聞から引用したものだ。「中国系香港紙『文匯報』は、中国最大のハッカー組織「中国紅客連盟」が7月と9月に日本のウェブサイトを攻撃する計画だ」(7月1日・毎日から)と報じている。攻撃目標は日本の「反中国的なサイト」としている。
中国は日本の歴史認識に関する不満が多い。このことは私個人としては理解が届く。しかし、中国政府も国民に対してグローバルな社会観の教育が必要だと思う。最近中国各地で大小の暴動が起り、武装警察によって鎮圧されている報道がある。これは、いまだに、国家と個人の社会観の統一的見解が纏まっていないことを意味する。もとより、現在の中国政府は、革命によって成立しており、建国後約60年を経過しているが、社会秩序を保つには武装警察のような権力の行使が必要のようだ。
中国紅客連盟は約3万5000人であるという。4月に反日デモが中国各地で相次いだ際、靖国神社などのサイトを攻撃しているのである。「これに対し日本のハッカーからも1月末以来、同組織が「基地」とするコンピューターに攻撃があり、4月には重大な損失を被った」(引用同)という。すなわち、両国のハッカーの間でミニ戦争を展開している。このような動きが現在の10倍(30万人)100倍(300万人)になった時は、両国の間に戦争の危険が迫ってくるのだ。 -ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森693 2005年7月3日
松井が「学習まんが人物館」の偉人伝に登場する
ヤンキース・松井秀喜外野手(31)が「学習まんが人物館」の偉人伝に登場する。「学習まんが人物館」(小学館)のスペシャル版として7月20日に発売される。ゴジラ誕生からメジャー挑戦まで全184ページで構成されているのだ。 同シリーズはこれまでキュリー夫人、モーツァルト、豊臣秀吉、宮沢賢治ら古今東西の偉人の生涯を漫画で描き、小学生を中心に人気を博して来ている。ただ故人以外で題材になったのは、「重度の障害がありながらも88年ソウル・パラリンピックに水泳で出場したスウェーデン出身のゴスペル歌手レーナ・マリアさん以来、松井が2人目となる」(スポニチから)という。
編集担当の中島史人氏は「夢をつかむために常に困難に挑戦していく松井選手の意志の強さを子供たちにも学んでほしいと思いました」と説明。松井選手も「光栄なこと。これからも僕のプレーで子供たちに“頑張る力”を送れれば」(スポニチから)と話している。子供たちにとって、学んでよい人は多くいると思う。松井以外でも、多くの勝利者が漫画となって子供たちの前に登場して欲しいものだ。日本は実在の人物を讃える文化が実に貧弱なのである。よって、素晴らしい人物も多くに人に知られる機会が少ない。この癒しの森で、讃嘆の文化を書き残したいと思っている。日本がアメリカより決定的に劣っているのは讃嘆の文化が貧弱なことである。
・挑戦の 意志の強さを 松井から 学んでほしい 夢を持つこと
2005年07月02日(土) |
悪質リフォーム会社の元社員逮捕 |
悪質リフォーム会社のことが連日のように報道されている。ただの悪質ではなく詐欺そのものなのである。東京都内の住宅リフォーム会社「サムニンイースト」は「不必要な工事と知りながら、お年寄りたちをだまして契約を結ばせていた疑いが強まり、警視庁は30日にも、同社の20代の元営業担当幹部ら5人前後を、詐欺と特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで逮捕となった。イースト社を含む数社で構成するグループ全体の売り上げは約4年間で約114億円といい、警視庁は、契約の大半が違法な商法によるものとみて、調べを進める方針なのだ。
この商法のパターンは決まっている。「『無料点検』と称して家を訪ねた担当者が携帯電話で、作業服姿の『調査部員』を呼ぶ。調査部は柱や基礎部分に重大な欠陥がある、などとうそを言って工事の必要性を強調」(朝日から)するのである。悪質なのは話し相手の少ない高齢者をターゲットにしていることであろう。 知人のリホーム会社を経営している人がいる。今回のような悪質業者が続出すると、地域の根を張っている業者まで好ましくない影響を受けることになる。 このリフォーム会社が詐欺まがいの会社であったことは、今回逮捕された社員の給料を見れば分かる。何かの参考になるかもしれないので引用しておきたい。「 イースト社の橋壁容疑者は、03年3月からの1年間に約1億5000万円分の契約を取り、契約額に応じてもらえる歩合給は1355万円、520万円の基本給と合わせると年収は計約1900万円に上っていた」。契約額の10%近くの歩合給があるなどは正常な会社ではあり得ないのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森692 2005年7月2日
生涯青春の会の未来
6月11日の生涯青春の会の参加者は75名であったが、新潟日報の報道を読んで参加した人が約25名余りであった。この中の何人かは当日懇談する機会があったが大半は挨拶をする機会がないまま解散となった。
7月9日にいよいよ第1回のスピーチの会が開かれる。この日にスピーチしていただく人20名中14名が決まったので、会話のなかった上記25名に7月9日の進行表の配布を始めた。
初めての人達との交流は、今生きている喜びを実感させるものがある。私にとっての喜びは「生涯青春の会」の発足と「スピーチの会」を心の底から喜んでくれる人との出会いである。実名を挙げて記述させていただく。BSN新潟放送に長く勤務され、今はNPO関連で大活動をされている飯塚謙助さん(77歳)から「生涯青春の会」を最大級の歓迎で迎えていただいた。この人から8月に開くスピーチの会の司会を依頼快く引き受けていただいた。その他にも力のあるメンバーの協力を得て、生涯青春の会の未来は洋々と開き発展する気配である。
・洋々と 未来は開き 広がるか 時代が『会』を 歓迎するゆえ
2005年07月01日(金) |
唖然<石綿死>クボタ社員ら10年で51人 |
