2005年06月30日(木) |
自殺未遂者の7割が睡眠不足 |
日々の映像を書き始めた1997年に驚きを込めて自殺未遂者のことを書いた。この時は作家のリポートをベースにしたものであった。なにしろ自殺未遂者は、自殺者(自殺成功者)の10倍であるというのだ。厚生労働省研究班の調査に関する報道でも「国内の自殺者は年間3万人を超え、未遂者はその10倍と推定される」(6月30日・朝日から)となっている。平和といわれる日本で年間30万人以上の自殺未遂者がいるのである。
以前に書いたことがあるが、一人の自殺の企てによって、両親・兄弟・妻(夫)・子供など最低で10人の人が精神的なショックを受けるという。ともかく、1年に約33万人が自殺を試み、30万人が未遂に終わるという事実をハッキリと記憶に留める必要がある。なぜこんなことになるのか、どうすればよいのか。ただ傍観しているだけの人は感性が余りに鈍感であると思う。
厚生労働省研究班の調査によると、「自殺を企てた人の7~8割が睡眠不足を自覚し、睡眠時間は4~5時間にとどまっていることが明らかとなった」(6月30日・朝日から)という。なぜ、睡眠不足になるのか。人と人とのコミュニケーションの機会が少なく孤立しているのでないだろうか。
国立精神・神経センター武蔵病院の樋口輝彦院長によると、「自殺する人の9割は何らかの心の病を持っており、うち6割はうつ病」だという。なぜうつ病になるという根本的な視点が貧弱ではないかと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
癒しの森689 2005年6月30日
700回目の癒しの森が近づく
思えば2003年8月、日々の映像をインターネットに公開することが動機で癒しの森を書き始めた。書き始めた頃は果たして書き続けることが出来るのか、とのプレッシャーとの戦いであった。しかし、何とか700回まで書き続ける目標を掲げた。危機は何回もあった。2004年5月に早朝の散歩を始めたのも、癒しの森の記述テーマーの行き詰まりを打開するためであった。
考えてみると不思議なものである。朝の1時間の散歩が私の人生の大転換を与えてくれた。今「生涯青春の会」に取り組んでいるが、2004年5月からの早朝散歩がなかったら、現在のような健康に関する自信も生まれなかったと思うし、「生涯青春の会」の発足もなかったように思う。
癒しの森の700回が7月10日(日)に訪れるが、日々の映像・癒しの森の良き理解者と700回目を祝いたいと思っている。毎日書き続けてきた日々の映像は、8年と7ヵ月目に入る。日々の映像と癒しの森は既に一体になっているので、癒しの森をこれからも書き続ける予定である。日々の映像は書き続けることが出来るが癒しの森は難しい。記述内容が貧弱になることもあることを了解して頂いて書き続けたいと思っている。(メモ2003年9月11日 癒しの森としたわけを引用)
植え続け 癒しの森に 700本 ようやく森が 大きく広がる
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2003年09月11日(木) 癒しの森にしたわけ 毎月我が家に来る友人がいる。目的は日々の映像を題材にしての懇談である。友人が私の我流の短歌・詩を読んで「石田さんの短歌・詩は癒しになる」との評価を頂いた。そんなことから、癒しに関する短文エッセイを書こうとのイメージが固まった。 次に「森」としたわけである。この短文エッセイ1題を一本の木と置き替えている。嫌なニュースが氾濫している中で、癒しを感じて頂けるようなエッセイを書くことは難しい。はたして、どれだけの木を植えることが出来るか自信がない。100本植えることが出来るか、この程度なら森とはいえない。
読者の絶大なるご支援を頂いて、出来たら700本の木を植えることが出来ないかと思っている。今日25のナンバーが700になれば、癒しの森といえるだろう。
・友を得て 共に書きたし 七百題 招き寄せよう 癒しの森へ
2005年06月29日(水) |
新潟またまた大雨:4500世帯避難 |
昨日はさんざんの目にあった。26日・27日世田谷の従兄弟の家に遊びに行き、28日の午後帰路に着いた。出発は13時30分でカーナビに帰路を入力すると、到着時間は17時30分と出ていた。ところが前橋あたりに来ると「大雨のため六日町―長岡が不通」と出ていた。29日の予定があり引き返すことも出来ず、迂回道を覚悟して六日町まで来る。道路管理者の指示は六日町から253線を利用して堀の内へ、117号線で小千谷~長岡であった。
ところが六日町から堀の内の間が大渋滞なのでこの間だけで5時間もかかってしまった。堀の内に出て117号線を走り出したのが21時であった。その後は多少の渋滞があったが、順調に走り高速の中の島インター経由で帰路についた。家に帰った時間は23時で、13時から約10時間ハンドルを握っていたことになる。こんな長時間運転の経験は始めてであった。 活発化した梅雨前線の影響で、新潟県内は27日から28日にかけ、多い所で300ミリを超す大雨が降り「柏崎市を中心に約4500世帯に避難勧告」(28日・毎日から)が出された。気象庁では、同県では過去数年間で最も土砂災害の危険性が高まっているとしている。土砂災害の危険性が高まったので、高速も交通止めになったのだろうが、高速という大動脈が止まると交通は大混乱になる。適量の雨は恵みであるが、豪雨になると牙をむいた巨大な破壊者である。近年の巨大な破壊者の度重なる登場は、地球温暖化と深く関係していると思う。天候不順も結局は人間が作り出すのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森688 2005年6月29日 森光子さん実行の体操:スクワット 森光子さんが実行している体操はスクワットであることで有名だ。ほんとうかどうかは分からないが、ネットの情報によると72歳の黒柳徹子さん、61歳の吉永小百合さんもスクワットをやっているという。スクワットは、しゃがんで、立って、をくり返すだけの運動である。 実際に行ってみると、中高年にとってはかなりハードな運動である。最初のうちは10回単位で1回30回行えば効果は十分と言われている。毎日行なうと太もも、お尻がキュッと締まってくるのが分かるという。
消費エネルギーを比べてみると、同じ時間行った場合、エアロビクスや速足歩きよりも格段に上のようだ。おじさん体型、おばさん体型から、若々しい体型に変わるための最短コースがスクワットであるという。森光子さんは、朝夕75回ずつ、つまり1日に150 回行うというから大変な体力である。 スクワットは下半身を中心にバランスのとれた体づくりに適しているトレーニングといわれている。ここでスクワットのイロハをメモしたい。 1、腕を頭の後ろで組み、肩幅よりやや広めに足を開く。背筋は真直ぐに伸ばす。 2、背筋を伸ばしたままゆっくりと腰を下ろす。ふとももが水平地点に達したら直ぐ腰を上げこの動作を繰り返す。 3、最初は10回程度を目標に行なう。 4、初めから無理をすると筋肉痛に悩まされるので気を付けよう。 5、森光子さんの水準に行くには6ヵ月余りの時間をかける必要がある。
・森さんの 若さの秘訣は スクワット 日々の鍛えに 感嘆あるのみ
2005年06月28日(火) |
日本の猛暑・イタリアも猛暑 |
ここ数日イタリアで猛暑が続いている。政府が「お年寄りを中心に100万人が危険にさらされている」(時事通信から)と警告を発するとともに、停電、渇水などの対策を強化しているという。 6月27日にはイタリアのミラノで38度を記録。イタリア北部では75歳の旅行者と、ボール遊びをしていた18歳の青年が死亡したという。2年前のヨーロッパを襲った猛暑の再来があるのだろうか。地球温暖化の足音が聞こえるようだ。 暑さに関しては日本も負けていない。猛烈な暑さに見舞われた28日、熱中症とみられる体調不良を訴える人が各地で続出した。関東地方で少なくとも計98人が病院に運ばれたほか、静岡県や愛知県でも被害が相次いでいる。東京消防庁によると、同日午後5時までに、都内では27人が病院に運ばれた。このうち、昼過ぎに自宅で倒れていた台東区の女性(85)らお年寄り2人が重症と診断されている。自宅でクーラーを使っていれば、熱中症で倒れることはないのである。都会の片隅でクーラーを使えない生活弱者がいるのである。
6月28日の猛暑は記録に値するだろう。この日は高気圧に覆われフェーン現象が起きた影響で、①静岡市清水区で最高気温37.8度 ②神奈川県海老名市は同37.6度 ③静岡37.1度、④東京36.2度という猛暑なのである。地域気象観測システム(アメダス)では、練馬(東京都)で37.3度を記録している。 まだ6月だと言うのにこの暑さである。いったい、今年の暑さはどうなるのだろう。ちょうどこの日東京にいたが、まさに猛暑そのものであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森687 2005年6月28日 王ソフトバンク破竹9連勝!
28日の東京は暑かった。車で東京に来るようになると都会にしかない文化が身近に感じられる。妻は歌舞伎というが私はそんなに行きたいとは思わない。むしろ行きたいのは落語・野球である。私の応援チームは監督によって移動する。昔は広島の古葉監督が好きで応援した時期があった。今は王ソフトバンクである。
本命の王ソフトバンクが脅威的な9連勝でロッテと5ゲームを一気に縮めて、熱パのトップに立った。なにしろ、月間最多となる17勝(3敗)という驚異的なペースで4月23日以来66日ぶりに首位の座に返り咲いた。王監督は、ダイエー時代から比べれば桁外れの充実感があるだろう。 ソフトバンクの破壊力が凄まじい。相手チームにとっては、ソフトバンクでなく破壊バンクである。強力な破壊力選手の名前を掲げよう。松中25号・ズレータ24号・城島19号・バティスタ16号と、6月27日でチーム通算100本目ホームランという破壊力なのである。
・本命が 9連勝で 首位に立つ 王の充実 選手に伝播か
2005年06月27日(月) |
中国の水不足深刻、その上汚染水の不安 |
中国の水不足に関することはここで何回も書いてきた。中国では農村部を中心に少なくとも3億人が飲料水に困り、全国の3分の2にあたる400都市が慢性的な水不足に悩むといわれている。水問題が中国の最大のネックであり続けることは間違いなく、中国の水利政策は重大な国家的な課題なのだ。 6月22日の国営通信新華社電(電子版)によれば、「南水北調プロジェクトの中央ルートの運河を水源地としている漢江(長江上流、陝西省、湖北省)が重大汚染地域である」という。流域には抗炎症剤や避妊薬などの原料に使われるサポニン製造工場が200以上密集、それらがステロイドホルモンなどを大量に含む未処理排水を年間計600百万トン垂れ流しているというのだ。現場を訪れた記者は「白い泡が堆積(たいせき)すると河水は黒くなり、においを発する。あたりは刺激臭に満ちていた」とし、地下水も地表水も汚染されていると報告している。 問題はこの汚水は2010年には運河で首都北京に運ばれ、北京の水不足を補うため生活用水として使用されることが決まっている。つまり、このままでは運河が通る周辺地域や北京の水源に汚染が拡大される上、北京市は高い汚水の買い取りを迫られるという最悪のシナリオが指摘されているのだ。たまりにたまった河川の汚染は短時間では解決できるはずもなく、政府内部では深刻な問題となっているもようだ。ここでは過去に書いた水不足問題を引用出来ないが、中国の水不足は深刻である。ねぎなどの野菜を輸出することは、見方を変えれば水を輸出しているのと同じなのである。中国は水不足という大問題を抱えている国家であるので、水を大量に使う 野菜の輸出は中止すべきでないかと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森686 2005年6月27日
感動する心(豊かな感性)
3月30日「ボケ老人になる原因」と題して書いた。金子満雄先生に指摘は肝に刻む必要がある。ポイント中のポイントメッセージを再度引用したい。 1、ボケになるかならないかはその人の「生き方」のよって左右されます。 2、「どういう人がボケやすいのでしょうか?」と質問されたら、私は迷わず「感性の乏しい人」と答えます。(以下省略) 結論は豊かな感性の持ち主であれば、ボケ老人になることはあり得ないのである。7月9日のスピーチの会(生涯青春の会)で20名の人がスピーチするが、80代の登壇者は4名もいる。この人達と話し合っていて共通していることがある。それは6月20日・21日の梅田千代さんの手紙に見られるように感動する心を持っているのである。
1989年に亡くなった国民的歌手・美空ひばりさん(享年52)の17回忌追悼コンサートが、東京・日本武道館で行われた。ステージには女優・森光子(85)さんが当初は詩の朗読だけの予定だったが「ひばりさんへの尊敬を込めて歌わせていただきたい」と 「東京キッド」を披露した。ここで引用したいのは森光子さんのコメントである。「ひばりさんごめんなさい。歌ってしまいました。歌手の夢が破れて女優の道を目指してよかった。でも歌い手を目指していたこともあったので(ここは)あこがれの場所です。きっと天国で見守ってくれたにちがいない」と。インターネットに森光子さんの感無量(感動)の表情が大きく報道されていた。感動する心こそ「豊かな感性」の象徴だ。
