『日々の映像』

2005年05月31日(火) 大卒求人数がバブル期並み約70万人

 時代は激しく動きアッいう間に変化するように思う。その事例を二つ記述したい。地方経済は厳しいままのように感じられるが、失業率はどんどん低下している。総務省が今日発表した4月の完全失業率(季節調整値)は「4.4%となり、前月に比べ0.1ポイント低下した」(日経から)という。完全失業者数は前年同月比25万人減の310万人となり、1年11カ月連続で減少している。 このデーターを踏まえると、社会をいたずらの悲観視する必要がないと思う。
 
 一番驚くのは大卒の求人数の激増である。「2006年卒業予定の大学生・大学院生に対する全国の民間企業による求人総数が69万9000人と、バブル経済がピークに達しつつあった1989年の70万4000人に迫る水準に達したことが、民間調査機関のリクルート・ワークス研究所の調べで分かった」(5月31日・共同通信から)という、。何故こんなに求人が激増してきたのか、その理由を箇条書きで記述したい

(1)景気回復による企業側の求人意欲の活発化
(2)個人情報保護法で派遣社員などに置き換えられない人材需要が発生
(3)団塊世代の大量退職が始まる2007年問題への対応。
 などと指摘している。
 
 昨年は大手企業中心だった求人増が、今年は中小企業に広がってきているというから、大卒の就職環境は考えられないほど好転しているのである。
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癒しの森659                                 2005年5月31日

         「80代壮健の会」改め「生涯青春の会」

 今日は2箇所で複数の40代の夫人と「80代壮健の会」の名前について意見交換を行なう。結論として会の名前を「80代壮健の会」から「生涯青春の会」に変更することにした。そして会の複名を「ボケ老人にならない会」にする。関係者から討議時間が短いなどの批判が出ることも承知の上で変えることを決断した。

 青春とはサルエル・ウルマンが言うように心の様相なのだ。サルエル・ウルマンの詩の一部を引用したい。この詩を「生涯青春の会」の暗誦詩にしたいと思っている。

「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うだ
逞ましき意思、優れた創造力、炎ゆる情熱
・・・・
こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失う時に初めて老いがくる。
・・・・
人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。」
     


                      
                            




2005年05月30日(月) 橋談合組織で都OBが甘い汁

 役所の権限を利用して、代官が甘い汁を吸う・・これは江戸時代から続いた日本の伝統なのだろうか。テレビ・映画などで江戸時代の悪代官が描かれることがあるが、実際は多くの悪代官がいたとは思われない。江戸時代の官僚(武士)の精神的な支柱は武士道であり、志が高い官僚集団であったように思う。このことを立証するのが、江戸時代末期の武士たちが明治を作り上げた数々のドラマで推し量ることが出来る。

 役所の権限を利用して、代官が甘い汁を吸う事例が頻発する・・これは戦後に多く惹起していることではないか。橋談合が報道されて、逮捕者が出ていたがここで記述する予定はなかった。しかし、この談合に都の元上級職員が関与している報道があったので、日々の社会の出来事としてこの映像に要点を記述することにした。「鋼鉄製橋梁(きょうりょう)工事で談合していたメーカーの一部が、東京都発注工事をめぐり、天下りした都職員OBが都側から入手した発注情報をもとに受注調整を有利に進めていたことが会社関係者の話で分かった」という。
 
 要するに工事の発注部署などから再就職した都OBが、都の現役職員等から都の発注予定情報をいち早く入手するシステムを作っていたのだ。このシステムを利用して上級職員が独占禁止法違反で告発された幹事社の横河ブリッジや石川島播磨重工業など30社に計30人の都OBが天下りしていたのだ。ここまでは、国の官僚の天下りの事例で予備知識があった。驚いたのは天下りした都元職員には仕事はなく「お客さん」と呼ばれていたという。お客さんで1000万円もの報酬を受け取っている例があるというからまさに甘い汁である。小憎らしいのは、甘い汁を吸っても逮捕されることがないことだ。
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癒しの森658                               2005年5月30日  

         野茂、200勝目前 渡米11年目 

 野茂が日米通算200勝の大記録達成よりひと足早く、新たな偉業を達成した。95年日本人メジャーのパイオニアとしてドジャースに入団してから11年目。登録日数が5月18日で、メジャー在籍丸10年の節目を迎えた。メジャーで10年活躍したことは、一流を意味する。野茂はこれで62歳からなら1800万円(16万5000ドル)の年金受給が確実となった。メジャー選手の誰もが夢みる「ステータス」をついに日本人メジャー選手が初めて手にしたのだ。

 野茂はトルネード旋風を起こし、2度の無安打無得点試合の偉業を達成するなど輝かしい実績があるが、日本では華々しい報道が少ないような気がする。それらは、故障、不調から99年メッツで解雇されるなど袖を通したメジャーのユニホームは6球団目であることが理由の一つかもしれない。6球団目となった今年「ダメなら一からやり直せばいい。失うものは何もない」といっている。第三者が分からない野茂選手の人生・苦労が滲んでいるような言葉である。野茂の活躍を1997年の日々の映像に何回か書いた記憶が鮮明に残っている。野茂英雄選手のパイオニア精神に敬意を払う意味で、同氏のプロフィールを下段に記述した。(参考スポーツナビ)


   ・数々の 不調と故障を 乗り越えて メジャー10年 偉業目前
     




野茂英雄のプロフィール(参考スポーツナビ)
1968年8月31日生まれ・大阪府出身
身長188センチ、体重106キロ
右投げ、右打ち・ B型
 89年のドラフト会議で当時史上最多の8球団から指名を受け、近鉄に入団。投げる際に体を大きくひねる独特の「トルネード投法」から繰り出される速球とキレのいいフォークで、1年目から活躍。MVP、新人王、最多勝、最優秀防御率、最優秀勝率、最多奪三振、沢村賞、ベストナインなど、タイトルを総ナメにする。

 4年連続最多勝と最多奪三振を獲得するなど、日本球界ナンバーワン投手として5年間で78勝を記録。そして95年、アメリカに渡り、ドジャースに入団した。日本人2人目のメジャーリーガーとして先発ローテーションに入ると、1年目から13勝を記録。オールスターの先発を経験するなど、米国に「トルネード旋風」を巻き起こし、ナ・リーグ新人王と最多奪三振のタイトルを獲得した。2年目には、無安打無得点試合を達成。その後、メッツ、カブス、ブルワーズ、タイガース、レッドソックスと渡り歩いた。

 





2005年05月29日(日) セクハラ ホームヘルパー4割被害 防止策はない

 1997年1月からの日々の映像の入力準備を進めている。ワードで同年1-2月を入力した。校正の後このページで公開することになる。自己PRになるが、今から8年前の1997年時点でボケ老人の問題を多く記述している。発足する80代壮健の会の別名は「ボケ老人にならない会」である。日々の映像を書き始めた8年前で、ボケ老人問題が社会の大きな問題になるとの認識で、下記のエッセイを書いていた。
1997年1月5日  目標のない人生では脳がボケる
1997年1月13日 ボケ防止:自分の頭脳を使え
1997年1月27日 頭の固さはボケへのコース
1997年2月8日 ボケ老人への道しるべ
 現在約75万人の認知症(ボケ老人)患者が自宅で介護されている。これらの患者から、セクハラを受けた経験のあるホームヘルパーが「4割近くにも上ることが、山形県中山町の社会福祉士の調査で明らかになった」(5月22日・河北新報から)介護現場でセクハラが頻発していることは以前から指摘されていたが、「密室の出来事」とあって表面化しにくいのが実情なのだ。高齢化社会を支えるヘルパーたちの悩みが深刻になっている。「被害に遭ったホームヘルパーは、利用者への嫌悪感、恐怖心がぬぐい去れない」(引用同)という。認知症になることは、紙面に書くことをはばかるような醜態を繰り広げるのだ。短的に書けば動物的な本能は正常に働くのである。
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癒しの森657                               2005年5月29日  

            越路吹雪の愛の賛歌

 インターネットを活用する人と、しない人ではあらゆる面で大きな差が出る。若い世代に限って言えば、パソコンの扱いを知らなことは、仕事が出来ないに等しいのである。5月25日は歌の検索で午前2時になったことを書いた。パソコンで何百曲の詩とメロデーを聞きながら検索できるのである。こんな便利な時代はないと思う。
 詩も書くことがあるので、歌詞そのものをじっくりと読んだ。この中で愛の讃歌(作詞:エディト・ピアフ、日本語詞:岩谷時子、作曲:マルグリット・モノー、唄:越路吹雪)の詩は、女性の愛の実感を実にリアルに表現している。

あなたの燃える手で 私を抱きしめて     
ただ二人だけで 生きていたいの       
ただ命の限り わたしは愛したい        
命の限りに あなたを愛するの        
頬と頬よせ 燃える口づけを        
交わすよろこび                  

あなたと二人で 暮らせるものなら
なんにもいらない
なんにもいらない
あなたと二人で 生きていくのよ
私の願いは ただそれだけよ
あなたと二人

(以下略)
     




           

2005年05月28日(土) 100円ショップ生鮮食品で拡大

 100円ショップは80年代後半から広がり始め、現在は大手各社の売上高を合わせた年間の販売規模は、4000億~5000億円にまで拡大している。90年代後半からデフレが続き、「100円で買える」値ごろ感を武器に急成長した。100円ショップを確立した先駆けは、日々の映像でも書いたことがあるが、大創産業(店名、ザ・ダイソー)である。現在は国内に約2400店、海外にも約350店を展開するまでになっている。
 
 100円ショップは、百貨店、スーパー、コンビニエンスストアに次ぐ「第4の業態」とも言われてきたが、生鮮食品を扱う「100円ショップ」の登場で新たな進化が始まっている。食品スーパーを経営する親会社から00年に独立した「九九プラス」は、税別99円に小分けした生鮮食料品や生活雑貨を集めた「ショップ99」を出店。「首都圏を中心に約580店を展開する。05年3月期の売り上げは720億円と急成長。06年3月期の売上高見通しも1220億円と急成長を維持する予定」(5月28日・朝日から)という。
  
 ローソンが手がける100円ショップ「STORE100」の1号店は生鮮食料品が豊富なのが特徴なのだという。これまでコンビニと縁が薄いといわれてきた高齢者や主婦層の取り込みを図っている。店舗面積は既存のコンビニと同規模の約130平方メートル。首都圏や関西などで、08年2月までに700~1000店舗まで増やす計画であるという。以前記述した統計によれば、生鮮食料品の3割が食べることなく廃棄されている。考え方によっては、今日食べる分量だけ100ショップで購入する方がよいのかも知れない。
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癒しの森656                            2005年5月28日  

            ヤーコンの植え付け

 今日10時から8人で、さまざまな効能成分を持った神秘的なヤーコン150本の植え付けをする。作業は正味2時間で終わったのであるが、鍬・ショベルが1本しかなく畦作りに時間がかかった。長張りを出してあったが、印ではダメで来年はテープを張ったままで植え付けしなければならない。多少曲がっていてもそれなりの畦が出来て、150本のヤーコンの植え付けが終わった。
 
 植え付けが終わってから、スプリンクラーのテストをした。残念ながら植え付け面積の70%しか散水出来ない。安く土地を借りているのにスプリンクラーの改善までお願いすることが出来ないので、当分の間給水に行く必要がある。植え付けが終わってから、皆で発芽玄米ごはんのおにぎりを食べて、家に帰ったのは2時であった。帰ってパソコンでニュースの検索を始めると、疲れのせいか睡魔に襲われ2時間ほど眠ってしまった。眼を覚ましても肩の筋肉が張っていることが分かるが、気持ちの良い疲労感である。今年は1.5メーターにもなるヤーコンとの対話の日々が5ヶ月も続くことになる。今年の11月には、自然の恵みを実感することが出来るだろう。

  ・アンデスの ヤーコン伝わり 20年 静かに広がる 育てる会が
    










2005年05月27日(金) 夫の喫煙でも妊娠率半減 カナダの研究者が発表

 タバコの害が様々な形で報道される。男性の喫煙率は1940年代の80%から毎年減少して、現在は53%となっている。一方女性の喫煙率は1940年代の8%(20代)から増加の一途を辿り現在は25%となっている。出産が予想される20代の女性が4人に1人が喫煙していることは、大変なことであると思う。たばこに含まれる成分のうち、胎児にとって特に有害なのは一酸化炭素とニコチンなのである。ニコチンの作用で子宮胎盤の血流が悪くなって、低出生体重児が生まれ、早産、流産の発生、妊娠合併症や死産なども増加が伝えられている。

 5月26日ワシントン発によると「体外で受精させた卵子を胎内に戻した妻が妊娠する確率は、妻本人や夫がたばこを吸っていると、夫婦そろって非喫煙者の場合の約半分に減ってしまう」(共同通信)という。こんな調査結果をカナダ・マクマスター大の研究者が、欧州の医学誌「ヒューマン・リプロダクション」に発表したのだ。妊娠した後の弊害は多く報道さていたが、タバコを吸うと妊娠の機会も失うという。女性本人が吸わなくとも、夫が吸えば間接喫煙の害が妊娠の確率の減少にまで関係することを示したのは初めてという。一酸化炭素とニコチンの弊害を改めて認識した。
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癒しの森655                            2005年5月27日  

           ヤーコン植え付けの準備

 5月23日ヤーコンの栽培のことを書いた。いよいよ明日ヤーコン150本の植え付けを行なう。この植え付けがスムースに行なえるよう、妻と丁張り(ビニールロープを張る)を出しに行って来た。長さ8メーターの畦を15本作り、それぞれに10本を植えつける。畦の中心線の感覚は1,5メーターであるので、150本のヤーコンを正味以下の面積に植えるものだ。
  22,5メーター(1.5×15列)×8メーター=180平方(54坪)
 
 この面積で出の収量は以下が予測される。
  2キロ×150本=300キロ
  4キロ×150本=600キロ
 
 10本を植える人は、晩秋に30キロ~60キロの収穫が予想されるのである。
今年は作付け1月前の堆肥の散布が出来なかったので、多くの収量は望めないが、来年はそれなりの収量になると思っている。昨日ヤーコンのジュースを造ったが、なんともいえない味である。多分我が家のヤーコンの利用はジュースになるのでないかと思っている。あなたは健康のために、どのような食品にウエートを置いていますかと質問されれば次のように答える。
1、 発芽玄米ごはん(1日2回・1回はその他)と納豆
2、 元祖中国の零芝(買っているのは長野産)
3、 ヨーロッパ発のカスピ海ヨーグルト(自家製ヨーグルト)
4、 コーカス発の黒砂糖キノコ水(自家製超乳酸菌飲料)
5、 アンデス産発ヤーコン(今年の晩秋から)

   ・ヤーコンの 準備で思うは この大地 僅かの空間 収穫多し
    

 
 