唖然とするような公害事件が明らかになった。アスベスト(石綿)を材料に水道管や建材を製造してきた大手機械メーカー「クボタ」(大阪市浪速区)の社員(退職者含む)や出入り業者の間で、「中皮腫や肺がんなど石綿関連病の発症が急増し、過去10年間で51人が死亡していた」( 6月29日・毎日から)というから驚きだ。同社は1954年以降、水道に使う石綿管などを製造し、累計約24万トンの石綿を使用したというから、公害の更なる広がりが懸念される。 環境省や厚生労働省の担当者は29日、「(この様な事例は)聞いたことがない」というから、まれに見る公害問題に発展することは必至である。石綿関連がんの潜伏期間は約20~50年とされ、他の石綿関連企業でも発症者数が急激に増加することが予想される。 同社によると、社員の石綿関連病による死者は78年度から出始め、これまでに75人に達している。このうち95~04年度には51人が死亡。現在治療中が18人もいる。毎年5人余りの死者を出しながら、表に出なかったこと自体も異常といえる。 アスベスト(石綿)に関しては、身近に危険があるので多少の常識は整理しておく必要がある。アスベストは非常に細い繊維です。1本の繊維の太さは、髪の毛の5000分の1くらいで容易に空中に浮遊するのだ。アスベストという言葉は、「消すことができない」あるいは「永遠不滅の」という意味のギリシャ語に由来しているという。 ビルの解体工事でアスベストが飛散するので注意が必要だ。これから1970年代から80年代に吸い込んだ人たちが発病する時期に差しかかっているというから困ったものである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森691 2005年7月1日
久しぶりに地球・宇宙のこと
久しぶりに地球・宇宙のことを書きたい。2003年8月からの癒しの森を読んでいる読者は分かっていることであるが、この1年間で地球・宇宙のことを実に37回も書いている。365日中37回の記述であるので、ほぼ10日に1回は書いて来たことになる。メモ欄に37回の月日と記述テーマを掲示した。2004年9月からの1年でこのテーマを何回書いたかの拾い出しは後日に行いたいと思っている。
地球以外の惑星に生命は存在するのか、これはいまだ答えの出ていない謎である。これだけ天文学が発達しても、この謎の扉をいまだに開くことが出来ない。一つの決定的な条件は恒星(太陽と同じ条件の星)を回る地球のような惑星に生命が誕生する可能性があるのだ。
よって、新たな惑星の発見は大きなニュースとなる。太陽系外の惑星はこれまで約150個みつかっているが、星の内部構造が分かっているのは僅か数個しかないのだ。今回発見された惑星は、地球から約260光年離れたヘラクレス座の恒星の近くを、2.87日周期で公転していという。恒星との距離は地球-太陽間の20分の1より短く、表面温度は1200度以上と推定されている。原始の地球と同じく灼熱の大地なのである。地球の生命が誕生したのは原始地球が出来てから50億年の時間を要している。今回発見の惑星は、50億年後はどうなっているか、地球・宇宙のテーマは膨大な広がりと、無限を感じさせる時間なのである。
・悠久の 時間と空間 果てしなく 宇宙に接して 心ひろびろ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メモ 地球・宇宙に関する記述(癒しの森) 2003年09月15日(月) 地球と月 2003年09月16日(火) 宇宙の広さ 2003年11月08日(土) 近くと遠くの銀河発見 2003年11月09日(日) 惑星探査機ボイジャー1号 2003年11月29日(土) 皆既日食のドラマ 2003年12月01日(月) 人 土井隆雄さん(1) 2003年12月02日(火) 人 土井隆雄さん(2) 2003年12月03日(水) 人 土井隆雄さん(3) 2003年12月12日(金) 銀河系の広さ 2003年12月13日(土) 宇宙に1300光年の巨大な花火 2003年12月20日(土) 太陽系に似た惑星系存在の新たな証拠 2003年12月25日(木) 地球の公転のスピード 2003年12月27日(土) 宇宙赤外線望遠鏡 2004年01月12日(月) 無人火星探査車「スピリット」火星に着陸 2004年01月15日(木) 太陽より4000万倍明るい星 2004年01月26日(月) ハップル望遠鏡07年で寿命 2004年01月30日(金) 70億光年かなたの大銀河団 2004年02月16日(月) 108億光年の彼方からの光 2004年02月25日(水) 銀河系2000億個の太陽たち 2004年02月27日(金) 太陽系に新たな惑星 2004年03月01日(月) 米探査機カッシーニ土星に近づく 2004年03月03日(水) 最遠の銀河発見(仏研究チーム) 2004年03月04日(木) 火星に過去大量な水 2004年03月12日(金) ハッブル宇宙望遠鏡が「超深宇宙」撮影 2004年03月20日(土) ブラックホールの規模 2004年03月21日(日) 直径30メートルの小惑星 2004年03月22日(月) かけがいのない地球の生命 2004年03月25日(木) 銀河中心の星でのみで1000万個 2004年03月27日(土) 未 知 の 大 宇 宙 2004年04月17日(土) ブラックホールの見えない神秘 2004年04月25日(日) 地球大進化:地球46億年の旅 2004年05月05日(水) こどもの日明け方の月は赤い 2004年05月06日(木) 彗(すい)星三つが夜空に競演 2004年06月04日(金) 膨大な銀河の数:されどほんの一部 2004年06月14日(月) 金星太陽の前を通過 004年06月22日(火) 米企業(民間ロケット)が初の有人宇宙飛行へ 2004年06月23日(水) 米企業(民間ロケット)が初の有人宇宙飛行成功 2004年07月05日(月) 探査機カッシーニが土星の周回軌道に
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