・感性の 豊かな人の 振る舞いを 身近に感じて 心豊かに
2005年06月26日(日) |
国の借金、3月末で781兆円 ・地方合わせて1000兆円 |
6月22日サラリーマン増税のことを書いた。その背景は国の借金重圧なのである。財務省は24日、「2004年の国債や借入金など『国の借金』が前年度末比11.2%増、金額で78兆4038億円増の781兆5517億円で、過去最大を更新した」と発表した。国債の販売が好調だったため、05年度に国が必要とする資金を04年度に前倒しして調達したためであるという。国は赤ちゃんも含めた国民1人当たりで、前年度末より62万円増の約612万円の借金をしている。
この膨大な借金の圧力がさまざまな形で国民の負担となって現れて来る。詳しくは後日のテーマに送るが介護施設の個人負担の増加などはその典型である。6月22日に書いたサラリーマン増税も避けて通れないテーマなのである。悲観的なことのみを書くわけでなく、これが現実なのである。少々の昇給があっても、これらの負担増で正味の所得増は望めない時代なのである。庶民は生活の智慧でこれらの時代を乗り切っていかなければならない。
手元に正確な資料がないが、田中角栄が政権を取った頃は、国債の発行残高は僅かであった。その後の自民党政権で膨大な借金増となっている。明らかに数十年単位の失政であると思う。少子化で、人がまばらになっている地域で、今でも道路作りが進んでいる。新潟県内で数分に車1台しか通らないような国道がある。このような無駄な投資が借金781兆円の背景なのだ。こんなに借金が増えても、道路特定財源でせっせと道路作りに励むのだから、見方によっては滑稽である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森685 2005年6月26日
ブラジル戦のヒーロー俊輔・大黒様様
最初は中村俊輔の豪快なミドルシュートであった。30メートル先のブラジルゴールのネットへの先制弾であった。ブラジル代表のパレイラ監督は「ジーコからは、日本にはいいキッカーがたくさんいるから気をつけろ!! と散々言われてきたのだ。その通りだと思ったよ。あの10番(中村俊輔)の弾道を見て、ジーコの現役時代を思いだした」と評価していた。
中村俊輔と同じく大活躍したFW大黒将志(25)である。なにしろ、ギリシャ、ブラジル戦と2試合連続ゴール。決定力をアピールし世界から注目を集めている。ジーコ監督は「ゴール前でも慌てないのが彼の長所だ。控え組が充実しているわれわれの柱でもある」と。しかし、これだけの活躍を見れば先発に使うことになるだろう。ドイツでの大黒の評価もうなぎ上りのようだ。「大黒こそ、スシ・ボンバーだ!!」と特集を組んだ報道もあったとのこと。大黒の海外移籍は時間の問題だ。
・ 大黒の この活躍で 歓喜する ギリシャ、ブラジル 千金ゴール
2005年06月25日(土) |
ガソリン、原油高で127円前後になる |
6月14日「トウモロコシ・サトウキビで車が走る」と題して記述した背景は原油価額の高騰にある。ブラジルではガソリンとエタノールの割合に制限がないため、併用車の比率が昨年の22%から5月には約50%に上昇したというから驚きである。この日書いたようにカリフォルニア州ではブラジル同様にガソリン燃料にアルコールを混入して使用する準備を進めており、巨大なアルコール需要が起こる可能性がある。
一番の問題は原油の高騰がどれだけの期間続くかである。「23日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は急騰、指標となる米国産標準油種は、前日終値比1.91ドル高の1バレル=60ドルちょうどまで上昇し、1983年の取引開始以来、初の60ドル台をつけた」(6月24日・共同通信から)という高騰ぶりなのである。原油急騰を受け、米景気の先行き不安からニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、前日終値比100ドルを超える下げ幅を記録している。原油急騰が景気の動向に影響を与える段階になって来ている。 庶民も原油価格の影響を直接受けることになる。「出光興産は24日、7月出荷分の給油所向けガソリン卸値を、6月より3.4円引き上げる」と発表している。現在レギュラーガソリンが123円程度で、卸売価格の上昇がそのまま転嫁された場合、127円前後に値上がりする。長距離をマイカーで通勤している人には、厳しい負担増になる。中国が原油の戦略備蓄を開始するなどの報道があり、原油価額が下落するような条件はほとんど無いのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森684 2005年6月25日
松井選手の大活躍が始まった
松井の大活躍が始まった。13-19日の1週間は22打数10安打、打率0.455、3本塁打、10打点の堂々たる成績を残して3度目の週間MVPに輝き、「大変光栄なことです。チームが6連勝して好調だったことが評価されたのでしょう。ケガをしていた1週間だったのでなおさらうれしいです」(夕刊フジから)と素直に喜んだ。これで右足首捻挫後の8試合で5発、30打数16安打15打点の大暴れで打率も53試合ぶりに3割に復帰した。
右足首捻挫を契機にしてのこの活躍であるので、さすがは松井秀樹選手である。本人は「ケガの前からいい感じがあったし、僕自身それほど驚きはない」と涼しい顔であるというから面目雀躍といったところである。3月13日今年の松井選手の活躍を期待して次の短歌を書いたが、この通りの活躍となるであろう。
・素晴らしき 日々を重ねて 3年目 日本の松井 雄姿ますます
2005年06月24日(金) |
スタッフサービス、未払残業代53億円を支払う |
毎日のように驚くような事件が続いている。昨日書いた15歳の少年による両親の殺害は、社会に大きな衝撃を与えた。100歩譲って父親の殺害までは、理解できるとしても母親まで待機して殺害するなどは正常な感覚が失われている。それにしても、15歳のわが子が殺意を持って襲ってくる・・・この母は意識を失うまでどのような恐怖と苦痛を味わったことであろう。一つの事件は必ず伝播するもので、類似した事件が今後起ることが懸念される。
今日は弟が兄を襲って殺害するという事件が起っている。福岡市南区のマンションで23日午後、中学3年の男子生徒(15)がけんかの末に兄(17)を包丁で刺し殺した。兄は全身10数カ所を刺されて死亡という凄惨なものだ。抽象的な表現であるがこの兄弟には人間社会の常識が身に付いていないのである。 社会の常識・国の法律を大手企業が堂々と破る事件も続いている。3000人を超える社員を抱える会社が残業代を払わなかったというから驚きだ。人材派遣業最大手「スタッフサービス」の岡本英範社長は記者会見し、「同社グループが従業員にサービス残業をさせていたことを認め、全国の従業員と退職者計約3400人に過去2年分の未払い残業代約53億6500万円を支払った」(6月23日時事通信から)ことを明らかにした。3400人に53億円とは一人当たり156万円に相当するのである。スタッフサービスの経営者は、こんな非常識な違法行為がまかり通るとでも思っていたのだろうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森683 2005年6月24日
ブラジルをあと一歩まで追い詰めた日本 日本のサッカー人気が一気に上昇するようである。なにしろ、世界有数のチームであるブラジルをあと一歩まで追い詰めたのである。試合後のジーコ監督も、これまで見せていたみけんのしわはすっかり消え、母国ブラジルに対し立派な試合をしたことへの満足感、それともプレッシャーからの開放感からか、晴れ晴れとした表情であった。
報道によれば日本は爆発的なスピードはないが、俊敏さに勝っていると言う。イタリアの表現で言えば「やぶ蚊のようなすばしっこさ」なのである。ともかく日本チームが世界に通用することが分かっただけでも大変なものである。中田英の攻守に渡るリーダーシップ、中村の飛び道具、加地の突破、そして大黒の得点感覚など各自が強烈な魅力を放っている。
ジーコ監督の頼もしい談話を引用したい。「W杯まであと1年ある。リフレッシュして出直しだ。この大会で選手が世界の超一流と互角以上に戦えた自信を持てたことが何よりもうれしい。日本が世界一になるのは、みなさんが考えているより早いと思うよ」このコメントに対する補足は無用である。
・ブラジルと 互角の戦い 鮮烈だ ジーコが目指す 世界の頂点
2005年06月23日(木) |
また衝撃事件:長男が両親を殺害 |
また衝撃的な事件が起る。東京都板橋区の建設会社社員寮で管理人夫婦が殺害された。犯人は高校1年生の長男(15)であった。動機は事件前日の19日に、「父親(44)から『お前はおれより頭が悪い』と言われ殺してやろうと思った」(21日・スポニチから)などと供述している。母親(42)については「いつもハードな仕事をしていてかわいそうだった。いつも、死にたい、と言っていたので一緒に殺した」(引用同)との供述だ。父親を20日昼ごろ、鉄アレイなどで殺害し、後から部屋に来た母親を道連れに刺殺している。どうしてこんな行動が出来るのか、その背景に何があるのかが最大の検討テーマであることは間違いない。
逮捕された長男は、「暗いわけじゃないし、キレる感じもない」「普通の子」。であったが、学校関係者や同級生は声をそろえるが、「無差別殺人ゲーム」が好きだったという。6年前の生首殺人の時も指摘されていたが、少年犯罪を誘発させるのが、有害ビデオであることは間違いない。言論の自由との関連で、難しいテーマであるが、明らかに少年に有害なビデオは規制の対象とすべきでないかと思う。 少年は多数のゲームソフトを所持し、特に無差別殺人ゲーム「グランド・セフト・オート3」にはまっていたという。グランドは、「銀行強盗の仲間に裏切られた主人公が報復する筋書き。・・・カージャックや銀行強盗を繰り返して現金を集めていく。子供や女性を含む一般市民や警察官の無差別殺傷、自動車で次々とひき殺す内容だ。米国製でシリーズ3作目は国内で一昨年発売され、4月までに約35万本が販売。4作目も昨年発売された。」(6月23日・スポニチ)とある。過激な無差別殺人ゲームを35万人以上の若者が見ている・・・これは言論の自由が産み落とす一つの恐怖である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森682 2005年6月23日
多忙な一日:24時に癒しの森を書く
東京旅行から帰ってまだ疲れが残っている感じであるが、今日は畑仕事であった。以前に書いたヤーコン畑が30坪余っていたのである。時期は少し遅れているが、サツマイモの苗を60本余り植える。秋は孫たちを集めてのサツマイモ掘りである。ここから帰ると、引越しして間もない娘のマンションへ行く。どうにか自由時間になったのが21時であった。家にいると何かと雑事が出てくるので、何時ものサイゼリアに逃げて行く。
日々の映像を書き終え、癒しの森に取りかかろうとすると、「頑張っているね」と友人の菅野勇さんに声をかけられる。生涯青春の会に深い理解を頂いている人で、当然のように「スピーチの会」の懇談となった。この方からもスピーチに登壇して頂くことになった。この人は講演をすれば1時間でも2時間でも話をする人で、4分間のスピーチは短くて難しいかも知れない。話を打ち切って今日の癒しの森を書く。ここまで書いて時計を見ると24時になっていた。
・多忙でも 僅かの静の 時ありき 動が無ければ 文は生まれず
2005年06月22日(水) |
政府税調サラリーマン増税の報告を発表 |
政府税制調査会(首相の諮問機関、石弘光会長)は21日、個人所得課税のあり方をまとめた報告書を正式発表した。「給与所得控除や配偶者控除をはじめとする各種控除の整理・縮小が柱で、特にサラリーマンにとっては増税色の濃い内容だ」(6月21日・毎日から)という。内容の全てをここでは書けないが、サラリーマンにとっては大増税の方向である。最初に槍玉に上がっているのは給与所得控除の縮小である。マクロで説明すると以下の通りだ。 1、勤労者の給与所得総額は約213兆円である。 2、給与所得控除(配偶者控除、特定扶養控除など)の総額は213兆円の 約30%に当たる61兆円である。 3、現在は213兆円-61兆円=152兆円が課税対象になっている。 4、政府は課税対象152兆円から14兆円の所得税を徴収している。 5、政府税調の目的は14兆円の所得税を26兆円に持って行きたいのだ。 この傍証として石弘光政府税制会長のコメントの一部を引用しよう。 「所得税は過去十数年、定率減税や課税最低限の引き上げなど、景気浮揚のために減税ばかり行ってきた。最盛期で約26兆円あった所得税収は約14兆円にまで落ち込んでいる。所得税としての機能がまひしている。消費税とともに所得税が基幹税として支えない限り、日本は駄目になる」(21日・毎日から)との主張なのである。石弘光政府税制会長の思惑通りに実行されると、約12兆円の増税になる。主な増税の目次は①給与所得控除を縮小②退職金への課税強化③配偶者控除、特定扶養控除の縮小・廃止④個人住民税の均等割り(4000円)の引き上げ⑤所得税と個人住民税の税率変更・・・などなどである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森681 2005年6月22日