2005年05月26日(木) 法律を守らない企業の象徴「談合」

 鋼鉄製橋梁(きょうりょう)建設工事を巡る談合疑惑が大きく報道されている。それにしても独占禁止法という法律を守らないで、業界独自のルールを定めるのだから大変なものだ。調べによると業界の47社で作る二つの談合組織が「ルール(談合)を破った場合は除名する」という罰則規定を設けていたことが分かった。公正取引委員会は立ち入り検査でこの規定を記した文書を入手しており、拘束力が極めて強い悪質な談合で刑事告発が当然の事件である。
 東京高検は26日、横河ブリッジ橋梁営業本部総括部長の横山隆容疑者(59)らメーカー11社の担当者14人を、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで逮捕した。東京高検は、市場規模が3500億円に上る組織的な談合事件の全容解明を進めるという。担当者が逮捕されたのは、メーカーの中に石川島播磨重工業、三菱重工業、川崎重工業、など日本を代表するような企業が入っているのだからどうにもならない。
 年間約3500億円の巨大市場をほぼ独占していた談合組織の担当者は、各企業のエリートであるという。「談合に参加した47社のうち、少なくとも2社の社長と一社の会長は、前身の談合組織の担当者だった」(5月25日・産経から)日本には汚れ役を果たすと出世コースに乗る企業風土があるのだろうか。談合を放置し続けてきたあしき企業体質が、改めて批判を浴びそうだ。
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癒しの森654                               2005年5月26日 
        
         散歩満1年目の25日は寝坊する
  
 5月25日は早朝の散歩を始めて満1年目の記念の日であった。ところが25日の朝は、寝坊して朝の散歩をすることが出来なかった。というのは、24日の夜80代壮健の会の愛唱歌の選定(案)を始めたら時間の経つのを忘れて、午前2時を過ぎてしまった。親しみ易く、2~30人で一緒に歌える曲となるとその選定は難しい。3時間もかけて取りあえず選定して歌は次の通りである。

・青い山脈  作詞西条八十:作曲服部良一:唄藤山一郎・奈良光枝
・異国の丘  作詞増田幸治:補作詞佐伯孝夫:作曲吉田正
・鐘の鳴る丘(とんがり帽子)作詞菊田一夫:作曲古関裕而唄:川田正子
・高原列車は行く 作詞丘 灯至夫:作曲古関裕而:唄岡本敦郎
 
 この曲の中で心にジーンと迫ってくるのは、「異国の丘」である。戦前の軍国主義社会体制の中で、従わざるを得なかった庶民の嘆きが、ひたひたと伝わってくる感じである。
「今日も暮れゆく 異国の丘に 友よ辛かろ 切なかろ 我慢だ待ってろ 
嵐が過ぎりゃ 帰る日もくる 春がくる」
という1番の詩の中に、全てが語られているようである。この4曲を選定するに3時間もかかり、25日の早朝の散歩は中止となり、夕刻のみの散歩であった。5月上旬に植えられた稲の苗の成長が分かる時期となって来た。1年前を思い出しながら、夕日を浴びる稲を観察しながら散歩した。この1年の散歩が私の人生を変えることになった。80代壮健の会は早朝の散歩がなかったら、おそらくスタートすることはなかったと思う。

  ・五月晴れ 歩き出して はや1年 人生変えた 早朝散歩
     



 青い山脈
作詞:西条八十
作曲:服部良一
唄:藤山一郎・奈良光枝
1 若くあかるい 歌声に
  雪崩(なだれ)は消える 花も咲く
  青い山脈 雪割桜(ゆきわりざくら)
  空のはて
  今日もわれらの 夢を呼ぶ

2 古い上衣(うわぎ)よ さようなら
  さみしい夢よ さようなら
  青い山脈 バラ色雲へ
  あこがれの
  旅の乙女に 鳥も啼く

3 雨にぬれてる 焼けあとの
  名も無い花も ふり仰ぐ
  青い山脈 かがやく嶺の
  なつかしさ
  見れば涙が またにじむ

4 父も夢見た 母も見た
  旅路のはての その涯の
  青い山脈 みどりの谷へ
  旅をゆく
  若いわれらに 鐘が鳴る



異国の丘
作詞 増田幸治
補作詞 佐伯孝夫
作曲 吉田正

1、今日も暮れゆく 異国の丘に 
  友よ辛かろ 切なかろ 
  我慢だ待ってろ嵐が過ぎりゃ 
  帰る日もくる 春がくる

2、今日も更けゆく 異国の丘に 
  夢も寒かろ 冷たかろ 
  泣いて笑って 歌ってたえりゃ
  望む日がくる 朝がくる

3、今日も昨日も 異国の丘に
  おもい青空 陽がうすい
  倒れちゃならない祖国の土に 
  辿りつくまで その日まで

鐘の鳴る丘(とんがり帽子)
作詞:菊田一夫作曲:古関裕而唄:川田正子

1 緑の丘の 赤い屋根
  とんがり帽子の 時計台
  鐘が鳴ります キンコンカン
  メーメー小山羊(こやぎ)も 啼(な)いてます
  風がそよそよ 丘の家
  黄色いお窓は おいらの家よ

2 緑の丘の 麦畑
  おいらが一人で いる時に
  鐘が鳴ります キンコンカン
  鳴る鳴る鐘は 父母(ちちはは)の
  元気でいろよと いう声よ
  口笛吹いて おいらは元気

3 とんがり帽子の 時計台
  夜になったら 星が出る
  鐘が鳴ります キンコンカン
  おいらはかえる 屋根の下
  父さん母さん いないけど
  丘のあの窓 おいらの家よ

4 おやすみなさい 空の星
  おやすみなさい 仲間たち
  鐘が鳴ります キンコンカン
  昨日にまさる 今日よりも
  あしたはもっと しあわせに
  みんな仲よく おやすみなさい
 


高原列車は行く
作詞:丘 灯至夫
作曲:古関裕而
唄:岡本敦郎

1 汽車の窓から ハンケチ振れば
  牧場の乙女が 花束投げる
  明るい青空 白樺林
  山越え谷越え はるばると
  ラーラララー ララ ララララーラ
  高原列車は ラララララ 行くよ

2 緑の谷間に 山百合ゆれて
  歌声響くよ 観光バスよ
  君らの泊まりも 温泉(いでゆ)の宿か
  山越え谷越え はるばると
  ラーラララー ララ ララララーラ
  高原列車は ラララララ 行くよ

3 峠を越えれば 夢見るような
  五色の湖 飛び交う小鳥
  汽笛も二人の 幸せ歌う
  山越え谷越え はるばると
  ラーラララー ララ ララララーラ
  高原列車は ラララララ 行くよ
















2005年05月25日(水) 中国副首相ドタキャン帰国「靖国」理由に会談中止

 中国と日本の政治的なギクシャクは、小泉首相の「靖国神社参拝」問題だけなのである。中国側からすれば戦前の精神的支柱であった「靖国神社参拝」は異様に映るのだ。中国の呉儀副首相が23日、小泉純一郎首相との会談を突然中止して帰国したことに対し、首相官邸や外務省内では「非礼だ」と反発が噴き出すことも理解で出来る。

 首相が5月16日の衆院予算委員会で「靖国神社参拝の継続に強い意欲を示した」(24日・毎日)ことが中国副首相ドタキャン帰国になった。帰国問題は「理由は靖国以外に考えられない」(外務省幹部)との見方が広がり、日中間に横たわる靖国問題の大きさが改めてクローズアップされている。この問題は何回も書いたが、小泉首相及び自民党の議員100名余りが、国際的に通る宗教観(参拝の対象者)を理解していないことが、根本的な問題なのである。

 細田官房長官は25日午前の会見で、中国の呉儀副首相が小泉首相との会談を中止した問題について「これ以上コメントすることは日中関係にとって生産的ではないと考えているので、コメントすることは控えたい」(5月25日・毎日から)と発言した。これは非難の応酬がエスカレートする事態を警戒してのことであろう。
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癒しの森653                              2005年5月25日  

        80代壮健の会取材の申し込みを受ける
          
 5日前に新潟日報から80代壮健の会に関する取材の申し込みを受ける。明日26日のお会いすることになる。日報の担当者のFAXでは6月4日の夕刊で80代壮健の会のことと「6月11日の発足の集い」を報道したいとのことあった。報道する場所は夕刊3面の「ときめきトーク」とのこと。

 80代壮健の会は余り例のない活動をしようとしている。この趣旨を正しく理解して貰うために、6月11日に私がスピーチしようとイメージしていた骨子を文章としてまとめた。メモ欄に全文を掲載し、ここでは、その一部を引用したい。

 「次に80代壮健の会の活動の骨子であります。様々な活動を考えていますが、活動の中心は「スピーチの会」であります。一人3分~5分のスピーチの会を開きます。スピーチの題材は、しばらくの間は、会報に掲載されている短文エッセイを活用していきます。この題材に基づいて、感想と意見などを自由に話していただきます。たとえば、今日お集まりのご婦人の一人が「よし、毎月の会合に会わせて美容院に行き、お気に入りの洋服を着て3分のスピーチをしよう」と決心したとします。この瞬間から「何を話すか」と頭の回転が全く変わってくるのであります。月1回必ずスピーチをするという習慣を付ければ、痴呆症になる危険はゼロになると確信しております」
     


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  2005年6月11日:80代壮健に会発足の集いのスピーチの骨子
                       
 本日はお休みのところ、わざわざ80代壮健の会の集いにご参集頂きまして厚くお礼申し上げます。

 発足の集いに当たり、会の発起人として所感を述べさせていただきます。最初に言葉の使い方についてお断りします。現在は痴呆症・ボケ老人のことを認知症と呼ぶことになっています。私の話の中では分かりやするために認知症を痴呆症・ボケ老人と発言させていただきますのでよろしくお願い致します。

 最初にお話ししたいことは、このような会を作ろうとした動機であります。会報1号の事務局長の挨拶にありますとおり、日本では150万人の痴呆老人がいるのです。10年後には何と250万人に達するのであります。この増える100万人をどこで収容すればよいのでしょう。1年で10万も増加する認知症(痴呆症)のお年寄りを収容するだけの病院・老人ホームはないのであります。3月末の報道によれば厚生労働省は、お年寄りが共同で暮らすグループホームに入居させようとの方針を立てています。著しい徘徊や混乱症状がある人でも介護保険の規定を改め、グループホームの利用を認めようとしています。それほど収容する場所がないのです。この現実が「呆け老人になるな!」をキャッチフレーズにする80代壮健の会を立ち上げようとした動機であります。

 第2の動機はボケ老人を抱える家族の厳しい精神的な負担であります。ボケ老人になるということは、表現はいろいろあろうと思いますが、人間でなくなることを意味します。詳しくは省略しますが、ボケ老人なることは、家族に深刻な負担をかけるのであります。家族がお手上げであれば後は公的な施設に入る。ここであらゆる迷惑と負担をかけて死んで行く、これほど哀れな晩年はないと思います。

 第3の動機はボケ老人が出た時の家計の経済的な負担であります。厚生年金の平均的な受給額は170000円であります。夫婦の一方が痴呆になって施設に入ると、現在の負担額は80000円前後が、まもなく改正されて、120000円余りの負担になるのです。170000円の年金で、120000円の負担が出ると残り50000円ですから、家計は完全に破産するのです。平穏な老夫婦の家庭が一遍に生活弱者になってしまいます。それゆえ「痴呆老人なるな!」と声を大にして叫びたいのであります。

 次に第4の動機として、ボケ老人は生活習慣病によるものであるという現実であります。会報1号で専門家の指摘を引用しました。結論として、これら老人性痴呆は、脳を使わないという生活習慣病なのであります。平たく言えば感性の乏しい生き方をしている人は、ほぼ100%ボケ老人になってしまうのです。第3者に何らかの働きかけをする生き方の人は、ボケ老人とは無縁なのであります。この会で呆け老人にならない生活習慣を啓蒙して行きます。ボケ老人にならない習慣を付ければ、痴呆にならずにしいます。

 次に80代壮健の会の活動の骨子であります。様々な活動を考えていますが、活動の中心は「スピーチの会」であります。一人3分~5分のスピーチの会を開きます。スピーチの題材は、しばらくの間は、会報に掲載されている短文エッセイを活用していきます。この題材に基づいて、感想と意見などを自由に話していただきます。
 たとえば、今日お集まりのご婦人の一人が「よし、毎月会合に会わせて美容院に行き、お気に入りの洋服を着て3分のスピーチをしよう」と決心したとします。この瞬間から「何を話すか」と頭の回転が全く変わってくるのであります。月1回必ずスピーチをするという習慣を付ければ、痴呆症になる危険はゼロになると確信しております。
 最初からスピーチとなると負担に感じる人がいるかも知れません。その場合は参考になった場所を拝読していただくだけで結構です。それでも人前で朗読することは、血流まで変わってくるという絶大な効果があるのです。
スピーチの会は、私が講演をするとか、どこから講師を招いて講演をする計画は全くありません。前段に説明しましたように、参加者が主役となっていく会合であります。一回の会合は20~30名と考えております。参加者が多い場合は会合を分割していく流れになります。(その他の活動については3号で報告させていただきます)


 次に会報について報告します。会報は1年間とおし番号にします。1回の発行は10ページとして、1年で120ページ1冊の会報にまとめる予定であります。皆さんのところに、1号と2号が届いておりますが、この編集方針を説明致します。
1号は80代を元気に過ごすための認識論という位置づけであります。
2号は健康にとって絶対に必要な運動であります。
3号は2号で予告してありますが、食の問題を取り上げています。
4号は人生にとって最も難しいコミュニケーションの特集号としてあります
5号は病気に関する情報を特集します。
6号は会員の意見も伺ってその他のテーマーとする予定であります。
7号から1号のテーマーに戻ることにしてあります。
そして順次運動・食・コミュニケーションと反復して行きます。
ここに引用する私の短文エッセイは、1ヵ年で約120篇余りになります。この引用は、スピーチの題材を提供することを目的としています。私のエッセイと異なる意見があって一向に差し支えないのであります。この会の価値を求める基準は、どれだけ多くの人が意見を発表するかにあります。

 
 会報1号で6月25日に開くとありますが、これは準備の都合で中止とさせていただきます。 第一回の「スピーチの会」は、7月9日(土)に本会場で1時30分から開催いたします。多くの方の参加をお願い致しまして、私の話しを終わらせていただきます。ありがとうございました。





 


2005年05月24日(火) 仙台育英学園高校1年生死者3人22人重軽傷

 危険な社会になったものだ。国道の舗道も安全でないのだ。宮城県多賀城市で22日暴走RV車が生徒の列に突っ込む大事故が起った。次々とはね飛ばし、悲鳴と共に、血が飛び散り、女子生徒の泣き叫ぶ声。震えが止まらない生徒たち。救急車が行き交い、路上に血染めのスニーカーが散乱する。進学で夢膨らむ10代の3人の夢は打ち砕かれた。遺族のショックと悲しみにはいかばかりか。こんなことがあって良いのだろうか。(参考:河北新聞)

