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よごれものを、洗いにきました。 2005年02月22日(火)

汚い

わかっていた

汚い

美しい

思っているわけじゃない

汚い

意識してない
けど
無意識化にある



答える



答える

汚い

言った
あの日
この


形づくった

きたない





泣きたい
くらい
なんだろう




笑いたい
くらい
なんだろう

汚い
からね

そう
汚い

思ってしまう
からね

汚い

あんた

汚い

自分は




泣かない 2005年02月13日(日)

みんなが泣いていた
どうしてかしら
どうしてかしら
わたしはとまどうばかり

とりあえず
わたしは下を向く

泣かない
泣かないよ
ぜったいに

目をとじてみた

眼前のまっくらは
だれを襲うこともなく
そこにとどまる

本当は
ボール玉のようにして
あいつとか
あいつとか
あいつとか

ぶつけられればいいのに

泣かない

泣かない
とすることで
泣かない
ことができるということは
わたしはきっと
本当には泣きたくないんだ

そうでしょう

って
自分の中にたずねる

泣かない

呼吸
深呼吸
呼吸

くりかえす

前を向く

あいつとか
あいつとか
あいつとか

泣いている

わたしは
ゆっくり笑う

わたしは
だいじょうぶ
と笑う

泣かない

きっと
わたしは
泣かない




足先1cm 2005年02月05日(土)

じっとしている
古い空の中
草で足指が切れた

あしたがある
と信じて生きる

どれほどつらくとも

だれが手を引いてくれるわけではないけれども

過ぎ去っていく空気を
見る
手足に力が入らない

伏し倒れてもいい
這ってでも
進んでいける

顔に傷ができた
みんな気付いてくれてるかな
見て見ぬふりを
決してしないで

なおらないものが
この世界には
あって
ただ
いやせるものは
まだまだそこらへんに
ごろごろある

足先を
ちょっとだけ動かすことに
よろこびを
感じるんだよ





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熊野
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