青春の会のスピーチの登壇者
生涯青春の会主な行事は「スピーチの会」である。この会は次の時間帯で運営する。 1部 1時30分~2時20分・・・50分・登壇者10名 交流の時間 2時20分~2時50分・・・30分 2部 2時50分~3時40分・・・50分 登壇者10名
今日は6月11日の出席者の中で「青春の会についてもっと詳しく話を聞きたい、意見を言いたい」と言う方と懇談する日であった。市民活動支援センターへ行くと2名の方が待っていた。一人は南雲益雄さん(83歳)伊藤茂樹(もき)さん(77歳)のお二人であった。南雲さんからは様々な意見を頂き、7月の予定表・7月9日「第一回スピーチの会進行表」の文章の修正を行なう。詳しくは省略するが、この2人はスピーチに登壇していただくことになった。
帰りにメールを頂いていた田巻武彦さん(66歳)宅を訪問する。今までに様々な会社を経営されており、一人で講演会を開けるような人であった。4分間のスピーチを快く引き受けてくれた。これで7月9日のスピーチの会で確定している登壇者はこれで10名になった。あとの10名追って決まっていくと思っている。一回の会合で20名の人がスピーチする・・・おそらく始めての会合の形式になるだろう。
・陸続と スピーチする人 決まり行く 輝く星が みんなの前に
2005年06月21日(火) |
研修医教える指導医の2割がうつ状態 |
医療に関係することで驚くような報道がある。6月15日に書いた「専門医の腹腔(ふっくう)鏡手術、半数が不合格」という報道である。この手術は毎年31000件も行なわれているが、その53%が不合格の技術水準で実施されているのだ。庶民は生活習慣を整えて病気にならないことである。
前記の報道と同程度のショックを与える報道があった。なんと研修医を教える指導医の2割がうつ状態であるというのだ。文部科学省の研究班(研究責任者=前野哲博・筑波大助教授)の調査によると、「病院で研修医を教える指導医の2割が「うつ状態」に陥っている」(6月21日・朝日から)という。具体的に「週3日以上直接研修医を指導している実質的な指導者175人をみると、うつ病になる可能性が高い「うつ状態」と判断された人が37人(21%)にのぼった」と言うのだ。うつ状態の指導医が研修医に正常な教育が出来るわけがない。
何故こんなことになるのだろう。原因の一つは指導者な立場にある医師があまりのも多忙であることだ。研究班は「対人関係や仕事の質よりも『仕事量が多い』ことをストレスに感じている人が多かった。実際、1週間の平均勤務時間は75.7時間と多く、『通常の診療だけでも忙しい中、さらに指導もしなければならず、負担感が強い』と分析」している。それにしても、大きな病院の指導的立場にある医師の2割がうつ状態と判断されていることは、驚愕に値することである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森680 2005年6月21日
梅田千代さんからの2通目の葉書
2通の葉書とも梅田千代さんがお書きになった油絵が印刷されたものであった。1通は花を描いたF号で「一生青春・一生現役の花」と添え書きがしてあった。2通目の葉書は水仙で描かれた「ファンタジックの花の絵」であった。やや過大な評価でここに引用するのは憚る感じであるが、梅田千代さんの純粋な心を見習う意味で葉書の内容の一部を引用させて頂く。
「石田様より命を頂き又生かして頂いたという感謝を持ちまして、毎日玄米おにぎりを頂いております。通じもよく体調がとてもよろしゅうございます。感謝・合掌‼・・・正に命を頂いて参りました。ほんとうに有難う存じました」 余りにももったいない評価で恐縮の限りである。89歳になられた梅田千代さんの心の様相は、正に青春そのものである。サルエル・ウルマンの詩を下敷きにして、梅田千代さんに次の詩を送りたい。
人は年を重ねただけ心は老いない。 理想と感謝の心がなくなったときに老いが来る。 千代さんは信念と感動と共に若く 希望ある限り「一生青春・一生現役の花」である
2005年06月20日(月) |
自殺予防策、自治体の7割が実施というが |
朝日新聞の調査によると「都道府県と政令指定市の7割以上が独自の自殺予防対策事業に取り組んでいる」という。国内の自殺者は98年に一気に3万人を超え、昨年まで7年連続して3万人台が続いている。僅か7年で23万人余りの人達が自殺していることは異常といわねばならない。厚生労働省は自殺者の減少に努力しているとのことであるが、雲の上の役人が何をどう取り組もうとしているのだと言いたい。この問題は国(厚生労働省)が直接取り組めるテーマではないと思う。 国立精神・神経センター精神保健研究所の調査によると、 36都道府県と8市が自殺予防事業について「実施している」「今年度中に実施の予定」と答えている。地方自治体が具体的にどんな自殺予防事業が出来ると言うのか。官で何でも出来ると思っているとしたら滑稽である。
自殺防止に取りくむNPO法人がある。あるいは、NPO法人の活動そのものが自殺防止に役立つ団体もある。国及び都道府県は、これらの団体の支援強化に取り組むべきだ。秋田県の竹島部長は「自殺は社会全体を視野に入れないと解決できない。地域の様々な団体がそれぞれの領域で動くことが予防のかぎだ」(6月18日・朝日から)と話している。 このような意識が国及び治自体に広く行き渡っているとは思われない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森679 2005年6月20日
梅田千代さんからの手紙(6月21日記述)
東京旅行から帰ると梅田千代さんからの葉書が2通届いていた。梅田千代さんは6月11日に記述した89歳の方である。翌日12日に我が家にこの方が来られたことは、癒しの森に記述した通りである。ともかく、生涯青春の会の全員に何かを与えるスター級のメンバーがきら星のごとくに現れる気配である。梅田千代さん・加瀬マサ子さん(80歳)・小林孝一さん(82)・・・・
梅田千代さん・・・この方は89歳になられても心が純粋なのである。手紙の一部をここに引用させて頂く。
「お宅のお庭の花々が一段と輝きを増すシーズンとなりました。ガザニヤが咲きますのが楽しみでございますね。去る6月11日(土)、12日(日)2日連続で大変お世話になりました。あの2日間は正に私の夢が実現された最も幸せな時間でございました。ほんとうに有難く厚くお礼を申し上げます。有難う存じました。石田双三様道子様ご子息様の方々一丸となられて「生涯青春の会」をお作り下さる御姿を目の当たりに拝見し只ただ感激しております。今度生まれか替わりましたら石田様のお宅へ・・・・。 梅田千代」
・青春の 証のような 心根が 波動と成って 感動与える
2005年06月19日(日) |
消費者を拒否する新潟の中心部(古町通り) |
「生涯青春の会」の開催会場として新潟市の中心部にある6番館ビル(新潟市市民活動支援センター)を利用するようになった。そんな関係で古町6~7番町に時々行くことになった。そこで思うことは、この町は消費が旺盛な40~50代の家族を拒否する町であると思った。その最大の原因は、無料で駐車できるところが何処にもないのである。子供ずれの家族が30分200円の駐車料金がかかるこの地域に来るわけがない。よって、新潟の中心部である古町通りの商店街は、さびれる一方だろう。
中心部から外れた周辺部の道路もすべて駐車禁止である。道路に車は1台もなくすっきりしている。ただし人影もない。これが果たして良いのかどうかは大いに疑問である。交通量の少ない道路は、地方の町に見られるように、片側を無料の駐車場に開放するべきである、このような対応策がなければ、中心部で消費者を相手にするビジネスはほとんど成り立たないと思う。
町の中心部にあるスーパーすら消費者から拒否されている。「ダイエー、イオンなど大手スーパー10社が今年度に計画する店舗の閉鎖が92と、閉鎖対象は主に地方都市の駅前などに立地している店舗」(19日・日経から)が閉鎖の対象となっているのだ。私は妻と良くアピタ(株ニューの商業の集積地)へ行く。ここはスーパーの他、古町6~7番町の商店街を遥かに越える店舗が並んでいる。勿論車の駐車は無料である。車を拒否する古町は、老人の散歩道程度の地域になるようだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森678 2005年6月19日 カーナビの威力(21日記述)
2ヶ月ほど前カーナビを入れてた。もう少し早く取り付ければ良かったというのが率直な感想である。公道に面していれば、家の前まで正確にカーナビが誘導するのである。これほど便利な文明の利器はない。
今まで車で東京に行ったことはなかった。いや行こうという発想すれなかった。ところがカーナビを入れて考えが変わった。19日から21日まで2泊3日で、妻と東京へ車で行くことにしたのである。
一泊はホテル・一泊は世田谷の従兄弟のところに宿泊した。主に妻の同級生を訪ねる旅行であったが、住所を入力するとその家の前までドンぴしゃりとカーナビが誘導するのである。メカの弱い私にとっては、感動に近いものがあった。こんな機器が16万円余りで取得できるのだから、安いものである。従兄弟は、癒しの森に2回ほど登場した「朝江ちゃん」だ。話が弾んで今週の週末(25・26日)に発芽玄米ごはんの炊き方の指導をかねて遊びに行くことにした。ともかくカーナビの威力で、私の車での行動範囲は飛躍的に広がるようだ。
・これからは カーナビ友と 頼りつつ 全国何処でも 行く楽しみが
2005年06月18日(土) |
精神障害の労災申請最多の524人認定130人 |
ストレス・うつ病・自殺などのテーマはここで数多く書いてきた。いつも同じことを書くが、自分に襲うストレスに対して、対話できる良き友人の有る無しが最も大切ではないだろうか。仕事が原因で精神障害やうつ病になり最悪では自殺の道を選ぶ・・・こんなばかばかしいしいことはないと思う。厚労省が発表した精神障害で労災申請をした件数は以下である。精神障害を起こした524人は、相談できる良き友がいなかったと言わなければならない。
・精神障害(うつ病・過労自殺)になり労災申請をした件数・・・・ 524人 ・上記にうち労災と認定された件数(うち自殺45人)・・・・・・・・130人
精神障害と認定された人の職種別では、システムエンジニアや看護師、医師ら専門技術職が1番多く43人であったという。年代では30代が53人と最も多い。
同じく厚労省のまとめでは、過労が原因で脳・心臓疾患になり労災認定された人は以下である。 1、過労が原因で脳・心臓疾患になり労災申請件数・・・・・・・・・816人 2、上記にうち労災と認定された件数・・・・・・・・・・・・・・・294人
過労が原因で労災と認定された294人のうち過労死が実に150人もいるのである。海外で「過労死」という常用語があるかどうかは分からないが、過労が原因で死亡するなどというデータがあるのは日本だけではないだろうか。 (参考資料6/17・共同通信) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森677 2005年6月18日
小林孝一さん(82歳)の詩の朗読
発芽玄米ごはんの炊き方を教えてほしいと、古い知り合いの小林孝一さんが20年ぶりに我が家に来る。この方は若かりし50~60代の時は、新潟の演劇界で知らない人はいないほど活躍した人であった。82歳になられても壮健であることは何よりである。「モットーは生涯青春」であったと言う。そんなこともあって、私が立ち上げ6月11日に開いた「生涯青春の会のつどい」にも出席していただいた。
小林孝一さんが来るなり、発芽玄米ごはんの炊き方は横に置き、7月9日(土)に開く「青春(スピーチ)の会」の冒頭でサルエル・ウルマンの詩の朗読をお願し了解を得る。7月9日の青春の会は、小林さんの炎(もえる)情熱が会場に響き渡る朗読となるだろう。
青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相をいうのだ。 逞ましき意思、優れた創造力、炎ゆる情熱 ・・・・ こういう様相を青春というのだ。 年を重ねただけで人は老いない。 理想を失う時に初めて老いがくる。 ・・・・ 人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。 人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。 希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。」
2005年06月17日(金) |