 酒を飲んで居眠りしていた26歳の運転手の乗るRV車が、生徒の列の突っ込むという前例のない事故だ。1年生の女子2人と男子1人の計3人が頭を強く打つなどして死亡。生徒ら22人が重軽傷を負った。怪我をしなかった同級生はで救急隊員や警察官が慌ただしく救助に当たる姿を放心状態で眺めていたという。ショックで過呼吸に陥った生徒も少なくないのだ。引率の教諭は「(倒れた生徒を)見るんじゃない」と絶叫したという。

 26歳の運転手の酒は、かなりの深酒であったようだ。そんな深酒で、ハンドルを握る神経がわからない。この青年の一生は台無しになった。「青年よ、時には酒をたて」北海道大学は6月2~5日の大学祭での酒類の販売・持ち込みを禁止するという。その昔クラーク博士は「学生がその身を誤ること多き最大の原因は飲酒・喫煙の弊にある、と職員生徒に禁酒禁煙の誓約をさせた」(5月21日・朝日から)という史実が残っているのだ。酒で身を誤る・・これほど幼稚な人生の失敗は他にない。
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癒しの森652                                 2005年5月24日 

       黒沢監督の「生きる」50年代の最高傑作に
 
 米誌タイムは5月22日「ベスト映画100本」(スポニチから)を発表した。日本映画4本が含まれており、黒澤明監督の「生きる」は50年代の最高傑作に選ばれた。他にベスト100本に入った邦画は小津安二郎監督の「東京物語」(53年)と溝口健二監督の「雨月物語」(53年)、黒澤監督の「用心棒」(61年)の3本だ。それにしても米誌タイムが、日本の約50年前の映画を「ベスト映画100本」に選んだことは、映画を一つの立派な文化と位置づけているせいであろう。
 
 一定の年代の人で映画「生きる」を見なかった人は少ないであろう。責任を回避し、事なかれを良いとする官僚主義への批判や、人生の価値に対する哲学がストレートに表現されてはいるのだ。癌で余命幾ばくもないと知った初老の男性が、これまでの無意味な人生を悔い、最後に市民のための小公園を建設しようと奔走する姿を描いた黒澤明監督によるヒューマンドラマの傑作。志村喬の鬼気迫る迫真の演技の記憶が今でも残っている。

 なんのために「生きる」か、これは各自に突きつけられる常に新しいテーマではないだろうか。何のために生きるか・・私の進むべき道が明瞭になってきた。「80代壮健の会」を発展充実させ痴呆の発症者の減少に取り組んで行きたい。

  ・何のため 生きる目的 明確に 頭脳爽やか ボケなど無縁 
     


 
  








2005年05月23日(月) JR西日本脱線大惨事:日勤教育反省文19回

 4月27日「何が原因で脱線事故が起こったのか」と題して次のように記述した。「到着時刻のプラス・マイナス10秒ぐらいはゆるされる誤差であると思う。それを1秒単位に測定して評価する姿勢はいじめに近いと思う。これでは運転士に必要以上のプレッシャーを常に与えることになる。これでは遅れを取り戻すため、制限速度を超えるスピードを無意識のうちに出すのではないだろうか」と。その後の報道で高見隆二郎運転士(23)を心理的に追いつめる事例が多く報道されている。これらの報道を見ていると、日本のいじめ社会の縮図がJR西日本に凝縮されているように思う。
 
 いじめに近いプレッシャーを与えるのが、日勤教育のように思う。「JR福知山線脱線事故で、死亡した高見隆二郎運転士(23)が昨年6月にオーバーランをした後、JR西日本・京橋電車区(大阪市)で受けた再教育「日勤」の詳細が20日、明らかになった。13日間に書かされた反省文は19回、原稿用紙で計30枚以上。遠足の小学生の団体乗車で生じた10秒の遅れを、上司3人から詰問され、回復運転できなかったことを厳しくとがめられていた」という。

 ダイヤに多少でも余裕があるのであれば回復できるのであろうが、ぎりぎりのダイヤで10秒遅れるとこのように厳しくとがめられるのだから、精神的に追い詰められ正常な判断ができない状態になっていったのだろう。運転手が人間であること忘れ、システムの中の駒として扱うところに問題の根源があるように思う。
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癒しの森651                                2005年5月23日  

               ヤーコンの栽培

 妻の友人が7名ほど集まって、ヤーコンの栽培を栽培することになった。赤塚で砂丘地100坪を借りてスタートする。今日はここに肥料の散布に行ってきた。このヤーコンに関する多くの情報があるがその一部を紹介したい。

 ヤーコンは南米ペルーの高地が原産のキク科の植物。インカ帝国(14~6世紀)の時代から祝祭に欠かせない野菜だったという。生育した草丈は1m50cm以上になる。イモは一株に2~5kg(10~20個)付く。南米では葉と茎がお茶として飲用されています。日本でも一部にお茶として販売されている。

 健康食としてこのヤーコンが脚光を浴び出したのはその成分にある。1日に必要なフラクトオリゴ糖をヤーコンなら100g食べるだけで摂取できる。ポリフェノールは203mg/100gもあり、生活習慣病である動脈硬化・老化・ガンの予防に役立つ食品といえるのである。アンデスは「カスピ海ヨーグルト」で有名なコーカサス地方と同じく、世界でも有数の長寿地域なのだ。そんな現地の方が食しているのがこのヤーコンなのである。

 ・ヤーコンの 多種の薬用 魅力あり ポリフェノールで 健康長寿に
     




  




2005年05月22日(日) 1―3月期の実質GDP、年率5.3%増

 日本経済の堅調さを示す象徴は、トヨタ自動車の1兆円を大きく超える最高益であろう。一方自動車産業の国の代表的な自動車メーカーGMは業績不振が深刻化している。トヨタ自動車は日米貿易摩擦の再燃を恐れてか、GM支援の意向を示している。こんなことは10年前では考えられなかったことだと思う。
  
 日本経済の堅調さを示す象徴の2は、携帯電話輸出台数ではないだろうか。「携帯電話メーカー国内大手8社の2005年度の世界出荷台数は前年度比10.9%増え、約8100万台になる見通しだ。・・・高機能機種の需要も中国など海外で増えている。半導体など電子部品を大量に消費する携帯電話機市場の復調は、デジタル景気の刺激材料になりそうだ」 (5月22日・日経から)という。国内を含めて、年間で8100万台携帯電話を出荷する国内大手8社に敬意を示したい。
 
 内閣府が17日朝発表した1―3月期の国内総生産(GDP)速報値は、「物価変動の影響を除いた実質で前期比1.3%増、年率換算で5.3%増だった」という。この期間は輸出が多少落ち込んだものの、個人消費が堅調だったほか、民間設備投資も伸びたことが年率換算で5.3%の増加となっている。 5月20日 上場企業の 決算380社が過去最高益を更新していることを書いたが、GDP速報値のデーターを側面から立証していると言える。
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癒しの森650                                2005年5月22日  

               妻の快気祝い
 
 今日妻の快気祝いを自宅で行なった。今日は子供の運動会・サッカーその他の行事が多く、この日に妻の快気祝いをセットしたことは、適切でなかったことは10日前に気が付いたが、途中で変更出来ないまま開催した。まずいことは続くもので、最初の連絡は健康体操を指導していただく予定の柳安子先生の子供が高熱を出し出席できないことになった。次は今日のメインである木村かおるさんが、風邪のため出席出来なくなった。
 
 そのため今日参加いただいた20数名の紹介をさせて頂いた後、私が15分余り、①80代壮健の会を立ち上げた背景②日本の認知症(ボケ老人)発生予測③ボケ老人を抱える家族の精神的・経済的な負担④ボケは生活習慣病であること等を話させていただいた。そして、6月11日の西堀6番館ビルの3階にある支援センターで開く「80代壮健の会発足の集い」の参加を依頼した。

 その後自然発生的に5グループの懇談が行なわれ楽しいひと時を過ごすことが出来た。友人から高価な花束、祝い金、粗品などをいただきここでも厚くお礼を申し上げたい。次から次と行事が続く。次は5月28日友人と借地した100坪の畑でヤーコンを植える日である。名づけて「ヤーコ隊」この内容は後日記述したい。

  ・友の輪が 広がる交流 今日もまた 多くの出会に 薫る彩り
      



 


2005年05月21日(土) コメ離れ止まらない、1人当たり2年連続で60キロを割る

 5月15日の癒しの森で、百歳現役スキーヤーの三浦敬三さんの食卓のことを書いた。この人がこの年齢まで壮健であるのは、若いころから続けてきた玄米食(今は発芽玄米食)であることを確信する。食のあり方が徹底しているのである。海外遠征をする時も、発芽器・圧力釜・玄米を持参して、自分の食を調理するのである。そして、1日1合半(0.23キロ・・100グラムのおにぎりで4個になる)を食べているという。文面から推定するに、3食とも発芽玄米ごはんなのである。よって、三浦敬三さんの食べる玄米の量は以下の通り年間84キログラムになる。
 
 一日0.23キロ×365日=84キロ
消費者のコメ離れが止まらない。農水省が19日発表した04年度のコメ年間消費量は1人当たり59.0キロで、調査開始以来初めて60キロを割り込んでいる。サラリーマンなど消費世帯だけではなく、農家の消費量も減り続けているというから困ったものだ。消費量が最も多かったのは「調査を始めた65年度で、現在の2倍近い112.2キロのコメを、1人が1年間に食べていた」(5月19日・朝日から)というから 米の消費が約半分になっているのだ。農水省はコメ離れが止まらない理由として、「女性の社会進出が進み、炊飯に比べて手間がかからないパン食を選ぶ家庭が増えた」(総合食料局)と分析している。

 2005年1月14日の癒しの森に「国民の3分の2が肥満に悩むとされる米国で、同国厚生省は1月12日、『国民の大半は太りすぎ』として、砂糖や脂肪の多い食生活から、玄米など「全粒穀物」と野菜中心の食生活に切り替えを促す食生活ガイドラインを発表している」と書いた。日本の食生活がパン・砂糖(ジャムなど)・肉の割合が増加していけば、米国並みに肥満の割合になっていくのではないか。
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癒しの森649                              2005年5月21日  

         NPO法人の会合の連続出席

 19日は市民活動支援センターの「団体紹介と意見交換会」に出席し、翌20日は「まごころヘルプ」の「助け合い活動団体等情報交換会」に、今日はNPO法人「ホームレス支援ネットにいがた」の通常総会に出席してきた。

 市民活動センターの出席は33団体で主に支援センターの利用に関する意見交換であった。翌20日の交換会は、登録団体が51あり出席が40団体を超えており、各団体が話し終えると既に終了の時間が迫っている状態であった。

 以前何回かホームレスのことを書いた。時折言葉を交わすホームレスは3人で、追って何らかの支援の手を伸ばしたいと思っている。そんな背景もあり、「ホームレス支援ネットにいがた」の賛助会員(年会費5000円)になっている。この会の運営に関することで、お手伝いできることがあれば協力したいと思っている。このNPOの活動の骨子は①就労支援事業②生活自立支援事業③保険・医療支援事業となっているが、活動の柱は②生活自立支援事業である。自立支援アパート「まちかど館」を2000年12月に開設して、元ホームレス4名を受け入れている。関係者はすべて無報酬での活動であり、社会にこのような人達がいることを宣揚したい。

  

  
     



  



2005年05月20日(金) 上場企業の決算380社が過去最高益更新

 日々の映像は1997年から書き出して9年入っている。ここで公開しているのは2003年(一部それ以前も入力してある)からである。80代壮健の会の会報(A-4約10ページ)を発行することにした。1号は5月10日の癒しの森に入力した。この会報を編成する関係で、1997年1月以降の日々の映像の中で、現在時点で読んでも意味のある月日のみを入力する準備を進めている。

 1997年はバブル崩壊のピークの時代背景があるので、日本中が総悲観論に塗りつぶされていた年であった。この年度の日々の映像を読むと、今日の企業業績が信じられないほどである。5月19日までに決算発表を終えた東819社(発表率77.5%、金融、証券を除く)の連結決算は、売上高が前期比6.5%増、経常利益は同23.4%増、税引き後利益は同32.6%増で、3年連続の増収増益となっている。中国関連需要を追い風とした素材価格の高騰で、鉄鋼、化学製品など素材産業が収益を伸ばしたことが主な要因だ。

 特記すべきことは、過去最高益を更新する企業は380社で、全体の36.6%に登っている。 未発表企業も含む1057社の経常利益は、総額27兆760億円となる見込みで、2年連続で過去最高を更新する。年金など社会の主要なテーマに対して、1997年と同じく悲観論が横行しているが、必要以上の悲観論を展開する必要はないと思う。
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癒しの森648                                 2005年5月20日

          42歳工藤:完投勝利で通算205勝

 工藤投手は人間的にも立派な人であると思う。この人のことは2004年5月18日に「立派なお父さん」と題して、同じく2004年5月23日は「工藤完投5連勝この人の高き目標」と題して記述した。昨年5月無傷の4連勝で195勝目となった時工藤投手は「200勝は雅子夫人にささげたい」と言っており、この夫婦の絆の強さにほのぼのとしたものを感じた。
 
 工藤投手(42)が19日、古巣のソフトバンク戦に先発。13三振を奪い、今季4勝目を挙げた。42歳での完投勝利はセ・リーグ最年長記録である。まだまだ元気な現役最年長左腕が137球の熱投で巨人の3連敗を阻止した。この日の投球について王監督は「投手の神髄みたいな投球だった」と脱帽すれば、堀内監督も「あした監督賞を出さないとな。恐るべき42歳だよ。・・最後はベンチで動けなかった。腰が抜けたんじゃないかと思った。久しぶりに震えたよ」と最大級の賛辞を送っている。

 初めて知ったことであるが、99年オフにFA宣言して巨人に移籍したときのことである。残留を願う地元ファンの署名は15万人に上ったという。雅子夫人(37)との共同作業で、現在もおわびの手紙を送り続けているのだ。何年かかろうとも全員に返事を出すというところに、人間工藤公康氏の人間性が躍如としているように思う。
  
   ・球界の 年長記録を 延ばしつつ 今日も輝く 工藤の笑顔
     







2005年05月19日(木) 教員免許:わいせつ行為で250人超が失効

 毎日新聞の都道府県・政令市教委へのアンケート調査によると、全国の公立小中高校などで、わいせつ・セクハラ行為で教員免許が失効した人は250人を超えることが分かった。文部科学省は児童・生徒へのわいせつ行為をした教職員は原則、懲戒免職とするよう通知しているが、3分の1の教委は「ケース・バイ・ケースで判断すべきだ」(5月15日・毎日から)としていることが明らかになった。

