MOTOYANの日々題
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2003年04月21日(月) 初めての一人暮らし

この3月に卒業して大学進学のために東京へ出て行った、教え子達からメールや掲示板への書き込みが続々と届いている。半月が過ぎると新しい土地にも慣れてきて余裕が出るとともに故郷への想いが少しだけつのるころだろう。

30年前のことを思うと、まず食べることに多くのエネルギーを費やしたように思う。自炊生活を始めて「ままごと」のようなことをしてみてもたいしたものは作れないし、ただ、空腹を満たすだけの食事であった。友人と部屋を借りて暮らしていたが、不幸にもそれぞれの親が同業者で仕送りが同じころであり、15〜21日の1週間は飢餓にあえいでいた。部屋に転がっているコーラのビンを集めて現金化して肉屋さんで豚肉の細切れを50g買ってカレーライスを作ったこともあった。
その結果として高校を卒業するころ72kgあった体重が、5月には58kgにまで減り、2ヶ月で12kgのダイエットに成功?した。

半年が過ぎると賢く生きる術を覚えて「食べること」には苦労しなくなった。130円の学食、バイト先での「まかない食」などを大いに利用したものだった。30年前だから現在とはすべてにおいて条件が異なるが、二十歳前のこの貴重な体験が、今なお生きていて「食事は何でも残さず」食べるものだからからだに不具合が生じてきている。足のつめが切りづらい、暑い日なのにジャンパーなどの上着が脱げない、など・・・。これから夏に向けてがんばろう。


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