家電メーカーの大型投資が「国内回帰」の流れ |
日本のマスコミはやや悲観過ぎる面があると思う。4年ほど前まで国内産業の空洞化が盛んに言われてきた。これに基づく 失業者の推定数も大々的に報道されたものだ。日々の映像もこれらの報道に巻きもまれてかなり悲観的な記述をした記憶が鮮明に残っている。 家電各社はコストが安い海外での生産を拡大していたが、この流れに明確な変化が現れてきた。各社は先端技術の海外流出を防ぐことで競争力を維持する目的で、国内で大型投資を計画している。すなわち、以前報道された産業の空洞化が止まる動きなのである。キヤノンは、プリンターや複写機に使われるトナーカートリッジやインクの新工場を大分市に建設する。総投資額は約八百億円にのぼるのである。キヤノンがアジアよりもコストが高い国内で大型投資に踏み切るのは、「付加価値の高い製品については生産や技術管理を徹底し、海外への技術流出を防ぐブラックボックス化」(17日・産経から)を進める狙いなのである。 ここで国内回避の主な投資を取り上げよう ・キヤノン プリンターや複写機トナーカートリッジ工場・・・・・・・800億円 ・キヤノン・東芝 SED(表面伝導型電子放出素子ディスプー工場・・1800億円 ・シャープ 液晶テレビ生産(2005年1月・亀山工場)・・・・・・・・・1500億円 ・シャープ 液晶テレビ生産(2006年10月・亀山第2) ・・・・・・・・1500億円 ・松下電器 プラズマディスプレーパネル工場・・・・・・・金額表示なし ・東芝 半導体の新生産棟建設。今年7月稼動・・・・・・・・・・・2700億円 東芝の岡村正社長は、「工場のブラックボックス化を進めることによって、適正な利益を得ることができる」(産経から)と見ているのだ。生産技術の優秀さが家電メーカーの砦なのである。その砦をブラックボックス化する動きは必然の流れといえると思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森676 2005年6月17日 アメリカで一番人気のある人・・オブラ女史
今日はオプラ・ウィンフリーの大きな写真を見る。アメリカで一番人気のある黒人女性のTV司会者である。この写真を見た時、6年ほど前に書いたスーパーモデルのナオミ・キヤンベルこのとを思いでした。ともかくオプラ・ウィンフリーの表情になんとも言えない心の豊かさを感じた。眼は心の窓という。オプラ・ウィンフリーの眼は、なんとも言えない暖かさが漂っていた。
オプラ・ウィンフリーはアメリカの人気トークショー「オプラ・ウィンフリー・ショー」(1986~)の司会者。この番組は世界108ヵ国に放送されると言う超スーパー番組なのだ。オプラ・ウィンフリーは女優としても、スピルバーグ監督作品「カラーパープル」で、アカデミー助演女優賞にノミネートされたこともあった。
6月16日、米経済誌フォーブスは、「世界の有名人パワーランキング100」を発表した。トップに立ったのはこの人オプラ・ウィンフリーであった。米フォーブス誌の世界有名人番付に堂々1位に輝いたのはオプラ・ウィンフリーその人なのである。
・表情に 心の豊かさ 暖かさ ナンバーワンの オプラ・ウィンフリー
2005年06月16日(木) |
中山文科相 従軍慰安婦という言葉はなかった |
また政治家の軽率な言葉が飛び出した。中山文科相は静岡市のタウンミーティングで「従軍慰安婦という言葉はそもそもなかった」と発言した。それではどんな言葉があったと言うのか。ただ「従軍慰安婦という言葉はなかった」では従軍慰安婦の問題を否定的に捉えていると誤解されても仕方がない。同文科相は13日、記者団に「そういう人たちがいたことは知っているが、そのころは(従軍慰安婦という)用語、言葉はなかったということを言いたかっただけだ」と釈明しているが言葉の有る無しの問題ではないのだ。 伊田稔のホームページから基本認識を引用したい。「戦争中、多くのアジア人等への、強制連行・強制労働が日本によって行われました。私たちは問いたい。彼らはなぜ『従軍慰安婦』問題の本質を、自分たちが勝手に定義した『強制連行』の有無の問題にすりかえようとするのか。彼らは、『従軍慰安婦』記述の削除を要求する前に日本軍兵士の性奴隷にされた被害者たちの証言に一度でも耳を傾け、彼女たちの視点から当時を見ようとしたことがあるのだろうか」中山文科相は教科書から従軍慰安婦の言葉が減って来ていることを歓迎している発言もしている。
93年に河野洋平内閣官房長官が政府見解を発表している。「本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府はこの機会に、改めてその出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる」と。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森675 2005年6月16日
野茂、日米通算200勝の快挙!
大リーグ野茂英雄投手が15日、ブルワーズ戦に先発しメジャー11年目で、日米通算200勝(日本通算78勝)の偉業を成し遂げた。野茂の最大の功績は、日本人大リーガーのパイオニアとしての活躍であろう。記憶に残っている人も多いと思う。11年前オフの時、米国に身を投じる決心をした野茂を日本の球界は批判の的とした。そして、大リーグの成功を信じる人は少なかったのだ。
村上雅則氏は「評論家たちは『2~3年で帰って来るよ。ダメに決まっている』と話していた。僕だって、彼がこんなに長くトップレベルでやるとは思わなかった」(6月16日・日報から)先駆者を非難・中傷するこれは島国根性の最たるものだろう。野茂英雄投手のコメントはあまり報道されることがないが、日報夕刊に出ていたので引用したい「ファンもチームメートも応援してくれたので、なるべく早くクリアしたかったが、達成出来て良かった。守備に助けられ、テンポよく最後まで行けた。シーズンは終わりでないので、最後までいい投球をしたい」と。
5月30日に「野茂200勝目前 渡米11年目」と題して書いた。苦節11年野茂は成功者として十分に讃えられるだけの資格がある。
・数々の 批判を受けた パイオニア 野茂200勝の 偉業燦然
2005年06月15日(水) |
専門医の腹腔鏡手術、半数が不合格 |
6月15日 医療の信頼が崩壊する報道が続いている。 6月7日東京医大病院「特定病院」承認取り消しのことを書いた。事件の背景は 医療水準の低さと、ミスの頻発なのである。その結果医療訴訟が増え昨年は1000件超す事態になっている。
医療ミスを繰り返す「リピーター医師」の再教育の方法を検討してきた日本医師会(日医、植松治雄会長)は5月19日、再教育制度を8月にスタートさせることを決め、各都道府県の医師会に通知した。この再教育の当面の基準として、「過去3年で3回以上の有責事故を起こした者」としている。3年で2回の有責事故の場合は、再教育の対象でないというから考えさせられる。
もっとビックリするのが専門病院で指導的な立場で手術を担う専門医のレベルの低さである。 がんの手術などで、患者の体への負担が少ない腹腔(ふっくう)鏡手術の経験を積んだ医師を対象に、日本内視鏡外科学会が初めて行った技術認定審査で「全体の合格率が53%にとどまり、約半数が不合格になったことが14日わかった」(6月15日・読売から)というからショックである。日本内視鏡外科学会の2003年実績調査(腹部外科)では3万1000件なのだ。この手術の53%が不合格の技術水準で実施されているのだ。このような報道を冷静に受け止める必要がある。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森674 2005年6月15日
ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)
ロッテの勢いが止まらない。6月8日、ヤクルトを下して5連勝を成し遂げ交流戦1位を決めた。このような背景から、バレンタイン監督(55)の“永久監督”案が浮上している。ロッテの瀬戸山隆三球団代表(51)が「個人的な考え」と前置きしながらも「バレンタイン監督にずっと指揮してほしいと思っている。4、5年後、その先もやってほしい」(6月14日・スポーツニッポンから)といっている。バレンタイン監督は「そういう話が出ることは光栄」と前向きである。この人のことを詳しくは知らないが、なんといっても日本人には少ない「明るさ」という武器を持っている。 永久監督と言えばソフトバンクの王監督も永久監督のようである。「福岡の顔」としてダイエー時代から11年目を迎えている。孫代表は「王監督も5年契約などと言われていたが今は永久監督のような感じになっている」と言っている。信頼に勝る力はないと思う。日本の球界の中ではバレンタイン監督のロッテ・王監督のソフトバンクが益々輝くのではないだろうか。
・信頼に 勝る力は 他になし 益々輝く ロッテとバンク ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ボビー・バレンタイン監督のプロフィール ・1950年5月13日生まれ・54歳 ・178cm 84kg 右投げ右打ち ・南カリフォルニア大学から1968年ドラフト一位でドジャース入団 ・1985途中~1992年途中レンジャース監督~メッツ傘下3Aノーフォー クを 経て1995年千葉ロッテマリーンズを率いてチームを10年ぶりのAクラス (2位)に導くも広岡達郎ゼネラルマネージャー(当時)との確執により、 多くのファンに惜しまれながら退団。 ・途中から2002年までメッツ監督。2000年リーグ優勝。 ・2004年から再び千葉ロッテマリーンズを率いる。
2005年06月14日(火) |
トウモロコシ・サトウキビで車が走る |
中南米ではサトウキビ・トウモロコシなので作るアルコール(エタノール)で自動車が走っている。「アルコール燃料の一種、エタノールの価格がガソリンの半値とされるブラジルではガソリンとエタノールの割合に制限がないため、併用車の比率が昨年の22%から5月には約50%に上昇。ガソリン専用車を上回った」 (日経から)というから驚きだ。カリフォルニア州ではブラジル同様に自動車用ガソリン燃料にアルコールを混入して使用する準備を進めており、これに続いて中西部の州も採用を検討しているため、巨大なアルコール需要が起こるものとみられている。 トヨタ自動車はガソリンとアルコールの両方を使用できる乗用車の開発に着手している。「サトウキビなど植物からつくるアルコール燃料は高騰するガソリンの代替燃料として、中南米で需要が高まっている」という。トヨタは新車販売が急増するブラジルなど中南米市場を今後の世界戦略の重点地域と位置づけているのだ。トヨタは新車販売が急増するブラジルなど中南米市場を今後の世界戦略の重点地域と位置づけ、早ければ来年後半にもアルコール・ガソリンの両方を使える乗用車を市場に投入するという。 アメリカでもトウモロコシを原料とした 燃料用アルコール生産が活発で既に60ヵ所以上の工場が存在している。燃料用アルコールで自動車が走る・・・これは米国・ブラジルのような巨大農業国しかできないと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森673 2005年6月14日
熟年独身女性よ!人生は最後まで分からない
6月11日に書いたが、仮称「おはようグループ」を作りたいとの提案がある。50歳以上の独身者で、お互いの健康を電話で確認しあったり、独身者をホローする体制が出来ないものかとの提案なのだ。また何が出来るのか。しばらくの間意見交換会を開くことにした。7月の開催日は21日である。60歳前後の独身女性は実に多い。人それぞれ考え方が異なるので、価値あるグループが纏まるかどうかは分からない。先ずは意見交換をして理解が届く人間関係が出来るかどうか、これが最初の関門のように思う。
2004年9月1日に浅丘ルリ子さんの恋人のことを書いた。女優・浅丘ルリ子さん(64)が、新恋人と噂される大衆演劇のスター松井誠(44)とインタビューに応じ「2人で一生、支え合っていきたい」と、初めて恋人関係にあることを告白したことを書いた。
この日に書いた松井誠さんの言葉を再度引用したい。「私生活で見る彼女の純粋さにひかれました。浅丘ルリ子という大女優の看板を守ってあげながら、ボクが彼女を一生、支えていきます」と60代の女性にはため息が出そうな宣言をしていた。6月14日のスポニチに松井誠さんのコメントが掲載されていた。楽屋で2人の関係について「いままで通りで何も変わっていません。ずっと素敵な関係が続いています」と。我が家に集まってくる独身女性に「人生は最後の最後まで分からないものだ」と激励したい。 ・ため息が 聞こえるような この話 年の差20の 熱々カップル (2004年9月1日癒しの森からの再掲)
2005年06月13日(月) |
小泉首相、靖国神社参拝を強行するか。 |