 要は処分が甘いので教職員によるわいせつ・セクハラ行為が後を絶たないのではないか。前段の通り「文科省は01年7月に神戸市で起きた中学教諭による女子中学生監禁致死事件を受け、各教委に児童・生徒へのわいせつ行為をした教職員は原則として懲戒免職とするよう通知した」(引用同)しかし、今年4月現在、これを明文化したのは22道県市、実質的に原則としているのが14府県市。23都府県市は原則化していない。宮崎県は「原則かどうかも公表できない」とている。どうしてわいせつ・セクハラ先生をかばうのか意味が分からない。

 教育評論家、尾木直樹さんは、「学校現場の密室化が進む中、『わいせつ教師』は確実に増え、データは氷山の一角に過ぎない。しかも最も信頼が求められる教職員の性犯罪情報があいまいにされている。こうした教職員は本来、教壇から永久追放されるべきだが、法律は3年を過ぎれば、再び免許を申請できると定めている」と指摘している。前記した通りわいせつ・セクハラ行為で250人超の人が教員免許を失っても3年経過すれば、再び免許を申請できるのである。繰り返すようであるが、この甘さが教職員によるわいせつ・セクハラ行為が続く背景だと思う。
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癒しの森647                                2005年5月19日

          身体的活動をしている人ほどボケない

 痴呆に関するアメリカの報告書を引用したい。常識的にも理解できることであるが、多くの身体的な活動をしている人ほど痴呆になりにくいという。アメリカ・ジョンズホプキンス大学医学部神経精神記憶部の医師らは、身体的活動と痴呆の発症の関係について前向きの調査を行ったところ、多くの種類の身体的活動をしている人ほど痴呆になりにくい関係が明らかになったとのこと。

 この医師らは、1992年から地域での循環器系疾患の保健認知調査に加わり、調査開始時に痴呆を認めなかった65歳以上の男女3375人について2000年まで追跡しました(追跡期間は平均5.4年)。この間480人(14.2%)が痴呆を発症した。痴呆になった人とならなかった人とを比較し、自転車、ジョギング、ボーリングなどの身体的活動について、活動時間数よりも活動の種類が多い人ほど痴呆になりにくいことが明らかになった。具体的には4種類の活動をしていた人は0から1つ種類の活動をしていた人より痴呆になる確率は半分であったという。これはアルツハイマー病でも脳血管性痴呆でも同様の調査結果となっている。ポイントは複数の身体的な活動が有効であることだ。(この調査結果は2005年4月発行のAmerican Journal of Epidemiologyに掲載されている)
  
 ・動(どう)こそが 痴呆を防ぐ 妙薬と あらゆるデータ 無言に語る
     










2005年05月18日(水) 医療事故届け出、最多の255件

 以前は医療事故に関連することを多く書いたことがあるが最近は、この分野に関することはあまり書いていなかった。今日の日経新聞によると「昨年1年間に全国の警察に届け出があった医療事故・事件は前年より5件多い255件だったことが18日までの警察庁のまとめで分かった」という。前年と比べた増加率は鈍化しているものの、3年連続で過去最多を更新している。警察が刑事事件として立件したのは届け出全体の約3割にとどまっている。

 統計を取り始めた1997年に21件だった医療事故・事件の届け出件数は、2000年に前年の41件から3倍の124件へと急増。02年以降、最多記録を更新し続けている。1997年が少なかったというのでなく、白い霧の中で公表されることが無かったように思う。

 最近の医療事故で記憶に鮮明に残っているのは、痛風薬で肝障害になり患者6人死亡したことである。「痛風の代表的治療薬『ベンズブロマロン』で、その後も少なくとも患者6人が重い肝障害で死亡していたことが分かった」(2005年1月8日・毎日新聞から)という。このほか製薬会社のうち1社からは、約170人が肝障害を起こし、うち99人は重症化したとの報告もあったという。通風の薬を服用して肝障害を起こし、うち99人は重症化する・・患者はまるでモルモットのようだ。そもそも通風は飲み過ぎ、食べ過ぎという生活習慣病なのである。生活習慣病を治す特効薬はないのだ。
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癒しの森646                             2005年5月18日  

             セックスレスの定義とは

 統計的なことは多く書いて来たので、この視点でのことで余り驚くことは無いのだが、セックスの回数に関する国際比較には驚いた。昨年発表されたインターネットによる国際比較調査(41カ国・35万人対象)によると「年間の平均回数は103回。国別ではフランスの137回が最も多く、日本は46回で最下位だった」(5月17日毎日から)この統計はにわかに信じられない。日本は何かと忙しく、セックスをしている暇が無いとでもいうのだろうか。医師は「夫婦の大切なコミュニケーションの一つという役割が、日本ではどう受け止められているのか、論議を深める必要があると思う」(引用同)と話している。見方を変えると夫婦の大切なコミュニケーションが破壊されているので、セックスレスとなっているのかもしれない。
 
 厚生労働省が先日発表した調査データによると「既婚者の32%がセックスレス傾向」であるという。日本性科学会はおおよそ「1カ月以上」のごぶさたで「レス」と定義する。毎日インタラクティブの「暮らし」のページに「セックスレスといえるのは?」という質問を掲載。1カ月▽2カ月▽半年▽1年▽4年▽12年の六つから選んでもらった。回答総数は13日現在、8766件。 その結果、最も多かったのは「半年」の2841件で、全体の32%を占めた。以下「1カ月」2142件(25%)▽「1年」1854件(21%)(以下省略)であったという。この回答傾向は、明らかにセックスレスの人達が多く答えているような感じである。日本性科学会はセックスレスを「1ヵ月」としているのに、庶民の回答は「半年」とする人が32%もいるのだ。
     
















2005年05月17日(火) 橋梁談合、大型経済事件に発展か

橋梁談合が大きな事件に発展するようである。国が発注する鋼鉄製の橋梁工事を巡り、メーカー10社前後が中心となって談合をしていた疑いが強まっている。検察当局は5月13日、公正取引委員会からの刑事告発を受け、独占禁止法違反の疑いで本格解明に乗り出す方針を固めたという。
 
 談合組織には鉄鋼や橋梁の主要メーカーが含まれており、大型経済事件に発展するのは必至の情勢となった。何しろ日本の基幹産業の代表である鉄鋼の主要メーカーが含まれているから大変である。
 公取委の調べなどによると、橋梁業界には下記の談合組織がある。
(1)横河ブリッジや石川島播磨重工業など古参メーカー17社による「K会」(旧紅葉会)
(2)川田工業など後発の30社から成る「A会」(旧東会)
 国土交通省や日本道路公団などが発注する工事について、事前に入札価格や落札会社を決めていた疑いが持たれているのだ。

 公取委は昨年10月、約70社を立ち入り検査。複数のメーカーから談合の証拠となる落札予定業者などを記したメモを入手しているのである。これまでの公取委の事情聴取に対し、一部のメーカーの担当者が談合への関与を認めているという。 今回の橋梁談合は、鉄鋼メーカーまで関与していたというから経済界の信用問題にも発展する可能性がある。
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癒しの森645                                2005年5月17日  
    
     男性が選ぶ「かっこいいママ」の1位は松嶋菜々子さん
 
 フランスの高級筆記具ブランド「ウォーターマン」が2日、「母の日」にちなみ「かっこいいママ」の有名人アンケートの集計結果を発表した。総合1位は黒木瞳(44)さんであった。主な理由は「生活感がないのに、子育てをきちんとしている」というものであった。男女別でみると、黒木さんは女性からも1位で支持され、男性からは2位だった。

 一方、男性が選んだ1位は松嶋菜々子(31)で「出産しても変わらないスタイル、優しそうな声がいい」(スポーツニッポンから)などの理由が挙げられている。松嶋菜々子さんは「いい仕事をする秘訣は」?という質問に対して、「心身ともに健康であること」(5月3日スポーツニッポン)と答えている。心身ともに健康は言葉では簡単であるが、これを維持することはそう簡単なことではない。特に心の健康が難しいのではないだろう。松嶋菜々子さんは、心が健康だからこそいつも発するオーラがあるのだと思う。
    
    ・いつまでも 心の健康 保つ人 年齢超えた 若さの輝き
            
                (1997年1月3日の日々の映像からの再掲) 
     

 




2005年05月16日(月) JR西日本脱線大惨事:裏面添乗私服でチェック

 JR西日本脱線大惨事のことは、5月1日から7日まで連続して書いた。その後も毎日この関連のニュースが続いている。結論として脱線大惨事は起こるべくして起こったとの印象を強くする。事故の責任の99%は、JR西日本当会社にあると言わねばならない。そのように思う根拠を2点示そう。

 その一つは余裕時間ゼロ分のダイヤの編成である。「今年3月のダイヤ改正で、事故直前に停車した伊丹駅での『停車時分』を5秒短縮され、東海道線と接続する尼崎駅まで、遅れを調整する運行上のゆとり『余裕時分』が全くなかった」という。兵庫県警捜査本部は、「余裕時分ゼロ」のダイヤ編成が無理な「回復運転」を招く結果になった可能性があるとみているのだ。このプレッシャーが事故に発展した最大の要因といっても過言ではないと思う。

 次の運転手に陰湿なプレッシャーを与える裏面添乗である。これは乗客に紛れて運転室の背後から監視するシステムで、運転手に強いプレッシャーを与えていたことが15日明らかになった。乗務員に一人は「陰湿な制度で、見えない形で監視されているというストレスは強烈。会社への不信感も生むため、即時やめるべきだ」と指摘通りだと思う。要はJR西日本という会社は、運転手・添乗員などの社員を信頼できないという大前提での管理システムを築いているのだ。その他、懲罰的と批判されている「日勤教育」などの実態も追って明らかになっていくのだろう。
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癒しの森643                                2005年5月16日

      タレント好感度男性さんまさん・女性は黒木瞳さん

 テレビ朝日が実施した「タレント好感度」の最新調査結果が5月7日、同局から発表され、男性部門では明石家さんま(49)が10回連続の首位を獲得。女性部門では女優、黒木瞳(44)が初のトップに輝いた。

 サンケイリビング新聞社のインターネットを使ったアンケートによると「結婚している女性の60%はダイエットに成功したことがあるものの、うち61%はその後体重が増える“リバウンド”を経験し、実質的な成功者は4人に1人にとどまる」という。「理想のスタイル」は誰ですかと言う問いに対しては、「断トツで女優の黒木瞳さん」と答えているのである。黒木瞳さんは、好感度でもトップとなり、理想のスタイルの人でもダントツ1位になっている。

 調査は4月21-25日に実施し(平均年齢37.8歳)したものだ。98%の人が「やせたい部分がある」と答え、現在ダイエット中は65%。成功経験者にキーワードを尋ねたところ「自己管理能力」が60%を占めている。私もダイエットに取り組んでいるが、食の内容と自己の管理能力が決め手になるようである。何時も変わらないスタイルを維持している黒木瞳さんは、どのような食と運動の習慣があるのだろう。

   ・好感度 スタイル共に 抜群の 輝く瞳は 女性の憧れ
     









2005年05月15日(日) 第3のビール1人勝ち、前年同月比55%増

 日常的にお酒を飲まない私は酒に関する情報はうとい。よって、麦芽の代わりに大豆、小麦などを使う第3のビールのことは余り関心が無かった。第3のビールは酒税法上その他の雑酒に分類されるビール風飲料。「350ミリリットル入り缶の店頭での実勢価格(ばら売り、税込み)は、税率の違いで、ビールが210円程度、発泡酒が150円程度、第3のビールが130円程度となっている」(スポニチから)第3のビール税率の違いから、発泡酒の150円より20円安くこれが急成長している背景なのだ。
 
新しいビール風飲み物で各社の呼び名も以下の通りことなる。
・ 03年9月 サッポロビール 「ドラフトワン」を発売
・ 04年6月 サントリー 「スーパーブルー」を発売
・ 05年4月 キリンビール 「のどごし(生)」を発売
・ 05年4月 アサヒビール 「新生」を発売

 大手4社すべて第3のビール市場に参入した4月に、ビール・発泡酒も含めたビール関連飲料全体の2割に達したという。昨年の4月5%であったシェアが今年4月で20%を超えるのだからこの業界にとっては大変な変化と言える。
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癒しの森642                                2005年5月15日  
         百歳現役スキーヤー三浦敬三さんの食卓

 80代壮健の会を主催する私にとっては、三浦敬三さんのように百歳になって活躍している人に強い関心を持つ。雑誌で「百歳現役スキーヤー三浦敬三さんの食卓」と題する手記が掲載されたコピーを知人から戴いた。ここで手記の一部を引用したい。

 「朝5時30分に起床し、目覚めのウォーミングアップのあと1時間ほどかけて近所をウォーキング。私の1日はこうして始まります。・・・私が心がけているものが、自分で作る毎日の食事です。といっても、特殊な健康食品やこったものは何もなく、いってみれば「粗食」。身近な食材から「よい」といわれるものを選び、工夫しながら、長年、自分で作り続けてきたものばかりです」

 一番驚くのは、百歳を超えた三浦敬三さんが自炊をしていることである。主食は発芽玄米で選択した理由を次のように説明していた。
「私のご飯はすべて発芽玄米、しかも発芽器を使って玄米を自分で発芽させます。玄米自体は20歳代から食べてきましたが、発芽玄米に変えたのはここ数年前からのこと。玄米の栄養価を調べていたら、発芽玄米のほうがさらに栄養バランスが取れていることが分かったのです。玄米に含まれているビタミンB₁Eだけでなく、発芽させるとミネラル分が体内により吸収しやすくなり、高血圧や高血糖に効き、脳への血流をよくする働きを持つギャバという栄養素がとても増えるということなので、これは食べてみる価値があると思って始めました」とあった。この文章を読んで感じたことは、三浦敬三さんの頭脳が実に柔軟であることであった。(尊敬を込めてメモ欄に三浦敬三さんのプロフィールを掲載した)

  ・百歳で 考え方も 柔軟で 健康記録を 何処まで伸ばす
     



三浦敬三(みうらけいぞう)のプロフィール
 明治37年(1904)2月15日青森市生まれ。北海道大学卒。日本スキー界の草分けの一人。特に八甲田山の山スキーの開拓者として知られる。60歳の還暦に初めてヨーロッパで滑って以来、70歳(古希)でヒマラヤのシャングリ氷河、77歳(喜寿)キリマンジャロ、80歳(傘寿)オート・ルート前半、88歳(米寿)オート・ルート後半、90歳(卒寿)ヴァレーブランシュ、2003年2月99歳(白寿)に再びヴァレーブランシュに挑んだ。 著書:「雪とともに」(山と渓谷社)、「98歳元気の秘密」(祥伝社)、「99歳、モンブラン大滑降に挑む」(草思社)、写 真集に「遥かなる山を訪ねて」(千早書房)など多数ある。







2005年05月14日(土) 大卒就職内定率93.5% 98年春水準まで回復

 スイスの国際ビジネス教育・研究機関は5月12日、世界の主要60カ国・地域を対象にした2005年版「競争力ランキング」を発表、日本は総合順位で前年より2ランク上昇し21位となった。日本は技術、科学面では3位の評価を受けている。これらの動きも就職戦線に影響を与えるように思う。 

