営業許可を取得するには食品衛生責任者の設置が義務付けられております。この食品衛生責任者の資格は栄養師や調理師などの資格がなくても食品衛生責任者講習を受講すれば誰でも取得できます。 臼杵市の場合は年1回、1日で終わりました。市町村によっては2日間というところもあるようです。
今、鳥インフルエンザが騒がれ、県内での発生もあったせいかわずか4時間の講義のうち30分はこの話題でした。 それから食中毒の講義はとても興味深いものでした。 私、若い頃生牡蠣にあたってひどい目にあったことがあるのですが、あれってたくさん食べなくてもなるんですね〜。ウィルスを持ったプランクトンをたくさん食べた牡蠣にたまたまあたったわけで、牡蠣の種類や大きさは関係ないのだそうです。だから生牡蠣は[運]なのだそうです。 私が誰よりも牡蠣を食い尽くしたせいではなく、ただ運が悪かったんや〜ってホッとしました。 それからお寿司屋さんがこれでもかってくらいに魚を洗い流してるのは意味がったんですね〜。腸炎ビブリオっていう菌を洗い流してるのだそうです。 この菌は塩が好きで海の魚に付くのだそう。とくにエラにつくんだって。 自分でさばくときはよーく洗わなくちゃいけないんですね〜。
それから県内で食中毒の事件がつい最近あったのですが、そこは営業許可を取っていなかったので、営業停止という処分を下すことができなかったため、保健所が警察に告発したのだそうです。
私も週3日で、ひとりでやる程度のショップでしたので、営業許可をはじめから取ろうと思って始まったわけではなく、許可を得るために自宅用のキッチンを造る費用もかかったし、たいへんやったけど、この講習を受けてみて売るなら許可は絶対必要だなぁと思いました。
一番こわいのは食中毒。今までは熱を加えれば大丈夫なんて思っていたけれど、65℃の加熱では死ぬ菌も100℃では死なない菌もあることを知り、これからはさらに気をつけていかなければと思いました。 |