4月25日の日々の映像「小泉首相、バンドン会議で異例の反省、おわび演説」と題する記述に中で「中国・韓国の立場から見ると、『アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた』この時の日本の精神的な支柱が靖国神社だったのだ。ここに国会議員が約90名と小泉首相が参拝するのだから、中国・韓国の普遍的な宗教観からすればビックリ仰天するのである」と書いた。この普遍的な宗教観とはどういうことか・・と2名の読者から質問を受けた。質問に対して4月27日のメールで概要の説明をしてあった。今日はそのメールをそのまま引用したい。 「メールを拝見しました。来月の11日までは忙しく詳しい説明は出来ません。世界の宗教は、「参拝する対象者が誰か」が普遍的な宗教観なのです。中国では三国志に登場する諸葛孔明・関羽を祭っている地方が多くあります。宗教の原点は「根本的に尊敬する対象」なのです。孔子を尊敬する地方は孔子を祭って参拝しています。中国の宗教観からすると靖国神社に参拝することは、戦前戦争を引き起こし、東京裁判で絞首刑となった戦犯を尊敬し参拝すると映るのです。広くいえば宗教とは思想そのものなのです。戦前は靖国神社を頂点とする神道が思想の中核であったのです。・・・以下省略」 中国・韓国の普遍的な宗教観からすれば「参拝することは、参拝対象者を根本的に尊敬している」と映るのである。首相・自民国会議員はこの普遍的な宗教観を理解すべきなのであるが、このような忠言には耳を貸さないようだ。飯島勲首相秘書官は「国の指導者たる小泉(首相)が不戦の誓いで靖国神社に行くのは何らおかしくない。(今年も)多分必ずと思う」(6月11日・毎日から)と語っている。「不戦の誓いで参拝する」という言葉は、中国側の普遍的な宗教観からすると理解が届かないのである。 小泉首相の靖国神社参拝をめぐり、「日本遺族会が中国や韓国など近隣諸国への配慮を求める見解をまとめた」(6月11日・毎日から)という。首相の参拝で反日感情が高まることに対して遺族会が、参拝の自制を求めている。こんな環境の中で小泉首相は靖国神社参拝を強行するのだろうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森672 2005年6月13日
素晴らしい人達との交流
「生涯青春の会」の発足は、予想を遥かに超える素晴らしい人達との交流が生まれることになった。昨日の梅田千代さん(89歳)との交流は、計り知れない遺産を私と妻に与えてくれるようだ。 今朝、玄関にキュウリと東京のお土産とメモがあった。キュウリはT氏の家庭菜園の収穫物との印象であった。メモには「会の設立おめでとうございます。まず、健康であること・・・」と書いてあった。この方に発足の集いの祝辞をお願いしたのであるが、東京出張で出来なかったのである。今後この人から「物事の判断」に関して貴重な助言をいただけると思う。 夕刻「短歌が趣味です」という婦人から電話を頂いた。「あなたの短歌は・・」という興味が背景にあった。私の短歌が31文字の文章ですと答えた。何はともあれ、近くこの方と会う機会があると思う。毎週のように初めての出会いがある・・・これは人生の詩(うた)である。
・素晴らしき 人との交流 数多く 充実感じる 今宵のひと時
2005年06月12日(日) |
ニートの定義で異なる数の掌握 |
ニートのことは3月23日に書いた。内閣府の「青少年の就労に関する研究会」(委員長・玄田有史東大助教授)は、学校に行かず、働かず、職業訓練にも参加しない「ニート」と呼ばれる若者が「2002年には85万人だった」とする集計を公表していた。この上の3月23日に書いたように「引きこもりが41万人」(文部省調査)もいるのである。ニート、引きこもりの人数の合計は126万人である。これらの家族の精神的な負担は大変なものである。このニート(若者無業者)・引きこもりは大きな社会問題と言えよう。 国内のニート数をめぐり、政府内で2種類の数字が混在する事態となっている。厚労省は5月末、「2003年のニート数を約64万人と上方修正した」と内閣府調査と異なる見解だ。ここで統計が異なることを問題視しているのではなく、120万人もの若者の未来を心配しているのである。ここで圧倒されるような以下のデータを再掲し記憶に留めたい。
ニートの数 85万人・・・内閣府調査 ニートの数 64万人・・・厚生労働省調査 引きこもり 41万人・・・文部省調査 政府は5月26日、「若者の人間力を高めるための国民会議」(議長・奥田碩日本経団連会長・ 6月4日読売から)を設置するなど、ニート対策に本腰を入れようとしているが、上記の問題は日本の悪しき生活文化に起因している。何をどう直していけばよいのか。「生涯青春の会」の重要なテーマにしたいと思っている 。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森671 2005年6月12日
生涯青春の会の波紋
主催者の私が言うのははばかる面もあるのだが、昨日の青春の会は大成功であった。それを裏付けるように、朝から参加した友人からの喜びの電話が多くあった。御礼の結びは決まって「次回(7月9日)は友人を誘って参加します」とのことであった。今回の75名の参加を踏まえると、来月は100名を越える参加者になる可能性がある。実を言うと6月11日は、学校の行事など公的な会合が多く、発足の集いに参加できなかった友人が20名余りいたのだ。この人達が参加すると100名をかなり超えることになる。よって分割開催の準備をする必要がある。 発足の会が終わった今日は、妻が代表をすることになった「ヘルシーライフの会」の「発芽玄米ごはん」の炊き方指導が12時と14時の2回あった。この講習をしていると、昨日の梅田千代さん(89歳)からお礼の電話があり、私も講習の仲間に入りたいとのことで、タクシーで我が家に駆けつけてくれた。あとはここで記述するまでもなく、梅田千代さん(89歳)と、今日参加の小野沢裕子さん(ラジオ・越後じまんず)・北村みゆきさん(大学の先生)・田中久美子さんの3人は、大きな談笑の花を咲かせていた。そして再会を誓っての解散となった。
・千代さんの 振る舞い言葉に 文化あり 会を支える 大きな力
2005年06月11日(土) |
韓国「日本に不信」9割…深まる両国民の溝 |
韓国国民の対日不信が深刻になっている。このことは東アジア情勢にも影響を与えかねない深刻な様相を呈していると言わなければならない。日韓国交正常化40周年を機に、読売新聞社と韓国日報社が実施した日韓共同世論調査は驚くような内容である。多少の要点を書き留めて置きたい。日本側の「親韓」感情が高まりを見せる中、韓国側では対日不信が過去最高の9割に達しているのだ。その要点を整理すると次の通りである。 日本 韓国 日韓関係について、「良い」と見る人 60% 11% 日韓関係について、「悪い」と見る人 65% 94% 日韓関係が「悪い」と答える原因(竹島問題) 65% 94% 相手国(日本又は韓国)が信頼できる 59% 9% 相手国(日本又は韓国)が信頼できない 90%
日本側は「信頼できる」が前回比4ポイント増の59%だったのに対し、韓国側は前回の24%から9%へと大幅に減少している。「信頼できない」が15ポイント増の90%に達していることは深刻と言わねばならない。信頼できないとする背景には、歴史問題の認識が大きく影響していると思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森670 2005年6月11日
生涯青春の会発足のつどい盛大に開かれる
「6番館で会いましょう」と掲げて生涯青春の会発足のつどいは、75名の参加を持って盛大に開かれる。当初から参加目標が60名であったので大成功であった。開催前は公的な仕事に関与しているNPO関係の友人などが、約20名余りが出席できず果たして60名以上が参加するか不安であった。それだけに75名の参加で発足のつどいを盛大に開くことが出来、ある種の満足感に浸っている。
発足の集いの内容に付いては、追って参加者から手紙が届くと思うのでこの時に説明をしたい。ここでは素晴らしいハプニングがあったことを記述したい。 今日の参加者の中に80歳以上の方が2人おいでになるとのことで、式次第の中に急遽「最高齢者参加の紹介」というコーナを設けた。全く予定外のことがここで起ったのだ。紹介された梅田千代さん(89歳)が、紹介されるとマイクのところまで来て、5分余りの素晴らしいスピーチをしたのである。次に紹介されたのは、長岡からきた加瀬マサ子さん(80歳)もマイクの前に立ち、会場全体が驚きに包まれるほどの素晴らしいスピーチをしたのである。生涯青春の会のメイン行事は「スピーチの会」である。2人のスピーチは、この会の発展を予感させるような内容であった。
・ウルマンが 言うがごとくの 人生を 歩む2人は みんなの鏡 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 記録
6月11日発足のつどいの進行と連絡事項 (6月10日現在)
式 次 第 (司会 大倉奈々絵さん) 1、前座 石田道子 発声の練習(青い山脈) 2、開会 3、歓迎の挨拶 春田理事長 4、ミニコンサート 木村かおるさん 5、健康体操 柳安子さん 山崎和子さん 遠藤トシエさん 荒木恵子さん 6 最高齢者参加の紹介 三宅事務局長 5、生涯青春の会について 石田理事 6、祝辞 上木優子さん 7、フィナーレ 全員で青い山脈の合唱 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 青 い 山 脈 1 若くあかるい 歌声に 2 古い上衣よ さようなら 雪崩は消える 花も咲く さみしい夢よ さようなら 青い山脈 雪割桜 青い山脈 バラ色雲へ 空のはて あこがれの 今日もわれらの 夢を呼ぶ 旅の乙女に 鳥も啼く ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森659 2005年5月31日
「80代壮健の会」改め「生涯青春の会」
今日は2箇所で複数の40代の夫人と「80代壮健の会」の名前について意見交換を行なう。結論として会の名前を「80代壮健の会」から「生涯青春の会」に変更することにした。そして会の複名を「ボケ老人にならない会」にする。青春とはサルエル・ウルマンが言うように心の様相なのだ。サルエル・ウルマンの詩の一部を引用する。この詩を「生涯青春の会」の暗誦詩にしたい。
「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相をいうのだ 逞ましき意思、優れた創造力、炎ゆる情熱 ・・・・ こういう様相を青春というのだ。 年を重ねただけで人は老いない。 理想を失う時に初めて老いがくる。 ・・・・ 人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。 人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。 希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 連絡事項
1、次回の会合は7月9日 会報1号で6月25日に会合を開くとしてありましたが、準備の都合で中止させて頂き第1回の「スピーチの会」は、7月9日の1時30分から本会場で開きます。当日参加される方は、名前と電話番号を記入してお帰りください。 後日の参加申し込みでも結構です。申し込みはFAX(025-269-5246)又はE-mail( daily_vision@yahoo.co.jp)でお願いします。参加者が多い場合は次のように分割開催となります。 ・1回目 13時30分~15時 ・2回目 15時30分~17時 7月9日の準備会を次の通り開きます。 6月22日(水) 13時30分~ 15時30分 会場 支援センター 6月29日(水) 13時30分~ 15時30分 会場 支援センター 7月6日 (水) 13時30分~ 15時30分 会場 支援センター 青春の会についてもっと詳しく話を聞きたい、意見を言いたい、6月11日は都合で出席できなかったが、会の関係者と懇談したい・・という方はどうぞお越しください。
2、6月18日 (土) 健康セミナーと試食の集い 随時開催しています。当面は発芽玄米ごはんの炊き方の指導が中心です。参加を希望する人は石田道子(090-9630-5245)に連絡してください。
3、仮称「おはようグループ」 仮称「おはようグループ」を作りたいとの提案があります。50歳以上の独身者で、お互いの健康を電話で確認しあったり、独身者をホローする体制が出来ないものか。また何が出来るのか。しばらくの間月1回石田宅で昼食(会費500円)を共にしながら意見交換会を開きます。参加を希望する方は石田道子(090-9630-5245)まで連絡ください。7月の開催日は21日(水)12時です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
受付・会場整理案内・設営・接待(6月11日)