 今春の大学卒業者の就職内定率が急上昇している。「今春の内定率は93.5%で、2000年春に底を打った後は上昇へ転じ、98年春の水準にまで回復したことが13日、厚生労働省と文部科学省のまとめで分かった」(5月13日・毎日から)という。高校生の内定率は7年ぶりに94%を超えている。その他の内定率は、短大卒89.0%・高専卒98.5%・専修学校卒92.5%と好調である。一番就職率が低かった短大卒の内定率が89.0%であることに驚きを感じる。

 就職戦線が様変わりして来た背景は「業績の回復に加え、団塊世代の大量退職に備え、企業の採用意欲が改善している」(毎日から)と言いうから時の流れが、決定的な役割を果たしているといえる。加えて少子化の影響で毎年卒業する人数が減少していることも、就職内定率が上昇している要因の一つのようだ。文科省は「経済に回復基調がみられると同時に、子どもの数が減って、結果として就職の門戸が広がってきた」(5月13日・共同通信から)とコメントしている。就職戦線の大幅改善は、少子化という時代の流れの産物なのだ。
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癒しの森641                                 2005年5月14日   
              お披露目コンサート

 新潟大学教育部にスタインウェイ社製のグランドピアノが入り、5月13日同大学の音楽棟合唱ホールでお披露目コンサートがあった。曲は以下の通りで、演奏は教育学部の3人の助教授によって行なわれた。

・ベートーベンのソナタ(熱情)・・・・・・・・ピアノソロ
・ ショパンの序奏と華麗なるポロネーズ・・・・チェロとピアノ
・ 清水研作作曲 2台ピアノのために・・・・・・・2台ピアノ
・ ショパンの英雄ポロネーズ・・・・・・・・・ピアノソロ
・ シューマンのトロイメライ・・・・・・・・・ピアノソロ

 スタインウェイ社製のグランドピアノはなんとも言えない響きの豊かさがあることは素人でも感じられた。今回のお披露目コンサートで一番胸に迫ってきたのは、田中幸治助教授が演奏したベートーベンのソナタ(熱情)であった。以前ロマン・ロランの「ベートーベンの生涯」を熟読したことがあるので、私なりのベートーベンを心の中で描いていたが、今回のソナタ(熱情)演奏は衝撃的であった。ベートーベンの命の鼓動が、音色に乗って激しく会場全体に飛び散っているように感じられた。
 
   ・激しくも ベートーベンの 熱情が 時空を超えて 響き渡らん
     






2005年05月13日(金) 消費者金融の決算大手4社の決算

 気分の良くないニュースであるが社会の1断面であるので記録しておきたい。その一つは消費者金融の決算大手4社の決算である。武富士を除いた3社が増益で、アイフルとプロミスは過去最高益というから考えさせられる。
        営業収益        純利益
アイフル  5184億円(9.5%増)  757億円(21.1%増)
アコム   4339億円(0.2%減)  815億円(15.9%増)
プロミス  3698億円(5.4%減)  753億円(81.3%増)
武富士    3601億円(6.3%減)  687億円(8.1%減)
     1兆6822億円        3012億円
 
 消費者金融の大手だけでも、貧しい庶民から受け取った利息が、1兆6822億円 もあるのだ。以前にも書いたことがあるが、この膨大な利息をいったい何人が払っているのだろう。100万人で払っているのであれば、一人当たり168万円である。200万人で払っているのであれば、一人当たり84万円なる。300万人であれば一人当たり56万円となる。(その他の視点は友人との懇談のテーマとする)
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癒しの森640                                2005年5月13日

          あなたの血液のタイプは何ですか

 毛細血管の太さは7ミクロン。これに対し、赤血球の直径は8ミクロンである。したがって、赤血球が血管を通るためには、細く長くしたり厚くしたり、形を自在に変えなくてはならない。ところが、ドロドロ血液の人は赤血球の形をうまく変えることができず、血管をつまらせてしまう。その結果、心筋梗塞、脳梗塞などさまざまな病気へと発展してしまうのだ。しかも最近は食生活の乱れなどにより、中高年だけでなく若い人の間にもドロドロ血液が増えているとか。さて、あなたの血液タイプはなんですか!?

1、サラサラ血液・・・よどみなく流れており、体のすみずみまで酸素と栄養分を送り届けることができる。バランスのよい食生活や運動習慣を保っている人は、健康な血液を維持できる。
2、ドロドロ血液・・・赤血球や白血球が通路につかえたり、血小板が互いにくっつきあうなどして流れが悪くなっている状態。コレステロールや中性脂肪が多い人、肥満の人は要注意だ。
3、ネバネバ血液・・・高血糖のため、赤血球の膜が変質してしまい、柔軟性が低下している。毛細血管の中を赤血球が通りにくくなり、団子状に固まっている状態。甘いもの好きの人は気をつけて!
4、ベタベタ血液・・・活性酸素が体内に増えているため、白血球が粘着力アップ!白血球同士が互いにくっつきあい、血行が悪くなっている状態。ストレスの多い人、過労の人、喫煙家がなりやすい。
5、ザラザラ血液・・・血小板のはたらきが必要以上に高まっている状態。互いに集まり、血液がザラザラに。お酒の飲み過ぎ、甘いもの好きの人に多い。(資料・ヘルスクリックのHP)

 血液をサラサラにする食品の代表は納豆にアジ、サバ、イワシなどの青魚である。肉など西洋風の食事を主体としている人は、2番以降の血液になる確率が高いのである。
      







 

2005年05月12日(木) 戦争警備ビジネスは10兆円産業

 イラクで武装勢力が拘束したという斎藤昭彦さん(44)に関して英国系警備会社「ハート・セキュリティー」は、致命的な傷を負っている可能性があると発表した。同社は斎藤さんが「生存しているとの望みを捨てていない」と強調しているもののその消息は全く分かっていない。

 斎藤さんが勤務していた警備会社は、別名は「PMC」(プライベート・ミリタリー・カンパニー=民間軍事会社)と呼ばれているという。世界各地の争いを背景に警備会社(民間軍事会社)は今や大きな産業に成長している。斎藤昭彦さん(44)は危険を承知で英国系警備会社に勤めている。そして、行方不明になる・・・この時点で政府が動いても、具体的なことは分からないのではないだろうか。危険と背中合わせの仕事に希望者が殺到する最大の理由は、高額報酬であるという。「斎藤さんも日給300ポンド(約6万円)以上」(共同通信)だったという。
   
 戦地や紛争地域で正規軍の手が回らない警備を請け負う「戦場ビジネス」が急成長しているのだ。市場規模は拡大の一途をたどり、20年足らずで1000億ドル(約10兆5000億円)に達しているのだ。軍事アナリストの神浦元彰氏は「企業や政府のトップの警護、軍事物資の輸送や警備、石油や電力施設の警戒、大型タンカーを海賊から守るなど多岐」と指摘している。PMC(民間軍事会社)はイラク戦争で準備段階から米軍に協力。「戦闘以外はほぼ何でもやる」というのがPMCの実態なのである。
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癒しの森639                                  2005年5月12日  
                 バナナの栄養

 5月3日バナナの薬効について書いた。日々の映像を読んでいる友人に会うと必ずバナナの話がでる。バナナに免疫力を高める白血球・マクロファージーなどを増加するという点に話が集中する。3日前88歳の両親を訪ねた。母がバナナが大好物であったことを初めて知った。88歳の両親は自立して生活している。母が言うには、食事のとき必ずバナナをおかず1品として出しているのである。両親が健在なのは、バナナの薬効のせいかと思った。
   
 バナナの栄養も豊富である。糖質は、ブドウ糖、果糖、でんぷんなど多様なため、体内に吸収される速度がそれぞれ異なり、エネルギーが長時間持続するとのこと。ビタミンも豊富でビタミンC(1本でリンゴ1.5個分)や、ビタミンB1やB2、などのビタミンB群が豊富なのである。その他、カリウム、マグネシウム、食物繊維も多く含んでいる。ところでバナナが草であることを初めて知った。高さ1.5~10メートルにもなる「巨大な草」なのである。
      参考 http://www.geocities.co.jp/Bookend/4373のサイト
  
     ・健康を 支える食品 多々ありき 納豆バナナと 身近な食品

               (2005年5月3日の再掲) 
     











2005年05月11日(水) <大腸がん>野菜や果物の食べても効果なし

 野菜や果物を多く食べても、大腸がんの予防には役立ちません――。「厚生労働省研究班(担当研究者・坪野吉孝東北大教授=疫学)が国内の約9万人を追跡調査し、こんな結果を発表した。野菜や果物が予防に有効だという従来の説と異なる結果となった。同じ研究班は以前、野菜や果物が胃がん予防に有効だと発表したが、大腸がんでは効果が見られなかった」(5月10日・毎日から)このことは5月9日付の英国のがん専門誌に論文として掲載されたという。

 研究班は90年と93年、岩手から沖縄まで全国8県の40歳から59歳の男女計88652人にアンケートし、野菜と果物を食べる量を聞いた。その後、7年から10年間追跡調査し、大腸がんにかかったかどうかを確認したものだ。野菜の量が少ないグループから多いグループまで全体を4つに分けて調べると、大腸がんになった人の数は、どのグループでも年間1000人に1人前後で統計的に差がなかったというのだ。

 坪野教授は「大腸がん予防には、飲酒を控える、積極的に運動するなどがよい」と話している。素人の見解であるが、便秘が一番悪いと思う。発芽玄米ごはんを食べると驚くほど便通がよくなる。大腸がん予防には先ず便通の良し悪しが入り口のテーマではないか。次は食の内容である。大腸がんは食生活と関係が深いと考えられている。もともと日本では少なかった大腸がんは、欧米型食生活の普及とともに急増した背景があるのだ。動物性脂肪を取り過ぎると、腸内に胆汁酸が多くでき、その胆汁酸が発がんを促進させると言われている。
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癒しの森638                                 2005年5月11日  
       JR西日本脱線大惨事:遺族の悲しみ

 最愛の肉親を突然失った遺族たちの悲しみ・・喪失感が深まっている。帰らぬ夫の帰宅を待ち放心している妻、息子の部屋が片付けられない日々を送っている母、悲しみの終わりは来るのか。悲しみの淵は底知れず深い。そして肉親の死という現実が受け入れられない苦しみは、今も続いている。このような大きな心の傷を受けた人の中にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状を表す人も多いことだろう。

 神戸赤十字病院・村上医師は「グリーフケア『話を聞くことが大切』」( 5月9日・産経新聞から)と指摘する。 肉親や友人を突然失った遺族へのケア(グリーフケア)は国内では、十分には行われておらず、欧米に比べて遅れているのが実情であるという。グリーフケアについて村上医師は 「グリーフは、家族や愛する人との死別後の遺族の悲嘆を意味します。遺族はつらくとも、失った肉親への思慕の情や悲哀、怒り、悔やみなど、さまざまな過程を経て心の整理をつけていきますが、こうした過程を援助するのがグリーフケアの重要な役割です」と説明する。
 
 一つのキーワードは死別の苦しみを分かち合う家族や友人がいるかどうかなのである。このような人がいないと病的悲嘆のリスクが高くなり特別な配慮が必要のようだ。配慮といっても、多くの時間と忍耐の必要な対話であるので、友人の有無が苦しみから立ち上がるカギを握っているように思う。
 
   ・突然の 離別の苦しみ 底知れず 毎日励まし 支える人よ
     







メモ
1、大腸がんの原因
  便秘、少食、不規則な生活、ストレス、偏った食生活、ダイエット、食  物繊維の不足、水不足 大腸がん予防には有害物質や発ガン物質を極力作  り出さない様にすること、それには一刻も早く体外に出してしまうこと  が重要なのだ。

2、大腸がんの可能性がある症状>
  便秘と下痢の繰り返し
  鉛筆のような細い便
  ウサギの糞のようなコロコロ便
  トマトケチャップのような血液付着便
  今までにない疲労感
3、大腸がん経験者による大腸がんの兆し>
  出血、下血      68%
  便の変化       41%
  長期間の便秘     22%

2005年05月10日(火) 80代壮健の会会報 5月10日号

NPO法人中高年者福祉協会内80代壮健の会 会報
第1号   2005年5月10日号
会報製作者 協会理事 石田双三

           目     次
1、ご挨拶                  NPO法人中高年者福祉協会
                         理事長 春田道生
2、80代壮健の会の発足にあたって      NPO法人中高年者福祉協会
                         事務局長 三宅栄治
3、検討資料の作成と協議記録         NPO法人中高年者福祉協会
                         理事  石田双三
                      
                       
                      NPO法人中高年者福祉協会
                        理事長 春田道生
            ご 挨 拶
 
 この度石田理事が中心となって、当協会内で「80代壮健の会」を発足させることにしました。この会の参加者は、若い世代と中高年世代の参加者が半々に成ると予測しております。その理由は身近にボケ老人(老人性痴呆)を抱えた悲惨さを仄聞しているからであります。「もし、自分の親がボケ老人(認知症・痴呆症)になったらたらどうしよう」という不安を持っているのであります。このような背景からボケ老人ならない生き方をリードしようとする「80代壮健の会」の存在は、追って大きな評価と支持を受けられるようになると思います。
 最近は60代前半で老人性痴呆症になる人がいます。このような人は資料11
にも示してありますが、若い時から感性の乏しい生き方をして来たことによる人生の総決算なのであります。よって、若い世代の人たちから、自分の将来のため、両親の壮健のためにこの会に参加されることを期待するものであります。
 一定の年齢になってボケ老人に成ることはいとも簡単なのであります。言い尽くされていることですが、次のような「生き方」をしていると、必ずボケ老人に成ってしまうのであります。
1.単調な生活を送っている。
2.面倒くさがりやである。
3.外出をあまりしない。
4.これといった趣味がない。
5.人付き合いが嫌い。(友人の懇談するようなことがほとんどない)
6.自分からすすんで何かをしない。
7.家族との会話が少ない。
 資料11にも書いてありますが、脳は体の筋肉などと同じで、使わなければそのぶん確実に衰えるのであります。脳を使わないからボケ老人になるのです。老人性痴呆症はまさに生活習慣病なのであります。要は老人性痴呆症にならない習慣を身に付ける必要があるのです。これらのテーマに関連して、将来に多少でも不安をお持ちの方は、「80代壮健の会」に参加されることをお勧めいたします。

                      NPO法人中高年者福祉協会
                         事務局長 三宅栄治
       80代壮健の会発足にあたって
  
 当福祉協会は、介護保険法に基づき次の事業を計画し一部は実行段階になっております。
1、福祉タクシー
2、ヘルパーステーションの設置
3、デイサービスセンターの設置
4、グループホームの経営
5、特別養護老人ホームの経営
 福祉タクシーは新潟陸運局の認可待ちの段階です。予定としては7月からスタートできると思います。このことについて以下の通りご案内いたします。
1.このタクシーを利用できるのは、協会員、要介護者、身体障害者であります。
2.ヘルパー2級資格者が運転に当たります。
3.このタクシーは、病院の送り迎えが中心でありますが、買い物同行などの
も致します。
4.福祉タクシーの利用料金は、通常料金の2割引きで運行いたします。
福祉タクシーの利用は予約制ですので、事務局まで御連絡下さい。
 上記1~5の事業は、何らかの理由で介護が必要になった人に対する支援事業であります。今回石田理事が中心となって、発足する80代壮健の会は、介護が必要な高齢者にならないようにしょうとする会であります。資料10に書いてある通り会のキャッチフレーズは「呆け老人になるな!」であります。新聞等々で報道されている通り現在の150万人痴呆老人が、10年後には250万人に達するのであります。この増える100万人をどこで収容すればよいのでしょう。1ヶ年10万も増加する認知症(痴呆症)のお年寄りを収容するだけの病院・老人ホームはないのであります。3月末の報道によれば厚生労働省は、お年寄りが共同で暮らすグループホームに入居させようとの方針を立てています。著しい徘徊や混乱症状がある人でも介護保険の規定を改め、グループホームの利用を認めようとしています。これほど収容する場所がないのです。このような背景から、「80代壮健の会」が打ち出している「呆け老人になるな!」とのキャッチフレーズにしての諸活動は、時代の要請に合致した活動であると確信しております。

                      NPO法人中高年者福祉協会
                       理事   石田 双三
        検討資料の作成と協議記録
 
 私が一部有志と準備してきた「80代壮健の会」をNPO法人中高年者福祉協会内で作らせて頂くことになりました。ここで、協議の経過などを多少報告させていただきます。
 最初に話が出ましたのは、試料(6)の通り昨年2月「百歳まで生きようじゃないか」の会を作らないかとの提案を受けました。しかし、百歳を超えて自立できているかとなるとこれまた大変なことなのです。2003年9月13日の癒しの森に書きましたが、食事など基本的動作を介助なしで行なえる割合が少ないのです。最も厳しいのは会話が出来ない割合が多いのです。百歳以上の人達で、会話をするなど意思の疎通が出来る割合は、男性が58%女性は35%なのです。意思の疎通が出来なくてただ生きているだけでは意味がないと思います。そのような視点から「百歳まで生きようじゃないか」の会は頓挫いたしましました。その後意見交換が進み昨年11月資料(7)の通り「「80代壮健の会」としてスタートしようとの意見が集約され今日に至った次第であります。
 5ページ以降に資料が12題引用されておりまが、このことに付いて説明を致します。この文章は、エンピツのサイトを利用して日々の映像としてインターネットに公開しているものです(http://www.enpitu.ne.jp/usr2/22831/)癒しの森は、この中に記述されています。日々の映像は1997年からでありますが、癒しの森は2003年8月からで今現在の№は600題を超えています。今回はこの中から、12題を引用いたしました。今後も毎月10題前後をこの会報に掲載する予定であります。掲載の目的は、如何に会話の題材を提供するかにあります。文章は一定の思考の土台がないと書けないものであります。さりとて、私の思考の土台を会員各位に押し付けるものではありません。喩えが適切でないかも知れませんが、会話と言っても人の悪口程度の会話では、脳の活性化はしないのであります。あくまでも80代を元気で過ごすために、会話を重ねる題材として、癒しの森を活用していただければ幸いに思います。
一回の会報で会の目指す情報を総て伝えることは不可能です。ここでは壮健の会の会合をお知らせいたします。
・6月11日(土) 80代壮健の会発足の集い(予定)
      場所  後日連絡   時間13時30分
・6月18日 (土) 健康セミナーと試食の集い(予定)
      (当面は発芽玄米ごはんの炊き方の指導と試食が中心)
      場所 後日連絡    時間11時30分  定員20名
      参加を希望する人は5月10日以降090-9630-5246(係り石田道子) に電話してください。
・6月25日 (土) 何でもPR・知る集い(予定)
      場所 後日連絡    時間 13時30分
・この外に、グループ単位(2~6人)のミニ懇談会を1ヵ月に1~2回行なう計画としております。「何でもPR・知る集い」は会員が自分独自で掌握していることを、発表してもらう集いです。何かの営業をしている人が、自分の商品のPRに参加していただいても結構です。その他自分の仕事のPRでも結構です。ただし、何かのPR・勧誘で会員の家庭を訪問することは禁止です。この件の細部は、会報2号で連絡させていただきます。

(1)百歳を過ぎてもまだまだ現役 (2004年2月10日の癒しの森から)
 1998年1月18日の「日々の映像」で「百歳でまだまだこれから」と題するエッセイを書いた。この時登場していただいた人は、弁護士の平山直八(1897年生まれ)氏で、エッセイを書いた時すでに101歳であった。この人の語録を引用したい。「まだまだこれからです。もっと社会にお役に立ちたい」であった。
 月刊誌「潮」に脚本家であり、相撲フアンで知られる内館牧子のインタビューシリーズ「今日もがぶりより!」という連載がある。連載27回目の3月号は百歳を過ぎてもまだまだ“現役”を続けている飯田深雪さん(1903年生まれ・料理研究家・アートフラワー創始者)が登場していた。多くを記述するだけの紙幅がないので、人生の根幹と思われる。語録を引用したい。「どんな人にもその人独特の能力とか特徴があると思うのです。それを人のために活かすように考えて行動することです」であった。 詳しくは後日に書きたいが、人のために役立とう(大きく言えば社会貢献)という意識があると、人間としてのパワーが増していくのである。
  
・100歳で まだまだ現役 意気盛ん 無限のパワーの みなもと如何
     
(2) 人に役立つ意識とパワー (2004年2月11日の癒しの森から、以下同)
 2月10日「人のために役立とう(大きく家が社会貢献)という意識があると、人間としてのパワーが増していく」と書いた。今日はこのことに付いて1998年1月18日に記述した日々の映像から引用したい。
「今年1月10日のアン安全大会で(財)日本心身医学協会所属の飯田国彦氏(心理学博士)の講演を聞く。講演のテーマは「健康と安全の基本」であった。社会に貢献するという意識が人間としてのパワーを増して行くとの論旨であった。・・・・このような生き方をすると、次のようなパターンになるというのだ。
   社会貢献の意識と行動――有効ホルモンの分泌――免疫力の向上――体調良好――能力が顕在化していく。
 自分のことしか考えていない生活のパターンでは、免疫力の向上はないし、能力も顕在化して来ないというのである。講演の骨子は、60兆の細胞の活性化も30億のDNA情報の顕在化も、その人の生活のパターンによって決まるというものであった。これと同じ視点、論旨を昨年11月30日(この癒しの森では2月8日)「心の働きと生命の暗号」に書いたので、飯田氏の論旨はよく理解できた」 
 
 ・行動の 理念がパワーの 母なるか 細胞次元に 意識が届く

(3) 百歳でまだまだこれからの平山直八さん (2004年2月12日)
 平山直八さんのことは2月10日に名前の紹介程度に留めた。しかし、この人のことを書いた1998年1月18日の日々の映像を読んでみると、この人の生きる力の凄さに圧倒される。この癒しの森に引用して、改めて平山直八さんを顕彰したい。
 「『潮』2月号に元気な百歳の弁護士平山直八さんのことが出ていた。1897年生まれなので百歳を超えている。小学校の教師をしながら、中央大学の夜間部に通い、33歳の時に司法試験に合格、60歳まで教員生活を続け、その後40年間弁護士として活躍している。百歳になった今でも、離婚・相続などの相談に応じている。このほか東京北区で生涯教育奉仕団を作り、老人ホームを訪問して入居者達を励げましたり、いじめや不登校などの教育問題にも懇談会を開くなど第一線で取り組んでいる。
 平山さんの語録がある。『まだまだこれからです。もっと社会のお役に立ちたい』と意気軒昂で、その旺盛な活動は衰えを知らないという」
 昨日の飯田国彦氏の論旨に基づくと社会貢献という意識と行動が、有効ホルモンを分泌させ免疫力を向上させ全細胞の活性化が計られているのだ。それゆえ、百歳になられても「まだまだこれからです」という意欲が現われるのだろうと思った。
 
 ・人のため 命を燃やして 百歳に 人の鏡か 「まだまだこれから」               (短歌は1998年1月18日の日々の映像から)

(4) 百歳まで元気でいるには (2004年2月13日)
 2月10日から百歳に関することを書くのは4回目となった。百歳になって元気でいることが、いかに大変なことかを考えてみよう。2003年9月13日の日々の映像で、百歳以上2万人の実情を書いた。詳しくは省略するが、食事など基本的動作を介助なしで行なえる割合は、男性30・9%対して女性は僅か13・6%しかいないのである。
 それゆえ、飯田深雪さんや平山直八さんの存在は、驚嘆すべきことなのである。少なくとも、活力がこんこんと湧き出るような生き方をしないと、百歳になって社会で活躍することは不可能なことだと思う。
 アインシュタインが含蓄のある言葉を残している。「人は自分以外のもののために生きられるようになって、初めて生のスタートを切る」と。私は1998年1月18日に日々の映像の結びで次のように書いた「自分以外のもののために生きられるようになる・・これを我が人生の最大の課題にしようと思った。そこに初めて気力が溢れる充実の日々が待っているような気がする」と。     

 ・活力が こんこん湧き出る 生き方は アインシュタインの 示す道かな

(5) 元気で長生き10ヵ条 (2004年2月14日)
 長寿に関することをもう一回記述したい。NHK朝8時30分から生活ホットモーニングという番組がある。2月9日は「元気で長生き10か条」のタイトルであった。この10か条は後記のメモの通りであるが、2~10まではおおよそ理解しているように思う。1番の「血液中のアルブミンの値が高い」ことという条件は、耳なれないことなので少々記述したい。
1、血液中のアルブミンの値
東京都老人総合研究所では、在宅で元気に暮らすためには3.8g/dl以下は要注意、必要と指導しています。血液中のアルブミンが少ないと(低たんぱく状態)、感染症にかかりやすい、ウツ状態になりやすいなど、問題が発生します。
2、血液中のアルブミン値を維持するために
動物性のたんぱく質1(40グラム):植物性のたんぱく質1(40グラム)を摂取しながら、バランスの良い食生活を心がけましょう。(生活ホットモーニングのページから) イメージに薄かったのは4の「自分は健康だ」と思っている人が長生きをするというのだ。これは明らかに「気」が作用している。次に社会参加が活発な人が長寿であることは、補足するまでもないことだ。
  
 ・長生きの 秘訣は何かと 尋ねると 気の整えと 食のバランス
     
(6) 百歳まで生きようじゃないか!の会 (2004年2月15日)
ここのところ日々の映像の読者と懇談する機会が多くあった。読者の一人から「百歳まで生きようじゃないか!の会」を作らないかとの提案を受ける。この提案者は私が2月10日から以下の通り長寿に関する記述を読んでのことであった。 
ともかく百歳まで元気で生きることは容易なことでない。この会を作るとしたらどのような活動をすればよいのかとの意見交換をする。ここで多少書き出すと次の通りだ。
1、長寿のための食を徹底して学習をする。
2、生きるパワーを増すための学習をする。
3、病気にならないための学習
4、日々の映像・癒しの森を題材とした討論会を開く(会話の機会を作る)
5、百歳まで生きようという「気」のない人はお断り。
6、学習の講師は会のメンバーから輩出していく。(講師は全てボランテァ)
7、会のメンバーは良き友人となって、激励しあっていく。
 この会が出来るかどうかは、今日の段階では分からない。趣旨に賛同する人たちと意見交換を積み上げて行きたいと思っている。
     
(7)80代壮健の会スタートの機運 (2004年11月24日)
今年2月10日から14日まで「百歳を過ぎてもまだまだ現役」など長寿のことを5日間連続して書いた。これを読んだ知人から「百歳までいきようじゃないか!の会」を作らないかとの提案を受ける。ともかく百歳まで元気で生きることは容易なことでない。100歳は余りにハードルが高く現実的ではない。8月3日友人と意見交換したが、「80代壮健の会」(仮称)にしたらどうかとの案となり、以下の項目の意見交換となる。
・会の加入年齢は特に定めない
・長寿のための食の学習をする。
・病気にならないための学習をする。 
・日々の映像・癒しの森を題材として会話の機会を作る。
・会のメンバーは良き友人となって、激励し合っていく。
    
 ・話し合い 刺激しあって 80代 自分の足で 目指せ壮健
             (2004年8月3日の癒しの森から)


(8)80代壮健の会(2) 会の基本的な理念 (2005年2月20日)
2月17日80代壮健の会に参加したいという60代の婦人三人と懇談した。私の目指すこの会は単なる慰め会・娯楽の会ではないのである。一定の理念を持って、共に行動し励ましあって80代を元気で過ごそうというものである。この会の基本的な理念が一致する人から加入していただこうと考えている。癒しの森で長寿に関して以下の記述を行なったが、この内容が会の基本的な理念になればよいと思っている。理念の骨子は、2004年2月11日に書いた社会貢献の意識と行動、2004年2月13日に書いたアインシュタインの「人は自分以外のもののために生きられるようになって、初めて生のスタートを切る」などである。
   
 ・生き方が パワーを生み出す この原理 行動起こして 生へのスタート

(9)80代壮健の会(3)準備会  (2005年3月17日)
2月17日と2月20日に80代壮健の会のことを書いた。その後この会を作ろうと賛意を示している人たちと時折意見交換をしている。これらの意見を少しずつまとめて、5月頃から月1回の発足準備会を開くことになった。この準備会で様々な意見を交わし、合意点の整理を進め2006年4月ごろ正式に「80代壮健の会」をスタートしたいと思っている。随分とスローでないかとの意見のあるのだが、自分たちが作ろうとする会をあらゆる角度から検討しょうとすることに、かなりの意味があると思っている。
 総務省は2月14日、04年10月1日現在の人口推計を、年代別に分析した人口動向を発表した。これによると90歳以上の人口は初めて100万人を突破している。90歳以上の人口は101万6000人(同9.1%増)で、11万9000人だった80年の約10倍になっているのだ。有志で作ろうとしている80代壮健の会は、この80代を自立した生活が出来ることを目標としている。そして、90代まで生きようじゃないかという目標を掲げ、これが可能になるための行き方・食生活他をともに研鑽しょうとするものである。目標が高いので、満1年ぐらいの意見交換の時間が必要なのだ。
    
  ・健康に 80代を 乗り越えて 100万人も 90代が

(10) 会の方向性  (2005年3月27日癒しの森から)
(11) ボケ老人になる原因 (2005年3月30日)
(12) 老人性痴呆は生活習慣病である (2005年4月4日)
  上記3篇は省略。1~9で一部省略した部分がある。

 

     


   




 

2005年05月09日(月) イラクでの殺し合い(自爆テロの闇は限りなく深い)