受付 1、参加者の内容 (1)日報を見て参加する人 会報1・2を渡す (2) 4部の案内書を受け取り参加する人・・・・会報1・2を渡す (3) 会報1号だけ受け取って参加する人 会報2号を渡す 2、 当日全員に渡す資料 当日の進行表(連絡事項を含む) 3、参加者からうけとるもの イ、参加費(会費)500円・・・ 協会関係者・出演者はナシ ロ、入会申込者書・・・・・・ 見学で参加する人は参加費のみで良い。 会場整理案内 1、 高齢者は特別席に案内する。 2、 前列から座るよう誘導する。
設営 1、高齢者は特別席を10席最前列中央に準備する。 2、 出演者の席を指定する。 3、祝辞 上木優子 4、コンサート 木村かおる 5、お花の用意 清水佳代 6、体操 柳安子さん・山崎和子さん・ 遠藤トシエさん・荒木恵子さん 7、場内整理 石田道子 8、接待 水野千代子・波多澄子・石田百合子 9、設営 石田健・高橋敏男 10、受付 権平文子・伊藤志保・ 11、協会側 春田理事長・ 三宅事務局長・石田理事・石田道子 ここまで20名 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2005年6月11日 生涯青春の会発足の集いのスピーチの骨子 石田双三 本日はお休みのところ、わざわざ生涯青春の会の集いにご参加頂きまして厚くお礼申し上げます。発足の集いに当たり、会の発起人として所感を述べさせていただきます。
最初に会の名称についてお断りいたします。この会のスタート準備時の名称は「80代壮健の会」でありました。80代に自立した生活をするには、若い時代の生き方そのものをチェックして、改めるべきは改めなければならないという趣旨でありました。しかし、80代壮健の会というと80代の人が集まる会であるというように受け止める人が多いのであります。よって、会の名称を生涯青春の会とさせていただきました。生涯青春などはあり得ないと受け止める方もあるかと思います。このことについては、今日のご案内に癒しの森を引用して生涯青春の概念を表示させていただきました。青春とはサルエル・ウルマンが言うように心の様相を言うのであります。心が青春であれば80代は壮健に過ごせるのではないかと思います。
次に言葉の使い方についてお断りします。現在は痴呆症・ボケ老人のことを認知症と呼ぶことになっています。私の話の中では分かりやするために認知症を痴呆症・ボケ老人と発言させていただきますのでよろしくお願い致します。あるいはこれらの社会問題について、適切でない激しい表現を使うかもしれませんが、ボケ老人を出さない運動に対する熱情を持ってのことと、ご理解を頂きたくよろしくお願いいたします。
最初にお話ししたいことは、このような会を作ろうとした動機であります。会報1号の事務局長の挨拶にありますとおり、日本では150万人の痴呆老人がいるのです。10年後には何と250万人に達するのであります。この増える100万人をどこで収容すればよいのでしょう。1年で10万人も増加する認知症(痴呆症)のお年寄りを収容するだけの病院・老人ホームはないのであります。3月末の報道によれば厚生労働省は、お年寄りが共同で暮らすグループホームに入居させようとの方針を立てています。著しい徘徊や混乱症状がある人でも介護保険の規定を改め、グループホームの利用を認めようとしています。それほど収容する場所がないのです。この現実が「呆け老人になるな!」をキャッチフレーズにする生涯青春の会を立ち上げようとした動機であります。
第2の動機はボケ老人を抱える家族の厳しい精神的な負担であります。ボケ老人になるということは、表現はいろいろあろうと思いますが、人間でなくなることを意味します。詳しくは省略しますが、ボケ老人なることは、家族に深刻な負担をかけるのであります。家族がお手上げであれば後は公的な施設に入る。ここであらゆる迷惑と負担をかけて死んで行く、これほど哀れな晩年はないと思います。人生は晩年の5~10年が最も大切といわれています。この晩年・最終章を「ボケ老人に成らないにしよう」とするのが、会の骨格となる目的であります。
第3の動機はボケ老人が出た時の家計の経済的な負担であります。厚生年金の平均的な受給額は170000円であります。夫婦の一方が痴呆になって施設に入ると、現在の負担額は80000円前後が、まもなく改正されて、120000円余りの負担になるのです。170000円の年金で、120000円の負担が出ると残り50000円ですから、家計は完全に破産するのです。平穏な老夫婦の家庭が一遍に生活弱者になってしまいます。それゆえ「痴呆老人なるな!」と声を大にして叫びたいのであります。
次に第4の動機として、ボケ老人は生活習慣病によるものであるという現実であります。会報1号で専門家の指摘を引用しました。結論として、これら老人性痴呆は、脳を使わないという生活習慣病なのであります。平たく言えば感性の乏しい生き方をしている人は、ほぼ100%ボケ老人になってしまうのです。サルエル・ウルマンが言うように何かに燃える情熱を持っていれば、ボケ老人などは無縁なのであります、この会で呆け老人にならない生活習慣を啓蒙して行きます。ボケ老人にならないテーマと習慣を付ければ、痴呆にならないのであります。
次に80代壮健の会の活動の骨子であります。様々な活動を考えていますが、活動の中心は「スピーチの会」であります。1人3分~5分のスピーチの会を開きます。スピーチの題材は、しばらくの間は、会報に掲載されている短文エッセイを活用していきます。この題材に基づいて、感想と意見などを自由に話していただきます。たとえば、今日お集まりのご婦人の一人が「よし、毎月会合に会わせて美容院に行き、お気に入りの洋服を着て3分のスピーチをしよう」と決心したとします。この瞬間から「何を話すか」と頭の回転が全く変わってくるのであります。月1回必ずスピーチをするという習慣を付ければ、痴呆症になる危険はゼロになると確信しております。 最初からスピーチとなると負担に感じる人がいるかも知れません。その場合は参考になった場所を拝読していただくだけで結構です。それでも人前で朗読することは、血流まで変わってくるという絶大な効果があるのです。 スピーチの会は、私が講演をするとか、どこから講師を招いて講演をする計画は全くありません。前段に説明しましたように、参加者が主役となっていく会合であります。1回の会合は20~30名と考えております。参加者が多い場合は会合を分割していく流れになります。(その他の活動については3号で報告させていただきます)
次に会報について報告します。会報は1年間通し番号になります。1回の発行は10ページとして、1年で120ページ1冊の会報にまとめる予定であります。皆さんのところに、1号と2号が届いておりますが、この編集方針を説明致します。
1号は80代を元気に過ごすための認識論という位置づけであります。 2号は健康にとって絶対に必要な運動であります。 3号は2号で予告してありますが、食の問題を取り上げています。 4号は人生にとって最も難しいコミュニケーションの特集号としてあります 5号は病気に関する情報を特集します。 6号は会員の意見も伺ってその他のテーマーとする予定であります。 7号から1号のテーマに戻ることにしてあります。
そして順次運動・食・コミュニケーションと反復して行きます。 ここに引用する私の短文エッセイは、1ヵ年で約120篇余りになります。この引用は、スピーチの題材を提供することを目的としています。私のエッセイと異なる意見があっても一向に差し支えないのであります。この会の価値を求める基準は、どれだけ多くの人が意見を発表するかにあります。 最後にサルエル・ウルマンの詩を朗読して終わりたいと思います。
「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相をいうだ 逞ましき意思、優れた創造力、炎ゆる情熱 ・・・・ こういう様相を青春というのだ。 年を重ねただけで人は老いない。 理想を失う時に初めて老いがくる。 ・・・・ 人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。 人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。 希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。」
2005年06月10日(金) |
高齢者の就業、男性でやや増加 |
依然書いたことがあるがヨーロッパなどと比較して、日本の60歳以上の男性が働いている割合は桁違いに多いのである。厚生労働省が9日発表した高齢者就業実態調査によると、「55―69歳の男性の就業率(2004年10月時点)は、以下の通り71.5%となり、前回調査より、わずかに増えた」(10日・朝日から)という。 就業者 非就業者で就業を望む人 55―59歳 90.1%。 7.7% 60―64歳 68.8% 16.1% 65―69歳 49.5% 21.0% 平均 71.5%
一方、非就業者で就業を望む人上記のとおり7.7%、16.1%、21.0%と逆に増えているのである。高齢になるほど働く意欲があるにもかかわらず働けない「ミスマッチ」の実態が浮き彫りになっている。65歳以上の高齢以上になっても働く必要を感じている人がいるという側面もあるような気がする。意欲があるにもかかわらず働く場所がないという「ミスマッチ」があるのはやむを得ない現象のように思う。定年制がある事業所は74.4%。そのうち67.5%に勤務延長や再雇用の制度があり、定年到達者の約7割がこうした自社の制度を利用している。 捉え方はいろいろあると思うが、雇用延長が第2の人生ではやや寂しい気がしないでもない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森669 2005年6月10日
ジーコ監督新たな目標は世界一
バンコクから凱旋した選手のなかで大黒&宮本が一番モテモテのようだ。宮本の話は切れがよくリーダー中のリーダーである。主将としてチームをまとめた宮本は5月30日夜の選手で集まったミーティングについて触れ「このメンバーでW杯に行こうと熱い気持ちで話し合った。同じベクトルに向かっていくことができた」と話している。
ジーコ監督の目標が変わってきたようだ。「偉業を達成できるチームづくりをしていきたい。選手のクオリティーの高さは世界で十分通用する」と。02年の監督就任時は本大会8強入りが目標であったが優勝に切り替えたようだ。ジーコ指揮官はW杯予選もここまで10勝1敗で、日本の勝負強さに手応えをつかんでいるようだ。8日の北朝鮮戦の後、選手を集めてのミーティングでは「W杯は参加するだけでなくカップを奪いにいく大会」とハッパをかけたという。W杯一番乗りには「おめでとう」の一言だけ。宮本主将は「世界を驚かせる結果を出していこうという話だった」と明かしている。
・目標が 8強入りから 優勝へ 熱いドラマの 幕が今開く
2005年06月09日(木) |
55歳前後のボケ老人が登場するか |
今月が3日「自殺者7年連続で3万人超す」から6月8日の「日本語の語彙力私大生19%中学生」と困ったテーマを書き続けている。これが社会の現実であれば、眼を背けるわけにはいかない。今日のテーマは不登校と引きこもり関係である。
厚労省の平成14年の調査では、引きこもりの平均年齢は26・7歳で、6割以上が不登校を経験しているのである。よって、高校生の不登校がそのまま引きこもりにつながる割合がかなり高いのである。引きこもりは人とのコミュケーション築けない典型だと思う。不登校は就職の失敗が引き金になることが多いという。「引きこもり」や「ニート」が社会問題となるなか、文部科学省は公立高校に通う全国の高校生を対象にした不登校の実態調査を実施することを決めた。これだけ問題になっているのに、高校生の全国調査は初めてというから驚きだ。
ともかく「ニート」や「引きこもり」の問題は深刻である。この数はニート85万人(内閣府調査)引きこもり41万人(文部省調査)というから大変なものだ。6月11日に発足する「生涯青春の会」に関連して、あるNPOの理事長から怒りがこもった厳しい話を聞いた。「主体的な行動なしで、ただ真面目に定年まで勤めた人の中で、65歳前後でボケ老人になる人がいる。いまぶらぶらしている若者は何歳になるとおかしくなるのか!・・55歳のボケ老人が登場するのか!」との激しい言葉であった。何もしないでぶらぶらしている・・脳を使わないのである。してみれば、同理事長か指摘するように50代で認知症になる人が出るのかもしれない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森668 2005年6月9日
<サッカーW杯>日本、2-0で北朝鮮降す
昨日から今日にかけてのテレビはまさにサッカーの06年ワールドカップ特集である。よって、私がここで書きとめることもないのだが、記念すべき出来事であるので少しだけ書き留めておきたい。アジア最終予選B組第5戦で、北朝鮮を2―0で降し、勝ち点3を加えて通算4勝1敗、勝ち点12でB組2位以内が決定、W杯出場権を獲得した。劇的なゴールを書き留めたい。
1、柳沢敦(メッシーナ)が後半28分に先制ゴール、 2、大黒将志(ガンバ大阪)が試合終了間際に貴重な追加点を挙る。 ジーコ監督の喜びのコメントを引用しよう「この日が来ることを疑ってなかった。ここ一番の強さを見せた。緊張もある程度あったが、先手を取って攻める気持ちがうせなかった。イランに負けた時はいろいろ言われたが、落ち着き払っていた。今度はイランをたたき1位通過に気持ちが入れ替わった。みんなで勝ち取った勝利だ」
今日選手たちが帰国した。皆の顔が輝いていた。リーダー宮本恒靖主将のコメントを引用したい。「ここ一番で精神面の強さが出るのが、このチームの特長。さらに成長していきたい。(敗れたイラン戦は)負けることに慣れていないチームだったので、難しい局面だったけど、そこからみんなでがんばることができた」目はドイツを見据えている。
・生まれつき トップの才気 宮本の チームの束ね 巌と輝く
2005年06月08日(水) |
日本語の語彙力私大生19%「中学生並み」 |
6月2日の癒しの森で「コミュニケーションは人間文化の基本」と題して書いた。人とのコミュニケーションを計るには、先ず言葉が分からなければならない。少なくとも高校卒業程度の語彙(ごい)力が必要だと思う。6月2日に引用した調査では「25~34歳の独身男女約500人が「男性の7割、女性の5割がプロポーズをしたことも、されたこともない」(5月31日・毎日から)と回答している。何故このようなわびしい結果となるのか、その原因が何かといえば、言葉の意味が分かれない語彙力の貧弱さでないかと思う。 私大生の19%、短大1年生の35%の語彙(ごい)力が中学生レベルだという。独立行政法人メディア教育開発センターが実施して調査によると「私立大1年生の19%、短大1年生の35%が「中学生レベル」と判定された」(8日・毎日から)のだ。これらの背景から「日本語技法」「日本語コミュニケーション演習」などを開講する大学が増えている。大学・短大で中学生レベルの語彙(ごい)力を学ぶ・・・・これでは現代の平均的な若者が日本語を使うレベルは予想より低いといわねばならない。
それではどんな言葉が分からないのか事例を一つ上げよう。「鶴の一声」「露骨に」などの意味が分からない。再度引用すると「国立大(3校)で6%、私立大(16校)で19%に上った。短大では35%と、3人に1人が中学生レベルだった」というのだ。大学生にもなって「重視」「さじを投げる」「人目置く」「鶴の一声」「露骨に」などの意味が分からないようでは、まともな恋愛も出来ないのではないだろうか。各レベルの代表的な例題をメモ欄に掲示した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森667 2005年6月8日
2種類目の運動を何にするか
日差しが強くなってきた。この日差しを受けて、散歩コースの堤防の草は燃えるような勢いで勢力を張っている。5月上旬に植えられた稲の苗も、この1ヵ月で生長の準備の余念がない。まだ苗の高さは低いが、これから梅雨にかけて、爆発的な成長を遂げる。そして、8~9月でたわわに稲穂が実るのだ。自然に接していると一年が駆け足に進んでいることが実感として分かる。
ここのところ6月11日の準備で深夜になることが多い。今日は寝坊して7時30分からの散歩であった。日差しが強くなって来たので、6000歩を歩いて帰ってくる時はかなり汗をかくようになった。完全な習慣になったせいか、約1時間で6000歩を歩いてくると気持ちが良い。
アメリカの長寿に関する調査によると、1種類の運動より数種類の運動をしている人が、最も長寿であるという。朝6000歩のウオーキングで疲労を感じることが全くなくなったので、2種類目の運動を考えて行こうと思っている。社交ダンスか太極拳のどちらにするか。熟年のダンスグループの知人から誘われている。ダンスは若いとき我流で覚え多少踊ることが出来る。果たしてどうするか。頭も固いしユーモアも少ない方なので、少々柔らかいダンスの方がいいのかもしれない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ◇各レベルの代表的な例題◇(6月8日・毎日から) (正しい意味を五つの選択肢から選ぶ)
<中1>重視 (1)重たいこと(2)大事だと考えること(3)目が疲れること(4)見えにくいこと(5)じっと見ること
<中2>さじを投げる (1)ひどく怒る(2)乱暴な様子(3)非常識(4)あきらめる(5)好き嫌いをする
<中3>一目置く (1)周囲をみわたすうちに目を留める(2)検分していた目を休める(3)大勢で特定の人物を凝視する(4)相手の目をじっと見て真意を確かめる(5)相手を自分より優れたものと認める
<高1>露骨に (1)ためらいがちに(2)おおげさに(3)あらわに(4)下品に(5)ひそかに
<高2>奔走する (1)逃げ出す(2)競争する(3)忙しく立ち回る(4)無駄な努力をする(5)大変な目にあう
<高3以上>嫡流 (1)激しい流れ(2)正当な流れ(3)清らかな流れ(4)よどんだ流れ(5)亜流
<同>憂える (1)うとましく思う(2)たじろぐ(3)喜ぶ(4)心配する(5)進歩する
<同>懐柔する (1)賄賂(わいろ)をもらう(2)気持ちを落ち着ける(3)優しくいたわる(4)手なずける(5)抱きしめる
=答えは上から順に(2)、(4)、(5)、(3)、(3)、(2)、(4)、(4)
2005年06月07日(火) |
東京医大病院「特定病院」承認取り消し |
6月5日「増える医療訴訟、昨年は1000千件超す」と題して書いた。事件の背景は 医療水準の低さと、ミスの頻発なのである。東京医大病院の医療事故の報道が続いている。「2002年10月―03年3月に執刀した心臓弁膜症の手術で、患者3人が死亡。04年1月の手術でも1人が死亡した。病院は「合併症による死亡」とミスを否定したが、外部調査委員会が3月『執刀医らの技術や経験不足が原因。医療水準は平均値からみてかなり低い』と指摘したのを受け、医療事故と認めた」のである。病気を治すために病院に行くのであるが執刀医らの技術や経験不足が原因であの世に旅立つ・・なんともおかしな話である。ほかにも左右の耳を間違えて切開するなどミスが頻発しているというから大変なものだ。
厚生労働省の社会保障審議会医療分科会は6日、心臓手術を受けた患者4人が相次いで死亡した東京医大病院(東京都新宿区)について、高度な医療を提供する「特定機能病院」の承認を取り消すことを決めたという。最近は医科大の学生のレベルの低さが時折報道される。現代医学のシステムの根本的な不信感を深める内容である。「医学部5、6年生の約半数が血液型検査でA型とB型を間違うなどの判定ミスをしていた」(産経から)ことが5月22日、旭川医科大学輸血部の友田豊技師らの調査で分かったという。友田技師は「実習などでも正解率が低く、知識や訓練が足りないと思っていたが、数字で裏付けられた」としている。金持ちの子息しか医学部に入れないという教育負担のシステムに根本的な問題があると思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森666 2005年6月7日
手作りの懇親会
昨日は日々の映像を記述する時間が全くなかった。家にいるとなんでかんだと、雑音が入るので18時からサイゼリアに逃避して、昨日と今日の日々の映像と癒しの森を書いている。今は19時40分である。2時間少々で2日分を書き終えることが出来るようだ。サイゼリアでピザが半額フェアなのである。ピザは常に食べないが、今日は安いので夕食をかねてミックスピザ(カロリー610キロカロリー)を注文する。ピザが半額で249円、コーヒーが120円である。合計で369円の注文で、3時間近くもいるのだから、申し分けないようだ。
今日は中高年者福祉協会の事務局長の自宅を訪問して、発足の集いの懇親会の飲み物などの打ち合わせを行なう。主な内容は次の通りとする。 1、 コーヒーは事務局長その場で約60人分を沸かす。 2、 木村かおるさんからカボチャケーキ60人分を焼いてもらう。 3、 我が家で次を用意するもの。 (1) コチコチ上げ約60人分(180個) (2) 発芽玄米ごはんのミニおにぎり60個 (3) 発芽玄米ごはんのおこげのミニおにぎり60個 (4) ヤーコン茶120人分 (5) お冷の容器6個 (6) 紙コップ 120個 ・参加者が 初めて食べる 玄米と コチコチ揚げに カボチャのケーキ
2005年06月06日(月) |
技術者を襲うストレスとうつ |
職場のストレス、これは決定的な解決法にない古きて常に新しい問題である。職場のストレスからうつ症状を訴える技術者が増えているという。「精神障害関連の労災請求件数は右肩上がり。2004年度の請求件数の4分の1が、専門技術者だった」(6月6日ITmediaニュースから)という。成果主義が広がり、し烈な国際競争にさらされる結果、ストレスを溜めこんでうつになってしまう人が多いのだ。
メンタルヘルス対策をITでサポートする企業・ライフバランスマネジメントの渡部卓社長は「従業員のストレス問題は経営リスク」と指摘している。企業も従業員のストレス問題に取り組むことは当然であろうが、就業員(ここでは技術者)にも問題がある場合があるのだ。技術者にはうつに陥りやすい“心のクセ”を持つ人が多いという。最後はこのような心のクセに対して適切なアドバイスをしてくれる良き友の有無が最も大切のように思う。
職場でのストレスは、各自の生活ライフの中で解決し自己防衛するしかないのが現状だ。「一部の大企業では、産業医によるカウンセリングを取り入れているものの、まだまだ理解は進んでいないのが現状だ。『うつになったら即クビ、という企業はまだまだ多い』」。(引用同)「うつになったら即クビ」という会社がどれだけあるのかは分からないが、ここのような企業は、社員をただの消耗品と考えていつのかもしれない。少なくともこのような人間文化しかない会社は、発展することなく自滅の道を歩むように思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森665 2005年6月6日 幸せを実感できる日々の予感
6月11日の青春の会の準備に大忙しである。今日は15名の人に会う。ここで白状するが、私には人の名前をなかなか覚えられないという欠点がある。脳の回路の一部に欠陥があるのかもしれない。この自分の欠点を補うために、先月の始めから交流日誌を書いている。この日誌は名前と僅かなコメントを記述するだけである。この日誌を書くようになって、以前より数段に名前を覚えられるようになった。
今日あった中で、印象に強く残る女性と懇談する。顔は知っていたが、懇談するのは始めてであった。NPO団体の代表をしている方で、ここで名前は伏せさせて頂くが、大企業の社長秘書も十分に務まると思われるような頭の回転であった。その上、心が爽やかで素敵な女性だ。NPO法人に参画している人は、一般に心のレベルが高く爽やかな人が多い。このような人達と多く交流できるのだから、幸せを実感できる日々がより多く訪れる予感がある。 今日は「まごころヘルプ」にも行って来た。ここの事務所の雰囲気は素晴らしい。15人近くのスタッフいる事務所全体が常に爽やかな雰囲気に包まれている。この組織を作り上げた関係者に心から敬意を払いたい。
・幸せを 実感出来る 日々なるは 人との間で 生まれ行くもの
2005年06月05日(日) |
増える医療訴訟、昨年は1千件超す |
医療を考える大前提は病気になりにくい生活習慣を付けることであると思う。不幸にして、ガンなどを発病したら専門病院を探す必要がある。専門病院でも治療力に大きな差があるのだ「『全国がん(成人病)センター協議会』(30病院)の加盟病院の中で胃がん、肺がん、乳がんについて治療から5年後の生存率を比べたところ、最大13~20ポイントの差があることが、厚生労働省研究班の調査でわかった」(6月3日・朝日から)という。個々の病院名は明らかにしていないが、今後も継続的に調査する予定で、データの精度があがれば公表も考えるという。
治療ミスがあとを絶たない。「全国の地裁に昨年起こされた医療訴訟が初めて1000件を超えたことが、最高裁のまとめでわかった」(引用同)という。訴訟件数はここ10年で2.3倍にも増えている。昨年の提訴は1107件。04年末現在審理中の事件は2138件にもなっている。全国で2138件の医療事故の裁判が続いているのだ。医療事故とは平たく言えば「病院で殺されたかそれに順ずる被害にあっている事件」なのである。原告側の請求が一部でも認められたのは4割余りなのだ。 ともかく、生活習慣病といわれる病気にならないことである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森664 2005年6月5日 家森幸男先生の健康関連の書籍 健康を考える人は、予防国際共同研究センター長である家森幸男先生の書籍を読むことを薦めたい。家森幸男先生はカスピ海ヨーグルトを日本に伝えたことで有名だ。カスピ海ヨーグルトが腸内細菌のバランスを保ち免疫機能を改善するのである。自家製のカスピ海ヨーグルトを作ることは実に容易であるので、かなりの友人・知人に種菌を分けてやった。家森幸男先生の書籍は10冊ほどあるが、ここでは4冊紹介させていただく。