 イラクの情勢は自由主義社会の思考では理解できないことが多い。イスラム教の指導者が、「自爆テロを止めろ」といった報道に接したことがない。もうこの国での殺し合い(自爆テロ)はニュースにもならないのだろうか。一番不思議なことは、一般市民を狙ったような自爆テロが起こることである。「イラクの首都バグダッド南方スウェイラの野菜市場で6日、自動車爆弾を使った自爆テロがあり、地元病院によると少なくとも58人が死亡した」(5月7日・共同通信から)アメリカ軍を攻撃する自爆テロならまだ理解できるが、野菜市場での自爆テロはどういうことなのだろう。
 
 警官を乗せた小型バスを狙った自爆攻撃など集団で拉致、殺害される事件が相次いでいる。どれだけの殺し合いが展開されるのか見当が付かない。 つい最近北部のクルド人自治区アルビルで60人が死亡する自爆テロが4日に起きたばかりである。移行政府が4月28日に発足して以来、武装勢力の活動は激化し、テロや攻撃による死者は計300人を超えたという。
 
 どう考えてもアメリカの政策が歴史的な失敗に終わるような気がしてならない。なんと言っても30万人といわれる旧フセイン政権の残党を野に放したことが最大の失政であったと思う。新米の警察組織・軍隊よりフセイン政権の残党は殺しのプロなのである。反米で洗脳された過激派テロリストとフセイン残党勢力が組んで自爆テロを行なっているのだろう。
 
 長い歴史のイスラム教の中で、自爆テロを行うようになったのは20年くらい前だと言われている。イスラムの最高指導者達が「テロなんてアラーは望んでない。やった人は逆にアラーの怒りに触れて地獄に落ちるぞ」となんで言わないのだろう。こういうと自分が暗殺の対象になるとでも思っているのだろうか。自爆テロの闇は限りなく深い。
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癒しの森636                                2005年5月9日   
 
           『夜回り先生』ベストセラーに

 信念を持っていることは素晴らしく清清しいものがある。その一例を紹介しよう。水谷修さん(49)が5月8日、岡山県倉敷市で予定していた講演を中止した。設営側が1500円の有料の講演会をセットしたのである。「水谷さんは事情説明に訪れた会場で有料の講演はできません」(5月8日・毎日から)と断っているのである。設営側は主席者400人に1500円の払い戻しにてんやわんやであっただろう。有名人になると高い講演料をもらうのが当たり前になっている社会の中で、有料の講演は引き受けない姿勢は実に素晴らしいと思う。
 
 主な著書である『夜回り先生』(サンクチュアリ出版)が25万部のベストセラーになっている。まことに結構な話である。同氏の著した「さらば、哀しみの青春』高文研)、『さよならが、いえなくて』(日本評論社)なども多くの若者の読者が出てくることだろう。メモ欄に水谷修先生のプロフィールと活動歴を引用した。今日は第62回「心に国境は作れない」から次の一節を引用したい。

 「みなさんにお願いがあります。私たちは、日本人である前に人間です。親である前に、子どもである前に、先生である前に、生徒である前に、人間です。一人の人間として、子どもたちと向き合いませんか」
       







2005年05月08日(日) 米国と北朝鮮

 米国と北朝鮮の関係は日を追って悪化していくのではないだろうか。
4月30日の癒しの森に書いたが、北朝鮮のブッシュ米大統領批判の言葉は異常である。北朝鮮は「ブッシュは人間のクズである、ならず者、牧童にすぎない」と批判しているが何の益もない。最後は人が政治決断をするのである。キリスト的な世界観に武装したブッシュ大統領が北朝鮮に何もしないで任期を終了するとは思われない。

 これらを匂わせるような報道がある。米NBCテレビは5月6日、「北朝鮮が準備していると伝えられる核実験を阻止するため、米軍が実験場など核施設への『先制空爆』を行う緊急作戦計画を既に立案している」と報じている。何処まで、北朝鮮の挑発が続くのだろう。インタファクス通信によると、「北朝鮮訪問を終えたロシア下院代表団のコサチョフ外交委員長は5月7日、モスクワで『北朝鮮は核問題を話し合う6カ国協議に復帰するつもりはないと述べた』と語っている」(6月7日毎日から)という。北朝鮮は米国が「圧制国家」、金正日総書記を「専制君主」と呼ぶ姿勢が変わらない限り、6カ国協議に再び参加する可能性はないといっているのだ。
  
 米国は、北朝鮮の姿勢がこのようであるからじりじりと圧力をかけることになるだろう。日米は合同で「麻薬密売ルートの摘発強化に乗り出す方針を固めた」という。北朝鮮の麻薬密売について、米国務省が今年3月に出した報告書は「外貨稼ぎのために国策として行っている疑いが濃厚だ」と指摘しその対策を取ろうとしている。くすぶり続ける煙が燃え上がる危険十分にあると思う。
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癒しの森635                               2005年5 月8日 

             〇〇ちゃんの世界

 久しぶりに従兄弟2人(私の母の兄と姉の子供)と懇談した。従兄弟の、朝江ちゃん(69歳)と秋ちゃん(68歳)の二人であった。対話の中に登場する名前は大ちゃん(69歳・私の兄で大三)あっちゃん(68歳・私の姉で厚子)フ~ちゃん(私双三のこと)などなどである。考えてみると約60年前に使っていた呼び名である。そのような呼び名で会話していてもなんら不自然でないのだ。家に帰ってふと思った。まさに〇〇ちゃんの世界である。

 月に1~2回は、孫たち3組6人(一人は私の姉で厚子の孫)が我が家に集まって遊び戯れる。この6人は60年後に今のわれわれと同じく〇〇ちゃんと呼んでいることだろう。

  
  ・過ぎ去りし 幼き時の ちゃん呼びが 今でも続く 従兄弟の絆
   









2005年05月07日(土) JR西日本脱線大惨事:JRは誰も110番通報をしていない

 ショックな報道が続いている。昨日書いたように 脱線した電車に乗りながら現場を離れた運転士、事故当日にボウリング大会を開いた社員、部長、助役ら19人が事故当日の午前9時50分からゴルフをしている。昼食時にテレビや職場からの連絡などで事故を知ったが、午後4時までプレーしていたというから仰天である。その他不適切と考えられる行動が新たに12件見つかり、社員延べ185人が参加していた。
 事故現場では乗客や近所の住民らが、一人でも多くの命を救おうと救助活動を繰り広げているのにJR西日本は一体、どうなっているのだろう。JR西日本の記者会見で社員の不祥事が次々に明らかになり、幹部が何度も頭を下げる映像も意味のない空虚さを感じる。最も衝撃的なことは、JR西日本は誰も110番通報をしていなかったことである。
 兵庫県県警は、JR西日本から事故発生を伝える110番を受理していないことが分かったと言う。JR西日本は、事故発生を放置していたのである。県警によると、事故の110番は4月25日午前9時19分、乗客や住民ら3人が通報したのが最初あるという。民間企業のどんな小規模の現場でも事故発生時の関係機関への連絡一覧表が張ってある。安全第一の輸送機関で警察署や消防署などの初歩的な行動が出来ないことに身震いに近い恐怖を感じる。
 加えて社員教育の文化的な側面が驚くほど低レベルなことにも愕然とする。その際たるものが“歯出し禁止令”である。「ホームで白い歯を見せるな」という“歯出し禁止令”が出ている職場もあるという。とても笑える気分ではないのに、わざわざ笑うなという禁止令を出すこと自体が異常と言わねばならない。
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癒しの森634                              2005年5月7日 

             ニンニクの薬効

ニンニクの薬効は素人の私が書くまでもない。ニンニクほどあらゆる薬効があると賛嘆される天然食品はないと思う。4月14日の毎日新聞で「熟成エキスで大腸ポリープ抑制」と題する広大田中信治助教授の研究発表が報道されていた。詳しい内容は省略するが、米国で開かれた国際にんにくシンポジウムで発表したものだ。
ニンニクの薬効と検索すると膨大な資料が現れる。ここでは弘前大学教育学部
天然物有機化学研究室(製作者・飛鳥 拓哉)のリポートを引用させてもらった。長文な説明なので、ここではニンニクの薬効の項目のみを記述する。説明文はメモ欄に掲載。
1. ガン予防
2. かぜ予防
3. アトピーに効く
4. 肝臓を強化する
5. 糖尿病を防ぐ
6. ぜんそく・気管支炎を抑える
7. 高血圧に有効(コレステロールを下げる効果)
8. 強壮剤(食後6時間から12時間で効き目が現れる)
9. 活性酸素による細胞の老化を防ぐ
10. 血液の循環をよくする
11. 抜群の殺菌力がある


    


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メモ  にんにくの薬効
ニンニクにはさまざまな薬理作用があることが知られており、古代より民間薬として利用されてきました。この薬理作用については完全に解明されているわけではありませんが、ニンニクの特徴的な成分である有機イオウ化合物が重要な役割を果たしていると考えられています。

〇ニンニクの主成分
・アリイン
無味無臭の特殊なニンニクのアミノ酸。すり下ろしたり刻んだりすると、アリナーゼの働きにより悪臭を発する。

・アリナーゼ 触媒的作用をする酵素。ニンニクの細胞が破壊されるとアリナーゼの働きにより、アリシン・ジアリルジサンファイドなどの物質が生成される。加熱すると働きが弱くなり匂いが少なくなる。

・アリシン
アリインがアリナーゼの作用によって生成される硫黄性化合物。反応性が高く刺激があり不安定な物質。抗菌力を有する。
ジアリルジスルフィドアリシンが分解してできるニンニク油の主成分。悪臭があるが抗菌性や薬効もある。

・アホエン
アリシンが加熱されて生じる物質。抗血小板作用・抗菌作用がある。

・アリチアミン
アリシンとビタミンB1が結合してできる物質。

・スコルジニン
ニンニク中のある物質と糖分が結合してできた物質。ニンニク成分なのに無臭であり、体力増強や抗ガン作用がある。
・ゲルマニウム
ニンニク中に含有されるミネラルの一種。酵素を全身に供給する働きがあり、疲労回復や強壮に効果がある。抗ガン作用があることも知られている。
メチルアリルトリスルフィド 血小板凝集抑制作用がある。血液の凝固を防ぎ脳卒中や心筋梗塞などの血栓症を防止する。
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〇ニンニクの薬効
1、ガン予防
アメリカにおけるガン予防に効果のある食物の研究で、にんにくは第一番にテーマに取り上げられました。現在ガン予防において最も注目を集めているのが、身体の自然治癒力を高める方法です。にんにくには体内の自然治癒力を高め、ガンを予防する成分が多く含まれています。

2、かぜ予防
かぜの原因はまず何と言っても疲労です。にんにくに含まれるアリシンという物質は疲労を回復し、精力を増進する働きがあります。また強力な殺菌力により、かぜのウイルスを弱めます。

3、アトピー
最近にんにく風呂がアトピー性皮膚炎に効くということがわかりました。アリシンが皮膚の血行を良くしてくれるからではないかと言われています。

4、肝臓病
二日酔いの時ににんにくが良いというのはよく知られています。にんにくが細胞組織を活性化させ、肝臓を強化し、保護してくれます。

5、糖尿病
糖尿病を防ぐには、糖質のエネルギー代謝を促進し、膵臓のインシュリン分泌を増加させることが大切です。にんにくに含まれるアリシンとビタミンB1が結合してできるアリチアミンは、強力な糖質代謝エネルギーがあります。またアリシンは体内のビタミンB6と結合し、膵臓の働きを活性化します。

6、ぜんそく・気管支炎
ぜんそくや気管支炎になった時一番つらいのが、痰がからんでの咳です。にんにくには痰を取り除く作用があるので症状を抑えることができるのです。気管支炎に関しては、体質改善まで行ってくれるのです。

7、高血圧
高血圧は、血管の内側にたまった汚れと、コレステロールや中性脂肪でどろどろになった血液のせいで、血流が悪くなるのが原因です。にんにくに含まれるアリシンは、血管を広げ、血管内の汚れを取り除く他、コレステロールを下げる効果もあります。

8、強壮剤
古くからにんにくの強壮剤としての効能はよく知られていましたが、近代医学においても性腺ホルモンを刺激するなどの作用が明らかになっています。にんにくのこの作用は即効性があり、食後6時間から12時間で効き目が現れると言われています。

9、活性酸素による細胞の老化を防ぐ
最近、ガンや老化、成人病は活性が原因だと盛んにいわれています。もちろん活性酸素から身を守るための抗酸化機能は備わっていますが、その働きも歳とともに衰えてきます。ニンニクには、ジアリルスフィドとアリキシンという強い抗酸化作用をもつ成分が含まれていて、どちらも酸素と結びつきやすい性質をもっています。これらが生体に代わって酸化されることで活性酸素による害が未然に防げる訳です。

10、血液の循環をよくする
アリシンを加熱してできるアホエンには、強い抗血栓作用やコレステロール抑制作用があります。動脈硬化を予防し、血液をサラサラにしてくれます。また、血行がよくなるため、肩こりや冷え症、神経痛などにも効果があります。

11、抜群の殺菌力
アリシンには強力な抗菌力、殺菌力があります。12万倍(プールにほんの1滴)に薄めてもその効力を失うことはなく、コレラ菌、チフス菌、ブドウ球菌、大腸菌、結核菌などを殺すほどの凄い力をもっています。ニンニクが抑えることのできる感染症は、72種類にも及ぶといわれています。
 ですから、カゼやインフルエンザウイルスに対しても強い抵抗力を示します。これほどの強い殺菌力は、ニンニクが外敵(虫など)におそわれた時に身を守るための作用と考えられており、ペニシリンやマイシンにも勝るといわれる抗菌力は、ニンニクが天然の抗生物質といわれるゆえんです。

弘前大学教育学部
天然物有機化学研究室<製作者> 飛鳥 拓哉・内田 俊輔
<参考図書> ニンニクの科学 (齋藤 洋監修) 朝倉書店
<参考HP> http://www.rakuten.ne.jp/gold/aidoll/tisiki_ninniku.html
http://www.rakuten.co.jp/uzumasa/449345/486656/
http://www3.ocn.ne.jp/~mugiwara/ninniku1.html




2005年05月06日(金) JR西日本脱線大惨事:脱線車両乗車も救助せず

 2つの行動が連日のようにテレビで批判の的となっている。1つは男性運転士2人が乗客として乗車し、脱線後に救助活動などを全く行わずにそのまま出勤していたことである。それも上司に報告してから出勤している。上司は救助活動に参画せよとは指示しなかったのだ。しかも、「人命救助の指示をせずに、事故を放置していたことが新たに判明した」(スポニチ)というから唖然である。事故の人命救助は、消防署の仕事とでも思っているのだろうか

 二つめは脱線事故が起きた4月25日に、JR西日本天王寺車掌区の社員ら43人がボウリング大会を行っていたことである。区長は大会前、車掌区に立ち寄り、社内放送で事故を聞いていたのである。事故から約3時間後の午後0時30分ごろ集合し、午後1時から大阪市のボウリング場でゲームに興じていた。大会中、携帯電話に呼び出しの連絡が入ったが、ボウリングに夢中で気付かなかったと説明しているがこんなバカな話はない。

 ゲーム終了後に21人は車掌区に戻った。残る22人は事故現場や職場に向かうことはなく、そのまま大阪市内の飲食店に移動して、宴会を続けている。同支社の体質が、人命優先の姿勢に欠けることを改めて示したとして、犠牲者の遺族からは「こんなJRに殺された。やりきれない」などと怒りの声がさらに高まっている。
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癒しの森633                                2005年5月6日   
     
       王監督1066勝 川上哲治氏に並ぶ歴代9位

 王監督が1000勝を達成したのは、昨年の6月であった。神経をすり減らす監督業をこれだけ長期に続ける王監督に改めて敬意を表したい。ちなみに1000勝を達成した時の内訳は次の通りであった。
巨人時代        347勝364敗39分け
ダイエー時代      653勝604敗21分け
試合数1928      1000勝868敗60分け

 その後66勝を上げ巨人の川上哲治氏(85)に追いつく歴代9位タイとなる監督通算1066勝目を達成した。今年はダイエーからソフトバンクに変わり王監督はすっきりした気分で指揮を取っているように思う。連日観戦している孫正義オーナーは改めて王監督の永久政権を熱望している。孫正義オーナーは「まだまだお若い。いつまでも現役で頑張ってほしいし、1位になってもらいたいですね」と王監督を信頼している。信頼はまさに力と言えよう。

  ・10余年 監督続けた この忍耐 指導者王を オーナー讃えん
     










2005年05月05日(木) JR西日本脱線大惨事:涙の献花台

 線路脇に置かれた献花台には、様々な人が訪れ、あふれる思いを口にしている。遺族、幼なじみ、通りすがりの人、近所の人……。犠牲者との関係の深さにかかわらず、思いは一つ。なぜこんな事故が起きたのか――。ここにあつまる人達の涙一言に真実が滲んでいる。
 
 スリランカ人僧侶、ニャーナーランカーラさん(51)は献花台の前で読経を始めた。「母国の津波で悲しみに明け暮れ、また、ここで多くの命が失われ……。時間より、命が大切。言うまでもない」という。まさに時間より命が大切なのである。5月3日に書いたように、阪急が30分かけて走っている距離を何故JRは22分で走らせたのか、まさに安全より時間を優先した結果での大惨事なのである。   
  
 大阪市城東区の藤崎光子さん(65)は喪服姿で気丈に振る舞い、わが子が犠牲になった現場の写真を撮影していたという。ついに感極まり嗚咽(おえつ)し「遺体は言葉を語らないけど、その姿は『これが人間か』と思うほど・・・。あの子の友だちに顔を見てもらえなかった」事故死の悲惨さである。これでは慰問の言葉をかけようがない。シートに覆われて見えない現場を見つめた女性は、「JRが憎い。憎んでも憎みきれない」とつぶやいたという。死亡した娘はまだ22歳だった。
  
 「平成9年3月の東西線全線開通に伴い現場付近の線路が変更され、上り線の線路がそれまでのほぼ直線から半径300メートルの急カーブに付け替えられた際、新たな脱線防止策が講じられなかったことが一日、分かった」(5月2日産経から)という報道の通り、この大惨事の背景に構造的な問題も明らかになって来ている。わが子を失った母にとっては、JRが憎い。憎んでも憎みきれないものになってしまう。
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癒しの森632                                2005年5月5日
 
         子供の数、1765万人=24年連続減

 昨日と今日にかけて孫4人との交流であった。癒しの森のテーマではないが、子供の数が24年連続して減少しているのである。これほど社会の根幹に関わるテーマは他にはない。この子供の数の減少を食い止められないのは、政治の責任と言わねばならない

 総務省は4日付で今年4月1日現在の15歳未満の推計人口を発表した。
「昨年よりも15万人少ない1765万人で、24年連続で減少。総人口に占める子供の割合も、昨年よりも0.1ポイント下がって13.8%となり、30年連続で過去最低を更新した」(5月4日・時事通信から)というからどうにもならない。
参考までに諸外国の子どもの割合をメモしたい。中国(21.5%)、米国(20.7%)、韓国(20.3%)、ロシア(16.4%)、ドイツ(14.7%)日本(13.8%) 子どもの割合(04年10月1日現在)を都道府県別にみると最も高いのは沖縄県で18.6%。最も低いのは東京都で12.0%である。
    



 ・
 









2005年05月04日(水) JR西日本脱線大惨事:マンションの住民は

 ともかく一瞬のうちに108人の命が失われたのである。108人の悲しみのドラマが繰り広げられた。尼崎脱線事故の現場近くに設けられた献花台には、昼夜を問わず花を手向け、祈る姿が続いている。「20分以上もうずくまったままの女性、天に向かって「お母さん」と呼びかける男性。ただ無心に手を合わせる幼子……」このような報道は胸に迫るものがある。

 快速電車が突っ込んだマンション住民も驚きは大変なものである。マンション「エフュージョン尼崎」(9階建て:47世帯)の住民の多くが別の住宅に移ることを希望しているという。JR西日本は、賃貸住宅をあっせん、当面の家賃を全額補助し、引っ越し費用も負担することを決めている。 自分で賃貸住宅に移り住む住民には、最大15万円まで家賃を支払う方針を伝えているという。JR西日本にとっては経済的にも空前の負担が待ち受けている。普通の会社であったらこれだけの事故で倒産に追い込まれる。

 マンションは分譲で、JRは事故が起きた4月25日、住民に避難を要請。ほぼ全世帯が実家やJRが用意したホテルに移っているという。車両の撤去作業が進み、29日に避難要請は解除されたが、戻ったのは数世帯だけで、多くの住民は「あれだけの人が亡くなった上で暮らせない」(5月2日・共同通信)という声か多いのだ。
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癒しの森631                                2005年5月4日   

           「ゴン」中山通算150ゴール

 実力と人気でサッカー界を引っ張ってきた。通称「ゴン」中山が通算150ゴールを達成した。ここ2年はけがにも苦しんだが「それも含めて今がある。次は151ゴールを目指す」(5月2日・スポニチ)と衰えることない得点への意欲を口にしている。

 中山選手は赫々たる戦歴を残している。98年前期に1試合最多得点タイ記録となる5ゴールを決めるなど、4試合連続でハットトリック(1試合3得点以上)を達成し、世界サッカー史上初の記録として99年ギネスブックにも記載されている。日本代表では国際AマッチにW杯の98年フランス、02年日韓大会など53試合に出場し、歴代6位の通算21点をマークしている。その「ゴン」中山も37歳になり引退が目前に迫っているかもしれない。98年は年間最優秀選手賞を獲得しるなど、日本サッカー界で一時代を飾った人である。

  明るくも ゴン中山が 記録積む 歴代2位の 150ゴール
     



 







2005年05月03日(火) JR西日本脱線大惨事:熾烈な戦いが事故の背景に

 5月1日に事故の背景を一つ書いた。今日は4月28日朝日放送の報道を参考に事故の背景を記述したい。JR西日本は、これまで、京阪神の他の私鉄と乗客を奪い合う、し烈な戦いを続けてきたという。今回、事故が起こった大阪~宝塚間は、かつては阪急電鉄が圧勝していた区間で、ここにJRが阪急に挑んだ背景がある。「それが大惨事に至った背景」(4月28日・朝日放送から)としている。
 
 JRはダイヤ改正のたびにスピードアップを計る。大阪~宝塚間の時間は以下の通りでその差唖然とする。
     2002年   現在    料金
JR   24分    22分    320円
阪急  28分    30分    270円

 同じ距離の区間で阪急が30分、JRが22分なのである。JRが如何にスピードを追求していたかがこの数字でよく理解できる。JR西日本労働組合の田村豊委員長は「『他の私鉄よりも1秒でも速く』という『上意下達』の企業風土がありますので、運行優先になってしまっているという現実はあると思う」と証言している。

 JRとは対照的に阪急電鉄は、近年、「これ以上のスピード競争はやるべきではない」と判断し、宝塚線から特急列車を廃止し、その代わりに急行の便数を増やすことで、乗客のニーズに応えようとしてきた。 同じ区間で8分の差は大きく、これが大事故を発生させた決定的な背景と言わねばならない。
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癒しの森630                               2005年5月3日   

            バナナの薬効

4月16日に「世界に誇れる健康食品」と題して日本の納豆を記述した。我が家で食べている納豆は実に安い。豊栄市の広川食品の納豆で95グラムパック3個100円と安い。安いが普通の納豆となんら変わりはない。この納豆は遺伝子組み換え大豆は使用していないと表示されている。妻が1ヵ月いなかった時の私の食事は、発芽玄米ごはん150グラム・納豆50グラム・ジャガイモとワカメのお汁が基本だった。
 
 今日はバナナの薬効について少々書きたい。バナナと納豆の共通点は値段が安くいつで手に入れることが出来ることだろう。「バナナ」はコンゴ(アフリカ)の呼び名とのこと。この名前が定着するまでのヨーロッパでは「楽園のリンゴ」とか「アダムのイチジク」と呼ばれていたという。

 の薬効の特徴は免疫力を高める白血球やマクロファージーなどを増加させる効果がある。帝京大学薬学部医療生命科学教室は、3月29日に日本薬学会年会でバナナの熟度と免疫効果の差を発表している。バナナの熟度というと難しく感じられるが、要は黒い斑点(はんてん)が出始めたころに免疫作用が強くなるのである。バナナの薬効を紹介しているサイトでは「ガンを予防するとも報道がされたこともあった。(バナナを食べると)免疫力が8倍アップし、抗がん効果はインターフェロンに匹敵するとか」等と紹介している。

  ・健康を 支える食品 多々ありき 納豆バナナと 手軽で安い
     






2005年05月02日(月) JR西日本脱線大惨事:これからも起こるだろう

 JR西日本脱線大惨事の記事をくまなく読んでいると、これからもこのような大惨事が起こるような気がしてならない。その第一はJR西日本から受ける印象である大事故を起こした高見隆二郎運転士(23)(死亡)が所属していた同社大阪支社の支社長が、「今年度の運営方針のトップとして『稼ぐ』を掲げた文書を全支社員に配布していた」という。運営方針のトップが「稼ぐ」では企業理念が何もないただの利益追求集団の印象を受ける。先月初め、「支社長方針」が約5000人の支社員に配布されたが、5つの課題のうち1番目は「稼ぐ」で、「安全輸送」は2番目だったというからお粗末の限りだ。この利益優先の運行管理体制が事故を誘発させているのだろう。

 JR西日本で昨年度、社員の人為ミスによる重大事故と分類している「責任事故」が69件発生し、前年度より倍増してという。同社は人為ミスが原因の事故を次のように分類している。

1、人身事故や人命にかかわる恐れのある脱線、信号無視、飲酒勤務など最も重い「責任事故」
2、停車駅通過や10分以上のダイヤの遅れなど「反省事故1」
3、オーバーランや単純な計器類の操作ミスなど「反省事故2」――に3分類し、社員の処分対象としている。

 事故は総て運転手が悪いとの前提に立っているから「責任事故」「反省事故1」「反省事故2」などという言葉を使うのだろう。JR西日本に事故は会社の責任という思想がないのだろう。故に脱線・追突などの大惨事はこれからも起こると言わねばならない。
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癒しの森629                                2005年5月2日   

             妻の1ヵ月ぶりの退院

 4月7日に記述したが妻は、4月1日に3回目の入院をした。予定していた手術がほぼ成功して今日退院となった。これからは週2回の通院となり、経過を見ながら4回目の手術をする予定である。
 
 4月7日にも書いたが人生の展開は不思議なものであるとしみじみ感じている。今は新聞・雑誌はほとんど購入しないで、インターネット情報を自在に利用して日々の映像と癒しの森を記述している。これは妻の病気で人生の展開が始まった。妻が健在であればおそらくインターネット情報を自在に利用することはなかったように思う。妻の病気が動機で私の人生が開けたような気がする。私の年代であると、パソコン・インターネットを活用しない人がかなりいる。インターネットを活用する、しないで、知識の幅は大きい。

   ・突然の 病気が動機で 開かれし 癒しの森が ネットで流れん
     









2005年05月01日(日) JR西日本脱線大惨事:事故の背景

 JR西日本脱線大惨事に関するおびただしい報道が続いている。一連の記事を読んでいると、事故の決定的な背景が厳然とあるような気がしてならない。今回の事故でJR車掌・運転手のプレッシャーは今までに増して強くなったことであろう。事例を引用したい。30歳代のJR西日本の車掌は献花後、せきを切ったように涙を流したという。「われわれの最大の“商品”は安全。でも、運転士が悪いとか車掌がうそをついたという方向だけに向かうのはおかしい。会社全体の問題のはず」(5月2日毎日新聞から)確かにこの車掌さんの指摘通りだと思う。
 
 今回の事故はJR西日本という会社が起こしたものだ。そう言い得る事例を取り上げよう。「JR福知山線で、2003年12月のダイヤ改正でJR西日本が宝塚-尼崎間の上り快速の停車駅を1つ増やしたにもかかわらず、大半の電車が宝塚の発車時刻と尼崎の到着時刻を以前のまま変えなかったことが1日、分かった」(5月1日・共同通信)という。

 乗務する50代の現役運転士は「各駅間の所要時間を5秒ずつ短縮させ、以前と同じ時間に到着するようにしている」と証言している。停車駅を増やしてスピードアップで対応することを決めた会社の責任はどうなるのだ。事故の背景には、過密ダイヤと遅れに対する運転士への重圧が決定的な背景となっているといわねばならない。
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癒しの森628                               2005年5月1日   
 
            80代壮健の会発足の集い

4月に80代壮健の会のことを4回書いた。

・4月14日 80代壮健の会6月スタート
・4月25日 80代壮健の会啓蒙活動開始
・4月29日 8月の会報のテーマはコミュニケーション
・5月10日 80代壮健の会会報を表示する。 
 
 そして、いよいよ6月11日に80代壮健の会発足の集いを行なうことになった。会場について試行錯誤したのであるが、最終的に新潟市が今年から運営を始めた市民活動支援センター(西堀前通り6番町894・西堀6番館ビル3階・025-224-5075)に開催することにした。このセンターは、「市民が営利を目的とせず、不特定多数の者の利益の増進に寄与するために行う活動を支援するために設置されました」(同センターの案内から)とあり、80代壮健の会が利用するのにぴったりの施設である。新潟市の中心部であるため、車で来る人は有料駐車場を使う必要があるが、生活の中で車を使わない人たちにウエートを置いて決定した。6月は以下の予定で当面は毎月2回開催の予定を立てている。

・6月11日 (土)80代壮健の会発足の集い
      場所 市民活動支援センター   時間13時30分     
・6月25日 (土) 第2回80代壮健の会の集い
      場所 市民活動支援センター   時間 13時30分
      



     
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石田ふたみ