「長寿の秘訣は食にあり」(98年 マキノ出版) 「カスピ海ヨーグルトの真実」(02年法研) 「ついに突き止めた究極の長寿食」(03年 洋泉社) 「やっぱりすごい!カスピ海ヨーグルトの健康力」(04年 法研) 家森幸男先生は20年余り前に渡って世界25ヵ国60地域の循環器疾患と栄養の国際共同研究に携わってきた人である。そのエッセンスが上記の本の中に納められているので読む価値は十分にあると思う。家森幸男先生のコメントを引用したい。「21世紀は世界がますます都市化し高齢化も進み生活習慣病の問題は緊急課題となっています。みなさまの健康長寿を達成し、WHOの究極の目標「Health for all すべての人に健康を」の実現を願ってやみません」 ・健康と 食の関係 明白で 学ぶ姿勢が 長寿の秘訣
2005年06月04日(土) |
5人に1人は65歳以上、ますます高齢化 |
個人も企業も高齢化社会(少子化社会)に備える必要がある。政府は高齢社会対策基本法に基づき、平成8年から高齢社会白書をまとめている。保育所を増やしたり、子育てのために会社を休める制度を作るなどしているが小手先のみの政策で少子化を食い止めることが出来ていない。なぜ生まれる子どもの数が減るのか、それは、教育など子育てに費用がかかり過ぎることが最大のガンなのである。教育の社会システムの根幹を変えないと高齢化社会(少子化社会)を食い止めることが出来ないと思う。
政府は3日、2005年版「高齢社会白書」を発表した。65歳以上の高齢者人口は2004年10月1日現在、2488万人で、総人口に占める比率(高齢化率)は19.5%となり、ともに過去最高を更新した。 高齢化率は2015年に26.0%、2040年には33.2%に達すると見込まれている。ともかく、2040年には国民の約3人に1人が高齢者になるというから大変なものだ。これらの影響で年金は、今と同じ額をもらうのは難しくなるのが必然である。65歳以上を高齢者と呼ぶかどうかも、論議があっても良いと思う。一般に65才から74歳までを前期高齢者、75歳から後期高齢者と呼んでいる。後期高齢者の最大のテーマは認知症(痴呆症)に成らないことである。痴呆症のまま10年~15年生存することは、家族のみでなく、社会(若い世代)に計り知れない負担をかけることになる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森663 2005年6月4日
生涯青春の会大きく報道される
5月25日新潟日報から8取材の申し込みを受けたことを書いた。今日の新潟日報の夕刊の「ときめきトーク」で大きく報道された。タイトルは「『話す』で認知症予防」であった。報道の要点ここで引用したい。 「元気な老後を目指す有志の会「生涯青春の会」を仲間と11日に発足させる。『認知症は脳を使わない生活から起る生活習慣病』という視点に立ち、『脳を使って認知症を予防し、元気で自立した高齢者になろう』と呼びかける。・・『青春の会』発足のきっかけは、認知症について学ぶ中で『会話のない独り暮らし、特別な趣味がない、というケースが多いと感じた』からだ。『人ごとではない。運動不足で体が衰えるように、脳も使わなければ衰え、認知症につながる』とみて一念発起、その予防に立ち上がった。『脳を使う』というと難しく考えてしまいがちだが、同会が行なうのは『3~5分間スピーチ』石田さんのエッセイを読み、感想や意見を人前で話す。『人に何かを伝えるときは言いたいことを整理し、起承転結を考える。その作業で脳が鍛えられる』と確信する。会は年齢不問。20代30代も歓迎する。『若いうちから認知症の予防に関心を持ってほしい」と、幅拾い世代との出会いを期待している。・・・」
・使わねば 脳の細胞 衰える 認知症には 絶対なるな
2005年06月03日(金) |
自殺者7年連続で3万人超す |
現在の社会システムの中では生きていけず自殺を選択する人があとを絶たない。 昨年1年間に日本国内で自殺した人は「3万2325人で、過去最悪を記録した前年より2102人(6.1%)減ったものの、7年連続で3万人を超えた」(2日・共同通信)内訳は男性が2万3272人、40代以上の中高年が2万3868人で、いずれも全体の7割以上を占めている。職業別では「無職者」が最多47.8%)で「経済・生活問題」が動機とみられる自殺者が依然として8000人近くで推移している。
新聞で時折報道されるネット自殺(練炭自殺)は、前年より21人増えて55人と深刻化している。上記3万2325人の自殺は、自殺を試みた人の中で成功した人たちなのである。以前ここで書いたこともあるし、昨日のテレビ解説でも取り上げていたが、自殺を試みる人は、自殺成功者の10倍はいるのである。昨年は推定で320000人の人が自殺を試みて成功した人が32000人、失敗して人が288000人なのである。昨日のテレビでは、この約320000人の自殺行為で、肉親など最低で5人は、精神的な打撃を受けていると説明していた。
それにしても7年連続で3万人を超える自殺者がいるのだから、この7年間に22万人が自殺している。少なくとも自殺者を生み出すこの社会は、何処に欠陥があるのかとの視点が必要だ。2004 年度に自殺した自衛官の数は全国で 94人を数え、過去最多だったことが防衛庁のまとめで分かった。防衛庁の何処に欠陥あるのかとの視点が必要だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森662 2005年6月3日 元大関貴ノ花早すぎる死、惜しむ声広がる
1970年代の大相撲人気を支えた元大関貴ノ花、二子山親方が口腔底(こうくうてい)がんのため30日、亡くなった。引退後は三代目若乃花、貴乃花の兄弟横綱を育て、空前の大相撲ブームを巻き起こした。現役時代も指導者として、「忍耐」と「粘り」で一時代を築き上げた。まだ55歳。早すぎる死を惜しむ声が広がっている。 多くの報道がある中で「人間貴乃花」を感じさせる一部を引用したい。二子山親方も「入門した瞬間に親子の縁を切った」と宣言して猛げいこをさせたことは有名である。貴乃花がスポニチに報道された貴乃花の手記にこうあった
「1988年2月21日、兄の若乃花とともに入門を決め、2階の若い衆が寝起きする大広間に移る時、あいさつのために3階の居間で家族4人になった際に『パパは、いつまでもパパなんだよ』と号泣した。あの強くたくましい父が初めて見せた涙が、今でも、まるで昨日のことのように脳裏に焼き付き、忘れることができません」
人間貴ノ花を感じさせる十分な手記である。貴ノ花は若・貴のほかにも多くの関取を育てた。元大関・貴ノ浪の音羽山親方は「技や型よりも、人としてあるべき姿勢を教えていただいた」と感謝しているのである。これからも若・貴に関する報道が多いと思うが、覗き見、推測のような三文雑誌は読まないのが賢明のように思う。
・早すぎる 口腔ガンでの 死での旅 疑問が残る 放射の治療
2005年06月02日(木) |
出生数・離婚・ガンの死亡数ほか(人口動態統計) |
厚生労働省が1日発表した04年の人口動態統計の主な要点を箇条書きで引用したい。 1、結婚は30歳前後、子どもは30代で晩婚化・晩産化の傾向がさらに進ん でいる。 2、生まれた子どもの数は111万835人と前年より1万2775人少なく4年連続 の減。1899年に統計を取り始めて以来の最少を更新した。 3、日本人女性1人が産む合計特殊出生率は、「1.29」と正式に発表した。 4、都道府県別に合計特殊出生率見ると、最高は沖縄で1.72、最低は東京の1.0 5、親の年齢別の出生数は、30~34歳が最も多く約41万6000人。 6、平均初婚年齢は夫29.6歳、妻27.8歳と前年より0.2歳ずつ遅くなった 7、死亡数は前年より1万3757人増えて102万8708人 8、死因では、がんの32万315人(31.1%)が81年以降連続の1位. 9、死因6位の自殺は3万2325人。過去最多だった前年より減少した。 10、昨年1年間の離婚件数は27万815組となり、前年より1万3039組減少した。 上記の統計の中で、一番気にかかるのは自殺である。このことは明日加筆したいと思っている。次は離婚である。離婚して一人暮らしの人、未婚のまま50代、60代になった一人暮らし人、その数が実に多い。これらの人達の将来不安、健康不安は大変なものだ。今日は我が家に、50代で未婚で一人暮らしの人が来た。これらの人達を支援するNPOが必要だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森661 2005年 6月2日 コミュニケーションは人間文化の基本
5月30日に「80代壮健の会」を改め「生涯青春の会」にすることにした旨を記述した。7月から会の活動の基本である「スピーチの会」を開く。7月の主なテーマは、80代を壮健に過ごすための認識論と健康と運動の関係である。8月は会報3・4号のテーマである「食」と「コミュニケーション」になる。おそらく生涯青春の会で最も時間をかけることになるのが、コミュニケーションの問題であると思っている。 限られた活字でこのテーマを論ずることは不可能である。総論中の総論を言えば、コミュニケーションとは人間文化の基本のように思う。最も大切なことはサルエル・ウルマンが指摘しているように「情熱・信念・希望」を持つことでないかと思う。このような青春の心の様相がないと人とのコミュニケーションはうまくいかないと思う。低次元の人生観の殻の中に閉じこもっていたのでは、人とのコミュニケーションは出来ないと思う。 結婚情報サービス会社「オーエムエムジー」が大都市圏の25~34歳の独身男女約500人に「プロポーズの経験はありますか」とアンケート調査したところ「男性の7割、女性の5割がプロポーズをしたことも、されたこともない」(5月31日・毎日から)回答している。なんともわびしい調査結果である。 プロポーズへのあこがれを尋ねたところ、「男性は84%が『したい』、女性は92%が『されたい』」と回答している。男性はプロポーズをしたいと思っているが相手がいない、女性はプロポーズをされたいと思っているがしてくれる人がいない・・・この原因は何処から来るのだろう。話し合う価値のあるテーマである。
・青春は 心の様相 いうのだと 輝きなければ 寄る人少なし
2005年06月01日(水) |
トヨタ家庭用ロボットも販売へ |
米国の自動車産業にとって、トヨタほど脅威に感じる企業はないと思う。トヨタは「04年にメキシコを含めた北米で前年比22万台増の229万台を販売し、今後も毎年10万台ほどのペースで増える見通し」(5月30日・朝日から)なのだ。トヨタ自動車は30日、北米で7番目となる新工場をカナダ南東部のオンタリオ州に建設する方針を固めたという。さらに、販売増への対応と日米自動車摩擦を未然に防ぐため、8番目の新工場を米国内に建設する。トヨタが何処まで発展するのか計り知れない。 トヨタ自動車は2010年をめどに、人間と共に暮らし、接客や育児、介護を手伝う次世代ロボットを家庭などに向けて売り出すという。少子高齢化による労働力不足を背景に、需要拡大が見込まれると判断しているのだ。たとえ、相手がロボットであっても、会話が出来るロボットが10万円台で販売されればかなりの需要があると思う。トヨタは販売力と技術力を生かし、自動車、住宅に並ぶ主力事業に育てる計画なのだ。まず、全国5000店の系列販売店向けに、客と会話をしながら飲み物でもてなしたり、客の好みを聞き出したりする接客ロボットを商品化するのである。さらに、前段に書いた家庭の中で一緒に暮らし、生活を支援するロボットの開発も進める計画なのだ。多分、ロボットに会わせて家の中をフラットに改修する必要があるのだろう。このことで、いろんな見方・捉え方があるように思う。家の中の主役が人間からロボットに移りゃしないか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森660 2005年6月1日 意識不明「死」からの生還 ここのところ6月11日の壮健の会集いに関連して多忙が続いている。5月25日新潟日報の取材を受けたが、その夜は高校時代の母校の校舎改築募金ボランティア会議に出席する。この時久しぶりに高校時代の元生徒会長他一人と懇談する。一人はある連合会の参与をしており、かなり多忙な日々を送っている。宴席が多くお酒が切れない生活をしている彼は、夜お風呂に入らせてもらえないという。理由は同氏の父親がお風呂で死んだことが理由なのである。
日本では年間1万人余りがお風呂で死亡しているが、今年はお風呂での死亡が多いようだ。今日は5月8日の「〇〇ちゃんの世界」と題して書いた従兄弟朝江ちゃんの同級生6人と夕食を共にする。その中の一人がついこの前、夫がお風呂で意識を失って(この時の血圧60-40)浮いていた体験を聞いた。必至の対応は感動的な内容であった。救急隊の電話でのアドバイスは、「呼び続けること」であったのだ。妻と娘はあらん限りの声で刺激を与えながら「お父さん」と呼び続け、父は20分余りで蘇生したのである。意識が回復してから2~3分後に救急車が到着したとのこと。最大のポイントは意識がなくとも、妻と娘の必死の声を生死の淵で聞いていたことである。
20分 あらん限りの 呼びかけに 生死の淵から 奇跡の生還
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